JPH031138Y2 - - Google Patents

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JPH031138Y2
JPH031138Y2 JP1985163963U JP16396385U JPH031138Y2 JP H031138 Y2 JPH031138 Y2 JP H031138Y2 JP 1985163963 U JP1985163963 U JP 1985163963U JP 16396385 U JP16396385 U JP 16396385U JP H031138 Y2 JPH031138 Y2 JP H031138Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、スローアウエイ式ボールエンドミ
ルに用いて好適なスローアウエイチツプに関する
ものである。
[従来の技術] 第21図および第22図は、一枚刃のスローア
ウエイ式ボールエンドミルに用いられている従来
のスローアウエイチツプ(以下、チツプと略称す
る。)を示すものである。
このチツプ1は、下面2が着座面とされた板状
のもので、すくい面とされるその上面3の、上記
ボールエンドミルの工具本体4において外周側に
位置する稜線部には、略円弧状の凸曲線をなす外
周刃5が形成されている。また、この外周刃5の
工具本体4の先端部側に位置する上面3の稜線部
には、直線状をなす底辺6が形成されている。そ
して、このチツプ1は、第22図に示すように、
工具本体4にその底刃6をこの工具本体4の軸線
Oから離間させて装着されている。
ところで、上記従来のチツプ1を装着した上記
ボールエンドミルで軸方向切削を行なおうとする
と、底刃6が工具本体4の軸線Oと離れているの
で、回転中心部に被切削材の削り残し部分である
円柱状のコアが生じ、このコアがチツプ1自体に
突き当たつてしまう。したがつて、このチツプ1
によつては軸方向切削を行うことができないとい
う不都合があつた。
このため、第23図および第24図に示すよう
な、工具本体4の軸線Oを横切るような底刃7が
形成されたチツプ8も提案されている。このチツ
プ8によれば、工具本体4の回転中心にコアを生
じることがなく、よつて横送り切削と軸方向切削
とのいずれの切削をも行うことができる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、第23図および第24図に示す
従来のチツプ8にあつては、切削に際して底刃7
の工具本体4の軸線O近傍に位置する部分の切削
速度が極端に低く、しかも軸方向切削を行つた場
合には、この部分に大きなスラスト荷重が作用す
るため、特にこの底刃7の上記軸線O近傍部分が
欠損し易いという問題があつた。また、底刃7が
装着される工具本体4の軸線Oを横切るようにし
て形成されているため、工具本体4の直径が大き
くなると、そのままチツプ8の寸法も大きくせざ
るを得ず、よつて価格の高騰を招いて不経済であ
るという問題があつた。
[考案の目的] この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
一枚だけで横送り切削と軸方向切削とを行うこと
ができ、しかも工具本体の直径が増大してもその
寸法の増大を招くことがなくて経済的なチツプを
提供することを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案のチツプは、下面が着座面、上面がす
くい面とされ、軸線回りに回転する工具本体の先
端部外周のチツプ取付座に装着されるとともに、
上記上面の上記工具本体の外周側及び内周側にそ
れぞれ切刃が形成されてこれら外周刃及び内周刃
で同時に切削を行うようにしたスローアウエイチ
ツプにおいて、上記下面に工具本体のチツプ取付
座に形成された当接面と係合し、切削時にチツプ
にかかる着座面に平行な方向の分力を受ける当接
面を形成したものである。
[実施例] 第1図〜第7図は、この考案のチツプの第一の
例を示すもので、第21図〜第24図に示した従
来のものと同一構成部分には同一符号を付してそ
の説明を省略する。
第1図〜第4図において、このチツプ10にお
いては、工具本体に装着された際にその内周側に
位置する上面3の稜線部に、内周刃11が形成さ
れている。また、このチツプ10の下面2中央部
には、上記工具本体の軸線方向に沿つて断面コ字
状をなす溝部12が形成されている。そして、こ
の溝部12の上記内周刃11側に向けた側面は、
切削に際して上記外周刃5による切削の送り分力
を受けるための当接面13とされている。またこ
の溝部12の当接面13と対向する側面は、切削
に際して上記内周刃11による切削の送り分力を
受けるための当接面14とされている。
そして、このチツプ10は、第5図〜第7図に
示すように、その外周刃5および内周刃11をそ
れぞれボールエンドミルの工具本体4の外周側お
よび内周側に位置させて、この工具本体4の軸線
Oから離間したこの工具本体4外周のチツプ取付
