JP2514658Y2 - センタピラー下部構造 - Google Patents

センタピラー下部構造

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JP2514658Y2
JP2514658Y2 JP1989084385U JP8438589U JP2514658Y2 JP 2514658 Y2 JP2514658 Y2 JP 2514658Y2 JP 1989084385 U JP1989084385 U JP 1989084385U JP 8438589 U JP8438589 U JP 8438589U JP 2514658 Y2 JP2514658 Y2 JP 2514658Y2
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center pillar
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locker
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は車両のセンタピラー下部構造に関する。
〔従来の技術〕
自動車等の車体には、乗員室の側面部を形成する構造
部材としてのロツカ、センターピラ等が配設されてい
る。第8図に示される如く、ロツカ70は車幅方向外側に
位置するロツカアウタパネル72と、車幅方向内側に位置
するロツカインナパネル74とが、それぞれ上部及び下部
に形成されたフランジで結合されて一体の閉断面の構造
部材に構成されている。またロツカ70は車体側部下部に
位置して車体前後方向に延設されている。
また、センタピラー76は車幅方向外側に位置するセン
タピラーアウタ78と、車幅方向内側に位置するインナパ
ネル80とがフランジ(図示省略)で車体前方部及び後方
部で結合されて一体の閉断面の構造部材に構成されてい
る。センタピラーは車体側部前後方向略中央部に位置し
て車体上下方向に延設されている。またセンタピラーア
ウタ78の内面には、ドアヒンジリインフオース82が結合
配置されている。
しかしながら、上記センターピラ下部構造において
は、ロツカ70とセンタピラー76とが、略直交するように
結合されており、第8図に示される如く、ロツカ70の上
部にセンタピラー76の下端が載置されて、両者が突合せ
状態で結合されている。このためこの突合せ部分に応力
が集中してロツカ70とセンタピラー76との結合剛性が低
いという不具合があった。
ここで、本出願人は上記不具合を解消するために、実
開昭61−193872号及び実開昭62−105877号公報でロツカ
とセンタピラーとの結合剛性を向上させることができる
結合構造を提案している。
これらの結合構造のセンタピラー下部構造は略第9図
に示される如くなっている。すなわち、センタピラーア
ウタ84の内面に沿って配設されるドアヒンジリインフオ
ース86は、ロツカ88に挿通配置されるとともにその下端
部がロツカ88の下フランジと結合された構造となってい
る。
しかしながら、このセンタピラー下部構造において
は、センタピラー90とロツカ88との結合部がセンタピラ
ーの根本部90Aにあるため、センタピラー90に荷重が加
わった場合には、センタピラー90の根本部90Aに応力が
集中し、剛性上不利であるという不具合がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
本考案は上記事実を考慮し、センターピラの根本部の
みに応力が集中することが防止でき、センターピラとロ
ツカとの結合剛性を向上することができるセンターピラ
下部構造を提供することが目的である。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、センタピラーの車幅方向内側を構成し下端
部がロツカの下端部に形成されたフランジまで延長され
結合されるとともに、前記下端部近傍からロツカ上方の
位置までの部位において、車幅方向外側に突出された突
出部を有するセンタピラーインナと、 下端部が前記センタピラーインナの下端部へ結合され
るとともに、ロツカ上方の部位において、前記突出部に
沿って車体上方へ延設された延設部を有し、該延設部の
上端縁部を含む外周縁部が前記突出部の上端縁部を含む
外周縁部に結合され前記突出部との間に車体上下方向に
延びる閉断面を形成するロツカインナと、を備えたこと
を特徴としている。
〔作用〕
上記構成の本考案では、ロツカインナの延設部は、セ
ンタピラーインナの突出部の上端縁部まで延設され結合
されており、ロツカインナの下端部は、センタピラーイ
ンナの下端部へ結合されている。すなわち、ロツカはセ
ンタピラーの下端部とこの下端部からセンタピラーに沿
って上方へ隔たった延設部の上端縁部とで結合されてい
