JP2021061333A - 樹脂保護部材形成装置、および、保護部材の形成方法 - Google Patents

樹脂保護部材形成装置、および、保護部材の形成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ウェーハに保護部材を形成する際に、液状樹脂の広がりを良好に認識する。【解決手段】ウェーハWの下面Wbによって押し広げられている液状樹脂44を、撮像手段80によって撮像する。この撮像によって得られた画像に基づいて、液状樹脂44の外周縁がウェーハWの外周縁に達したことを確認したときに、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44が押し広げられた、と判断する。すなわち、液状樹脂44の広がりが完了したことを、押し広げられている液状樹脂44の画像を用いて判断する。このため、液状樹脂44の広がりが完了したことを、容易かつ良好に確認することが可能である。【選択図】図6

Description

本発明は、樹脂保護部材形成装置、および、保護部材の形成方法に関する。
特許文献1に開示の保護部材形成装置は、紫外線硬化性の液状樹脂を、ウェーハの一方の面の全面に押し広げたのち硬化させる。これにより、ウェーハの一方の面を保護する保護部材を形成する。
この装置では、ステージの上にフィルムを敷置し、フィルムの上に液状樹脂を滴下する。さらに、ウェーハの他方の面を保持手段で保持し、該保持手段を、ステージに接近する方向に移動させる。そして、保持手段に保持されたウェーハの一方の面によって、フィルム上の液状樹脂を押し広げる。さらに、押し広げられた液状樹脂に、波長350nm〜波長370nmの紫外線を、38mW/cm以上の照射強度で照射する。これにより、液状樹脂が硬化されて、ウェーハの一方の面の全面に、保護部材が形成される。
なお、特許文献4には、押し広げられた液状樹脂内に気泡があるか否かを、硬化後の樹脂を撮像することによって確認する技術が記載されている。
特開2019−087620 特開2012−143723 特開2013−175647 特開2017−224670
上記した保護部材形成装置を用いた保護部材の形成方法では、特許文献2および特許文献3に開示のように、液状樹脂の広がり具合を、液状樹脂にかかる圧力変化に基づいて検知している。そのため、液状樹脂の粘度が大きい場合には、圧力変化を見つけにくくなるため、液状樹脂の広がりが完了したか否かを判断しにくくなる。
したがって、本発明の目的は、ウェーハに保護部材を形成する際に、液状樹脂の広がり具合を良好に認識することにある。
本発明の保護部材形成装置(本保護部材形成装置)は、ウェーハの一方の面の全面に押し広げられた液状樹脂を硬化させることによって保護部材を形成する保護部材形成装置であって、フィルムを保持するためのフィルム保持面を備えた透明ステージと、該透明ステージの該フィルム保持面によって保持された該フィルムの上面中央に、ウェーハの一方の面の全面に行きわたる量の液状樹脂を供給する樹脂供給手段と、該透明ステージの該フィルム保持面に平行なウェーハ保持面を有し、このウェーハ保持面によってウェーハの他方の面を保持するウェーハ保持手段と、該ウェーハ保持手段と該透明ステージとを、相対的に、該透明ステージの該フィルム保持面に垂直な方向に沿って接近させることによって、該フィルム上に供給された該液状樹脂を、ウェーハの一方の面の全面に押し広げる押し広げ手段と、該押し広げられた該液状樹脂に外的刺激を与えることによって、該液状樹脂を硬化させる硬化手段と、該押し広げ手段によって該フィルムの上で押し広げられていく該液状樹脂の外周縁を、該透明ステージの下面側から撮像する撮像手段と、該液状樹脂の外周縁を該撮像手段によって撮像可能なように、該液状樹脂を照らす光源と、該撮像手段によって、該フィルムの上で押し広げられる該液状樹脂の外周縁を撮像し、この撮像によって得られた画像に基づいて、該液状樹脂の外周縁がウェーハの外周縁に達したことを確認したときに、ウェーハの一方の面の全面に該液状樹脂が押し広げられた、と判断する判断手段と、を備え、ウェーハの一方の面の全面に押し広げられた該液状樹脂を、該硬化手段で硬化させることによって、保護部材を形成する。
なお、本保護部材形成装置では、該液状樹脂は、紫外線硬化性樹脂であって、該光源は、該透明ステージの下方に設置され、該フィルム保持面に向かって紫外線を照射するように構成されていてもよい。また、この場合、本保護部材形成装置は、該撮像手段によって該液状樹脂の外周縁を撮像する際には、該光源から、該液状樹脂が硬化しない照射強度で紫外線を照射し、該押し広げられた該液状樹脂を硬化させる際は、該液状樹脂が硬化する照射強度で紫外線を照射するように、該光源の照射強度を制御する制御部をさらに備えてもよい。
