JPS631544Y2 - - Google Patents

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JPS631544Y2
JPS631544Y2 JP1981010443U JP1044381U JPS631544Y2 JP S631544 Y2 JPS631544 Y2 JP S631544Y2 JP 1981010443 U JP1981010443 U JP 1981010443U JP 1044381 U JP1044381 U JP 1044381U JP S631544 Y2 JPS631544 Y2 JP S631544Y2
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JP
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band
harness
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plate
flat plate
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JP1981010443U
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JPS57125140U (ja
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  • Supports For Pipes And Cables (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 『産業上の利用分野』 本考案は、自動車車体内の配線用ハーネス、あ
るいは電気機器等のハーネスを結束保持するため
のハーネスバンドに関し、特に樹脂成形性を改善
したハーネスバンドに関する。
『従来の技術』 従来、樹脂製のハーネスバンドとして、第8図
に示すものがすでに提供されている。
第8図のハーネスバンドは、帯体1と頭部とと
よりなり、帯体1はその帯面に多数の係合部2を
一定間隔で備え、頭部3には内面に爪5を有する
貫通孔4が形成されている。
かかるハーネスバンドは、帯体1を結束された
ハーネスに巻いてその帯体1を頭部3の貫通孔4
内に引き通し、かつ、係合部2と爪5とを相対係
止してハーネスの適当箇所で固定する。
他の従来技術として、実公昭55−13269号公報
に開示されたハーネスクリツプがある。
この公知例の場合、複数の透孔を有する帯状ク
リツプの一端が内向きに折り曲げられ、その帯状
クリツプの内向き端に上記透孔と係止自在に対応
するフツクが形成されているとともに、当該帯状
クリツプの一端外面に径方向に拡張収縮自在な縦
割スリツト入りの脚部が突設されている。
かかる公知例も、帯状クリツプをハーネスに巻
き、かつ、フツクと透孔とを相対係止してその帯
状クリツプをハーネスの適当適所で固定し、しか
る後、脚部をパネル孔に挿着してハーネスを帯状
クリツプとともに所定位置に固定する。
『考案が解決しようとする問題点』 第8図に示したハーネスバンドは、ハーネス長
手方向の自由な箇所においてハーネスを保持でき
るが、単にハーネスをハーネスバンドで保持した
だけでは、使用中においてハーネスがずれ動き、
ハーネス損傷などの不具合をまぬがれない。
それに対し、実公昭55−13269号公報の公知例
では、帯状クリツプが脚体を有するので、その脚
部をパネル孔に挿着することによりハーネス固定
状態の安定性が得られ、前述した不具合が起こり
がたい。
しかし、この公知例の場合は、クリツプの帯状
部分に各種の構造が集中しており、その上、脚体
までが付加されるので、これを樹脂成形により作
製する場合、その金型の設計が複雑化する。
特に上記脚部は、パネル孔に対する抜け止め構
造を有するので、金型設計の複雑化がより助長さ
れ、ハネースバンドないしハネースクリツプの量
産性までが阻害される。
本考案は上記の問題点に鑑み、確実なハーネス
保持を有するだけでなく、金型設計の複雑化が回
避できて量産性にも優れるハーネスバンドを提供
しようとするものである。
『問題点を解決するための手段』 本考案に係るハーネスバンドは所期の目的を達
成するため、弾性的に撓む爪を備えた頭部と、そ
の爪に係合する係合溝を備えた帯部とが相互に連
結されてなり、上記帯部の軸方向における中間に
は、その帯部の軸方向に対して直角に延出する平
板が形成され、該平板の両端面には、立板と係合
片とが互いに平行して、かつ、上記帯部表面に対
して直角に形成され、立板の外面には、径方向に
突出する係止部を備えた脚部が形成されていると
ともに、係合片の端部には、上記立板を係合する
ための係合爪が内向きに形成されていることを特
徴とする。
『実施例』 以下、本考案に係るハーネスバンドの実施例に
つき、図面を参照して説明する。
第1図〜第4図に示す実施例において、ハーネ
