JP2513603B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2513603B2
JP2513603B2 JP60142117A JP14211785A JP2513603B2 JP 2513603 B2 JP2513603 B2 JP 2513603B2 JP 60142117 A JP60142117 A JP 60142117A JP 14211785 A JP14211785 A JP 14211785A JP 2513603 B2 JP2513603 B2 JP 2513603B2
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雅彦 小倉
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、たとえば、操作方法などを文章で表示する
ようにした複写装置などの画像形成装置に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 最近、たとえば複写装置においては、多機能化が進
み、操作方法やトラブル時の処理が複雑になり、使用者
が慣れるまではその都度取扱い説明書を読みなが操作し
なければならなかったり、操作方法を間違えて無駄な複
写を行なってしまったりするなどの問題があった。
[発明の目的] 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、使用者がその都度取扱い説明書などを
読まなくとも所望の操作を簡単かつ確実に行なうことが
でき、また誤操作による無駄をも除去できる画像形成装
置を提供することにある。
[発明の概要] 本発明は上記目的を達成するために、たとえば操作パ
ネル上に操作方法などを文章で表示することにより、使
用者が迷うことなく確実に所望の操作を行なうことがで
きるように構成したものである。
[発明の実施例] 以下、本発明の一実施例について図面を参照して説明
する。
第7図および第8図は本発明に係る画像形成装置の一
例として複写装置を示すものである。すなわち、1は複
写装置本体であり、2は複写装置本体1を載置する載置
台を兼ね、複写装置本体1の排出部から排出された用紙
Pを必要に応じて受取り、用紙Pに対して多重あるいは
両面画像を形成させるべく、そのままの状態あるいは表
裏反転した状態で再び複写装置本体1に導く方向変換搬
送装置である。また、3は複写装置本体1の上面に装着
され原稿Oを自動的に供給する原稿自動送り装置であ
る。
上記複写装置本体1は第9図に示すように構成されて
いる。すなわち、4は筺体であり、この筺体4の上面に
は上記原稿自動送り装置3により送り込まれる原稿Oが
載置される原稿台5が設けられているとともに、上面前
端縁部には第1図において後述する操作パネル6が設け
られている。また、筺体4の右側面部には給紙カセット
7,8,9が装着されている。そして、上段の給紙カセット
7のカセットカバー10は用紙Pを適宜手差しで供給する
ための手差し給紙台11となっている。一方、筺体4のほ
ぼ中央部には感光体ドラム12が配置されている。この感
光体ドラム12の周囲には、帯電装置13、露光光学装置1
4、後述する2色カラー現像装置15、転写装置16、剥離
装置17、清掃装置18、および残像消去装置19が順次配置
されている。また、筺体4内の下部には、給紙カセット
7,8,9が装着された自動給紙装置20から供給された用紙
P、手差し給紙台11から手差しで供給された用紙P、お
よび方向変換搬送装置2から導かれた用紙Pを感光体ド
ラム12と転写装置16との間の像転写部21を経て筺体4の
左側面部に設けられた排出部22に導く用紙搬送路23が形
成されている。また、この用紙搬送路23の像転写部21の
上流側にはレジストローラ24が、また下流側には定着装
置25および排紙ローラ26が配置されている。
前記操作パネル6は第1図に示すように構成されてい
る。すなわち、501は複写動作を実行させる複写キー、5
02は複写装置を予熱状態にを設定するための予熱キー、
503は割込複写を行なうための割込モードを設定する割
込キー、504は合計複写枚数を確認するとき押下するト
ータルカウンタキー、505は複写枚数の設定などを行な
うテンキー、506は複写の色を選択する色選択キー、507
は操作手順がわからないとき押下する操作ガイドキー、
511は複写倍率を設定する変倍キー、515は操作手順や複
写装置の状態を文章で表示するとともに設定された複写
枚数および倍率を表示する第1表示部である。上記操作
ガイドキー507は、ヘルプ(HELP)キー508、イエス(YE
S)キー509およびノー(NO)キー510からなり、ヘルプ
キー508を押下することにより第1表示部515に質問が表
示され、それに対してイエスキー509またはノーキー510
で答えていくことにより次のステップへ進むようになっ
ている。上記変倍キー511は、複写倍率を等倍に設定す
るとき押下する等倍(100%)キー512、複写倍率を大き
くするときに押下する拡大(154%)キー513、および複
写倍率を小さくするとき押下する縮小(65%)キー514
からなり、上記拡大キー513および縮小キー514により65
%〜154%まで1%きざみで複写倍率の設定が行なえる
ようになっている。上記第1表示部515は、通常は複写
装置の状態を文章で表示している。たとえば「オマチク
ダサイ ウォームアップ シテイマス」、「コピーデキ
マス」、「コピーシテイマス」、「コピーヨウシオ ホ
キュウ シテクダサイ」といった文章をそのときの状態
に合せて表示している。したがって、たとえば「コピー
デキマス」と表示されているときであれば、テンキー50
5により複写枚数を設定したり、変倍キー511で複写倍率
を設定したり、後述するモード設定キー524で複写モー
ドを設定した後、複写キー501を押下することにより所
定の複写を行なうことができるようになっている。
また、516は原稿サイズを設定するための原稿サイズ
キー、517は用紙サイズを選択するための用紙サイズキ
ー、518は給紙カセットを下段に切換えるためのカセッ
ト選択キー、519は複写装置の異常などを表示する第2
表示部、520は複写濃度を手動で設定する手動露光キ
ー、521は複写濃度を自動的に設定する自動露光キー、5
22はとじしろが必要なときに押下するとじしろキー、52
3は複写画像に余白が必要なときに押下する枠消しキー
である。また、524は複写モードを設定するモード設定
キーで、このモード設定キー524を押下することにより
モード表示ランプ525〜528が順次点灯し、複写モードが
切換わるようになっている。モード表示ランプ525は二
重複写モード表示ランプで、このモードでは1回目の複
写と2回目の複写を1枚の用紙の表面に重ねて行なうこ
とができる。モード表示ランプ526は1枚原稿の両面複
写モード表示ランプで、このモードでは1回目の複写と
2回目の複写をそれぞれ1枚の用紙の表面と裏面に行な
うことができる。モード表示ランプ527は2枚原稿の両
面複写モード表示ランプで、このモードでは原稿台5上
に2枚の原稿をセットし、1枚目の原稿を1枚の用紙の
表面に、2枚目の原稿をその裏面に複写するとこができ
る。モード表示ランプ528は本の両面複写モード表示ラ
ンプで、このモードでは本の1頁目を1枚目の用紙の表
面に、2頁目を2枚目の用紙の表面に、3頁目を2枚目
の用紙の裏面に複写することができる。さらに、529は
本複写モード指定キー、530は本複写モード表示ランプ
である。このモードでは、本の1頁目を1枚目の用紙の
表面に、2頁目を2枚目の用紙の表面に複写することが
できる。
前記露光光学装置14は第10図および第11図に示すよう
に構成されている。すなわち、背部をリフレクタ50によ
って囲繞され原稿台5上の原稿Oに光を照射する露光ラ
ンプ51、原稿Oからの反射光を所定方向に反射する第1
ミラー52を有し、原稿台5の下面に沿って移動し得る第
1光学ユニット53と、この第1光学ユニット53と同期し
て同方向に第1光学ユニット53の速度の2分の1の速度
で移動し、第1光学ユニット53により反射された光像を
レンズユニット54側に反射する第2ミラー55、第3ミラ
ー56を有した第2光学ユニット57が設けられている。さ
らに、レンズユニット54の後段には、第4ミラー58およ
び第5ミラー59を有した第3光学ユニット60と、この第
3高額ユニット60で反射された光像を感光体ドラム12側
に反射する固定された第6ミラー61を有した構成となっ
ている。なお、62は第6ミラー61と感光体ドラム12との
間に位置して設けられた防塵ガラスであり、63は露光ラ
ンプ51の前面に設けられた熱線吸収ガラスである。
しかして、露光ランプ51が点灯した状態で第1光学ユ
ニット53が原稿台5に沿って速度Vで移動するととも
に、この動きに同期して第2光学ユニット57が同方向に
その速度Vの2分の1の速度で移動することにより、原
稿台5上に載置された原稿Oを走査してあらかじめ回転
している感光体ドラム12上に結像させ、帯電装置13によ
り一様に帯電された感光体ドラム12上に原稿Oに対応し
た静電潜像を形成するようになっている。
このようにして形成された静電潜像は、現像装置15に
対向することにより現像された後、転写装置16と対向す
る像転写部21に送り込まれ、感光体ドラム12上の現像剤
像はレジストローラ24を介して送り込まれた用紙Pに転
写される。ついで、画像転写がなされた用紙Pは、剥離
装置17により感光体ドラム12から剥離された後、搬送路
23を通って定着装置25に導かれて画像定着が行われ、排
紙ローラ26を介して排出部22に排出される。一方、用紙
Pに現像剤像を転写した後の感光体ドラム12の表面は、
清掃装置18に対向することにより残留現像剤(トナー)
が清掃され、ついで残像消去装置19により残像消去が行
われ、次の転写動作を可能とする。
また、後述するように前記レンズユニット54、および
90度の角度をもって配置された第4,第5ミラー58,59を
有する第3光学ユニット60は、複写倍率を変えるべく物
像間距離およびレンズと結像面との間の距離を変えるた
めに第10図に矢印B,Cで示すように移動し得る構成とな
っている。
また、第9図および第11図に示すように、レンズユニ
