JP2020183268A - 箱用シート - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、トレイ状に組立可能で、かつ製函コストを抑えることができる箱用シートの提供を課題とする。【解決手段】本発明の箱用シートは、左右方向の一方側から他方側に交互に連接され、四角筒状に組み立てられる一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、一対の第2側面パネルの上縁から延出し、内側に折り曲げられる一対の接続フラップとを備え、一対の接続フラップ間に上部開口が形成される箱型に組立可能であり、第1側面パネルが、略矩形状の本体及びこの本体の上縁の一部から突出する突片を有し、突片が、本体の上縁から連続する基端部及びこの基端部から上方に連続する拡幅部を有し、接続フラップが、組立状態で一対の第1側面パネルの上縁間に架け渡される天面部及びこの天面部の側縁から延出する折曲部を有し、接続フラップが、天面部及び折曲部の境界部分で本体及び拡幅部の間に係止可能に構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、箱用シートに関する。
段ボールシート等から構成される箱用シートを組み立ててなる箱体が物品の保管、運搬用容器として広く用いられている。この箱体としては、例えば略方形状の底板、及びこの底板の側辺から上方に伸びる4つの側板を備え、上方に開口したトレイ状のものが利用されている。
一般にトレイ状の箱体は、底板を形成する略矩形状の底面パネルと、この底面パネルの各辺から延出し、側板を形成する4つの側板形成用パネルとを有するシート体から組み立てられる(特開2015−63325号公報参照)。
特開2015−63325号公報
しかしながら、上記公報に記載されているようなトレイ状の箱体は、製函機に要するコストが大きく、製函コストが高くなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、トレイ状に組立可能で、かつ製函コストを抑えることができる箱用シートの提供を課題とする。
上記課題を解決するためになされた本発明に係る箱用シートは、左右方向の一方側から他方側に交互に連接され、四角筒状に組み立てられる一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、上記一対の第2側面パネルの上縁から延出し、内側に折り曲げられる一対の接続フラップとを備え、上記一対の接続フラップ間に上部開口が形成される箱型に組立可能であり、上記第1側面パネルが、略矩形状の本体及びこの本体の上縁の一部から突出する突片を有し、上記突片が、上記本体の上縁から連続する基端部及びこの基端部から上方に連続する拡幅部を有し、上記接続フラップが、組立状態で上記一対の第1側面パネルの上縁間に架け渡される天面部及びこの天面部の側縁から延出する折曲部を有し、上記接続フラップが、上記天面部及び折曲部の境界部分で上記本体及び拡幅部の間に係止可能に構成される。
当該箱用シートは、第2側面パネルの上縁から延出する接続フラップが、天面部及び折曲部の境界部分で第1側面パネルの本体及び拡幅部の間に係止可能に構成されることで、この天面部によって内容物を上方から支持可能で、かつこの天面部上に他の箱体を積み重ね可能なトレイ状の箱体に組み立てられる。当該箱用シートは、上記各一対の第1側面パネル及び第2側面パネルを四角筒状に組み立てて箱体を形成するものであり、A式(いわゆるミカン箱タイプ)用の製函機を用いて安価に製函することができる。
当該箱用シートは、上記本体の上縁から延出し、組立状態でこの本体の内面側に折り返される折り返しフラップをさらに備えるとよい。このように、上記本体の上縁から延出し、組立状態でこの本体の内面側に折り返される折り返しフラップをさらに備えることによって、箱体内に収容される物品を上記折り返しフラップによって側方から押さえることができ、この物品の箱体内でのぐらつきを抑制し、この物品を箱体内に安定的に保持することができる。
上記折り返しフラップが上記突片を取り囲んでいるとよい。このように、上記折り返しフラップが上記突片を取り囲んでいることによって、箱体内に収容される物品の箱体内でのぐらつきをより確実に抑制できると共に、上記折り返しフラップによって上記突片の意図しない損傷を抑えることができる。
