JP2523616Y2 - 穴あけ工具 - Google Patents

穴あけ工具

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JP2523616Y2
JP2523616Y2 JP10232989U JP10232989U JP2523616Y2 JP 2523616 Y2 JP2523616 Y2 JP 2523616Y2 JP 10232989 U JP10232989 U JP 10232989U JP 10232989 U JP10232989 U JP 10232989U JP 2523616 Y2 JP2523616 Y2 JP 2523616Y2
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JP
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outer peripheral
cutting edge
tip
margin
drilling tool
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JP10232989U
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Inventor
公志 西川
Original Assignee
東芝タンガロイ株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、穴あけ工具に関し、特に下穴加工から仕上
げ加工まで能率のよい加工が行なえるようにしたもので
ある。
(従来の技術) 従来、下穴加工から仕上げ加工まで行なう穴あけ工具
としては、例えば、実開昭62−178012号公報等にみられ
るものが開示されている。この穴あけ工具は、先端切刃
稜によってドリル加工を行ない、外周側にあるバニッシ
ング刃によってリーミング加工を行なうものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、前述した公報にみられる穴あけ工具
は、仕上げ加工がバニッシング刃により行なわれるた
め、切削条件等が相当に制限されるものであった。この
ようなことから、本考案では、切刃構成を改善して汎用
性のある穴あけ工具を提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、軸方向に
延びる1対のフルート溝を形成した工具本体の先端部分
には、先端角αを有する1対の先端切刃が備えられると
ともに、工具本体の外周部分には、外周切刃を有するマ
ージンおよびガイドパットが備えられるようにした穴あ
け工具を前提に改善したものである。
すなわち、前記フルート溝のすくい面は、マージン側
の径方向中心線を基準とした半径方向のすくい角θがθ
=10°〜25°の範囲内で設定され、また、前記マージン
は、前記すくい面側の外周縁に沿って深さX、幅Yの切
欠段部が設けられ、この切欠段部および先端逃げ面の合
成によって先端切刃のコーナー部分には、前記外周切刃
よりも小径となる先行切刃としての先行外周切刃および
先端切刃に対して軸方向後方に向かう後退量Zを構成す
る位置にあるチャンファ刃がそれぞれ形成されるように
したものである。
(作用) 本考案における穴あけ工具は、先端切刃および先行す
る外周切刃によって穴あけ加工が開始され、次いでフル
ート溝の切欠段部および先端逃げ面の合成によって形成
されたチャンファ刃およびマージン側の外周切刃によっ
て所定の穴があけられる。そして、所定の穴をあけるに
あたっては、マージンおよびガイドパットがバニッシン
グ作用をなすものである。
(実施例) 以下、本考案穴あけ工具における一実施例について、
図を参照しながら説明する。
第1図および第2図において、(1)は、シャンク部
分(2)および工具本体(3)からなる穴あけ工具であ
り、工具本体(3)には、軸方向に延びる1対のフルー
ト溝(4)が形成されている。
また、工具本体(3)の先端部分には、先端角αを有
する先端切刃(5)が形成されるため第1次逃げ面
(6)および第2次逃げ面(7)が設けられている。ま
た、工具本体(3)の外周部分に設けられたガイドパッ
ト(8)側には、第3次逃げ面(9)が形成される。こ
の場合、第1次逃げ面(6)、第2次逃げ面(7)およ
び第3次逃げ面(9)における逃げ角については、例え
ば10°,20°,30°にそれぞれ設定される。
しかして、前記フルート溝(4)は、半径方向のすく
い角θを有するすくい面(4a)および起立面(4b)から
なるが、すくい面(4a)側の外縁部分には、軸方向に沿
って深さX,幅Yからなる切欠段部(10)が形成されてい
る。そして、この切欠段部(10)およびマージン(11)
の交差稜によって外周切刃(12)が形成され、切欠段部
(10)および先端逃げ面の合成によって先行切刃として
の先行外周切刃(13)が形成される。この場合、先行外
周切刃(13)は、すくい面(4a)によってマージン(1
1)側の径方向中心線を基準とした半径方向のすくい角
θが構成される。そして、半径方向のすくい角θは、第
2図および第3図で示されているように、回転中心を通
る径方向中心線を基準にして表示されるがθ=10°〜25
°の範囲内で設定される。これは、半径方向のすくい角
θが10°未満であると切れ味が悪くなり、また25°をこ
えると切刃強度が不足するためである。
また、先端切刃(5)の外周コーナー部分には、深さ
X,幅Yによる前記切欠段部(10)および先端逃げ面の存
在によって、軸方向後方に向って偏位量Zを有するチャ
ンファ刃(14)が形成される。このチャンファ刃(14)
は、仕上げ加工を行なうものであり、これに伴って前記
外周切刃(12)、マージン(11)およびガイドパット
(8)がリーミング作用をなすものである。
第3図は、変形例を示したものであり、ガイドパット
(8)側にも切欠段部(15)を形成して、外周切刃(1
6)を構成するようにしたものである。したがって、こ
の外周切刃(16)の半径方向すくい角(図示せず)は、
カイドパット(8)側の径方向中心線を基準にして構成
される。この変形例は、被削材として比較的溶着しない
もの例えば鋳鉄などに好適するものである。
さらに、第4図に示すものは、マージン(11)側にダ
イヤモンド、立方晶窒化硼素などの多結晶焼結体からな
る切刃チップ(17)を備えるようにしたものである。こ
のようにして構成された本考案の穴あけ工具について、
アルミ合金を切削試験をしたところ有効な結果が得られ
た。これに対し、切欠段部(10)を有しない従来品につ
いては、加工穴の拡大代および仕上げ面粗さがともに本
考案品よりも悪かった。
(考案の効果) 本考案は、以上説明したように、半径方向すくい角θ
を有するフルート溝(4)のすくい面(4a)には、切欠
段部(10)を設けることにより、この切欠段部(10)お
よび先端逃げ面の合成によって先行外周切刃(13)およ
び編位量Zを有するチャンファ刃(14)が付加されるよ
うに構成したものである。したがって、仕上げ加工が有
効に行なえ、穴あけ加工の能率向上、仕上げ面粗さ、拡
大代などの精度向上が期待できるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案穴あけ工具の一実施例を示す正面図、
第2図は、その拡大側面図、第3図は、変形例を示す拡
大側面図、第4図は、同じく変形例を拡大して示す一部
側面図、第5図は、第1図の要部拡大図である。 (1)…穴あけ工具、(2)…シャンク部分、(3)…
工具本体 (4)…フルート溝、(4a)…すくい面、(5)…先端
切刃 (8)…ガイドパット、(10)…切欠段部、(11)…マ
ージン (12)…外周切刃、(13)…先行する外周切刃 (14)…チャンファ刃