ット54および第3光学ユニット60の上面を覆う状態にレ
ンズカバー兼用の第1遮蔽部材65が設けられているとと
もに、第2光学ユニット57には第1遮蔽部材65に一部が
重なる状態に第2遮蔽部材66が設けられており、これら
第1,第2遮蔽部材65、66の上面側に原稿台5に沿った冷
却空気導通路67を形成すべく仕切る仕切り手段68を構成
している。上記第2遮蔽部材66の非取付け端側は、ロー
ラまたは滑り部材からなる支持手段69を介して第1遮蔽
部材65上をガイドされるようになっており、特別のガイ
ド手段を必要としないようになっている。
また、前記第1光学ユニット57、レンズユニット54、
および第3光学ユニット60の下面側は、前記防壁ガラス
62をその一部に保持する仕切板70によって覆われた状態
となっているとともに、この仕切板70の一端は排気ファ
ン71のファンケーシング72と連設した状態にあり、筺体
4の上下にほぼ仕切った状態となっている。
しかして、第11図の矢印Dで示すように排気ファン71
の働きにより、筺体4の右側面部から冷却空気導通路67
内に導入された冷却空気は、第1遮蔽部材65および第2
遮蔽部材66によって原稿台5の下面側に沿って左側面部
まで確実に通過するように案内された後、外部に放出さ
れることとなる。このため、露光ランプ51は充分冷却す
ることができ、露光ランプ51の過熱を防止して寿命を伸
ばすことができるとともに、他部への熱による悪影響を
極力防止することができる。また、原稿台5の全域にわ
たって加熱が防止され、操作者に不安感を与えることが
無い。また、第2遮蔽部材66によって矢印Eで示すよう
な迷光が遮蔽され、迷光がレンズユニット54に入ること
による画像不良を確実に防止できる。
また、前記第1光学ユニット53および第2光学ユニッ
ト57は第12図に示すように取付け支持されており、第1
光学ユニット53が速度Vで、また第2光学ユニット57が
速度Vの2分の1の速度で移動し得る構成となってい
る。すなわち、離間並設されたリヤフレーム75およびフ
ロントフレーム76の相互対向面側には、上端水平片部75
a,76aと平行状態にガイドフレーム77,77が取付けられて
おり、これらガイドフレーム77,77上に両端部下面に取
付けられたスライダ78,…が摺接する状態に第1光学ユ
ニット53および第2光学ユニット57が架設されている。
このように、ガイドフレーム77,77上を移動自在に設け
られた第1光学ユニット53および第2光学ユニット57
は、光学ユニット作動手段79によって所定方向に所定の
速度で移動されるようになっている。上記光学ユニット
作動手段79は次のように構成されている。すなわち、第
1,第2光学ユニット53,57の移動方向一端側に対応して
駆動軸80が横架され、この両端部、すなわち前記両フレ
ーム75、76の外側には駆動プーリ81,81がそれぞれ取付
けられている。また、第1,第2光学ユニット53,57の移
動方向他端側に対応してフレーム75,76の外側には、従
動プーリ82が支軸83を介して回転自在に設けられてい
る。一方、第1光学ユニット53のキャリッジ84の両端部
はフレーム75,76の外側に突出しており、また第2光学
ユニット57のキャリッジ85の両端部はフレーム75,76の
外側面に沿って垂直に折返したプーリ取付部85a,85bを
有し、動滑車的な役割をする一対のプーリ86,87がそれ
ぞれ取付けられた状態となっている。さらに、各プーリ
81,82,86,87にはワイヤ88の中途部が所定の状態で掛渡
されている。すなわち、一端をスプリング89を介して固
定具90に固定したワイヤ88を従動プーリ82側に引出して
第2光学ユニット57の第1プーリ86に巻掛けて折返した
後、駆動プーリ81に複数回巻掛けて前記従動プーリ82に
側に再び折返す。ついで従動プーリ82にワイヤ88を巻掛
けて第2光学ユニット57の第2プーリ87に巻掛けて折返
した後、ガイド91を経てその他端を固定具92に固定する
ようになっている。また、前記第1光学ユニット53のキ
ャリッジ84の両端部はワイヤ88に直接固定されている。
一方、前記駆動軸80は、タイミングベルト93を介して
ステッピングモータ94と連動するようになっていて、ワ
イヤ88が巻掛けられた駆動プーリ81,81が正方向あるい
は逆方向に駆動されるようになっている。そして、ワイ
ヤ88に直接固定された第1光学ユニット53は速度Vで、
またワイヤ88が掛け渡された動滑車的な役割をするプー
リ86,87が取付けられた第2光学ユニット57は速度Vの
2分の1の速度で移動する構成となっている。また、第
13図にも示すように、第2光学ユニット57の両端部にそ
れぞれに取付けられた一対のプーリ86,87は、第2光学
ユニット57の移動方向と平行の線上、すなわちワイヤ88
の張力方向に沿う方向にそれぞれ独立して配置された支
軸95,96に取付けた状態となっており、ワイヤ88の張力
方向と直交する方向のモーメントが働かず、振動を発生
させない状態で長期にわたって安定した支持状態が維持
できるようになつている。なお、97はプーリ86,87を回
転自在に軸支する支軸95,96の自由端側相互を連結する
連結補強部材である。
また、前述したように複写倍率を変えるためには、レ
ンズユニット54および90度角度をもって配置された第4,
第5ミラー58、59を備えた第3光学ユニット60をそれぞ
れ所定量、すなわち、たとえば焦点距離fが210mmのレ
ンズを使用した場合、約下記表に示す如く移動させる必
要がある。
ただし、第3光学ユニットに近ずく方向が(−)、離れ
る方向が(+) また、前記レンズユニット54および第3光学ユニット
60は第14図に示すように取付け支持されており、レンズ
ユニット54を移動可能とするとともに、このレンズユニ
ット54よりも移動量が少ない状態で第3光学ユニット60
を移動可能とし、所定の複写倍率が得られるようになっ
ている。すなわち各ユニット54、60の移動路を挟んで平
行状態に一対のスクリュシャフト100,101が回転可能に
架設されており、これらスクリュシャフト100,101に対
してキャリッジ102の両端部に取付けられたスライドブ
ッシュ103,…を外嵌させることにより、第3光学ユニッ
ト60がスライド自在に支持された状態となっている。ま
た、キャリッジ102の一端部には、スクリュシャフト101
と係合した状態にスパイラルハウジング104が取付けら
れており、スクリュシャフト101の正逆回転に伴って第
3光学ユニット60がスクリュシャフト101,100を案内し
て往復動するようになっている。上記スクリューシャフ
ト101は、ミラー駆動用ステッピングモータ105の駆動力
が一組の歯車106,107を介して伝達されるようになって
いる。一方、レンズユニット54のキャリッジ108の一端
は、スライドブッシュ120,120を介してスクリュシャフ
ト100に保持され、他端部はその下面に取付けられたス
ライダ121を第3光学ユニット60のキャリッジ102上に直
接載せることにより、スライド自在に支持された状態と
なっている。また、キャリッジ108の一端部には、スク
リュシャフト100と係合した状態にスパイラルハウジン
グ122が取付けられており、スクリュシャフト100の正逆
回転に伴って往復動するようになっている。上記スクリ
ューシャフト100は、レンズ駆動用ステッピングモータ1
23の駆動力が一組の歯車124,125を介して伝達されるよ
うになっている。
しかして、ミラー駆動用ステッピングモータ105の正
逆回転に伴って第3光学ユニット60が所定方向に所定距
離だけ移動し、レンズ駆動用ステッピングモータ123の
正逆回転に伴ってレンズユニット54が所定方向に所定距
離だけ移動することになる。このとき、ミラー駆動用ス
テッピングモータ105とレンズ駆動用ステッピングモー
タ123の駆動パルスの周期を変えることにより、レンズ
ユニット54よりも移動量が少なくてすむ第3光学ユニッ
ト60の単位時間当りの移動量を、レンズユニット54の移
動量に比べて小さく設定した状態となっている。そし
て、レンズユニット60と第3光学ユニット54の同移動量
に対するピント、倍率の変化が第3光学ユニット54の方
が大きいため、慣性力の悪影響などが生じないようにゆ
っくり移動させ、高い位置精度が得られるようになって
いる。
前記現像装置15は第15図ないし第21図に示すように構
成されている。すなわち、第15図に示すように第1現像
ローラ130および第2現像ローラ131を有し、これら第1,
第2現像ローラ130、131の選択的に駆動して、たとえば
黒色もしくは赤色の現像が行なえるようになっている。
また、現像装置15は第1現像ローラ130を含む第1現像
ユニット132と、第2現像ローラ131を含む第2現像ユニ
ット133とに2分割され、上段の第1現像ユニット132は
使用頻度の少ない赤色の現像剤Daを使用し、下段の第2
現像ユニット133は使用頻度の多い黒色の現像剤Dbを使
用するようになっている。なお、現像剤Da、Dbはトナー
とキャリアとからなる二成分現像剤である。
上記赤色の現像剤Daを使用する第1現像ユニット132
は、第17図および第18図に示すように現像機構部134と
現像剤攪拌部135からなり、第1現像ローラ130と、この
現像ローラ130の表面に形成された現像剤磁気ブラシD
a′の感光体ドラム12との摺接部、すなわち現像位置136
よりも上流側に設けられた現像剤磁気ブラシDa′の厚み
を規制するドクタ137と、上記現像位置136よりも下流側
に設けられ第1現像ローラ130の表面にある現像剤磁気
ブラシDa′を掻落とし現像剤収容部138に導くスクレー
パ139と、上記現像剤収容部138に収容された現像剤攪拌
140,140とをケーシング141に収容した構成となってい
る。そして、第1現像ローラ130は、磁気ロール142と、
これに外嵌されたスリーブ143とを有した構成になって
いる。上記磁気ロール142は、5つの磁極部144a〜144e
を有し、第1,第3,第5磁極部144a,144c,144eはN極、第
2,第4磁極部144b,144dはS極となっており、各磁極部1
44a〜144eは約50゜〜70゜の角度で配置され、現像位置
に対向する第3磁極部144cは700〜1000ガウス、他の磁
極部144a,144b,144d,144eは300〜600ガウスの磁力分布
をとっている。
