JPH0530968Y2 - - Google Patents

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JPH0530968Y2
JPH0530968Y2 JP9372486U JP9372486U JPH0530968Y2 JP H0530968 Y2 JPH0530968 Y2 JP H0530968Y2 JP 9372486 U JP9372486 U JP 9372486U JP 9372486 U JP9372486 U JP 9372486U JP H0530968 Y2 JPH0530968 Y2 JP H0530968Y2
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molding
clip
flange
corner portion
corner
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、車両等のウインドモール(以下、
単にモールと言う。)のコーナ部分におけるクリ
ツプの係止構造に関するものである。
(従来の技術) 自動車のウインド回りには、装飾のためにモー
ル20を装着している。通常は、防錆、軽量の要
請から樹脂製のクリツプ21を用いて保持してい
る。具体的には、モール20はその両側縁が内向
きに折り曲げられて断面Cの字状に形成されてお
り、クリツプ21をこのフランジ部分を利用して
モール20側に係着させている。こうして係着さ
れるクリツプ21を、複数個、モール20の全周
に亘つて装着させるのである。なお、コーナ部以
外のクリツプ21は適当な手段(例えば、クリツ
プ21と係着可能でボデイに固定可能な係止具を
用いる等)によつてボデイに固定される。
(考案が解決しようとする問題点) ところが、モール20に対するクリツプ21の
係止構造は、モール20の直線部分であるとコー
ナの曲線部分であることを問わず一様であるた
め、コーナ部分では以下に述べるような問題を生
じていた。
コーナ部分では、直線部分に比べてクリツプ
21の位置ずれを特に生じやすいが、従来では
両間にクリツプ21の位置決めが図られておら
ず、位置ずれに伴つてボデイ側への装着作業に
支障をきたす場合があつた。
モール20は金属材にて形成されているが、
これがL字状に屈曲するコーナ部分では、フラ
ンジ部の内、外縁に割れや皺が発生することが
ある。これは、従来のモール20ではフランジ
を全縁に亘つて形成していることから、コーナ
部分でその歪みが出るためである。この場合、
皺が出た側ではモール20が外側へ脹れ出てい
るわけであるため、クリツプ21の係着が不十
分となり、脱落の虞れすらあつた。
本考案は、こういつた問題点を解消せんとする
ものであり、モールのコーナ部に対するクリツプ
の係着を確実なものとすることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、本考案はその両
側縁に内向きのフランジ縁を有するウインドガラ
ス用モールのコーナ部分へ、同モールの装着用ク
リツプを係止させるための構造であつて、モール
の両フランジ縁におけるコーナ部分をそれぞれ長
さ方向に沿つて所定範囲に亘つて切り欠くととも
に、この切り欠かれた部分に、前記クリツプを位
置決めした状態で係合可能な位置決め片を形成す
る構造にしたのである。
(考案の作用効果) したがつて、上記の構成によれば、モールのコ
ーナ部分に取付けられるクリツプは、位置決め片
と係合して確実に位置決めされるため、クリツプ
の位置ずれが回避される。また、モールのフラン
ジ縁のコーナ部分については、所定範囲に亘つて
切り欠かれているため、フランジ縁のコーナ部分
に生ずべき割れ、皺といつたひずみを吸収してこ
られの発生を未然に解消することができるため、
この点からもクリツプの係止状態を確実なものと
することができる。
(実施例) 以下、本考案を具体化した実施例を図面にした
がつて詳細に説明する。第1図から第4図までは
本考案の第1実施例を示すものである。
さて、図面中1は例えば自動車のフロントウイ
ンド用モールのうち、コーナ部分の接続に使用さ
れる金属製のジヨイントモールである。同モール
1は通常、その両側縁にフランジ縁を有するチヤ
ンネル形状のものを使用しているが、本例では特
にこのフランジ縁が所定範囲に亘つて切り欠いて
ある。すなわち、内側の第1フランジ縁f1につ
いては、後述するクリツプ2の両張り出し片7,
7とそれぞれ係合しうるように、左右に分かれて
形成されている。また、外側の第2フランジ縁f
2については、コーナの中心に設けられてクリツ
プ2と係合可能な位置決め片3を残して中央部を
切り欠いてある。
次に、クリツプ2について説明する。クリツプ
2は適度の弾性を有する合成樹脂材にて一体に形
成されている。クリツプ2の基体4の両側部から
は一対の押圧翼片5が二又状に突出されている。
両押圧翼片5は、前方へ向けて(ガラスG側)か
つ基体4に対して所定の開き角でもつて形成され
