JP2021005519A - コネクタ - Google Patents

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新二朗 木田
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Abstract

【課題】嵌合検知の信頼性を高めることができるコネクタを提供する。【解決手段】コネクタは、ロックアームを有するハウジングと、ハウジングに対して待機位置と検知位置とを移動可能な検知部材と、を備える。検知部材は、両ハウジングの嵌合前、待機位置にてロックアームに係止される係止片を有している。検知部材とハウジングの少なくとも一方は、検知部材が待機位置から検知位置へと移動するときに他方と摺接する部分に、係止片とロックアームとの係止量を増加する方向に、検知部材を変位させる係止強化部を有している。【選択図】図4

Description

本開示は、コネクタに関する。
特許文献1に記載されたコネクタは、ハウジングと、検知部材と、を備えている。ハウジングは、撓み可能なロックアームを有している。ロックアームは、相手ハウジングをロックし、両ハウジングを嵌合状態に保持する。検知部材は、ハウジングに対し、初期位置と検知位置との間を移動可能に組み付けられる。検知部材は、弾性アーム部を有している。弾性アーム部は、先端部に、突部を有している。弾性アーム部の突部がロックアームのロック突起に当たることで、検知部材が初期位置に留め置かれる。両ハウジングが正規に嵌合されると、ロックアームのロック突起が相手ハウジングのロック受け部を係止し、弾性アーム部の突部がロック突起から離間する。その状態で、検知部材に押し込み力が付与されることで、検知部材が検知位置に至らしめられる。なお、特許文献1の場合、初期位置と検知位置との間に待機位置が設定されているが、検知部材の移動操作は上記のとおりである。
一方、両ハウジングが正規に嵌合されないと、突部とロック突起との係止が維持され、検知部材が検知位置に至ることができない。よって、検知部材が検知位置に移動可能となることをもって、両ハウジングが正規に嵌合されたと検知することができる。
検知部材には、がた詰め部が設けられている。検知位置への移動過程では、がた詰め部がハウジングの摺接面に圧潰され、検知部材の高さ方向(弾性アーム部の撓み方向、検知部材の移動方向と交差する方向)のがた付きが規制される。
特開2013−187116号公報
仮に、検知部材にがた詰め部が設けられていないと、検知部材とハウジングとの間に高さ方向の隙間が形成される懸念がある。例えば、両ハウジングの嵌合前、がた詰め部が設けられていない検知部材に検知位置への押し込み力が作用すると、検知部材が、ハウジングとの隙間範囲で、突部とロック突起との係止を減少させる高さ方向に変位し、突部とロック突起との係止が不用意に解除されるおそれがある。このため、嵌合検知の信頼性が低下してしまう。一方、がた詰め部は、検知部材のがた付きを規制することはできるものの、突部とロック突起との係止を増加させるのに寄与する構造ではないという事情がある。
そこで、嵌合検知の信頼性を高めることができるコネクタを提供することを目的とする。
本開示のコネクタは、相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに撓み可能に設けられ、前記相手ハウジングを嵌合状態にロックするロックアームと、前記ハウジングに対して待機位置と検知位置との間を移動可能に配置され、両ハウジングの嵌合後、前記待機位置から前記検知位置への移動が許容される検知部材と、を備え、前記検知部材は、前記両ハウジングの嵌合前、前記待機位置にて前記ロックアームに係止される係止片を有し、前記検知部材と前記ハウジングの少なくとも一方は、前記検知部材が前記待機位置から前記検知位置へと移動するときに他方と摺接する部分に、前記係止片と前記ロックアームとの係止量を増加する方向に、前記検知部材を変位させる係止強化部を有している。
本開示によれば、嵌合検知の信頼性を高めることができるコネクタを提供することが可能となる。
図1は、実施形態1にかかるコネクタにおいて、検知部材がハウジングに対して待機位置に留め置かれた状態を示す側断面図である。 図2は、検知部材がハウジングに対して待機位置に留め置かれた状態を示す平断面図である。 図3は、検知部材がハウジングに対して検知位置に留め置かれた状態を示す側断面図である。 図4は、ハウジングが単体状態にあるときに、検知部材に検知位置への押し込み力が作用し、検知部材が係止強化部によって傾いた状態を示す側断面図である。 図5は、ハウジングを斜め上方から見た斜視図である。 図6は、検知部材を斜め下方から見た斜視図である。 図7は、検知部材の正面図である。
