JP2505646B2 - エレベ―タの制御装置 - Google Patents

エレベ―タの制御装置

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JP2505646B2
JP2505646B2 JP2330486A JP33048690A JP2505646B2 JP 2505646 B2 JP2505646 B2 JP 2505646B2 JP 2330486 A JP2330486 A JP 2330486A JP 33048690 A JP33048690 A JP 33048690A JP 2505646 B2 JP2505646 B2 JP 2505646B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、エレベータの制御装置に関し、特に複数
のかご室を連結した多層エレベータの制御装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、2つのかご室を上下に連結して運転するエレベ
ータをダブルデッキエレベータと称している。一般にダ
ブルデッキエレベータは、偶数階の乗場呼びに対しては
上部(又は下部)のかご室を、奇数階の乗場呼びに対し
ては下部(又は上部)のかご室をそれぞれサービスさせ
る運転方式(これをダブルデッキ運転という)をとって
いる。又、ビル内の交通が閑散な場合は、上部(又は下
部)のかご室だけに乗場呼びをサービスさせ、もう一方
のかご室は戸を閉じて使用しない運転方式(これをシン
グルデッキ運転という)が行われる。上記ダブルデッキ
運転は、偶数階から偶数階へ行く乗客や奇数階から奇数
階へ行く乗客にとっては一般にエレベータと同様に使用
できるが、偶数階から奇数階へ行く乗客や奇数階から偶
数階へ行く乗客は、階段を利用して1階床だけ上下する
必要があり、それだけ利用客に不便をかけている。そこ
で、一般には出勤時のように非常に交通が混雑するとき
以外の時間帯ではセミダブル運転が行われる。
このセミダブル運転は、上部かご室と下部かご室の停
止階を偶数階と奇数階に分けず、上部かご室と下部かご
室はどの階床にも停止できるようにした運転である。こ
のセミダブル運転は、乗客はかご室が一つしかない一般
のエレベータと同じように使用できる利点がある一方、
ダブルデッキ運転に比べて運転効率が低下するという問
題点がある。そこで、特開昭48−15244号公報に記載さ
れているように、上り方向で運行するときは上り呼びを
下部かご室で検出して応答し、下り方向で運行するとき
は下り呼びを上部かご室で検出して応答するという運転
を行う。そのため、同方向の乗場呼びが連続している場
合には、1回の停止で2つの乗場呼びに応答できるとい
うことになり運転効率の低下を防止できる。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、従来のダブルデッキ運転やセミダブル
運転では、例えば昼食時の後半における食堂階や集会が
終了したときの会議室階のように特定の階床からの乗客
が非常に多い場合に対しては何も考慮されていない。す
なわち、1つのかご室だけでは乗り切れないほど乗場が
混雑している場合でも、従来のダブルデッキ運転では決
められたかご室でしか応答しない。従って、積み残され
た乗客は、満員となったかご室が出発した後に乗場釦を
再度押して別のエレベータを呼び寄せなければならず、
その分だけ長く待たされることになる。また、従来のセ
ミダブル運転では、乗場呼びを検出する側のかご室(上
り方向で運行するとき下部のかご室、下り方向で運行す
るときは上部かご室)の乗場が非常に混雑していれば、
ダブルデッキ運転と同様に、積み残された乗客は満員の
かご室が出発した後に乗場釦を再度押して別のエレベー
タを呼び寄せなければならない。
このように、従来の運転方式では混雑階の乗客に対し
待時間を長くするという問題点があった。なお、このよ
うな問題点は、ダブルデッキエレベータだけでなく、か
ご室を3つ以上積み重ねたエレベータ(これを、ダブル
デッキエレベータも含め、多層かご又は多層エレベータ
と呼ぶ)に共通した問題点である。
この発明は、上記問題点を解決するためになされたも
ので、混雑階での積残し客に対するサービスを向上でき
るエレベータの制御装置を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 第1の発明にかかわるエレベータの制御装置は、2つ
以上のかご室を連結した複数台の多層かご、乗場に設け
た乗場釦が操作されると乗場呼びを登録する乗場呼び登
録手段、上記乗場呼びの割当評価値をかご室毎に計算す