ている。また、両翼片5はそれぞれ拡開方向への
弾性変形が許容されており、ボデイ6への組付け
時にはガラスGの側面に対して所定の押圧力(弾
発力)を作用させるようになつている。
一方、基体4の上面からは一対の張り出し片7
が二又状に突出している。両張り出し片7は上記
押圧翼片5と同方向へ向けてそれぞれ形成されて
いる。また、張り出し片7は共に拡開方向への撓
み変形が許容されていて、モール1の両第1フラ
ンジ縁f1に対して弾性的に係合することができ
る。
さらに、基体4の外側面にはモール1の位置決
め片3と係合可能な係止溝8がスリツト状に凹設
されている。
引き続き、上記のように形成された本例の作用
と効果を具体的に説明する。
ジヨイントモール1のコーナ部に対してクリツ
プ2を取付ける場合には、まず両張り出し片7の
先端側をモール1の両第1フランジ縁f1の内側
に当てがい、強く押込んでやる。こうして、両張
り出し片7を拡開変形させることにより、張り出
し片7の先端から基体4までの距離が減少するた
め、係止溝8をモール1の位置決め片3に係合さ
せることができる。こうすることで、クリツプ2
は位置ずれすることなく、モール1側に係合し、
また両張り出し片7の弾発力にて位置決め片3と
の係合状態が一層強固なものとされる。
上記の後、ボデイ6側への組付けがなされる。
ボデイ6側ではモール1の装着に先立つて、ガラ
スGがダム9、シーラ材10等を介して接着され
ている。そして、窓枠面6aとガラスGの端面と
の間に、クリツプ2の基体4および両押圧翼片5
を差込む。この場合、両押圧翼片5は拡開方向へ
撓み、取付け時には、その弾性力にてガラスGに
圧接する。一方、この際の反力により、モール1
とボデイ6とが隙間なく密着する。
なお、ジヨイントモール1はこれに隣接するモ
ールとかしめ等の手段によつて接続される。
モール1のコーナ部分に対するクリツプ2の取
付けを、本例のようにして行なえば、クリツプ2
を位置ずれなく、安定した状態で取付けることが
できる。また、フランジ縁f1,f2はこれをモ
ール1の全縁に亘つて形成するのではなく、所定
範囲に亘つて切り欠くことで、割れや皺の発生が
未然に回避される。
第5図および第6図は本考案の第2実施例に係
るクリツプ2とモール1の係合状態を示す平面図
である。第2実施例では位置決め片3,3を所定
の間隔をおいて2か所に設定し、一方クリツプ2
側には係止溝8に代えてリブ11を設け、このリ
ブ11を両位置決め片3間に係止させることで、
クリツプ2の位置ずれを解消したものである。
また、位置ずれ解消の手段としては、他に第1
実施例で設けていた係止溝8を貫通孔とするもの
であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図はジヨイントモールとクリツプを示す斜
視図、第2図はクリツプをモールに装着した状態
を示す平面図、第3図は第2図の−線断面
図、第4図はボデイへの組付け状態を示す断面
図、第5図は本考案の第2実施例に係るモールと
クリツプの係合状態を示す平面図、第6図は第5
図の−線断面図、第7図は従来のモールとク
リツプの係合状態を示す平面図である。 1……モール、2……クリツプ、3……位置決
め片、8……係止溝、11……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. その両側縁に内向きのフランジ縁を有するウイ
    ンドガラス用モールのコーナ部分へ、同モールの
    装着用クリツプを係止させるための構造であつ
    て、モールの両フランジ縁におけるコーナ部分を
    それぞれ長さ方向に沿つて所定範囲に亘つて切り
    欠くとともに、この切り欠かれた部分に、前記ク
    リツプを位置決めした状態で係合可能な位置決め
    片を形成したことを特徴とするウインドモールに
    おけるコーナ部のクリツプの係止構造。
JP9372486U 1986-06-19 1986-06-19 Expired - Lifetime JPH0530968Y2 (ja)

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JP9372486U JPH0530968Y2 (ja) 1986-06-19 1986-06-19

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JPS6313U JPS6313U (ja) 1988-01-05
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JP2566354Y2 (ja) * 1989-10-03 1998-03-25 株式会社 ニフコ コーナモールの取付用クリップ

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JPS6313U (ja) 1988-01-05

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