スバンド10は可撓性材料よりなり、相互に連結
された頭部11と帯部12とで構成されている。
頭部11はこれに貫通孔13が形成されてお
り、貫通孔13の内面中央部には、弾性的に撓む
爪14を備えた保持片15が形成されて、該保持
片15の端部が貫通孔13よりその外部へ突出し
ているとともに、爪14と対向する貫通孔13の
内面には、その貫通孔13の貫通方向に沿う複数
の突起16が互いに平行して設けられている。
上記貫通孔13における保持片15と突起16
との間は、帯部12が通過するだけの間隔となつ
ており、かつ、その帯部12が通過する際に保持
片15が撓む構成となつている。
帯部12は、頭部11の一端外側面において、
上記貫通孔13と直交する方向に延びており、該
帯部12の軸方向おける中間には、その帯部12
の軸方向に対して直角に延出する平板18が十字
形状に形成され、該平板18の両端面には、立板
19と係合片21とが互いに平行して、かつ、上
記帯部表面に対して直角に形成されている。
帯部12における一方の面には、平板18より
帯部端側へやや離れた位置から、その帯部端近傍
までの間に、多数の係合溝17が形成されてい
る。
上記爪14と係止自在に対応するこれら係合溝
17は、それぞれ爪14が係止し得る深さと、爪
14が十分に食いこめるだけの幅とを有してい
る。
帯部12の立板19は、薄肉となつたその立ち
上がり部を折り曲げ自在なヒンジ体20としてお
り、該立板19の外面には、径方向に突出する複
数の係止部24を備えた脚部23が形成されて、
その脚部23が立板19の外面より直角に突出し
ている。
この場合、複数の係止部24は脚部23の先端
方向に向けて先鋭となる傘状をなし、これら係止
部24が脚部23の軸方向に多段に並んでいる。
帯部12における係合片21の中央部には、上
記立板19を係合するための係合爪22がその内
面に向けて形成されており、その係合爪22は三
角形状をなす。
上記平板18には、係合爪22の直下となる部
分にその係合爪22の高さと同一か、それよりも
やや大きい抜取孔25が穿設されている。
つぎに、上述した実施例のハーネスバンド10
を介してハーネス束を結束固定する例につき、第
5図、第6図をも参照して説明する。
使用前のハーネスバンド10は、第1図〜第4
図のごとき状態を呈しており、立板19は帯部1
2に対し、直角に立つている。
かかる状態において、はじめ、ヒンジ体20の
部分より立板19を係合片21に向けて折り倒
し、その係合爪21の先端を係合爪22により係
止すると、第5図のような状態となり、これによ
り、立板19の外面にある脚体23は、帯部12
と直交する態様でその上に乗り上がる。
この場合、係合片21を係止している係合爪2
2を故意に外さないかぎり、脚体23は帯部12
上に保持される。
つぎに、第5図のごとく、ハーネス束26を帯
部12と交差してその下面にわたし、そのままの
状態で帯部12を円曲して、その帯部端を第6図
のごとく頭部11の貫通孔13内に引き通す。
なお、帯部12の引き通し量はハーネス束26
の外径により自由に決められるので、ハーネス束
26が帯部12により緊締されるまで、当該帯部
12を引き締める。
このとき、帯部12に備えられた複数の係合溝
17には、保持片15に備えられた爪14が係合
していくが、ハーネス束26を緊締し終えた時点
で爪14と相対する係合溝17が、その爪14と
係り合つて当該緊締状態を保持する。
係合溝17と爪14との関係では、爪14が保
持片15と一体になつて弾性的に作用するため、
その爪14が係合溝17の内部に押圧されるが、
当該爪14を係合溝17から外す方向に保持片1
5を撓ませたとき、これら係合溝17と爪14と
が互いに離脱して上記緊締状態が解除される。
かくて、ハーネス束26の外周にハーネスバン
ド10を取りつけた後は、第6図のごとく、脚部
23を周知のパネル孔に挿着する。
この脚部23には同一の係止部24が複数形成
されているが、これらの係止部24はパネルの板
厚を自由に吸収するためのものであり、パネル板
厚にかかわらず、いずれかの係止部24がパネル
孔と相対係止される。
こうして固定されたハーネス束26は不本意に
ずれ動くことがなく、したがつて、当該ハーネス
バンドによるとき、所定の機能を満足にはたすこ
とになる。
第7図は上記パネル孔に代わる螺合孔27を示
したもので、内面に凹凸のある当該螺合孔27
は、取付ボス28の突出部に形成されている。
脚部23は、このような螺合孔27を有する箇
所にも係止し得る。
つぎに、本考案に係るハーネスバンドが、金型
製作に関して従来例よりも優れている点を説明す
る。
一般に、脚部が一体に備えられているハーネス
バンドの場合(例えば実公昭55−13269号公報)、
その脚部は帯部に対して直角に立つ突出構造とし
て形成されており、その脚部には、必ずパネル孔
に係合する部分(倒えば前記係止部24など)が
一体形成されている。
この突出部分は、通常の樹脂成形金型における
上型、下型の型開きのみでは取り出すことができ
