JP2021170763A - 電話装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アナログ電話回線が廃止されても、ユーザーが使用するアナログ固定電話から、代替手段として負担感なく乗り換えることができる電話装置を提供する。【解決手段】データSIMを利用して音声データ通信を行う電話装置であって、音声通話用通信網を除く携帯データ通信網に対し、発呼側識別情報として当該電話装置を識別する第1電話番号を含み、かつ、着呼側識別情報として通話希望先である第2電話装置を識別する第2電話番号を含む、当該電話装置から第2電話装置に対する第1通話要求を、SIPサーバー宛に送信する手段と、SIPサーバーから通知され、発呼側識別情報として第2電話番号を含む第2電話装置から当該電話装置に対する第2通話要求を、携帯データ通信網から取得する手段と、第1通話要求又は第2通話要求に基づいて、携帯データ通信網を通じて、第2電話装置と音声通話を行う手段と、を有する。【選択図】図4

Description

携帯データ通信網を利用する電話装置の技術に関する。
近年、固定電話の契約者数が大きく減少する一方、携帯電話・IP電話の契約者数が増加傾向にある中、間もなくアナログ電話回線であるPSTN(General Switched Telephone Networks、公衆交換電話網)が廃止される予定である。
そのような状況下、固定電話の加入者数は、2017年度末時点で約2000万契約もあり(情報通信白書 平成30年度版、総務省)、若年層が携帯電話のみ契約する傾向にあることを考えると、固定電話の契約主体の多くは、高年齢層であることが予想される。
ところで近年、スマートフォン・タブレット型コンピューターなど携帯情報端末が普及し、「いつでも・どこでも・何でも・誰でも」がコンピューターネットワークに接続することができる。それによって、人と人とのコミュニケーションが場所を問わず行うことができ、とても便利な社会が形成されつつある。
そのような背景下、インターネットを利用した音声通話の技術であるVoIP(Voice over Internet Protocol)と呼ばれる仕組みが活用され、通話料金などユーザーのコストを下げることに寄与している。
そのVoIPに関する研究開発も盛んに行われており、例えば、特許文献1では、通信端末がより安定して音声通信を行うことを意図する技術が提案されている。
特開2016−213713号公報
しかしながら、上記従来技術において、アナログ固定電話を利用する高齢者が、その廃止後、携帯情報端末上でIP電話アプリケーションを使用したり、インターネット回線を引き込み、通信機器の初期設定を行ったりすることは負担感が非常に大きいという問題点があった。
従って、本発明においては、上記の問題点に鑑み、アナログ電話回線が廃止されても、ユーザーが使用するアナログ固定電話から、代替手段として負担感なく乗り換えることができる電話装置を提供することを目的とする。
開示する電話装置の一形態は、音声通話用通信網を利用できないSIM(Subscriber Identity Module)を利用して音声データ通信を行う、持ち運ばず固定的に設置して使用する電話装置であって、前記音声通話用通信網を除く携帯データ通信網との音声データ通信を行う電話装置本体と、該電話装置本体に接続され、マイク及びスピーカーを備える受話器と、前記携帯データ通信網に対し、発呼側識別情報として当該電話装置を識別する第1電話番号を含み、かつ、着呼側識別情報として通話希望先である第2電話装置を識別する第2電話番号を含む、当該電話装置から前記第2電話装置に対する第1通話要求を、SIP(Session Initiation Protocol)サーバー宛に送信する通話要求送信手段と、前記SIPサーバーから通知され、発呼側識別情報として前記第2電話番号を含む前記第2電話装置から当該電話装置に対する第2通話要求を、前記携帯データ通信網から取得する通話要求取得手段と、前記第1通話要求又は前記第2通話要求に基づいて、前記携帯データ通信網を通じて、前記第2電話装置と音声通話を行う音声通話手段と、を有することを特徴とする。
開示する電話装置は、アナログ電話回線が廃止されても、ユーザーが使用するアナログ固定電話から、代替手段として負担感なく乗り換えることができる。
