JP2023104325A - 表示装置、および虚像表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】視認性の低下をなくして、液晶パネルの温度上昇を抑制可能とする表示装置、および虚像表示装置を提供する。【解決手段】制御部140は、液晶ディスプレイ110の温度が予め定めた所定温度以下であると、バックライト120を点灯して、複数の表示エリアにおいて、メインとなるメイン画像A、B、C1、C2、D1、D2を、それぞれ表示すると共に、温度が所定温度を超えると、複数の表示エリアのうち、所定の表示エリアに対応するバックライトを消灯して、所定の表示エリアと組を成す隣接表示エリアにおいて、メイン画像Aに代えて、隣接表示エリアにおけるメイン画像を簡略化したサブ画像aと、所定の表示エリアにおけるメイン画像Bを簡略化したサブ画像bと、を表示する。【選択図】図5
Description
本開示は、表示装置、および虚像表示装置に関するものである。
虚像表示装置として、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。特許文献1の虚像表示装置では、液晶パネルの背面にバックライトが設けられている。バックライトには、マトリックス状に複数のLEDが配置されており、各LEDはそれぞれ独立して点灯状態が制御可能となっている。また、液晶パネルの温度を検出する温度検出部が設けられている。
制御部は、温度検出部によって検出される液晶パネルの温度が、所定温度を超えると、液晶パネルが表示する表示画像の全体のサイズを縮小する。更に、制御部は、この縮小した表示画像に合わせてバックライトをローカルディミングすることにより、つまり、表示画像の表示されないエリアについてはバックライトを消灯することにより、バックライト全体の消費電力を削減すると共に、バックライトの発熱量を抑えて、温度上昇に伴う液晶パネルの損傷を防止するようになっている。
しかしながら、上記の特許文献1では、液晶パネルの温度低減を図るために、表示画像全体のサイズを縮小するので、視認者にとって、表示画像の視認性が低下する。
本開示の目的は、上記問題に鑑み、視認性の低下をなくして、液晶パネルの温度上昇を抑制可能とする表示装置、および虚像表示装置を提供することにある。
本開示は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。
第1の開示では、表示面(110a)に表示画像を表示する液晶ディスプレイ(110)と、
液晶ディスプレイの背面に配置され、液晶ディスプレイを複数の表示エリア(111、112、113a、113b、114a、114b)毎に照明するバックライト(120)と、
液晶ディスプレイの温度を検出する温度検出部(130)と、
表示画像の表示状態、およびバックライトの発光状態を制御する制御部(140)と、を備える表示装置であって、
複数の表示エリアは、隣合う表示エリアが組を成すように設定されており、
制御部は、
温度が予め定めた所定温度以下であると、バックライトを点灯して、複数の表示エリアにおいて、メインとなるメイン画像(A、B、C1、C2、D1、D2)を、それぞれ表示すると共に、
温度が所定温度を超えると、複数の表示エリアのうち、所定の表示エリア(112)に対応するバックライトを消灯して、所定の表示エリアと組を成す隣接表示エリア(111)において、メイン画像(A)に代えて、隣接表示エリアにおけるメイン画像(A)を簡略化した第1サブ画像(a)と、所定の表示エリアにおけるメイン画像(B)を簡略化した第2サブ画像(b)と、を表示する。
液晶ディスプレイの背面に配置され、液晶ディスプレイを複数の表示エリア(111、112、113a、113b、114a、114b)毎に照明するバックライト(120)と、
液晶ディスプレイの温度を検出する温度検出部(130)と、
表示画像の表示状態、およびバックライトの発光状態を制御する制御部(140)と、を備える表示装置であって、
複数の表示エリアは、隣合う表示エリアが組を成すように設定されており、
制御部は、
温度が予め定めた所定温度以下であると、バックライトを点灯して、複数の表示エリアにおいて、メインとなるメイン画像(A、B、C1、C2、D1、D2)を、それぞれ表示すると共に、
温度が所定温度を超えると、複数の表示エリアのうち、所定の表示エリア(112)に対応するバックライトを消灯して、所定の表示エリアと組を成す隣接表示エリア(111)において、メイン画像(A)に代えて、隣接表示エリアにおけるメイン画像(A)を簡略化した第1サブ画像(a)と、所定の表示エリアにおけるメイン画像(B)を簡略化した第2サブ画像(b)と、を表示する。
第1の開示によれば、液晶ディスプレイの温度が所定温度を超えると、所定の表示エリアに対応するバックライトを消灯するので、バックライトの消費電力が低減されて、液晶ディスプレイおよびバックライトの温度上昇を抑制することができる。
このとき、所定の表示エリアに対応するバックライトが消灯されて、その表示エリアのメイン画像が非表示となるが、特許文献1のように全体の表示画像が縮小されるものではないので、全体の視認性が低下することがない。
また、非表示とされたメイン画像については、隣接表示エリアにおいて、第1サブ画像と第2サブ画像とが表示されるので、表示情報量が低下することがない。
