JP4133922B2 - ハウジング組立体及びこれを用いた一対の電気コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は電気コネクタの分野に属し、一対の電気コネクタを嵌合したときに、この嵌合を確認すると共に結合力を強化するようにした技術に関する。
特許文献1は、嵌合可能な一対のコネクタハウジングのうちの一方の外側面に、固定ビームと可撓性ビームとを備える嵌合保証装置を仮係止して、上記一対のコネクタハウジングが嵌合したときにのみ仮係止位置から本係止位置まで摺動するよう配置し、上記嵌合保証装置が上記本係止位置まで摺動するとき、上記固定ビームは上記外側面上に露出して移動し、上記可撓性ビームは内方へ撓み上記一対のコネクタハウジングの嵌合ロック手段のロック解除を阻止するようこの嵌合ロック手段と係合する嵌合保証装置付コネクタ組立体を開示している。この嵌合保証装置付コネクタ組立体を用いると、第1に嵌合ロック解除が確実に防止される共に、コネクタハウジング同士の嵌合が完全に行われたか否かを作業者が主に固定ビームの位置から視覚又は触覚により簡単に且つ的確に判断でき、第2に嵌合保証装置をコネクタハウジングに仮係止させることにより、コネクタ嵌合作業を比較的スムーズに且つ確実に行うことができる。
特開平9−17505号公報
特許文献1のコネクタ組立体の場合、コネクタハウジング同士が完全に係合すると、可撓性ビームの端部がプラグハウジングの端部の下側に置かれ、これによってロックアームのダブルロックが行われる。したがって、一対のコネクタハウジングの結合力は、あくまでロックアームのみの強度に頼っている。しかし、この種のコネクタ組立体では、一対のコネクタハウジングの結合力を更に強化することが切望されている。また、可撓性ビームは、その端部がプラグハウジングの端部の下側に置かれるように内方へ撓むので、プラグハウジングの内部に可撓性ビームの撓みを許容するだけの空間を形成しなければならず、そのためにコネクタが分厚いものになり、プラグハウジングのコンパクト化を阻害している。
本発明は、このような点に着目してなされたもので、その目的とするところは、ロックアームとは別に補強部材を設けてこれを第1ハウジングで保持し、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合時にのみ補強部材を第1ハウジングに押し込むことができるようにし、この補強部材の結合力によってロックアームによる両ハウジングの結合力を強化し、補強部材の押し込みが可能となることによって両ハウジングが嵌合したことを作業者が簡単に且つ的確に判断できるようにし、第1ハウジングが補強部材を保持することで嵌合作業をスムーズに且つ確実に行えるようにし、さらに両ハウジングを薄型化することにある。また、補強部材のみを奥へ押すことで第1ハウジングを第2ハウジングに嵌合させるワンアクションによる嵌合を行えるようにすることも目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1のハウジング組立体は、結合し又は離脱する一対の電気コネクタの絶縁ハウジングである第1ハウジング及び第2ハウジングと、これらのハウジングの結合力を強化する補強部材とを備えたハウジング組立体である。このハウジング組立体においては、互いに直交する奥行き方向、幅方向及び高さ方向をとったときに、第2ハウジングには奥行き方向の手前に開口して第1ハウジングが嵌合する空洞が設けられており、第1ハウジングには、奥行き方向の奥から手前に向かって延びて低い側へ撓むことができ、高い側にロック爪を有するロックアームが設けられ、第2ハウジングにおける空洞に面する壁のうち空洞に対して高い側の壁に、ロックアームが奥へ移動するときにロックアームの撓みによりロック爪が乗り越えてから係合する係合部が設けられ、第1ハウジングには、第1ハウジングを奥行き方向に貫通する収容室が設けられ、この収容室には本体を有する補強部材が、第1ハウジングよりも手前に本体を出した手前位置と、これよりも奥側にある奥位置との間でスライドできるように嵌挿されており、第1ハウジングの収容室には幅方向の両側に張り出す第1張出部が配置され、第1張出部は第1ハウジングに固定されており、第2ハウジングの空洞には幅方向の両側に張り出す第2張出部が配置され、第2張出部は第2ハウジングに固定されており、補強部材にはその本体から奥に向かって延び且つ幅方向にほぼ平行である一対の可撓性ある係止アームが設けられ、それぞれの係止アームには、幅方向の内側から外側に向かって凹み、補強部材が手前位置にあるときに第1張出部に嵌合する先端側凹部と、この先端側凹部よりも奥行き方向手前で幅方向の内側から外側に向かって凹み、第1ハウジングが第2ハウジングの空洞に嵌合して補強部材が奥位置にあるときに第1張出部及び第2張出部に嵌合する基端側凹部とが設けられており、先端側凹部の第1張出部への嵌合により補強部材を手前位置に保持しておいて第1ハウジングを第2ハウジングの空洞へ挿入し、補強部材又は第1ハウジングを第2ハウジングに対して奥へ押すと、撓んだロックアームが補強部材に干渉し又は干渉可能となって補強部材の第1ハウジングに対する奥へのスライドを阻止しながら、係止アームが第2張出部に当たって幅方向の両側に逃げて先端側凹部を第1張出部から外し、第1ハウジングが第2ハウジングの空洞に嵌合するとロック爪の係合部への係合によりロックアームが復帰して補強部材の第1ハウジングに対する奥へのスライドが許容され、補強部材を第1ハウジングに対して奥位置まで押すと基端側凹部が第1張出部及び第2張出部に嵌合するように構成している。
