JP2022102028A - 搬送車 - Google Patents

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JP2022102028A JP2020216498A JP2020216498A JP2022102028A JP 2022102028 A JP2022102028 A JP 2022102028A JP 2020216498 A JP2020216498 A JP 2020216498A JP 2020216498 A JP2020216498 A JP 2020216498A JP 2022102028 A JP2022102028 A JP 2022102028A
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Abstract

Figure 2022102028000001
【課題】簡単な構成によって、搬送車に積まれたアーム式移載装置のアームの原点出しを行う。
【解決手段】搬送車3では、一方移動部83が、移載方向の一方に一対の荷はみセンサ73の一方が検出するまで、一対のサイドアーム33を移動させる。一方位置記憶部85が、一対のサイドアーム33を一対の荷はみセンサ73の一方が検出した時のアーム移動量検出センサ71の値を記憶する。他方移動部87が、移載方向の他方に一対の荷はみセンサ73の他方が検出するまで、一対のサイドアーム33を移動させる。移動量把握部89が、一対のサイドアーム33を一対の荷はみセンサ73の他方が検出した時のアーム移動量検出センサ71の値と一方位置記憶部85に記憶されたアーム移動量検出センサ71の値とから検出位置間移動量を把握する。半分移動量移動部91が、一対のサイドアーム33を検出位置間移動量の半分の量だけ一方へ移動させる。中心位置記憶部93が、半分移動した時のアーム移動量検出センサ71の値を中心位置として記憶する。
【選択図】図7

Description

本発明は、搬送車に関し、特に、荷物を移載するためにアームを伸縮する移載装置を有する搬送車に関する。
従来、一対のサイドアームを備えたサイドアーム式移載装置がある。サイドアーム式移載装置は、荷積み動作として、棚等に置かれたの両側にそれぞれ一対のサイドアームを伸ばし、一対のサイドアームによって荷物の両側をそれぞれ引っ掛ける、或は、一対のサイドアームによってを挟み込み、次にサイドアームを縮めることで、当該サイドアーム式移載装置に荷物を移載する。
スライドフォーク式移載装置では、スライドフォークの位置を検出する位置検出装置を備えるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
特開平7-187315号公報
従来の例えばリアフック移載機のスライドアームの原点出しを行うためには、原点位置を検出する原点センサと、スライドアームが左右どちらに出ているかを判別するスライド領域センサ(左右に1ペアずつ)が必要であった。
通常、電源投入直後は、コントローラは、スライドアームの現在位置を把握できない。したがって、コントローラは、最初にスライド領域センサの左右どちらのペアがONになっているかをチェックし、次に原点センサが反応する位置までスライドアームを原点方向(中央方向)に動かすことで原点位置出しを行っている。
上記のように従来の移載装置では、スライド原点位置出しのためだけに3つの専用センサ(原点センサ、スライド領域センサ(左右1ペアずつ))を使用しており、センサそのもののコストや、配線材料、配線経路上の中継基板のコストがかかっていた。
本発明の目的は、簡単な構成によって、搬送車に積まれたアーム式移載装置のアームの原点出しを行うことにある。
以下に、課題を解決するための手段として複数の態様を説明する。これら態様は、必要に応じて任意に組み合せることができる。
本発明の一見地に係る搬送車は、搬送車本体と、アーム式移載装置と、アーム移動量検出センサと、一対の荷はみセンサと、コントローラと、を備えている。
アーム式移載装置は、荷物を搬送車本体と他の装置の間で移載するための装置であり、アームと、アームを移載方向の両方に進退させるための進退駆動モータとを有している。アーム式移載装置は、搬送車本体に搭載されている。ここでの「アーム」とは、移載方向に延びており移載動作の時に移載方向に移動して荷物を動かす部材である。
アーム移動量検出センサは、アームの進退移動量を検出する。
一対の荷はみセンサは、搬送車本体の移載方向端部の両側に配置され、荷物及びアームを検出可能である。
コントローラは、アームの移載方向中心位置を把握する。
コントローラは、非検出確認手段と、一方移動手段と、一方位置記憶手段と、他方移動手段と、移動量把握手段と、半分移動量移動手段と、中心位置記憶手段とを有している。
非検出確認手段は、アームが一対の荷はみセンサで検出されていないことを確認する。
一方移動手段は、移載方向の一方に一対の荷はみセンサの一方が検出するまで、アームを移動させる。
一方位置記憶手段は、アームを一対の荷はみセンサの一方が検出した時のアーム移動量検出センサの値を記憶する。なお、「アーム移動量検出センサの値を記憶する」には、アーム移動量検出センサの値をプリセットする(つまり、0にする)ことも含まれる。
他方移動手段は、移載方向の他方に一対の荷はみセンサの他方が検出するまで、アームを移動させる。