上記折り返しフラップと上記折曲部とが破断容易線によって分離可能に接続されているとよい。このように、上記折り返しフラップと上記折曲部とが破断容易線によって分離可能に接続されていることによって、組立段階に対応して上記破断容易線を破断することで、製函時における上記折曲部の意図しない接触を防止することができる。
上記接続フラップが、上記天面部と折曲部との先端部同士を分離するスリットを有し、上記基端部がこのスリットに嵌合可能に構成されるとよい。このように、上記接続フラップが、上記天面部と折曲部との先端部同士を分離するスリットを有し、上記基端部がこのスリットに嵌合可能に構成されることによって、上記接続フラップを上記本体及び拡幅部の間に容易かつ確実に係止することができる。
当該箱用シートは、上記本体及び突片間の境界に折り曲げ容易線を有しないとよい。このように、上記本体及び突片間の境界に折り曲げ容易線を有しないことによって、一対の上記突片を、積み重ねられる他の箱体を左右方向の両側から支持するガイドとして機能させやすい。
なお、本発明において、「左右方向」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体において想定される一般的な使用態様における水平方向をいう。「上」とは、上記左右方向を基準とする上を意味する。「内側」とは、箱体における内面側を意味する。
以上説明したように、本発明に係る箱用シートは、トレイ状に組立可能で、かつ製函コストを抑えることができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図2は、図1の箱用シートを組み立ててなる箱体を示す模式的斜視図である。 図3は、図2の箱体の模式的平面図である。 図4は、図1の箱用シートの一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルを無端状に接続した状態を示す模式的平面図である。 図5は、図2の箱体における接続フラップの係止構造を示す模式的部分拡大斜視図である。 図6は、図1の箱用シートの接続フラップと折り返しフラップとの接続部分を示す模式的部分拡大図である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本発明の実施の形態を詳説する。
[第一実施形態]
図1の箱用シート1は、1枚のシートからなる。当該箱用シート1は、左右方向の一方側から他方側に交互に連接され、四角筒状に組み立てられる一対の第1側面パネル11及び一対の第2側面パネル12と、一対の第2側面パネル12の上縁から延出し、内側に折り曲げられる一対の接続フラップ13とを備える。また、当該箱用シート1は、一対の第1側面パネル11の上縁(詳しくは、後述する本体11aの上縁)から延出する一対の折り返しフラップ14を備える。さらに、当該箱用シート1は、一対の第1側面パネル11の下縁から延出する一対の底外フラップ15と、一対の第2側面パネル12の下縁から延出する一対の底内フラップ16と、左右方向外側に位置する第1側面パネル11の第2側面パネル12との連接側と反対側の側縁に連接される糊代17とを備える。なお、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの内面に筋押しして形成される罫線を示す。また、本明細書において、「下」とは、左右方向を基準とする下を意味する。
当該箱用シート1は、一対の接続フラップ13間に上部開口が形成される箱型に組立可能であり、具体的には図2及び図3に示す箱体2に組み立てられる。箱体2の組立手順について説明する。まず、図4に示すように、左右方向外側に位置する第1側面パネル11(糊代17が連接される第1側面パネル11)をこの第1側面パネル11に連接される第2側面パネル12の内面に折り重ね、左右方向外側(糊代17が設けられる側と反対側)に位置する第2側面パネル12をこの第2側面パネル12に連接される第1側面パネル11の内面に折り重ね、糊代17を折り重ねられた第2側面パネル12の内面に貼着する。
続いて、無端状に接続された一対の第1側面パネル11及び一対の第2側面パネル12を四角筒状に広げたうえ、一対の底内フラップ16を内側に折り曲げ、一対の底外フラップ15を内側に折り曲げて先端縁同士を突き合わせ、箱体2の底部を組み立てる。次に、一対の折り返しフラップ14を一対の第1側面パネル11の内面側に折り返した後、一対の接続フラップ13を一対の第1側面パネル11の上縁間に架け渡すよう内側に折り曲げ、これらの接続フラップ13を第1側面パネル11に係止する。