また、本保護部材形成装置では、該液状樹脂は、熱硬化性樹脂であってもよく、該ウェーハを保持する該ウェーハ保持手段は、ウェーハに熱を与える熱源を備えてもよい。この場合、ウェーハの一方の面の全面に押し広げられた該液状樹脂を、該熱源により、該ウェーハ保持手段に保持されたウェーハを介して加熱して硬化させることによって保護部材を形成してもよい。
さらに、本保護部材形成装置では、該撮像手段は、該液状樹脂を押し広げている時に該ウェーハの一方の面の全面を撮像可能な撮像範囲を有する広角レンズを備えていてもよい。
本発明にかかる保護部材の形成方法(本形成方法)は、ウェーハの一方の面の全面に樹脂で保護部材を形成する保護部材の形成方法であって、透明な部材で形成された透明ステージのフィルム保持面に敷置かれたフィルムを、このフィルム保持面によって保持するフィルム配置工程と、該フィルムの上に、ウェーハの一方の面の全面に行きわたる量の液状樹脂を供給する液状樹脂供給工程と、該透明ステージの該フィルム保持面にウェーハの一方の面を対面させるように、ウェーハの他方の面をウェーハ保持手段によって保持するウェーハ保持工程と、該ウェーハ保持手段を、該透明ステージの該フィルム保持面に垂直な方向に沿って該透明ステージに接近させることによって、該ウェーハの一方の面で該液状樹脂を押し広げていき、該押し広げられる該液状樹脂の外周縁を、該透明ステージの下面側から撮像手段によって撮像し、該撮像される外周縁が該ウェーハ保持手段に保持されたウェーハの外周縁に達したら、ウェーハの一方の面の全面に該液状樹脂が行きわたったと判断する押し広げ工程と、該ウェーハの一方の面の全面に押し広げられた該液状樹脂を、外的刺激を与えることによって硬化させる硬化工程と、を含む。
本形成方法は、該液状樹脂供給工程において、該フィルムの上に供給された液状樹脂の中心と該透明ステージのフィルム保持面の中心とが一致しているか否かを、該撮像手段によって撮像された該液状樹脂の外周縁の画像から判断するずれ判断工程と、該ずれ判断工程で、液状樹脂の中心と該透明ステージの中心とのずれ量が、予め設定された規定値以上である場合、そのずれの方向の反対方向に、そのずれ量だけずれた位置に、液状樹脂を補充する液状樹脂補充工程と、をさらに含んでいてもよい。
本保護部材形成装置および本形成方法では、撮像手段による撮像によって得られた画像に基づいて、液状樹脂の外周縁がウェーハの外周縁に達したことを確認したときに、ウェーハにおける一方の面の全面に液状樹脂が押し広げられた、と判断する。このように、液状樹脂の広がりが完了したことが、押し広げられている液状樹脂の画像を用いて判断される。このため、液状樹脂の広がり具合、すなわち、液状樹脂の広がりが完了したことを、容易かつ良好に確認することが可能である。
本発明の一実施形態にかかる保護部材形成装置の構成を示す説明図である。 保護部材形成装置の構成を側面側から示す説明図である。 保護部材形成装置によるフィルム配置工程を示す説明図である。 保護部材形成装置による液状樹脂供給工程を示す説明図である。 保護部材形成装置によるウェーハ保持工程を示す説明図である。 保護部材形成装置による押し広げ工程を示す説明図である。 ウェーハの裏面の全面に押し広げられた液状樹脂を示す説明図である。 保護部材形成装置による硬化工程を示す説明図である。 保護部材形成装置による他の形態の液状樹脂供給工程を示す説明図である。 フィルム保持面に供給された液状樹脂の一例を示す説明図である。 フィルム保持面に供給された液状樹脂の他の例を示す説明図である。 保護部材形成装置による液状樹脂補充工程を示す説明図である。 液状樹脂補充工程においてフィルム保持面に補充された液状樹脂を示す説明図である。 他の実施形態にかかる保護部材形成装置による押し広げ工程を示す説明図である。 図14に示した保護部材形成装置による硬化工程を示す説明図である。
図1に示す保護部材形成装置1は、ウェーハWの一方の面の全面に押し広げられた液状樹脂を硬化させることによって保護部材を形成する装置の一例である。ウェーハWは、たとえば、円板状のシリコンのアズスライスウェーハである。
保護部材形成装置1は、筐体100と、筐体100内に配設された装置ベース101と、装置ベース101に立設されたコラム102と、装置ベース101に隣接して配設された支持ベース103と、筐体100の後端側に連結されたカセット収容本体104とを備える。
カセット収容本体104は、上下方向に2段の収容スペース2a,2bを有する。上段の収容スペース2aには、保護部材が形成される前の複数のウェーハWが収容されるカセット3aが配設されている。下段の収容スペース2bには、保護部材が形成された複数のウェーハWが収容されるカセット3bが配設されている。
