JP2505725Y2 - 自動車用バンパの上部構造 - Google Patents

自動車用バンパの上部構造

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JP2505725Y2 JP1990016754U JP1675490U JP2505725Y2 JP 2505725 Y2 JP2505725 Y2 JP 2505725Y2 JP 1990016754 U JP1990016754 U JP 1990016754U JP 1675490 U JP1675490 U JP 1675490U JP 2505725 Y2 JP2505725 Y2 JP 2505725Y2
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泰典 熊谷
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Fuji Jukogyo KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自動車用バンパの上部構造に関する。
(従来の技術) 自動車用バンパは対物衝突時、あるいは自動車どうし
の衝突時の損傷防止、歩行者の保護及び外装意匠品とし
て外観美の向上を図る目的で設けられ、近年構造が簡
単、かつ軽量であり、衝突後、バンパの表面に凹みが発
生しにくいなどの特徴からレインホースメントとなるバ
ックビームにウレタンフォーム等のエネルギー吸収体を
重畳し、更にその表面をバンパ表皮で被覆したウレタン
バンパと称する自動車用バンパが広く採用されている。
この自動車用バンパは、第4図にその断面を例示する
実開昭63-65549号公報に提案されているものがある。
これは、車体後部にバンパスティ(図示せず)を介し
て車体幅方向に沿うバックビームaが設けられ、合成樹
脂製のバンパ表皮bの上端部b′をリアスカートcに突
設したレインホースメントdにボルトe、ナットfを用
いて取り付けると共に、バンパ表皮b上端部の下方の内
側面に接触する支持面d′を形成し、更に下端部b″を
バックビームaの下部にクリップgを用いて固定するよ
うになっている。そしてこのバンパ表皮bとバックビー
ムaとの間に車両衝突時等における衝撃を吸収するウレ
タンフォーム等のエネルギー吸収体hを配設するように
なっている。なお符号iは、トランクルームjを開閉す
るトランクリッドである。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の自動車用バンパにあっては、リアスカート
にレインホースメントを設け、このレインホースメント
にバンパ表皮の上端部を固定すると共に、バンパ表皮上
端部の下方内側面に接触する支持面を設けたことから、
トランクリッド開放時にバンパ表皮を取り付けるボルト
等が露見せず、更にバンパとリアスカートとの間に隙間
が生じることなく、かつバンパ表皮上面が取り付け後の
温度変化等による波打ち現象を起こすことがない等の外
観美の向上が得られるものの、軽衝突時にあっても、衝
突荷重がバンパ表皮を伝わり、直接リアスカート等の後
部車体に伝達され、リアスカート等の後部車体をバンパ
表皮上端縁によって損傷させる虞れがある。更にバンパ
表皮の上端をリアスカートに突設したレインホースメン
トに固着することからバンパのみを小組立部品として組
立てるサブアッセンブリにすることができず、組立及び
取付作業が煩雑になり、かつリアスカートに突設したレ
インホースメントにバンパ表皮の上端を固定することか
らリアスカートの上縁が比較的上方に設定されてトラン
クの開口面積を制限する等の不具合がある。
従って本考案の目的は、トランクリッド閉鎖状態にお
いてトランクリッドの下端縁をバンパ表皮の上端縁より
下方に位置せしめてトランクの開口面積を確保する自動
車において、トランクリッド開放時にあってもバンパ表
皮取付用のボルト等の露見及びバンパとリアスカートと
の間の隙間の露出を防ぎ、かつバンパ表皮の波打ち現象
の発生を防止して外観の美を維持し、かつ軽衝突の際、
リアスカート等の後部車体の損傷を招くことがなく、更
にバンパのサブアッセンブリを可能にして組立及び取付
作業の効率化が得られる自動車用バンパの上部構造を提
供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する本考案の自動車用バンパの上部構
造は、バックビームとバンパ表皮との間にエネルギー吸
収体を介在せしめ、かつバンパ表皮の下端縁をバックビ