当該箱用シート1は、一対の第1側面パネル11及び一対の第2側面パネル12が無端状に接続された状態で箱体2の使用者(ユーザ)に提供される。この無端状に接続された状態では、接続フラップ13と折り返しフラップ14とは、後述の破断容易線22を介して接続されている。当該箱用シート1は、ユーザが箱体2を組み立てる際に接続フラップ13と折り返しフラップ14とを分離することが好ましい。なお、図2に示すように、一対の底外フラップ15の先端縁同士の突き合わせ部には、例えば封函テープXが貼着され、これにより箱体2の下部開口が封止される。
当該箱用シート1に用いられるシートとしては、当該箱用シート1を組み立ててなる箱体2の形状を維持できる程度の強度を有し、かつ適度な反発力を有している限り特に限定されないが、典型的には段ボールシートが挙げられる。当該箱用シート1を形成する段ボールシートとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。上記シートが両面段ボールシートである場合、当該箱用シート1のシート厚さとしては、例えば1.5mm以上5mm以下程度とすることができる。
(第1側面パネル)
一対の第1側面パネル11は略同一形状に形成されている。第1側面パネル11は、略矩形状の本体11a及び本体11aの上縁の一部から突出する突片11bを有する。本体11aは、第2側面パネル12と左右方向に連接され、第2側面パネル12と共に箱体2の側壁を構成する。本体11aの左右方向長さは、第2側面パネル12の左右方向長さよりも大きい。つまり、第1側面パネル11は、本体11aが箱体2の長さ面を形成する長さ面パネルである。
本体11aの左右方向長さとしては、箱体2に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば20cm以上50cm以下とすることができる。本体11aの上下方向長さとしては、箱体2に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば10cm以上50cm以下とすることができる。
突片11bは、本体11aの左右方向中央部から上方に突出している。好ましくは、突片11bは、本体11aの左右方向中心位置を基準として左右対称な形状とされる。突片11bは、本体11aの上縁から連続する基端部21aと基端部21aから上方に連続する拡幅部21bとを有する。
基端部21aは、上下方向長さに対して左右方向長さの大きい矩形状である。基端部21aの上下方向長さL1は当該箱用シート1のシート厚さ以上とされる。当該箱用シート1のシート厚さに対する基端部21aの上下方向長さL1の比の下限としては、1.0であり、2.0が好ましく、2.5がより好ましい。一方、上記比の上限としては、5.0が好ましく、3.5がより好ましい。上記比が上記下限に満たないと、本体11aと拡幅部21bとの間に接続フラップ13を係止し難くなるおそれがある。逆に、上記比が上記上限を超えると、接続フラップ13の係止状態で、この接続フラップ13が上下方向にぐらつきやすくなるおそれがある。
拡幅部21bは、本体11aの上縁と対向する左右一対の下縁21cと、これらの下縁21cから連続し、上方に延びる左右一対の側縁21dとを有する。一対の下縁21cは、本体11aの上縁と平行に配設される。一対の側縁21dは、一対の下縁21cから連続し、上方かつ左右方向外側に延びる第1部分と、この第1部分から連続し、上方かつ左右方向内側に延びる第2部分とを有する。上記第1部分は、例えば直線状である。上記第2部分は、例えば上方かつ左右方向外側に凸に湾曲している。
本体11aと突片11bとの間の境界には折り曲げ容易線は形成されないことが好ましい。当該箱用シート1は、本体11aと突片11bとの間の境界に折り曲げ容易線を有しないことによって、一対の突片11bを、一対の接続フラップ13を固定するための固定部材としての機能に加え、積み重ねられる他の箱体を左右方向の両側から支持するガイドとして機能させやすい。
(第2側面パネル)
一対の第2側面パネル12は矩形状かつ略同一形状に形成されている。一対の第2側面パネル12は、箱体2の幅面を形成する幅面パネルである。一対の第2側面パネル12の上下方向長さとしては、一対の第1側面パネル11の本体11aの上下方向長さと略同じとすることができる。
一対の第2側面パネル12の左右方向長さとしては、箱体2に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば15cm以上40cm以下とすることができる。