本実施の形態に係る電話装置の概要を説明する図である。 本実施の形態に係る電話装置の平面概要図である。 本実施の形態に係る電話装置の底面概要図である。 本実施の形態に係る電話装置の機能ブロック図である。 本実施の形態に係る電話装置のハードウエア構成例を示す図である。 本実施の形態に係る電話装置による架電時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る電話装置による着電時処理の流れを示すフローチャートである。 本実施の形態に係る電話装置による通話時処理の流れを示すフローチャートである。
図面を参照しながら、本発明を実施するための形態について説明する。
(本実施の形態に係る電話装置の動作原理)
図1乃至4を用いて、本実施の形態に係る電話装置(以下、単に「本装置」という。)100の動作原理について説明する。図1は、本装置100と周辺装置との関係を示す図であり、図2及び3は、本装置100の外観概要を示す図であり、図4は、本装置100の機能ブロック図である。
図1で示すように、本装置100は、携帯データ通信網230を介して、SIP(Session Initiation Protocol)サーバー340、SIPゲートウェイ350、第2電話装置210と接続される。携帯データ通信網230は、通信キャリアが提供する通信網であって、音声通話用通信網220とは異なる、データ通信専用の通信網である。
SIPサーバー340は、一般的な機能を備えるSIPサーバーであり、電話番号などの利用者の識別情報とIP(Internet Protocol)アドレスなどのネットワーク上の所在情報360とを対応付けるデータを管理し、発信者と通話先の間で発呼情報の仲介(呼制御)を行なう。なお、IP電話端末100は、ネットワークに接続されると自らの電話番号300とIPアドレス360をSIPサーバー340へ知らせる。発呼側端末100は、SIPサーバー340へ、通話希望先210のアドレスを訪ね、発信通知を送る。そして、SIPサーバー340は、通話希望先210に発信通知を転送し、通話希望先210により許諾されると、発呼側端末100と通話希望先210とが通信を開始する。発呼側端末100と通話希望先210との接続確立後の通信にSIPサーバー340は関与せず、端末同士がサーバーやクライアントなどの役割の区別なく対等な立場で、相互にデータを送受信する。
SIPゲートウェイ350は、本装置100とアナログ電話網との中継・変換を行う通信装置である。アナログ電話機210からの接続・通信をIP電話網へ取り次ぐもの、IP電話機100からの接続・通信をアナログ電話網へ取り次ぐものが有る。
本装置100は、音声通話用通信網220を利用できないSIM(Subscriber Identity Module)250を備え、音声通話用通信網220を利用せず、データ通信専用の携帯データ通信網230を介して、第2電話装置210と音声通話を行う。なお、本装置100が直接、音声通話用通信網220を利用しないという趣旨であって、第2電話装置210による音声通話用通信網220の利用は、特に制限されない。本装置100は、携帯データ通信網230のみ使用するSIM250を具備するため、音声通話用通信網220を利用可能な音声対応SIM240に比し、安価に電話サービスを利用できる。
図2で示すように、本装置100は、電話装置本体380、受話器390を有し、電話装置本体380と受話器390は接続される。電話装置本体380は、音声通話用通信網220を除く携帯データ通信網230との音声データ通信270を行い、受話器390は、マイク及びスピーカーを備える。本装置100の主な情報処理は、電話装置本体380において行われるものであり、受話器390は、単なる入出力装置に過ぎないと考えた方が良い場合もある。
図2で示すように、電話装置本体380又は受話器390の何れか一方が、後述する第2電話番号310入力用の0から9までの整数番号ボタンを備える。また、図3で示すように、本装置100は、持ち運ばず、固定的に設置して使用することを意図しているため、電話装置本体380の底面4隅に、滑り止め部材400が配置される。
上記のように、本装置100の外観は、近く廃止されるアナログ回線を使用する固定電話の代替手段としての位置付けであるため、従来あるアナログ固定電話の外観をそのまま受け継ぐものである。
図4で示すように、本装置100は、通話要求生成手段110、通話要求送信手段120、通話要求取得手段130、通話要求報知手段140、音声通話手段150を有する。