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に延びる1対のフルート溝(4)を
    形成した工具本体(3)の先端部分には、先端角αを有
    する1対の先端切刃(5)が備えられるとともに、工具
    本体(3)の外周部分には、外周切刃(12)を有するマ
    ージン(11)およびガイドパット(8)が備えられるよ
    うにした穴あけ工具において、 前記フルート溝(4)のすくい面(4a)は、マージン
    (11)側の径方向中心線を基準とした半径方向のすくい
    角θがθ=10°〜25°の範囲内で設定されており、 前記マージン(11)は、前記すくい面(4a)側の外周縁
    に沿って深さX、幅Yからなる切欠段部(10)が設けら
    れ、この切欠段部(10)および先端側の逃げ面の合成に
    よって先端切刃(5)のコーナー部分には、前記外周切
    刃(12)よりも小径で先行する外周切刃(13)および先
    端切刃(5)に対して軸方向後方に向かう後退量Zを構
    成するチャンファ刃(14)がそれぞれ形成されるように
    したことを特徴とする穴あけ工具。
JP10232989U 1989-08-31 1989-08-31 穴あけ工具 Expired - Lifetime JP2523616Y2 (ja)

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JPH0340013U JPH0340013U (ja) 1991-04-17
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JP2002178211A (ja) * 2000-12-14 2002-06-25 Osg Corp 超高圧cbn焼結体エンドミル
JP5413888B2 (ja) * 2009-04-24 2014-02-12 株式会社タンガロイ 穴あけ工具
WO2010143595A1 (ja) * 2009-06-11 2010-12-16 株式会社タンガロイ 穴あけ工具

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