る。従って、センタピラーとロツカとの結合部に作用す
る応力は、センタピラーに沿って上下方向に隔たった2
箇所に分散され、センタピラーとロツカとの結合剛性を
向上することができる。またこれらの結合部の間には、
センタピラーに沿って車体上下方向に延びる閉断面が形
成されているため、センタピラーとロツカとの結合剛性
をさらに向上することができる。
〔実施例〕
本考案に係るセンターピラ下部構造の第1実施例を第
1図〜第6図に従って説明する。
なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢印INは車両内
側方向を、矢印UPは車両上方方向を示す。
第1図及び第2図に示される如く、センタピラー10は
車幅方向外側に位置するサイドメンバアウタ12と、この
サイドメンバアウタ12の下部の車幅方向内側に位置する
センタピラーインナ14とを備えている。このサイドメン
バアウタ12の下部は前後方向へ末広がりとなっており、
これに沿ってセンタピラーインナ14も前後方向へ末広が
りとなっている。またセンタピラーインナ14の車幅方向
内側には、ロツカ11の車幅方向内側を構成するロツカイ
ンナ16が配置されており、このロツカインナ16もサイド
メンバアウタ12の下部に沿って末広がりとなっている。
第4図及び第5図に示される如く、サイドメンバアウ
タ12の上下方向から見た断面形状は、車幅方向内側へ開
口部を向け、前側(第4図及び第5図の左側)に段部12
Eが形成された略ハツト形とされている。このサイドメ
ンバアウタ12の前端部及び後端部には、それぞれ上下方
向に沿って前フランジ12A及び後フランジ12Bが形成され
ている。これらの前フランジ12A及び後フランジ12Bに
は、センタピラーインナ14が車幅方向内側から溶着され
ている。すなわち、センタピラーインナ14の上部は平板
部14Aとされており、この平板部14Aがサイドメンバアウ
タ12の前フランジ12A及び後フランジ12Bに車幅方向内側
から溶着され、上下方向に沿って閉断面15を形成してい
る。
またセンタピラーインナ14の中央部から下部にかけて
は、その前後方向中央部が車幅方向外側へ突出され突出
部14Eとされている。第5図及び第6図に示される如
く、突出部14Eの上下方向から見た断面形状は開口部が
車幅方向内側へ向けられ、前壁14F及び後壁14Gが開口部
を広げる方向へ傾斜したハツト状とされている。
この突出部14Eを挟んでセンタピラーインナ14の前端
部及び後端部には、それぞれ上下方向に沿って前フラン
ジ14B及び後フランジ14Cが形成されており、これらの前
フラン14B及び後フランジ14Cの下部を除く部分は、それ
ぞれサイドメンバアウタ12の前フランジ12A及び後フラ
ンジ12Bに車幅方向内側から溶着され、閉断面15を形成
している。
一方、センタピラーインナ14の前フランジ14B及び後
フランジ14Cの下部は、センタピラーインナ14の下端部
の車幅方向内側に前後方向に沿って配置された、板状の
ロツカリインフオース18に車幅方向外側から溶着されて
いる。
サイドメンバアウタ12の下端部は車両前後方向から見
た断面形状が開口部を車幅方向内側へ向けた略U字形と
され、ロツカ11の車幅方向外側を構成するロツカアウタ
部12Cとされており、このロツカアウタ部12Cの下端に
は、下側に向けて下フランジ12Dが形成されている。
センタピラーインナ14の下端部は下方へ延設され前後
方向に沿った下フランジ14Dとされており、サイドメン
バアウタ12の下フランジ12Dに車幅方向内側から溶着さ
れている。
センタピラーインナ14の平板部14Aには、ロツカイン
ナ16の上端部に形成された上端縁部としての上フランジ
16Aが車幅方向内側から溶着されている。ロツカインナ1
6の下端部の車両前後方向から見た断面形状は、開口部
を車幅方向外側へ向けた略コ字形とされ、ロツカ11の車
幅方向内側を構成するロツカインナ部16Bとされてお
り、このロツカインナ部16Bの下端には、下側に向けて
下フランジ16Cが形成されている。
この下フランジ16Cは、ロツカリインフオース18の下
端部に形成された下フランジ18Aに車幅方向内側から溶
着されており、この下フランジ18Aはセンタピラーイン
ナ14の下フランジ14Dに車幅方向内側から溶着されてい
る。またロツカイナ16に上方へ向けて形成された延設部
21は、前後方向中央部が上フランジ16Aの下側からロツ
カインナ部16Bの上側へかけて車幅方向内側へ突出され
ており、突出部16Dとされている。第5図に示される如
く、この突出部16Dの上下方向から見た断面形状は、開
口部が車幅方向外側へ向けられ、前壁16E及び後壁16Fが
開口部を広げる方向へ傾斜したハツト状とされている。
この突出部16Dを挟んでロツカインナ16の前端部及び
後端部には、それぞれ上下方向に沿って前フランジ16G