第1ハウジング及び第2ハウジングの双方がそれぞれコンタクトを備えるようにコンタクトを追加すると一対の電気コネクタとなり、第1ハウジングが第2ハウジングに嵌合すると双方のコンタクトが接触する。第1ハウジングを第2ハウジングから引き抜くとこれらのコンタクトが離脱する。
先端側凹部の第1張出部への嵌合により補強部材を手前位置に保持しておいて第1ハウジングを第2ハウジングの空洞へ挿入し、補強部材又は第1ハウジングを第2ハウジングに対して奥へ押すと、ロックアームが第2ハウジングの係合部に押されて低い方へ撓み、撓んだロックアームが補強部材に干渉し又は干渉可能となって補強部材の第1ハウジングに対する奥へのスライドを阻止しながら、係止アームが第2張出部に当たって幅方向の両側に逃げて先端側凹部を第1張出部から外す。第1ハウジングが第2ハウジングの空洞に嵌合すると、ロック爪が第2ハウジングの係合部を乗り越えてからロックアームが復原してロック爪が係合部に係合し、これによって補強部材の第1ハウジングに対する奥へのスライドが許容される。そして、補強部材を第1ハウジングに対して奥位置まで押すと、係止アームが可撓性により復原して基端側凹部が第1張出部及び第2張出部に嵌合する。このように第1ハウジングが第2ハウジングに嵌合する前に補強部材が手前位置から奥位置へスライドすることがないので、この嵌合前に補強部材の先端側凹部が第2張出部に嵌合したり、基端側凹部が第1張出部や第2張出部に嵌合するような誤動作が防止される。また補強部材のみを奥へ押すことで第1ハウジングを第2ハウジングに嵌合させるワンアクションによる嵌合が可能となる。一方、逆に補強部材を第1ハウジングに対して手前位置まで引き、ロックアームをロック爪が低い方へ移動するように撓ませると、ロック爪の係合部への係合が解除され、第1ハウジングを第2ハウジングから引き抜くことができるようになる。
その場合、補強部材の基端側凹部が第1張出部及び第2張出部に嵌合するので、ロックアームの係合部への係合による結合力に、この補強部材による結合力が加わることから、第1ハウジングと第2ハウジングとの結合力が強化される。また、第1ハウジングが第2ハウジングの空洞に嵌合していないと撓んだロックアームが補強部材に干渉し又は干渉可能となって補強部材の第1ハウジングに対する奥へのスライドが阻止され、補強部材を奥へ押すことができないので、これによって作業者は第1ハウジングが第2ハウジングに嵌合していないことを簡単に且つ的確に判断でき、嵌合不良が未然に防止される。さらに、第1ハウジングを第2ハウジングの空洞へ挿入し始めるときは先端側凹部の第1張出部への嵌合により補強部材が第1ハウジングに保持されるので、補強部材のハウジング組立体からの脱落が防がれ、嵌合作業がスムーズに且つ確実に行られる。また、補強部材の係止アームは幅方向に撓むので、高さ方向に撓む可撓性ビームを備えた従来のコネクタハウジングに較べると、第1ハウジング及び第2ハウジングを高さ方向に薄型化することができる。
請求項2のハウジング組立体は、請求項1のハウジング組立体において、補強部材が手前位置にあるときは補強部材とロックアームとの間に高さ方向に隙間があき、ロックアームの撓みを許容することでロック爪と係合部との係合及び係合の解除を可能とし、補強部材が奥位置にあるときは上記隙間を詰め、ロックアームの撓みを阻止することでロック爪と係合部との係合の解除を不可能とするように構成した。
このようにすれば、補強部材が奥位置にあるときはロック爪と係合部との係合の解除が不可能となるので、この係合解除が不用意に行われることがなく、第1ハウジングと第2ハウジングとの結合力が更に強化される。
請求項3のハウジング組立体は、請求項1又は請求項2のハウジング組立体において、補強部材には、ロックアームが干渉したときに、ロックアームと接触する突起が設けられている。
このようにすれば、ロックアームが補強部材に干渉したときにロックアームが突起に接触するので、ロックアームが補強部材の表面に面接触するよりも接触面積が小さくなり、摩擦によりロックアームが復原せずに撓んだまま保持されてロック爪と係合部とが係合しなくなるという不具合が発生しにくい。
請求項4のハウジング組立体は、請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項のハウジング組立体において、補強部材には係止アームの幅方向外側に、本体から奥行き方向の奥に向かってほぼ平行に延びる一対の可撓性ある保持アームが設けられ、それぞれの保持アームには、幅方向に突出して補強部材が奥行き方向手前に抜けないように第1ハウジングに掛るフック部が設けられている。
このようにすれば、保持アームのフック部が第1ハウジングに掛かることで補強部材が第1ハウジングから脱落することが防止される。
請求項5のハウジング組立体は、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項のハウジング組立体において、さらに第1ハウジング又は第2ハウジングにコンタクトが設けられている。
請求項6の一対の電気コネクタは、請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項のハウジング組立体と、第1ハウジングに設けられた第1コンタクトと、第2ハウジングに設けられた第2コンタクトとを備え、第1ハウジングが第2ハウジングに嵌合すると第1コンタクトが第2コンタクトに接触し、第1ハウジングを第2ハウジングから引き抜くと第1コンタクトが第2コンタクトから離脱するように構成している。