通話要求生成手段110は、ユーザー370の操作によって入力された通話相手先である第2電話装置210を識別する第2電話番号310を受け付ける。そして、通話要求生成手段110は、発呼側識別情報280として本装置100を識別する第1電話番号300を含み、かつ、着呼側識別情報290として第2電話番号310を含む、第1通話要求320を生成する。第1通話要求320は、本装置100から第2電話装置210に対する通話要求である。
通話要求送信手段120は、第1通話要求320を変調し、変調後の第1通話要求320を携帯データ通信網(音声通話用通信網220を除く)230に対し、SIPサーバー340宛に送信する。なお、SIPサーバー340は、電話番号などの利用者の識別情報とIPアドレスなどのネットワーク上の所在情報360とを対応付けるデータを管理している。そのため、SIPサーバー340は、受け取った第1通話要求320を、第2電話番号310と対応付けられる所在情報360で指定される先へ転送する。
通話要求取得手段130は、SIPサーバー340から通知され、発呼側識別情報280として第2電話番号310を含む第2通話要求330を、携帯データ通信網230から取得する。第2通話要求330は、第2電話装置210の本装置100に対する通話要求である。
第2通話要求330は、第2電話装置210によって生成され、また、SIPサーバー330は、受け取った第2通話要求330を、着呼側識別情報290として含まれる第1電話番号300と対応付けられる所在情報360で指定される本装置100へ転送する。通話要求取得手段130は、変調された状態の第2通話要求330を携帯データ通信網230から取得するので、第2通話要求330を復調した後、後段の処理を行う。
通話要求報知手段140は、復調後の第2通話要求330に基づいて、ユーザー370に対し、第2電話装置210から通話要求があった旨を報知する。通話要求報知手段140は、音・光・文字その他の手段によって、第2電話装置210から通話要求があった旨を報知する。
音声通話手段150は、第1通話要求320又は第2通話要求330に基づいて、携帯データ通信網230を通じて、第2電話装置210と音声通話を行う。音声通話手段150は、第2電話装置210によって第1通話要求320が許諾された場合、携帯データ通信網230を通じて、第2電話装置210と音声通話を行う。また、音声通話手段150は、本装置100のユーザー370による第2通話要求330を許諾する操作を受け付けた場合、携帯データ通信網230を通じて、第2電話装置210と音声通話を行う。
音声通話手段150は、第1通話要求320又は第2通話要求330の許諾後、本装置100・第2電話装置210間でセッションを形成した後、両者間で直接、音声通話260に関する音声270データの送受信を行う形態としても良い。この形態は、第2電話装置210がIP電話機の場合を想定している。
音声通話手段150は、第1通話要求320又は第2通話要求330の許諾後、SIPゲートウェイ350を介して、本装置100・第2電話装置210間で音声通話260に関する音声270データの送受信を行う形態としても良い。この形態は、第2電話装置210がアナログ電話機の場合を想定している。なお、SIPゲートウェイ350は、本装置100とアナログ電話網との中継・変換を行う通信装置であって、アナログ電話機210からの接続・通信をIP電話網へ取り次ぐ機能、本装置100からの接続・通信をアナログ電話網へ取り次ぐ機能を有する。
本装置100は、上記の動作原理に基づいて、携帯データ通信網230を利用し、ユーザー370に、安価に電話サービスを利用させることができる。
本装置100は、近く廃止されるアナログ回線を使用する固定電話の代替手段としての位置付けであるため、上記のように、従来あるアナログ固定電話のユーザーインターフェースをそのまま受け継ぐものである。つまり、本装置100とアナログ固定電話との違いは、携帯データ通信網230に直接接続されるのか、宅内のモジュラージャックに有線で直接接続されるのかの違いであり、ユーザーインターフェースの観点において両者は同一である。
従って、本装置100は、上記の動作原理に基づいて、アナログ電話回線が廃止されても、ユーザー370が使用するアナログ固定電話から、代替手段として負担感なく乗り換えることができる。
(本実施の形態に係る電話装置のハードウエア構成)