しかして、この第1現像ユニット132においては、回
転スリーブ143を図中時計方向に回転して現像させる、
いわゆるアゲインストモードとなっており、感光体ドラ
ム12の像の流れに逆行する方向にその表面に保持した現
像剤ブラシDa′を摺接させることにより、感光体ドラム
12に形成された静電潜像を現像するようになっている。
そして、第1現像ローラ130を小径化することにより露
光位置から転写位置までのスペースを極力縮小し、複写
機を小型化している。
なお、本発明では、感光体ドラム12の径が78mmである
ために露光位置から転写位置までは、円周にして約122m
mしかない。この現像位置、すなわち露光位置から転写
位置までの間を広げるためには、帯電装置13や清掃装置
18を更に小さくしなければならないが、それには限度が
ある。以上の理由により、第1現像ローラ130の径が40m
m以下の現像器ならばスペース的に設置可能であること
が既に本発明者等に確認されている。また、第1現像ユ
ニット132、第2現像ユニット133の高さは制限され、感
光体ドラム12の径が78mmの場合、120mm以下でなければ
ならないことが確認されている。すなわち、第1,第2現
像ユニット132,133と共に薄くしなければならない。そ
のために、高さ方向に対してスペース的に有利な、また
極数が少なくてコスト的に安価なアゲインストモードの
現像器が多く採用される。特に、上部に設置させる第1
現像ユニット132は、現像器開口部が下方に向いている
ため、現像剤Daが上方向から下方向に流れるウィズモー
ドは、現像剤Daのこぼれ落ちなどの不具合が発生する。
この点においても、上部の第1現像ユニット132はアゲ
インストモードが有利である。
また、この第1現像ユニット132においては、回転ス
リーブ143上の現像剤磁気ブラシDa′が現像剤除去手段1
45によって除去されるようになっている。この現像剤除
去手段145は、第17図に示すように回転スリーブ143を単
に現像時とは逆の方向(反時計方向)に回転させること
によって除去させる極めて簡単かつ安価な方式となって
いる。上記回転スリーブ143は、複写終了とともに逆回
転して現像剤Daの搬送が逆に行われ、このため回転スリ
ーブ143上の現像剤Daは全て第17図に示すようにドクタ1
37とスクレーパ139の間に溜められる。
なお、ここで磁極部が5極の場合、第1磁極部(搬送
極)144aと第5磁極部(搬送極)144eが離れていればい
るほど効率よく現像剤Daの搬送、不搬送が制御できるた
め、その極数は5極以下が望ましい。
また、スレーパ139には、その先端を回転スリーブ143
に接した状態にマイラ(商品名)などの弾性薄板部材
(図示せず)が取着されており、現像剤Daの逆搬送防止
効果をより高めている。また、回転スリーブ143の逆回
転動作、すなわち現像剤磁気ブラシDa′の除去動作は、
現像動作終了後(複写動作終了後)だけでなく不用意な
装置の停止後にも行われる。すなわち、電源オフ、用紙
詰りなどによる突発的な装置の停止があった場合などに
おいて、その後に電源オン、紙詰り除去などの処置がと
られて露光光学装置14の光学系などが初期状態に復帰さ
れるとと同時に、再び逆転が行われ。そして、[複写
可]の状態、すなわちレディ時には必ず回転スリーブ14
3上の少なくとも現像位置136の近傍には現像剤Daが存在
しないような構成となっている。
なお、回転スリーブ143の径が約40mm以下、幅が約230
mm以下程度の小形ものであった場合には、現像剤Daの搬
送、不搬送の制御を行なう実施方法としては、前述の回
転スリーブ143の回転方向を変える以外に、第1磁極部1
44aが非磁性部材からなるドクタ137に対向するようにソ
レノイドなどの駆動源などを介して磁気ロール142を回
動変位させることによっても実施可能である。
一方、黒色の現像剤Dbを使用する第2現像ユニット13
3は、第18図および第19図に示すように現像機構部146と
現像剤攪拌部147からなり、第2現像ローラ131と、この
現像ローラ131の表面に形成された現像剤磁気ブラシD
b′の感光体ドラム12との摺接部、すなわち現像位置148
よりも上流側に設けられ現像剤磁気ブラシDb′の厚みを
規制するドクタ149と、このドクタ149により掻落とされ
た現像剤Dbを現像剤収容部150に導くガイド151と、その
現像剤収容部150に収容された現像剤攪拌体152とをケー
シング153に収容した構成となっている。そして、第2
現像ローラ131は、磁気ロール154と、この磁気ロール15
4に外嵌され図中反時計方向に回転する回転スリーブ155
とから構成されている。
しかして、この第2現像ユニット133においては、高
速現像を可能とすべく第2現像ローラ131を第1現像ロ
ーラ130より大きくするとともに回転スリーブ155を図中
反時計方向に回転して現像させる、いわゆるウイズモー
ドとなっており、感光体ドラム12の像の流れに追従する
方向にその表面に保持した現像剤磁気ブラシDb′を摺接
させることにより、現像時間を十分確保し、感光体ドラ
ム12に形成された静電潜像を高品質の画像状態で現像す
るようになっている。
前記磁気ロール154は、ウイズモードに適するように
前述の第1現像ローラ130よりも1つ多い6つの磁極部1
56a〜156fを有し、第2,第4,第6磁極部156b,156d,156f
はN極、第1,第3,第5磁極部156a,156c,156eはS極とな
っており、各磁極部156〜156fは約50゜〜60゜の角度で
配置され、現像位置に対向する第4磁極部156dは800〜1
000ガウス、他の磁極部156a,156b,156c,156e,156fは400
〜600ガウスの磁力分布をとっている。
また、この第2現像ユニット133においては、回転ス
リーブ155上の現像剤磁気ブラシDb′が現像剤除去手段1
57によって除去されるようになっている。この現像剤除
去手段57は、第18図および第19図に示すようにウレタン
ゴムなどの弾性部材からなるブレード158と、このブレ
ード158を水平方向に移動させるブレード移動機構159と
からなり、回転スリーブ155の表面にブレード158を押し
当てることにより、現像剤Dbが現像位置148に搬送され
るのを防止するようになっている。上記ブレード移動機
構159は、ブレードホルダ160と一体のスライダ161に設
けられたラック162に、モータ163によって駆動されるピ
ニオン164を噛合させた構成となっている。そして、モ
ータ163を正方向、逆方向に回転させることによりスラ
イダ161を進退させ、第19図のようにブレード158を感光
体ドラム12の表面に対して接触させたり、第20図のよう
に感光体ドラム12の表面から離間させるようになってい
る。また、ブレード158の感光体ドラム12に対する圧接
位置は、ドクタ149の位置から第2磁極部(搬送極)156
bの間に存在する。これは、現像剤ブラシDb′を掻き取
るには第2磁極部156bの位置が最も効率が良いが、間隔
を広くした場合には、ブレード158とドクタ149との間に
溜る現像剤Dbの量が多くなるため、次の複写時にこの間
に溜った現像剤Dbが感光体ドラム12の回転に伴なって掻
き落とされて機体内を汚すことが有るため、ブレード15
8の圧接位置は現像剤Dbの溜りが少なく、また掻き取り
が効率良く行われる位置、すなわちドクタ149と第2磁
極部156bとの間に設定する。なお、166,167はスライダ1
61の前進位置および後退位置を検出する位置検出器であ
り、これらの検知信号によりモータ163を停止させるよ
うになっている。
また、上記ブレード158は、複写動作終了後、第19図
に示すように回転スリーブ155が停止する直前に感光体
ドラム12に接触し、その後回転スリーブ155が半回転以
上して停止し、その後ブレード158が第18図に示すよう
に回転スリーブ155から離間する。このため、回転スリ
ーブ155上の少なくとも現像位置の現像剤Dbが除去され
た状態となるようになっている。また、ブレード158の
接触動作、すなわち現像剤磁気ブラシDb′の除去動作
は、前述の第1現像ユニット132の場合と同様に現像動
作終了後(複写動作終了後)だけでなく不用意な装置の
停止後にも行われる。すなわち、電源オフ、用紙詰りな
どによる突発的な装置の停止があった場合などにおい
て、その後に電源オン、紙詰り除去などの処置がとられ
て露光光学装置14の光学系などが初期状態に復帰される
とと同時に、再びブレード158の接触動作が行われる。
そして、[複写可]の状態、すなわちレディ時には必ず
回転スリーブ155上の少なくとも現像位置148の近傍には
現像剤Dbが存在しないような構成となっている。
また、このように構成された第1,第2現像ユニット13
2,133は、図示しない色指定部からの指定により選択的
に動作するようになっている。すなわち、赤色指定時に
は第20図のように第1現像ユニット132の回転スリーブ1
43上にのみ磁気ブラシDa′が形成されるように、また黒
色指定時には第21図のように第2現像ユニット133の回
転スリーブ155上にのみ磁気ブラシDb′が形成されるよ
うになっている。
しかし、第1現像ユニット132側が動作されるように
指定されると、第20図に示すように第1現像ローラ130
の回転スリーブ143が時計方向に回転し、回転スリーブ1
43の表面に現像剤磁気ブラシDa′が形成される。そし
て、感光体ドラム12上にあらかじめ形成された静電潜像
を赤色の現像剤Daで現像することになる。この静電潜像
に対する現像が終了すると、前述したように現像剤除去
手段145が動作して回転スリーブ143が逆回転し、少なく
とも現像位置136における現像剤Daが除去された状態で
次の現像動作に備える。なお、このとき第2現像ユニッ
ト133の回転スリーブ155にも現像剤磁気ブラシDb′が形
成されておらず、次にいずれかの現像ユニット132、133
が指定されても色混合などの不具合が生じないようにな
っている。
また、第2現像ユニット133側が動作されるように指
定されると、第21図に示すように第2現像ローラ131の
回転スリーブ155が反時計方向に回転し、回転スリーブ1
55の表面に現像剤磁気ブラシDb′が形成される。そし
て、高速複写に対処すべく第1現像ユニット132による
現像時よりも高速回転制御された感光体ドラム12上にあ
らかじめ形成された静電潜像を黒色の現像剤Dbで現像す
