JP6891771B2 - 電話システムおよび電話制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電話網からの着信要求に応じて内線端末を呼出中に、発側端末から指示された新たな内線端末へ着先を切り替える着先切替技術に関する。
一般に、ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムは、電話網に対して配下の内線端末を交換接続するシステムであり、主な機能の1つとして電話取次機能を有している。この電話取次機能とは、電話網からの着信に取次者が一旦応答して、発信者が通話したい通話対象者の内線端末を呼び出して発側端末と接続する機能である。
また、このような電話システムは、電話網からの着信要求に応じて内線端末を呼び出す機能の1つとして、代表着信機能とを備えているものもある。代表着信機能は、任意のグループに属する各内線端末に代表電話番号を割り当てておき、当該代表電話番号を着先とする電話網からの着信要求に応じて、対応するグループに属する各内線端末を一斉に呼び出す機能である(例えば、特許文献1など参照)。
このような電話取次機能は、外出中の発信者が社内の通話対象者を呼び出す際に利用されることが多い。しかし、電話取次機能は、あくまでも電話取次者の経由を前提としているため、通話対象者が離席中や外出中などの事由により、発信者からの着信を通話対象者へ取り次ぐことができない場合も考えられる。このような通話対象者が未応答の場合、電話取次者の負担が増大することになり、電話取次者の職務の妨げになることも多い。
したがって、一般的には、転送機能や留守番録音機能を利用すれば、電話網からの着信に通話対象者が応答できない場合でも、対応することが可能となる。
特開2014−120968号公報
しかしながら、このような転送機能や留守番録音機能を利用する場合には、各通話対象者が、事前に転送先や留守番録音などを予め設定しておく必要があるため、通話対象者にとって負担になるという問題点があった。
本発明はこのような課題を解決するためのものであり、呼出中である着信要求の着先を発信者からの指示に応じて指定された着先に切り替えることができる。着信制御技術を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、本発明にかかる電話システムは、電話網および通信網と接続された電話制御装置と、通信回線を介して前記電話制御装置に接続された複数の内線端末を備え、前記電話制御装置が、前記複数の内線端末を前記電話網に交換接続するとともに、前記通信網を介してデータ通信を行う電話システムであって、前記電話制御装置は、前記内線端末の内線番号ごとに当該内線端末に固有のキーワードを記憶する内線データベースと、前記電話網から通知された着信要求に応じて、当該着信要求で指定された着先と対応する内線端末を呼び出す呼制御部と、前記着信要求に関する呼出中に、前記着信要求の発側端末から送信された、前記着信要求に関する着先切替指示を、前記通信網から受信した場合、前記着先切替指示で指定された切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を前記内線データベースから取得し、前記内線端末への呼出を停止して前記内線番号と対応する新たな内線端末への呼出を開始することにより前記着信要求の着先を切り替える着先切替部とを備えている。
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記着先切替指示が、前記切替先名として、前記発側端末で切替先名を示す利用者音声を音声認識処理して得られたテキストデータを含み、前記着先切替部は、前記着先切替指示に含まれる前記切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を前記内線データベースから取得するようにしたものである。
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記着先切替指示が、前記切替先名として、前記発側端末で切替先名を示す利用者音声を符号化して得られた音声データを含み、前記着先切替部は、前記着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、得られたテキストデータからなる切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を前記内線データベースから取得するようにしたものである。