る割当評価値演算手段、特定のかご室を他のかご室より
乗場呼びに割り当てやすくなるように上記割当評価値を
修正する割当優先手段、上記修正された割当評価値が最
良のかご室を上記乗場呼びに応答すべきかご室として選
択し割当指令を発する割当かご室選択手段、及び割当指
令に応じてかご室を所定の乗場に停止させるかご制御手
段を備えた群管理エレベータにおいて、乗車客の多い乗
場を混雑乗場として検出する混雑検出手段を備え、上記
混雑乗場の乗場呼びを割り当てるときは、上記割当優先
手段により、連結されたかご室のうちその乗場呼びの方
向における先頭に近い方のかご室が遠い方のかご室より
割り当てられやすくなるように構成したものである。
また、第2の発明にかかわるエレベータの制御装置
は、2つ以上のかご室を連結した複数台の多層かご、乗
場に設けた乗場釦が操作されると乗場呼びを登録する乗
場呼び登録手段、上記乗場呼びの割当評価値をかご室毎
に計算する割当評価値演算手段、特定のかご室を他のか
ご室より乗場呼びに割り当てやすくなるように上記割当
評価値を修正する割当優先手段、上記修正された割当評
価値が最良のかご室を上記乗場呼びに応答すべきかご室
として選択し割当指令を発する割当かご室選択手段、か
ご室が乗場を出発するとき積み残された乗客がいるかど
うかを乗場毎に判定し、積残し客がいる可能性が高いと
判断すると動作する積残し判断手段、所定条件により所
定のかご室を所定の乗場に停止させるための停止指令を
発する追加停止手段、及び割当指令及び停止指令に応じ
てかご室を所定の乗場に停止させるかご制御手段を備え
た群管理エレベータにおいて、乗車客の多い乗場を混雑
乗場として検出する混雑検出手段を備え、上記割当優先
手段は、上記混雑乗場の乗場呼びを割り当てるときは、
連結されたかご室のうちその乗場呼びの方向における先
頭に近い方のかご室が遠い方のかご室より割り当てられ
やすくなるように上記割当評価値を修正し、上記割当か
ご室と同じ多層かごで且つ後方のかご室に対し上記混雑
乗場への停止指令を発するように構成したものである。
[作用] この発明においては、特定階からの交通が非常に多い
ことわ検出すると、この混雑乗場の乗場呼びに対しては
多層かごの先頭に近い方のかご室を優先的に割り当て
る。また、上記混雑乗場において先頭に近い方のかご室
で積残し客が生じた可能性が高いと予想すると、その後
方のかご室に停止指令を発する。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図について説明する。な
お、この実施例では12階建ての建物に2台のダブルデッ
キエレベータが設置されているものとする。
第1図は本実施例を示す全体構成図で、(1U)及び
(2U)はそれぞれ1号機及び2号機の上部かご室、(1
L)及び(2L)はそれぞれ1号機及び2号機の下部かご
室、(1a)〜(12a)は1階〜12階に設けられた乗場
釦、(9b)は9階(会議室階)のエレベータホールに設
けられたテレビカメラ、(9c)はテレビカメラ(9b)の
映像を画像処理し待客数を検出する周知の待客数検出装
置、(10)は群管理装置、(11)及び(12)は群管理装
置(10)によって制御される1号機及び2号機用かご制
御装置である。なお、群管理装置(10)と1号機及び2
号機用かご制御装置(11)及び(12)はいずれもマイク
ロコンピュータで構成されている。
(10A)は群管理装置(10)に設けられ、各階に設け
られた乗場釦(1a)〜(12a)の操作による乗場呼び
(上り呼び、及び下呼び)の登録と、かご室の応答によ
る乗場呼びの解消を行うとともに、乗場呼びが登録され
てからの経過時間、すなわち継続時間を演算する周知の
乗場呼び登録手段、(10B)は同じく各かご室が各階の
乗場(方向別)に到着するまでに要する時間の予測値、
すなわち到着予想時間を演算する周知の到着予想時間演
算手段、(10C)は同じく乗場呼びにサービスするのに
最良のかご室を選択するための割当評価値を乗場呼びの
予測待時間(=到着予想時間+継続時間)に基づいてか
ご室毎に演算する割当評価値演算手段、(10D)は特定
のかご室を他のかご室より乗場呼びに割り当てやすくな
るように上記割当評価値を修正する割当優先手段で、後
述の混雑乗場の乗場呼びを割り当てるとき、連結された
かご室のうちその乗場呼びの方向における先頭に近い方
のかご室が遠い方のかご室より割り当てられやすくなる
ように上記割当て評価値を修正する。(10E)は上記修
正された割当評価値が最小のかご室を乗場呼びに応答す
べきかご室として選択して割当指令を発する割当かごと
室選択手段、(10F)は乗車客の多い乗場を混雑乗場と