第2の開示では、表示画像の表示光を反射させて、視認者の前方に位置する投影部材(10)に投影することで、表示画像を投影部材の前方に虚像(20)として視認者に表示する虚像表示装置であって、
表示面(110a)に表示画像を表示する液晶ディスプレイ(110)と、
液晶ディスプレイの背面に配置され、液晶ディスプレイを複数の表示エリア(111、112、113a、113b、114a、114b)毎に照明するバックライト(120)と、
液晶ディスプレイの温度を検出する温度検出部(130)と、
表示画像の表示状態、およびバックライトの発光状態を制御する制御部(140)と、を備え、
複数の表示エリアは、隣合う表示エリアが組を成すように設定されており、
制御部は、
温度が予め定めた所定温度以下であると、バックライトを点灯して、複数の表示エリアにおいて、メインとなるメイン画像(A、B、C1、C2、D1、D2)を、それぞれ表示すると共に、
温度が所定温度を超えると、複数の表示エリアのうち、所定の表示エリア(112)に対応するバックライトを消灯して、所定の表示エリアと組を成す隣接表示エリア(111)において、メイン画像(A)に代えて、隣接表示エリアにおけるメイン画像(A)を簡略化した第1サブ画像(a)と、所定の表示エリアにおけるメイン画像(B)を簡略化した第2サブ画像(b)と、を表示する。これにより、第1の開示と同様の効果を得ることができる。
表示面(110a)に表示画像を表示する液晶ディスプレイ(110)と、
液晶ディスプレイの背面に配置され、液晶ディスプレイを複数の表示エリア(111、112、113a、113b、114a、114b)毎に照明するバックライト(120)と、
液晶ディスプレイの温度を検出する温度検出部(130)と、
表示画像の表示状態、およびバックライトの発光状態を制御する制御部(140)と、を備え、
複数の表示エリアは、隣合う表示エリアが組を成すように設定されており、
制御部は、
温度が予め定めた所定温度以下であると、バックライトを点灯して、複数の表示エリアにおいて、メインとなるメイン画像(A、B、C1、C2、D1、D2)を、それぞれ表示すると共に、
温度が所定温度を超えると、複数の表示エリアのうち、所定の表示エリア(112)に対応するバックライトを消灯して、所定の表示エリアと組を成す隣接表示エリア(111)において、メイン画像(A)に代えて、隣接表示エリアにおけるメイン画像(A)を簡略化した第1サブ画像(a)と、所定の表示エリアにおけるメイン画像(B)を簡略化した第2サブ画像(b)と、を表示する。これにより、第1の開示と同様の効果を得ることができる。
尚、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下に、図面を参照しながら本開示を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合せることも可能である。
(第1実施形態)
第1実施形態の表示装置100、および虚像表示装置を図1~図5に基づいて説明する。図1に示すように、虚像表示装置は、表示装置100が用いられて、車両の運転者(視認者)前方の投影部材(ここではウインドシールド10)に、表示装置100(液晶ディスプレイ110)の表示画像を投影する装置である。
第1実施形態の表示装置100、および虚像表示装置を図1~図5に基づいて説明する。図1に示すように、虚像表示装置は、表示装置100が用いられて、車両の運転者(視認者)前方の投影部材(ここではウインドシールド10)に、表示装置100(液晶ディスプレイ110)の表示画像を投影する装置である。
つまり、虚像表示装置は、表示装置100から出射される表示画像を表す表示光(図1中の実線矢印)を、車両のウインドシールド10の投射位置10aに投影させる。そして、虚像表示装置は、運転者と投射位置10aとを結ぶ線の車両前方延長線上(ウインドシールド10の前方=前景)に、虚像20として重畳表示して、運転者に視認させるものとなっている。このような虚像表示装置を、ヘッドアップディスプレイ(Head‐Up Display)装置200と呼び、以下、「HUD装置200」と表記する。
尚、ウインドシールド10は、車両のフロント側のシールドであり、例えば2枚のガラスと、その中間に設けられる中間膜とから形成された合わせガラスが使用されている。ウインドシールド10は、車両の上方から見た場合、および車両の側方から見た場合に、車両の室内側が凹面となる曲率を有しており、凹面鏡と同一の効果により、表示画像を拡大して、より遠方に表示できるようになっている。
まず、表示装置100について説明する。表示装置100は、液晶ディスプレイ110、バックライト120、温度センサ130、および制御部140等を備えている。
液晶ディスプレイ110は、バックライト120からの光によって透過照明されて、表示面110aに所定の表示画像を表示するもの(Liquid Crystal Display=LCD)であり、制御部140の駆動回路によって表示画像の表示状態が制御(画像処理)されるようになっている。液晶ディスプレイ110は、例えば、薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor=TFT)が用いられたTFT液晶ディスプレイが使用されている。
