JP2522691Y2 - 車体後部構造 - Google Patents

車体後部構造

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JP2522691Y2 JP1990050228U JP5022890U JP2522691Y2 JP 2522691 Y2 JP2522691 Y2 JP 2522691Y2 JP 1990050228 U JP1990050228 U JP 1990050228U JP 5022890 U JP5022890 U JP 5022890U JP 2522691 Y2 JP2522691 Y2 JP 2522691Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車体の後部を構成する車体後部構造に関す
る。
〔従来の技術〕
一般に、車体の後部構造としては、実開昭61−117066
号公報に開示された車体後部構造が知られている。
この車体後部構造においては、第6図に示される如
く、車体後部70のアツパバツクパネル72は、サスペンシ
ヨンタワー74及び車体内壁形成部材としてのルーフサイ
ドインナ76に接合されている。
しかしながら、この車体後部構造においては、第7図
に示される如く、アツパバツクパネル72は、ルーフサイ
ドインナ76の縦壁部76Aに沿って車両上下方向上側へ向
けて形成されたフランジ72Aによって、ルーフサイドイ
ンナ76と接合されている。従って、この接合部は車幅方
向の荷重に対して剥離方向となっているため、接合強度
が充分でなく、車両の振動、騒音等の原因となってい
た。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、アツパバツクパネルと車
体内壁形成部材との接合部の強度を向上することができ
る車体後部構造を得ることが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、車体後部のリヤ
サスペンシヨン取付部近傍の内壁部を構成すると共に車
幅方向内側へ向けて膨出された突出部を有する車体内壁
形成部材と、 車体後部に車幅方向に沿って配置され、車幅方向外側
へ向けて延びる車幅方向端部が前記突出部の車幅方向に
沿って延びる壁部に車幅方向に対して垂直な方向から接
合されたアツパバツクパネルと、 車体後部に車体上下方向に沿って配置され、車幅方向
外側へ向けて延びる壁部が前記アツパバツクパネルの車
幅方向端部に車幅方向に対して垂直な方向から接合され
たスプリングサポートと、 を備えたことを特徴としている。
〔作用〕
上記構成の本考案では、車体後部のリヤサスペンシヨ
ン取付部近傍の内壁部を構成する車体内壁形成部材に車
幅方向内側へ向けて膨出された突出部が形成されてお
り、この突出部の車幅方向に沿って延びる壁部にアツパ
バツクパネルの車幅方向外側へ向けて延びる車幅方向端
部が車幅方向に対して垂直な方向から接合されている。
更に、スプリングサポートの車幅方向に沿って延びる壁
部にアツパバツクパネルの車幅方向外側へ向けて延びる
車幅方向端部が車幅方向に対して垂直な方向から接合さ
れている。従って、アツパバツクパネルと車体内壁形成
部材との接合部及びアツパバツクパネルとスプリングサ
ポートとの接合部が車幅方向に対して剪断継手となる。
このため、スプリングサポートを介してアツパバツクパ
ネルに作用する車幅方向の荷重に対して、スプリングサ
ポートとアツパバツクパネルとの接合部及びアツパバツ
クパネルと車体内壁形成部材との接合部の強度を向上す
ることができる。
〔実施例〕
本考案の実施例を第1図〜第5図に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印INは車両内
側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
第5図に示される如く、車体10の後部には、リヤホイ
ルハウス11が配置されている。
第1図及び第2図に示される如く、リヤホイルハウス
11は車幅方向外側部を構成するリヤホイルハウスアウタ
12と、車幅方向内側部を構成するリヤホイルハウスイン
ナ14とで構成されている。
第3図に示される如く、リヤホイルハウスアウタ12の
下部は、車幅方向外側へ膨出されており、タイヤ収容部
12Aを形成している。またタイヤ収容部12Aのタイヤ半径
方向外側縁部12Bからは、タイヤ半径方向外側(第3図
の上側)へ向けて縦壁部12Cが設けられており、車体内
壁形成部材とされている。
第1図及び第2図に示される如く、リヤホイルハウス
アウタ12の縦壁部12Cの車両前後方向略中央部は、車幅
方向内側へ向けて膨出されており、突出部15とされてい
る。突出部15の前部15Aは、車幅方向内側から見た形状
が、車両前後方向に比べ車両上下方向が若干長い矩形状
とされており、前壁部15Bと上壁部15Cとを備えている。