移動量把握手段は、アームを一対の荷はみセンサの他方が検出した時のアーム移動量検出センサの値と一方位置記憶手段に記憶されたアーム移動量検出センサの値とから検出位置間移動量を把握する。
半分移動量移動手段は、アームを検出位置間移動量の半分の量だけ一方へ移動させる。
中心位置記憶手段は、半分移動した時のアーム移動量検出センサの値を中心位置として記憶する。
この搬送車では、例えば電源投入直後の移載方向原点位置出しが、例えば、下記の手順で行われる。
最初に、アームが一対の荷はみセンサで検出されていないことが確認される。
次に、移載方向の一方に一対の荷はみセンサの一方が検出するまで、アームが移動させられる。
次に、アームを一対の荷はみセンサの一方が検出した時のアーム移動量検出センサの値が記憶される。
次に、移載方向の他方に一対の荷はみセンサの他方が検出するまで、アームが移動させられる。
次に、アームを一対の荷はみセンサの他方が検出した時のアーム移動量検出センサの値と一方位置記憶手段に記憶されたアーム移動量検出センサの値とから検出位置間移動量が把握される。
次に、アームは、検出位置間移動量の半分の量だけ一方へ移動させられる。
次に、半分移動した時の前記アーム移動量検出センサの値が中心位置として記憶される。
この搬送車では、荷はみセンサを利用してサイドアームの移載方向中心位置(原点)を把握することができ、専用のセンサを設ける必要がない。つまり、原点センサやスライド領域センサをなくすことができ、機体をコストダウンできる。また、センサの数を減らすことにより、調整工数や出荷前の検査項目も減り、トータルコストを削減できる。
アームは、一対のサイドアームであり、サイドアーム本体と、サイドアーム本体の移載方向両端に回動可能に設けられたフックとを有するリアフック式サイドアームであってもよい。
荷はみセンサは、一対のサイドアームのうちフックより下方にある部分を検出する位置に設けられていてもよい。
この搬送車では、フックの開閉が検出結果に影響しない。
コントローラは、荷はみセンサの検出結果に基づいて、アームが進出している方向を判断するアーム進出方向検出手段をさらに有していてもよい。
この搬送車では、荷はみセンサを利用して、アームが進出している方向も検出できる。これにより、アームを戻すときのモータの回転方向を正確に決定できる。また、1つのセンサによって、荷はみ検出、原点出し、アーム進出方向検出が可能になる。
コントローラは、荷はみセンサが物体を検出したときに、荷物がはみ出しているのか又はアームが進出しているかを判断する物体判断手段をさらに有していてもよい。
この搬送車では、荷はみセンサの検出結果を正確に把握できる。
本発明に係る搬送車では、簡単な構成によって、搬送車に積まれたアーム式移載装置のアームの原点出しを行うことができる。
第1実施形態の自動倉庫の側面図。 自動倉庫の模式的平面図。 搬送車の斜視図。 搬送車の模式的側面図。 自動倉庫の制御構成を示す機能ブロック図。 搬送車の制御構成を示す機能ブロック図。 移載方向原点位置出し制御動作を示すフローチャート。 移載方向原点位置出し制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図。 移載方向原点位置出し制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図。 移載方向原点位置出し制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図。 移載方向原点位置出し制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図。 検出物確定制御動作を示すフローチャート。 検出物確定制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図。 検出物確定制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図。 検出物確定制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図。 検出物確定制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図。
1.第1実施形態
(1)自動倉庫全体の説明
図1及び図2を用いて、第1実施形態に係る自動倉庫100を説明する。図1は、第1実施形態の自動倉庫の側面図である。図2は、自動倉庫の模式的平面図である。以下の説明では、図1の左右方向を第1方向(矢印Y)といい、図1の紙面奥行き方向を第2方向(矢印X)といい、図1の上下方向が鉛直方向(矢印Z)である。
自動倉庫100は、複数の棚段21を有し、各棚段21に荷物W(図4)を入庫し、又は、各棚段21に保管された荷物Wを出庫可能なシステムである。
自動倉庫100は、ラック1と、複数の搬送車3と、入庫ステーション7と、出庫ステーション9と、入庫用昇降装置11、出庫用昇降装置13とを備える。
一対のラック1と搬送車3は、ユニット4を構成しており、自動倉庫100は複数のユニット4を有している。ユニット4の番号等を「系統」で表すことがあり、また、ユニット4は、一種の自動倉庫ユニットである。