請求項1又は請求項5のハウジング組立体は、ロックアームとは別に補強部材を設けてこれを第1ハウジングで保持し、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合時にのみ補強部材を第1ハウジングに押し込むことができるようにしたので、補強部材の結合力によってロックアームによる両ハウジングの結合力を強化することができ、補強部材の押し込みが可能となることによって両ハウジングが嵌合したことを作業者が簡単に且つ的確に判断でき、第1ハウジングが補強部材を保持することで嵌合作業をスムーズに且つ確実に行え、さらに両ハウジングを薄型化することができる。また、補強部材のみを奥へ押すことで第1ハウジングを第2ハウジングに嵌合させるワンアクションによる嵌合を、補強部材の誤動作を確実に防止しながら行うことができる。
請求項2のようにすれば、補強部材が位置にあるときはロック爪と係合部との係合の解除が不可能となるので、この係合解除が不用意に行われることがなく、第1ハウジングと第2ハウジングとの結合力が更に強化される。
請求項3のようにすれば、摩擦によりロックアームが撓んだまま保持されてロック爪と係合部とが係合しなくなるという不具合を防止することができる。
請求項4のようにすれば、保持アームのフック部が第1ハウジングに掛かることで補強部材が第1ハウジングから脱落することを防止することができる。
請求項6の一対の電気コネクタは、ロックアームとは別に補強部材を設けてこれを第1ハウジングで保持し、第1ハウジングと第2ハウジングとの嵌合時にのみ補強部材を第1ハウジングに押し込むことができるようにしたので、補強部材の結合力によってロックアームによる両ハウジングの結合力を強化することができ、補強部材の押し込みが可能となることによって両ハウジングが嵌合したことを作業者が簡単に且つ的確に判断でき、第1ハウジングが補強部材を保持することで嵌合作業をスムーズに且つ確実に行え、さらに両ハウジングを薄型化して電気コネクタを薄型化することができる。また、補強部材のみを奥へ押すことで第1ハウジングを第2ハウジングに嵌合させるワンアクションによる嵌合を、補強部材の誤動作を確実に防止しながら行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。図1ないし図16は本発明の実施形態であるハウジング組立体Hを示す。ハウジング組立体Hは、結合し又は離脱する一対の電気コネクタの絶縁ハウジングである第1ハウジング100及び第2ハウジング200と、これらのハウジング100、200の結合力を強化する補強部材300とを備えている。ハウジング組立体Hは、第1ハウジング100及び第2ハウジング200の双方がそれぞれコンタクトを備えるようにコンタクトを追加すると一対の電気コネクタとなり、第1ハウジング100が第2ハウジング200に嵌合すると双方のコンタクトが接触し、第1ハウジング100を第2ハウジング200から引き抜くとこれらのコンタクトが離脱する。この実施形態の場合は、第2ハウジング200に第2コンタクト500が、例えば圧入又は一体成形により設けられ、第1ハウジング100には奥行き方向に貫通する装着室140が設けられ、この装着室140に第1コンタクト400が装着されるようになっている。そのため、ハウジング組立体Hの段階では第1コンタクト400が装着されておらず、この装着室140に第1コンタクト400が装着されることで第1ハウジング100及び第2ハウジング200の双方がそれぞれコンタクトを備えて一対の電気コネクタとなる。本発明は、このように第1ハウジングが第1コンタクトを備えておらず且つ第2ハウジングが第2コンタクトを備えているハウジング組立体、第1ハウジングが第1コンタクトを備えており且つ第2ハウジングが第2コンタクトを備えていないハウジング組立体、第1ハウジングが第1コンタクトを備えておらず且つ第2ハウジングも第2コンタクトを備えていないハウジング組立体、いずれかのハウジングに一部のコンタクトが備わっているハウジング組立体を全て実施形態として含むものである。
互いに直交する奥行き方向、幅方向及び高さ方向を想定し、これらの方向付けを利用して説明する。この実施形態の場合、図17で説明すれば、図の左右方向が奥行き方向であり、図の左方が奥行き方向の手前、右方が奥行き方向の奥である。また、図の紙面に垂直な方向が幅方向であり、図の上下方向が高さ方向である。図12及び図13に示すように、第1ハウジング100は絶縁材料によって例えばほぼ直方体状に形成されている。図7ないし図11に示すように、第2ハウジング200は絶縁材料によって例えばほぼ箱形状に形成されており、第2ハウジング200には奥行き方向手前に開口して第1ハウジング100が嵌合する空洞210が設けられている。