して検出する混雑検出手段で、待客数検出装置(9C)と
接続されている。(10G)はかご室が乗場を出発すると
き積み残された乗客がいるかどうかを乗場毎に判定し、
積残し客がいる可能性が高いと判断すると動作する積残
し判断手段、(10H)は所定条件により所定のかご室を
所定の乗場に停止させるための停止指令として追加割当
指令を発する追加停止手段で、上記混雑乗場において上
記積残し判定手段(10G)が動作したとき、上記割当か
ご室と同じ多層かごで且後方のかご室に対し上記混雑乗
場への追加割当指令を発する。
(11A)は1号機用のかご制御装置(11)に設けら
れ、各階の乗場呼びに対する乗場呼び打消し信号を出力
する周知の乗場呼び打消し手段、(11B)は同じく各階
のかご呼びを上部かご室と下部かご室用にそれぞれ登録
する周知のかご呼び登録手段、(11C)は同じく各階の
到着予報灯(図示しない)の点灯を上部かご室と下部か
ご室用にそれぞれ制御する周知の到着予報灯制御手段、
(11D)は多層かごの運行方向を決定する周知の運行方
向制御手段、(11E)はかご呼び、割当指令、及び追加
割当指令(停止指令)に応じて、多層かごの走行及び停
止を制御する周知の運転制御手段、(11F)は上部かご
室と下部かご室用の戸の開閉をそれぞれ制御する周知の
戸制御手段である。なお、2号機のかご制御装置(12)
も1号機のかご制御装置(11)と同様に構成されてい
る。
次に、この実施例の動作を第2図〜第5図を参照しな
がら説明する。第2図は群管理装置(10)を構成するマ
イクロコンピュータのメモリに記憶された群管理プログ
ラムを示すフローチャート、第3図はその割当優先プロ
グラムを示すフローチャート、第4図はその混雑検出プ
ログラムを示すフローチャート、第5図はその積残し判
定・追加割当プログラムを示すフローチャートである。
まず、第2図で群管理動作を説明する。なお、ステッ
プ(31)〜(45)の処理は周期的(例えば、100ミリ秒
毎)に繰り返されるものとする。
第2図のステップ(31)の入力プログラムは、乗場釦
信号、かご制御(11)及び(12)からの状態信号(かご
室の位置、運行方向、停止/走行状態、戸の開閉状態、
かご負荷、かご呼び、乗場呼び打消し信号など)を入力
するもので周知のものである。
ステップ(32)の乗場呼び登録プログラムは、第1図
の乗場呼び登録手段(10A)に対応するもので、乗場呼
びの登録/解除、乗場釦灯の点灯/消灯の判定を行うと
ともに、乗場呼びの継続時間T(K)(K=1、2、・
・・、22)を演算する周知のプログラムである。ここ
で、K=1、2、・・・、11は1階、2階、・・・、11
階の上り方向の乗場を表し、K=12、13・・・、22は12
階、11階、・・・、2階の下り方向の乗場を表す。
ステップ(33)で新規に登録された乗場呼びCを検出
すると、ステップ(34)〜(39)で各かご室の到着予想
時間を演算し、ステップ(40)で割当評価値を演算し、
ステップ(41)でその割当評価値を修正し、ステップ
(42)で乗場呼びCに対する割当かご室を決定する。な
お、到着予想時間演算プログラム(34)〜(39)は第1
図の到着予想時間演算手段(10B)に相当し、割当評価
値演算プログラム(40)は第1図の割当評価値演算手段
(10C)に相当し、割当優先プログラム(41)は第1図
の割当優先手段(10D)に相当し、割当かご室選択プロ
グラム(42)は第1図の割当かご室選択手段(10E)に
相当する。
従来、到着予想時間は、特公昭54−20742号公報に示
されるように、かごは両終端階を往復運転するものとし
て、かご位置と対象階の間の距離から走行に要する時間
(=走行時間)と、その途中階での停止回数から停止に
要する時間(=停止時間)とを求め、これらの時間を加
算して求められる。ダブルデッキエレベータについても
同様で、上部かご室と下部かご室毎に到着予想時間を演
算する。なお、停止予定(かご呼び、割当指令、追加割
当指令)がない階でも他方のかご室に停止予定があれば
停止するものとして停止時間を演算するようにしなけれ
ばならない。到着予想時間の精度を向上するために従来
から様々な演算方法が提案されているが、本発明とは直
接に関係しないので詳細な説明は省略する。
さて、ステップ(34)の到着予想時間演算プログラム
(1号機用。上部かご室仮割当時)では、上記新規乗場
呼びCを1号機の上部かご室に仮に割り当てたときの、
1号機の上部かご室と下部かご室の各乗場に対する到着
予想時間A1UU(K)(K=1、2、・・・、22)とA1UL
(K)(K=1、2、・・・、22)を演算する。なお、
上部かご室と下部かご室は連結されているので到着予想
