JP2539067Y2 - 自動車用グリルの取付構造 - Google Patents

自動車用グリルの取付構造

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JP2539067Y2
JP2539067Y2 JP1991096695U JP9669591U JP2539067Y2 JP 2539067 Y2 JP2539067 Y2 JP 2539067Y2 JP 1991096695 U JP1991096695 U JP 1991096695U JP 9669591 U JP9669591 U JP 9669591U JP 2539067 Y2 JP2539067 Y2 JP 2539067Y2
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JP
Japan
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grill
clip
flange
rib
vehicle body
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健 仲谷
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Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、自動車用グリルをク
リップにより車体側に取り付ける場合のグリルの取付構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記グリルの取付構造には、従来、例え
ば、実開昭63‐150849号公報の特に第1図の下
部に示されるものがある。
【0003】これによれば、グリルの裏面にフランジ
リブとが互いに接近して突設されている。また、一端部
が上記グリルの裏面に取り付けられ、他端部が上記グリ
ルの裏面側から車体側に向って突出するクリップが設け
られ、このクリップの上記他端部が上記車体側に係止さ
れて、上記グリルが車体側に取り付けられている。
【0004】また、上記グリルの裏面に対するクリップ
の一端部の取付構造を、より具体的に説明すると、上記
フランジとリブの側面視で、これらフランジとリブとが
互いに対向する対向面にそれぞれ車幅方向に延びる凹溝
が形成されている。
【0005】一方、上記クリップは、前後方向に延びる
クリップ本体と、このクリップ本体の基部に一体成形さ
れる縦向き板とを備え、この縦向き板の上、下端が上記
各凹溝に嵌入させられており、これによって、上記グリ
ルの裏面にクリップの一端部が取り付けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
技術では、上記したように、クリップは、その縦向き板
の上、下端が各凹溝に嵌入させられて上記フランジとリ
ブに取り付けられているが、上記縦向き板は上下方向に
長いものであるため、上記したようにクリップの他端部
を車体側に係止させて、上記グリルを車体側に取り付け
たときには、このグリルの自重等による負荷で、上記縦
向き板の上下方向の中途部が撓むおそれがある。よっ
て、上記のようなグリルの取り付けでは、このグリルは
車体側に対してがたつくおそれがある。
【0007】また、上記グリルの取付構造は、上記した
ように凹溝が形成されると共に、縦向き板が設けられて
いて、構成が極めて複雑となっている。
【0008】
【考案の目的】この考案は、上記のような事情に注目し
てなされたもので、自動車用グリルを車体側に取り付け
る場合において、車体側への同上グリルの取付剛性を
上させて、このグリルにがたつきが生じないようにし、
しかも、これが簡単な構成によって得られるようにする
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
のこの考案の特徴とするところは、グリルの裏面にフラ
ンジとリブとを上下方向で互いに接近させて突設し、一
端部が上記グリルの裏面に取り付けられ、他端部が上記
グリルの裏面側から車体側に向って突出するクリップを
設け、このクリップの上記他端部を上記車体側に係止さ
せて、上記グリルを車体側に取り付けるようにした自動
車用グリルの取付構造において、
【0010】上記フランジとリブの側面視で、これらフ
ランジとリブとが互いに対向する対向面をそれぞれほぼ
水平な平坦面とし、一方、上記クリップの側面視で、こ