ることになる。この静電潜像に対する現像が終了する
と、前述したように現像剤除去手段157が動作して回転
スリーブ155の表面にブレード158が圧接し、少なくとも
現像位置148における現像剤Dbが除去された状態で次の
現像動作に備える。なお、このとき第1現像ユニット13
2の回転スリーブ143にも現像剤磁気ブラシDa′が形成さ
れておらず、次にいずれかの現像ユニット132、133が指
定されても色混合などの不具合が生じないようになって
いる。なお、黒色複写時はプロセススピードが速くな
り、カラー(赤色)複写時はプロセススピードが遅くな
るようにし、カラー複写時の画像品質を向上させてい
る。
しかして、黒色複写時、すなわち第2現像ユニット13
3での現像時には感光体ドラム12の周速が223mm/s、35枚
/分、A4横に対してカラー複写時、すなわち第1現像ユ
ニット132での現像時には感光体ドラム12の周速が136mm
/s、25/分、A4横の速度に可変され、第1現像ローラ130
の径が第2現像ローラ131の50mmに比べて38mmと小さ
く、現像時間を十分確保してやることにより、高品質カ
ラー画像を得ることができる。さらに、使用頻度の高い
黒色複写は高速複写を可能にしている。
また、前述のように構成された第1,第2現像ユニット
132,133には、第22図に示すようにフロントカバー170を
開けることにより露出する状態に現像剤受取り搬送部13
2a,133aが突出しており、これら現像剤受取り搬送部132
a,133aに連結する状態にカートリッジ式の現像剤補給装
置171,172が着脱可能に装着されている。そして、現像
剤収容部138,150の現像剤量(トナー量)を検出する現
像剤エンプティ検出器173、174(第9図参照)からの検
出信号により、消費量に見合った量の現像剤Da、Dbが適
宜補給される構成となっている。
前記第2現像ユニット133側の現像剤補給装置172は、
第23図ないし第26図に示すように構成されている。すな
わち、175は現像剤Daを収納する容器であり、この容器1
75の底部には回転駆動されることによって現像剤Dbを軸
方向に移送する移送スクリュ176が収納された状態にな
っている。上記容器175の移送スクリュ176の現像剤移送
方向に位置する一側端側の下部には、現像剤受取り搬送
部133aに連設されたホルダ177に対して挿脱自在な嵌合
突出部175aが形成されている。この嵌合突出部175aの下
面側には、移送スクリュ176により移送されてきた現像
剤Dbを放出する現像剤放出口178が形成されている。上
記ホルダ177は、現像剤受取り搬送部133aの上面側に回
動自在に取付けられた状態となっているとともに、その
底面には現像剤受取り搬送部133aに現像剤移送軸(トナ
ーオーガ)182に対応して被補給口179が形成された状態
となっている。上記移送スクリュ176の一端部には、上
記ホルダ177の端面から突出して駆動装置180の駆動カッ
プリング181と連結する連結部176aを有した状態となっ
ている。上記嵌合突出部175aの下面側には、現像剤放出
口178を開閉すべくスライド自在に蓋体183が設けられて
いる。一方、ホルダ177側には、蓋体183に形成された係
合突起183aと係合する凹所184が形成されていて、ホル
ダ177に対する嵌合突出部175aの挿脱動作時に伴って第2
5図(a)(b)に示すように現像剤放出口178を開閉す
べく蓋体183がスライドするようになっている。また、
上記駆動装置180は、第22図および第23図に示すよう
に、前記カップリング181と一体の歯車186と、この歯車
186と噛合するウオーム歯車187と、このウオーム歯車18
7を駆動するモータ188を有するとともに、第23図の矢印
F方向にスライド可能な可動ベース190に取付けられた
状態となっている。しかして、前述の現像剤エンプティ
検出器174からの検出信号によってモータ188が所定時間
駆動され、移送スクリュ176が回転する。これにより、
容器175内の現像剤Dbが現像剤放出口178側に送られ、現
像剤受取り搬送部133aの被補給口179に送り込まれる。
ついで、現像剤受取り搬送部133aの被補給口179に送り
込まれた現像剤Dbは、現像剤移送軸182の回転に伴って
現像剤収容部150内の上方に運ばれる。
一方、現像剤移送軸182を囲繞した状態にある現像剤
ガイド200の底部には、第26図に示すように現像剤放出
口201a〜201hがある間隔La〜Lgを存して設けられてお
り、現像剤収容部150に設けられた現像剤攪拌体152の軸
方向の略全体にわたって分配するようになっている。上
記現像剤放出口201a〜201hの間隔La〜Lgは、現像剤移送
方向に行くにつれて順次狭くなっているとともに、現像
剤放出口201a〜201hの開口面積が現像剤移送方向側が大
きい状態となっており、現像剤Dbが均一に分配されるよ
うになっている。
また、現像剤Dbが無くなった場合など、カートリッジ
式の現像剤補給装置172を取外す場合には、まず駆動装
置180を第23図の状態において図中右方向に変位させる
ことにより、移送スクリュ176の連結部176aとカップリ
ング181との係合動作を解除する。ついで、現像剤補給
装置172の全体をホルダ177を中心として手前側に回動変
位させた後、手前側に引くことによりホルダ177から嵌
合突出部175aを引抜くことになる。また、新しい現像剤
補給装置172を取付ける場合には、上記の逆手順で行な
えば良いことになる。
一方、前記第1現像ユニット132側の現像剤補給装置1
71は、第23図および第24図に示すように前記第2現像ユ
ニット133側の現像剤補給装置172と略同じ構成となって
いる。すなわち、210は現像剤Daを収納する容器であ
り、この容器210の底部には回転駆動されることによっ
て現像剤Daを軸方向に移送する移送スクリュ211が収納
された状態になっている。上記容器210の移送スクリュ2
11の現像剤移送方向に位置する一側端側の下部には、現
像剤受取り搬送部133aに連設されたホルダ212に対して
挿脱自在な嵌合突出部210aが形成されている。この嵌合
突出部210aの下面側には、移送スクリュ211により移送
されてきた現像剤Daを放出する現像剤放出口213が形成
されている。上記ホルダ212は、現像剤受取り搬送部133
aの上面側に回動自在に取付けられた状態となっている
とともに、その底面にはスパイラル軸からなる前記現像
剤攪拌体140,140の間に対応して被補給口214が形成され
た状態となっている。上記移送スクリュ211の一端部に
は、上記ホルダ212の端面から突出して駆動装置215の駆
動カップリング216と連結する連結部211aを有した状態
となっている。上記嵌合突出部210aの下面側には、現像
剤放出口213を開閉すべくスライド自在に蓋体217が設け
られている。一方、ホルダ212側には、蓋体217に形成さ
れた係合突起217aと係合する凹所218が形成されてい
て、ホルダ212に対する嵌合突出部210aの挿脱動作時に
伴って前述したと同様に現像剤放出口213を開閉すべく
蓋体217がスライドするようになっている。また、上記
駆動装置215は、第22図および第23図に示すように、前
記カップリング216と一体の歯車219と、この歯車219と
噛合するウオーム歯車220と、このウオーム歯車220を駆
動するモータ221を有するとともに、第23図の矢印G方
向にスライド可能な可動ベース222に取付けられた状態
となっている。なお、第23図に示す223は容器210の側端
面を支持する支持部材である。しかして、前述の現像剤
エンプティ検出器173からの検出信号によってモータ221
が所定時間駆動され、移送スクリュ211が回転する。こ
れにより、容器210内の現像剤Daが現像剤放出口213側に
送られ、現像剤受取り搬送部132aの被補給口214に送り
込まれる。ついで、現像剤受取り搬送部132aの被補給口
214に送り込まれた現像剤Daは、スパイラル軸からなる
現像剤攪拌体140,140によって現像剤収容部138に均一に
分配される。
また、現像剤Daが無くなった場合など、カートリッジ
式の現像剤補給装置171を取外す場合には、まず駆動装
置215を第23図の状態において図中右方向に変位させる
ことにより、移送スクリュ211の連結部211aとカップリ
ング216との係合動作を解除する。ついで、現像剤補給
装置171の全体をホルダ212を中心として手前側に回動変
位させた後、手前側に引くことによりホルダ212から嵌
合突出部210aを引抜くことになる。また、新しい現像剤
補給装置171を取付ける場合には、上記の逆手順で行な
えば良いことになる。
また、第27図および第28図に示すように現像剤Dbを収
納した容器175内には、攪拌羽根225が回転自在に収納さ
れており、この攪拌羽根225の一端面周縁部には、現像
剤Dbを現像剤放出口178側に移送する移送スクリュ176に
取着されたスプロケット226と噛合する複数個の爪227,
…が突設されている。そして、移送スクリュ176の回転
に伴って攪拌羽根225が回転し、容器175内の現像剤Dbの
固まりや片寄りを防止して現像剤Dbを残留させることな
く確実に供給し得る構成となっている。
一方、現像剤Daを収納した容器210内にも、同様に攪
拌羽根が収納された状態となっており、同様にして容器
210内の現像剤Daを攪拌する構成となっている。
なお、第22図に示す228は清掃装置18で掻き落された
現像剤を回収する回収ボックスであり、フロントカバー
170を開くことにより容易に取外し可能な状態となって
いる。また、229はフロントカバー170を吸着保持するた
めのマグネットキャッチである。
次に、第29図ないし第33図を参照して前記自動給紙装
置20の構成を説明する。第29図に示すように、用紙P,…
を収容した給紙カセット7,8,9はそれぞれベース240上面
側に図示しないガイドを介して挿脱自在に装着されてい
る。これら給紙カセット7,8,9は、それぞれ第30図に示
すように、用紙Pの後端位置および両側端を規制するガ
イド241,242a,242bと、用紙取出端側を支承する用紙支
持板243を有した構成となっている。上記用紙支持板243
は、反用紙取出端側がカセット本体244の底面に形成さ
れた溝に係合させることにより、揺動自在に支持された