第1ハウジング100及び第2ハウジング200には第1ハウジング100が第2ハウジング200に嵌合したときに係合又は係合の解除を行うロック機構が設けられている。すなわち、図5、図6及び図12に示すように、第1ハウジング100には可撓性あるロックアーム130が設けられている。ロックアーム130は、奥側の端部131が第1ハウジング100に固定されており、奥行き方向の奥から手前に向かって延び、低い側へ撓むことができるようになっている。ロックアーム130は、例えば第1ハウジング100の外壁の一部によって構成されており、或いはロックアーム130が第1ハウジング100の外壁に沿うように配置されている。ロックアーム130における高さ方向の高い側には突起状のロック爪133が設けられている。ロックアーム130の手前側の端部には操作部132が設けられているが、この操作部132は設けても設けなくてもよい。一方、図9及び図10に示すように、第2ハウジング200における空洞210に面する壁のうち、空洞210に対して高い側に位置する壁には低い方へ突出する突起状の係合部230が設けられており、ロックアーム130が奥へ移動するとロックアーム130の撓みによりロック爪133がこの係合部230を乗り越えてから係合部230の奥側へ入り、係合部230に係合するように構成されている。
図5、図6及び図13に示すように、第1ハウジング100には、第1ハウジング100を奥行き方向に貫通する収容室110が設けられ、この収容室110には補強部材300が奥行き方向にスライドできるように嵌挿されている。図14ないし図16に示すように、補強部材300は、操作部となる本体310と、後述するように本体310から奥行き方向の奥へ延びる一対の係止アーム320とを備えている。補強部材300は収容室110に、第1ハウジングよりも奥行き方向手前に本体310を出した手前位置(図17ないし図19、図21ないし図23、図25ないし図27に示す位置)と、これよりも奥行き方向の奥側にある奥位置(図20、図24、図30に示す位置)との間でスライドできるように嵌挿されている。
図13、図25ないし図30に示すように、第1ハウジング100の収容室110には幅方向の両側に張り出す第1張出部120が配置され、第1張出部120は第1ハウジング100に固定されている。図8ないし図10、図25ないし図30に示すように、第2ハウジング200の空洞210には幅方向の両側に張り出す第2張出部220が配置され、第2張出部220は第2ハウジング200に固定されている。図14ないし図16、図25ないし図30に示すように、補強部材300にはその本体310から奥行き方向の奥に向かって延びる一対の可撓性ある係止アーム320が設けられている。この一対の係止アーム320は、幅方向にほぼ平行に設けられている。それぞれの係止アーム320には、幅方向の内側から外側に向かって凹み、補強部材300が手前位置にあるときに第1張出部120に嵌合する先端側凹部321が設けられている。また、それぞれの係止アーム320には、この先端側凹部321よりも奥行き方向手前で幅方向の内側から外側に向かって凹み、第1ハウジング100が第2ハウジング200の空洞210に嵌合して補強部材300が奥位置にあるときに第1張出部120及び第2張出部220に嵌合する基端側凹部322が設けられている。幅方向の内側は、係止アーム320にとって他の係止アーム320に近い側であり、幅方向の外側は、係止アーム320にとって他の係止アーム320から遠い側である。
このハウジング組立体Hは、次のように作動するように構成されている。まず、図3、図5及び図6に示すように、先端側凹部321の第1張出部120への嵌合により補強部材300を手前位置に保持しておく。そして、図17、図21及び図25に示すように、第1ハウジング100を第2ハウジング200の空洞210へ挿入し、補強部材300又は第1ハウジング100を第2ハウジング200に対して奥へ押すと、図18及び図22に示すように、撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉し又は干渉可能となって補強部材300の第1ハウジング100に対する奥へのスライドを阻止しながら、図26に示すように、係止アーム320が第2張出部220に当たって幅方向の両側に逃げ、つまり係止アーム320はそれぞれ幅方向の外側に逃げ、これによって先端側凹部321を第1張出部120から外す。ここで、撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉するとは、撓んだロックアーム130が補強部材300に直接に接触することを意味している。これは例えば補強部材300を第2ハウジング200に対して奥へ押したときに生じる。また、撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉可能となるとは、撓んだロックアーム130が補強部材300に接触しないで離れているが、その状態のままで仮に補強部材300を奥へ押せば補強部材300が撓んだロックアーム130に直接に接触することになることを意味している。これは例えば第1ハウジング100を第2ハウジング200に対して奥へ押したときに生じる。さらに、第1ハウジング100を第2ハウジング200の空洞210へ挿入してゆき、第1ハウジング100が第2ハウジング200の空洞210に嵌合するとロック爪133の係合部230への係合によりロックアーム130が自由状態に復帰して上側に戻り、補強部材300の第1ハウジング100に対する奥へのスライドが許容される(図1、図19、図23及び図27の状態)。そして、図28及び図29に示すように、補強部材300を第1ハウジング100に対して奥へ押してゆき、補強部材300を奥位置まで押すと基端側凹部322が第1張出部120及び第2張出部220に嵌合する(図20、図24及び図30の状態)。