[本開示の実施形態の説明]
最初に本開示の実施態様を列記して説明する。
本開示のコネクタは、
(1)相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、前記ハウジングに撓み可能に設けられ、前記相手ハウジングを嵌合状態にロックするロックアームと、前記ハウジングに対して待機位置と検知位置との間を移動可能に配置され、両ハウジングの嵌合後、前記待機位置から前記検知位置への移動が許容される検知部材と、を備え、前記検知部材は、前記両ハウジングの嵌合前、前記待機位置にて前記ロックアームに係止される係止片を有し、前記検知部材と前記ハウジングの少なくとも一方は、前記検知部材が前記待機位置から前記検知位置へと移動するときに他方と摺接する部分に、前記係止片と前記ロックアームとの係止量を増加する方向に、前記検知部材を変位させる係止強化部を有している。両ハウジングの嵌合前、仮に、検知部材に検知位置への押し込み力が作用すると、検知部材が、係止強化部によって、係止片とロックアームの係止量を増加する方向に変位させられる。このため、検知部材が不用意に検知位置に移動するのを防止することができ、嵌合検知の信頼性を高めることができる。
(2)前記係止強化部は、傾いて前記他方と摺接する部分に対面する傾斜面を有していることが好ましい。これによれば、検知部材に検知位置への押し込み力が作用したときに、検知部材が係止片とロックアームの係止量を増加する方向へと円滑に傾くように変位することができる。
(3)前記係止強化部は、前記検知部材に設けられると良い。これによれば、ハウジングの構造が複雑になるのを防止することができる。検知部材は自身の係止強化部によって変位させられるから、係止強化部を設ける際の寸法誤差も生じにくい。
(4)前記係止強化部は、前記検知部材の移動方向と交差する方向における前記検知部材と前記ハウジングとの隙間を埋めることが可能なリブ形状になっていると良い。これによれば、検知部材とハウジングとの隙間を埋めるための専用のがた詰め構造を設ける必要がなく、構成を簡素化することができる。
[本開示の実施形態の詳細]
本開示のコネクタの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
コネクタは、ハウジング10および検知部材60を備える。ハウジング10は相手ハウジング90に嵌合可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については、両ハウジング10、90が嵌合開始時に互いに向き合う面側を前側とする。上下方向は、図2を除く各図を基準とする。
<ハウジング10>
ハウジング10は合成樹脂製であって、図1に示すように、ハウジング本体11と、ハウジング本体11の外周を包囲する嵌合筒部12と、ハウジング本体11および嵌合筒部12をつなぐ径方向に沿った連結部13と、ハウジング本体11の上方に設けられるロックアーム14と、を有している。ハウジング本体11と嵌合筒部12との間で、かつ連結部13より前方の空間は、相手ハウジング90の後述するフード部91(図3を参照)が嵌合する嵌合空間15とされている。
ハウジング本体11は、前後方向に貫通する複数のキャビティ16を有している。図5に示すように、各キャビティ16は、ハウジング本体11において左右に並んで設けられている。各キャビティ16には、後方から図示しない端子金具が挿入される。
図5に示すように、ハウジング本体11は、後端部に、径方向に張り出す鍔部18を有している。ハウジング本体11の外周面における鍔部18と連結部13との間には、図示しないカバー部材を装着するための装着溝19が周回して設けられている。
図1に示すように、ハウジング本体11の外周面には、環状のシール部材20が嵌められる。シール部材20はシリコンゴムなどのゴム製であって、連結部13よりも前方の段差部分に当てられる。シール部材20は、両ハウジング10、90の嵌合時に、フード部91とハウジング本体11との間に径方向に圧縮される。両ハウジング10、90はシール部材20を介して液密にシールされる。
ハウジング本体11には、前方からフロントリテーナ21が装着される。フロントリテーナ21は合成樹脂製であって、ハウジング本体11の前面を覆うとともに、シール部材20の前方への抜け出しを規制し、かつ、端子金具を二次的に抜け止めする役割をはたす。