状態となっている。また、この用紙支持板243は、透孔2
45,245が形成されているとともに、カセット本体244の
底部の用紙支持板243と対応する位置には開口部246が形
成されている。また、最上段の給紙カセット7のカセッ
トカバー10は、第31図に示すように手差し給紙台11を構
成するようになっており、その上面には手差しされる用
紙Pの両側端部をガイドする一対の案内部材247,247が
配設されている。これら案内部材247,247は、第32図な
いし第34図に示すようにカセットカバー10に取付けられ
ていて、いずれか一方の案内部材247を移動させると他
方の案内部材247が連動して移動するようになってい
る。
第32図は給紙カセット7のカセットカバー10を裏面側
より見た状態を示しており、カセットカバー10の幅方向
中央部には回転可能に配置されたピニオン248を中心と
して一対のラック249,249が対称状態に配置され、その
各一端はそれぞれピニオン248に噛合するとともに、他
端はそれぞれ対応する案内部材247,247にピン250,251を
介して固着されている。したがって、一方の案内部材24
7を軸方向Hに沿って移動させると、他方の案内部材247
はこれに連動して互いに近ずくように、あるいは遠ざか
るようにスライド移動する。すなわち、ピニオン248お
よびラック249により両案内部材247を連動させる連動手
段を構成している。上記ピン250,251は、第33図に示す
ように対応する案内長孔252に間隔を置いて挿通されて
いるので、ラック249はこれによって幅方向Hに沿って
移動するように案内されている。また、ピニオン248を
挟んでその両側には、さらに案内ピン256がカセットカ
バー10に突設され、これらが対応するラック248の背面
によりピニオン248との噛合から外れないようにラック
部材249を案内保持している。なお、257はカセットカバ
ー10の裏面に適宜の手段により取着された案内補強板で
あり,連動手段をなすラック249の走行路に沿って幅方
向に設けられている。この案内補強板257にもカセット
カバー10の長孔252に合致した状態に長孔が形成されて
いる。また、ピニオン248を回転可能に支持する枢支軸
部258は、第34図に示すようにカセットカバー10の裏面
に突設されているが、この枢支軸258の上端部に矩形状
の板バネよりなる制動部材259がネジ260により取付け固
定されている。この制動部材259の左右一対の切起し舌
片259a,259aは折曲されて、ピニオン248の外周縁に弾性
をもって摩擦係合した状態にあり、また制動部材259の
両端部259b,259bは直角に折曲されて、そこに形成した
切欠部(図示しない)を上記案内ピン256,256に係合さ
せてある。したがって、ピニオン248は制動部材259の舌
片259a,259aにより若干その回転運動に制動作用を受け
るので、回り過ぎなどの盲動が防止される。このため、
連動手段の全体の運動も軽い制動作用を受けるので、案
内部材247,247の移動操作時に運動する各部材の慣性に
よる盲動や振動による位置ずれを防止できる。
また、各給紙カセット7,8,9の各用紙支持板243は、各
カセット装着部に設けられた支持板押上機構263の押上
レバー264の回動動作によって選択的に押上られ、最上
端の用紙Pが取出ローラ(給紙ローラ)265に適当な押
付け力で押付けられるようになっている。上記支持板押
上機構263は、第35図に示すように構成されている。す
なわち、266は図示しない軸受によって回転自在に支持
された軸であり、この軸266には略180度位相をずらした
状態に上記押上レバー264および作動レバー267が取着さ
れた状態となっている。さらに、作動レバー267にはス
プリング268が連結されており、その自由端部下面が偏
心カム269の周面に常時当接すべく付勢された状態にあ
る。上記偏心カム269は、順次噛合する歯車270,271,272
からなる歯車機構273を介してモータ274の駆動力が伝達
される構成となっている。そして、モータ274の回転に
伴って偏心カム269の最大偏心部が作動レバー267に対向
することによって、作動レバー267がスプリング168の付
勢力に抗して押上られた状態(第35図に実線で示す状
態)となり、最少偏心部が対向することによって、作動
レバー267がスプリング268の力で引かれた状態(第35図
に二点鎖線で示す状態)となる。したがって、作動レバ
ー267と軸266を介して一体的な関係にある押上レバー26
4も、この動きにつれて第35図の実線あるいは二点鎖線
で示す状態に回動変位することとなり、前記用紙支持板
243上に集積された用紙P,…は取出ローラ265から離れた
り、接触したりすることとなる。
また、第29図に示すように、取出ローラ265の用紙取
出方向には、重ね取りされた2枚目以降の用紙Pを分離
して取出しを阻止する分離手段288として互いに転接す
るローラ289,290が設けられている。これらローラ289,2
90は第36図に示すように構成されている。すなわち、29
1はモータであり、このモータ291は歯車292を介しては2
93,294と噛合した状態となっている。上記歯車293は軸2
95を介してローラ289と連動する構成となっているとと
もに、上記歯車294はスプリングクラッチ296を中間に備
えた軸297を介してローラ290を連動する構成となってい
る。また、上記スプリングクラッチ296は、ローラ289,2
90の接触部の力がTa以上になると滑るように設定されて
いる。また、ローラ289,290間の摩擦力をTbとすると、T
a>Tbになるように設定され、ローラ289はローラ290に
したがって回転するようになっている。また、用紙Pと
用紙Pとの摩擦力をTfとし、ローラ265と用紙Pとの摩
擦力をTrとすると、一般にローラ265はゴムなどの摩擦
係数の高い材料で成形されるため、Tr>Tfである。そし
て、TaはTr>Ta>Tfになるように設定されている。しか
して、給紙待機時には第37図(a)に示すように用紙P
が取出ローラ265から離れた状態にある。そして、給紙
時には第37図(b)に示すように押上レバー264の押上
動作によって用紙Pが取出ローラ265に転接された後、
この取出ローラ265の回転に伴って最上端の用紙Pが取
出され、分離手段288を構成するローラ289,290間に送り
込まれることになる。このとき、最上端の用紙Pに吸着
して取り出された2枚目以降の用紙Pは、第37図(c)
に示すようにローラ290の逆回転動作により分離され、
最上端の用紙Pのみ取出されることになる。これは、用
紙Pがローラ289,290間に入ると、ローラ289は用紙Pを
Tr>Tfにより矢印J方向へ、またローラ290と用紙PはT
r>Ta>Tfにより逆方向へ戻されるからである。なお、
1枚取出しが開始されると、第37図(d)に示すように
押上レバー264が下がり、再び第37図(a)に示す状態
で待機することになる。
また、第38図に示すように、給紙カセット7,8,9の底
面側に対応する位置および分離手段288の直前の用紙搬
送路に対応する位置には、それぞれ図示しない制御部と
接続する用紙検出器としての反射型光学式センサ300,30
1が配設されている。そして、これら両センサ300,301の
「用紙無」検出信号の和によって「用紙無」と判定する
用紙無検出手段302を構成している。そして、第38図
(a)に示すように、用紙支持板243の上に用紙Pが載
っている状態にある場合には、用紙支持板243が下がっ
たときにこれを検出することができるが、第38図(b)
に示すように、ローラ290で分離された最後の1枚がロ
ーラ289,290によって挟まれた状態にあった場合には、
給紙カセット7(8,9)の底面側に対応する位置に設け
たセンサ300ではこれを検出することが出来ないが、分
離手段288の直前の用紙搬送路に対応する位置に設けた
センサ301でこれを検出することができる。したがっ
て、用紙Pがあるにも拘らず「用紙無」と判定すること
が防げる。なお、用紙検出器として反射型光学式センサ
300,301を使用することにより、非接触状態で用紙Pを
検知でき、しかも透過型光学式センサを使用した場合に
比較して外光の影響を受け難く、取付け容易などのメリ
ットがある。
また、第29図に示すように、分離手段288を通過した
用紙Pは停止中のレジストローラ24のローラ24aと24bと
の接触部に付き当てられ、その先端部の傾き(スキュ)
が修正された後、感光体ドラム12への画像形成動作に同
期して像転写部21に送り込まれることになる。また、最
上段の分離手段288とレジストローラ24との間には、ロ
ーラ305,306からなる移送ローラ305が配置された状態と
なっている。そして、前記取出ローラ265,…、移送ロー
ラ305のローラ305b、およびレジストローラ24のローラ2
4a,…は第39図に示す動力伝達系306を介して駆動される
構成となっている。すなわち、307はステッピングモー
タであり、このモータ307の駆動軸に取着された駆動歯
車308は中間歯車309を介して歯車310と噛合した状態と
なっている。上記歯車310は、レジストローラ24の一方
のローラ24aの軸に一方向クラッチ311を介して取付けら
れてる。また、上記中間歯車309には、一体的にスプロ
ケット312が取付けられ、チエーン313を介して従動歯車
314と一体のスプロケット315と連動する構成となってい
る。上記スプロケット315は、一方向クラッチ319を介し
てローラ305bの軸に取付けられているとともに、ローラ
305bの軸には歯車314が取付けられた状態となってい
る。上記従動歯車314は、さらに中間歯車316,317を順次
介して取出ローラ265の軸に取付けられた歯車318と噛合
した状態となっている。
しかして、モータ307が正方向(実線矢印方向)に回
転すると一方向クラッチ311がオフ、一方向クラッチ315
がオンの状態となって取出ローラ265およびローラ305b
が駆動され、ローラ24aには動力が伝達されず停止した
状態となる。また、モータ307が逆方向(破線矢印方
向)に回転すると一方向クラッチ311がオン、一方向ク
ラッチ315がオフの状態となってローラ24aのみが駆動さ
れ、ローラ305b,265は一方向クラッチ319の働きにより
動力が伝達されず停止した状態にある。このように、パ