また、本発明にかかる他の電話システムは、電話網および通信網と接続された電話制御装置と、通信回線を介して前記電話制御装置に接続された複数の内線端末を備え、前記電話制御装置が、前記複数の内線端末を前記電話網に交換接続するとともに、前記通信網を介してデータ通信を行う電話システムであって、発側端末から送信された着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、得られたテキストデータからなる切替先名を生成する音声処理サーバを備え、前記電話制御装置は、前記内線端末の内線番号ごとに当該内線端末に固有のキーワードを記憶する内線データベースと、前記電話網から通知された着信要求に応じて、当該着信要求で指定された着先と対応する内線端末を呼び出す呼制御部と、前記着信要求に関する呼出中に、前記着信要求の発側端末から送信された、前記着信要求に関する着先切替指示で指定された前記切替先名を、前記音声処理サーバから取得して、前記切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を前記内線データベースから取得し、前記内線端末への呼出を停止して前記内線番号と対応する新たな内線端末への呼出を開始することにより前記着信要求の着先を切り替える着先切替部とを備えている。
また、本発明にかかる上記電話システムの一構成例は、前記内線データベースが、前記キーワードとして、前記内線端末を利用する利用者の名前、または、前記内線端末の設置場所と関連する名前、を示すテキストデータを記憶するようにしたものである。
また、本発明にかかる電話制御装置は、前述したいずれかの電話システムで用いられる電話制御装置である。
本発明によれば、発信者が外出中で時間的余裕がない場合、電話制御装置での電話取次を前提として発側端末から電話制御装置に電話した後、発側端末で着先切替操作を行って、例えば通話対象者の名前を音声入力するだけで、着先が通話対象者に切り替えられることになる。したがって、発信者が電話網経由で通話対象者を直接呼び出すことができない場合でも、呼出中の当該着信要求の着先を発信者からの指示に応じて指定された着先に切り替えることが可能となる。
第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。 内線DBの構成例である。 第1の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 第1の実施の形態にかかる電話システムの動作(続き)を示すシーケンス図である。 第2の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 第3の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1の実施の形態にかかる電話システム1について説明する。図1は、第1の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
この電話システム1は、ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムからなり、電話制御装置10、複数の内線端末20、および、1つまたは複数の発側端末30とを備えている。
電話制御装置10は、全体としてビジネスホンシステムの主装置やPBXシステムのPBX装置からなり、通信回線Lを介して収容した複数の内線端末20を電話網NW1や通信網NW2に交換接続する機能を有している。
内線端末20は、ビジネスホンシステムやPBXシステムなどの電話システムで内線電話機として用いられる端末装置である。
発側端末30は、一般的な有線電話端末のほか、スマートホンや携帯電話機などの無線電話端末からなり、利用者操作に応じて、電話網NW1や通信網NW2を介して任意の相手先と音声通話を行うとともに、通信網NW2を介して任意の相手先とデータ通信を行う端末装置である。
電話網NW1は、次世代網(NGN:Next Generation Network)のほか、ISDN(Integrated Services Digital Network)、PSTN(Public Switched Telephone Network)、携帯電話網などの既存の電話網である。
通信網NW2は、インターネットやLANなどの既存のデータ通信網からなり、IP電話網として利用される通信網である。
[電話制御装置]
次に、図1を参照して、本実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。
電話制御装置10は、主な機能部として、網I/F部11、内線I/F部12、スイッチ部13、記憶部14、内線DB15、呼制御部16、および着先切替部17を備えている。これら機能部のうち、呼制御部16および着先切替部17は、CPUと記憶部14のプログラム(図示せず)とが協働することにより実現されている。
網I/F部11は、電話網NW1との間で呼制御メッセージ(呼制御信号)や音声データ(音声信号)をやり取りする機能と、通信網NW2との間で呼制御メッセージ(呼制御信号)や音声データ(音声信号)、さらには各種データをやり取りする機能とを有している。
内線I/F部12は、通信回線Lを介して内線端末20との間で、制御メッセージや音声データをやり取りする機能を有している。
スイッチ部13は、呼制御部16からの指示に応じて、網I/F部11の通話路と内線I/F部12の通話路とを交換接続する機能を有している。
記憶部14は、ハードディスクや半導体メモリなどの記憶装置からなり、電話制御装置10における各種処理に用いる制御データやプログラムを記憶する機能を有している。