ユニット4において、荷物Wは、搬入コンベヤ(図示せず)から入庫ステーション7に搬入される。また、ユニット4において、荷物Wは、出庫ステーション9から搬出コンベヤ(図示せず)に搬出される。搬出コンベヤの行き先は、荷物Wを出荷先ごとに集め、トラックなどで出荷する仕分エリア、あるいは荷物Wから商品をピッキングするピッキングエリアなどである。
(2)ラック
ラック1の各棚段21は、第1方向に長く延びており、複数の間口22を有している。各間口22は、荷物Wが置かれる棚段の単位であり、第1方向に同じ長さを有している。なお、間口22は、走行方向最手前側(第1方向において、後述する入庫ステーション7及び出庫ステーション9の側)の第1端側間口22aから、走行方向最奥側(第1方向において、後述する入庫ステーション7及び出庫ステーション9と反対側)の第2端側間口22bまでを有している。
棚段21は、搬送車3及びレール5(後述)に対して第2方向の両側に配置されている。
各間口22には、複数の荷物Wが収納可能である。なお、間口22のそれぞれは別体であってもよく、一体に形成されていてもよい。つまり、棚段21を構成する1枚の棚板が区分されることで複数の間口22が棚段21に形成されていてもよい。
荷物Wは、ケース、トレイ、段ボール、折りたたみコンテナ等であり、商品を収納している。
(3)搬送車
複数の搬送車3は、それぞれ、各棚段21の対応する高さにおいて、第1方向に沿って走行可能である。具体的には、第1方向に直線状に延びるレール5が各棚段21に対応する高さに敷設されており、搬送車3はレール5上を第1方向に往復走行できる。つまり、搬送車3はシャトル台車である。
(4)移載装置
搬送車3は、移載装置15を有している。移載装置15は、荷物Wを搬送車本体3aと棚段21の対応する間口22との間で第2方向に荷物Wを移載する装置である。移載装置15は、リアフック式サイドアームであり、荷物Wの移動する方向における後ろ側の端部である後端にフック(後述)を引っ掛けて取り込んだり、降ろしたりする。
搬送車3は、走行モータ41(図6)を有している。
図3及び図4を用いて、移載装置15をさらに説明する。図3は、移載装置の斜視図である。図4は、移載装置の模式的側面図である。
移載装置15は、本体部31と、一対のサイドアーム33を有している。本体部31は、搬送車本体3aに固定された又は一体に形成された静止固定部材であり、移載装置15における荷物Wの載置台37を有しており、一対のサイドアーム33が後述するように相対移動する部材である。本体部31は、ベルトコンベヤを有していてもよい。
(4-1)サイドアーム
一対のサイドアーム33は、第2方向に延びており、移載動作の時に本体部31に対して第2方向に移動して荷物Wを動かす部材である。一対のサイドアーム33は、第1方向に所定の距離を空けて配置されている。
移載装置15は、一対のサイドアーム33を第2方向の両方に進退させるための移載モータ43(進退駆動モータの一例、図6)と、動力伝達機構(図示せず)とを有している。
一対のサイドアーム33は、各々、サイドアーム本体33aと、サイドアーム本体33aの第2方向両端に回動可能に設けられたフック33bとを有する。
フック33bは、各々、第2方向に平行な回動軸を中心に回動することで、一対のサイドアーム33の内側の空間に対して第1方向内側に向かって突出する係合位置と、上側に向かって突出し上記空間から退出する非係合位置との間で回動可能である。なお、フック33bは、フックモータ45(図6)によって、係合位置と非係合位置との間で移動させられる。
(4-2)開閉駆動機構
移載装置15は、開閉モータ47(図6)及び開閉機構(図示せず)を有している。開閉機構は、公知の技術であり、一対のサイドアーム33の一方又は両方を互いに接近及び離反するための機構である。これにより、移載装置15は、一対のサイドアーム33の間隔を変えることで大きさの異なる荷物Wを移載できる。
(4-3)アーム移動量検出センサ
移載装置15は、アーム移動量検出センサ71(図6)を有している。アーム移動量検出センサ71は、一対のサイドアーム33の進退移動量を検出する。具体的には、アーム移動量検出センサ71は、移載モータ43に付いているエンコーダである。アーム移動量検出センサは、駆動ベルトのプーリに付いているエンコーダでもよい。
(4-4)荷はみセンサ
移載装置15は、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75を有している。第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75は、荷物Wが載置台37から第2方向にはみ出たこと(荷崩れ、飛び出し)を検出するセンサである。この実施形態では、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75は、搬送車本体3aの第2方向端部の両側に配置され、荷物W及び一対のサイドアーム33を検出可能である(後述)。具体的には、第1荷はみセンサ73は搬送車本体3Aの一方の第2方向端部に配置され、第2荷はみセンサ75は搬送車本体3Aの他方の第2方向端部に配置されている(図8参照)。
第1荷はみセンサ73は、透過型光電センサであり、光を発する投光器73aと、投光器73aから発せられた光を検出する受光器73bとから構成されている。つまり、投光器73a及び受光器73bは、1台ずつがペアとなっている。投光器73aは、第1方向に平行に光を発する。つまり、受光器73bが投光器73aから発せられた光を受光していない場合には、当該投光器73a及び当該受光器73bの間には物体が存在していることを意味している。また、受光器73bが対応する投光器73aから発せられた光を受光している場合には、当該投光器73a及び当該受光器73bの間には物体が存在していないことを意味する。