カセット収容本体104の−Y方向側には、第1支持台6aと、第1支持台6aの下方側に位置する第2支持台6bとが配設されている。第1支持台6aには、ウェーハ検出部7が配設されている。ウェーハ検出部7は、保護部材が形成される前のウェーハWの中心位置および向きを検出する。第2支持台6bには、フィルムカッター8が配設されている。フィルムカッター8は、ウェーハWの外形に沿って、余分なフィルム12を切断する。
カセット収容本体104とウェーハ検出部7およびフィルムカッター8との間には、第1ウェーハ搬送手段4が配設されている。第1ウェーハ搬送手段4は、カセット3a,3bに対するウェーハWの搬出および搬入を行う。すなわち、第1ウェーハ搬送手段4は、保護部材が形成される前のウェーハWを、カセット3aから搬出して、第1支持台6aに搬入することができる。さらに、第1ウェーハ搬送手段4は、保護部材が形成されたウェーハWを、第2支持台6bから搬出して、カセット3bに搬入することができる。
装置ベース101には、ロール部11を有するフィルム供給手段10と、フィルム12の下面を保持する透明ステージ20とが備えられる。ロール部11は、フィルム12がロール状に巻かれることによって形成されている。
図1および図2に示すように、透明ステージ20は、フィルム12を保持するための円形かつ透明のフィルム保持面21と、フィルム保持面21の外周に形成されたリング状の凸部22とを備えている。透明ステージ20、および、透明ステージ20の上面であるフィルム保持面21は、たとえば、石英ガラス等のガラス製である。
フィルム保持面21には、吸引源に接続された複数の吸引孔が形成されている(ともに図示せず)。フィルム保持面21は、自身に載置されたフィルム12を、下方から吸引保持するように構成されている。
透明ステージ20では、フィルム保持面21に保持されたフィルム12の上面に、液状樹脂44が滴下され、凸部22の内側の領域に溜められる。このように、透明ステージ20は、凸部22によって、透明ステージ20の外側に液状樹脂44が飛散することを抑制するように構成されている。
また、図1に示すように、支持ベース103には、フィルム載置手段30が配設されている。フィルム載置手段30は、Y軸方向と交差する方向(X軸方向)に延在するアーム部31と、アーム部31の側面に取り付けられたクランプ部32とを備えている。そして、フィルム載置手段30は、ロール部11に巻かれたフィルム12を、クランプ部32によってクランプして、アーム部31によってY軸方向に引っ張り、透明ステージ20のフィルム保持面21上に載置することができる。
また、図1および図2に示すように、透明ステージ20の近傍には、樹脂供給手段40が備えられる。樹脂供給手段40は、透明ステージ20のフィルム保持面21によって保持されたフィルム12の上面中央に、所定量の液状樹脂44を供給するように構成されている。本実施形態では、所定量の液状樹脂44は、ウェーハWの一方の面の全面に行きわたる量の液状樹脂44である。また、本実施形態では、液状樹脂44は、紫外線硬化性樹脂である。
樹脂供給手段40は、樹脂供給ノズル41、樹脂供給ノズル41に液状樹脂44を送出するディスペンサ42、および、これら樹脂供給ノズル41とディスペンサ42とを接続する接続管43を備える。ディスペンサ42は、図示しない樹脂供給源に接続されている。樹脂供給ノズル41は、透明ステージ20のフィルム保持面21に向けて液状樹脂44を供給する供給口41aを有している。樹脂供給ノズル41は、旋回可能となっており、供給口41aを透明ステージ20の上方側に位置づけることができる。
コラム102の−Y方向側には、図1および図2に示すように、ウェーハWを保持するウェーハ保持手段50、および、ウェーハ保持手段50を移動させる押し広げ手段60が配されている。
ウェーハ保持手段50は、押し広げ手段60に取り付けられた支持構造51、および、支持構造51に取り付けられた保持テーブル52を有している。支持構造51は、保持テーブル52を支持した状態で、押し広げ手段60に取り付けられており、押し広げ手段60によってZ軸方向に移動する。
ウェーハ保持手段50の保持テーブル52は、透明ステージ20のフィルム保持面21に平行なウェーハ保持面52aを有している。保持テーブル52は、このウェーハ保持面52aによって、ウェーハの他方の面である上面Waを保持する。上記の透明ステージ20(フィルム保持面21)は、保持テーブル52のウェーハ保持面52aに対向するように配設されている。