内線DB15は、内線端末20に固有の内線電話番号と当該内線端末20を利用する利用者の名前や配置場所と関連する名前とが対応付けて登録されているデータベースである。図2は、内線DBの構成例である。ここでは、内線端末20の内線電話番号ごとに、内線端末20を利用する利用者の名前、内線端末20が設置されている場所や部署の名前などの内線情報が登録されている。
呼制御部16は、電話網NW1や通信網NW2に対して内線端末20を交換接続するための一般的な呼制御を行う機能を有している。具体的には、電話網NW1や通信網NW2からの着信要求に応じて対応する内線端末20を呼び出す着信機能、呼出中の内線端末20での応答操作に応じて、スイッチ部13を制御して当該内線端末20と電話網NW1や通信網NW2との通話路を接続することにより音声通話を実現する機能、内線端末20での発信操作に応じて電話網NW1や通信網NW2に対する指定相手先への発信を行う機能などがある。
着先切替部17は、電話網NW1からの着信要求に応じて対応する内線端末20を呼出中に、当該着信要求の発側端末30から送信された、当該着信要求に関する着先切替指示を、通信網NW2から受信した場合、当該着先切替指示で指定された切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得する機能と、当該着信要求に応じた内線端末20への呼出を停止して、当該内線番号と対応する新たな内線端末20への呼出を開始することにより着信要求の着先を切り替える機能とを有している。
[発側端末]
発側端末30は、主な機能部として、電話処理部31と着先切替指示部32とを備えている。これら機能部は、CPUとソフトウェアとが協働することにより実現されている。なお、電話処理部31は、発側端末30に搭載されている標準機能であり、着先切替指示部32は、携帯アプリなどの追加ソフトウェアで実現すればよい。
電話処理部31は、利用者の発信操作に応じて電話網NW1や通信網NW2を介して、電話制御装置10などの任意の相手先へ発信する機能と、これに応じた電話網NW1や通信網NW2からの応答に応じて相手先との間で音声通話を開始する機能とを有している。
着先切替指示部32は、電話処理部31により電話制御装置10を呼出中に、利用者操作に応じて通信網NW2を介して、電話制御装置10へ呼出中の着信要求に関する着先切替指示を送信する機能を有している。
本実施の形態において、着先切替指示部32は、利用者により音声入力された着信切替先となる通話対象の名前を音声認識処理するための音声認識処理部を備えており、得られた認識結果、すなわち通話対象の名前を示すテキストデータ(仮名)が、着先として着信切替指示で用いられる。
[第1の実施の形態の動作]
次に、図3および図4を参照して、本実施の形態にかかる電話システム1の動作について説明する。図3は、第1の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。図4は、第1の実施の形態にかかる電話システムの動作(続き)を示すシーケンス図である。
ここでは、電話制御装置10に内線端末20として3つの内線端末20A,20B,20Cが接続されており、発側端末30からの着信要求に応じて内線端末20A,20Bを呼び出した後、発側端末30からの着先切替指示に応じて、呼出中である着信要求の着先を内線端末20Cに切り替える場合を例として説明する。また、着先切替指示は、通信網NW2上に構成されたIP電話網で用いられる呼制御メッセージを利用して、発側端末30から電話制御装置10へ通知する場合を例として説明する。
[着信動作]
まず、図3を参照して、着信動作(ステップ100)について説明する。
発側端末30で利用者により電話制御装置10への発信操作が行われた場合(ステップ101)、電話制御装置10の電話番号を着先とする発信要求が電話網NW1へ送信され(ステップ102)、電話網NW1から電話制御装置10に対して着信要求が送信される(ステップ103)。また、電話網NW1から発側端末30に呼出中が返送され(ステップ104)、発側端末30で呼出音(RBT:Ringing Back Tone)が出力される。
電話制御装置10の呼制御部16は、電話網NW1から網I/F部11を介して着信要求を受信した場合、当該着信要求で着先として指定された電話番号に対応する内線端末20A,20Bへ、内線I/F部12から通信回線Lを介して呼出メッセージを送信する(ステップ105)。
内線端末20A,20Bは、電話制御装置10からの呼出メッセージを受信し、着信表示を行う(ステップ106)。
[着先切替指示動作]
次に、図3を参照して、着先切替指示動作(ステップ110)について説明する。
着信動作(ステップ100)で電話網NW1から呼出中を受信した後(ステップ104)、発側端末30で利用者が着先切替操作を行って(ステップ111)、新たな着先となる切替先名を音声入力した場合、着先切替指示部32は、入力された利用者音声を音声認識処理し(ステップ112)、認識結果として得られたテキストデータを切替先名として特定する(ステップ113)。