ルスモータ307の正逆回転により取出ローラ265、レジス
トローラ24の一方のローラ24aを選択的に回転させる構
成となっている。
また、最上段の給紙カセット装着部には、手差し給紙
台11に一括してセットされた用紙P,…を順次1枚ずつ取
出し、取出ローラ265部を経て分離手段側に送込む手差
ローラ321が設けられている。この手差ローラ321と取出
ローラ265とは、第29図および第40図に示すローラ接離
手段322によって用紙搬送路に対して接離自在な構成と
なっており、少なくとも手差し給紙時に取出ローラ265
を用紙搬送路から離す構成となっている。すなわち、取
出ローラ265の支軸265aは、分離手段288のローラ289の
支軸289aを支点として回動自在なアーム323,323の自由
端部に取付け支持されている。また、手差ローラ321
は、取出ローラ265の支軸265aを支点として回動自在な
アーム324,324の自由端部に取付け支持されている。こ
のアーム324,324の自由端部には、それぞれ直交する状
態に掛止突出部324a,324aが一体的に設けられており、
これら掛止突出部324a,324aは、支軸325を支点として回
動自在に枢支された回動部材326に取付けられたレバー3
27,327の自由端部上方に延出した状態になっている。上
記回動部材326は、常時スプリング328によって第29図の
状態において反時計方向に付勢された状態となってお
り、手差ローラ321の支軸321aを保持したアーム324,324
の掛止突出部324a,324aが持上げられた状態となってい
る。また、上記回動部材326には、プランジャ型ソレノ
イド329のプランジャ329aが連動部材330を介して連結さ
れており、回動部材326をスプリング328の付勢力に抗し
て回動させ得る構成となっている。なお、第29図におい
て、331は手差ローラ321の手前側に配置された手差し給
紙スイッチである。また、第40図に示すように取出ロー
ラ265の支軸265aにはスプロケット332が、また手差ロー
ラ321の支軸321aにはスプロケット333が取付けられてお
り,これらはチエーン334を介して互いに連動するよう
になっている。
しかして、手差し給紙台11に用紙Pを載せると手差し
給紙スイッチ331がオンし、前記複写キー30のオンによ
りソレノイド329がオンの状態となる。そして、回動部
材326がスプリング328の付勢力に抗して回動変位し、手
差ローラ321が下がるとともに、この動きに連動して真
円ローラからなる取出ローラ265が用紙搬送路から離れ
るべく上方に変位する。そして、用紙Pが分離手段288
に送られると、ソレノイド329がオフの状態になって手
差ローラ321が上がった状態となり、これに伴って取出
ローラ265が下がった状態となる。このとき、給紙カセ
ット7の用紙支持板243を押し上げる押上げレバー264が
下がった状態となり、用紙Pが取出ローラ265から離れ
た状態となる。
次に、第41図を参照して前記定着装置25の構成を説明
する。この定着装置25は、大別して上ローラユニット33
6と下ローラユニット337とから構成されている。上記上
ローラユニット336は、内部に熱源(図示しない)を収
納するとともに外表面にテフロンコートが施こされたヒ
ートローラ338を、支軸339を介して回動自在に枢支され
たブラケット340に取付けた構成となっている。また、
上記下ローラユニット337は、ゴムローラからなる加圧
ローラ341を圧縮バネ342により常時上方に付勢されたブ
ラケット343に取付けた構成となっている。上記ブラケ
ット343は、ガイド軸344,344が挿通される長孔345,345
を有し、この長孔345,345の範囲において上下動できる
ようになっている。また、上記上ローラユニット336の
ブラケット340の自由端側近傍には、可動フレーム346が
設けられた状態となっている。この可動フレーム346
は、前記筺体4の用紙搬送路23をほぼ境に下部ユニット
から離間すべく回動変位自在に設けられた上部ユニット
のフレームの一部からなっている。そして、第41図
(a)に示すように、上部ユニットを下部ユニットに重
合した状態においてはブラケット340の自由端側の上面
部に可動フレーム346が当接した状態にあり、ヒートロ
ーラ338は圧縮バネ342の付勢力に坑して加圧ローラ341
を押し下げた状態に転接し、所定の接触圧力が得られる
ようになっている。また、用紙詰り、点検など必要に応
じて前記用紙搬送路23を開放すべく上部ユニットを下部
ユニットから離間させた状態においては,可動フレーム
346がブラケット340の自由端側の上面部から大きく離
れ、第41図(a)に示すようにブラケット340が支軸339
を回動支点として最大95度程度に回動変位し得る構成と
なっている。なお、このような構成によって、ヒートロ
ーラ338および加圧ローラ341の交換が容易になる。
次に、上述のように構成された複写装置本体1の用紙
排出部22から排出された用紙Pを必要に応じて受取り、
そのままの状態あるいは表裏反転した状態で再び複写装
置本体1の像形成部に送り込む前記方向変換搬送装置2
の構成を第42図ないし第46図を参照して説明する。この
方向変換搬送装置2は、第42図に示すように複写装置本
体1とは独立したユニットからなり、複写装置本体1を
着脱自在に載置する載置台を兼用している。そして、こ
の方向変換搬送装置2は、複写装置本体1の排出部22の
近傍に設けられ必要に応じて排出された用紙Pを導き入
れるガイド手段350とこのガイド手段350により案内され
た用紙Pを搬入する搬入路351と、この搬入路351を介し
て搬入された用紙Pを一時集積する一時集積部532と、
この一時集積部352に集積された用紙Pを順次1枚ずつ
取出す取出手段353と、この取出手段353により取出され
た用紙Pに多重画像を形成すべく、その先端方向を変え
ることなく再び複写装置本体1の用紙導入部354に導く
第1搬送部355と、この第1搬送部355から分岐した状態
に設けられ、上記取出手段353により取出された用紙P
に両面画像を形成すべく、その後端が先端となるように
搬送方向を変換して再び複写装置本体1の用紙導入部35
4に導く第2搬送部356と、この第2搬送部356と第1搬
送部355との分岐部に設けられた、上記取出手段353によ
り取出された用紙Pを選択的に振分ける振分手段357
と、前記モード設定キー43の操作による切換信号などに
より上記ガイド手段350および振分手段357などを切換え
る駆動手段358,359とを有した構成となっている。
上記ガイド手段350は、支軸361によって回動自在に設
けられたゲート362からなり、このゲート362は複写装置
本体1の用紙排出部22と排紙ローラ363を経て排紙トレ
イ364に至る直線搬送路365と上記一時集積部352に至る
搬入路366との分岐部に設けられ、駆動手段358によって
駆動されることにより、選択的に用紙Pを案内するよう
になっている。すなわち、ゲート362はスプリング367に
よって常時所定方向に付勢されており、通常は上記搬入
路366を「閉」、直線搬送路365を「開」の状態としてい
る。また、ゲート362には、連結部材378を介してソレノ
イド369が連結されており、必要に応じて上記搬入路366
を「開」、直線搬送路365を「閉」にすべくゲート362を
スプリング367の付勢力に抗して回動変位し得る構成と
なっている。また、前記搬入路366には、第1搬送ロー
ラ370、第2搬送ローラ371、第3搬送ローラ372が配置
されていて、用紙Pを一時集積部352に強制的に送り込
むようになっている。なお、第3搬送ローラ372は、後
述するように用紙Pの受取り搬出位置を用紙Pの送り込
み方向に対して移動自在として、用紙Pのサイズに拘ら
ずその先端が一時集積部352の取出方向端側に対応して
設けられた取出手段353に対応できる構成となってい
る。
前記一時集積部352は、ガイド板373の上面部によって
構成されており、その中央部には用紙検知手段374のア
クチェータ374aが臨んだ状態となっている。
前記取出手段353は、支軸375を介して枢支されたアー
ム376の自由端部に保持された取出ローラ377からなり、
この取出ローラ377は用紙Pが一時集積部352に集積され
るときには上方に変位して用紙Pの集積を妨げないよう
になっている。すなわち、上記アーーム376の枢支端側
には、ソレノイド378を駆動源として回動するレバー378
に当接する突出部376aが形成されており、そのソレノイ
ド378のオン動作によって突出部376aを取出ローラ377が
第42図に実線で示すように上方に変位し、オフ動作によ
って取出ローラ377が第42図に二点鎖線で示すように自
重で下方に下がり、一時集積部352内に集積された用紙
Pに転接するようになっている。また、このように構成
された取出手段353の用紙取出方向には、ローラ380a,38
0bからなる搬送ローラ380が設けられていて、一時集積
部352から取出された用紙Pを前記振分手段357に送り込
むようになっている。
次に、一時集積部352から取出され、搬送ローラ380を
介して送り込まれた用紙Pの方向変換部分の構成を第43
図を参照して説明する。すなわち、前記搬送ローラ380
を備え用紙Pを搬送する第1搬送路382と、この第1搬
送路382に連通した状態に設けられ搬送ローラ383を備え
た第2搬送路384と、上記第1搬送路382の終端部から分
岐し搬送ローラ385を備えた第3搬送路386と、この第3
搬送路386に合流する状態に第2搬送路384の基端部から
分岐した第4搬送路387とを有した構成となっている。
さらに、上記第1搬送路382と第3搬送路386との分岐部
に設けられ、搬送ローラ380により第1搬送路382を搬送
された用紙Pを第2搬送路384あるいは第3搬送路386に
選択的に導く第1ガイド手段388と、上記第2搬送路384
と第4搬送路387との分岐部に設けられ、搬送ローラ383
により第2搬送路384を逆送されてきた用紙Pを第4搬
送路387側に案内する第2ガイド手段389とが設けられて
いて、前記振分手段357を構成している。また、上記第
2搬送路384には、第1搬送路382から第2搬送路384に
導かれた用紙Pの後端が所定位置に到達したことを検出
して、搬送ローラ383が用紙Pを逆搬送するように制御