第2荷はみセンサ75は、同様に、光を発する投光器75aと、投光器75aから発せられた光を検出する受光器75bとから構成されている。
第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75は、図4に示すように、一対のサイドアーム33のフック33bより下方にある部分を検出する位置に設けられている。さらに具体的には、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75は、フック33bの下端より下側で、かつ、一対のサイドアーム33の下端よりも上側に設けられている。したがって、フック33bの開閉が検出結果に影響しない。
(5)昇降装置
入庫用昇降装置11は、ラック1と入庫ステーション7との間に配置され、昇降機構(図示せず)と、昇降台53を有する。昇降機構は、公知の技術であり、支柱55に沿って昇降台53を鉛直方向に昇降する。昇降台53は、入庫ステーション7と棚段21との間で荷物Wを移載する昇降台コンベヤ57を有している。
また、各棚段21には、入庫用昇降装置11に対して第1方向に隣接する部分に、入庫用コンベヤ23が設けられている。そのため、両方のコンベヤが連動して動作することで、荷物Wの受け渡しが行われる。なお、入庫用コンベヤ23は、荷物保管用のバッファコンベヤとして機能する。
出庫用昇降装置13は、ラック1に対して、第1方向において入庫用昇降装置11と同じ側に設けられている。出庫用昇降装置13は、ラック1と出庫ステーション9との間に配置され、昇降機構(図示せず)と昇降台63を有する。昇降機構は、公知の技術であり、支柱(図示せず)に沿って昇降台63を鉛直方向に昇降する。昇降台63は、出庫ステーション9と棚段21との間で荷物Wを移載する昇降台コンベヤ67を有している。
また、各棚段21には、出庫用昇降装置13に対して第1方向に隣接する部分に、出庫用コンベヤ25が設けられている。そのため、両方のコンベヤが連動して動作することで、荷物Wの受け渡しが行われる。なお、出庫用コンベヤ25は、荷物保管用のバッファコンベヤとして機能する。
(6)入庫ステーション及び出庫ステーション
入庫ステーション7は、ラック1の第1方向一方側に配置されている。入庫ステーション7は、ラック1に収納されるべき荷物Wを搬入コンベヤ(図示せず)から受け取る。入庫ステーション7は、ステーションコンベヤ7aを有している。
出庫ステーション9は、ラック1に対して、第1方向において入庫ステーション7と同じ側に配置されている。出庫ステーション9は、ラック1から取り出された荷物Wを受け取る。入庫ステーション7は、ステーションコンベヤ9aを有している。
なお、入庫ステーション及び出庫ステーションの位置及び数は特に限定されない。
(7)自動倉庫の制御構成
図5を用いて、自動倉庫100の制御構成を説明する。図5は、自動倉庫の制御構成を示す機能ブロック図である。
図5に示すように、自動倉庫100は、コントローラ51を有している。
コントローラ51は、自動倉庫100における荷物Wの保管及び入出庫を管理する装置である。コントローラ51は、プロセッサ(例えば、CPU)と、記憶装置(例えば、ROM、RAM、HDD、SSDなど)と、各種インターフェース(例えば、A/Dコンバータ、D/Aコンバータ、通信インターフェースなど)を有するコンピュータシステムである。
コントローラ51は、地上コントローラであり、上位コントローラ(図示せず)から入庫、出庫などの指令を受信し、実行結果を報告する。なおコントローラ51は、ユニット4ごとに分散配置した複数のコンピュータで実現されてもよい。
コントローラ51は、記憶部(記憶装置の記憶領域の一部又は全部に対応)に保存されたプログラムを実行することで各所制御動作を行ってもよいし、一部の制御動作をコントローラ51に含まれるハードウェアで実現してもよい。
コントローラ51には、入庫用昇降装置11、出庫用昇降装置13、入庫ステーション7、出庫ステーション9、複数の搬送車3、複数の入庫用コンベヤ23、複数の出庫用コンベヤ25が接続されている。コントローラ51は、これら装置を制御可能である。
コントローラ51には、図示しないが、荷物Wの大きさ、形状及び位置を検出するセンサ、各装置の状態を検出するためのセンサ及びスイッチ、並びに情報入力装置が接続されている。
(8)搬送車の制御構成
図6を用いて、搬送車3の制御構成を説明する。図6は、搬送車の制御構成を示す機能ブロック図である。
コントローラ51は、一対のサイドアーム33の移載方向中心位置を把握するために、非検出確認部81と、一方移動部83と、一方位置記憶部85と、他方移動部87と、移動量把握部89と、半分移動量移動部91と、中心位置記憶部93とを有している。
非検出確認部81は、一対のサイドアーム33が第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75で検出されていないことを確認する。