図2に示すように、保持テーブル52では、ウェーハ保持面52aを吸引源58に連通させることにより、ウェーハ保持面52aにより、ウェーハWを吸引保持することができる。
図1および図2に示す押し広げ手段60は、ウェーハ保持手段50と透明ステージ20とを、相対的に、透明ステージ20のフィルム保持面21に垂直なZ軸方向に沿って接近させることによって、フィルム保持面21に保持されているフィルム12上に供給された液状樹脂44を、ウェーハWの一方の面である下面Wbの全面に押し広げる。本実施形態では、押し広げ手段60は、保持テーブル52を、Z軸方向に沿って、透明ステージ20に接近する方向に移動させる。
押し広げ手段60は、Z軸方向に延在するボールネジ61と、ボールネジ61の一端に接続されたモータ62と、ボールネジ61と平行に延在する一対のガイドレール63と、一方の面にウェーハ保持手段50が取り付けられた昇降板64と、を備える。一対のガイドレール63には、昇降板64の他方の面が摺接している。昇降板64の他方の面側には、ナット部65が形成されている。このナット部65には、ボールネジ61が螺合している。
押し広げ手段60では、モータ62によってボールネジ61が回動されることにより、一対のガイドレール63に沿って、昇降板64が、Z軸方向に移動する。これにより、押し広げ手段60は、透明ステージ20のフィルム保持面21に対して略垂直なZ軸方向に沿って、ウェーハ保持手段50を昇降させることができる。
また、図2に示すように、透明ステージ20内には、フィルム保持面21上の液状樹脂44に光を照射する複数の光源90、および、液状樹脂44を撮像するための撮像手段80が配置されている。
撮像手段(カメラ)80は、押し広げ手段60によってフィルム12の上で押し広げられていく液状樹脂44の外周縁を、透明ステージ20におけるフィルム保持面21の下面(裏面)側から撮像する。
なお、撮像手段80は、広角レンズ80aを有している。広角レンズ80aは、押し広げ手段60が液状樹脂を押し広げているときにウェーハWの下面Wbの全面を撮像可能な撮像範囲を有する。
たとえば、透明ステージ20におけるフィルム保持面21の厚みが50mmであり、ウェーハWの直径が300mmであるとする。この場合、透明ステージ20の下面に配置された撮像手段80の広角レンズ80aは、焦点距離50mmでΦ300mm以上の撮像範囲を撮像することの可能な、超広角レンズ(魚眼レンズ)である。
光源90は、液状樹脂44の外周縁を撮像手段80によって撮像可能なように、液状樹脂44を照らすために、透明ステージ20の底面に設けられている。本実施形態では、光源90は、撮像手段80による撮像を可能とする光として、フィルム保持面21の下面に向けて、比較的に弱い強度の紫外線(たとえば、350nm〜380nmの波長を有する光)を照射するように構成されている。
本実施形態では、撮像手段80は、透明ステージ20の底面の中央に設けられている。そして、透明ステージ20の底面において、撮像手段80を囲むように、複数の光源90が配置されている。透明ステージ20の底面は、フィルム保持面21に対面する、透明ステージ20の下面である。
また、光源90は、比較的に強い強度の紫外線を照射することにより、押し広げ手段60によってウェーハWの下面Wbの全面に押し拡げられた液状樹脂44を硬化する。これによって、光源90は、ウェーハWの下面Wbに、保護部材を形成する。このように、光源90は、押し広げられた液状樹脂44に外的刺激を与えることによって、液状樹脂を硬化させる硬化手段としても機能する。
また、図1に示すように、ウェーハ保持手段50とカセット収容本体104との間には、第2ウェーハ搬送手段5が配置されている。第2ウェーハ搬送手段5は、第1支持台6aからウェーハWを搬出して、ウェーハ保持手段50の保持テーブル52に受け渡すことができる。また、第2ウェーハ搬送手段5は、保護部材が形成されたウェーハWを、ウェーハ保持手段50から回収して、第2支持台6bに搬入することができる。
また、保護部材形成装置1には、保護部材形成装置1の各部材を制御する制御手段70が備えられている。また、制御手段70は、判断手段71および制御部73を備えている。以下に、制御手段70、判断手段71および制御部73の機能とともに、保護部材形成装置1による保護部材の形成方法について説明する。
保護部材の形成では、制御手段70は、まず、図1に示すフィルム載置手段30を制御して、フィルム12をクランプしてY軸方向に移動させることにより、フィルム12をロール部11から引き出す。フィルム載置手段30のクランプ部32は、図3に示すように、引き出されたフィルム12を、透明ステージ20のフィルム保持面21に載置する。そして、フィルム12は、図示しない吸引源の作用を受けて、フィルム保持面21によって吸引保持される。
