JP2523100Y2 - 車両用サン・ルーフのデフレクター保持装置 - Google Patents

車両用サン・ルーフのデフレクター保持装置

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JP2523100Y2
JP2523100Y2 JP2844892U JP2844892U JP2523100Y2 JP 2523100 Y2 JP2523100 Y2 JP 2523100Y2 JP 2844892 U JP2844892 U JP 2844892U JP 2844892 U JP2844892 U JP 2844892U JP 2523100 Y2 JP2523100 Y2 JP 2523100Y2
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magnet
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roof
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満之 栗野
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両用サン・ルーフ
のデフレクター保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ルーフ開口の前端側には、リッ
ドのスライド全開時に、例えば、実開昭61−1086
16号公報に見られるように車室内への走行風の巻き込
みを防ぐデフレクターが設けられている。
【0003】デフレクターの概要は、例えば、図6に示
す如くスライド開口可能なリッド101を備えたルーフ
開口103の前端側に、左右のデフレクターアーム10
5(反対側は図示していない)によって両端支持され、
前記デフレクターアーム105の上下動に連動して倒伏
した収納姿勢(実線)と、ルーフ開口103より上方に
突出する起立した作動姿勢(鎖線)とに切換可能なデフ
レクター107が設けられ、付勢ばね(図示していな
い)により反時計方向となる作動姿勢側へ向け付勢され
ている。
【0004】デフレクターアーム105は、付勢ばね1
09により上方、矢印イ方向へ向けて付勢され、リッド
101が矢印ロの如く後方へスライド移動する際に、リ
ッド101の押圧部材111がデフレクターアーム10
5から離れることで、デフレクターアーム105は押圧
力が解除され、上昇回動する。これにより、デフレクタ
ー107は収納姿勢から起立した作動姿勢に切換わる構
造となっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】前記した如くデフレク
ター107は、デフレクターアーム105の上方への回
動時に連動して倒伏した収納姿勢から起立した作動姿勢
に切換わるものであるが、その作動姿勢時のデフレクタ
ー107は、付勢ばねによるばね圧のみで保持状態が確
保されている所から、高速走行時には風の影響でバタ付
きが発生し易く品質感を損なう要因となっている。
【0006】この場合、付勢ばねのばね圧を強く設定す
ることで、ある程度の対応が図れるが、反面、起立した
作動姿勢から倒伏した収納姿勢への切換動作時に、その
作動が重たくなり円滑な収納が望めなくなる等の新たな
問題を招来する。
【0007】そこで、この考案は、円滑な収納を可能に
すると共に風の影響を受けることなくデフレクターを作
動姿勢の状態に確実に保持できるようにした車両用サン
・ルーフのデフレクター保持装置を提供することを目的
としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この考案は、車体のルーフ開口に、少なくともスラ
イド開口可能なリッドを備えたサン・ルーフにおいて、
前記ルーフ開口の前端側に、リッドのスライド開口及び
スライド全閉に連動して上下動する左右のデフレクター
アームによって両端支持され、前記デフレクターアーム
の上下動に連動して倒伏した収納姿勢と、ルーフ開口よ
り突出する起立した作動姿勢とに切換可能なデフレクタ
ー本体を設け、前記車体側又はデフレクターアーム側に
磁石を設ける一方、デフレクター本体の作動姿勢時に前
記磁石によって吸着支持する金属製の吸着体をデフレク
ター本体の一部分に設けてある。
【0009】
【作用】かかる装置によれば、リッドのスライド開口時
に上方へ回動するデフレクターアームによってデフレク
ター本体の作動姿勢が得られる。この時、吸着体は磁石
によって吸着支持されるようになる。したがってデフレ
クター本体は風の影響等でバタ付くことがなくなり確実
な保持状態が得られる。また、リッドをスライド全閉に
すると下方へ回動するデフレクターアームによって吸着
体は磁石から無理なく離れ、デフレクター本体は倒伏し
た収納姿勢となる。
【0010】
【実施例】以下、図1乃至図4の図面を参照しながらこ
の考案の一実施例を詳細に説明する。
【0011】図中1は車両のルーフを示しており、ルー
フ1にはルーフ開口3が設けられている。ルーフ開口3
には開閉可能なリッド5が設けられ、リッド5の外周縁
部には、リッド5の全閉時にルーフ開口縁7と弾接して
シールを確保するウェザーストリップ等のシール部材9
が装着されている。
【0012】リッド5の両側には前後方向の略全長にわ
たり取付ブラケット11が固着されそれの前端にはロー
ラー状の押圧体12が設けられている。取付ブラケット
11の下位で、前記ルーフ開口3の前端側から両側方に
わたって断面チャンネル状のレール部13を有するガイ
ドレール15が配置される一方、ルーフ開口3の前端側
領域にはデフレクター17が設けられている。
【0013】リッド5は、ガイドレール15のレール部
13,13に対して前後にスライド可能な前方の移動シ
ュー19と後方の移動シュー(図示していない)とによ
って支持されている。
【0014】後方の移動シューは、図示していないが、
リッド5の後端側を上下動させる、いわゆるチルトアッ
プ、チルトダウンを図る昇降機能を備えており、レール
部13のガイド孔21内を走るギヤードケーブル23に
よって前後にスライド自在に制御される駆動用となって
いる。
【0015】一方、デフレクター17のデフレクター本
体27は、左右一対のデフレクターアーム25と、アー
ム25とをつなぐ車幅方向に長い板状に形成され、デフ
レクターアーム25は、リッド5のスライド全閉時にお
いて、アーム上面25aに作用する前記押圧体12によ
り下方へ向け押圧されると共に基部は、ガイドレール1
5にビス29により固着された取付部材31にピン33
によって回転自在に枢支されている。また、デフレクタ
ーアーム25は、前記取付部材31に固定支持された板
状の付勢ばね35により常時上方へ向けて付勢されてい
る。したがって、デフレクターアーム25は、リッド5
の後方へのスライド開口時に、押圧体12により押圧が
解除されることで、上方への回動が可能となる。
【0016】また、デフレクターアーム25の先端は、
図4に示すように後述するヒンジピン37を中心とする
弧状のガイド溝孔39を内側に有する保持部41となっ
ている。この保持部41には、ガイド溝孔39の前端縁
から内側へ向け屈曲され、デフレクター本体27の係合
ピン41とほぼ平行なストッパー面43aを有する屈曲
部43を有し、この屈曲部43内に、吸着面45aが前
記ストッパー面43aから露出する磁石45が設けられ
ている。
【0017】デフレクター本体27は、上方の両端に前
記係合ピン41,41が設けられている。係合ピン41
は、デフレクター本体27側の吸着体として機能してお
り前記磁石45に対して吸着可能な金属製となってい
て、先端はガイド溝孔39内にスライド自在に係合して
いる。
【0018】また、デフレクター本体27の下端側両端
にはカール状の屈曲部47により両端支持された前記ヒ
ンジピン37が設けられている。ヒンジピン37は、ガ
イドレール15のレール部13に固着されたヒンジピン
受部材49に回動自在に枢着されると共に付勢ばね51
が介装されている。これにより、デフレクター本体27
は、常時、反時計方向(図1矢印ハ)へ向けて付勢力が
与えられると共にガイド溝孔39の範囲内において係合
ピン41の移動が可能となっている。
【0019】このように構成されたデフレクター保持装
置において、リッド5の全閉時には、押圧体13によっ
てデフレクターアーム25は下方へ向け押圧されデフレ
クター本体27は図1鎖線で示すように倒伏した収納姿
勢(鎖線)の状態となる。
【0020】次に、リッド5を後方へ移動し(矢印ニ)
スライド開口すると、押圧体12はデフレクターアーム
25から離れ押圧を解除する。この結果、付勢ばね35
によりデフレクターアーム25は上方へ回動し、デフレ
クター本体27の起立した作動姿勢(図1実線)が得ら
れる。この作動姿勢時において、磁石45と係合ピン4
1は一体に吸着し合うため、風の影響を受けてもバタ付
くことがなくなり、作動姿勢が確保されるようになる。
これにより、走行風はデフレクター本体27により図2
矢印の如く後方へ向けて整流され車室内への走行風の巻
き込みは起きない。
【0021】一方、リッド5をスライド全閉すべく前方
へスライドさせると、押圧体12はデフレクターアーム
25のアーム上面25aを押圧する。この時、押圧力に
より係合ピン41は磁石45から無理なく離れると共に
下方へ向け回動し、リッド5の全閉と同時にデフレクタ
ー本体27は倒伏した収納姿勢が得られるようになる。
【0022】なお、磁石45と吸着し合う吸着体となる
係合ピン41は前記実施例に限定されるものでない。例
えば、図5に示すように、係合ピン41と別体に、デフ
レクター本体27の下方両端部に、吸着体となる金属製
の突出部49を設けるようにするものである。この場
合、突出部49を吸着する磁石45は突出部49と対向
し合うガイドレール15側に設けるようになる。これに
より前記実施例と同様の効果が得られる。
【0023】
【考案の効果】以上、説明したように、この考案によれ
ば、風に影響されることなく作動姿勢時のデフレクター
を、磁石により確実に保持してバタ付きを抑えることが
できるため、品質感の向上が図れる。また、磁石による
吸着力を利用しているので、吸着、吸着解除が容易とな
りデフレクターの円滑な収納状態が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】デフレクター本体の作動姿勢と収納姿勢を示し
た要部の拡大断面図である。
【図2】リッドの動きとデフレクター本体との動きを示
した動作図である。
【図3】デフレクター本体の取付状態を示した分解斜視
図である。
【図4】デフレクターアーム側に磁石を設けた斜視図で
ある。
【図5】吸着体の変形例を示した斜視図である。
【図6】従来例を示した説明図である。
【符号の説明】
3 ルーフ開口 5 リッド 25 デフレクターアーム 27 デフレクター本体 41 係合ピン(吸着体) 45 磁石