のクリップの上記一端部の上、下面をそれぞれほぼ水平
な平坦面とし、上記クリップの一端部を上記フランジと
リブの間に嵌入させて、上記フランジとリブの各対向面
と、上記一端部の上、下面とをそれぞれ互いに面接触さ
せると共に、互いに圧接させた点にある。
【0011】
【作 用】上記構成による作用は次の如くである。
【0012】フランジ8とリブ19の側面視で、これら
フランジ8とリブ19とが互いに対向する対向面をそれ
ぞれほぼ水平な平坦面とし、一方、クリップ13の側面
視で、このクリップ13の一端部14の上、下面をそれ
ぞれほぼ水平な平坦面とし、上記クリップ13の一端部
14を上記フランジ8とリブ19の間に嵌入させて、上
記フランジ8とリブ19の各対向面と、上記一端部14
の上、下面とをそれぞれ互いに面接触させると共に、互
いに圧接させてある。
【0013】このため、上記一端部14はフランジ8と
リブ19とによって全体的に弾性力で挟まれることか
ら、上記フランジ8とリブ19に対しクリップ13の一
端部14は十分の剛性で取り付けられることとなる。
【0014】また、上記したように、フランジ8とリブ
19の各対向面はそれぞれほぼ水平な平坦面であって、
これらフランジ8とリブ19には従来のような凹溝は存
在せず、また、クリップ13の一端部14は、上記各対
向面に面接触させられるもの であることから、単純な平
板形状で足り、この一端部14には従来のような縦向き
板は存在しない。
【0015】
【実施例】以下、この考案の実施例を図面により説明す
る。
【0016】図中符号1は自動車用のグリル、2は車体
であって、この車体2の前部は縦向きで複数のラジエー
タサポート2aと、これらラジエータサポート2aの上
端同士を連結させる他のラジエータサポート2bとで構
成され、この車体2に上記グリル1が支持されている。
なお、図中矢印Frは自動車の前方を示している。
【0017】上記グリル1は車幅方向に延び、このグリ
ル1の後方における上記車体2の内部がエンジンルーム
3となっている。このエンジンルーム3の上部開口を開
閉自在に閉じるフード4が設けられ、このフード4の前
縁は上記グリル1の上部前面を覆っている。また、上記
グリル1の下方にはフロントバンパ5が配設され、この
フロントバンパ5は上記車体2側に取り付けられたバン
パ補強材6に支持されている。
【0018】上記グリル1は樹脂製で、全体として弾性
を有し、走行風をエンジンルーム3に導入させる多数の
通気孔7を備えている。また、上記グリル1の裏面(後
面)の下端には、後方に向ってフランジ8が一体的に突
設され、このフランジ8はグリル1の剛性を向上させて
いる。
【0019】一方、上記グリル1の左右側方にはそれぞ
れヘッドライト9が設けられ、これらヘッドライト9は
いずれも車体2に強固に支持されている。上記各ヘッド
ライト9からそれぞれ樹脂製のブラケット10が突設さ
れ、このブラケット10には係止孔11が形成されてい
る。
【0020】前記グリル1はクリップ13により上記ブ
ラケット10に取り付けられている。即ち、上記クリッ
プ13は樹脂製で、その前部が平板状の一端部14であ
り、後端が矢先状の係止部である他端部15であり、こ
れら一端部14と他端部15との間に鍔16が設けられ
ている。
【0021】上記クリップ13の一端部14は上記フラ
ンジ8の上面に接合されてタッピングねじ17によりね
じ止めされている。この場合、フランジ8に上下に貫通
するよう貫通孔18が形成され、上記タッピングねじ1
7は上記貫通孔18を貫通して上記一端部14にねじ込
まれている。また、上記鍔16の下部はフランジ8の後
縁に当接して、タッピングねじ17をねじ込む時に、ク
リップ13が共回りすることを防止する。そして、上記
クリップ13の他端部15は車体2側に向って突出し、
この他端部15が前記ブラケット10の係止孔11に嵌
脱自在に圧入されて係止され、これにより、グリル1は
クリップ13とヘッドライト9とを介し車体2に取り付
けられている。
【0022】上記構成において、グリル1の裏面には左
右一対のリブ19,19が突設され、これにより、グリ
ル1自体の剛性の向上が図られている。上下方向で、上
フランジ8上記リブ19とは互いに接近させられて
いる。
【0023】上記フランジ8とリブ19の側面視(図
1)で、これらフランジ8とリブ19とが互いに対向す
る対向面はそれぞれほぼ水平な平坦面とされている。一
方、上記クリップ13の側面視(図1)で、このクリッ