このように、制御手段70は、透明な部材で形成された透明ステージ20のフィルム保持面21に敷置かれたフィルム12を、このフィルム保持面21によって保持する(フィルム配置工程)。
その後、制御手段70は、図2に示すように、樹脂供給手段40の樹脂供給ノズル41を旋回させることにより、樹脂供給ノズル41の供給口41aを、透明ステージ20の上方側に位置づける。続いて、制御手段70は、図1に示したディスペンサ42を制御して、樹脂供給ノズル41に、所定温度に温度管理されている液状樹脂44を送出する。
これにより、図4に示すように、樹脂供給ノズル41の供給口41aから、透明ステージ20に吸引保持されているフィルム12に向けて、ウェーハWの下面Wbの全面に行きわたる量の液状樹脂44が供給(滴下)される(液状樹脂供給工程)。
また、制御手段70は、フィルム配置工程および液状樹脂供給工程と並行して、あるいは、これらの工程の前または後に、図1に示す第1ウェーハ搬送手段4を制御して、カセット3aから、保護部材が形成される前のウェーハWを1枚取り出して、第1支持台6aに搬送する。制御手段70は、ウェーハ検出部7によって、ウェーハWの中心位置および向きを検出する。その後、制御手段70は、第2ウェーハ搬送手段5を用いて、第1支持台6aからウェーハWを搬出して、ウェーハ保持手段50に受け渡す。
ウェーハ保持手段50では、図2および図5に示すように、透明ステージ20のフィルム保持面21にウェーハWの下面Wbを対面させるように、保持テーブル52のウェーハ保持面52aが、ウェーハWの上面Waを吸引保持する(ウェーハ保持工程)。
次いで、制御手段70は、図2に示した押し広げ手段60のモータ62を制御して、ボールネジ61を回動させ、ウェーハ保持手段50を下降させる。すなわち、制御手段70は、透明ステージ20のフィルム保持面21に垂直なZ軸方向に沿って、ウェーハ保持手段50を、透明ステージ20に接近させる。上記のように、この段階では、ウェーハ保持手段50における保持テーブル52のウェーハ保持面52aが、ウェーハWの上面Waを吸引保持している。したがって、ウェーハ保持手段50の下降に伴い、保持テーブル52が下降されて、図6に示すように、吸引保持されたウェーハWの下面Wbが、液状樹脂44に接触する。このようにウェーハ保持手段50が下降することにより、液状樹脂44は、ウェーハWの下面Wbによって下方に押圧され、ウェーハWの径方向に、所定の厚みを有するように押し拡げられる。
この際、制御手段70の判断手段71は、押し広げられる液状樹脂44の外周縁を、透明ステージ20におけるフィルム保持面21の下面側から、撮像手段80を用いて撮像する。この撮像の際、制御手段70の制御部73が、光源90から、液状樹脂44が硬化しないような比較的に弱い照射強度で、撮像に関する照明光としての紫外線を、フィルム保持面21に向けて照射する。
そして、判断手段71が、撮像手段80による撮像によって得られた画像に基づいて、液状樹脂44の外周縁がウェーハWの外周縁に達したか否かを判断する。判断手段71は、図7に示すように、液状樹脂44の外周縁がウェーハWの外周縁に達したこと(たとえば、ウェーハWにおける全ての外周縁に達したこと)を確認したときに、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44が押し広げられた(行きわたった)、と判断する(押し広げ工程)。
ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44が押し広げられた判断された場合、制御手段70は、ウェーハ保持手段50におけるウェーハ保持面52aの吸引源58(図2参照)に対する連通を遮断する。これにより、ウェーハ保持面52aによるウェーハWの吸引保持が解除され、図8に示すように、ウェーハWが、フィルム12を介して、透明ステージ20のフィルム保持面21に載置される。ウェーハWがフィルム保持面21上に載置された後、制御手段70は、押し広げ手段60を制御して、保持テーブル52をZ軸方向に沿って上昇させる。
その後、ウェーハWの下面Wbの全面に押し広げられた液状樹脂44を、外的刺激を与えることによって硬化させる。すなわち、制御部73が、液状樹脂44が硬化するような比較的に強い照射強度で紫外線を照射するように、光源90の照射強度を制御する。その結果、液状樹脂44が硬化して、液状樹脂44からなる所定の厚みの保護部材45が、ウェーハWの下面Wbに形成される(硬化工程)。