突出部15の後部15Dは、車幅方向内側から見た形状
が、車両上下方向に比べ車両前後方向が若干長い矩形状
とされている。また、突出部15の後部15Dは前部15Aよ
り、車両上下方向上側へ一段高くされると共に、車幅方
向内側への膨出幅は一段薄くされており、前部15Aの上
壁部15Cと連続した前壁部15Eと上壁部15Fとを備えてい
る。また突出部15の後端部15Gの車幅方向内側への膨出
幅は徐々に薄くされており縦壁部12Cに連結している。
リヤホイルハウスインナ14は車幅方向内側へ向けて膨
出された、タイヤ収容部14Aを備えている。第3図に示
される如く、このタイヤ収容部14Aのタイヤ半径方向外
側縁部は、車幅方向外側へ延設されており、フランジ14
Bとされている。このフランジ14Bは、リヤホイルハウス
アウタ12のタイヤ収容部12Aのタイヤ半径方向外側縁部1
2Bに車両上下方向下側から溶着されている。
第2図に示される如く、リヤホイルハウスインナ14の
車両前後方向中央部には、矩形状の貫通孔14Cが穿設さ
れており、リヤサスペンシヨン(図示省略)の上部が貫
通するようになっている。この貫通孔14Cの廻りには、
車幅方向外側フランジ14D、車幅方向内側フランジ14E、
車両前後方向前側フランジ14F及び車両前後方向後側フ
ランジ14Gが、夫々略車両上下方向上側へ向けて連続的
に設けられている。
第2図に示される如く、リヤホイルハウスインナ14の
貫通孔14Cの車両上下方向上側には、スプリングサポー
ト16が配置されている。このスプリングサポート16の上
壁部16Aは車両前後方向に比べ車幅方向が若干長い矩形
状とされている。スプリングサポート16の上壁部16Aは
略中央部に貫通孔16Bが穿設されており、リヤサスペン
シヨン(図示省略)の上端部が挿入されている。この貫
通孔16Bの廻りには、フランジ16Cが、略車両上下方向上
側へ向けて連続的に設けられている。また、スプリング
サポート16の上壁部16Aの車幅方向外側端部は、突出部1
5の前部15Aの上壁部15Cに車両上下方向上側から溶着さ
れている。
スプリングサポート16の水平断面形状は、開口部を車
幅方向外側へ向けた、コ字状とされており、前壁部16
D、車幅方向内側壁部16E及び後壁部16Fを備えている。
また、前壁部16D、車幅方向内側壁部16E及び後壁部16F
の下端部は、夫々略車両前方、略車幅方向外側及び略車
両後方へ屈曲されフランジ16G、フランジ16H及びフラン
ジ16Jとされている。
第1図に示される如く、これらのフランジ16G、フラ
ンジ16H及びフランジ16Jは、リヤホイルハウスインナ14
のタイヤ収容部14Aの貫通孔14Cの近傍に車両上下方向上
側から溶着されている。また、前壁部16D、車幅方向内
側壁部16E及び後壁部16Fの各下端内周面は、夫々リヤホ
イルハウスインナ14の車幅方向内側フランジ14E、車両
前後方向前側フランジ14F及び車両前後方向後側フラン
ジ14Gに溶着されている。さらにリヤホイルハウスイン
ナ14の車幅方向外側フランジ14Dは、突出部15の前部15A
の車幅方向内側壁部15Jに溶着されている。
スプリングサポート16の前壁部16Dの車幅方向外側端
部は、突出部15の前部15Aの前壁部15Bに車両前後方向前
側から溶着されている。またスプリングサポート16の後
壁部16Fの車幅方向外側端部は、突出部15の前部15Aの後
壁部15Hに車両前後方向後側から溶着されている。
第5図に示される如く、車体10の車室後部には、車幅
方向に長手状とされたアツパバツクパネル20が配置され
ている。
第1図及び第2図に示される如く、アツパバツクパネ
ル20の前部には、縦壁部20Aを挟んで、略水平とされた
後部20Bより一段低い、略水平とされた段部20Cが設けら
れている。この段部20Cの前端部は下方へ屈曲され前壁
部20Dとされている。
第4図に示される如く、アツパバツクパネル20の後部
20Bの車幅方向外側端部は、突出部15の後部15Dの上壁部
15Fに車両上下方向上側から溶着されている。
第1図に示される如く、アツパバツクパネル20の縦壁
部20Aの車幅方向外側端部は、突出部15の後部15Dの前壁
部15Eに車両前後方向前側から溶着されている。アツパ
バツクパネル20の段部20Cの車幅方向外側端部は、スプ
リングサポート16の上壁部16Aに車両上下方向上側、即
ち、車幅方向に対して垂直な方向から溶着されていると
共に、スプリングサポート16の上壁部16Aを挟んで突出
部15の前部15Aの上壁部15Cに、車両上下方向上側から溶
着されている。
また、アツパバツクパネル20の段部20Cの車幅方向外
側部には、スプリングサポート16のフランジ16Cを挿入
するための切欠22が形成されている。
また、アツパバツクパネル20の前壁部20Dの車幅方向
外側部は、突出部15の前部15Aの前壁部15Bとの溶着面積
を大きくするために、下方へ膨出され膨出部20Eとされ
