JP2540301Y2 - 建築用電動開閉体の安全制御装置 - Google Patents

建築用電動開閉体の安全制御装置

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JP2540301Y2
JP2540301Y2 JP3256590U JP3256590U JP2540301Y2 JP 2540301 Y2 JP2540301 Y2 JP 2540301Y2 JP 3256590 U JP3256590 U JP 3256590U JP 3256590 U JP3256590 U JP 3256590U JP 2540301 Y2 JP2540301 Y2 JP 2540301Y2
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JP3256590U
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Inventor
貞雄 河田
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三和シャッター工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、電動シヤツター等の如く電動モータの駆動
により開閉作動する建築用電動開閉体の安全制御装置に
関するものである。
[従来技術及び考案が解決しようとする課題] 一般に、この種、建築用電動開閉体に設けられる安全
制御装置のなかには、開閉体の開閉作動を阻害するエリ
ア内に人がいる場合に、エリア内における人の移動に伴
つて変化する遠赤外線エネルギーを熱線式検知センサに
よつて検知し、該検知に基づいて開閉体の遠隔作動によ
る閉鎖作動を規制すべく構成されるものがある。
しかるにこのものでは、人が静止すると遠赤外線エネ
ルギーの変化が安定状態となつてしまうことに起因し、
検知エリア内に人がいるにも拘らず熱線式検知センサが
非検知状態に切換つてしまう場合があり、このため泥酔
者等の静止した人に気付かずに開閉体を閉鎖作動させて
しまう惧れがある。
[課題を解決するための手段] 本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃
することができる建築用電動開閉体の安全制御装置を提
供することを目的として創案されたものであつて、検知
エリア内への人の侵入を、人の移動に伴つて変化する遠
赤外線エネルギーに基づいて検知する熱線式検知センサ
と、該熱線式検知センサの検知信号に基づいて開閉体の
閉鎖作動を規制する安全制御部とを備えてなる建築用電
動開閉体の安全制御装置において、前記熱線式検知セン
サの検知エリアを、人の通行方向に並列する3つ以上の
検知エリアに分割すると共に、安全制御部には、中間検
知エリアへの人の侵入を検知した後、中間検知エリアを
挟む他の検知エリアへの人の侵入を検知しない場合に、
検知エリア内に人が静止していると判断する静止判断手
段を設けたことを特徴とするものである。
そして本考案は、この構成によつて、検知エリア内で
静止した人も検知して、電動開閉体の安全性を向上でき
るようにしたものである。
[実施例] 次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
図面において、1は電動シヤツターのシヤツターカーテ
ンであつて、該シヤツターカーテン1は、電動モータ2
の正逆駆動に伴う巻胴3の巻取、巻戻作動によつて、開
口部左右両側のガイドレール(図示せず)に沿つて上下
昇降することにより開口部を開閉するが、これらの基本
構成は何れも従来通りである。
一方、4は天井部に取付けられる熱線式検知センサで
あつて、該熱線式検知センサ4は、検知エリア内の人
を、人体が放射する遠赤外線エネルギーと、周囲の放射
エネルギーとの差に基づいて検知するものであるが、上
記検知エリアは、人の通行方向に並列する複数(3以
上)の検知エリア〜に分割され、各検知エリア毎に
人体検知を行うよう構成されている。
さらに、5は電動シヤツターの作動制御を行う制御部
であつて、該制御部5は、マイクロコンピュータ(マイ
クロプロセッサ、メモリ)等を用いて構成されるが、こ
のものは、遠隔操作用の三点(開放、停止、閉鎖)押釦
スイツチPBU、PBS、PBD、上下限リミツトスイツチLSU、
LSD、さらに前記熱線式検知センサ4等から信号を入力
し、これら入力信号に基づく判断によつて電動モータ2
に対して作動信号を出力するようになつている。
次に、上記制御部5の制御手順を第5図に示すフロー
チヤートに基づいて説明すると、制御部5における制御
では、前記遠隔操作用の押釦スイツチPBU、PBDの操作に
基づいて電動モータ2を正逆駆動させることによりシヤ
ツターカーテン1を開閉作動せしめると共に、該開閉作
動を、押釦スイツチPBSの操作信号または上下限リミツ
トスイツチLSU、LSDの検知信号に基づいて停止するのは
従来通りである。そしてこのものでは特に、閉鎖作動時