続いて、発側端末30は、電話制御装置10の電話番号を着先とするとともに、特定した切替先名を含む発信要求(着先切替指示)を、通信網NW2へ送信する(ステップ114)。着先切替指示は、通信網NW2上に構成されたIP電話網で用いられる呼制御メッセージを利用して、発側端末30から電話制御装置10へ通知してもよい。
具体的には、SIP(Session Initiation Protocol)のINVITEメッセージを利用する場合、INVITEメッセージのうち、項目「FROM:」で発側端末30の発側IDを示す電話番号やURI(Uniform Resource Identifier)を指定し、SDP(Session Description Protocol)のメディアオプションで「m=data」を指定し、付加情報「data」としてテキストデータからなる切替先名、例えば「サクサタロウ」を付加すればよい。
通信網NW2は、発側端末30からの発信要求に応じて、電話制御装置10に対して着信要求(着先切替指示)を送信する(ステップ115)。
電話制御装置10の着先切替部17は、通信網NW2からの着信要求を網I/F部11を介して受信した場合、当該着信要求(着先切替指示)の発側IDと一致する呼出中の着信が存在しているか確認し、存在している場合には、当該着信要求(着先切替指示)で指示された切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得することにより、新たな着先すなわち着信切替先を確認する(ステップ116)。
例えば、内線DB15が図2に示した登録内容であって、切替先名が「サクサタロウ」であった場合、呼出中の着信要求に関する新たな着先すなわち着信切替先として、利用者「サクサ太郎」が利用する内線端末20の内線番号「1001」が特定される。
また、切替先名が「ダイイチカイギシツ」であった場合、着信切替先として設置場所が「第1会議室」である内線端末20の内線番号「1501」が特定され、切替先名が「ケンキュウカイハツブ」であった場合、着信切替先として設置部署が「研究開発部」である内線端末20の内線番号「2010」が特定される。
これにより、発信者が、切替先名として、内線端末20の利用者名さらには設置場所や設置部署を発声するだけで、着信切替先の内線端末20を指定できる。
この後、着先切替部17は、通信網NW2からの着信要求に対して切断を返送する(ステップ117)。これにより、通信網NW2から発側端末30に切断が通知され(ステップ118)、通信網NW2を介した発側端末30からの発信がキャンセルされることになる。
[着先切替動作]
次に、図4を参照して、着先切替動作(ステップ120)について説明する。
電話制御装置10の着先切替部17は、呼出中の着信要求に関する新たな着先すなわち着信切替先を確認した場合(ステップ116)、元の着信要求で着先として指定された電話番号に対応する内線端末20A,20Bへ、呼出中止メッセージを送信するとともに(ステップ121)、着信切替先に対応する内線端末20Cへ呼出メッセージを送信する(ステップ122)。
これにより、内線端末20A,20Bは、電話制御装置10からの呼出中止メッセージを受信し、着信表示を停止する(ステップ123)。
また、内線端末20Cは、電話制御装置10からの呼出メッセージを受信し、着信表示を開始する(ステップ124)。
[通話開始動作]
次に、図4を参照して、通話開始動作(ステップ130)について説明する。
内線端末20Cでの応答操作に応じて(ステップ131)、内線端末20Cから通信回線Lを介して電話制御装置10へ応答メッセージが送信される(ステップ132)。
電話制御装置10の呼制御部16は、内線I/F部12を介して内線端末20Cから応答メッセージを受信した場合、電話網NW1へ応答を送信する(ステップ133)。
これにより、電話網NW1から発側端末30へ応答が通知され(ステップ134)、電話網NW1を介して発側端末30の通話路と、内線端末20Cの通話路とが、呼制御部16の制御に応じてスイッチ部13で交換接続されて、発側端末30と内線端末20との間で通話が開始される(ステップ135)。
[第1の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、内線DB15で、内線端末20の内線番号ごとに当該内線端末20に固有のキーワードを記憶しておき、呼制御部16が、電話網NW1から通知された着信要求に応じて、当該着信要求で指定された着先と対応する内線端末20を呼び出し、着先切替部17が、当該着信要求に関する呼出中に、当該着信要求の発側端末30から送信された、当該着信要求に関する着先切替指示を、通信網NW2から受信した場合、当該着先切替指示で指定された切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得し、当該着信要求に応じた内線端末20への呼出を停止して、当該内線番号と対応する新たな内線端末20への呼出を開始することにより当該着信要求の着先を切り替えるようにしたものである。