(接続フラップ)
接続フラップ13は、組立状態で一対の第1側面パネル11の上縁間(より詳しくは、一対の本体11aの上縁間)に架け渡される天面部13a及び天面部13aの側縁から延出する折曲部13bを有する。また、接続フラップ13は、天面部13aと折曲部13bとの先端部同士を分離するスリット13cを有する。図2、図3及び図5に示すように、接続フラップ13は、天面部13a及び折曲部13bの境界部分で本体11a及び拡幅部21bの間に係止可能に構成されている。
天面部13aは、第2側面パネル12の上縁に連接されている。天面部13aは、組立状態で第2側面パネル12に対して内側に略垂直に折り曲げられる。これにより、天面部13aは、箱体2において、内容物を上方から支持し、内容物の脱落を抑制する支持部として機能すると共に、他の箱体を積み重ねる際の台座として機能する。
天面部13aの幅は、この天面部13aが連接される第2側面パネル12の左右方向長さと同じとすることができる。換言すると、天面部13aは、第2側面パネル12の側縁から直線状に延びる側縁を有する構成とすることができる。
折曲部13bは、天面部13aの側縁から、この天面部13aが連接される第2側面パネル12と隣接する第1側面パネル11側に突出している。
天面部13aと折曲部13bとの先端部同士は上述のスリット13cによって分離されている。より詳しくは、接続フラップ13は、第2側面パネル12の側縁から連続し、天面部13a及び折曲部13bを両者の境界で折り曲げ可能に構成する折り曲げ容易線13dと、この折り曲げ容易線13dから連続するスリット13cとを有している。折り曲げ容易線13d及びスリット13cは全体として直線状に形成されている。これにより、接続フラップ13は、図5に示すように、天面部13aを一対の本体11aの上縁間に架け渡した状態で、折り曲げ容易線13dで折曲部13bを下方に折り曲げ、スリット13cを画定する天面部13a及び折曲部13bの側縁間に基端部21aを挟み込むことができるよう構成されている。すなわち、当該箱用シート1は、接続フラップ13がスリット13cを有することで、基端部21aがスリット13cに嵌合可能に構成されている。これにより、当該箱用シート1は、接続フラップ13を本体11a及び拡幅部21bの間に容易かつ確実に係止することができる。
折り曲げ容易線13dとしては、シート材の片面を筋押しした罫線であってもよいが、天面部13aと折曲部13bとの境界で確実に折り曲げできるよう、複数の切断線と複数の罫線とが交互に連続したリード罫線であることが好ましい。
基端部21aがスリット13cに嵌合可能に構成される場合、図6に示すように、折り曲げ容易線13d及びスリット13cの合計長さ(L2+L3)は、この折り曲げ容易線13d及びスリット13cに隣接する本体11aの上縁の長さ(基端部21aの側縁から折り曲げ容易線13d側に延びる本体11aの上縁の長さ)L4よりも大きい。また、折り曲げ容易線13d単体の長さL2は、この折り曲げ容易線13dに隣接する本体11aの上縁の長さL4よりも小さい。
折り曲げ容易線13d及びスリット13cの合計長さ(L2+L3)と本体11aの上縁の長さL4との差の下限としては、シート厚さが好ましく、シート厚さの1.5倍がより好ましい。一方、上記差の上限としては、シート厚さの4倍が好ましく、シート厚さの3倍がより好ましい。上記差が上記下限に満たないと、基端部21aを天面部13aと折曲部13bとの側縁間に挟み込み難くなるおそれがある。逆に、上記差が上記上限を超えると、接続フラップ13と拡幅部21bとが干渉し、接続フラップ13を基端部21a側まで折り曲げることが困難になるおそれがある。
スリット13cの長さL3の下限としては、シート厚さの3倍が好ましく、シート厚さの5倍がより好ましい。一方、スリット13cの長さL3の上限としては、シート厚さの15倍が好ましく、シート厚さの10倍がより好ましい。上記長さL3が上記下限に満たないと、基端部21aを天面部13aと折曲部13bとの側縁間に挟み込み難くなるおそれがある。逆に、上記長さL3が上記上限を超えると、基端部21aを天面部13aと折曲部13bとの側縁間に確実に挟持し難くなるおそれがある。
(折り返しフラップ)