一方移動部83は、移載方向の一方に第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の一方が検出するまで、一対のサイドアーム33を移動させる。
一方位置記憶部85は、一対のサイドアーム33を第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の一方が検出した時のアーム移動量検出センサ71の値を記憶する。具体的には、移載モータ43のエンコーダの値が記憶される。なお、「アーム移動量検出センサの値を記憶する」には、変形例として、アーム移動量検出センサの値をプリセットする(つまり、0にする)ことも含まれる。この場合、エンコーダの値を0として新たにカウントが開始される。
他方移動部87は、移載方向の他方に第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の他方が検出されるまで、一対のサイドアーム33を移動させる。
移動量把握部89は、一対のサイドアーム33を第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の他方が検出した時のアーム移動量検出センサ71の値と一方位置記憶部85に記憶されたアーム移動量検出センサ71の値とから検出位置間移動量を把握する。具体的には、移動量把握部89は、他方側で一対のサイドアーム33を検出した時のエンコーダの値から、一方側で検出した時のエンコーダの値を引くことで、上記検出位置間移動量を算出する。なお、アーム移動量検出センサの値をプリセットする(つまり、0にする)変形例では、0リセットしてからのカウント値(エンコーダ値)そのものが上記検出位置間移動量として把握される。
半分移動量移動部91は、一対のサイドアーム33を検出位置間移動量の半分の量だけ一方へ移動させる。
中心位置記憶部93は、半分移動した時のアーム移動量検出センサ71の値を中心位置として記憶する。
コントローラ51は、アーム進出方向検出部95をさらに有している。アーム進出方向検出部95は、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の検出結果に基づいて、一対のサイドアーム33が進出している方向を判断する。したがって、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75を利用して、一対のサイドアーム33が進出している方向も検出できる。
コントローラ51は、物体判断部97をさらに有している。物体判断部97は、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75が物体を検出したときに、荷物Wがはみ出しているのか又は一対のサイドアーム33が進出しているかを判断する。したがって、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の検出結果を正確に把握できる。
(9)自動倉庫における入庫動作及び出庫動作
(9-1)入庫動作
最初に、入庫用昇降装置11の昇降台53の昇降台コンベヤ57が、入庫ステーション7のステーションコンベヤ7aの位置まで移動する。
次に、ステーションコンベヤ7aが、荷物Wを入庫用昇降装置11の昇降台コンベヤ57に搬送する。
次に、昇降台53が、荷物Wを入庫すると決定した棚段21に対応する位置まで昇降する。
次に、昇降台53の昇降台コンベヤ57が、荷物Wを入庫用コンベヤ23に搬送する。
次に、搬送車3が、入庫用コンベヤ23まで移動し、移載装置15が荷物Wを積み込む。
最後に、搬送車3は、第1方向に走行して、移載装置15が荷物Wを棚段21の目的の間口22に下ろす。
(9-2)出庫動作
最初に、搬送車3が、第1方向に走行して棚段21の荷物Wのある目的の間口22の前まで走行し、移載装置15が荷物Wを積み込む。
次に、搬送車3が、出庫用コンベヤ25まで移動し、移載装置15が荷物Wを下ろす。
次に、出庫用昇降装置13の昇降台63が、荷物Wを出庫すると決定した棚段21に対応する位置まで昇降する。
次に、出庫用コンベヤ25が、荷物Wを出庫用昇降装置13の昇降台63の昇降台コンベヤ67に搬送する。
次に、昇降台63が、出庫ステーション9のステーションコンベヤ9aの位置まで昇降する。
最後に、昇降台63の昇降台コンベヤ67が、荷物Wを出庫ステーション9のステーションコンベヤ9aに搬送する。
(10)移載方向原点位置出し制御動作
図7~図11を用いて、移載方向原点位置出し制御動作を説明する。図7は、移載方向原点位置出し制御動作を示すフローチャートである。図8~図11は、移載方向原点位置出し制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図である。
以下に説明する制御フローチャートは例示であって、各ステップは必要に応じて省略及び入れ替え可能である。また、複数のステップが同時に実行されたり、一部又は全てが重なって実行されたりしてもよい。
さらに、制御フローチャートの各ブロックは、単一の制御動作とは限らず、複数のブロックで表現される複数の制御動作に置き換えることができる。
なお、各装置の動作は、コントローラ51から各装置への指令の結果であり、これらはソフトウェア・アプリケーションの各ステップによって表現される。
この搬送車3では、例えば電源投入直後の移載方向原点位置出しが下記の手順で行われる。