液晶ディスプレイ110は、図2に示すように、表示面110aが上下方向および左右方向において複数の表示エリア、即ち、第1表示エリア111、第2表示エリア112、左第3表示エリア113a、右第3表示エリア113b、左第4表示エリア114a、および右第4表示エリア114bに区画されている。第1表示エリア111は、表示面110aにおける中央上側のエリアである。第2表示エリア112は、表示面110aにおける中央下側のエリアである。左第3表示エリア113aは、表示面110aにおける左上側のエリアである。右第3表示エリア113bは、表示面110aにおける右上側のエリアである。左第4表示エリア114aは、表示面110aにおける左下側のエリアである。右第4表示エリア114bは、表示面110aにおける右下側のエリアである。
液晶ディスプレイ110の各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bには、それぞれ、通常表示(所定温度以下での表示、詳細後述)のためのメイン画像A、B、C1、C2、D1、D2が表示されるようになっている。
例えば、メイン画像Aは、車速を表示する車速表示画像であり、枠内に車速値がデジタル表示される形式の画像となっている。また、メイン画像Bは、カーナビゲーションシステムにおいて、目的地案内を行う際の右左折指示画像(L字状に折れ曲がった矢印画像)となっている。また、メイン画像C1は、シフトレバーの設定位置を示すシフト位置表示画像であり、枠内にシフトポジション(ここでは、DレンジのD)が表示される形式の画像となっている。また、メイン画像C2は、燃料残量を表示する燃料表示画像であり、丸型の指針式のデザインにて表示される画像となっている。また、メイン画像D1は、自車両と前方車両との車間距離を表示する距離表示画像であり、自車両、前方車両、および車間距離が表示される形式の画像となっている。また、メイン画像D2は、走行中の道路の制限速度を表示する制限速度表示画像であり、道路標識を模した形式の画像となっている。
更に、図3に示すように、液晶ディスプレイ110の各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bには、それぞれ、温度上昇時の表示(所定温度を超えたときの表示、詳細後述)のためのサブ画像a、b、c1、c2、d1、d2も表示可能となっている。各サブ画像a、b、c1、c2、d1、d2は、各メイン画像A、B、C1、C2、D1、D2、を簡略化した画像となっている。
例えば、サブ画像aは、メイン画像Aに対して、文字のみにて車速値を表示する画像となっている。また、サブ画像bは、メイン画像Bに対して、単純な左向きあるいは右向きを示す矢印の画像となっている。また、サブ画像c1は、メイン画像C1に対して、文字(例えば、Dレンジ)のみにてシフト位置を表示する画像となっている。また、サブ画像c2は、メイン画像C2に対して、横長のバーグラフ式のデザインにて燃料残量を表示する画像となっている。また、サブ画像d1は、メイン画像D1に対して、車間距離のみを文字にて表示する画像となっている。また、サブ画像d2は、メイン画像D2に対して、文字のみで制限速度を表示する画像となっている。
ここで、各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bは、互いに隣接する表示エリア同士が組(ペア)を成すように予め設定されている。例えば、1つ目の組は、第1表示エリア111と第2表示エリア112との組である。2つ目の組は、左第3表示エリア113aと左第4表示エリア114aとの組である。3つ目の組は、右第3表示エリア113bと右第4表示エリア114bとの組である。
各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bには、それぞれ、1つの表示エリアにおけるメイン画像に対応するサブ画像と、1つの表示エリアと組となって隣接する表示エリアのメイン画像に対応するサブ画像と、が表示可能となっている。
例えば、図3に示すように、第1表示エリア111には、メイン画像Aに代えて、サブ画像aとサブ画像bとが表示可能となっている。また、第2表示エリア112には、メイン画像Bに代えて、サブ画像aとサブ画像bとが表示可能となっている。また、左第3表示エリア113aには、メイン画像C1に代えて、サブ画像c1とサブ画像d1とが表示可能となっている。また、右第3表示エリア113bには、メイン画像C2に代えて、サブ画像c2とサブ画像d2とが表示可能となっている。また、左第4表示エリア114aには、メイン画像D1に代えて、サブ画像c1とサブ画像d1とが表示可能となっている。また、右第4表示エリア114bには、メイン画像D2に代えて、サブ画像c2とサブ画像d2とが表示可能となっている。
バックライト120は、図1、図4に示すように、複数の光源を有し、液晶ディスプレイ110の背面側(表示面110aの反対側)に配置されている。バックライト120は、各光源に通電(電力供給)されると発光して、液晶ディスプレイ110に対して画像表示のための光を照射する光源部となっている。バックライト120の複数の光源は、例えば、LED121(Light Emitting Diode)が使用されている。複数のLED121は、格子状に配置されている。