時間A1UU(K)とA1UL(K)の間には、上り方向の乗場
(K=1、2、・・・、11)ではA1UU(K+1)=A1UL
(K)、下り方向の乗場(K=12、13、・・・、22)で
はA1UU(K)=A1UL(K+1)(但し、A1UL(23)=A1
UL(11))、の関係がある。
ステップ(35)の到着予想時間演算プログラム(1号
機用。下部かご室仮割当時)では、上記新規乗場呼びC
を1号機の下部かご室に仮に割り当てたときの、1号機
の上部かご室と下部かご室の各乗場に対する到着予想時
間A1LU(K)(K=1、2、・・・22)とA1LL(K)
(K=1、2、・・・、22)を演算する。同様に、2号
機用の到着予想時間演算プログラム(36)では、上記新
規乗場呼びCを2号機の上部かご室に仮り割り当てたし
きの、2号機の上部かご室と下部かご室の各乗場に対す
る到着予想時間A2UU(K)(K=1、2、・・・、22)
とA2UL(K)(K=1、2、・・・22)を演算し、2号
機用の到着予想時間演算プログラム(37)では、上記新
規乗場呼びCを2号機の下部かご室に仮に割り当てたと
きの、2号機の上部かご室と下部かご室の各乗場に対す
る到着予想時間A2LU(K)(K=1、2、・・・22)と
A2LL(K)(K=1、2、・・・、22)を演算する。ス
テップ(35)の到着予想時間演算プログラム(1号機
用。下部かご室仮割当時)では、上記新規乗場呼びCを
1号機の下部かご室に仮に割り当てたときの、1号機の
上部かご室と下部かご室の各乗場に対する到着予想時間
A1LU(K)(K=1、2、・・・22)とA1LL(K)(K
=1、2、・・・、22)を演算する。同様に、2号機用
の到着予想時間演算プログラム(36)では、上記新規乗
場呼びCを2号機の上部かご室に仮り割り当てたしき
の、2号機の上部かご室と下部かご室の各乗場に対する
到着予想時間A2UU(K)(K=1、2、・・・、22)と
A2UL(K)(K=1、2、・・・22)を演算し、2号機
用の到着予想時間演算プログラム(37)では、上記新規
乗場呼びCを2号機の下部かご室に仮に割り当てたとき
の、2号機の上部かご室と下部かご室の各乗場に対する
到着予想時間A2LU(K)(K=1、2、・・・22)とA2
LL(K)(K=1、2、・・・、22)を演算する。
ステップ(38)の到着予想時間演算プログラム(1号
機用。非割当時)では、上記新規乗場呼びCを1号機に
割り当てないとき、1号機の上部かご室と下部かご室の
各乗場に対する到着予想時間B1U(K)(K=1、2、
・・・22)とB1L(K)(K=1、2、・・・、22)を
演算する。同様に、ステップ(39)の到着予想時間演算
プログラム(2号機用。非割当時)では、上記新規乗場
呼びCを2号機に割り当てないときの、2号機の上部か
ご室と下部かご室の各乗場に対する到着予想時間B2U
(K)(K=1、2、・・・、22)とB2L(K)(K=
1、2、・・・22)を演算する。
ステップ(40)の割当評価値演算プログラムでは、上
記新規乗場呼びCの各かご室に割り当てたときの、割当
評価値E1U、E1L、E2U、E2Lを次のようにして演算する。
まず、上記新規乗場呼びCを1号機の上部かご室に仮
に割り当てたとき割当評価値E1Uの演算について説明す
る。新規乗場呼びCを1号機の上部かご室に仮に割り当
てたときの各乗場K(K=1、2、・・・、22)に対す
る各かご室の到着予想時間は、A1UU(K)、A1UL
(K)、B2U(K)、B2L(K)なるので、乗場Kに登録
された乗場呼びKの予測待時間W1U(K)は、この到着
予想時間を使用して、下記式により計算する。なお、乗
場呼びが登録されていない場合の予測待時間は「0」秒
となる。
W1U(K)=T(K){乗場呼びKに割り当てられたか
ご室の乗場Kの到着予想時間} そして、上記予測待時間W1U(K)(K=1、2、・・
・、22)に基づいて下記式により割当評価値E1Uを計算
する。
E1I=W1U(1)+W1U(2)+・・・・+W1U(22) なお、この実施例では予測待時間の総和を割当評価値と
したが、割当評価値の演算方法はこれに限るものではな
く、特公昭58−48464号公報に示されるように予測待時
間の2乗の総和を割当評価値としたり、予測待時間の最
大値を割当評価値とするなど、種々の演算方法を適用す
ることができる。
同様にして、新規乗場呼びCを1号機の下部かご室に
仮に割り当てたときの予測待時間W1L(K)(K=1、
2、・・・、22)に基づいて割当評価値E1Lを、新規乗
場呼びCを2号機の上部かご室に仮に割り当てたときの
予測待時間W2U(K)(K=1、2、・・・、22)に基
づいて割当評価値E2Uを、新規乗場呼びCを2号機の下