これにより、発信者が外出中で時間的余裕がない場合、電話制御装置10での電話取次を前提として発側端末30から電話制御装置10に電話した後、発側端末30で着先切替操作を行って、例えば通話対象者の名前を音声入力するだけで、着先が通話対象者に切り替えられることになる。したがって、発信者が電話網NW1経由で通話対象者を直接呼び出すことができない場合でも、呼出中の当該着信要求の着先を発信者からの指示に応じて指定された着先に切り替えることが可能となる。
また、本実施の形態において、内線DB15において、キーワードとして、内線端末20を利用する利用者名、または、内線端末20の設置場所の場所名を示すテキストデータを記憶するようにしてもよい。
これにより、着先を切り替える場合、通話対象の名前を音声入力するという極めて簡素な作業で、切替先を指定することができる。
また、本実施の形態において、着先切替指示が、切替先名として、発側端末30で切替先名を示す利用者音声を音声認識処理して得られたテキストデータを含み、着先切替部17が、着先切替指示に含まれるテキストデータからなる切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得するようにしてもよい。
これにより、利用者音声が発側端末30の音声認識機能でテキストデータに変換されるため、電話制御装置10の処理負担を最小限に抑えることが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。
第1の実施の形態では、切替先を示す利用者音声を発側端末30で音声認識処理する場合を例として説明した。本実施の形態では、この音声認識処理を電話制御装置10で行う場合について説明する。
本実施の形態において、着先切替部17は、着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、得られたテキストデータからなる切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得する機能を有している。
本実施の形態にかかる電話システム1および電話制御装置10のその他構成については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
[第2の実施の形態の動作]
次に、図5を参照して、本実施の形態にかかる電話システム1での着先切替指示動作(ステップ200)について説明する。図5は、第2の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。なお、このほかの着信動作(ステップ100)、着先切替動作(ステップ120)、および通話開始動作(ステップ130)については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
ここでは、電話制御装置10に内線端末20として3つの内線端末20A,20B,20Cが接続されており、発側端末30からの当該着信要求に応じて内線端末20A,20Bを呼び出した後、発側端末30からの着先切替指示に応じて、呼出中着信要求の着先を内線端末20Cに切り替える場合を例として説明する。また、着先切替指示は、通信網NW2を介したデータ通信により、発側端末30から電話制御装置10へ通知する場合を例として説明する。
着信動作(ステップ100)で電話網NW1から呼出中を受信した後(ステップ104)、発側端末30で利用者が着先切替操作を行って(ステップ201)、新たな着先となる切替先名を音声入力した場合、着先切替指示部32は、入力された利用者音声を符号化し(ステップ202)、得られた音声データ、例えばWAV形式ファイルに、発側端末30の発側IDを示す電話番号やURIを付加した着先切替指示を、通信網NW2を介して電話制御装置10へ送信する(ステップ203)。
電話制御装置10の着先切替部17は、通信網NW2からの着先切替指示を網I/F部11を介して受信した場合、当該着先切替指示の発側IDと一致する呼出中着信要求が存在しているか確認し、存在している場合には、当該着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、認識結果として得られたテキストデータを切替先名として特定する(ステップ204)。
続いて、着先切替部17は、得られた切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得することにより、新たな着先すなわち着信切替先を確認する(ステップ205)。
この後、着先切替部17は、前述した図4の着先切替動作(ステップ120)以降を実行する。
[第2の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、着先切替指示が、切替先名として、発側端末30で切替先名を示す利用者音声を符号化して得られた音声データを含み、着先切替部17が、着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、得られたテキストデータからなる切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得するようにしたものである。
