JP2536468Y2 - ワイヤハーネス用プロテクタ - Google Patents

ワイヤハーネス用プロテクタ

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JP2536468Y2
JP2536468Y2 JP9074291U JP9074291U JP2536468Y2 JP 2536468 Y2 JP2536468 Y2 JP 2536468Y2 JP 9074291 U JP9074291 U JP 9074291U JP 9074291 U JP9074291 U JP 9074291U JP 2536468 Y2 JP2536468 Y2 JP 2536468Y2
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JP
Japan
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protector
wire harness
engaging
pair
protector body
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JP9074291U
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修司 小野
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、電線,ワイヤハーネス
等を配索した後にこれらの線条体が損傷を受けないよう
に保護するワイヤハーネス用プロテクタに関し、特にワ
イヤハーネスがコーナー等に使用される場合のプロテク
タで、或る角度の範囲で屈曲出来るワイヤハーネス用プ
ロテクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の自動車における電子機器の搭載に
したがって、それに関する電装品は多種多様に及び、そ
れらの配線に使用されるワイヤハーネス等の線条体も膨
大になっている。そこでワイヤハーネスなどの線条体を
適宜まとめてプロテクタ内に収納し、損傷を受け電装品
が故障することのないように保護している。
【0003】図5において、蓋体dをヒンジ部eを介し
て硬質の合成樹脂から成る樋状のプロテクタ本体aの一
方の側壁に連設するとともに、複数個の該プロテクタ本
体aを薄肉の可撓部bで連結するとともに、可撓部bに
複数のスリットcを設けている(実開昭63−1315
16号公報)。
【0004】上記のように構成されているので使用時に
おいて、図6に示すようにワイヤハーネスwをプロテク
タ本体aに収容した後蓋体dを閉じてテープ巻きfをし
てプロテクタ本体aを自動車のパネル等gの孔g1 にプ
ロテクタ本体aの底板a1 外面に形成された係止部a2
にて固定される。
【0005】然し、図6に示すようにこのプロテクタ本
体aはパネル等のコーナー部に取付けられるので、両プ
ロテクタ本体a,aの連結される可撓部b上方のワイヤ
ハーネスw1 の上方は開放されていて、ワイヤハーネス
1 を保護するプロテクタは無い。従って、最も保護を
要する角部のワイヤハーネスwが他の部品等と擦れて故
障を起こす可能性がある。
【0006】又、ワイヤハーネスをプロテクタに装着し
て梱包する際に、可撓部bに捩じれる力が加わる可能性
があり、極端な場合ワイヤハーネスの破損につながるこ
とがある。更に、従来例のワイヤハーネス用プロテクタ
は一体化されて大型であるため、金型が大型となり金型
自体が高価になるばかりか、金型1個に対して1個の型
しか彫れないので、成形射出機の1回のショットで1個
取りしかできず生産性が悪くなる。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記した点
に鑑み、コーナー等に使用されるワイヤハーネス用プロ
テクタにおいて、或る角度の範囲で自由に屈曲部が屈曲
出来るとともに、該屈曲部が捩じれず且つ小部品に分割
して生産出来るワイヤハーネス用プロテクタを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本考案は、互いに連結する一組の樋状のプロテク
タ本体と、双方のプロテクタ本体に覆設する蓋体とから
成り、一方のプロテクタ本体に形成された一対の側板に
それぞれ被係止部および長孔を形成し、他方のプロテク
タ本体に形成された一対の側板にそれぞれ被係止部を設
けるとともに該側板を一方のプロテクタ本体の側板と重
なる位置に延長して係合突起を形成し、該蓋体の側端に
前記被係止部に対応する係止部を並設するとともに該蓋
体の中央部に可撓部を設け、該係合突起前記長孔に
入して摺動係止するとともに、該係止部前記双方の
ロテクタ本体の被係止部とそれぞれ係合するよう
成した。
【0009】
【作用】樋状の一方のプロテクタ本体の係止部を形成さ
れた一対の側板にそれぞれ長孔を形成し、樋状の他方の
プロテクタ本体の係止部を形成された一対の側板を延長
してそれぞれ係合突部を形成し、該係合突部が前記長孔
に摺動係止されるよう構成したので、中央部に可撓部を
設けるとともに端縁に係止部を形成された蓋体を前記一
方のプロテクタ本体と他方のプロテクタ本体に係止して
も、蓋体の可撓部を内側にして前記長孔に前記係合突部
が摺動してワイヤハーネスを収容したプロテクタが屈曲
する。
【0010】
【実施例】図1は本考案によるワイヤハーネス用プロテ
クタAの斜視図である。図1において、係止部たる係合
凹部1bが形成された一対の側板1aが設けられた合成
樹脂からなる樋状の一方のプロテクタ本体1の該側板1
aの端部には一対の長孔1cが形成されている。該長孔
1cは、後述する係合突起2cの頭部の径Hより若干大
きい幅H1 で側板1aの上端に向かって円弧状に形成さ
れている。該長孔1cと対向する側の基板1dは若干延