ここでは、図4に示すように、バックライト120は、複数のLED121のうち、所定数(ここでは6個)のLED121が直列に接続されたLED群(ストリング)が、複数(ここでは4個)、並列に接続されて形成されている。LED群は、第1LED群1211、第2LED群1212、第3LED群1213、および第4LED群1214である。
第1LED群1211は、液晶ディスプレイ110の第1表示エリア111に対応するように配置されている。また、第2LED群1212は、第2表示エリア112に対応するように配置されている。また、第3LED群1213は、左第3表示エリア113aおよび右第3表示エリア113bに対応するように配置(LED121の半数ずつが配置)されている。また、第4LED群1214は、左第4表示エリア114aおよび右第4表示エリア114bに対応するように配置(LED121の半数ずつが配置)されている。
バックライト120は、制御部140によって、発光状態が制御されて、液晶ディスプレイ110に対する光軸に沿うように、光を照射する。各LED121は、上記のように、各LED群1211~1214において、直列に接続されていることから、各LED群1211~1214毎に発光状態(点灯、消灯)が制御される。よって、液晶ディスプレイ110においては、各表示エリア111、112、113aと113b、114aと114b毎の画像表示のオンオフが制御される。
バックライト120から照射される光によって、液晶ディスプレイ110は画像を表わす表示光を、バックライト120とは反対側となる平面鏡221に向けて出射するようになっている。
温度センサ130は、液晶ディスプレイ110の温度を検出する温度検出部である。温度センサ130は、例えば、サーミスタや熱電対が使用される。温度センサ130は、例えば、液晶ディスプレイ110の近傍、あるいは液晶ディスプレイ110に接触するように設けられている。温度センサ130は、検出した温度信号を制御部140に出力する。
尚、温度センサ130は、液晶ディスプレイ110用として専用に設定されたものに限らず、例えば、車両用空調装置(車内温度検出)に使用される温度センサを兼用して、予め車内温度と液晶ディスプレイ110との温度の相関を取って使用するようにしてもよい。
制御部140は、温度センサ130で検出された液晶ディスプレイ110の温度に応じて、投影用の画像形成のためのバックライト120の発光状態の制御、および液晶ディスプレイ110の画像処理を行う。尚、制御部140は、運転者からの要求信号(上下方向位置の変更信号)に応じて、凹面鏡222における駆動部による凹面鏡222の傾斜角度の制御等を行う。
次に、HUD装置200の構成について説明する。HUD装置200は、筐体210、上記の表示装置100、平面鏡221、および凹面鏡222等を備えている。
筐体210は、表示装置100、平面鏡221、および凹面鏡222等を内部に収容するケース部材であり、例えば、直方体を成している。筐体210の上側(ウインドシールド10側)には、表示装置100からの表示光が出射(通過)できるように、開口部211が形成されている。開口部211には、筐体210内への塵、埃等の侵入を防止する透光性の防塵シートが設けられている。筐体210は、車両のインストルメントパネル内に配置されている。尚、インストルメントパネルの上面にも表示光が通過するためのインパネ開口部が形成されている。
表示装置100の液晶ディスプレイ110およびバックライト120は、例えば、筐体210の運転者側となる底部に配置されて、液晶ディスプレイ110の表示面110aが上側を向いている。また、温度センサ130は、例えば、液晶ディスプレイ110の近傍に配置され、制御部140は、例えば、筐体210の車両前方側となる底部に配置されている。
平面鏡221は、反射面が平面を成す平板状の鏡であり、筐体210内において、液晶ディスプレイ110の上側に配置されている。平面鏡221の反射面は、液晶ディスプレイ110および凹面鏡222に向き合うように傾斜して配置されている。平面鏡221は、液晶ディスプレイ110からの表示光を、凹面鏡222に反射させるようになっている。
凹面鏡222は、反射面が凹面状を成して、平面鏡221からの反射像を拡大する鏡であり、筐体210内において、車両前方側に配置されている。凹面鏡222の反射面は、平面鏡221およびウインドシールド10の投射位置10aに向き合うように傾斜して配置されている。凹面鏡222は、液晶ディスプレイ110から出射されて、平面鏡221で反射された表示光を、筐体210の開口部211を通して、ウインドシールド10の投射位置10aに反射させるようになっている。
尚、凹面鏡222は、車両左右の水平方向となる軸部によって回動可能に支持されており、駆動部と接続されている。そして、運転者の入力操作、あるいは制御部140によって、駆動部が作動されて、図1に示す凹面鏡222の傾斜方向が調整されるようになっている。凹面鏡222の傾斜角度が調整されることで、体格の異なる運転者に対して、個々に、投射位置10aをずらして、好適な上下方向位置で虚像20が視認できるようになっている。
表示装置100、およびHUD装置200は、上記のように構成されており、以下、表示装置100、およびHUD装置200の作動、および作用効果について説明する。
1.通常表示(図2)