図5を用いて、本装置100のハードウエア構成例について説明する。図5は、本装置100のハードウエア構成の一例を示す図である。図5で示すように、本装置100は、CPU(Central Processing Unit)410、ROM(Read-Only Memory)420、RAM(Random Access Memory)430、補助記憶装置440、通信I/F450、入力装置460、出力装置(表示装置)470、記録媒体I/F480を有する。
CPU410は、ROM420に記憶されたプログラムを実行する装置であり、RAM430に展開(ロード)されたデータを、プログラムの命令に従って演算処理し、本装置100全体を制御する。ROM420は、CPU410が実行するプログラムやデータを記憶している。RAM430は、CPU410でROM420に記憶されたプログラムを実行する際に、実行するプログラムやデータが展開(ロード)され、演算の間、演算データを一時的に保持する。
補助記憶装置440は、基本ソフトウエアであるOS(Operating System)や本実施の形態に係るアプリケーションプログラムなどを、関連するデータとともに記憶する装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどである。
通信I/F450は、有線・無線LAN(Local Area Network)、インターネットなどの通信ネットワークに接続し、通信機能を提供する他装置とデータの授受を行うためのインターフェースである。
入力装置460は、キーボードやタッチパネルなど本装置100にデータ入力を行うための装置である。また、入力装置460は、受話器390のマイク、第2電話番号310入力用の0から9までの整数番号ボタンも含む。出力装置470は、LCD(Liquid Crystal Display)等で構成される装置であり、本装置100が有する機能をユーザーが利用する際や各種設定を行う際のユーザーインターフェースとして機能する装置である。また、出力装置470は、受話器390のスピーカーを含む。
記録媒体I/F480は、CD−ROM、DVD−ROM、USBメモリなどの記録媒体490とデータの送受信を行うためのインターフェースである。
本装置100が有する各手段は、CPU410が、ROM420又は補助記憶装置440に記憶された各手段に対応するプログラムを実行することにより実現される形態としても良い。また、本装置100が有する各手段は、当該各手段に関する処理をハードウエアとして実現される形態としても良い。また、通信I/F450を介して外部サーバー装置から本発明に係るプログラムを読み込ませたり、記録媒体I/F480を介して記録媒体490から本発明に係るプログラムを読み込ませたりして、本装置100に当該プログラムを実行させる形態としても良い。
(本実施の形態に係る電話装置による処理の流れ)
(1)本装置100による架電時処理
図6を用いて、本装置100による架電時処理の一例の流れを説明する。図6は、本装置100による架電時処理の一例の流れ示すフローチャートである。
S10で通話要求生成手段110が、ユーザー370の操作によって入力される第2電話装置210を識別する第2電話番号310を受け付ける。そして、S20で通話要求生成手段110が、発呼側識別情報280として第1電話番号300を含み、かつ、着呼側識別情報290として第2電話番号310を含む、第1通話要求320を生成する。第1通話要求320は、本装置100から第2電話装置210に対する通話要求である。
S30で通話要求送信手段120が、S20において生成される第1通話要求320を変調し、変調後の第1通話要求320を携帯データ通信網(音声通話用通信網220を除く)230に対し、SIPサーバー340宛に送信する。
なお、SIPサーバー340は、電話番号などの利用者の識別情報とIPアドレスなどのネットワーク上の所在情報360とを対応付けるデータを管理している。
S40でSIPサーバー340が、S30において送信される第1通話要求320に着呼側識別情報290として含まれる第2電話番号310と対応付けられる所在情報360で指定される先へ、第1通話要求320を転送する。
S50で第2電話装置210が、S40において転送された第1通話要求320を取得し、第1通話要求320の許諾又は拒否に係る処理を行う。
(2)本装置100による着電時処理
図7を用いて、本装置100による着電時処理の一例の流れを説明する。図7は、本装置100による着電時処理の一例の流れ示すフローチャートである。