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体のルーフ開口に、少なくともスライ
    ド開口可能なリッドを備えたサン・ルーフにおいて、前
    記ルーフ開口の前端側に、リッドのスライド開口及びス
    ライド全閉に連動して上下動する左右のデフレクターア
    ームによって両端支持され、前記デフレクターアームの
    上下動に連動して倒伏した収納姿勢と、ルーフ開口より
    突出する起立した作動姿勢とに切換可能なデフレクター
    本体を設け、前記車体側又はデフレクターアーム側に磁
    石を設ける一方、デフレクター本体の作動姿勢時に前記
    磁石によって吸着支持する金属製の吸着体をデフレクタ
    ー本体の一部分に設けたことを特徴とする車両用サン・
    ルーフのデフレクター保持装置。
JP2844892U 1992-04-28 1992-04-28 車両用サン・ルーフのデフレクター保持装置 Expired - Lifetime JP2523100Y2 (ja)

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JPH0586640U JPH0586640U (ja) 1993-11-22
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JP2597087Y2 (ja) * 1993-12-10 1999-06-28 八千代工業株式会社 車両用サンルーフ装置のディフレクタ取付構造
JP2014180999A (ja) * 2013-03-21 2014-09-29 Aisin Seiki Co Ltd 車両用デフレクタ装置

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