ている。この膨出部20Eの車幅方向外側端部は、スプリ
ングサポート16の前壁部16Dに車両前後方向前側、即
ち、車幅方向に対して垂直な方向から溶着されていると
共に、スプリングサポート16の前壁部16Dを挟んで突出
部15の前部15Aの前壁部15Bに、車両前後方向前側から溶
着されている。
なお、第3図及び第4図の符号30はルーフサイドアウ
タを示し、第3図の符号32はクオータパネルを示してい
る。
次に本実施例の作用を説明する。
本実施例においてはリヤホイルハウスアウタ12の縦壁
部12Cに車幅方向内側へ向けて膨出された突出部15が形
成されており、この突出部15にアツパバツクパネル20の
車幅方向外側へ向けて延びる各車幅方向端部が車幅方向
に対して垂直な方向から接合されている。
更に、スプリングサポート16の車幅方向に沿って延び
る壁部にアツパバツクパネル20の車幅方向外側へ向けて
延びる各車幅方向端部が車幅方向に対して垂直な方向か
ら接合されている。
従って、アツパバツクパネル20とリヤホイルハウスア
ウタ12の突出部15との接合面及びアツパバツクパネル20
とスプリングサポート16との接合面が車幅方向に対して
剪断継手となる。このため、スプリングサポート16を介
してアツパバツクパネル20に作用する車幅方向の荷重に
対して、スプリングサポート16とアツパバツクパネル20
との接合部及びアツパバツクパネル20とリヤホイルハウ
スアウタ12の突出部15との接合部の強度を向上すること
ができるので、車両の振動、騒音等を抑えることができ
る。
また、上記実施例においては突出部15の前壁部15Bと
アツパバツクパネル20の前壁部20Dとの接合面及び、突
出部15の前壁部15Eとアツパバツクパネル20の縦壁部20A
との接合面が夫々車両上下方向に対して剪断継手とな
る。このため、アツパバツクパネル20に作用する上下方
向の荷重に対しても、充分な接合部の強度を確保するこ
とができるので、車両の振動、騒音等を抑えることがで
きる。
また、上記実施例においては、リヤサスペンシヨンか
らの着力点、即ちスプリングサポート16の貫通孔16Bの
中心の近くに、突出部15の車幅方向内側壁部15Jが設け
られているため、この車幅方向内側壁部15Jによって、
スプリングサポート16の強度を向上することができるの
で、車両の振動、騒音等を抑えることができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたため、アツパバツクパネルと
車体内壁形成部材との接合部の強度を向上することがで
きるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の車体後部構造を示す車両前
方内側から見た斜視図、第2図は第1図の分解斜視図、
第3図は第1図III−III線断面図、第4図は第1図IV−
IV線断面図、第5図は本考案の一実施例の車体後部構造
が適用された車体の後部を示す概略斜視図、第6図は従
来の車体後部構造を示す斜視図、第7図は第6図のVII
−VII線断面図である。 10……車体、11……リヤホイルハウス、12……リヤホイ
ルハウスアウタ、12C……縦壁部、15……突出部、15B、
15E……前壁部、15C、15F……上壁部、20……アツパバ
ツクパネル、20A……縦壁部、20B……後部、20C……段
部、20D……前壁部。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体後部のリヤサスペンシヨン取付部近傍
    の内壁部を構成すると共に車幅方向内側へ向けて膨出さ
    れた突出部を有する車体内壁形成部材と、 車体後部に車幅方向に沿って配置され、車幅方向外側へ
    向けて延びる車幅方向端部が前記突出部の車幅方向に沿
    って延びる壁部に車幅方向に対して垂直な方向から接合
    されたアツパバツクパネルと、 車体後部に車体上下方向に沿って配置され、車幅方向外
    側へ向けて延びる壁部が前記アツパバツクパネルの車幅
    方向端部に車幅方向に対して垂直な方向から接合された
    スプリングサポートと、 を備えたことを特徴とする車体後部構造。
JP1990050228U 1990-05-14 1990-05-14 車体後部構造 Expired - Lifetime JP2522691Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6198654A (ja) * 1984-10-18 1986-05-16 Nissan Motor Co Ltd リヤシ−トベルトのリトラクタ収納構造

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JPH049379U (ja) 1992-01-28

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