JP2536439Y2 - 換気用窓枠 - Google Patents

換気用窓枠

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JP2536439Y2
JP2536439Y2 JP1990006279U JP627990U JP2536439Y2 JP 2536439 Y2 JP2536439 Y2 JP 2536439Y2 JP 1990006279 U JP1990006279 U JP 1990006279U JP 627990 U JP627990 U JP 627990U JP 2536439 Y2 JP2536439 Y2 JP 2536439Y2
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ventilation
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隆夫 山本
勲 岡本
登 西脇
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日本住宅パネル工業協同組合
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、上横枠に換気口が設けてある換気用窓枠の
構造に関する。
(従来技術及びその問題点) 従来の換気用窓枠、つまり上横枠構造は、内部に中空
室を形成している中空角筒状型材の室内外両側壁面にそ
れぞれスリット状の換気口を形成し、外気を、室外側の
換気口から中空室を経て室内側換気口へと上横枠内をほ
ぼ水平方向に横断するように通過させる構造であったた
め、強風時には外気が必要以上に室内に流入し、また風
を伴う降雨時には雨水が直接室内に浸入するといった不
都合があった。
本考案は上記のような問題点を解決するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案の請求項1に係る換気用窓枠は、中空角筒状型
材からなる窓枠1の上横枠4の室外側側壁4dに室内側へ
陥没する凹溝条16が上横枠4全長に亘って形成されると
共に、該凹溝条16の上壁部16aには上横枠4の中空室15
に通じる換気口が形成され、該上横枠4の室内側側壁4c
に前記中空室15から室内に通じる換気口が形成され、凹
溝条16の上壁部側換気口は、凹溝条長手方向に沿って一
定のピッチで穿設された多数の孔部17からなり、これら
の孔部17と同一のピッチで穿設された多数の孔部18を有
する換気口開閉板19が凹溝条16の上壁部16a上面に長手
方向スライド自在に取付けられ、換気口開閉板19は開閉
板スライド駆動機構34に連動連結され、開閉板スライド
駆動機構34は、両端部にガイド溝36,37を有し上横枠4
内の所要部に枢着されたベルクランク38と、窓枠1の縦
枠6内に操作片44にて室内側から昇降操作可能に嵌合さ
れた昇降杆41と、換気口開閉板19側と昇降杆41側とにそ
れぞれ突設されてベルクランク38の両ガイド溝36,37に
それぞれ係合されたガイド軸40,43とからなるものであ
る。
また、本考案の請求項2は、請求項1に記載の換気用
窓枠において、上横枠4の室内側側壁4cに形成された換
気口が防虫機能を有する多数のスリット状孔部21からな
るものである。
(実施例) 実施例について図面を参照して説明すると、本考案に
係る換気用窓枠を示す第1図及び第2図において、1は
建物躯体2の窓開口部3に取着された窓枠で、それぞれ
アルミ押出し型材よりなる上下横枠4,5及び左右縦枠6,7
によって構成されている。8は窓枠1の室内側に配設さ
れた化粧枠で、それぞれ木製の板材よりなる上下の化粧
板9,10及び左右の化粧板11,11によって枠組み形成され
ていて、上部化粧板9の下面側に木製のカーテンボック
ス12が取付けてある。窓枠1には室内側と室外側の2枚
の窓障子13,14が引違い式に建て込まれる。
前記窓枠1の上横枠4は、上壁4a及び下壁4bと室内側
及び室外側の側壁4c,4dとによって中空室15を形成する
中空角筒状のアルミ押出し型材からなるもので、室外側
側壁4dには室内側へ陥没する横向き凹溝条16が上横枠全
長に亘って形成され、この凹溝条16の上壁部16aには中
空室15と上下方向に連通する多数の孔部17…(換気口)
が上横枠長手方向に一定のピッチで穿設されている。そ
して凹溝条16の上壁部16a上面には前記孔部17と同じ大
きさの孔部18がそれらと同一ピッチで穿設された換気口
開閉板19が長手方向スライド自在に取付けてあって、こ
の開閉板19の各孔部18が上壁部16aの各孔部17と合致し
たとき換気口が全開状態となり、この状態から開閉板19
を孔部18の半ピッチ分(最大ストローク)スライドさせ
ることによって全閉状態となり、また小刻みにスライド