部かご室に仮に割り当てたときの予測待時間W2L(K)
(K=1、2、・・・、22)に基づいて割当評価値E2L
を、それぞれ演算する。
次にステップ(41)では、後述の混雑検出プログラム
(43)の判定結果に基づいて上記割当評価値E1U、E1L、
E2U、E2Lの修正を行う。この修正動作を第3図を使用し
て説明する。
第3図のステップ(51)では、上記新規乗場呼びCが
9階の上り呼びかどうか、9階上り方向乗場が「混雑乗
場」であるかどうかを判定する。新規乗場呼びCが9階
の上り呼びで、且つ9階上り方向乗場が「混雑乗場」で
あればステップ(52)へ進み、ここで1号機と2号機の
上部かご室にそれぞれ仮に割り当てたときの割当てたと
きの割当評価値E1U、およびE2Uを演算する。同様にし
て、ステップ(53)と(54)では1号機と2号機の下部
かご室にそれぞれ仮に割り当てたときの割当評価値E1
L、及びE2Lからそれぞれ一定値E0を差し引いて、新しく
割当評価値E1L、及びE2Lを演算する。
以上のようにして割当評価値E1U、E1L、E2U、E2Lの修
正が終ると、次に第2図のステップ(42)の割当かご室
選択プログラムでは、修正後の割当評価値E1U、E1L、E2
U、E2Lの中で最小となる評価値を検出し、その最小評価
値に対応する仮割当かご室を正規の割当かご室として選
択して割当指令を設定する。
以上のような手順(34)〜(42)で、新規に乗場呼び
が発生するとその乗場呼びに対して最適と判断されるか
ご室を割り当てる。
ステップ(33)で新規に発生した乗場呼びがないと
き、もしくは新規乗場呼びに対する割当が行われた後
は、ステップ(43)〜(45)の処理が行われる。
ステップ(43)の混雑検出プログラムは、会議室階で
ある9階が混雑しているかどうかを判定するもので、第
1図の混雑検出手段(10F)に相当する。この判定動作
を第4図を使用して説明する。
第4図のステップ(61)では、9階の上り呼びが登録
されていることを検出すると、ステップ(62)へ進み、
さらに待客数検出装置(9c)の出力である9階の待客数
Pが所定値NO(例えば、15人)以上であることを検出す
ると、9階は混雑していると判定してステップ(63)へ
進み、ここで9階上り方向乗場を「混雑乗場」として設
定する。一方、ステップ(61)で9階の上り呼びが登録
されていないとき、又はステップ(62)で9階の待客数
Pが所定値NO未満であるとき、ステップ(64)へ進み、
ここで9階に上り方向で到着中のかご室がなければ9階
上り方向乗場の「混雑乗場」の設定をリセットする。
(なお、9階に上り方向で到着中のかご室があれば、そ
のかご室が戸閉完了するまで「混雑乗場」の設定はその
ままにしておく)。同様にして、ステップ(65)〜(6
8)では9階下り方向乗場について「混雑乗場」の設定
とそのリセットを行う。
このようにして会議室階である9階の交通混雑状況を
判定する一方、第2図のステップ(44)の積残し判定・
追加割当プログラムでは、「混雑乗場」での積残し客の
有無の検出と追加割当を行う。この動作を第5図を使用
して説明する。
第5図において、(71)はステップ(72)〜(78)か
らなるプログラムで、9階の上り方向乗場が「混雑乗
場」の場合の積残し客の有無の検出と追加割当を行う。
まず、ステップ(72)での9階上り方向乗場が「混雑乗
場」であるかどうかを判定する。9階上り方向乗場が
「混雑乗場」であればステップ(73)へ進み、ここで1
号機の上部かご室(1U)が9階にいて上り方向で戸閉開
始した直後かどうかを検出する。1号機の上部かご室
(1U)が戸閉開始した直後であればステップ(74)へ進
み、ここで積残し客がいる可能性が高いかどうかを1号
機の上部かご室(1U)のかご負荷L1Uで判定、すなわ
ち、かご負荷L1Uが所定値L0(例えば、80%)以上であ
れば積残し客がいる可能性が高いと判定する。このと
き、ステップ(75)で1号機の下部かご室(1L)(上り
方向の運行においては、上部かご室が先頭で下部かご室
がその後方となる)に対して追加割当指令を設定する。
また同時に9階の上り呼びを自動的に登録し上り釦灯を
点灯する。同様にして、ステップ(76)〜(78)では2
号機の上部かご室(2U)が9階で上り方向の積残し客を
発生させたかどうかを判定し、必要に応じて下部かご室
(2L)に追加割当指令を設定する。
(79)は9階の下り方向乗場が「混雑乗場」の場合の
積残し客の有無の検出と追加割当を行うプログラムで、
プログラム(71)と同様に構成されている。プログラム
(79)でも同様にして、9階の下り方向乗場において下
部かご室(1L)又は(2L)により積残し客が生じた可能