する用紙検出手段390が設けられている。そして、上記
第1,第2ガイド手段388,289を切換えることにより、第
1搬送路382を介して搬送された用紙Pをその搬送方向
先端を変えることなく搬送したり、搬送方向後端が先端
側になるように搬送方向を変換して搬送して、再び複写
装置本体1の用紙導入部354に送り込むことができる構
成となっている。また、上記第1,第2ガイド手段388,38
9は、支軸391を介して枢支されるとともに、プランジャ
型ソレノイド392のプランジャ392aに連結部材393,393を
介して連結されたガイド部材でそれぞれ構成され、ソレ
ノイド392のオン,オフ動作によって第43図に実線ある
いは二点鎖線で示すように回動変位するようになってい
る。
ここで、たとえば1枚原稿の両面複写時の動作につい
て説明する。
(a)まず、操作パネル6上のモード設定キー43を操作
して「1枚原稿の両面複写モード」を設定するととも
に、別操作により複写枚数、露光量(複写濃度)、複写
倍率などを設定した後、複写キー30を押下する。
(b)ガイド手段350のソレノイド369が引かれ、複写さ
れた用紙Pが方向変換搬送装置2に導かれる。
(c)片面複写された用紙Pが一時集積部352に集積さ
れる。
(d)ガイド手段350のソレノイド396が戻る。
(e)原稿を置換え、再び複写キー30を押下する。
(f)一時集積部352に設けられた取出手段353のソレノ
イド378が引かれ、取出ローラ377が下降する。
(g)取出ローラ377、分離手段を兼ねる搬送ローラ38
0、および搬送ローラ(スイッチバックローラ対)383が
回転する。
(h)用紙Pの先端が搬送ローラ380に充分到達した時
間で取出ローラ用ソレノイド378が戻り、取出ローラ377
が上昇する。
(i)用紙Pの先端が搬送ローラ383に充分到達した時
間で搬送ローラ380が停止する。ただし、搬送ローラ380
は一方向クラッチ付であり、搬送ローラ383により引張
られた用紙Pの後端が離れるまで用紙Pによって回転さ
れる。
(j)用紙Pの後端が用紙検出手段390を通過したら搬
送ローラ383が逆転し、振分手段357のソレノイド392が
引かれ、搬送ローラ(送りローラ対)385が回転する。
(k)用紙Pの先端が複写装置本体1の像転写部21の手
前に位置するレジストローラ24に到達したら搬送ローラ
383,385が停止し、用紙Pをレジストする。
(l)用紙Pが像転写部21に送り出され、その後端が振
分手段357から充分離れた振分手段357のソレノイド392
が戻る。ただし、搬送ローラ385は一方向クラッチ付で
あり、レジストローラ24に引張られた用紙Pにより回転
する。
(m)振分手段357が戻ったままの状態で、一時集積部3
52内に片面複写済の用紙Pが無くなるまで上記(f)〜
(l)の動作を繰返すことになる。
次に、たとえば二重複写時の動作について説明する。
(a)まず、操作パネル6上のモード設定キー43を操作
して「二重複写モード」を設定するとともに、別操作に
より複写枚数、露光量(複写濃度)、複写倍率などを設
定した後、複写キー30を押下する。
(b)ガイド手段350のソレノイド369が引かれ、複写さ
れた用紙Pが方向変換搬送装置2に導かれる。
(c)片面複写された用紙Pが一時集積部352に集積さ
れる。
(d)ガイド手段350のソレノイド396が戻る。
(e)原稿を置換え、再び複写キー30を押下する。
(f)一時集積部352に設けられた取出手段353のソレノ
イド378が引かれ、取出ローラ377が下降する。
(g)振分手段357のソレノイド392が引かれ、取出ロー
ラ377、分離手段を兼ねる搬送ローラ380、および搬送ロ
ーラ(送りローラ対)385が回転する。
(h)用紙Pの先端が搬送ローラ380に充分到達した時
間で取出ローラ用ソレノイド378が戻り、取出ローラ377
が上昇する。
(i)用紙Pの先端が搬送ローラ385に充分到達した時
間で搬送ローラ380が停止する。ただし、搬送ローラ380
は一方向クラッチ付であり、搬送ローラ385により引張
られた用紙Pの後端が離れるまで用紙Pによって回転さ
れる。
(j)用紙Pの先端が複写装置本体1の像転写部21の手
前に位置するレジストローラ24に到達したら搬送ローラ
385が停止し、用紙Pをレジストした後用紙Pが像転写
部21に送出される。
(k)ガイド手段350が戻ったままの状態で、一時集積
部352内の片面複写済の用紙Pが無くなるまで上記
(f)〜(j)の動作を繰返すことになる。
さらに、このように複写装置本体1の用紙排出部22か
ら排出された用紙Pを必要に応じて受取り、そのままの
状態あるいは表裏反転した状態で再び複写装置本体1の
画像形成部としての像転写部21に導くことにより、用紙
Pに対して多重あるいは両面画像を形成し得るように構
成された方向変換搬送装置2において、第42図に二点鎖
線状態で示すように用紙Pの通過部を境に片側(下側)
に位置する部材を用紙通過路を開放すべく外方(下側)
に変位自在な構成となっている。すなわち、前記搬入路
366の一部を形成するガイド板400a,400bの下ガイド板40
0a、搬送ローラ371の下ローラ371a、一時集積部352を構
成するガイド板373と、第1,第2搬送路382,383を構成す
る下ガイド板401、搬送ローラ380の下ローラ380a、搬送
ローラ393の下ローラ383aは、用紙Pの搬送方向一側の
支点して回動自在に設けられた支持フレーム402に取付
けられ、この支持フレーム402の変位動作に伴って用紙
通過路を開放すべく外方に一斉に変位し得る構成となっ
ている。また、支持フレーム402の自由端側には、支持
フレーム402を所定の状態に保持する保持手段403,403を
備えており、これら保持手段403,403を操作することに
より用紙搬送部を開放でき、用紙詰りなどに容易に対処
できるようになっている。
また、第44図ないし第46図に示すように、順次搬送さ
れてくる用紙Pを受取って一時集積部352に集積させる
べく送り込む搬入手段が用紙Pの送り込み方向に対して
移動自在となっている。すなわち、上記搬入手段は、第
1搬送ローラとしての駆動ローラ372aと、第2搬送ロー
ラとしての従動ローラ372bとを有した前記搬送ローラ37
2からなっている。上記駆動ローラ372aは、ガイド部と
してのスリット405,405で軸受(ブッシュ)406,406を保
持させることにより移動自在に横架された支軸407を有
し、また上記従動ローラ372bは、上記駆動ローラ372aと
の間で用紙Pを挟持搬送すべく駆動ローラ372aに常時転
接するように設けられるとともに、駆動ローラ372aと一
体的に移動自在に構成となっている。上記ガイド部とし
てのスリット405,405は、用紙搬送路を挟んで離間対向
する一対のサイドフレーム408,408にそれぞれ形成され
ている。また、上記スリット405,405により保持された
軸受406,406は、上記フレーム408,408の外側に設けられ
た位置決め手段409,409により用紙Pのサイズに応じた
所定位置に固定されるようになっている。また、上記位
置決め手段409,409は、第45図および第46図に示すよう
に軸受406,406の移動路に沿う状態に設けられるととも
に、軸受406の外周の一部と嵌合し得る複数の凹陥部41
0,410を有する位置決め部材としてのレバー411を有した
構成となっている。このレバー411は、一端が軸412を介
してフレーム408に回動自在に取付けられているととも
に、自由端側には上記凹陥部410が軸受406に嵌合するよ
うに常時付勢する付勢部材としてのスプリング413が連
結された状態となっている。
なお、第44図および第46図に示す414は前記軸受406,4
06を保持して駆動ローラ372aと一体に移動する可動フレ
ームであり、415は可動フレーム414に取付けられて前記
従動ローラ372bを駆動ローラ372a側に付勢する板バネで
ある。
しかして、用紙Pを一時集積部352に送り込む搬送ロ
ーラ407を用紙Pのサイズに応じた位置にセットする場
合には、両レバー411をスプリング413の付勢力に坑して
回動させた状態において可動フレーム414を移動させ、
所定の凹陥部410に軸受406,406を嵌合させれば良いこと
になる。このように、用紙Pのサイズにあった位置にド
ライバなどの工具を使用することなく、極めて簡単に搬
送ローラ407を移動でき、用紙Pを一時集積部352に取出
可能な状態に整然と集積させることができる。
第2図は制御回路を示すものである。すなわち、541
は各種センサ類、各種スイッチ類、操作パネル上の各種
キースイッチ類など複写装置の状態を検出するための入
力装置、542はその入力ポート、543は露光ランプ、定着
装置のヒータ、各種帯電器の高圧電源、各種モータなど
の出力装置、544はその出力ポート、545は複写装置全体
の制御を司るメインプロセッサで、データバス546を介
して上記入力ポート542および出力ポート544と接続され
ている。一方、547はサブプロセッサで、文章の表示は
このサブプロセッサ547によって行われる。すなわち、5
48はROM(リード・オンリ・メモリ)で、実行プログラ
ムの格納と文字パターンおよび文章データの記憶を行な
い、データバス549を介してサブプロセッサ547と接続さ
れている。サブプロセッサ547は、メインプロセッサ545
からデータバス549を介して表示すべき文章をコードの
形で受取り、それに従い第1表示部515に文章を表示す
る。メインプロセッサ545は、文章コードを送るとき割
込信号550を用いてサブプロセッサ547にこれからデータ
を送ることを知らせる。サブプロセッサ547は、それを
受けると応答信号551を用いてメインプロセッサ545へデ
ータを受けることが可能であることを知らせ、データバ
ス549にセットされているデータを読込む。
前記第1表示部515は、たとえば40桁の蛍光表示管を
用いており、1桁は5×7の合計35ドットで構成されて
いる。蛍光表示管は、カソード、グリッド、アノードを
高真空のガラス容器に封入した3極電子管で、カソード
から放出された熱電子がグリッドおよびアノードに印加
した正電圧で加速されてアノードに塗布された蛍光体を
刺激発光させるもので、アノードおよびグリッドに選択
的に電圧を印加して所望の数字、文字、記号を表示す