図5に示すように、嵌合筒部12は、上部に、ロックアーム14の左右両側において上下方向に沿って配置される一対の側壁22と、両側壁22の上端間に架設される上壁23と、を有している。
両側壁22は、ハウジング10の前端から後端寄りの位置にわたって形成されている。図5に示すように、両側壁22は、内面に、前後方向に延びて後端に開口する一対の溝部25を有し、さらに両溝部25の内面に、図2に示すように、左右方向に対して逆テーパ状に傾斜する抜止部27を有している。上壁23は、両側壁22の上端の前部に連設されている。ロックアーム14は、上壁23よりも後方に配置され、平面視において全体を目視可能とされている。
ロックアーム14は、図5に示すように、ハウジング本体11の上面から起立する左右一対の脚部28と、図1に示すように、両脚部28の上端から前方に延びるアーム本体29と、を有している。
図2に示すように、アーム本体29は、前端部に、左右方向に沿った係止部30を有し、係止部30の左右両側に、前後方向に延びる一対のつなぎ部31を有している。図1に示すように、係止部30の後面の上部は、上端へ向けて次第に後傾する斜面45とされている。
両つなぎ部31は、前後方向および上下方向に沿った板片状をなし、前端部が係止部30の左右両端に連設され、後端部が両脚部28に連設されている。
図5に示すように、アーム本体29は、後端部に、矩形枠状の枠部33を有している。枠部33は、両脚部28の上端間にて左右に架設されたストッパ部34と、ストッパ部34よりも上方においてストッパ部34と対向して配置される解除部35とを有している。ストッパ部34および解除部35は、前後方向および左右方向に沿った板片状をなしている。ストッパ部34の左右両端は、両つなぎ部31の後端部の下端に連設されている。解除部35の左右両端は、両つなぎ部31の後端部の上端に連設されている。
図2に示すように、アーム本体29は、係止部30よりも後方で、かつ両つなぎ部31間に、挿入孔36を有している。挿入孔36は、枠部33の内部を前後方向に貫通し、係止部30と枠部33との間にて上下に開放されている。挿入孔36には、検知部材60の後述する係止片63が後方から挿入される。
ストッパ部34の後端は、左右方向における両脚部28間の位置に、U字状に切り欠かれた形状の凹所37を有している。
図1に示すように、解除部35は、アーム本体29における他の領域よりも一段高く配置されている。解除部35の上面は、上方に露出する平坦面であって、後端部に、左右方向に延びるリブ状の突部38を有している。解除部35の上面が押圧されると、両脚部28を支点として、係止部30が上向きに変位するように、アーム本体29が傾動する。
図5に示すように、ハウジング本体11の上面は、両側壁22間で、かつ両脚部28よりも下方に、左右方向および前後方向に沿って平坦な摺接面46を有している。ハウジング本体11の摺接面46には、検知部材60の後述する係止強化部76が摺接する。
<検知部材60>
検知部材60は合成樹脂製であって、図6および図7に示すように、上下方向および左右方向に沿った壁部61と、壁部61の下部の左右両端部から前方に突出する一対の抜止片62と、壁部61の上下方向および左右方向の中間部から前方に突出する係止片63と、を有している。検知部材60は、ハウジング10に対し、図1および図2に示すように、壁部61がアーム本体29よりも後方に離れて配置される待機位置と、図3に示すように、壁部61がアーム本体29の後端と当たり得る検知位置と、に前後方向に移動可能に配置される。
壁部61は、縦壁状をなし、両側壁22間の後方領域を覆うことが可能な大きさで構成される。壁部61は、前面の左右両側に、上下方向に延びるリブ状の一対の突片部64を有している。両突片部64は、壁部61の全高にわたって形成されている。両突片部64の下部の外面は、両抜止片62に連設されている。
図7に示すように、壁部61の下部は、前面の左右方向の中間部に、上下方向に延びるリブ状の嵌合突片部65を有している。また、壁部61の下部は、前面の左右両側に、前方に突出する爪状の一対の補強部67を有している。両補強部67の外面は、両突片部64に連設されている。両補強部67の上面は、前方へ向けて下り勾配で傾斜している。検知部材60が検知位置にあるときに、両補強部67の上面は、両脚部28の後面に沿って配置される。
両抜止片62は、壁部61の左右両端部に連設される付け根部分を支点として内外(左右)に撓み可能とされている。図2に示すように、両抜止片62は、両側壁22の溝部25に嵌合される。両抜止片62は、両側壁22の溝部25に対応する矩形の断面形状を有している。両抜止片62は、前端部に、外側に突出する爪状の抜止突起66を有している。両抜止片62の抜止突起66は、両側壁22の抜止部27に係止可能とされている。