この第1ハウジング100を第2ハウジング200の空洞210へ挿入し始めてから基端側凹部322が第1張出部120及び第2張出部220に嵌合するまでの操作には、補強部材300のみを奥へ押して一連の作動を一挙に行うワンアクションの操作と、二段階で行わせるツーアクションの操作とがある。ワンアクションの操作の場合、補強部材300を押す力は係止アーム320の先端側凹部321と第1張出部120との嵌合関係により第1ハウジング100に伝えられ、先端側凹部321が第1張出部120から外れると、撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉することで補強部材300を押す力はロックアーム130を介して第1ハウジング100に伝えられ、ロックアーム130が復帰すると補強部材300を押す力は補強部材300を第1ハウジング100に対して奥へスライドさせる力となり、これによって基端側凹部322を第1張出部120及び第2張出部220に嵌合させる。ツーアクションの操作の場合、最初に第1ハウジング100を第2ハウジング200に対して奥へ押す第1の操作を行い、これによって第1ハウジング100の第2ハウジング200の空洞210への挿入開始から第1ハウジング100の第2ハウジング200の空洞210への嵌合までの作動を行わせる。この間、先端側凹部321が第1張出部120から外れ、撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉し又は干渉可能となり、ロックアーム130が復帰する。次いで補強部材300を第1ハウジング100に対して奥へ押す第2の操作を行うと、補強部材300を押す力は補強部材300を第1ハウジング100に対して奥へスライドさせる力となり、これによって基端側凹部322を第1張出部120及び第2張出部220に嵌合させる。
撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉し又は干渉可能となって補強部材300の第1ハウジング100に対する奥へのスライドを阻止する機能について詳しく説明する。図18に示すように、補強部材300が手前位置にあって第1ハウジング100に保持されているときに補強部材300又は第1ハウジング100を第2ハウジング200に対して奥へ押すとロックアーム130が係合部230に押されて低い側へ撓み、ロック爪133が係合部230を乗り越えようとすると、ロックアーム130の奥行き方向手前側の端部134が低い側へ変位して補強部材300の本体310の奥側に割り込み、これによってロックアーム130が補強部材300に干渉し又は干渉可能となって補強部材300の奥位置へのスライドを阻止する。そして、図19に示すように、第1ハウジング100が第2ハウジング200の空洞210に嵌合すると、ロックアーム130が自由状態に復原してロック爪133が係合部230の奥側に収まり、ロックアーム130の奥行き方向手前側の端部134が高さ方向に沿って高い側へ変位して補強部材300の本体310の奥側を空け、補強部材300の第1ハウジング100に対する奥へのスライドを許容する。
このハウジング組立体Hは、図17に示すように、補強部材300が手前位置にあるときは補強部材300とロックアーム130との間に高さ方向に隙間Lがあき、ロックアーム130の撓みを許容することでロック爪133と係合部230との係合及び係合の解除を可能とし、図20に示すように、補強部材300が奥位置にあるときは上記隙間Lを詰め、ロックアーム130の撓みを阻止することでロック爪133と係合部230との係合の解除を不可能とするように構成している。
図5、図6、図14ないし図20に示すように、補強部材300には、ロックアーム130が干渉したときに、ロックアーム130と接触する突起340が設けられている。この突起340は、補強部材300の本体310から奥行き方向の奥へ突出して形成されており、ロックアーム130が係合部230に押されて低い側へ撓んだときにロックアーム130の奥行き方向手前側の端部134における手前に向いた面と突起340との接触面積が、ロックアーム130の上記端部134における手前に向いた面が補強部材300の本体310の表面に面接触するよりも小さくなるように構成されている。
図14ないし図16に示すように、上記補強部材300には係止アーム320の幅方向外側に、本体310から奥行き方向の奥に向かってほぼ平行に延びる一対の可撓性ある保持アーム330が設けられ、それぞれの保持アーム330には、幅方向に突出するフック部331が設けられている。一方、第1ハウジング100には幅方向に凹む掛かり部150が設けられており、フック部331が掛かり部150に掛かることで補強部材300が奥行き方向手前に抜けないようにしている。
この実施形態のハウジング組立体Hの場合、第1コンタクト400を第1ハウジング100に装着すると一対の電気コネクタとなり、第1ハウジング100が第2ハウジング200に嵌合すると双方のコンタクト400、500が接触し、第1ハウジング100を第2ハウジング200から引き抜くとこれらのコンタクト400、500が離脱する(図17ないし図20を参照)。