座に着脱自在に装着されている。ここで、このチ
ツプ10は、その下面2に形成された溝部12を
上記チツプ取付座に形成された凸部15に係合さ
せて固定されている。他方、上記工具本体4の先
端部中央には、先端面から軸線O方向に沿つて所
定深さのコア収納凹部16が穿設されている。こ
のコア収納凹部16は、切削に際してチツプ10
を軸線Oから離間させたことに伴い被切削材に生
じる円柱状のコアを収納するためのものである。
そして、このチツプ10は、その内周刃11を上
記工具本体4のコア収納凹部16内に露出させて
装着されている。
このようなチツプ10が装着されたボールエン
ドミルで軸方向切削を行つた場合には、チツプ1
0の底刃6によつて被切削材に環状の溝が切削形
成される。これにより、上記工具本体4の回転中
心部に位置する被切削材には、軸線Oからこのチ
ツプ10の底刃6の内周側端部までの距離を半径
とするコアが生成される。そしてこのコアは、ボ
ールエンドミルの送りに伴つて相対的に成長して
コア収納凹部16内に収納され、その後横送り切
削を行う際に、このチツプ10の内周刃11によ
つて削り取られてゆく。なお、単なる横送り切削
を行う場合には、このチツプ10の外周刃5によ
つて切削加工が行われてゆく。
しかして、このようなスローアウエイ式ボール
エンドミルに装着されるチツプ10にあつては、
工具本体4のコア収納凹部16内に臨む内周刃1
1を形成してあるから、上述したように横送り切
削と軸方向切削とを共に行うことができる。しか
も、内周刃11を形成したことにより、工具本体
4の外周にその軸線Oから離間させて装着するこ
とができるため、底刃6の内周側端部の切削速度
が速くなつて底刃6の内周側端部に過大なスラス
ト荷重が作用することがなくなり、よつてこの底
刃6の欠損を防止することができる。また、装着
するボールエンドミルの直径が大きい場合にも、
その寸法を増大させることがなくそのまま工具本
体4の外周側に装着して使用することができる。
さらに、このチツプ10にあつては、下面2の
中央部に溝部12を形成し、これによりそれぞれ
外周刃5および内周刃11による切削の送り分力
を受ける工具本体4との当接面13,14を独立
して形成してあるので、切削荷重の大きい切削を
行つた場合においてもズレやガタを生じることが
なく、精度の高い切削を行うことができる。
[他の実施例] 第8図〜第11図は、この考案のチツプの第二
の例を示すもので、この例のチツプ20では、下
面3の稜線部に2組みの上記外周刃5a,5b底
刃6a,6bおよび内周刃11a,11bが、そ
れぞれ180゜回転対称となるようにして形成されて
いる。すなわち、このチツプ20は、一方の外周
刃5a、底刃6aおよび内周刃11aが切削によ
り損耗した場合には、これを180°回転させること
により、引き続き他方の外周刃5b、底刃6bお
よび内周刃11bを使用することができるように
なつている。また、このチツプ20においても、
その下面2の中央部に上記第一の例に示したもの
と同様の溝部12が形成されている。
また、第12図〜第19図は、この考案の第三
の例を示すものである。
第12図〜第16図において、この例のチツプ
25にあつては、第8図〜第11図に示した上記
第二の例のものに加えて、さらにその上面3の、
底刃6a,6bと内周刃11a,11bとの間の
各々の角部分26a,26bが、それぞれ上面3
の中央部から上記各角部26a,26bに向けて
上記上下面2,3間の厚さが漸次減少する傾斜面
によつて形成されている。そして、このチツプ2
5は、第17図〜第19図に示すように、工具本
体4のチツプ取付座にその上面3の先端部を上記
工具本体4の軸線Oより上方に位置させることに
より、外周刃でのラジアルレーキ角が負とされた
状態で装着されて使用に供される。
しかして、このような第二および第三の例のチ
ツプ20,25にあつては、上記第一の例に示し
たものと同様の作用効果を得ることができるほ
か、さらに2組みの外周刃5a,5b、底刃6
a,6bおよび内周刃11a,11bを180゜対称
の形に形成してあるので、一方の外周刃5a等が
損耗した際には、これを180゜回転させることによ
り、上記外周刃5a等と対向する外周刃5b等を
使用することができるため、その経済性に優れ
る。
また、特に上記第三の例に示したチツプ25に
あつては、これを第17図〜第19図に示すよう
に、その上面3を工具本体4の軸線Oより上方に
位置させることによりその外周刃5aでのラジア
ルレーキ角が負とされた場合においても、第20
図に示すように内周刃11aの先端部27付近の
角部分26aを傾斜面によつて形成しているた
め、この内周刃11aの先端部27でのラジアル
レーキ角が図中二点鎖線で示す従来のもののよう
に正方向に大きくなつてその逃げ面に二番当たり
を発生することがない。したがつて、第18図に
示すように、工具本体4に大きなバツクメタル量
Hを確保することができ、よつて装着される工具
本体4の工具剛性を高めることができる。
なお、上記実施例においては、いずれもチツプ