る。グリッド側には、データバス552を介してサブプロ
セッサ547と接続されるシフトレジスタ553を設け、グリ
ッドドライバ554により1桁づつ順次グリッドをスキャ
ンしている。また、アノード側には、データバス552を
介してサブプロセッサ547と接続されるラッチ回路555を
設け、このラッチ回路555に1桁35ドットのデータを40
桁分ラッチし、アノードドライバ556により1桁ごとに4
0桁分の表示を行なうようになっている。
次に、上記のような構成において第3図ないし第6図
に示すフローチャートを参照して動作を説明する。第3
図は第1表示部515に複写装置の状態を表示していると
きにヘルプキー508を押下したときのフローチャートで
ある。すなわち、「コピーデキマス」の表示状態でヘル
プキー508が押下されると、「コピーノ トリカタデス
カ?」という質問文章を表示する。ここで、使用者がノ
ーキー510を押下すると、図に示すように「カミズマリ
ノ トリカタデスカ?」という質問文章を表示し、以下
ノーキー510が押下されるごとに質問の内容が変わり、
最後に再び「コピーデキマス」の文章表示に戻る。ま
た、各質問に対してイエスキー509が押下された場合、
その項目に関し更に詳しい質問または操作手順を表示す
る。第3図中〜がそれに相当する。ここでは一例と
しての場合について説明する。たとえば第4図に示す
ように「カクダイ/シュクショウ コピーデスカ?」の
質問文章の表示に対してノーキー510が押下されると、
「リョウメンコピーニ シマスカ?」という質問文章を
表示し、以下ノーキー510が押下されるごとに質問の内
容が変わり、最後に再び「コピーデキマス」の文章表示
に戻る。また、各質問に対してイエスキー509が押下さ
れた場合、その項目に関し更に詳しい質問または操作手
順を表示する。第4図中〜がそれに相当する。ここ
では例としておよびの場合について説明する。ま
ず、の場合について説明すると、たとえば第5図に示
すように、「↓65%キー マタハ ↑154%キーヲ オ
シテクダサイ」の表示に対して縮小キー514または拡大
キー513を押下して倍率が設定されると、「コピーボタ
ンヲ オシテクダサイ」という文章を表示し、ここで複
写キー501が押下されることにより複写動作を開始す
る。
次に、の場合について説明すると、たとえば第6図
に示すように「ガラスノウエニ 2マイノゲンコウヲ
セットシマスカ?」の質問文章の表示に対してノーキー
510が押下されると、「ガラスノウエニ ゲンコウヲ
オイテクダサイ」という文章を表示し、このときモード
表示ランプ526を点灯して自動的に1枚原稿の画面複写
モードに切換える。また、本実施例では、この表示の後
約4秒後に自動的に「コピーボタンヲ オシテクダサ
イ」という文章を表示する。また、「ガラスノウエニ
2マイノゲンコウヲ セットシマスカ?」の質問文章の
表示に対してイエスキー510が押下されると、「ガラス
ノウエニ 2マイノゲンコウヲ オイテクダサイ」とい
う文章を表示し、このときモード表示ランプ527を点灯
して自動的に2枚原稿の両面複写モードに切換える。そ
の後、同様にして約4秒後に自動的に「コピーボタンヲ
オシテクダサイ」という文章を表示する。
以上、拡大複写、縮小複写のとり方および両面複写の
とり方について説明したが、使用者が慣れている場合に
は、ヘルプキー508を利用しなくとも「コピーデキマ
ス」の表示状態から直後変倍キー511およびモード設定
キー524などを操作して複写を行なうことも可能であ
る。また、紙づまりのとり方、サービスコールの処置、
本の複写、重ね合せ複写(二重複写)についても全く同
様に、表示されている質問に対してイエスキー509また
はノーキー510で答えるか、表示されている操作手順に
従って操作することにより適切な操作を行なうことがで
きる。
このように、操作パネル上に操作方法などを文章で表
示することにより、装置の操作に慣れていない使用者で
も、その都度取扱い説明書などををいちいち読まなくと
も、迷わず確実に所望の操作を行なうことができ、また
誤操作による無駄をもなくせる。
なお、前記実施例では、複写装置に適用した場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されるものでな
く、たとえば電子プリンタあるいはファクシミリ装置な
ど、使用者の操作により所望の画像形成を行なう画像形
成装置であれば適用できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、使用者がその都
度取扱い説明書などを読まなくとも所望の操作を簡単か
つ確実に行なうことができ、また誤操作による無駄をも
除去できる画像形成装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を説明するためのもので、第1図
は操作パネルの平面図、第2図は制御回路の一例を示す
ブロック図、第3図ないし第6図は動作を説明するため
のフローチャート、第7図は複写装置の外観斜視図、第
8図は複写装置の概略的縦断正面図、第9図は複写装置
本体の概略的縦断正面図、第10図は露光光学装置の構成
説明図、第11図は冷却空気導通経路を示す説明図、第12
図は露光光学装置の第1,第2光学ユニットの作動手段を
示す斜視図、第13図は同じく要部の構成説明図、第14図
は露光光学装置のレンズユニットと第3光学ユニットの
作動手段を示す平面図、第15図は2色カラー現像装置の
概略的縦断正面図、第16図および第17図は第1現像ユニ
ットの異なる動作状態を示す図、第18図および第19図は
第2現像ユニットの異なる動作状態を示す図、第20図お
よび第21図は現像装置の動作状態を示す図、第22図は複
写装置のフロントカバーを開けた状態を示す図、第23図
は現像剤補給装置の概略的縦断正面図、第24図は同じく
現像剤補給装置の概略的縦断側面図、第25図は同じく現
像剤補給装置の容器着脱に伴う現像剤放出口の開閉状態
を示す説明図、第26図は第2現像ユニットの現像剤受取
り搬送部の周辺の構成を示す概略的平面図、第27図は現
像剤補給装置の概略的断面図、第28図は同じく現像剤補
給装置の概略的分解斜視図、第29図は給紙装置部の概略
的正面図、第30図は給紙カセットのカバーを取り外した
状態を示す斜視図、第31図は手差し給紙台を兼ねたカセ
ットカバーの斜視図、第32図は手差し給紙台の案内部材
の取付け支持状態を示す図、第33図は第32図のイ−イ線
に沿う断面図、第34図は第32図のロ−ロ線に沿う断面
図、第35図は給紙カセットの支持板を押し上げる支持板
押上機構の概略的斜視図、第36図は分離手段の概略的構
成説明図、第37図は分離手段の用紙分離状態を示す説明
図、第38図は給紙カセット装着部の用紙無検出器の配置
状態を示す説明図、第39図は取出ローラとレジストロー
ラの駆動系を示す構成説明図、第40図は手差ローラを接
離するローラ接離手段の構成を示す概略的平面図、第41
図は定着装置の構成を示す概略的正面図、第42図は方向
変換搬送装置の概略的縦断正面図、第43図は方向変換搬
送装置の用紙振分部の構成を示す正面図、第44図は方向
変換搬送装置の一時集積部への用紙搬入部の構成を示す
一部切欠した正面図、第45図は同じく用紙搬入部の要部
の斜視図、第46図は同じく用紙搬入部の要部の一部切欠
した側面図である。 1……複写装置本体、2……方向変換搬送装置、6……
操作パネル、P……用紙、12……感光体ドラム、13……
帯電装置、14……露光光学装置、15……現像装置、16…
…転写装置、20……自動給紙装置、25……定着装置、50
8……ヘルプキー(第1入力手段)、509……イエスキー
(第2入力手段)、510……ノーキー(第3入力手
段)、515……第1表示部(表示手段)、541……入力装
置、542……入力ポート、543……出力装置、544……出
力ポート、545……メインプロセッサ、547……サブプロ
セッサ、548……ROM、553……シフトレジスタ、554……
グリッドドライバ、555……ラッチ回路、556……アノー
ドドライバ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】利用者が操作を行うことによって所望の画
    像形成条件を設定する画像形成装置において、 前記画像形成装置に対してコピー動作を実行するための
    第1の条件を設定する第1の設定手段と、 前記画像形成装置に対してコピー動作を実行するための
    前記第1の条件とは異なる第2の条件を設定する第2の
    設定手段と、 利用者が前記画像形成装置を利用して所望の設定を行な
    うための方法が不明なときに、利用者が指示することに
    よって、前記不明な設定方法に関する質問形式の文章を
    表示することを指示するヘルプキーと、このヘルプキー
    から指示され表示された前記質問形式の文章に対して、
    利用者が肯定を意味する回答を入力するためのYESキー
    と、前記ヘルプキーから指示され表示された前記質問形
    式の文章に対して、利用者が否定を意味する回答を入力
    するためのNOキーとの3つのキーからなる入力手段と、 前記ヘルプキーが動作されたときには、コピー動作に関
    する説明を表示するかどうか利用者に問い合わせる質問
    形式の第1の文章を表示し、 前記ヘルプキーに続いて前記YESキーが動作された場合
    には、前記第1の設定手段によりコピー動作に関する前
    記第1の条件を設定するための第2の文章を表示し、 前記ヘルプキー、YESキーに続いて再びYESキーが動作さ
    れた場合には、前記第1の設定手段により前記第1の条
    件を設定するためのより詳細な説明を行うための第3の
    文章を表示し、 前記ヘルプキー、YESキーに続いて前記NOキーが動作さ
    れた場合には、前記第2の設定手段によりコピー動作に
    関する前記第2の条件を設定するための第4の文章を表
    示し、 前記ヘルプキーに続いて前記NOキーが動作された場合に
    は、コピー動作以外の動作に関する説明を表示するかど
    うか利用者に問い合わせる質問形式の第5の文章を表示
    する表示手段と、 を具備することを特徴とする画像形成装置。
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