先端側凹部321の第1張出部120への嵌合により補強部材300を手前位置に保持しておいて第1ハウジング100を第2ハウジング200の空洞210へ挿入し、補強部材300又は第1ハウジング100を第2ハウジング200に対して奥へ押すと、ロックアーム130が第2ハウジング200の係合部230に押されて低い方へ撓み、撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉し又は干渉可能となって補強部材300の第1ハウジング100に対する奥へのスライドを阻止しながら、係止アーム320が第2張出部220に当たって幅方向の両側に逃げて先端側凹部321を第1張出部120から外す。第1ハウジング100が第2ハウジング200の空洞210に嵌合すると、ロック爪133が第2ハウジング200の係合部230を乗り越えてからロックアーム130が復原してロック爪133が係合部230に係合し、これによって補強部材300の第1ハウジング100に対する奥へのスライドが許容される。そして、補強部材300を第1ハウジング100に対して奥位置まで押すと、係止アーム320が可撓性により復原することで基端側凹部322が第1張出部120及び第2張出部220に嵌合する。このように第1ハウジング100が第2ハウジング200に嵌合する前に補強部材300が手前位置から奥位置へスライドすることがないので、この嵌合前に補強部材300の先端側凹部321が第2張出部220に嵌合したり、基端側凹部322が第1張出部120や第2張出部220に嵌合するような誤動作が防止される。また補強部材300のみを奥へ押すことで第1ハウジング100を第2ハウジング200に嵌合させるワンアクションによる嵌合が可能となる。一方、逆に補強部材300を第1ハウジング100に対して手前位置まで引き、ロックアーム130の操作部132をロック爪133が低い方へ移動するように撓ませると、ロック爪133の係合部230への係合が解除され、第1ハウジング100を第2ハウジング200から引き抜くことができるようになる。
その場合、補強部材300の基端側凹部322が第1張出部120及び第2張出部220に嵌合するので、ロックアーム130の係合部230への係合による結合力に、この補強部材300による結合力が加わることから、第1ハウジング100と第2ハウジング200との結合力が強化される。また、第1ハウジング100が第2ハウジング200の空洞210に嵌合していないと撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉し又は干渉可能となって補強部材300の第1ハウジング100に対する奥へのスライドが阻止され、補強部材300を奥へ押すことができないので、これによって作業者は第1ハウジング100が第2ハウジング200に嵌合していないことを簡単に且つ的確に判断でき、嵌合不良が未然に防止される。さらに、第1ハウジング100を第2ハウジング200の空洞210へ挿入し始めるときは先端側凹部321の第1張出部120への嵌合により補強部材300が第1ハウジング100に保持されるので、補強部材300のハウジング組立体Hからの脱落が防がれ、嵌合作業がスムーズに且つ確実に行られる。また、補強部材300の係止アーム320は幅方向に撓むので、高さ方向に撓む可撓性ビームを備えた従来のコネクタハウジングに較べると、第1ハウジング100及び第2ハウジング200を高さ方向に薄型化することができる。
本発明は、補強部材が手前位置、奥位置にあるときの補強部材とロックアームとの相対位置関係を限定するものではない。そのなかで上記実施形態では、補強部材300が手前位置にあるときは補強部材300とロックアーム130との間に高さ方向に隙間Lがあき、ロックアーム130の撓みを許容することでロック爪133と係合部230との係合及び係合の解除を可能とし、補強部材300が奥位置にあるときは上記隙間Lを詰め、ロックアーム130の撓みを阻止することでロック爪133と係合部230との係合の解除を不可能とするように構成した。このようにすれば、補強部材300が奥位置にあるときはロック爪133と係合部230との係合の解除が不可能となるので、この係合解除が不用意に行われることがなく、第1ハウジング100と第2ハウジング200との結合力が更に強化される。
本発明は、ロックアームがその奥行き方向手前側の端部における手前に向く面のほぼ全面で補強部材の表面に面接触する実施形態を含む。そのなかで上記実施形態では、補強部材300には、ロックアーム130が干渉したときに、ロックアーム130の奥行き方向手前側の端部134における手前に向く面と接触する突起340が設けられている。このようにすれば、ロックアーム130が撓んで補強部材300に干渉したときにロックアーム130が突起340に接触するので、ロックアーム130の端部134における手前に向く面のほぼ全面が補強部材300の表面に面接触するよりも接触面積が小さくなり、ほぼ奥行き方向に向いた面同士が擦り合う摩擦によりロックアーム130が復原せずに撓んだまま保持されてロック爪133と係合部230とが係合しなくなるという不具合が発生しにくい。
本発明は、補強部材に保持アームを設けない実施形態を含む。しかし、上記実施形態の場合、補強部材300には係止アーム320の幅方向外側に、本体310から奥行き方向の奥に向かってほぼ平行に延びる一対の可撓性ある保持アーム330が設けられ、それぞれの保持アーム330には、幅方向に突出して補強部材300が奥行き方向手前に抜けないように第1ハウジング100に掛るフック部331が設けられている。このようにすれば、保持アーム330のフック部331が第1ハウジング100に掛かることで補強部材300が第1ハウジング100から脱落することが防止される。