S110で第2電話装置210が、発呼側識別情報280として第2電話番号310を含み、かつ、着呼側識別情報290として第1電話番号300を含む第2通話要求330を生成し、SIPサーバー340宛に送信する。第2通話要求330は、第2電話装置210の本装置100に対する通話要求である。
S120でSIPサーバー340が、S110において送信される第2通話要求330に着呼側識別情報290として含まれる第1電話番号300と対応付けられる所在情報360で指定される先へ、第2通話要求330を転送する。
S130で通話要求取得手段130が、SIPサーバー340から通知され、発呼側識別情報280として第2電話番号310を含む第2通話要求330を、携帯データ通信網230から取得する。通話要求取得手段130は、変調された状態の第2通話要求330を携帯データ通信網230から取得するので、第2通話要求330を復調した後、後段の処理を行う。
S140で通話要求報知手段140が、復調後の第2通話要求330に基づいて、ユーザー370に対し、第2電話装置210から通話要求があった旨を報知する。通話要求報知手段140は、音・光・文字その他の手段によって、第2電話装置210から通話要求があった旨を報知する。
(3)本装置100による通話時処理
図8を用いて、本装置100による通話時処理の一例の流れを説明する。図8は、本装置100による通話時処理の一例の流れ示すフローチャートである。
S210で音声通話手段150が、第1通話要求320又は第2通話要求330に基づいて、携帯データ通信網230を通じて、第2電話装置210と音声通話を行う。音声通話手段150は、第2電話装置210によって第1通話要求320が許諾された場合、携帯データ通信網230を通じて、第2電話装置210と音声通話を行う。また、音声通話手段150は、本装置100のユーザー370による第2通話要求330を許諾する操作を受け付けた場合、携帯データ通信網230を通じて、第2電話装置210と音声通話を行う。
音声通話手段150は、第1通話要求320又は第2通話要求330の許諾後、本装置100・第2電話装置210間でセッションを形成した後、両者間で直接、音声通話260に関する音声270データの送受信を行う形態としても良い。この形態は、第2電話装置210がIP電話機の場合を想定している。
音声通話手段150は、第1通話要求320又は第2通話要求330の許諾後、SIPゲートウェイ350を介して、本装置100・第2電話装置210間で音声通話260に関する音声270データの送受信を行う形態としても良い。この形態は、第2電話装置210がアナログ電話機の場合を想定している。
なお、SIPゲートウェイ350は、本装置100とアナログ電話網との中継・変換を行う通信装置であって、アナログ電話機210からの接続・通信をIP電話網へ取り次ぐ機能、本装置100からの接続・通信をアナログ電話網へ取り次ぐ機能を有する。
上記処理によって、本装置100は、携帯データ通信網230を利用し、ユーザー370に、安価に電話サービスを利用させることができる。
本装置100は、近く廃止されるアナログ回線を使用する固定電話の代替手段としての位置付けであるため、上記処理のように、従来あるアナログ固定電話のユーザーインターフェースをそのまま受け継ぐものである。つまり、本装置100とアナログ固定電話との違いは、携帯データ通信網230に直接接続されるのか、宅内のモジュラージャックに有線で直接接続されるのかの違いであり、ユーザーインターフェースの観点では両者は同一である。
従って、本装置100は、上記の処理に基づいて、アナログ電話回線が廃止されても、ユーザー370が使用するアナログ固定電話から、代替手段として負担感なく乗り換えることができる。
以上、本発明の実施の形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲において、種々の変形・変更が可能である。
100 電話装置
110 通話要求生成手段
120 通話要求送信手段
130 通話要求取得手段
140 通話要求報知手段
150 音声通話手段
210 第2電話装置
220 音声通話用通信網
230 携帯データ通信網
240 音声対応SIM
250 データSIM
260 音声通話
270 音声データ
280 発呼側識別情報
290 着呼側識別情報
300 第1電話番号
310 第2電話番号
320 第1通話要求
330 第2通話要求
340 SIPサーバー