ームの下端に沿って固着し、更にバンパ表皮の上端縁に
沿って裏面に突設したフランジ部をバックビームの上端
とホルダアッパとによって挾持してバンパ表皮の上端縁
をバックビームの上端に沿って固着し、かつトランクリ
ッド閉鎖状態においてトランクリッドの下端縁がバンパ
表皮の上端縁より下方に位置する自動車用バンパにおい
て、バンパ表皮の上端縁を車体幅方向に沿って挾着する
挾着部及び、この挾着部と連続して形成され、かつ先端
縁がリアスカートに近接乃至当接してバンパ表皮の上端
縁とリアスカートとの間を閉鎖状態のトランクリッドの
下端縁と対向して被装する断面U字状乃至V字状の被装
部を有するゴム製の表皮端縁支持部材をホルダアッパに
設けたものである。
(作用) バンパ表皮の上端縁をホルダアッパに設けた表皮端縁
支持部材に形成した挾着部で挾着支持してバンパ表皮上
面の波打ち現象の発生を防止し、かつ挾着部に連続して
形成した被装部によりリアスカートとバンパ表皮上端縁
間を覆ってバンパ表皮を取り付けるボルト等の露出の防
止を図ることにより外観美の向上が得られ、かつ被装部
をU字状乃至V字状に形成することにより折曲変形を容
易にして軽衝突時バンパからリアスカート等の後部車体
への荷重の伝達を防いで後部車体の損傷を回避し、更に
バンパのサブアッセンブリを可能にして組立及び取付作
業の効率化が得られる。
(実施例) 以下、本考案における自動車用バンパの上部構造の一
実施例を図面によって説明する。
第3図は本実施例における自動車用バンパの適用部位
を示す自動車の後部斜視図である。図中符号1はバンパ
であり、2はトランクルーム3を開閉するトランクリッ
ドである。第2図はトランクリッド2によりトランクル
ーム3を閉鎖した状態における第3図のI-I線に沿う断
面図であり、第1図は第2図におけるA部拡大断面図で
ある。
バンパ1は第2図に示すようにトランクルーム3の後
端壁を構成するリアスカート3の後面に沿って配設さ
れ、バンパスティ(図示せず)を介して車体後下部、例
えばリアサイドメンバ(図示せず)に取り付けられたバ
ックビーム11及びウレタンフォーム等のエネルギー吸収
体17を介在させて、その表面を被覆するバンパ表皮12を
有している。バックビーム11は断面略ハット状のバック
ビームインナ11a及び断面略平板状のバックビームアウ
タ11bによって車体幅方向に沿って閉鎖面形状に形成さ
れ剛性の確保を図っている。バックビーム11の下端は車
体前方へ折曲形成され、ホルダロア13bと共にバンパ表
皮12の下端縁を挾持して取付具、例えばクリップ13aに
よって固着している。
バンパ表皮12の上端は、第1図に示すようにトランク
リッド閉鎖状態においてトランクリッド2の下端縁2aよ
り上方に位置しかつその上端縁12aに沿って裏面にフラ
ンジ部12bが突設してあって、フランジ部12bをバツクビ
ーム11の上端にボルト11d及びナット11eによって取り付
けられたブラケット11cとホルダアッパ14とにより挾持
し、ボルト16b及びナット16aによって締め付け固着して
ある。なおナット11eをブラケット11cに、またナット16
aをホルダアッパ14に溶接等により予め取り付けおくこ
とにより組立作業がより容易になる。
ホルダアッパ14の上面にはゴム製の表皮端縁支持部材
15が固着されている。表皮端縁支持部材15には車体幅方
向に沿ってバンパ表皮12の上端縁12aを挾着する溝状の
挾着部15a、及び挾着部15aと一体に連続して形成される
被装部15bを有している。被装部15bは閉鎖状態のトラン
クリッド2の下端縁2aの下方でこの下端縁と対向する断
面U字状乃至V字状であって、バンパ表皮12の上端縁12
aとリアスカート4との間隙を車体幅方向に亘って隠蔽
し、その先端縁15cはリアスカート4に当接または近接
するように構成されている。更に被装部15bの底部には
水抜き穴15dが形成されている。またホルダアッパ14の
上面にはバンパ表皮12の上部を下方から支持する突部15
eが表皮端縁支持部材15と一体または別体に設けられ、
バンパ表皮12の変形を防いでいる。
なお、符号16はトランクルーム3の開口部周縁をトラ
ンクリッド2による閉鎖の際、水密性を確保するウェザ
ーストリップである。
上記説明では、ブラケット11cを介してバンパ表皮12
に形成したフランジ部12bとバツクビーム11とを結合し
たが、ブラケット11cを介在させることなく、フランジ
部12bとバツクビーム11の上端とを直接結合することも
可能である。
以上のように構成することによりバンパ表皮12の上端