本発明は係止アーム及び第2張出部の接触部の形状を限定するものではないが、図25ないし図30に示すように、係止アーム320の幅方向の内側で且つ奥側の端にある角部を面取りしておけば、係止アーム320が第2張出部220に当たって幅方向の両側に逃げるときに、この動作がスムーズに行われるので好ましい。逆に第2張出部の幅方向の両端で且つ手前側の端にある角部を面取りしてもよいし、これらを併用してもよい。また、図25ないし図30に示すように、係止アーム320における基端側凹部322の奥端を形成する部位及び第2張出部220の幅方向の両側で奥側の端にある角部を面取りしておけば、補強部材300手前位置まで引くときに、この動作がスムーズに行われるので好ましい。このように両部材に面取りせずに、いずれか一方にのみ面取りするようにしてもよい。第1ハウジング100を第2ハウジング200に挿入していく場合、撓んだロックアーム130が補強部材300に干渉し又は干渉可能となって補強部材300の第1ハウジング100に対する奥へのスライドを阻止する動作は、第1ハウジング100を第2ハウジング200に挿入し始めた直後から開始されなくてもよく、係止アーム320が第2張出部220に当たって幅方向の両側に逃げて先端側凹部321を第1張出部120から外す動作が行われる時点よりも前に開始されればよい。
以上の実施形態の説明により、第1ハウジング又は第2ハウジングにコンタクトが設けられているハウジング組立体が開示された。さらに、本発明のハウジング組立体と、第1ハウジングに設けられた第1コンタクトと、第2ハウジングに設けられた第2コンタクトとを備え、第1ハウジングが第2ハウジングに嵌合すると第1コンタクトが第2コンタクトに結合し、第1ハウジングを第2ハウジングから引き抜くと第1コンタクトが第2コンタクトから離脱するように構成した一対の電気コネクタについても充分に開示された。本発明は、以上の実施形態の特徴を適宜組み合わせてなる実施形態を含むものである。
実施形態のハウジング組立体を示す斜視図である。 実施形態のハウジング組立体を奥行き方向の手前からみた正面図である。 実施形態のハウジング組立体の第1ハウジング及び補強部材を示す斜視図である。 実施形態のハウジング組立体の第1ハウジング及び補強部材を奥行き方向の手前からみた正面図である。 図4のV−V線における断面図である。 図4のVI−VI線における断面図である。 実施形態のハウジング組立体の第2ハウジングを示す斜視図である。 実施形態のハウジング組立体の第2ハウジングを高さ方向からみた平面図である。 実施形態のハウジング組立体の第2ハウジングを奥行き方向の手前からみた正面図である。 図9のX−X線における断面図である。 図9のXI−XI線における断面図である。 実施形態のハウジング組立体の第1ハウジングを示す斜視図である。 実施形態のハウジング組立体の第1ハウジングを奥行き方向の手前からみた正面図である。 実施形態のハウジング組立体の補強部材を示す斜視図である。 実施形態のハウジング組立体の補強部材を高さ方向からみた平面図である。 実施形態のハウジング組立体の補強部材を奥行き方向の奥からみた背面図である。 実施形態の一対の電気コネクタを図2のXVII−XVII線に相当する位置で断面した断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに挿入中であり、補強部材は手前位置にある。 図17と同様の実施形態の一対の電気コネクタの断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに挿入中であり、ロック爪が係合部を乗り越えようとしており、補強部材は手前位置にある。 図17と同様の実施形態の一対の電気コネクタの断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに嵌合しており、補強部材は手前位置にある。 図17と同様の実施形態の一対の電気コネクタの断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに嵌合しており、補強部材は奥位置にある。 実施形態の一対の電気コネクタを図2のXXI−XXI線に相当する位置で断面した断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに挿入中であり、補強部材は手前位置にある。 図21と同様の実施形態の一対の電気コネクタの断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに挿入中であり、ロック爪が係合部を乗り越えようとしており、補強部材は手前位置にある。 図21と同様の図である。第1ハウジングは第2ハウジングに嵌合しており、補強部材は手前位置にある。 図21と同様の図である。第1ハウジングは第2ハウジングに嵌合しており、補強部材は奥位置にある。 実施形態のハウジング組立体を高さ方向に向く面で断面して示す断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに挿入中であり、補強部材の先端側凹部は第1張出部を嵌合して補強部材を手前位置に保持している。 実施形態のハウジング組立体を高さ方向に向く面で断面して示す断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに嵌合する直前であり、第2張出部が係止アームを幅方向の両側に押しのけて第1張出部を先端側凹部から外している。 実施形態のハウジング組立体を高さ方向に向く面で断面して示す断面図である。第1ハウジングは第2ハウジングに嵌合しており、第2張出部が係止アームを幅方向の両側に押しのけて第1張出部を先端側凹部から外して補強部材を第1ハウジングに対して奥行き方向の奥へ押すことができるようにしている。 実施形態のハウジング組立体を高さ方向に向く面で断面して示す断面図である。図27の状態から補強部材を第1ハウジングに対して奥行き方向の奥へ押している。 実施形態のハウジング組立体を高さ方向に向く面で断面して示す断面図である。図28の状態から更に補強部材を第1ハウジングに対して奥行き方向の奥へ押している。 実施形態のハウジング組立体を高さ方向に向く面で断面して示す断面図である。図29の状態から更に補強部材を第1ハウジングに対して奥行き方向の奥へ押し、基端側凹部に第1張出部及び第2張出部を嵌合して補強部材を奥位置に保持した。