ステップS1では、物体が第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75のいずれかで検出されているか否かが判断される。具体的には、非検出確認部81が上記判断を行う。YesであればプロセスはステップS11に移行し、Noであれば(非検出確認部81が、物体が第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75で検出されていないことを確認すれば)プロセスはステップS2に移行する。なお、図8では、一対のサイドアーム33は第2方向(矢印X)の中心付近に位置している。
ステップS2では、第2方向の一方に一対のサイドアーム33が移動させられる。具体的には、一方移動部83が移載モータ43を制御することでサイドアーム33を移動させる。なお、図9では、一対のサイドアームは第2方向において図上側に(第2荷はみセンサ75側に)移動している。
ステップS3では、一対のサイドアームが第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の一方(図9では、第2はみセンサ75)によって検出されたか否かが判断される。YesであればプロセスはステップS4に移行し、NoであればプロセスはステップS2に戻る。
ステップS4では、一対のサイドアーム33を第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の一方(図9では、第2荷はみセンサ75)が検出した時のアーム移動量検出センサ71の値が記憶される。具体的には、一方位置記憶部85が上記動作を実行する。また、一対のサイドアーム33の移動も停止される。
ステップS5では、第2方向の他方に一対のサイドアーム33が移動させられる。具体的には、他方移動部87が移載モータ43を制御することで上記動作を実行する。なお、図10では、一対のサイドアーム33は第2方向において図下側に(第1荷はみセンサ73側に)移動している。
ステップS6では、一対のサイドアーム33が第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の他方(図10では、第1荷はみセンサ73)によって検出されたか否かが判断される。具体的には、コントローラ51が上記判断を行う。YesであればプロセスはステップS7に移行し、NoであればプロセスはステップS5に戻る。
ステップS7では、一対のサイドアーム33を第1の荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の他方(図10では、第1荷はみセンサ73)が検出した時のアーム移動量検出センサ71の値が、他方位置記憶部86に記憶される。また、一対のサイドアーム33の移動も停止される。
ステップS8では、他方位置記憶部86に記憶されたアーム移動量検出センサ71の値(ステップS7)と一方位置記憶部85に記憶されたアーム移動量検出センサ71の値(ステップS4)とから検出位置間移動量(例えば、図10における距離D)が把握される。具体的には、移動量把握部89が上記演算を実行する。
ステップS9では、一対のサイドアーム33は、検出位置間移動量の半分の量(例えば、上記の距離Dの1/2)だけ一方へ移動させられる。具体的には、半分移動量移動部91が移載モータ43を制御することで上記動作を実行する。なお、図11では、一対のサイドアーム33は、上記移動の結果、第2方向(矢印X)の中心に位置している。
ステップS10では、半分移動した時のアーム移動量検出センサ71の値が、中心位置として記憶される。具体的には、中心位置記憶部93が上記動作を実行する。
ステップS11では、検出物確定制御動作が行われる(後述)。
この搬送車3では、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75を利用して一対のサイドアーム33の移載方向中心位置(原点)を把握することができ、専用のセンサを設ける必要がない。つまり、原点センサやスライド領域センサをなくすことができ、機体をコストダウンできる。また、センサの数を減らすことにより、調整工数や出荷前の検査項目も減り、トータルコストを削減できる。
以上に述べたように、搬送車3では、簡単な構成によって、搬送車3に搭載された移載装置15の一対のサイドアーム33の原点出しを行うことができる。
(11)検出物確定制御動作
図12~図16を用いて、検出物確定制御動作を説明する。図12は、検出物確定制御動作を示すフローチャートである。図13~図16は、検出物確定制御動作中の一対のサイドアームの移載方向位置の一例を示す模式図である。
ステップS31では、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の検出結果に基づいて、第2方向において検出物がいずれの方向に進出しているかが判断される。具体的には、アーム進出方向検出部95が上記判断を実行する。例えば、図13及び図15では、第2荷はみセンサ75が物体を検出しているので、検出物が第2方向の図上側にあることが把握される。なお、図13では、荷物Wが第2荷はみセンサ75によって検出されており、図15では一対のサイドアーム33が第2荷はみセンサ75によって検出されている。
ステップS32では、一対のサイドアーム33のフック33bが開かれる(非係合位置に移動させられる)。具体的には、コントローラ51がフックモータ45を制御することで上記動作を実行する。
