JPH0357536Y2 - - Google Patents

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JPH0357536Y2
JPH0357536Y2 JP1985192593U JP19259385U JPH0357536Y2 JP H0357536 Y2 JPH0357536 Y2 JP H0357536Y2 JP 1985192593 U JP1985192593 U JP 1985192593U JP 19259385 U JP19259385 U JP 19259385U JP H0357536 Y2 JPH0357536 Y2 JP H0357536Y2
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JP
Japan
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lifter
cover body
pivot point
roof
protrusion
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JP1985192593U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は乗物の屋根窓に関する。
(従来の技術) 車輌の屋根窓としては、第6図及び第7図に示
すようなものがあり、このものでは、車輌の屋根
36に、カバー体37により開閉される窓開口部
38が形成され、窓開口部38の開口縁部に、該
開口縁部とカバー体37の外周縁部間に介装され
るシール材39が接着されている。
そして、カバー体37の左右両側部下面には一
対のリフタ40が配設され、リフタ40前端部
に、ガイドレール41に前後方向に摺動自在に係
合されるシユー42が備えられ、リフタ40後部
にカム溝43が形成されている。
又、各ガイドレール41には、シユー44を備
える左右一対のスライダ45が前後方向に摺動自
在に配設され、各スライダ45に、リフタ40の
カム溝43内に摺動自在に係合されるローラ46
が備えられている。
そして、上記カム溝43を有するリフタ40
と、ローラ46等により、カバー体37のチルト
機構47が構成され、スライダ45の摺動によ
り、チルト機構47が作動して、カバー体37
は、第6図に示すような窓開口部38を閉鎖する
閉鎖体勢と、第7図に示すような所定の後上りの
傾斜体勢とに体勢変更せしめられる。
(考案が解決しようとする問題点) ところで、上記従来においては、カバー体37
は単にリフタ40のシユー42を中心として体勢
変更するだけであつたので、カバー体37を上記
所定の傾斜体勢とした際には、カバー体37の前
端部がシール材39に強く押付けられて、シール
材39が窓開口部38の開口縁部からめくれ上つ
たりすることがあり、このようなシール材39の
めくれ上りによつてシール性や外観体裁が悪化し
たりすることがあつた。
本考案は、上記問題を解決できる乗物の屋根窓
を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の特徴とす
る処は、屋根1の窓開口部2をシール材4介在下
で開閉するカバー体10と、窓開口部2下方の左
右両側で前後方向に配置した一対のガイドレール
7と、前部が可動支点24を介してガイドレール
7に摺動自在に枢支されたリフタ16とを備え、
リフタ16の可動支点24回りの後部上昇方向の
回動によつてカバー体10後部を上昇させるべ
く、リフタ16の後端部がカバー体10下面側に
連結された乗物の屋根窓において、リフタ16前
端部に可動支点24より前方に突出する突出部1
6aを設け、カバー体10前部下面側の前端より
後方でかつ突出部16aより前方にカバー体10
を支持するための枢支点14を設け、枢支点14
及び突出部16aは、中途部がガイドレール7に
摺動自在に枢支された連動体13の前後端部にそ
れぞれ枢支連結され、連動体13は、リフタ16
の後部上昇回動に伴う突出部16aの下降によつ
て枢支点14を後上方に上昇させるようにリフタ
16に連動連結されている点にある。
(作用) 本考案によれば、カバー体10が窓開口部2の
閉鎖体勢にある時には、第2図に示すように、ロ
ーラ18が切欠部19の上方における前側上スト
ツパ20と後側ストツパ23間の位置に有り、ロ
ーラ31がカム溝25の前端部に位置し、ローラ
27が長孔26の前端部に位置する。この状態で
は、カバー体10の外周部が装着枠3上のシール
材4に所定の力で押圧されており、カバー体10
の外周部と窓開口部2の開口縁部間のシールは完
璧である。
上記状態からスライダ28を後方に摺動させる
と、スライダ28のローラ31がリフタ16のカ
ム溝25内を後端部まで後方に摺動して、リフタ
16の後部が持上がると共に、ローラ27がリフ
タ16の長孔26内を後端部まで後方に摺動し
て、カバー体10が第1図に示すように所定の後
上りの傾斜体勢に回動する。
この場合において、ローラ27は後側ストツパ
23と接当して、後方への移動を阻止されてお