符号の説明
H ハウジング組立体
100 第1ハウジング
110 収容室
120 第1張出部
130 ロックアーム
131 奥側の端部
132 操作部
133 ロック爪
134 手前側の端部
200 第2ハウジング
210 空洞
220 第2張出部
230 係合部
300 補強部材
310 本体
320 係止アーム
321 先端側凹部
322 基端側凹部
330 保持アーム
331 フック部
340 突起
L 隙間

Claims (6)

  1. 結合し又は離脱する一対の電気コネクタの絶縁ハウジングである第1ハウジング及び第2ハウジングと、これらのハウジングの結合力を強化する補強部材とを備えたハウジング組立体であって、
    互いに直交する奥行き方向、幅方向及び高さ方向をとったときに、第2ハウジングには奥行き方向の手前に開口して第1ハウジングが嵌合する空洞が設けられており、
    第1ハウジングには、奥行き方向の奥から手前に向かって延びて低い側へ撓むことができ、高い側にロック爪を有するロックアームが設けられ、
    第2ハウジングにおける空洞に面する壁のうち空洞に対して高い側の壁に、ロックアームが奥へ移動するときにロックアームの撓みによりロック爪が乗り越えてから係合する係合部が設けられ、
    第1ハウジングには、第1ハウジングを奥行き方向に貫通する収容室が設けられ、この収容室には本体を有する補強部材が、第1ハウジングよりも手前に本体を出した手前位置と、これよりも奥側にある奥位置との間でスライドできるように嵌挿されており、
    第1ハウジングの収容室には幅方向の両側に張り出す第1張出部が配置され、第1張出部は第1ハウジングに固定されており、
    第2ハウジングの空洞には幅方向の両側に張り出す第2張出部が配置され、第2張出部は第2ハウジングに固定されており、
    補強部材にはその本体から奥に向かって延び且つ幅方向にほぼ平行である一対の可撓性ある係止アームが設けられ、それぞれの係止アームには、幅方向の内側から外側に向かって凹み、補強部材が手前位置にあるときに第1張出部に嵌合する先端側凹部と、この先端側凹部よりも奥行き方向手前で幅方向の内側から外側に向かって凹み、第1ハウジングが第2ハウジングの空洞に嵌合して補強部材が奥位置にあるときに第1張出部及び第2張出部に嵌合する基端側凹部とが設けられており、
    先端側凹部の第1張出部への嵌合により補強部材を手前位置に保持しておいて第1ハウジングを第2ハウジングの空洞へ挿入し、補強部材又は第1ハウジングを第2ハウジングに対して奥へ押すと、撓んだロックアームが補強部材に干渉し又は干渉可能となって補強部材の第1ハウジングに対する奥へのスライドを阻止しながら、係止アームが第2張出部に当たって幅方向の両側に逃げて先端側凹部を第1張出部から外し、第1ハウジングが第2ハウジングの空洞に嵌合するとロック爪の係合部への係合によりロックアームが復帰して補強部材の第1ハウジングに対する奥へのスライドが許容され、補強部材を第1ハウジングに対して奥位置まで押すと基端側凹部が第1張出部及び第2張出部に嵌合するように構成したハウジング組立体。
  2. 補強部材が手前位置にあるときは補強部材とロックアームとの間に高さ方向に隙間があき、ロックアームの撓みを許容することでロック爪と係合部との係合及び係合の解除を可能とし、補強部材が奥位置にあるときは上記隙間を詰め、ロックアームの撓みを阻止することでロック爪と係合部との係合の解除を不可能とするように構成した請求項1のハウジング組立体。
  3. 補強部材には、ロックアームが干渉したときに、ロックアームと接触する突起が設けられている請求項1又は請求項2のハウジング組立体。
  4. 補強部材には係止アームの幅方向外側に、本体から奥行き方向の奥に向かってほぼ平行に延びる一対の可撓性ある保持アームが設けられ、それぞれの保持アームには、幅方向に突出して補強部材が奥行き方向手前に抜けないように第1ハウジングに掛るフック部が設けられている請求項1ないし請求項3のうちいずれか1項のハウジング組立体。
  5. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項のハウジング組立体において、さらに第1ハウジング又は第2ハウジングにコンタクトが設けられているハウジング組立体。
  6. 請求項1ないし請求項4のうちいずれか1項のハウジング組立体と、
    第1ハウジングに設けられた第1コンタクトと、
    第2ハウジングに設けられた第2コンタクトとを備え、
    第1ハウジングが第2ハウジングに嵌合すると第1コンタクトが第2コンタクトに接触し、第1ハウジングを第2ハウジングから引き抜くと第1コンタクトが第2コンタクトから離脱するように構成した一対の電気コネクタ。
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