ず、当該突出部分だけ、スライドコアにより型開
きと同期して、あるいはその前後において開放す
る。
そのため金型構造が複雑化するばかりか、スラ
イドコアが金型(上型と下型)の間に入り、これ
らの両型間を左右に移動するので、通常の金型で
は少量生産しかできず、量産用の金型をつくる場
合は、この型が大型化する。
本考案に係るハーネスバンド10は、脚部23
が立板19の外面に形成されていて、帯部12に
対し、上下の作用ですべて金型移動できるので、
その金型スペースが有効に活用でき、量産効果が
発揮できる。
もちろん、立板19を係合片21により係止し
たとき、立板19の外面にある脚体23が帯部1
2と直交する態様でその上に乗り上がるので、か
かる態様において、帯部12に直接脚体23を設
けた場合と同様にハーネスバンド10が使用でき
る。
『考案の効果』 以上説明した通り、本考案に係るハーネスバン
ドは、帯部の所定位置にこれと直角をなす立板が
形成されていること、その立板の外面に脚部が形
成されていること、該脚体が帯部面に対して平行
となることにより、当該ハーネスバンドを樹脂成
形するための金型構造が簡略となり、当該ハーネ
スバンドが同時に同一の金型にて数量的に多く成
形でき、しかも、立板を係合片により係止して立
板外面の脚体を帯部と直交させることにより、当
該ハーネスバンドが通常の態様で使用でき、所定
のハーネス保持機能をはたす。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るハーネスバンドの一実施
例を示した平面図、第2図は第1図A−A線の断
面図、第3図は第1図B−B線の拡大断面図、第
4図は本考案に係る上記ハーネスバンドの斜視
図、第5図は本考案に係る上記ハーネスバンドに
おいて立板を係合片により係止した状態の斜視
図、第6図は本考案に係る上記ハーネスバンドの
組立断面図、第7図は取付ボスの一例を示す断面
図、第8図は従来のハーネスバンドを示した平面
図である。 10……ハーネスバンド、11……頭部、12
……帯部、14……爪、17……係合溝、18…
…平板、19……立板、21……係合片、22…
…係合爪、23……脚部、24……係止部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 弾性的に撓む爪を備えた頭部と、その爪に係合
    する係合溝を備えた帯部とが相互に連結されてな
    り、上記帯部の軸方向における中間には、その帯
    部の軸方向に対して直角に延出する平板が形成さ
    れ、該平板の両端面には、立板と係合片とが互い
    に平行して、かつ、上記帯部表面に対して直角に
    形成され、立板の外面には、径方向に突出する係
    止部を備えた脚部が形成されているとともに、係
    合片の端部には、上記立板の端部を係合するため
    の係合爪が内向きに形成されているハーネスバン
    ド。
JP1981010443U 1981-01-28 1981-01-28 Expired JPS631544Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1981010443U JPS631544Y2 (ja) 1981-01-28 1981-01-28

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981010443U JPS631544Y2 (ja) 1981-01-28 1981-01-28

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Publication Number Publication Date
JPS57125140U JPS57125140U (ja) 1982-08-04
JPS631544Y2 true JPS631544Y2 (ja) 1988-01-14

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Families Citing this family (4)

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JPS60138318U (ja) * 1984-02-24 1985-09-13 古河電気工業株式会社 ワイヤ−ハ−ネス固定具
JPH0419940Y2 (ja) * 1985-04-26 1992-05-07
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JPS5513269U (ja) * 1978-07-12 1980-01-28

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JPS57125140U (ja) 1982-08-04

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