制御部140は、温度センサ130によって検出される温度信号が、予め定めた所定温度以下であると、バックライト120のすべてのLED121(各LED群1211~1214のすべて)を点灯させて、液晶ディスプレイ110の各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bに光を照射させる。そして、制御部140は、バックライト120から出射される光によって、各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bに、それぞれ、メイン画像A、B、C1、C2、D1、D2を表示させる(画像処理する)。
制御部140は、温度センサ130によって検出される温度信号が、予め定めた所定温度以下であると、バックライト120のすべてのLED121(各LED群1211~1214のすべて)を点灯させて、液晶ディスプレイ110の各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bに光を照射させる。そして、制御部140は、バックライト120から出射される光によって、各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bに、それぞれ、メイン画像A、B、C1、C2、D1、D2を表示させる(画像処理する)。
尚、予め定めた所定温度というのは、温度上昇に伴って、液晶ディスプレイ110、および/またはバックライト120が、損傷してしまうと想定される上限温度である。
すると、図1に示すように、液晶ディスプレイ110は、表示画像(各メイン画像A、B、C1、C2、D1、D2)の表示光を、平面鏡221に出射させる。平面鏡221は、液晶ディスプレイ110から出射された表示光を反射させて、凹面鏡222に出射させる。更に、凹面鏡222は、表示光を、開口部211を通して、ウインドシールド10の投射位置10aに反射させる。投射位置10aに反射された表示光(各メイン画像A、B、C1、C2、D1、D2)は、運転者と投射位置10aとを結ぶ線の車両の前方延長線上(運転者の視野前方)に虚像20として表示(結像)されて、運転者に視認される。
尚、運転者によって虚像20の位置(上下方向位置)を変更するための要求信号が生成されると、制御部140は、凹面鏡222の駆動部を作動させて、凹面鏡222を要求方向に回転させて運転者の設定位置に調整する。
2.温度上昇時の表示(図5)
ここで、太陽の位置によっては、図1中の表示光(矢印)とは逆方向となる外光が、開口部211から入り込んで、凹面鏡222、および平面鏡221で反射して、液晶ディスプレイ110に至る場合がある。この場合、外光によって、液晶ディスプレイ110および/またはバックライト120が発熱して温度上昇する場合がある。また、バックライト120の自己発熱により、液晶ディスプレイ110および/またはバックライト120が発熱して温度上昇する場合がある。更には、表示装置100、およびHUD装置200の使用雰囲気温度によっては、液晶ディスプレイ110および/またはバックライト120が発熱して温度上昇する場合がある。
ここで、太陽の位置によっては、図1中の表示光(矢印)とは逆方向となる外光が、開口部211から入り込んで、凹面鏡222、および平面鏡221で反射して、液晶ディスプレイ110に至る場合がある。この場合、外光によって、液晶ディスプレイ110および/またはバックライト120が発熱して温度上昇する場合がある。また、バックライト120の自己発熱により、液晶ディスプレイ110および/またはバックライト120が発熱して温度上昇する場合がある。更には、表示装置100、およびHUD装置200の使用雰囲気温度によっては、液晶ディスプレイ110および/またはバックライト120が発熱して温度上昇する場合がある。
このようなことから、制御部140は、温度センサ130によって検出される温度信号が、所定温度を超えると、各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bのうち、所定の表示エリアを非表示として、所定の表示エリアと組を成す隣接表示エリアでの表示画像の形態を変更する。
具体的には、ここでは所定の表示エリアを、例えば、第2表示エリア112としている。また所定の表示エリアと組を成す隣接表示エリアは、初期の組み合わせ設定より、第1表示エリア111となる。
制御部140は、第2表示エリア112に対応する第2LED群1212を消灯する。そして、制御部140は、第1表示エリア111において、メイン画像Aに代えて、第1表示エリア111におけるメイン画像Aを簡略化したサブ画像aと、第2表示エリア112におけるメイン画像Bを簡略化したサブ画像bと、を表示させる(図5)。サブ画像aは、本開示の第1サブ画像に対応し、サブ画像bは、本開示の第2サブ画像に対応する。
尚、制御部140は、所定の表示エリアを、第1表示エリア111とした場合であると、第1表示エリア111を非表示とし、第2表示エリア112にサブ画像aとサブ画像bとを表示させる。
以上、本実施形態によれば、液晶ディスプレイ110の温度が所定温度を超えると、所定の表示エリア(例えば、第2表示エリア112)に対応するバックライト(第2LED群1212)を消灯する。よって、第2LED群1212分の消費電力(1/4相当)が低減されて(全体で3/4となり)、液晶ディスプレイ110および/またはバックライト120の温度上昇を抑制することができる。