縁12aは車幅方向に沿って表皮端縁支持部材15の挾着部1
5aによって挾持保持され、取り付け後の経時、温度変化
によってもバンパ表皮12の上面が波打ち現象により凹凸
状に変形することがない。また被装部15bによってバン
パ表皮12の上端縁12aとリアスカート4との間に生じる
隙間を被覆することによりトランクリッド2を解放した
場合でもバンパ表皮12をバツクビーム11に取り付けるボ
ルト16bやナット16aが露見したり、バンパ表皮12とリア
スカート4との間の隙間が現れることなく外観美の向上
が確保される。被装部15bを断面U字状乃至V字状に形
成し、かつ底部に排水孔となる水抜き穴15dを設けるこ
とにより被装部15の底部における折曲変形が容易となる
ことから、軽衝突によりバンパ1が衝撃荷重を受けた場
合、被装部15bが容易に折曲変形され、バンパ表皮に作
用する衝撃荷重がリアスカート4に伝達するのを阻止し
て、リアスカート4の損傷を回避している。またバンパ
表皮12の上端縁12aを支持し、かつリアスカート4とバ
ンパ1間の隙間を被覆する表皮端縁支持部材15をバンパ
1側にのみ取着するように構成することからバンパ1を
車体本体と関係なく、予めサブアッセンブリとして組立
てることが可能になり、バンパ1の組立及び取付作業が
容易になる。
(効果) 以上のように構成した本考案の自動車用バンパの上部
構造によれば、バンパ表皮の上端縁が表皮端縁支持部材
に形成した挾着部により車体幅方向に亘って挾着保持さ
れ、取り付け後の経時、温度変化によるバンパ表皮上面
の波打ち現象による凹凸の発生が防止されるとともに、
被装部によりバンパとリアスカートとの間の隙間が隠蔽
され、かつバンパ表皮を取り付けるボルト等が露見する
ことがなく、外観美の向上が図れ、更に被装部を閉鎖状
態のトランクリッドの下端縁と対向する断面U字状乃至
V字状に形成することによりバンパが衝撃荷重を受けた
際、容易に折曲変形し、バンパ表皮に作用する衝撃荷重
がリアスカートに及ぼすことなく、リアスカートの損傷
が回避できる。またバンパをサブアッセンブリとして組
立てることが可能となり、組立及び取付作業の効率化が
得られる等実用的効果大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案における自動車用バンパの上部構造の一
実施例を説明する要部拡大断面図、第2図は同じく本実
施例の要部断面図、第3図は本実施例の自動車用バンパ
の取付状態を説明する自動車の後部斜視図、第4図は従
来の自動車用バンパを説明する断面図である。 1……バンパ、2……トランクリッド、2a……下端縁、
4……リアスカート、11……バツクビーム、12……バン
パ表皮、12a……上端縁、12b……フランジ部、14……ホ
ルダアッパ、15……表皮端縁支持部材、15a……挾着
部、15b……被装部、15c……先端縁、15d……水抜き
穴。

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】バックビームとバンパ表皮との間にエネル
    ギー吸収体を介在せしめ、かつバンパ表皮の下端縁をバ
    ックビームの下端に沿って固着し、更にバンパ表皮の上
    端縁に沿って裏面に突設したフランジ部をバックビーム
    の上端とホルダアッパとによって挾持してバンパ表皮の
    上端縁をバックビームの上端に沿って固着し、かつトラ
    ンクリッド閉鎖状態においてトランクリッドの下端縁が
    バンパ表皮の上端縁より下方に位置する自動車用バンパ
    において、バンパ表皮の上端縁を車体幅方向に沿って挾
    着する挾着部及び、この挾着部と連続して形成され、か
    つ先端縁がリアスカートに近接乃至当接してバンパ表皮
    の上端縁とリアスカートとの間を閉鎖状態のトランクリ
    ッドの下端縁と対向して被装する断面U字状乃至V字状
    の被装部を有するゴム製の表皮端縁支持部材をホルダア
    ッパに設けたことを特徴とする自動車用バンパの上部構
    造。
  2. 【請求項2】被装部が断面U字状乃至V字状の底部に水
    抜き穴を有する請求項1記載の自動車用バンパの上部構
    造。
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JPH063719Y2 (ja) * 1987-05-28 1994-02-02 日産自動車株式会社 車両用バンパの周縁部構造

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