り、上記リフタ16の回動と共に、フロントリン
ク13はシユー15廻りに回動して、ローラ18
が切欠部19から外ガイド部9内に入り、これに
より、カバー体10の前部が上昇する。
従つて、カバー体10の後上りの傾斜姿勢への
体勢変更時に、カバー体10の前端部がシール材
4から下方若しくは前方へ変位することがないの
で、カバー体10の前端部がシール材4に強く押
付けられて、シール材4が装着枠3からめくれ上
つたりすることがなく、それ故、シール材4のめ
くれ上りによるシール性や外観体裁の悪化を招来
することはない。
而して、更に、スライダ28を後方に摺動させ
ると、スライダ28のローラ31がリフタ16の
カム溝25の後端部に係合していることから、リ
フタ16及びフロントリンク13が後方に移動し
て、ローラ18は外ガイド部9内を後方に摺動す
るのであり、カバー体10を第1図の仮想線で示
すような最後方開放体勢まで移動させることがで
きる。
次に、カバー体10を上記最後方開放体勢から
閉鎖体勢とする際には、スライダ28を前方に摺
動させるのであり、カバー体10は上記傾斜姿勢
で前方へ移動する。
そして、カバー体10が第1図の実線で示す位
置に達すると、ローラ18が前側下ストツパ21
の傾斜面22と接当して、フロントリンク13及
びリフタ16の前方への移動が阻止される。
而して、スライダ28の前方への摺動により、
スライダ28のローラ31がリフタ16のカム溝
25内を前端部まで前方へ摺動して、リフタ16
がシユー24廻りに回動し、リフタ16後部が下
降すると共に、ローラ27がリフタ16の長孔2
6内を前端部まで摺動して、カバー体10の後部
を下降させる。
又、上記の際に、リフタ16前部がシユー24
を中心として上昇して、フロントリンク13の後
部もシユー15を中心として上昇し、ローラ18
が切欠部19から上方に出て、前側上ストツパ2
0と後側ストツパ23間を上昇する。
そして、フロントリンク13前部がシユー15
を中心として下降し、カバー体10の前部が下降
して、カバー体10は窓開口部2の閉鎖体勢とな
る。
(実施例) 以下、本考案を車輌の屋根窓に適用した一実施
例を第1図乃至第5図の図面に基き説明すれば、
1は車輌の屋根で、その適所には、矩形状窓開口
部2が敬しえされて、その開口縁部に装着枠3が
全周にわたつて装着されている。
4はシール材で、装着枠3の上面に全周にわた
つて接着されている。
5はフレームで、屋根1下面に固設されて、窓
開口部2と対応する開口部6が形成されている。
7は左右一対のガイドレールで、窓開口部2の
左右両側部下方に配設されて、装着枠3に装着さ
れ、フレーム5上方に位置する。
ガイドレール7は、その左右方向中央部が上方
に開口するもので、その内外側部に、内・外ガイ
ド部8,9が形成されている。
10は窓開口部2を開閉するカバー体で、ガラ
ス材、金属材、あるいは、合成樹脂材から成り、
その前後部の左右両側部下面からは一対宛の前・
後ブラケツト11,12が下設されている。
13は左右一対のフロントリンク(連動体)で
あり、その前端部が前ブラケツト11下端部に支
軸(枢支点)14によつて枢着されており、カバ
ー体10の前方部分がこのフロントリンク13に
よつて下方から支持されるようになつている。そ
してこのフロントリンク13は、内・外ガイド部
8,9に前後方向に係合されるシユー(可動支
点)15を中途部に備えており、このシユー15
を介してガイドレール7に対して回動可能かつ摺
動可能に枢支されている。
16は左右一対のリフタで、その前端部にシユ
ー24よりも前方に突出する突出部16aを備
え、その突出部16aの先端が各フロントリンク
13の後端部と支軸17により枢結されている。
上記支軸17は外側方に突出しており、その外側
端部には、外ガイド部9に対して係脱されるロー
ラ18が回転自在に備えられている。
これに対応して、外ガイド部9の前部の天壁部
には、ローラ18が外ガイド部9に対して係脱す
るための切欠部19が形成されている。又、外ガ
イド部9の切欠部19の直前位置には、外ガイド
部9の天壁部に固設されるL型状前側上ストツパ
20と、外ガイド部9内に位置する前側下ストツ
パ21とが配設され、前側下ストツパ21の後端
面は前上りの傾斜面22とされている。又、外ガ
イド部9の天壁部上面には、切欠部19の直後に
位置するL形状の後側ストツパ23が固設されて
いる。
又、リフタ16の前部には、内・外ガイド部
8,9に前後方向に摺動自在に係合されるシユー
(可動支点)24が備えられている。更に、リフ
タ16の前後方向中途部には、への字形のカム溝
25が左右方向に貫通形成されると共に、リフタ
16の後端部には、長孔26が左右方向に貫通形
成されており、該長孔26に、後ブラケツト12
に回転自在に備えられたローラ27が摺動自在に
係合されており、これによつて、カバー体10が
その略中央部において当該リフタ16により下か
ら支持されるようになつている。
28は左右一対のスライダで、カバー体10を
前後方向に移動させるためのものであつて、その
前後に、内・外ガイド部8,9に夫々前後方向に
摺動自在に係合される内外一対宛のシユー29が
