JPH03253682A - 自動ドア装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動ドア装置に係り、特に人体がドアに衝突す
るのを防止するのに好適な自動ドア装置に関するもので
ある。

〔従来の技術〕

一般に自動ドア装置はドアの手前の足元に人体の重量を
検出する装置を設け、この装置により人体を検出してド
アの開閉を支持するか、或は、ドアの手前に充電装置を
配設し、その光束が遮光されたか否かによって人体を検
出して開閉を支持したり、または、その出入口上部に超
音波装置を配設して、そこから放射される超音波が人体
によって反射された反射波によって人体を検出し、これ
に基づいてドアの開閉指示を行なう構成となっている。

〔発明が解決しようとする課題〕

近年の建物は意匠的効果を出すために出入口部のドアを
全面透明体にし、かつ、その周囲に枠体を設けないもの
を採用しており、ドアが閉じていてもドアが開放状態と
なっているように錯覚することがある。これに加えて自
動ドア装置は人体を検出してから開扉動作に入るまで通
常３〜４秒かかり、人体を検出する検出装置はドアに近
い位置で人体を検出するように配置されており、このた
めドアが開放するまで利用者はその場で立ち止まってい
るのが普通の状況である。

しかしながら、利用者によっては急いでいる場合に立ち
止まらず、しかもドアの清掃状態が良いとドアが閉じら
れていてもドアが開放されているような錯覚に陥り、閉
じているドアに衝突する危険性があった。

本発明の目的は、上記不都合を解消すべく、全透明体で
構成されたドアに人体を検出してから開扉開始されるま
でドアが閉じられた状態であることを利用者に確実に知
らせることのできる自動ドア装置を提供することにある
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は上記目的を遠戚するために、建物出入口に設け
られ、全面透明体で構成されたドアを有し１人体が所定
の距離に接近したことを検出する第１の検出装置と、こ
の検出装置に応動し前記ドアの開閉制御を行なう開閉装
置とを含む自動ドア装置において、前記ドアを通電され
ると不透明となる液晶層を積層した透明体で構威し、人
体が前記ドアに所定の速度で接近したことを検出する第
２の検出装置と、この第２の検出装置からの信号に基づ
いて前記第１の検出装置が作動されても前記ドアの開扉
動作が間にあわないと予測する予測手段と、この予測手
段に応動して前記液晶層への通電を制御する制御手段と
を有するようになっている。

〔作用〕

本発明は全面透明体のドアに所定の速度で人体が接近す
ると、開扉動作を開始する前に不透明となってドア閉状
態であることを確実に利用者に知らせることができ、あ
わてている使用者でもドアに衝突することを防止できる
。

〔実施例〕

以下、本発明の自動ドア装置の実施例を図に基づいて説
明する。

第１図は本発明の自動ドア装置の一実施例を示す概略構
成図である。

第１図中の１は通電されると瞬時に不透明状態となる液
晶層１５を積層していて通常状態では全面が透明なガラ
ス体で構成されている。このドアｌはそれぞれ開閉動作
させる無端状に連結された、例えばチェノ１０．１１に
金具１２．１３によって吊り下げられ、チェノ１０．１
１はプーリ６．８および７．９によってドア１の開閉方
向に張られている。プーリ６．７はドア開閉駆動用モー
タ４と接するプーリ５により左右のドア１が互いに反対
方向に駆動するような関係となっている。ドア１はそれ
ぞれに液晶層１５に対して通電を行なう集電体１９がそ
の上部端に設けられ、この集電体１９はドアエの間に帯
状に形成され、ドア１が開扉状態から人がほぼ通過でき
る幅まで開かれた位置に達するまで液晶層１５に給電で
きる時間を有し、この集電体工９と接触し摺動して給電
を行ない、給電状態が得られる位置に給電体２０を配設
しである。２はドアの前方に設置し、利用者を検出する
第１の検出装置である。この第１の検出装置２は駆動用
モータ４に開閉指令用電力を制御するモータ制御装Ｍ３
と信号線２本で継がれている。２３はモータ制御装Ｗ３
からの指令に基づいて駆動用モータ４に回転力を与える
電力を供給する電力線である。１６はドアｌの上方に設
！！（建物の壁等）しドアｌに向かって来る利用者の進
行速度を計測する第２の検出装置で５例えばドツプラ効
果を応用した超音波装置等で構成される。

１７は第２の検出装［１６からの信号を受け、利用者が
ドア１に所定以上の速度で接近し、更に第１の検出装Ｍ
２が作動してもモータ制御装［３からの開扉指令に対し
てドアｌの開扉開始が間にあわないときに、これを判断
する演算処理装置である。これは第２の検出装置１６と
信号！Ｉ２４で、モータ制御装Ｍ３と信号線２５で、第
１の検出装置２と信号ｌＩ！２２で接続され、後述する
給電制御装Ｍ１８と信号線２６と接続されている。給電
制御装置！１８は演算処理袋！１７からの演算結果に基
づいて給電体２０に電力供給の指令を送るもので、給電
体２０とは電力線２７で接続されている。