350 SIPゲートウェイ
360 ネットワーク上の所在情報(例えば、IPアドレス)
370 ユーザー
380 電話装置本体
390 受話器
400 滑り止め部材
410 CPU
420 ROM
430 RAM
440 補助記憶装置
450 通信ネットワーク
460 入力装置
470 出力装置
480 記憶媒体I/F
490 記憶媒体

開示する電話装置の一形態は、音声通話用通信網を利用できないSIM(Subscriber Identity Module)を利用して音声データ通信を行う、持ち運ばず固定的に設置して使用する電話装置であって、音声通話用通信網を利用できない、携帯データ通信網のみ使用するSIMと、前記音声通話用通信網を除く携帯データ通信網との音声データ通信を行う電話装置本体と、該電話装置本体に接続され、マイク及びスピーカーを備える受話器と、前記携帯データ通信網に対し、発呼側識別情報として当該電話装置を識別する第1電話番号を含み、かつ、着呼側識別情報として通話希望先である第2電話装置を識別する第2電話番号を含む、当該電話装置から前記第2電話装置に対する第1通話要求を、SIP(Session Initiation Protocol)サーバー宛に送信する通話要求送信手段と、前記SIPサーバーから通知され、発呼側識別情報として前記第2電話番号を含む前記第2電話装置から当該電話装置に対する第2通話要求を、前記携帯データ通信網から取得する通話要求取得手段と、前記第1通話要求又は前記第2通話要求に基づいて、前記携帯データ通信網を通じて、前記第2電話装置と音声通話を行う音声通話手段と、を有し、音声通話用通信網を利用可能なSIMを具備しないことを特徴とする。

Claims (19)

  1. 音声通話用通信網を利用できないSIM(Subscriber Identity Module)を利用して音声データ通信を行う、持ち運ばず固定的に設置して使用する電話装置であって、
    前記音声通話用通信網を除く携帯データ通信網との音声データ通信を行う電話装置本体と、該電話装置本体に接続され、マイク及びスピーカーを備える受話器と、
    記携帯データ通信網に対し、発呼側識別情報として当該電話装置を識別する第1電話番号を含み、かつ、着呼側識別情報として通話希望先である第2電話装置を識別する第2電話番号を含む、当該電話装置から前記第2電話装置に対する第1通話要求を、SIP(Session Initiation Protocol)サーバー宛に送信する通話要求送信手段と、
    前記SIPサーバーから通知され、発呼側識別情報として前記第2電話番号を含む前記第2電話装置から当該電話装置に対する第2通話要求を、前記携帯データ通信網から取得する通話要求取得手段と、
    前記第1通話要求又は前記第2通話要求に基づいて、前記携帯データ通信網を通じて、前記第2電話装置と音声通話を行う音声通話手段と、を有することを特徴とする電話装置。
  2. 前記電話装置本体の底面4隅に、滑り止め部材が配置されることを特徴とする請求項1に記載の電話装置。
  3. 前記電話装置本体又は前記受話器の何れか一方が、前記第2電話番号入力用の0から9までの整数番号ボタンを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の電話装置。
  4. 前記SIPサーバーが、着呼側識別情報としての前記第2電話番号に対応するネットワーク上の所在情報(IP(Internet Protocol)アドレスを含む)に基づいて、前記第1通話要求を前記第2電話装置へ転送し、前記第2電話装置から送信される前記第2通話要求に含まれる着呼側識別情報としての前記第1電話番号に対応するネットワーク上の所在情報(IPアドレスを含む)に基づいて、前記第2通話要求を当該電話装置へ転送することを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載の電話装置。
  5. 前記音声通話手段が、前記第1通話要求又は前記第2通話要求に基づくセッション形成後、当該電話装置・前記第2電話装置間で、直接、音声通話に関する音声データの送受信を行うことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載の電話装置。
  6. 前記音声通話手段が、SIPゲートウェイを介して、当該電話装置・前記第2電話装置間で、音声通話に関する音声データの送受信を行うことを特徴とする請求項1乃至5の何れか一に記載の電話装置。