長されて舌片1d1 が設けられるとともに、基板1dの
外部に可撓係止片1eが形成され、図示しない車体のパ
ネル孔と係止手段を構成している。
【0011】係止部たる係合凹部2bが形成された一対
の側板2aが設けられた合成樹脂からなる樋状の他方の
プロテクタ本体2の該側板2aの端部は、前記プロテク
タ本体1の側板1aの内面の幅Dより若干小さい幅Bに
縮小されるとともに延長され、高さも先細に縮小された
先端部には、外方に向かって係合突起2cが形成されて
いる。該係合突起2cは前記プロテクタ本体1の長孔1
cと摺動係止手段を構成している。係合突起2cと対向
する側の基板2dは若干延長されて舌片2d1が設けら
れるとともに、基板2dの外部に可撓係止片2eが形成
され、図示しない車体のパネル孔と係止手段を構成して
いる。
【0012】中央部に延長方向と交差する方向に帯状の
可撓部3aを形成された合成樹脂からなる蓋体3の幅C
は、前記プロテクタ本体1及び2の幅Dより若干広く設
定されるとともに、側端に係止部たる係合突部3bが立
設され、前記プロテクタ本体1及び2の係合凹部1b及
び2bとそれぞれ係止手段を構成している。
【0013】本考案による実施例は上記のように構成さ
れているので、使用時において図2に示すように、先ず
他方のプロテクタ本体2の一対の係合突起2c,2cを
内方に押し狭めて該係合突起2cをプロテクタ本体1の
長孔1cにそれぞれ係入する。
【0014】次いで、一対の係合突起2cをそれぞれ一
対の長孔1cの奥に位置させて、ワイヤハーネスWをプ
ロテクタ本体1及び2に収容し、それぞれの舌片1
1 ,2d1 とその上のワイヤハーネスWをテープ巻き
4して固定する(図2,図3参照)。
【0015】次いで、蓋体3の係合突部3bをそれぞれ
対応するプロテクタ本体1及び2の係合凹部1b,2b
に係止して、蓋体3をプロテクタ本体1及び2に固定す
る。次いで、図4のように、取り付ける車体の角度に応
じて、直角近く曲げてプロテクタ本体1及び2の可撓係
止片1e及び2eを図示しない車体のパネル孔に係止し
て取り付けを完了する。
【0016】この時、ワイヤハーネスの屈曲部分W
1 は、プロテクタ本体2の係合突起2cがプロテクタ本
体1の長孔1cと摺動して長孔1cの端部に位置してガ
イドとなるので、捩じれる力がワイヤハーネスの屈曲部
分W1 に加わってもこれに対抗してワイヤハーネスの屈
曲部分W1 を傷める事はない。
【0017】なお、図4の方向と逆に曲げる場合は、ワ
イヤハーネスをプロテクタ本体1及び2にテープ巻き4
する際、係合突起2cを長孔1cの端部よりに位置させ
てテープ巻きすれば良い。本考案による実施例において
は、蓋体3に係合突部3bを形成して係止部とし、プロ
テクタ本体1,2に係合凹部1b,2bを形成して係止
部として係止手段を構成したが、蓋体3に係合凹部を形
成し、プロテクタ本体1,2に係合突部を形成して係止
手段を構成しても良い。
【0018】
【考案の効果】本考案は上記したように、コーナー等に
使用されるワイヤハーネス用プロテクタにおいて、或る
角度の範囲でプロテクタの屈曲部が自由に屈曲出来ると
ともに、該屈曲部が捩じれないのでワイヤハーネスを傷
めず且つプロテクタを小部品に分割して安価に生産出来
るワイヤハーネス用プロテクタを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による実施例のワイヤハーネス用プロテ
クタ分解斜視図である。
【図2】本考案による実施例のワイヤハーネス用プロテ
クタがワイヤハーネスを収容した状態の分解斜視図であ
る。
【図3】同じく屈曲部の縦断面図である。
【図4】同じく屈曲部の屈曲した状態の縦断面図であ
る。
【図5】従来例の斜視図である。
【図6】従来例のワイヤハーネスを収容した状態の斜視
図である。
【符号の説明】
A ワイヤハーネス用プロテクタ 1,2 プロテクタ本体 1a,2a 側板 1b,2b 係合凹部 1c 長孔 1d,2d 基板 1d1 ,2d1 舌片 1e,2e 可撓係止片 2c 係合突起 3 蓋体 3a 可撓部 3b 係合突部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに連結する一組の樋状のプロテクタ
    本体と、双方のプロテクタ本体に覆設する蓋体とから成
    り、一方のプロテクタ本体に形成された一対の側板にそ
    れぞれ被係止部および長孔を形成し、他方のプロテクタ
    本体に形成された一対の側板にそれぞれ被係止部を設け
    るとともに該側板を一方のプロテクタ本体の側板と重な
    る位置に延長して係合突起を形成し、該蓋体の側端に前
    記被係止部に対応する係止部を並設するとともに該蓋体
    中央部に可撓部を設け、該係合突起前記長孔に係入
    して摺動係止するとともに、該係止部前記双方のプロ
    テクタ本体の被係止部とそれぞれ係合するよう構成
    したことを特徴とするワイヤハーネス用プロテクタ。
JP9074291U 1991-11-06 1991-11-06 ワイヤハーネス用プロテクタ Expired - Lifetime JP2536468Y2 (ja)

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JPH0541330U JPH0541330U (ja) 1993-06-01
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2537153Y2 (ja) * 1991-12-20 1997-05-28 住友電装株式会社 ワイヤハーネス用プロテクタ
JP2572005B2 (ja) * 1993-06-17 1997-01-16 日動電工株式会社 配線用合成樹脂ダクト

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