保護部材45が形成されたウェーハWは、第2ウェーハ搬送手段5によって、第2支持台6bに搬送される。フィルムカッター8によって、ウェーハWの外形に沿って、余分なフィルム12が切断された後、ウェーハWは、第1ウェーハ搬送手段4により、カセット3bに収容される。
以上のように、本実施形態では、制御手段70の判断手段71が、押し広げ工程において、撮像手段80による撮像によって得られた画像に基づいて、液状樹脂44の外周縁がウェーハWの外周縁に達したことを確認したときに、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44が押し広げられた、と判断する。このように、本実施形態では、液状樹脂44の広がりが完了したことを、押し広げられている液状樹脂44の画像を用いて判断している。このため、液状樹脂44の広がり具合、すなわち、液状樹脂44の広がりが完了したことを、容易かつ良好に確認することが可能である。
なお、保護部材形成装置1では、透明ステージ20のフィルム保持面21に敷置かれたフィルム12、あるいは、このフィルム12に滴下される液状樹脂44が、静電気を帯びることがある。この場合、液状樹脂供給工程において、滴下された液状樹脂44が、静電気のために、フィルム12の中心に留まりにくくなり、フィルム12の外周に向かって流れてゆくことがある。このような場合には、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44を押し広げることが困難となるおそれがある。
そこで、制御手段70は、液状樹脂供給工程において、液状樹脂44の供給位置を調整してもよい。この場合、制御手段70は、液状樹脂供給工程において、図9に示すように、フィルム12の上に供給された液状樹脂44を、透明ステージ20におけるフィルム保持面21の下面側から、撮像手段80を用いて撮像する。この撮像の際、制御手段70の制御部73が、光源90から、液状樹脂44が硬化しない強度で、撮像に関する照明光としての紫外線を照射する。
そして、制御手段70は、フィルム12の上に供給された液状樹脂44の中心と、透明ステージ20のフィルム保持面21の中心とが一致しているか否かを、撮像手段80によって撮像された液状樹脂44の外周縁の画像から判断する(ずれ判断工程)。すなわち、制御手段70は、画像における液状樹脂44の外周縁の位置に基づいて、液状樹脂44の中心と、透明ステージ20のフィルム保持面21の中心とが一致しているか否かを判断する。
たとえば、図10に示すように、液状樹脂44の中心とフィルム保持面21の中心とが略一致している場合、制御手段70は、上述した押し広げ工程に進む。
一方、図11に示すように、液状樹脂44の中心44aが、フィルム保持面21の中心21aから、矢印A1によって示す方向にずれている場合、制御手段70は、液状樹脂44の中心44aとフィルム保持面21の中心21aとのずれ量Bが、予め設定された規定値以上であるか否かを判断する。
ずれ量Bが規定値未満である場合、制御手段70は、上述した押し広げ工程に進む。一方、ずれ量Bが規定値以上である場合、制御手段70は、図12に示すように、樹脂供給ノズル41の供給口41aから、追加の液状樹脂46を補充する。この際、制御手段70は、図13に示すように、ずれ方向(矢印A1)の反対方向(矢印A2)に沿って、ずれ量Bだけずれた位置に、追加の液状樹脂46を補充する(液状樹脂補充工程)。
なお、補充する追加の液状樹脂46の供給量は、フィルム12の上に供給した液状樹脂44の供給量より少なくてよい。
また、制御手段70は、ずれ量Bが規定値以上である場合、液状樹脂46を補充することに代えてまたは加えて、制御手段70あるいは作業者の制御により、図示しない引っ掻き棒を用いて、フィルム12上の液状樹脂44の中心44aの位置を、フィルム保持面21の中心21aに一致させるように、引っ掻いて調整してもよい。
また、上述した実施形態では、複数の光源90が、透明ステージ20の下方、すなわち、透明ステージ20の底面に設けられている。これに関し、光源は、透明ステージ20の側面の内側に設けられてもよい。この場合、撮像手段80は、透明ステージ20の側面側から入射される光を照明光として、撮像を実施する。また、この場合、液状樹脂44として熱硬化性樹脂を用いるとともに、押し広げられた液状樹脂44を硬化させる硬化手段として、熱源を用いてもよい。
この構成では、図3〜図5を用いて説明した場合と同様に、フィルム配置工程、液状樹脂供給工程およびウェーハ保持工程を実施する。その後、押し広げ工程では、図6を用いて説明した場合と同様に、制御手段70は、保持テーブル52を下降させ、ウェーハWの下面Wbによって、液状樹脂44を、ウェーハWの径方向に、所定の厚みを有するように押し拡げる。