  7. 前記SIPゲートウェイが、前記携帯データ通信網を介して当該電話装置から送信される前記音声データを前記第2電話装置へ転送し、前記第2電話装置から送信される前記音声データを、前記携帯データ通信網を介して当該電話装置へ転送することを特徴とする請求項6に記載の電話装置。
  8. 前記通話要求送信手段が、前記第1通話要求を変調後、前記携帯データ通信網へ送信し、
    前記通話要求取得手段が、前記第2通話要求を復調することを特徴とする請求項1乃至7の何れか一に記載の電話装置。
  9. 前記第2通話要求に基づいて、前記第2電話装置から通話要求があった旨を報知する通話要求報知手段を有することを特徴とする請求項1乃至8の何れか一に記載の電話装置。
  10. 音声通話用通信網を利用できないSIM(Subscriber Identity Module)を利用して音声データ通信を行う、持ち運ばず固定的に設置して使用する電話装置であって、前記音声通話用通信網を除く携帯データ通信網との音声データ通信を行う電話装置本体と、該電話装置本体に接続され、マイク及びスピーカーを備える受話器と、を有する電話装置において行われる電話方法であって、
    通話要求送信手段が、前記携帯データ通信網に対し、発呼側識別情報として当該電話装置を識別する第1電話番号を含み、かつ、着呼側識別情報として通話希望先である第2電話装置を識別する第2電話番号を含む、当該電話装置から前記第2電話装置に対する第1通話要求を、SIP(Session Initiation Protocol)サーバー宛に送信するステップと、
    通話要求取得手段が、前記SIPサーバーから通知され、発呼側識別情報として前記第2電話番号を含む前記第2電話装置から当該電話装置に対する第2通話要求を、前記携帯データ通信網から取得するステップと、
    音声通話手段が、前記第1通話要求又は前記第2通話要求に基づいて、前記携帯データ通信網を通じて、前記第2電話装置と音声通話を行うステップと、を含む電話方法。
  11. 前記電話装置本体の底面4隅に、滑り止め部材が配置されることを特徴とする請求項10に記載の電話方法。
  12. 前記電話装置本体又は前記受話器の何れか一方が、前記第2電話番号入力用の0から9までの整数番号ボタンを備えることを特徴とする請求項10又は11に記載の電話方法。
  13. 前記SIPサーバーが、着呼側識別情報としての前記第2電話番号に対応するネットワーク上の所在情報(IP(Internet Protocol)アドレスを含む)に基づいて、前記第1通話要求を前記第2電話装置へ転送し、前記第2電話装置から送信される前記第2通話要求に含まれる着呼側識別情報としての前記第1電話番号に対応するネットワーク上の所在情報(IPアドレスを含む)に基づいて、前記第2通話要求を当該電話装置へ転送することを特徴とする請求項10乃至12の何れか一に記載の電話方法。
  14. 前記音声通話手段が、前記第1通話要求又は前記第2通話要求に基づくセッション形成後、当該電話装置・前記第2電話装置間で、直接、音声通話に関する音声データの送受信を行うことを特徴とする請求項10乃至13の何れか一に記載の電話方法。
  15. 前記音声通話手段が、SIPゲートウェイを介して、当該電話装置・前記第2電話装置間で、音声通話に関する音声データの送受信を行うことを特徴とする請求項10乃至14の何れか一に記載の電話方法。
  16. 前記SIPゲートウェイが、前記携帯データ通信網を介して当該電話装置から送信される前記音声データを前記第2電話装置へ転送し、前記第2電話装置から送信される前記音声データを、前記携帯データ通信網を介して当該電話装置へ転送することを特徴とする請求項15に記載の電話方法。
  17. 前記通話要求送信手段が、前記第1通話要求を変調後、前記携帯データ通信網へ送信し、
    前記通話要求取得手段が、前記第2通話要求を復調することを特徴とする請求項10乃至16の何れか一に記載の電話方法。
  18. 通話要求報知手段が、前記第2通話要求に基づいて、前記第2電話装置から通話要求があった旨を報知するステップを含む請求項10乃至17の何れか一に記載の電話方法。
  19. コンピューターに、請求項10乃至18の何れか一に記載の方法を実行させるための電話プログラム。
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