このとき、所定の表示エリア(第2表示エリア112)に対応するバックライト(第2LED群1212)が消灯されて、その表示エリア(第2表示エリア112)のメイン画像Bが非表示となるが、特許文献1のように全体の表示画像が縮小されるものではないので、全体の視認性が低下することがない。また、非表示とされたメイン画像Bについては、隣接表示エリア(第1表示エリア111)において、サブ画像aとサブ画像bとが表示されるので、表示情報量が低下することがない。
また、バックライト120の各LED群1211~1214のうち、第2LED群1212は消灯されるが、その他のLED群1211、1213、1214は、輝度低下されることなく、継続して点灯されるので、例えば、太陽光によって、車内輝度が相対的に高い場合であっても、各画像の視認性が低下することがない。
また、バックライト120は、複数のLED121を有しており、所定数のLED121が直列接続されるストリング(各LED群1211~1214)が、複数、並列接続されている。複数のストリングは、複数の各表示エリア111、112、113aと113b、114aと114bに、それぞれ対応するように配置されている。
よって、各表示エリア111、112、113aと113b、114aと114bに対して、各LED群1211~1214毎に、点灯、消灯の制御を行えばよいので、各表示エリア111、112、113aと113b、114aと114bに対する点灯、消灯の制御を容易に行うことができる。
(第1実施形態の変形例1)
第1実施形態の変形例1を図6に示す。変形例1では、液晶ディスプレイ110の温度が所定温度を超えると、制御部140は、複数の各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bのうち、所定の表示エリアとして、例えば、左第4表示エリア114a、および右第4表示エリア114bに対応するバックライト120(第4LED群1214)を消灯する。
第1実施形態の変形例1を図6に示す。変形例1では、液晶ディスプレイ110の温度が所定温度を超えると、制御部140は、複数の各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bのうち、所定の表示エリアとして、例えば、左第4表示エリア114a、および右第4表示エリア114bに対応するバックライト120(第4LED群1214)を消灯する。
そして、制御部140は、左第4表示エリア114aと隣接して組を成す左第3表示エリア113a(隣接表示エリア)に、サブ画像c1、d1を表示させる。また、制御部140は、右第4表示エリア114bと隣接して組を成す右第3表示エリア113b(隣接表示エリア)に、サブ画像c2、d2を表示させる。
消灯させる表示エリア(所定の表示エリア)は、表示にかかる重要度が相対的に低い低表示エリアとするのが好ましい。本変形例1は、上記第1実施形態で説明した第2表示エリア112のメイン画像Bは、重要度が高いものとして、メイン画像Bの消灯(非表示)を避けて、左第4表示エリア114aと右第4表示エリア114bのメイン画像D1、D2を非表示とした例である。
これにより、各メイン画像A、B、C1、C2、D1、D2のうち、重要度の高い画像の表示を損なうことなく、液晶ディスプレイ110および/またはバックライト120の温度上昇を抑制することができる。
(第1実施形態の変形例2)
第1実施形態の変形例2を図7に示す。変形例2では、複数の各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bのうち、消灯(非表示)する表示エリアを、複数の表示エリア(第2表示エリア112、左第4表示エリア114a、および右第4表示エリア114b)としたものである。
第1実施形態の変形例2を図7に示す。変形例2では、複数の各表示エリア111、112、113a、113b、114a、114bのうち、消灯(非表示)する表示エリアを、複数の表示エリア(第2表示エリア112、左第4表示エリア114a、および右第4表示エリア114b)としたものである。
第2表示エリア112、左第4表示エリア114a、および右第4表示エリア114bの消灯(非表示)に伴い、制御部140は、第1表示エリア111にサブ画像a、bを表示し、左第3表示エリア113aにサブ画像c1、d1を表示し、右第3表示エリア113bにサブ画像c2、d2を表示するようにしている。
これにより、液晶ディスプレイ110の温度上昇の状況に応じて、バックライト120の消費電力の低減量を更に下げることができ、温度上昇の抑制効果を高めることができる。
(第1実施形態の変形例3)
第1実施形態の変形例3を図8~図11に示す。変形例3では、複数の表示エリアの分割配置を変更したものとしている。
第1実施形態の変形例3を図8~図11に示す。変形例3では、複数の表示エリアの分割配置を変更したものとしている。
例えば、図8では、各表示エリアを上下方向に分割して、上から順に、第3表示エリア113、第1表示エリア111、第2表示エリア112、および第4表示エリア114としている。
また、図9では、各表示エリアを左右方向に分割して、左から順に、第3表示エリア113、第1表示エリア111、第2表示エリア112、および第4表示エリア114としている。
また、図10では、第2表示エリア112を、第1表示エリア111に対して、上側となる上第2表示エリア112aと下第2表示エリア112bとしている。
また、図11では、第1表示エリア111と第2表示エリア112を左右に並ぶように配置している。