これにより、利用者音声が電話制御装置10の音声認識機能でテキストデータに変換されるため、発側端末30の処理負担を最小限に抑えることが可能となるとともに、音声認識機能を搭載していない電話端末が発側端末30であっても、同様にして着先切替動作を行うことが可能となる。
[第3の実施の形態]
次に、図6を参照して、本発明の第3の実施の形態にかかる電話制御装置10について説明する。図6は、第3の実施の形態にかかる電話システムの構成を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、切替先を示す利用者音声を発側端末30で音声認識処理する場合を例として説明した。本実施の形態では、この音声認識処理を通信網NW2に接続されている音声処理サーバ40で行う場合について説明する。
本実施の形態において、着先切替部17は、着先切替指示に含まれるテキストデータからなる切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得する機能を有している。
音声処理サーバ40は、通信網NW2に接続された一般的なクラウドサーバであり、発側端末30から送信された着先切替指示に含まれている音声データを音声認識処理し、得られたテキストデータからなる切替先名を含む着先切替指示を電話制御装置10へ転送する機能を有している。
[第3の実施の形態の動作]
次に、図7を参照して、本実施の形態にかかる電話システム1での着先切替指示動作(ステップ300)について説明する。図7は、第3の実施の形態にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。なお、このほかの着信動作(ステップ100)、着先切替動作(ステップ120)、および通話開始動作(ステップ130)については、第1の実施の形態と同様であり、ここでの説明は省略する。
ここでは、電話制御装置10に内線端末20として3つの内線端末20A,20B,20Cが接続されており、発側端末30からの着信要求に応じて内線端末20A,20Bを呼び出した後、発側端末30からの着先切替指示に応じて、呼出中着信要求の着先を内線端末20Cに切り替える場合を例として説明する。また、着先切替指示は、通信網NW2を介したデータ通信により、発側端末30から音声処理サーバ40を介して電話制御装置10へ通知する場合を例として説明する。
着信動作(ステップ100)で電話網NW1から呼出中を受信した後(ステップ104)、発側端末30で利用者が着先切替操作を行って(ステップ301)、新たな着先となる切替先名を音声入力した場合、着先切替指示部32は、入力された利用者音声を符号化し(ステップ302)、得られた音声データ、例えばWAV形式ファイルに、発側端末30の発側IDを示す電話番号やURIを付加した着先切替指示を、通信網NW2を介して音声処理サーバ40へ送信する(ステップ303)。
音声処理サーバ40は、発側端末30から受信した着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、認識結果として得られたテキストデータを切替先名として特定し(ステップ304)、受信した着先切替指示に当該切替先名を付加して電話制御装置10へ転送する(ステップ305)。この際、着先切替指示に含まれる音声データを削除して転送してもよい。
電話制御装置10の着先切替部17は、通信網NW2からの着先切替指示を網I/F部11を介して受信した場合、当該着先切替指示の発側IDと一致する呼出中の着信要求が存在しているか確認し、存在している場合には、当該着先切替指示に含まれる切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得することにより、新たな着先すなわち着信切替先を確認する(ステップ306)。
この後、着先切替部17は、前述した図4の着先切替動作(ステップ120)以降を実行する。
[第3の実施の形態の効果]
このように、本実施の形態は、発側端末30から送信された着信要求に関する着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、得られたテキストデータからなる切替先名を生成する音声処理サーバ40を備え、着先切替部17が、着信要求に応じた呼出中に、発側端末30からの着先切替指示で指定された切替先名を音声処理サーバ40から取得して、切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を内線DB15から取得し、呼出中である内線端末20への呼出を停止して、当該内線番号と対応する新たな内線端末20への呼出を開始することにより着信要求の着先を切り替えるようにしたものである。
これにより、利用者音声が音声処理サーバ40の音声認識機能でテキストデータに変換されるため、電話制御装置10および発側端末30の処理負担を最小限に抑えることが可能となるとともに、音声認識機能を搭載していない電話制御装置10や発側端末30であっても、同様にして着先切替動作を行うことが可能となる。