及び後フランジ16Hが形成されており、これらの前フラ
ンジ16G及び後フランジ16Hは、上フランジ16Aとともに
外周縁部を構成している。また、上フランジ16A、前フ
ランジ16G及び後フランジ16Hは、それぞれセンタピラー
インナ14の平板部14A、前フランジ14B及び後フランジ14
Cの車幅方向内側面に溶着され、閉断面17を形成してい
る。
ロツカインナ16の前フランジ16G及び後フランジ16Hの
下端部はロツカリインフオース18の上端部に形成された
上フランジ18Bに車幅方向内側から溶着されている。ま
た、ロツカリインフオース18の上フランジ18Bの前後方
向中央部は、車幅方向内側へ向けて矩形状に突出されて
おり、突出部20とされている。この突出部20の側壁20A
はロツカインナ16の突出部16Dの下端部に車幅方向外側
から溶着されている。また突出部20の前壁20Bはロツカ
インナ16の前壁16Eの下端部に溶着されており、突出部2
0の後壁20Cはロツカインナ16の後壁16Fの下端部に溶着
されている。従って、第3図に示される如く、ロツカイ
ンナ16とロツカリインフオース18とによって前後方向に
沿って閉断面19が形成されている。
次に、本実施例の作用について説明する。
上記構成の本実施例では、ロツカインナ16の上フラン
ジ16Aは、センタピラーインナ14の突出部14Eの上側まで
延設され平板部14Aに溶着されている。またロツカイン
ナ16の下フランジ16Cは、ロツカリインフオース18の下
フランジ18Aを介して、センタピラーインナ14の下フラ
ンジ14Dに溶着されている。すなわち、ロツカインナ16
とセンタピラー10とが上下方向へ隔たった2箇所((第
1図及び第3図のA部及びB部)で結合されている。
従って、センタピラー10とロツカ11との結合部に作用
する応力をセンタピラー10に沿って上下方向に隔たった
2箇所A部及びB部に分散でき、センタピラー10とロツ
カ11との結合剛性を向上することができる。またこれら
の結合部A、Bの間には、センタピラー10に沿って閉断
面17が形成されているため、センタピラー10とロツカ11
との結合剛性をさらに向上することができる。
本考案に係るセンターピラ下部構造の第2実施例を第
7図に従って説明する。
なお、第1実施例と同一部材については、同一符号を
付して説明を省略する。
第7図に示される如く、センタピラーインナ14の突出
部14Eは、サイドメンバアウタ12のロツカアウタ部12Cの
上端部12Fに車幅方向内側から溶着されている。
従って、センタピラー10とロツカ11との結合剛性をさ
らに向上することができる。
〔考案の効果〕
本考案は上記構成としたのでセンターピラの根本部に
応力が集中することが防止でき、センターピラとロツカ
との結合剛性を向上することができるという優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例に係るセンタピラー下部構
造を示す車両内側斜め前方から見た斜視図、第2図は第
1図の分解斜視図、第3図は第1図III−III線断面図、
第4図は第3図IV−IV線断面図、第5図は第3図V−V
線断面図、第6図は第3図VI−VI線断面図、第7図は本
考案の第2実施例に係るセンタピラー下部構造を示す車
両前後方向から見た断面図、第8図は従来のセンタピラ
ー下部構造を示す斜視図、第9図は他の従来のセンタピ
ラー下部構造を示す斜視図である。 10……センタピラー、11……ロツカ、12……サイドメン
バアウタ、14……センタピラーインナ、14A……平板
部、14D……下フランジ、14E……突出部、16……ロツカ
インナ、16A……上フランジ、16C……下フランジ、17…
…閉断面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】センタピラーの車幅方向内側を構成し下端
    部がロツカの下端部に形成されたフランジまで延長され
    結合されるとともに、前記下端部近傍からロツカ上方の
    位置までの部位において、車幅方向外側に突出された突
    出部を有するセンタピラーインナと、 下端部が前記センタピラーインナの下端部へ結合される
    とともに、ロツカ上方の部位において、前記突出部に沿
    って車体上方へ延設された延設部を有し、該延設部の上
    端縁部を含む外周縁部が前記突出部の上端縁部を含む外
    周縁部に結合され前記突出部との間に車体上下方向に延
    びる閉断面を形成するロツカインナと、 を備えたことを特徴とするセンタピラー下部構造。
JP1989084385U 1989-07-18 1989-07-18 センタピラー下部構造 Expired - Lifetime JP2514658Y2 (ja)

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