させることにより換気口の開口度を任意調整できる。こ
の開閉板19のスライド駆動機構については後述する。ま
た、上横枠4の室内側側壁4cには開口部20が上横枠全長
に亘って形成され、この開口部20に、防虫機能を有する
多数のスリット状孔部21を一定ピッチで穿設したスリッ
ト板22が嵌装されている(第1図及び第3図参照)。第
1図中23は、室外側側壁4dに長手方向全長に亘って形成
された装飾用の溝条部、24は中空室15内に雨水が侵入し
たときこれを排水するための水抜孔である。
上記のような上横枠4によれば、室外側から上横枠4
内を通過して室内側へ流入しようとする外気は先ず凹溝
条16内へ横向きに流入してその奥壁部16bや斜壁部16cに
ぶつかりながら向きを上方へ変えて上下方向に開口する
換気用孔部17,18を通過して中空室15に入り、そこから
スリット状孔部21を通って室内に流入することになる。
したがって、強風下においてもその強い風は凹溝条16か
ら中空室15へ流入する過程で勢いを弱められ、また風を
伴って雨水も凹溝条16内において中空室15への直接浸入
を阻止されることになる。
前記カーテンボックス12は第1図、第2図及び第4図
を参照して明らかなように、上板12a、室内外側板12b,1
2c及び左右端板12d,12dからなるもので、化粧枠8への
取付けにあたっては、第4図に示すように化粧枠8の上
部化粧板9下面の左右両端部に木製のスペーサ25,25を
配してこれらを上部化粧板9に対して釘やビス等により
固着し、これらスペーサ25,25の下面に例えば図示のよ
うな金属製のL形ブラケット26,26の水平部片26a,26aを
ビス27止めし、両垂直部片26b,26b間にカーテンボック
ス12を挿入してこれら垂直部片26b,26bとカーテンボッ
クス12の左右端板12d,12dとをビス28止めするように
し、これによって上部化粧板9の下面とカーテンボック
ス12の上板12a上面との間には前記スペーサ25のほぼ高
さ相当分の上下幅を有する換気用通路29が形成される。
したがって、このような換気用通路29を形成したことに
より、上横枠4内部を通って室内に流入しようとする外
気は前記スリット状孔部21から直接この換気用通路29を
通ることができ、室内へスムーズに流入することができ
る。
前記化粧枠8はその室外側端部が窓枠1の室内側端部
に係合され、ビス30によって固着されている。尚、図中
31は化粧枠8の室外側に位置する上横枠4の室内側面下
部に固着された木製の化粧板、32,33は化粧枠8の室内
側開口面の上端部側に横設されたグリル(吹出口)形成
用の格子部材である。
第5図は開閉板スライド駆動機構34を示すもので、窓
枠1の上横枠4内部における室内側にして且つ縦枠6に
近い所要部に取付台片35を固着し、この取付台片35には
両端部に切欠ガイド溝36,37を形成したベルクランク38
を枢着し、このベルクランク38の一方のガイド溝36に
は、換気口開閉板19の一端部に一体に連結してある連結
部片39の上端部から室内側へ突設されたガイド軸40を係
合し、他方のガイド溝37には、昇降杆41に固着された取
付片42から室内側へ突設されたガイド軸43を係合し、昇
降杆41は窓枠1の縦枠6内に昇降自在に嵌合し、この昇
降杆41の所要部に操作片44を取着し、しかしてこの操作
片44を把持して昇降杆41を適宜に下降または上昇させる
ことにより一方のガイド軸43及びガイド溝37を介してベ
ルクランク38を所定角度回動させ、これにより他方のガ
イド溝36を介しガイド軸40を水平方向に移動させ、この
ガイド軸40及び連結部片39を介して開閉板19を最大限孔
部18の半ピッチ分スライドさせることにより換気口の開
閉及びその開口度の調整を行えるようにしたものであ
る。
(考案の効果) 請求項1に係る換気用窓枠によれば、中空角筒状型材
からなる窓枠1の上横枠4の室外側側壁4cに室内側へ陥
没する凹溝条16が上横枠4全長に亘って形成されると共
に、該凹溝条16の上壁部16aには上横枠4の中空室15に
通じる換気口が形成され、該上横枠4の室内側側壁4cに
前記中空室15から室内に通じる換気口が形成されている
ことから、強風時には外気は一旦凹溝条16内に入ってそ
の奥部等にて衝当しながら上向きに向きを変えて上下方
向に開通する室外側の換気口より中空室15内に流入しそ
こから室内側の換気口へと流入するようになるため、こ
れら凹溝条16、室外側換気口及び中空室15を蛇行状に流
通する過程で風の勢いを弱められることになり、したが
って従来のように強風がそのまま上横枠4内を吹き抜け
て室内に吹き込むと云った不都合がなくなり、また風を
伴う降雨時にも上横枠4外面に吹きつける雨は凹溝条16
及び上下方向に開通する換気口によって中空室15内部側
への侵入を阻止され、したがって上横枠4内部の腐蝕を
防止できると共に、室内への雨水の浸入、飛散を防止す