プ13の上記一端部14の上、下面はそれぞれほぼ水平
な平坦面とされ、上記クリップ13の一端部14が上記
フランジ8とリブ19との間に圧入状に嵌入させられて
いる。
【0024】上記の場合、フランジ8とリブ19の各対
向面と上記一端部14の上、下面とはそれぞれ互いに面
接触させられると共に、互いに圧接させられている。
【0025】このため、上記一端部14が上記フランジ
8とリブ19とによって弾性力で挟まれることから、
記フランジ8とリブ19に対しクリップ13の一端部1
4は 十分の剛性で取り付けられ、つまり、車体2側への
グリル1の取付剛性が向上することとなっている。
【0026】なお、以上は図示の例によるが、リブ19
はグリル1の車幅方向に長く、もしくは全長にわたり設
けられるものであってもよい。
【0027】
【考案の効果】この考案によれば、グリルの裏面にフラ
ンジとリブとを上下方向で互いに接近させて突設し、一
端部が上記グリルの裏面に取り付けられ、他端部が上記
グリルの裏面側から車体側に向って突出するクリップを
設け、このクリップの上記他端部を上記車体側に係止さ
せて、上記グリルを車体側に取り付けるようにした自動
車用グリルの取付構造において、
【0028】上記フランジとリブの側面視で、これらフ
ランジとリブとが互いに対向する対向面をそれぞれほぼ
水平な平坦面とし、一方、上記クリップの側面視で、こ
のクリップの上記一端部の上、下面をそれぞれほぼ水平
な平坦面とし、上記クリップの一端部を上記フランジと
リブの間に嵌入させて、上記フランジとリブの各対向面
と、上記一端部の上、下面とをそれぞれ互いに面接触さ
せると共に、互いに圧接させてある。
【0029】このため、上記一端部はフランジとリブと
によって全体的に弾性力で挟まれることから、上記フラ
ンジとリブに対しクリップの一端部は十分の剛性で取り
付けられることとなる。
【0030】よって、上記クリップによりグリルを車体
側に取り付けたとき、このグリルの取り付け剛性が向上
して、このグリルが上記車体側に対しがたつくことは防
止される。
【0031】また、上記したように、フランジとリブの
各対向面はそれぞれほぼ水平な平坦 面であって、これら
フランジとリブには従来のような凹溝は存在せず、ま
た、クリップの一端部は、上記各対向面に面接触させら
れるものであることから、単純な平板形状で足り、この
一端部には従来のような縦向き板は存在しない。
【0032】よって、車体側に取り付けられたグリルに
がたつきが生じないようにすることは、簡単な構成によ
って得られることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図2の1‐1線矢視断面図である。
【図2】グリルを裏面側からみた斜視図である。
【図3】展開斜視図である。
【符号の説明】
1 グリル 2 車体 8 フランジ 13 クリップ 14 一端部 15 他端部 19 リブ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グリルの裏面にフランジとリブとを上下
    方向で互いに接近させて突設し、一端部が上記グリルの
    裏面に取り付けられ、他端部が上記グリルの裏面側から
    車体側に向って突出するクリップを設け、このクリップ
    の上記他端部を上記車体側に係止させて、上記グリルを
    車体側に取り付けるようにした自動車用グリルの取付構
    造において、 上記フランジとリブの側面視で、これらフランジとリブ
    とが互いに対向する対向面をそれぞれほぼ水平な平坦面
    とし、一方、上記クリップの側面視で、このクリップの
    上記一端部の上、下面をそれぞれほぼ水平な平坦面と
    し、上記クリップの一端部を上記フランジとリブの間に
    嵌入させて、上記フランジとリブの各対向面と、上記一
    端部の上、下面とをそれぞれ互いに面接触させると共
    に、互いに圧接させた自動車用グリルの取付構造。
JP1991096695U 1991-10-28 1991-10-28 自動車用グリルの取付構造 Expired - Lifetime JP2539067Y2 (ja)

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JPH0537606U JPH0537606U (ja) 1993-05-21
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