10,20,25の下面2に溝部12を形成し、
この溝部12の側面にそれぞれ外周刃5と内周刃
11との切削による送り分力を受けるための当接
面13,14を形成したが、これに限るものでは
なく、上記下面2側に凸部を形成してこの凸部の
各側面に上記当接面を形成するとともに、工具本
体4側にこの凸部が係合する溝部を形成するよう
にしてもよい。
[考案の効果] 以上説明したようにこの考案はチツプは、下面
が着座面、上面がすくい面とされ、軸線回りに回
転する工具本体の先端部外周のチツプ取付座に装
着されるとともに、上記上面の上記工具本体の外
周側及び内周側にそれぞれ切刃が形成されてこれ
ら外周刃及び内周刃で同時に切削を行うようにし
たスローアウエイチツプにおいて、上記下面に工
具本体のチツプ取付座に形成された当接面と係合
し、切削時にチツプにかかる着座面に平行な方向
の分力を受ける当接面を形成したものである。よ
つて、内周刃を軸線から離間させて工具に取り付
け、外周刃と内周刃の双方を同時に使つて切削を
行うような場合に、チツプに工具本体の径方向に
かかる力をその当接面を介して工具本体で受ける
ことができ、切削荷重の大きい加工を行つた場合
でもチツプの取付けにズレやガタを生じることが
なく、精度の高い切削を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図はこの考案のスローアウエイチ
ツプの第一実施例を示すもので、第1図は正面
図、第2図は側面図、第3図は第1図のA1−A1
線視図、第4図は第3図のA2−A2線視図、第5
図は上記チツプを工具本体に装着した状態を示す
正面図、第6図は同側面図、第7図は第6図の
A3−A3線視図、第8図〜第11図はこの考案の
第二実施例を示すもので、第8図は正面図、第9
図は側面図、第10図は第8図のA4−A4線視図、
第11図は第10図のA5−A5線視図、第12図
〜第16図はこの考案の第三実施例を示すもの
で、第12図は正面図、第13図は側面図、第1
4図は第12図のA6−A6線視図、第15図は第
12図のA7−A7線視図、第16図は第14図の
A8−A8線視図、第17図は上記チツプを工具本
体に装着した状態を示す正面図、第18図は同側
面図、第19図は第18図のA9−A9線視図、第
20図は上記チツプの内周刃先端部の位置を示す
模式図、第21図および第22図は従来のスロー
アウエイチツプを示すもので、第21図は工具本
体に装着した状態を示す正面図、第22図は第2
1図のA10−A10線視図、第23図および第24
図は他の従来のチツプを示すもので、第23図は
工具本体に装着した状態を示す正面図、第24図
は第23図のA11−A11線視図である。 10,20,25……スローアウエイチツプ、
2……下面、3……上面、4……工具本体、5,
5a,5b……外周刃、6,6a,6b……底
刃、11,11a,11b……内周刃、12……
溝部、13,14……当接面、26a,26b…
…傾斜面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 下面が着座面、上面がすくい面とされ、軸線
    回りに回転する工具本体の先端部外周のチツプ
    取付座に装着されるとともに、上記上面の上記
    工具本体の外周側及び内周側にそれぞれ切刃が
    形成されてこれら外周刃及び内周刃で同時に切
    削を行うようにしたスローアウエイチツプにお
    いて、上記下面には工具本体のチツプ取付座に
    形成された当接面と係合し、切削時にチツプに
    かかる着座面に平行な方向の分力を受ける当接
    面が形成されていることを特徴とするスローア
    ウエイチツプ。 (2) 上記上面は、その上記外周刃と内周刃とに挾
    まれた角部分が上記上面の中央部から上記角部
    分に向けて上記上下面間の厚さが漸次減少する
    傾斜面によつて形成されていることを特徴とす
    る実用新案登録請求の範囲第1項記載のスロー
    アウエイチツプ。
JP1985163963U 1985-10-25 1985-10-25 Expired JPH031138Y2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985163963U JPH031138Y2 (ja) 1985-10-25 1985-10-25
US06/815,055 US4693641A (en) 1985-10-25 1985-12-31 End mill with throw-away tip
DE19863600077 DE3600077A1 (de) 1985-10-25 1986-01-03 Stirnfraeser mit auswechselbarer spitze
US02/066,339 US4808045A (en) 1985-10-25 1987-07-23 End mill with throw-away tip

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