備えられている。スライダ28はL形状であつ
て、その上端部からは支軸30が外側方に突設さ
れ、支軸30にリフタ16のカム溝25内に移動
自在に係合されるローラ31が回転自在に備えら
れている。スライダ28は可撓ケーブルを介して
駆動装置と連動連結されている。
そして、カム溝25や長孔26を有するリフタ
16と、そのカム溝25に係合するローラ31を
有するスライダ28との間に、カバー体10の後
部を上昇させるチルト機構32が構成されてお
り、また、フロントリンク13とリフタ16の前
部およびブラケツト11等から、カバー体10前
部の昇降機構33が構成されている。
即ち、この昇降機構33において、前記フロン
トリンク13はリフタ16の前端部と連動連結さ
れており、リフタ16の後端側上昇時に前記カバ
ー体10のチルト中心14がこのフロントリンク
13の可動中心15回りの回動によつて後上方に
上昇されるようになつている。
(考案の効果) 以上詳述したように、本考案によれば、カバー
体10の枢支点14を支持すべくガイドレール7
に回動かつ摺動可能に設けた連動体13が、リフ
タ16の後端側上昇時に前記枢支点14を後上方
へ上昇させる方向に回動させるべくリフタ16と
連動連結されているので、カバー体10の後部が
上昇すると同時に、カバー体10の前端がシール
材4から上昇すると共に、その前端が所定閉鎖位
置よりも前方に変位することが防止され、従つ
て、カバー体10の前端上昇時にそれがシール材
4側面と摺り合うことがなく、シール材4のめく
れ上りによるシール性や外観体裁の悪化を極めて
有効に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第5図は本考案の一実施例を示し、
第1図及び第2図の各図は相異なる作動状態を示
す全体縦側断面図、第3図及び第4図の各図は第
2図のA−A線、B−B線各矢視断面図、第5図
は第3図のC−C線矢視断面図、第6図及び第7
図の各図は相異なる作動状態を示す従来の全体縦
側断面図である。 1……屋根、2……窓開口部、4……シール
材、7……ガイドレール、10……カバー体、1
3……フロントリンク(連動体)、14……枢支
点(支軸)、16……リフタ、16a……突出部、
24……シユー(可動支点)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 屋根1の窓開口部2をシール材4介在下で開閉
    するカバー体10と、窓開口部2下方の左右両側
    で前後方向に配置した一対のガイドレール7と、
    前部が可動支点24を介してガイドレール7に摺
    動自在に枢支されたリフタ16とを備え、リフタ
    16の可動支点24回りの後部上昇方向の回動に
    よつてカバー体10後部を上昇させるべく、リフ
    タ16の後端部がカバー体10下面側に連結され
    た乗物の屋根窓において、 リフタ16前端部に可動支点24より前方に突
    出する突出部16aを設け、カバー体10前部下
    面側の前端より後方でかつ突出部16aより前方
    にカバー体10を支持するための枢支点14を設
    け、枢支点14及び突出部16aは、中途部がガ
    イドレール7に摺動自在に枢支された連動体13
    の前後端部にそれぞれ枢支連結され、連動体13
    は、リフタ16の後部上昇回動に伴う突出部16
    aの下降によつて枢支点14を後上方に上昇させ
    るようにリフタ16に連動連結されていることを
    特徴とする乗物の屋根窓。
JP1985192593U 1985-12-13 1985-12-13 Expired JPH0357536Y2 (ja)

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JP1985192593U JPH0357536Y2 (ja) 1985-12-13 1985-12-13

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JPS6299426U JPS6299426U (ja) 1987-06-24
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Families Citing this family (4)

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JPS6317114A (ja) * 1986-07-09 1988-01-25 Oi Seisakusho Co Ltd スライデイングル−フの開閉装置
JPH0426255Y2 (ja) * 1986-10-31 1992-06-24
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JPS60111716U (ja) * 1984-07-12 1985-07-29 ダイキヨ−・ベバスト株式会社 サンル−フ装置

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