ステップS33では、一対のサイドアーム33が第2方向の物体検出方向と反対方向に移動させられる。具体的には、コントローラ51が移載モータ43を制御することで上記動作を実行させる。図14では、図13の状態から一対のサイドアーム33が第2荷はみセンサ75側に移動させられている。図16では、図15の状態から一対のサイドアーム33が第2荷はみセンサ75側に移動させられている。
ステップS34では、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75のうちの他方(この実施形態では、第2荷はみセンサ75)によって一対のサイドアーム33が検出されるのを待つ。具体的には、具体的には、アーム進出方向検出部95が上記判断を実行する。
ステップS35では、一対のサイドアーム33の移動が停止させられる。具体的には、コントローラ51が移載モータ43に上記動作を実行させる。
ステップS36では、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75のうち先に物体を検出した方(この実施形態では、第2荷はみセンサ75)によって物体が検出されているか否かが判断される。具体的には、物体判断部97が上記判断を実行する。YesであればプロセスはステップS37に移行し、NoであればプロセスはステップS38に移行する。
ステップS37では、荷はみであると判断される。その理由は、図14に示すように、一対のサイドアーム33が反対方向に移動したにもかかわらず、第1荷はみセンサ73によって再び物体が検出されたからである。具体的には、物体判断部97が上記判断を実行する。
ステップS38では、一対のサイドアーム33が第2方向の一方側にあったと判断される。その理由は、図16に示すように、一対のサイドアーム33が反対方向に移動したことで、第2荷はみセンサ75によって物体が検出されなくなったからである。具体的には、物体判断部97が上記判断を実行する。
2.実施形態の特徴
上記実施形態は、下記のようにも説明できる。
搬送車3(搬送車の一例)は、搬送車本体3aと、移載装置15と、アーム移動量検出センサ71と、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75と、コントローラ51と、を備えている。
移載装置15(アーム式移載装置の一例)は、荷物Wを搬送車本体3a(搬送車本体の一例)と他の装置の間で移載するための装置であり、一対のサイドアーム33(アームの一例)と、アームの移載方向の両方に進退させるための移載モータ43(進退駆動モータの一例)とを有している。移載装置15は、搬送車本体3aに搭載されている。
アーム移動量検出センサ71(アーム移動量検出センサの一例)は、一対のサイドアーム33の進退移動量を検出する。
第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75(荷はみセンサの一例)は、搬送車本体3aの第2方向(移載方向の一例)端部の両側に配置され、荷物W及び一対のサイドアーム33を検出可能である。
コントローラ51は、一対のサイドアーム33の移載方向中心位置を把握するために、非検出確認部81と、一方移動部83と、一方位置記憶部85と、他方移動部87と、移動量把握部89と、半分移動量移動部91と、中心位置記憶部93とを有している。
非検出確認部81(非検出確認手段の一例)は、一対のサイドアーム33が第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75で検出されていないことを確認する。
一方移動部83(一方移動手段の一例)は、移載方向の一方に第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の一方が検出するまで、一対のサイドアーム33を移動させる。
一方位置記憶部85(一方位置記憶手段の一例)は、一対のサイドアーム33を第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の一方が検出した時のアーム移動量検出センサ71の値を記憶する。
他方移動部87(他方移動手段の一例)は、移載方向の他方に第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の他方が検出するまで、一対のサイドアーム33を移動させる。
移動量把握部89(移動量把握手段の一例)は、一対のサイドアーム33を第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75の他方が検出した時のアーム移動量検出センサ71の値と一方位置記憶部85に記憶されたアーム移動量検出センサ71の値とから検出位置間移動量を把握する。
半分移動量移動部91(半分移動量移動手段の一例)は、一対のサイドアーム33を検出位置間移動量の半分の量だけ一方へ移動させる。
中心位置記憶部93(中心位置記憶手段の一例)は、半分移動した時のアーム移動量検出センサ71の値を中心位置として記憶する。
この搬送車3では、第1荷はみセンサ73と第2荷はみセンサ75を利用してサイドアーム33の移載方向中心位置(原点)を把握することができ、専用のセンサを設ける必要がない。つまり、原点センサやスライド領域センサをなくすことができ、機体をコストダウンできる。また、センサの数を減らすことにより、調整工数や出荷前の検査項目も減り、トータルコストを削減できる。