係止片63は、壁部61の左右方向の中間部に連設される付け根部分を支点として上下に撓み可能とされている。係止片63の前端は、両抜止片62の前端よりも前方に配置されている。係止片63は、枠部33内を貫通してアーム本体29の挿入孔36に挿入される。
図1に示すように、係止片63の後部73は、壁部61から前方へ直線状に延びる形状になっている。係止片63の後部73は、嵌合突片部65の上端に連設されている。
係止片63の前部74は、後部73よりも上方に高く配置される部分を有している。係止片63の前部74は、先端部分から下方に突出する爪状の係止突起69を有している。係止片63の前面は、上部から下部にかけて上下方向に段々切り立つように形成される。係止片63の前部74は、側面視において、上方に湾曲する形態になっている。
図6および図7に示すように、検知部材60は、壁部61の下面に、リブ状に突出する複数の係止強化部76を有している。各係止強化部76は、壁部61の下面において、左右方向に間隔を置いて3つ設けられている。具体的には、各係止強化部76は、壁部61の下面における左右方向の中間部において、壁部61側から嵌合突片部65の下面側にわたって設けられる中間側の係止強化部76と、壁部61の下面における左右両側において、壁部61側から両補強部67の下面側にわたって設けられる一対の両側の係止強化部76とからなる。図6に示すように、各係止強化部76は、台形状をなし、前後方向に沿って平坦な端面79を有している。各係止強化部76の前面は、後方へ向けて下り勾配に傾斜する傾斜面77になっている。そして、各係止強化部76は、傾斜面77と端面79との間に左右方向に沿った線状の境界部78を有している。
各係止強化部76は、検知部材60における他の部分よりも一段低い位置に配置されている。検知部材60は、各係止強化部76によってハウジング本体11の摺接面46上に支持される。
検知部材60が待機位置から検知位置へと移動する際に、図1に示すように、検知部材60が正規の移動姿勢をとり、壁部61が全体として上下方向に沿って配置され、両抜止片62および係止片63が全体として前後方向に沿って配置されると、各係止強化部76の端面79がハウジング本体11の摺接面46に沿って摺接することができる。一方、図4に示すように、検知部材60が正規の移動姿勢から傾いた変位姿勢をとり、壁部61が全体として前のめりに配置され、両抜止片62および係止片63が全体として前下がりに配置されると、各係止強化部76の傾斜面77がハウジング本体11の摺接面46側に接近し、傾斜面77または境界部78が摺接面46に摺接することができる。
<相手ハウジング90>
相手ハウジング90は合成樹脂製であって、図示しない自動車の機器に固定される。図3に示すように、相手ハウジング90は、前方に突出する筒状のフード部91を有している。フード部91内には、図示しない相手端子金具が突出して配置されている。フード部91の上面には、ロック突部92が突出して設けられている。
<コネクタの嵌合離脱方法および嵌合検知方法>
コネクタの嵌合に先立ち、検知部材60がハウジング10に対して後方から組み付けられる。検知部材60が待機位置に至ると、図2に示すように、両抜止片62が両側壁22の溝部25に嵌合され、両抜止片62の抜止突起66が抜止部27に対向して係止可能に配置されるとともに、図1に示すように、係止片63の係止突起69がアーム本体29の係止部30の後面に対向して係止可能に配置される。これにより、検知部材60は、ハウジング10に対して待機位置にて前後方向に移動規制された状態に保持される。
検知部材60は、各係止強化部76がハウジング本体11の摺接面46に当たった状態で、両抜止片62が両側壁22の溝部25の内上面に当たることが可能な状態になる。これにより、検知部材60とハウジング10との上下方向(検知部材60の移動方向と交差する方向)の隙間が埋められ、ハウジング10に対する検知部材60の上下方向のがた付きが規制される。検知部材60のがた付きが規制される状態は、検知部材60がハウジング10に組み付けられている間、常に維持される。