ることができる。
また、この考案にあっては、凹溝条16の上壁部16aに
形成される換気口が、該凹溝条の長手方向に沿って一定
のピッチで穿設した多数の孔部17とされ、これらの孔部
17と同一のピッチで穿設した多数の孔部18を有する換気
口開閉板19が、凹溝条上壁部16aの上面に長手方向スラ
イド自在に取付けられているから、外気の取入量を任意
に調整することができる。
また、上記換気口開閉板19は、これに連動連結された
開閉板スライド駆動機構によって開閉されるもので、こ
の開閉板スライド駆動機構は、両端部にガイド溝36,37
を有し上横枠4内の所要部に枢着されたベルクランク38
と、窓枠1の縦枠6内に操作片44にて室内側から昇降操
作可能に嵌合された昇降杆41と、換気口開閉板19側と昇
降杆41側とにそれぞれ突設されてベルクランク38の両ガ
イド溝36,37にそれぞれ係合されたガイド軸40,43とで構
成されるから、室内側から操作片44を把持して昇降杆41
を適宜に昇降させることにより、一方のガイド軸43及び
ガイド溝37を介してベルクランク38を所要角度回動さ
せ、これにより他方のガイド溝36を介しガイド軸40を水
平方向に移動させ、このガイド軸40を介して換気口開閉
板19をスライドさせることができる。従って、換気口開
閉板19が高所にあって室内側から手の届き難い位置にあ
っても、縦枠6内の昇降杆41を操作片44により昇降させ
ることによって、室外側換気口の開閉及びその開口度の
調整を容易に行うことができる。
また、請求項2によれば、上横枠4の室内側側壁4cに
形成される換気口を、防虫機能を有する多数のスリット
状孔部21とすることによって、室内への虫の侵入を防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す換気窓の縦断面図、第2
図は第1図のII-II線断面図、第3図はその左側半分が
第1図のIIIA-IIIA線に沿って断面され、右側半分が第
1図のIIIB-IIIB線に沿って断面された断面図、第4図
は第1図のIV-IV線断面図、第5図は開閉板スライド機
構を示す斜視図である。 1……窓枠、4……上横枠、4c……室内側側壁、4d……
室外側側壁、8……化粧枠、9……上部化粧板、12……
カーテンボックス、15……中空室、16……凹溝条、16a
……上壁部、17……孔部(換気口)、18……孔部、19…
…換気口開閉板、21……スリット状孔部、22……スリッ
ト板、25……スペーサ、29……換気用通路、34……開閉
板スライド駆動機構、36,37……ガイド溝、38……ベル
クランク、40……ガイド軸、41……昇降杆、43……ガイ
ド軸、44……操作片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−120390(JP,U) 実開 昭58−19690(JP,U) 実開 昭55−119892(JP,U) 実開 昭59−111290(JP,U)

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中空角筒状型材からなる窓枠1の上横枠4
    の室外側側壁4dに室内側へ陥没する凹溝条16が上横枠4
    全長に亘って形成されると共に、該凹溝条16の上壁部16
    aには上横枠4の中空室15に通じる換気口が形成され、
    該上横枠4の室内側側壁4cに前記中空室15から室内に通
    じる換気口が形成され、凹溝条16の上壁部側換気口は、
    凹溝条長手方向に沿って一定のピッチで穿設された多数
    の孔部17からなり、これらの孔部17と同一のピッチで穿
    設された多数の孔部18を有する換気口開閉板19が凹溝条
    16の上壁部16a上面に長手方向スライド自在に取付けら
    れ、換気口開閉板19は開閉板スライド駆動機構34に連動
    連結され、開閉板スライド駆動機構34は、両端部にガイ
    ド溝36,37を有し上横枠4内の所要部に枢着されたベル
    クランク38と、窓枠1の縦枠6内に操作片44にて室内側
    から昇降操作可能に嵌合された昇降杆41と、換気口開閉
    板19側と昇降杆41側とにそれぞれ突設されてベルクラン
    ク38の両ガイド溝36,37にそれぞれ係合されたガイド軸4
    0,43とからなる換気用窓枠。
  2. 【請求項2】上横枠4の室内側側壁4cに形成された換気
    口は防虫機能を有する多数のスリット状孔部21からなる
    請求項1に記載の換気用窓枠。
JP1990006279U 1990-01-26 1990-01-26 換気用窓枠 Expired - Lifetime JP2536439Y2 (ja)

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