このように、複数の表示エリアの分割配置は、上記第1実施形態、変形例1、および変形例2に限定されるものではなく、種々の配置が可能である。
(第2実施形態)
第2実施形態では、制御部140は、液晶ディスプレイ110の温度が所定温度以下のときで、バックライト120のいずれかのLED群に故障があった場合に、表示形態を変更する。バックライト120の故障は、例えば、断線、ショート、順電圧降下が基準より大きい、等であり、制御部140は、この故障を検出する。
第2実施形態では、制御部140は、液晶ディスプレイ110の温度が所定温度以下のときで、バックライト120のいずれかのLED群に故障があった場合に、表示形態を変更する。バックライト120の故障は、例えば、断線、ショート、順電圧降下が基準より大きい、等であり、制御部140は、この故障を検出する。
例えば、図5を流用して説明すると、故障を起こしたいずれかのLED群を、第2LED群1212とすると、制御部140は、第2表示エリア112を非表示とする。そして、制御部140は、第2表示エリア112に隣接して組を成す組表示エリアを、第1表示エリア111として、この第1表示エリア111に、メイン画像Aに代えて、サブ画像a、およびサブ画像bを表示する。この場合、サブ画像aは、本開示の第3サブ画像に対応し、サブ画像bは、本開示の第4サブ画像に対応する。
このように、本実施形態では、所定温度以下において、いずれかのLED群(第2LED群1212)に故障が発生し、対応する表示エリア(第2表示エリア112)を非表示とした場合であっても、隣接して組を成す組表示エリア(第1表示エリア111)にて、サブ画像a、bを用いた代替え表示が実行される。よって、表示情報量の低下を防止することができる。
(その他の実施形態)
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、更に請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
この明細書および図面等における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、1つの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、請求の範囲の記載によって示され、更に請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
また、各表示エリアの分割数の設定は、上記各実施形態の内容に限定されることなく、少なくとも2以上の設定とすることができる。
また、上記各実施形態では、バックライト120は、複数のLED群1211~1214を有し、各LED群1211~1214毎に発光状態が制御されるものとしたが、これに限定されることなく、個々のLED121毎に発光状態が制御されるものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、表示装置100は、HUD装置200に適用されるものとして説明したが、例えば、コンビネーションメータやセンタインフォメーションディスプレイ等、単体で使用されるものとしてもよい。
また、上記各実施形態では、液晶ディスプレイ110から出射される表示光の投影部材として、車両のウインドシールド10としたが、これに限らず、HUD装置200に専用に設けられるコンバイナ等としてもよい。
また、上記各実施形態では、反射部として、平面鏡221と、凹面鏡222とを有するものとしたが、例えば、液晶ディスプレイ110およびバックライト120の配置を変更して、凹面鏡222のみを用いたものとしてもよい。
10 ウインドシールド(投影部材)
20 虚像
100 表示装置
110 液晶ディスプレイ
110a 表示面
111 第1表示エリア(隣接表示エリア、組表示エリア)
112 第2表示エリア(所定の表示エリア、いずれかの表示エリア)
113a 左第3表示エリア
113b 右第3表示エリア
114a 左第4表示エリア
114b 右第4表示エリア
120 バックライト
121 LED(光源)
130 温度センサ(温度検出部)
140 制御部
A、B、C1、C2、D1、D2 メイン画像
a サブ画像(第1サブ画像、第3サブ画像)
b サブ画像(第2サブ画像、第4サブ画像)
20 虚像
100 表示装置
110 液晶ディスプレイ
110a 表示面
111 第1表示エリア(隣接表示エリア、組表示エリア)
112 第2表示エリア(所定の表示エリア、いずれかの表示エリア)
113a 左第3表示エリア
113b 右第3表示エリア
114a 左第4表示エリア
114b 右第4表示エリア
120 バックライト
121 LED(光源)
130 温度センサ(温度検出部)
140 制御部
A、B、C1、C2、D1、D2 メイン画像
a サブ画像(第1サブ画像、第3サブ画像)
b サブ画像(第2サブ画像、第4サブ画像)
Claims (8)
- 表示面(110a)に表示画像を表示する液晶ディスプレイ(110)と、
前記液晶ディスプレイの背面に配置され、前記液晶ディスプレイを複数の表示エリア(111、112、113a、113b、114a、114b)毎に照明するバックライト(120)と、
前記液晶ディスプレイの温度を検出する温度検出部(130)と、