続いて、相手ハウジング90のフード部91がハウジング10の嵌合空間15に挿入される。両ハウジング10、90の嵌合過程では、ロック突部92が係止部30と干渉し、ロックアーム14が両脚部28を支点として撓み変形させられる。ロック突部92は、係止部30の下面を摺動する。両ハウジング10、90が正規に嵌合されると、ロックアーム14が弾性復帰し、アーム本体29が前後方向に沿って配置され、ロック突部92がアーム本体29の挿入孔36に下方から挿入される。ロック突部92が係止部30の後面に対向して係止可能に配置されることにより、両ハウジング10、90が嵌合状態に保持される。両ハウジング10、90が正規に嵌合されると、端子金具が相手端子金具に電気的に接続される。また、フード部91がシール部材20に弾性的に密着し、フード部91とハウジング本体11との間が液密にシールされる。
また、相手ハウジング90のロック突部92が挿入孔36に挿入されるのに伴い、係止突起69がロック突部92に押圧されて上方に変位させられる。これにより、係止突起69と係止部30との係止が解除され、検知部材60が検知位置側となる前方へ移動可能な状態になる。
続いて、壁部61の上部などが指で摘まれ、検知部材60が前方へ押し込まれる。検知部材60の移動過程では、各係止強化部76の端面79がハウジング本体11の摺接面46に摺接する。また、検知部材60の移動過程では、係止片63の後部73が枠部33内を変位し、係止片63の前部74が撓み変形して、係止突起69が係止部30の上面に摺接する。検知部材60が検知位置に至ると、係止片63が弾性復帰し、図3に示すように、係止突起69が係止部30の前面に対向して係止可能に配置される。
検知位置では、壁部61の下部の前面がストッパ部34に当たるとともに、嵌合突片部65が凹所37に挿入され、かつ、両突片部64が枠部33を抱くようにして両つなぎ部31の外面に対向して配置される。壁部61がストッパ部34に当たることで、検知部材60が検知位置よりも前方へ移動するのが規制される。
上記のとおり、両ハウジング10、90が正規の嵌合状態にあるときに、検知部材60は待機位置から検知位置へと移動可能とされる。一方、両ハウジング10、90が正規の嵌合状態に至らないと、ロック突部92が挿入孔36に挿入されず、係止突起69と係止部30との係止が維持される。このため、検知部材60に前方への押し込み力を付与しても、検知部材60を検知位置に移動させることができない。よって、検知部材60が検知位置に移動可能となることをもって、両ハウジング10、90が正規の嵌合状態にあると検知することができる。
一方、メンテナンスなどの事情により、両ハウジング10、90を離脱させる際には、壁部61の上部が後方へ強く引っ張られる。すると、係止片63の撓み動作を伴いつつ係止突起69が係止部30を乗り越え、検知部材60が待機位置に戻される。このとき、係止突起69はロック突部92に乗り上げられ、係止片63の前部74が撓み変形した状態になる。
次いで、解除部35に上方から押圧力が付与される。すると、ロックアーム14が両脚部28を支点として撓み変形させられ、アーム本体29の前端が上方に変位させられる。これにより、係止突起69が係止部30から解離する。その状態で、両ハウジング10、90は、離間方向に引っ張られ、互いに引き離されることになる。一方、検知部材60に上方から押圧力が付与されても、ロックアーム14は検知部材60と連動しないように構成されているから、係止突起69と係止部30との係止が解除されることはない。
ところで、両ハウジング10、90の嵌合前、検知部材60がハウジング10に対して待機位置にあるときに、検知部材60に異物などが干渉して検知位置への押し込み力が加わることがある。この場合、仮に、係止片63が上方に撓み変形すると、係止突起69が係止部30の後面を上方に摺接して、係止突起69と係止部30との係止量が減少し、さらなる押し込み力の付与によって、係止突起69と係止部30との係止が解除され、検知部材60が検知位置へと不用意に移動することが懸念される。
しかるに本実施形態の場合、両ハウジング10、90の嵌合前、検知部材60がハウジング10に対して待機位置にあるときに、検知部材60の壁部61の上部などに検知位置への押し込み力(図4の矢印Fを参照)が加わると、係止突起69が係止部30の斜面45に当たり、係止片63に前部74を下向きに変位させようとする反力が発生する。係止片63に反力が加わることで、図4に示すように、各係止強化部76が前下がりに傾き、壁部61が前のめりになって、検知部材60も傾いて変位姿勢をとる。検知部材60が変位姿勢をとる過程で、係止突起69が係止部30の後面を下向きに摺接し、係止突起69と係止部30との係止量が増加させられる。この状態で、さらなる押し込み力が検知部材60に付与されると、各係止強化部76の傾斜面77がハウジング本体11の摺接面46に摺接可能に対面し、係止突起69と係止部30との係止量がさらに増加させられることになる。