性が高いと判断すると、その後方にいる上部かご室(1
U)又は(2U)に対して追加割当を行う。なお、ステッ
プ(73)、(74)、(76)、及び(77)が第1図におけ
る積残し判定手段(10G)に相当し、ステップ(75)、
及び(78)が第1図における追加停止手段(10H)に相
当する。
以上のようにして設定された割当指令、及び追加割当
指令は、第2図のステップ(45)の出力プログラムによ
り1号機及び2号機のかご制御装置(11)及び(12)へ
送られる。
このようにして群管理プログラムは動作するが、次
に、第6図に示す例により具体的に説明する。
第6図において、1号機は上り運行中で、上部かご室
(1U)は5階、下部かご室(1L)は4階にいて、2号機
は下り運行中で、上部かご室(2U)は8階、下部かご室
(2L)は7階にいて、下部かご室(2L)に1階のかご呼
び(1c)が登録されている。(10u)は継続時間が15秒
の10階の上り呼びで、1号機の上部かご室(1U)に割り
当てられている。このような状況において、9階の上り
呼び(9u)が新規に登録された場合の乗場呼びの割当に
ついて考える。なお、セミダブル運転を行っているもの
とする。
このとき、9階の上り呼び(9u)と10階の上り呼び
(10u)に対する到着予想時間は、仮割当前と仮割当後
では下記のようになる。なお、走行時間は1階床当たり
2秒、停止時間は1停止当たり10秒とした。
また、上記到着予想時間に基づいて予測待時間を演算す
ると下記のようになる。
さらに、上記予測待時間から割当評価値を求めると下記
のようになり、割当優先プログラム(41)による割当評
価値の修正を行う前、すなわち従来の割当方式による割
当評価値に基づくと評価値の最も小さいかご室である1
号機の下部かご室(1L)に9階の上り呼び(9u)が割り
当てられる。
修正前の割当評価値 1号機の上部かご室仮割当時:E1U=8+35=43 1号機の下部かご室仮割当時:E1L=10+25=35 2号機の上部かご室仮割当時:E2U=36+25=61 2号機の下部かご室仮割当時:E2L=38+25=63 ところが、会議が終了した9階が混雑している場合に
は、9階の上り方向乗場が「混雑乗場」と判定されるた
め上記割当評価値は修正されて下記のようになり、修正
後の割当評価値に基づくと評価値の最も小さいかご室で
ある1号機の上部かご室(1U)に9階の上り呼び(9u)
が割り当てられる。
修正前の割当評価値 1号機の上部かご室仮割当時:E1U=43−20=23 1号機の下部かご室仮割当時:E1L=35 2号機の上部かご室仮割当時:E2U=61−20=41 2号機の下部かご室仮割当時:E2L=63 従って、10階の上り呼び(10u)の待時間が多少長く
なるものの9階の上り方向の積残し客に対しては後方の
かご室、すなわち下部かご室(1L)で直ちに救援できる
態勢になっているため、積残し客に対する迅速な救援が
可能で、結果的にビル全体のサービスを向上させること
ができる。また、積残し客が生じても後方のかご室に追
加割当するようにしたので、特に積残し客に対するサー
ビスを向上させることができる。
なお、上記実施例では、先頭のかご室の割当を優先す
るために先頭のかご室の割当評価値から一定値E0を差し
引いて修正するようにしたが、先頭のかご室を割り当て
やすくする手段はこれに限るものではない。例えば、先
頭のかご室の割当評価値に1より小さい正の一定値を乗
算して修正する方法とか、逆に後方のかご室の割当評価
値に一定値を加算する方法など種々の方法が考えられる
が、要するに先頭のかご室に割当てられやすくなるよう
な割当評価値の修正であればどのような方法でも良い。
なお、割当評価値の修正の度合(例えば、一定値E0の
値)の混雑の程度あるいは積残しの可能性、さらに他の
階の乗場呼びやかご呼びへのサービスの優先度に応じて
変えることが望ましい。
また上記実施例では、待客数検出装置としてテレビカ
メラの映像を画像処理して待客数又は混雑度を検出する
装置を用いたが、赤外線や超音波を用いて待客数や混雑
度を検出するものであってもよい。
さらにまた上記実施例では、乗場の待客数又は混雑度
を検出する待客数検出装置の出力値が所定値を越えた乗
場を混雑乗場と判定するようにしたが、混雑乗場の判定
方法はこれに限るものではない。例えば、乗場から乗車
した乗客数(又はそれに相当する量)をかご室が出発す
る度に測定する測定手段を設け、その出力値が所定値を
越えたかご室の出発を検出した乗場を混雑乗場と判定す
ることもできる。この場合、例えばかご室の床に設けた
秤装置を利用して、かご室の出発時のかご負荷から停止
中におけるかご負荷の最低値を差し引くことにより乗車