[実施の形態の拡張]
以上、実施形態を参照して本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。本発明の構成や詳細には、本発明のスコープ内で当業者が理解しうる様々な変更をすることができる。また、各実施形態については、矛盾しない範囲で任意に組み合わせて実施することができる。
1…電話システム、10…電話制御装置、11…網I/F部、12…内線I/F部、13…スイッチ部、14…記憶部、15…内線DB、16…呼制御部、17…着先切替部、20…内線端末、30…発側端末、31…電話処理部、32…着先切替指示部、L…通信回線、NW1…電話網、NW2…通信網。

Claims (6)

  1. 電話網および通信網と接続された電話制御装置と、通信回線を介して前記電話制御装置に接続された複数の内線端末を備え、前記電話制御装置が、前記複数の内線端末を前記電話網に交換接続するとともに、前記通信網を介してデータ通信を行う電話システムであって、
    前記電話制御装置は、
    前記内線端末の内線番号ごとに当該内線端末に固有のキーワードを記憶する内線データベースと、
    前記電話網から通知された着信要求に応じて、当該着信要求で指定された着先と対応する内線端末を呼び出す呼制御部と、
    前記着信要求に関する呼出中に、前記着信要求の発側端末から送信された、前記着信要求に関する着先切替指示を、前記通信網から受信した場合、前記着先切替指示で指定された切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を前記内線データベースから取得し、前記内線端末への呼出を停止して前記内線番号と対応する新たな内線端末への呼出を開始することにより前記着信要求の着先を切り替える着先切替部とを備える
    ことを特徴とする電話システム。
  2. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記着先切替指示は、前記切替先名として、前記発側端末で切替先名を示す利用者音声を音声認識処理して得られたテキストデータを含み、
    前記着先切替部は、前記着先切替指示に含まれる前記切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を前記内線データベースから取得する
    ことを特徴とする電話システム。
  3. 請求項1に記載の電話システムにおいて、
    前記着先切替指示は、前記切替先名として、前記発側端末で切替先名を示す利用者音声を符号化して得られた音声データを含み、
    前記着先切替部は、前記着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、得られたテキストデータからなる切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を前記内線データベースから取得する
    ことを特徴とする電話システム。
  4. 電話網および通信網と接続された電話制御装置と、通信回線を介して前記電話制御装置に接続された複数の内線端末を備え、前記電話制御装置が、前記複数の内線端末を前記電話網に交換接続するとともに、前記通信網を介してデータ通信を行う電話システムであって、
    発側端末から送信された着先切替指示に含まれる音声データを音声認識処理し、得られたテキストデータからなる切替先名を生成する音声処理サーバを備え、
    前記電話制御装置は、
    前記内線端末の内線番号ごとに当該内線端末に固有のキーワードを記憶する内線データベースと、
    前記電話網から通知された着信要求に応じて、当該着信要求で指定された着先と対応する内線端末を呼び出す呼制御部と、
    前記着信要求に関する呼出中に、前記着信要求の発側端末から送信された、前記着信要求に関する着先切替指示で指定された前記切替先名を、前記音声処理サーバから取得して、前記切替先名と同じキーワードを持つ内線番号を前記内線データベースから取得し、前記内線端末への呼出を停止して前記内線番号と対応する新たな内線端末への呼出を開始することにより前記着信要求の着先を切り替える着先切替部とを備える
    ことを特徴とする電話システム。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれかに記載の電話システムにおいて、
    前記内線データベースは、前記キーワードとして、前記内線端末を利用する利用者の名前、または、前記内線端末の設置場所と関連する名前、を示すテキストデータを記憶することを特徴とする電話システム。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれかに記載の電話システムで用いられる電話制御装置。
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