前記表示画像の表示状態、および前記バックライトの発光状態を制御する制御部(140)と、を備える表示装置であって、
複数の前記表示エリアは、隣合う前記表示エリアが組を成すように設定されており、
前記制御部は、
前記温度が予め定めた所定温度以下であると、前記バックライトを点灯して、複数の前記表示エリアにおいて、メインとなるメイン画像(A、B、C1、C2、D1、D2)を、それぞれ表示すると共に、
前記温度が前記所定温度を超えると、複数の前記表示エリアのうち、所定の表示エリア(112)に対応する前記バックライトを消灯して、前記所定の表示エリアと前記組を成す隣接表示エリア(111)において、前記メイン画像(A)に代えて、前記隣接表示エリアにおける前記メイン画像(A)を簡略化した第1サブ画像(a)と、前記所定の表示エリアにおける前記メイン画像(B)を簡略化した第2サブ画像(b)と、を表示する表示装置。 - 前記所定の表示エリアは、複数の前記表示エリアのうち、表示にかかる重要度が相対的に低い低表示エリアとして設定された請求項1に記載の表示装置。
- 前記バックライトは、複数の光源(121)を有しており、
所定数の前記光源が直列接続されるストリングが、複数、並列接続されており、
複数の前記ストリングは、複数の前記表示エリアに、それぞれ対応するように配置された請求項1または請求項2に記載の表示装置。 - 前記制御部は、
前記温度が予め定めた所定温度以下のとき、複数の前記表示エリアのうち、いずれかの表示エリアに対応する前記バックライトの故障があると、前記いずれかの表示エリアを非表示とすると共に、前記いずれかの表示エリアと前記組を成す組表示エリアにおいて、前記メイン画像に代えて、前記組表示エリアにおける前記メイン画像を簡略化した第3サブ画像と、前記いずれかの表示エリアにおける前記メイン画像を簡略化した第4サブ画像と、を表示する請求項1~請求項3のいずれか1つに記載の表示装置。 - 表示画像の表示光を反射させて、視認者の前方に位置する投影部材(10)に投影することで、前記表示画像を前記投影部材の前方に虚像(20)として前記視認者に表示する虚像表示装置であって、
表示面(110a)に前記表示画像を表示する液晶ディスプレイ(110)と、
前記液晶ディスプレイの背面に配置され、前記液晶ディスプレイを複数の表示エリア(111、112、113a、113b、114a、114b)毎に照明するバックライト(120)と、
前記液晶ディスプレイの温度を検出する温度検出部(130)と、
前記表示画像の表示状態、および前記バックライトの発光状態を制御する制御部(140)と、を備え、
複数の前記表示エリアは、隣合う前記表示エリアが組を成すように設定されており、
前記制御部は、
前記温度が予め定めた所定温度以下であると、前記バックライトを点灯して、複数の前記表示エリアにおいて、メインとなるメイン画像(A、B、C1、C2、D1、D2)を、それぞれ表示すると共に、
前記温度が前記所定温度を超えると、複数の前記表示エリアのうち、所定の表示エリア(112)に対応する前記バックライトを消灯して、前記所定の表示エリアと前記組を成す隣接表示エリア(111)において、前記メイン画像(A)に代えて、前記隣接表示エリアにおける前記メイン画像(A)を簡略化した第1サブ画像(a)と、前記所定の表示エリアにおける前記メイン画像(B)を簡略化した第2サブ画像(b)と、を表示する虚像表示装置。 - 前記所定の表示エリアは、複数の前記表示エリアのうち、表示にかかる重要度が相対的に低い低表示エリアとして設定された請求項5に記載の虚像表示装置。
- 前記バックライトは、複数の光源(121)を有しており、
所定数の前記光源が直列接続されるストリングが、複数、並列接続されており、
複数の前記ストリングは、複数の前記表示エリアに、それぞれ対応するように配置された請求項5または請求項6に記載の虚像表示装置。 - 前記制御部は、
前記温度が予め定めた所定温度以下のとき、複数の前記表示エリアのうち、いずれかの表示エリアに対応する前記バックライトの故障があると、前記いずれかの表示エリアを非表示とすると共に、前記いずれかの表示エリアと前記組を成す組表示エリアにおいて、前記メイン画像に代えて、前記組表示エリアにおける前記メイン画像を簡略化した第3サブ画像と、前記いずれかの表示エリアにおける前記メイン画像を簡略化した第4サブ画像と、を表示する請求項5~請求項7のいずれか1つに記載の虚像表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022005244A JP2023104325A (ja) | 2022-01-17 | 2022-01-17 | 表示装置、および虚像表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022005244A JP2023104325A (ja) | 2022-01-17 | 2022-01-17 | 表示装置、および虚像表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022005244A Pending JP2023104325A (ja) | 2022-01-17 | 2022-01-17 | 表示装置、および虚像表示装置 |
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