客数に相当するかご負荷を検出する装置や、かご室の出
入口上部に取り付けた、赤外線を利用した双方向交通量
測定装置により乗車客数を検出する装置をすればよい。
また、かご室の出発毎に混雑乗場かどうかを検出するの
ではなく、所定期間における上記乗場からのかご1台当
たりの平均乗客数を上記乗場毎にそれぞれ検出して、そ
の平均乗客数が所定値を越えた乗場を混雑乗場と判定す
る方法や、過去所定期間における上記乗場からの総乗客
数を上記乗場毎にそれぞれ検出し、その乗客数の総和が
所定値を越えた乗場を混雑乗場と判定する方法、さらに
過去所定期間における上記乗場からの総乗客数をそれぞ
れ検出し、過去の異なる日の対応する所定期間の総乗客
数を古い日の総乗客数ほど小さく重み付けして平均し、
そして上記所定期間当りの平均総乗客数を上記乗場毎に
検出して、その平均総乗客数が所定値を越えた乗場を混
雑乗場と判定する方法なども容易に用いることができ
る。
また上記実施例では、かご室が混雑乗場を出発すると
きのかご負荷が所定値以上のとき積残し客がいる可能性
が高いと判断して積残し判定手段を動作させるようにし
たが、積残し約の有無の可能性を判断する方法はこれに
限るものではない。例えば、かご室が出発するときに乗
場側に設けた待客数検出装置が1人以上を検出していれ
ば、積残し客有りと判断するようにすることも容易であ
る。また、かご室出発時(戸閉開始時)のかご負荷が所
定値以上で、且つ出発後所定時間以内に同方向の乗場釦
が操作されたとき、積残し客有りと判断するようにする
ことも容易である。
さらにまた上記実施例では、積残し客を検出したとき
にその後方のかご室にかならず追加割当指令を発するよ
うにしたが、追加割当のし方はこれに限るものではな
い。例えばその後方のかご室は満員でないとか、他の階
に長待呼びを受け持っていないなどの条件が満足されて
いるときだけ追加割当をするとか、通常の割当と同様に
割当評価値を求めてその評価値が最良のかごに追加割当
指令を発するとか、後方かごに割り当てられやすくなる
ようにその割当評価値を小さめに修正するなどの方法も
考えられる。すなわち、追加割当をするときに後方のか
ご室が割り当てられやすくなっていればよいものであ
る。
また、上記実施例では、後方のかご室を強制的に停止
させるために追加割当指令を発し、この追加割当指令に
よってかご室を停止させるようかご制御装置を構成した
が、かご室を強制的に停止させるための手段はこれに限
るものではない。例えば、かご呼び登録指令を停止指令
として使用し、所定のかご室に所定階のかご呼びを自動
的に登録させて停止させるように構成することも容易で
ある。要するに、停止指令により後方のかご室を混雑乗
場に停止させるように構成していればどのような手段を
用いても良い。
また上記実施例では、ダブルデッキエレベータについ
て説明したが、かご室を3つ以上積み重ねた多層エレベ
ータにも適用できることは明らかである。この場合、先
頭のかご室から遠いかご室ほど割当評価値の修正の度合
を小さくするようにすればよい。
[発明の効果] 以上のように、第1の発明によれば、2つ以上のかご
室を連結した複数台の多層かご、乗場に設けた乗場釦が
操作されると乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段、上
記乗場呼びの割当評価値をかご室毎に計算する割当評価
値演算手段、特定のかご室を他のかご室より乗場呼びに
割り当てやすくなるように上記割当評価値を修正する割
当優先手段、上記修正された割当評価値が最良のかご室
を上記乗場呼びに応答すべきかご室として選択し割当指
令を発する割当かご室選択手段、及び割当指令に応じて
かご室を所定の乗場に停止させるかご制御手段を備えた
群管理エレベータにおいて、混雑検出手段により乗車客
の多い乗場を混雑乗場として検出し、上記混雑乗場の乗
場呼びを割り当てるときは、上記割当優先手段により、
連結されたかご室のうちその乗場呼びの方向における先
頭に近い方のかご室が遠い方のかご室より割り当てられ
やすくなるように構成し、混雑階で積残し客が生じても
後方のかご室による迅速な救援ができる態勢をとるよう
にしたので、上記積残し客へのサービス向上をはかるこ
とができる。
また、第2の発明によれば、2つ以上のかご室を連結
した複数台の多層かご、乗場に設けた乗場釦が操作され
ると乗場呼びを登録する乗場呼び登録手段、上記乗場呼
びの割当評価値をかご室毎に計算する割当評価値演算手
段、特定のかご室を他のかご室より乗場呼びに割り当て
やすくなるように上記割当評価値を修正する割当優先手
段、上記修正された割当評価値が最良のかご室を上記乗