においては、前記熱線式検知センサ4の検知に基づいて
作動停止を行うが、電動モータ2の非作動状態において
は、前記検知エリア内への人の侵入および該侵入した人
の検知エリア内での静止を判断して閉鎖用押釦スイツチ
PBDの操作に基づくシヤツターカーテン1の閉鎖作動を
規制するようになつている。
即ち、シヤツターカーテン1が開放している状態で電
動モータ2が非作動状態においては、まず熱線式検知セ
ンサ4の検知エリアが非検知状態であるか否かが判断
される。ここでYESと判断されれば、前述の閉鎖用押釦
スイツチPBDの操作に基づくシヤツターカーテン1の閉
作動を許容することになるが、NOと判断された場合に
は、検知エリアもしくはが検知状態から非検知状態
に切換つたか否かが判断される。つまりこの判断では、
検知エリア内に侵入した人が検知エリアもしくはを
通過して検知エリア外に退出したか否かを判断する
が、該判断のみでは侵入と退出の判別ができないため、
該判断においてYESの場合には続いて検知エリアが非
検知状態であるかを判断するようになつている。そし
て、両判断がYESである場合には、人が検知エリア外
に退出したと判断して閉鎖用押釦スイツチPBDの操作に
基づくシヤツターカーテン1の閉作動を許容することに
なるが、何れかの判断でNOと判断された場合には、検知
エリア内に人が侵入もしくは静止していると判断して
前記閉鎖用押釦スイツチPBDの操作に基づくシヤツター
カーテン1の閉鎖作動を規制するようになつている。
叙述のごとく構成された本考案の実施例においては、
熱線式検知センサ4の検知エリア内に人が侵入した
際、人が検知エリア外に退出したか否かの判断に基づ
いて静止した人がいるか否かの判断をしているため、仮
令検知エリア内での人の静止に伴う遠赤外線エネルギ
ーの安定によつて熱線式検知センサ4が非検知状態に切
換つてしまつたとしても、閉鎖用押釦スイツチPBDの操
作に基づくシヤツターカーテン1の閉鎖作動を確実に規
制することができる。従つて、従来のように泥酔者等の
静止した人に気付かずにシヤツターカーテン1を閉鎖作
動させてしまうような不具合を防止できることになり、
この結果、電動シヤツターの安全性が向上する。
[作用効果] 以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたもので
あるから、人の移動に伴う遠赤外線エネルギーの変化を
熱線式検知センサによつて検知し、該検知に基づいて開
閉体の閉鎖作動を規制するものでありながら、3つ以上
に分割した検知エリアのうち中間検知エリアへの人の侵
入を検知した場合に、その中間検知エリアを挟む他の検
知エリアへの人の侵入を検知することによつて検知エリ
ア内での人の静止を判断することになる。
従つて、人の静止に伴う遠赤外線エネルギーの安定に
よつて熱線式検知センサが非検知状態に切換つてしまつ
たとしても、開閉体の閉鎖作動を規制できることにな
り、この結果、従来のように泥酔者等の静止した人に気
付かずに開閉体を閉鎖作動させてしまうような不具合を
防止して安全性の向上を計ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案に係る建築用電動開閉体の安全制御装置
の実施例を示したものであつて、第1図は電動シヤツタ
ーの縦断面図、第2図は検知エリアを示す同上平面図、
第3図は同上斜視図、第4図は制御機構のブロック図、
第5図はシヤツター制御の手順を示すフローチヤート図
である。 図中、1はシヤツターカーテン、2は電動モータ、4は
熱線式検知センサ、5は制御部である。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】検知エリア内への人の侵入を、人の移動に
    伴つて変化する遠赤外線エネルギーに基づいて検知する
    熱線式検知センサと、該熱線式検知センサの検知信号に
    基づいて開閉体の閉鎖作動を規制する安全制御部とを備
    えてなる建築用電動開閉体の安全制御装置において、前
    記熱線式検知センサの検知エリアを、人の通行方向に並
    列する3つ以上の検知エリアに分割すると共に、安全制
    御部には、中間検知エリアへの人の侵入を検知した後、
    中間検知エリアを挟む他の検知エリアへの人の侵入を検
    知しない場合に、検知エリア内に人が静止していると判
    断する静止判断手段を設けたことを特徴とする建築用電
    動開閉体の安全制御装置。
JP3256590U 1990-03-28 1990-03-28 建築用電動開閉体の安全制御装置 Expired - Lifetime JP2540301Y2 (ja)

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JPH03123098U JPH03123098U (ja) 1991-12-16
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