２１は建物と外を開切る壁体で、場合によっては透明な
ガラスを用いて意匠効果を出してｔ）る。

１４はドア１を案内する溝部である。

次にこれらで構成された本発明のこの実施例における動
作を説明する。

まず、普通の速度で利用者がドアに向かって歩いてきて
第１の検出袋！２に乗る。すると第１検出装！２はその
検出信号を出力し、信号線２２によってモータ制御装置
３に伝わる。モータ制御袋！３は駆動用モータ４に電力
を電力線２３を通して供給し、駆動用モータ４はドアを
開扉させる方向に回転し始め、プーリ５を介してプーリ
６．７を回転させる。モしてプーリ６．７と８．９によ
って張られたチェノ１０．１１がそれぞれ相反方向に動
き、ドア１が開かれる。開扉完了すると図示されてない
位置検出装置からの信号に基づいてモータ制御装置！３
が駆動用モータ４に電力の供給を停止し駆動用モータ４
が停止する。

次に利用者が第１の検出装置２から離れると、それは利
用者がいないと検出し、信号が信号線２２によってモー
タ制御袋Ｍ３に伝えられる。モータ制御袋［３は信号に
基づいてドアが閉じる方向の電力を駆動用モータ４に供
給し、ドアが閉じる。それを図示されてない位置検出装
置で検出し。

信号に基づいてモータ制御装置３は駆動用モータ４へ回
転を停止させる指令を発し、電力供給が遮断されて駆動
用モータ４が停止する。

次に利用者が普通に歩く速度より早い速度でドア１に向
かって来ると、第２の検出装置１１６によって利用者の
速度が計測され、値は信号線２４を通って演算処理装置
１７に伝えられる。演算処理装置１７では進行速度の計
測値から利用者が第１の検出袋ｗ２を作動させた時にド
ア１が開扉する前に利用者がドアに衝突する危険性があ
ると推定すると、その信号を給電制御装置１８に伝える
。

給電装置１８では信号を受け、電力供給線２７によって
給電体２０へ電力の供給を行ない、接触している集電体
１９を介して液晶層１５が通電状態となり、直ちにドア
１が不透明状態に変化される。

演算処理装置１７では第１の検出装置２からの信号を取
り込もうとモータ制御袋Ｍ３にドア１が開扉する指令が
発せられているか否かを読出し、この読出された信号と
第１の検出袋ＷＬ２からの信号に基づいて給電制御装置
１８を制御する指令を給電制御装置１１８に出す。給電
制御装置１８は指令に基づいて給電体２０への給電を続
け、モータ制御装置３が駆動用モータ４に開扉用の電力
を供給してドア１が開扉動作されても集電体１９によっ
て給電体２０からの電力が液晶層１５に与えられてドア
１が閉扉状態から到来者が通ることのできる幅に達する
まで不透明状態となり、ドア１があることを利用者に気
付かせることができる。これによって普通に歩く速さよ
りもかなり速い歩調でドアエに近づく利用者が透明度の
良いドア１にドア１がない、あるいは開いているものと
錯覚して衝突するのを確実に防止でき、利用者の安全を
確保できる効果がある。

なお、本実施例では人体の荷重によって出力信号を出す
マッドスイッチを使用しているが、超音波センサや赤外
線センサを用いてもよい。

〔発明の効果〕

以上、説明したように本発明によれば、ドアに所定以上
の速度で利用者が進行し、ドアが開く前に利用者が衝突
すると予測された時、ドアを不透明にして、ドアの存在
を利用者に知らせることができ、利用者がドアに衝突す
ることを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の自動ドア装置の一実施例を示した概略
構成図である。 １・・・・・・ドア、２・・・・・・利用者の第１検出
装置、３・・・・・・モータ制御装置、４・・・・・・
駆動用モータ、５・・・・・・駆動プーリ、６〜９・・
・・・・従プーリ、１０〜１１・・・・・・チェノ、１
２〜１３・・・・・・ドア吊り金具、１４・・・・・・
ドア案内、１５・・・・・・液晶層、１６・・・・・・
利用者の第２検出装置、１７・・・・・・演算処理装置
、１８・・・・・給電制御装置、１９・・・・・・集電
体、２０・・・・・・給電体。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）建物出入口に設けられ、全面透明体で構成された
   ドアを有し、人体が所定の距離に接近したことを検出す
   る第１の検出装置と、この検出装置に応動し前記ドアの
   開閉制御を行なう開閉装置とを含む自動ドア装置におい
   て、前記ドアを通電されると不透明となる液晶層を積層
   した透明体で構成し、人体が前記ドアに所定の速度で接
   近したことを検出する第２の検出装置と、この第２の検
   出装置からの信号に基づいて前記第１の検出装置が作動
   されても前記ドアの開扉動作が間にあわないと予測する
   予測手段と、この予測手段に応動して前記液晶層への通
   電を制御する制御手段とを有することを特徴とする自動
   ドア装置。