また、押し広げ工程では、制御手段70の判断手段71は、押し広げられる液状樹脂44の外周縁を、透明ステージ20におけるフィルム保持面21の下面側から、撮像手段80を用いて撮像する。この撮像の際、制御手段70の制御部73は、図14に示すように、透明ステージ20の側面の内側に設けられている光源91から、撮像に関する照明光(たとえば紫外線)を照射する。
そして、制御手段70の判断手段71が、撮像手段80による撮像によって得られた画像に基づいて、液状樹脂44の外周縁がウェーハWの外周縁に達したか否かを判断する。この場合でも、上述したように、判断手段71は、液状樹脂44の外周縁がウェーハWの外周縁に達したことを確認したときに、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44が押し広げられた、と判断する。
また、この構成では、図14および図15に示すように、保持テーブル52の内部におけるウェーハ保持面52aの近傍に、電源54に接続されたセラミックヒータ53が設けられている。セラミックヒータ53は、ウェーハWに熱を与える熱源の一例である。すなわち、この構成では、ウェーハ保持手段50(図2参照)は、ウェーハWに熱を与える熱源を備えている。
そして、硬化工程では、制御手段70(あるいは制御部73)が、ウェーハWの下面Wbの全面に押し広げられた液状樹脂44を、セラミックヒータ53により、保持テーブル52に保持されたウェーハWを介して加熱することによって硬化させる。これにより、液状樹脂44が硬化されて、図15に示すように、液状樹脂44からなる所定の厚みの保護部材45が、ウェーハWの下面Wbに形成される。
また、撮像手段80の撮像のための照明光を照射するための光源は、たとえば、透明ステージ20の側面の外側に設けられてもよい。この場合、押し広げ工程および硬化工程は、図14および図15を用いて示した場合と同様に実施されてもよい。また、この場合、光源として、保護部材形成装置1が設置される室内の照明が利用されてもよい。
また、液状樹脂供給工程において、滴下された液状樹脂44に、ゴミ(たとえば、フィルム12のカットによって生じる屑)および気泡などの異物が混入することがある。そこで、本実施形態では、制御手段70は、上述したように押し広げ工程において撮像されたフィルム12上の液状樹脂44の画像に基づいて、液状樹脂44における異物の有無を検知するように構成されていてもよい。
さらに、この場合、制御手段70は、液状樹脂44に異物が混入している場合には、ウェーハWに対する保護部材45の形成をリトライするように構成されていてもよい。すなわち、この場合、制御手段70は、異物が混入された液状樹脂44を用いてウェーハWに保護部材45を形成した後、ウェーハWから保護部材45を剥離して、このウェーハWに対して、再度、保護部材45の形成を実施するように構成されていてもよい。
また、本実施形態において用いられる液状樹脂44は、色付きの樹脂であってもよいし、透明の樹脂であってもよい。
また、制御手段70の判断手段71は、ウェーハWにおける全ての外周縁に液状樹脂44が到達したことに限らず、ウェーハWの外周縁における所定の箇所に液状樹脂44が到達したことを確認したときに、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44が押し広げられた、と判断してもよい。
また、本実施形態では、透明ステージ20の底面に、広角レンズ80aを有する1台の撮像手段80が備えられている。これに代えて、透明ステージ20の底面に、複数の撮像手段を配置してもよい。この場合、判断手段71は、これら複数の撮像手段によって得られた画像に基づいて、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44が押し広げられたか否かを確認してもよい。
また、この場合、判断手段71は、複数の撮像手段に対応したウェーハWの外周縁における複数の箇所に液状樹脂44が到達したことを確認したときに、ウェーハWの下面Wbの全面に液状樹脂44が押し広げられた、と判断してもよい。
1:保護部材形成装置、
20:透明ステージ、21:フィルム保持面、
40:樹脂供給手段、41:樹脂供給ノズル、41a:供給口、44:液状樹脂、
50:ウェーハ保持手段、52:保持テーブル、52a:ウェーハ保持面、
53:セラミックヒータ、54:電源、
60:押し広げ手段、
70:制御手段、71:判断手段、73:制御部、
80:撮像手段、80a:広角レンズ、90:光源、91:光源、
W:ウェーハ、Wa:上面、Wb:下面

Claims (6)