3.他の実施形態
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。特に、本明細書に書かれた複数の実施形態及び変形例は必要に応じて任意に組み合せ可能である。
(1)移載装置の変形例
移載装置のサイドアームは、ベース部材と、ミドル部材と、トップ部材とを有していてもよい。ベース部材は、本体部に設けられている。ミドル部材は、ベース部材にスライド可能に保持されている。トップ部材は、ミドル部材にスライド可能に保持されている。この場合、例えば、ミドル部材又はトップ部材が検出対象となる。
上記実施形態のサイドアーム式移載装置は、荷物をアームによって挟み込むクランプ方式やアームを荷物に接近させて荷物の係合部にフックを係合する方式であってもよい。
移載装置は、第2方向に摺動自在に設けられたスライドフォークであってもよい。この場合、例えば、荷はみセンサの光軸を斜め方向にしてスライドフォークが進出すれば前記光軸をさえぎるように設定する。
(2)搬送車の変形例
搬送車は、地上又は天井のレールに沿って走行する有軌道台車でもよい。
搬送車は、スタッカクレーンであってもよい。
(3)アーム移動量検出センサの変形例
移載装置の動力伝達機構はラック&ピニオン機構でもよく、その場合にアーム移動量検出センサはピニオンに付けたエンコーダでもよい。
本発明は、荷物を移載するためにアームを伸縮する移載装置を有する搬送車に広く適用できる。
1 :ラック
3 :搬送車
3a :搬送車本体
4 :ユニット
5 :レール
7 :入庫ステーション
7a :ステーションコンベヤ
8 :ステップ
9 :出庫ステーション
9a :ステーションコンベヤ
11 :入庫用昇降装置
13 :出庫用昇降装置
15 :移載装置
21 :棚段
22 :間口
22a :第1端側間口
22b :第2端側間口
23 :入庫用コンベヤ
25 :出庫用コンベヤ
31 :本体部
33 :サイドアーム
33a :サイドアーム本体
33b :フック
41 :走行モータ
43 :移載モータ
45 :フックモータ
47 :開閉モータ
51 :コントローラ
53 :昇降台
55 :支柱
57 :昇降台コンベヤ
63 :昇降台
67 :昇降台コンベヤ
71 :アーム移動量検出センサ
73 :第1荷はみセンサ
75 :第2荷はみセンサ
81 :非検出確認部
83 :一方移動部
85 :一方位置記憶部
86 :他方位置記憶部
87 :他方移動部
89 :移動量把握部
91 :半分移動量移動部
93 :中心位置記憶部
95 :アーム進出方向検出部
97 :物体判断部
100 :自動倉庫

Claims (4)

  1. 搬送車本体と、
    荷物を前記搬送車本体と他の装置の間で移載するための装置であり、アームと、前記アームの移載方向の両方に進退させるための進退駆動モータとを有し、前記搬送車本体に搭載されたアーム式移載装置と、
    前記アームの進退移動量を検出するアーム移動量検出センサと、
    前記搬送車本体の移載方向端部の両側に配置され、前記荷物及び前記アームを検出可能な一対の荷はみセンサと、
    前記アームの移載方向中心位置を把握するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、
    前記アームが前記一対の荷はみセンサで検出されていないことを確認する非検出確認手段と、
    移載方向の一方に前記一対の荷はみセンサの一方が検出するまで、前記アームを移動させる一方移動手段と、
    前記アームを前記一対の荷はみセンサの一方が検出した時の前記アーム移動量検出センサの値を記憶する一方位置記憶手段と、
    移載方向の他方に前記一対の荷はみセンサの他方が検出するまで、前記アームを移動させる他方移動手段と、
    前記アームを前記一対の荷はみセンサの他方が検出した時の前記アーム移動量検出センサの値と前記一方位置記憶手段に記憶された前記アーム移動量検出センサの値とから検出位置間移動量を把握する移動量把握手段と、
    前記一対のサイドアームを前記検出位置間移動量の半分の量だけ前記一方へ移動させる半分移動量移動手段と、
    半分移動した時の前記アーム移動量検出センサの値を中心位置として記憶する中心位置記憶手段とを有する、
    搬送車。
  2. 前記アームは、一対のサイドアームであり、サイドアーム本体と、前記サイドアーム本体の移載方向両端に回動可能に設けられたフックとを有するリアフック式サイドアームであり、
    前記荷はみセンサは、前記一対のサイドアームのうちフックより下方にある部分を検出する位置に設けられている、請求項1に記載の搬送車。
  3. 前記コントローラは、前記荷はみセンサの検出結果に基づいて、前記アームが進出している方向を判断するアーム進出方向検出手段をさらに有している、請求項1又は2に記載の搬送車。
  4. 前記コントローラは、前記荷はみセンサが物体を検出したときに、前記荷物がはみ出しているのか又は前記アームが進出しているかを判断する物体判断手段をさらに有している、請求項1~3のいずれかに記載の搬送車。
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