JP2525992Y2 - 半月カッタ - Google Patents

半月カッタ

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JP2525992Y2
JP2525992Y2 JP10826390U JP10826390U JP2525992Y2 JP 2525992 Y2 JP2525992 Y2 JP 2525992Y2 JP 10826390 U JP10826390 U JP 10826390U JP 10826390 U JP10826390 U JP 10826390U JP 2525992 Y2 JP2525992 Y2 JP 2525992Y2
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cutter
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moon cutter
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幸浩 山口
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東芝タンガロイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、半月カッタに関し、特にプリント基板の座
ぐり加工などに好適するようにしたものである。
(従来の技術) 従来、この種の半月カッタは、第6図でみられるよう
に、軸方向のすくい角θが0°になっているものであ
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来形式の半月カッタ(10)では、第
8図でみられるように加工基板(11)の上面にバリ(1
2)が発生しやすい問題点があった。また、座ぐり加工
では、加工端面の精度が非常に重要であり、バリの発生
が工具寿命の判断基準とされるため早期寿命の問題点が
あった。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、カッタ本
体の先端切刃稜が軸中心線に対し芯下りとなる偏位量δ
を構成し、かつその軸方向のすくい角θがθ=−1°〜
−10°の範囲内で設定されるように構成したものであ
る。
(作用) 本考案の半月カッタイドカッタは、芯下りとなる偏位
量δをプリント基板などのワークに喰付くときに正のす
くい角αを構成して、切れ味を改善するものである。し
たがって、本考案の半月カッタではバリの発生が抑えら
れるものである。
また、本考案の半月カッタは、軸方向のすくい角θが
θ=−1°〜−10°に構成されているため、バリの発生
が抑える方向に切削力が働くものである。
(実施例) 以下、本考案半月カッタにおける一実施例について、
図を参照しながら説明する。
第1図乃至第3図において、(1)は、超硬合金など
からなる半月カッタであり、この半月カッタ(1)は、
シャンク部分(2)およびカッタ本体部分(3)から構
成される。
このカッタ本体部分(3)は、その横断面で略半円状
を呈しているもので、そのすくい面(4)には、外端縁
および先端縁でそれぞれ外周切刃稜(5)および先端切
刃稜(6)が形成されている。この場合、軸方向のすく
い角θは、θ=−1°〜−10°の範囲内で設定される。
また、先端切刃稜(6)における刃先位置は、第1図お
よび第3図で示されているように芯下りとなる偏位量δ
を有している。この場合偏位量δは、通常0.01〜0.2mm
程度にとられる。
このように偏位量δを構成するようにしたのは、第4
図で示されているようにワーク(7)に対する喰付き時
に外周切刃稜(5)に半径方向のすくい角αを与えて切
れ味を良好にする配慮である。これは、切れ味を良くし
てバリを発生させないことを意味し、第7図に示される
従来の加工状態を比較すれば容易に理解できることであ
る。
また、軸方向のすくい角θについて、負の角度を与え
たのは、第5図でみられるように、バリの発生を抑える
方向に切削力Fを向かわせるためである。この場合、−
1°よりも小さいと抑える効果がなく、また−10°をこ
えると逆に切削抵抗が大きくなることからθ=1°〜−
10°の範囲内が好適する。
なお、本考案における半月カッタ(1)は、通常カッ
タ径がφ0.3〜3.0mm、切刃長さが1.5〜7mm程度のものを
対象としている。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したようにバリの発生が抑えられ
るように切刃構成を改善したものであるから、プリント
基板などの座ぐり加工では、特に有効となる利点を有す
る。また、工具の寿命延長も期待できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案半月カッタの一実施例を示す一部正面
図、第2図は、その一部側面図、第3図は、拡大底面
図、第4図は、外周切刃稜の喰付き状態を概念的に示す
説明図、第5図は、ワークに対するすくい面の切削力の
関係を示す説明図、第6図は、従来の半月カッタを示す
正面図、第7図は、従来の半月カッタにおける外周切刃
稜の喰付き状態を概念的に示す説明図、第8図は、同じ
く従来の半月カッタにおけるワークに対するすくい面の
切削力の関係を示す説明図である。 (1)…半月カッタ、(2)…シャンク部分 (3)…カッタ本体部分、(4)…すくい面 (5)…外周切刃稜、(6)…先端切刃稜

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状をなすカッタ本体(3)の横断面が略
    半円状を呈し、そのすくい面(4)の先端縁および外端
    縁で先端切刃稜(6)および外周切刃稜(5)がそれぞ
    れ形成されている半月カッタにおいて、 前記カッタ本体(3)は、その先端切刃稜(6)が軸中
    心線に対し芯下りとなる偏位量δを構成し、その軸方向
    のすくい角θがθ=−1°〜−10°になっていることを
    特徴とする半月カッタ。
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