場呼びに応答すべきかご室として選択し割当指令を発す
る割当かご室選択手段、かご室が乗場を出発するとき積
み残された乗客がいるかどうかを乗場毎に判定し、積残
し客がいる可能性が高いと判断すると動作する積残し判
断手段、所定条件により所定のかご室を所定の乗場に停
止させるための停止指令を発する追加停止手段、及び割
当指令及び停止指令に応じてかご室を所定の乗場に停止
させるかご制御手段を備えた群管理エレベータにおい
て、乗車客の多い乗場を混雑乗場として検出する混雑検
出手段を備え、上記割当優先手段は、上記混雑乗場の乗
場呼びを割り当てるときは、連結されたかご室のうちそ
の乗場呼びの方向における先頭に近い方のかご室が遠い
方のかご室より割り当てられやすくなるように上記割当
評価値を修正し、上記割当かご室と同じ多層かごで且つ
後方のかご室に対し上記混雑乗場への停止指令を発する
ように構成したので、混雑階で積残し客が生じても後方
のかご室により迅速な救援ができ、上記積残し客へのサ
ービス向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す全体構成図、第2図
は群管理プログラムを示すフローチャート、第3図はそ
の割当優先プログラムを示すフローチャート、第4図は
その混雑検出プログラムを示すフローチャート、第5図
はその積残し・追加割当プログラムを示すフローチャー
ト、第6図は割当の例を示す図である。 図中、(10A)は乗場呼び登録手段、(10B)は到着予想
時間演算装置、(10C)は割当評価値演算手段、(10D)
は割当優先手段、(10E)は割当かご室選択手段、(10
F)は混雑検出手段、(10G)は積残判定手段、(10H)
は追加停止手段、(11)および(12)はかご制御装置で
ある。 なお、図中、同一符号は同一あるいは相当部分を示す。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つ以上のかご室を連結した複数台の多層
    かご、乗場に設けた乗場釦が操作されると乗場呼びを登
    録する乗場呼び登録手段、上記乗場呼びの割当評価値を
    かご室毎に計算する割当評価値演算手段、特定のかご室
    を他のかご室より乗場呼びに割り当てやすくなるように
    上記割当評価値を修正する割当優先手段、上記修正され
    た割当評価値が最良のかご室を上記乗場呼びに応答すべ
    きかご室として選択し割当指令を発する割当かご室選択
    手段、及び割当指令に応じてかご室を所定の乗場に停止
    させるかご制御手段を備えた群管理エレベータにおい
    て、 乗車客の多い乗場を混雑乗場として検出する混雑検出手
    段を備え、 上記割当優先手段は、上記混雑乗場の乗場呼びを割り当
    てるときは、連結されたかご室のうちその乗場呼びの方
    向における先頭に近い方のかご室が遠い方のかご室より
    割り当てられやすくなるように上記割当評価値を修正す
    ることを特徴とするエレベータの制御装置。
  2. 【請求項2】2つ以上のかご室を連結した複数台の多層
    かご、乗場に設けた乗場釦が操作されると乗場呼びを登
    録する乗場呼び登録手段、上記乗場呼びの割当評価値を
    かご室毎に計算する割当評価値演算手段、特定のかご室
    を他のかご室より乗場呼びに割り当てやすくなるように
    上記割当評価値を修正する割当優先手段、上記修正され
    た割当評価値が最良のかご室を上記乗場呼びに応答すべ
    きかご室として選択し割当指令を発する割当かご室選択
    手段、かご室が乗場を出発するとき積み残された乗客が
    いるかどうかを乗場毎に判定し、積残し客がいる可能性
    が高いと判断すると動作する積残し判断手段、所定条件
    により所定のかご室を所定の乗場に停止させるための停
    止指令を発する追加停止手段、及び割当指令及び停止指
    令に応じてかご室を所定の乗場に停止させるかご制御手
    段を備えた群管理エレベータにおいて、 乗車客の多い乗場を混雑乗場として検出する混雑検出手
    段を備え、 上記割当優先手段は、上記混雑乗場の乗場呼びを割り当
    てるときは、連結されたかご室のうちその乗場呼びの方
    向における先頭に近い方のかご室が遠い方のかご室より
    割り当てられやすくなるように上記割当評価値を修正
    し、上記割当かご室と同じ多層かごで且つ後方のかご室
    に対し上記混雑乗場への停止指令を発することを特徴と
    するエレベータの制御装置。
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