このように、本実施形態によれば、ハウジング10が相手ハウジング90と嵌合される前のときに、検知部材60に検知位置への押し込み力が偶発的に作用しても、各係止強化部76が、係止突起69と係止部30との係止量を増加させる方向に、検知部材60を変位させるから、係止突起69と係止部30との係止が不用意に解除されることがなく、検知部材60を待機位置に確実に留め置くことができる。その結果、検知部材60による嵌合検知の信頼性を高めることができる。
また、各係止強化部76が傾いてハウジング本体11の摺接面46に対面する傾斜面77を有しているため、検知部材60も変位姿勢へと円滑に傾くことができる。しかも、各係止強化部76が特別複雑な構造になることもない。
さらに、各係止強化部76が上下方向における検知部材60とハウジング10との隙間を埋めることが可能なリブ形状になっているから、検知部材60とハウジング10との隙間を埋めるための専用のがた詰め構造を設ける必要がなく、構成を簡素化することができる。
[本開示の他の実施形態]
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えるべきである。
例えば、上記実施形態においては、係止強化部76が検知部材60に設けられていたが、他の実施形態としては、係止強化部がハウジング本体の摺接面に設けられていても良い。さらに、係止強化部は、検知部材とハウジング本体の双方に設けられていても良い。
上記実施形態においては、係止強化部76が複数設けられていたが、他の実施形態としては、係止強化部は1つのみ設けられるものであっても良い。この場合に、係止強化部は、検知部材とハウジングが摺接する部分に、例えば、左右方向に延びるように形成されていると良い。
上記実施形態においては、係止強化部76が直線状に傾斜する傾斜面77を有していたが、他の実施形態としては、係止強化部は湾曲状に傾斜する傾斜面を有していても良い。
上記実施形態においては、検知部材60が、両ハウジング10、90の嵌合後、手動で検知位置へと移動させていたが、他の実施形態としては、検知部材は、両ハウジングの嵌合後、付勢部材の付勢力によって検知位置へと自動的に移動させられるものであっても良い。
10…ハウジング
11…ハウジング本体
12…嵌合筒部
13…連結部
14…ロックアーム
15…嵌合空間
16…キャビティ
18…鍔部
19…装着溝
20…シール部材
21…フロントリテーナ
22…側壁
23…上壁
25…溝部
27…抜止部
28…脚部
29…アーム本体
30…係止部
31…つなぎ部
33…枠部
34…ストッパ部
35…解除部
36…挿入孔
37…凹所
38…突部
45…斜面
46…摺接面
60…検知部材
61…壁部
62…抜止片
63…係止片
64…突片部
65…嵌合突片部
66…抜止突起
67…補強部
69…係止突起
73…(係止片の)後部
74…(係止片の)前部
76…係止強化部
77…傾斜面
78…境界部
79…端面
90…相手ハウジング
91…フード部
92…ロック突部

Claims (4)

  1. 相手ハウジングに嵌合可能なハウジングと、
    前記ハウジングに撓み可能に設けられ、前記相手ハウジングを嵌合状態にロックするロックアームと、
    前記ハウジングに対して待機位置と検知位置との間を移動可能に配置され、両ハウジングの嵌合後、前記待機位置から前記検知位置への移動が許容される検知部材と、を備え、
    前記検知部材は、前記両ハウジングの嵌合前、前記待機位置にて前記ロックアームに係止される係止片を有し、
    前記検知部材と前記ハウジングの少なくとも一方は、前記検知部材が前記待機位置から前記検知位置へと移動するときに他方と摺接する部分に、前記係止片と前記ロックアームとの係止量を増加する方向に、前記検知部材を変位させる係止強化部を有しているコネクタ。
  2. 前記係止強化部は、傾いて前記他方と摺接する部分に対面する傾斜面を有している請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記係止強化部は、前記検知部材に設けられる請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記係止強化部は、前記検知部材の移動方向と交差する方向における前記検知部材と前記ハウジングとの隙間を埋めることが可能なリブ形状になっている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のコネクタ。
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