  1. ウェーハの一方の面の全面に押し広げられた液状樹脂を硬化させることによって保護部材を形成する保護部材形成装置であって、
    フィルムを保持するためのフィルム保持面を備えた透明ステージと、
    該透明ステージの該フィルム保持面によって保持された該フィルムの上面中央に、ウェーハの一方の面の全面に行きわたる量の液状樹脂を供給する樹脂供給手段と、
    該透明ステージの該フィルム保持面に平行なウェーハ保持面を有し、このウェーハ保持面によってウェーハの他方の面を保持するウェーハ保持手段と、
    該ウェーハ保持手段と該透明ステージとを、相対的に、該透明ステージの該フィルム保持面に垂直な方向に沿って接近させることによって、該フィルム上に供給された該液状樹脂を、ウェーハの一方の面の全面に押し広げる押し広げ手段と、
    該押し広げられた該液状樹脂に外的刺激を与えることによって、該液状樹脂を硬化させる硬化手段と、
    該押し広げ手段によって該フィルムの上で押し広げられていく該液状樹脂の外周縁を、該透明ステージの下面側から撮像する撮像手段と、
    該液状樹脂の外周縁を該撮像手段によって撮像可能なように、該液状樹脂を照らす光源と、
    該撮像手段によって、該フィルムの上で押し広げられる該液状樹脂の外周縁を撮像し、この撮像によって得られた画像に基づいて、該液状樹脂の外周縁がウェーハの外周縁に達したことを確認したときに、ウェーハの一方の面の全面に該液状樹脂が押し広げられた、と判断する判断手段と、を備え、
    ウェーハの一方の面の全面に押し広げられた該液状樹脂を、該硬化手段で硬化させることによって、保護部材を形成する、保護部材形成装置。
  2. 該液状樹脂は、紫外線硬化性樹脂であって、
    該光源は、該透明ステージの下方に設置され、該フィルム保持面に向かって紫外線を照射するように構成されており、
    該撮像手段によって該液状樹脂の外周縁を撮像する際には、該光源から、該液状樹脂が硬化しない照射強度で紫外線を照射し、該押し広げられた該液状樹脂を硬化させる際は、該液状樹脂が硬化する照射強度で紫外線を照射するように、該光源の照射強度を制御する制御部をさらに備える、
    請求項1記載の保護部材形成装置。
  3. 該液状樹脂は、熱硬化性樹脂であって、
    該ウェーハを保持する該ウェーハ保持手段は、ウェーハに熱を与える熱源を備え、
    ウェーハの一方の面の全面に押し広げられた該液状樹脂を、該熱源により、該ウェーハ保持手段に保持されたウェーハを介して加熱して硬化させることによって保護部材を形成する、
    請求項1記載の保護部材形成装置。
  4. 該撮像手段は、該液状樹脂を押し広げている時に該ウェーハの一方の面の全面を撮像可能な撮像範囲を有する広角レンズを備えている、
    請求項1記載の保護部材形成装置。
  5. ウェーハの一方の面の全面に樹脂で保護部材を形成する保護部材の形成方法であって、
    透明な部材で形成された透明ステージのフィルム保持面に敷置かれたフィルムを、このフィルム保持面によって保持するフィルム配置工程と、
    該フィルムの上に、ウェーハの一方の面の全面に行きわたる量の液状樹脂を供給する液状樹脂供給工程と、
    該透明ステージの該フィルム保持面にウェーハの一方の面を対面させるように、ウェーハの他方の面をウェーハ保持手段によって保持するウェーハ保持工程と、
    該ウェーハ保持手段を、該透明ステージの該フィルム保持面に垂直な方向に沿って該透明ステージに接近させることによって、該ウェーハの一方の面で該液状樹脂を押し広げていき、該押し広げられる該液状樹脂の外周縁を、該透明ステージの下面側から撮像手段によって撮像し、該撮像される外周縁が該ウェーハ保持手段に保持されたウェーハの外周縁に達したら、ウェーハの一方の面の全面に該液状樹脂が行きわたったと判断する押し広げ工程と、
    該ウェーハの一方の面の全面に押し広げられた該液状樹脂を、外的刺激を与えることによって硬化させる硬化工程と、
    を含む、保護部材の形成方法。
  6. 該液状樹脂供給工程において、該フィルムの上に供給された液状樹脂の中心と該透明ステージのフィルム保持面の中心とが一致しているか否かを、該撮像手段によって撮像された該液状樹脂の外周縁の画像から判断するずれ判断工程と、
    該ずれ判断工程で、液状樹脂の中心と該透明ステージの中心とのずれ量が、予め設定された規定値以上である場合、そのずれの方向の反対方向に、そのずれ量だけずれた位置に、液状樹脂を補充する液状樹脂補充工程と、をさらに含む、
    請求項5に記載の保護部材の形成方法。
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