折り返しフラップ14は、本体11aの上縁から延出し、図2及び図3に示すように、組立状態で本体11aの内面側に折り返される。折り返しフラップ14は、シートの反力で箱体2内に収容される物品を側方から押圧可能に構成される。当該箱用シート1は、折り返しフラップ14を備えることで、箱体2内に収容される物品を側方から押さえることができ、この物品の箱体2内でのぐらつきを抑制し、この物品を箱体2内に安定的に保持することができる。
図1に示すように、折り返しフラップ14は、突片11bを取り囲んでいる。具体的には、折り返しフラップ14と突片11bとは、切断線によって分離されており、両者の切断エッジはこの切断線を挟んで対向している。当該箱用シート1は、折り返しフラップ14が突片11bを取り囲んでいることによって、箱体2内に収容される物品の箱体2内でのぐらつきをより確実に抑制できると共に、折り返しフラップ14によって突片11bの意図しない損傷を抑えることができる。
折り返しフラップ14は、突片11bとの連接部分を除く本体11aの上縁の全領域から延出している。これにより、折り返しフラップ14は、箱体2内で長さ面の両端に亘って配置される。当該箱用シート1は、折り返しフラップ14が箱体2内で長さ面の両端に亘って配置されることで、箱体2内に収容される物品の箱体2内でのぐらつきをより確実に抑制することができる。
折り返しフラップ14は、折曲部13bと連続して設けられる。具体的には、折り返しフラップ14は、本体11aの側縁と連続する側縁に切欠きを有しており、この切欠き部分に折曲部13bが配置されている。
折り返しフラップ14と折曲部13bとは破断容易線22によって分離可能に接続されている。つまり、一対の折り返しフラップ14と一対の接続フラップ13とは側縁同士で分離可能に接続されている。換言すると、当該箱用シート1は、破断容易線22による接続状態で、一対の折り返しフラップ14及び一対の接続フラップ13が一体的に形成されている。当該箱用シート1は、折り返しフラップ14と折曲部13bとが破断容易線22によって分離可能に接続されていることによって、組立段階に対応して破断容易線22を破断することができ、製函時における折曲部13bの意図しない接触を防止することができる。その結果、当該箱用シート1は、製函時における折曲部13bの破損や、折曲部13bとの接触に起因する製函機のトラブルを抑制することができる。
(底外フラップ)
一対の底外フラップ15は矩形状かつ略同一形状に形成されている。底外フラップ15の幅は、第1側面パネル11の左右方向長さと略等しい。底外フラップ15の延出方向長さは、第2側面パネル12の左右方向長さの略1/2である。
(底内フラップ)
一対の底内フラップ16は矩形状かつ略同一形状に形成されている。底内フラップ16の幅は、第2側面パネル12の左右方向長さと略等しい。底内フラップ16の延出方向長さは、底外フラップ15の延出方向長さと略等しい。
<利点>
当該箱用シート1は、第2側面パネル12の上縁から延出する接続フラップ13が、天面部13a及び折曲部13bの境界部分で第1側面パネル11の本体11a及び拡幅部21bの間に係止可能に構成されることで、この天面部13aによって内容物を上方から支持可能で、かつこの天面部13a上に他の箱体を積み重ね可能なトレイ状の箱体2に組み立てられる。当該箱用シート1は、各一対の第1側面パネル11及び第2側面パネル12を四角筒状に組み立てて箱体2を形成するものであり、A式(いわゆるミカン箱タイプ)用の製函機を用いて安価に製函することができる。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本発明の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本発明の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば当該箱用シートは、本体の上縁から延出する上述の折り返しフラップを備えていなくてもよい。但し、当該箱用シートは、上記折り返しフラップを備えることで、内容物のサイズを箱体のサイズに対して正確に調整しなくても、内容物を箱体内で安定的に保持することができる。
当該箱用シートが折り返しフラップを備える場合でも、この折り返しフラップは必ずしも上述の突片を取り囲んでいなくてもよい。
当該箱用シートは、折り返しフラップを備える場合でも、この折り返しフラップと上記折曲部とが破断容易線によって分離可能に接続されない構成とすることも可能である。
上記接続フラップは、上記天面部と折曲部との先端部同士を分離するスリットを有しなくてもよい。例えば上記天面部と折曲部との先端部同士の境界線には、折り曲げ容易線が形成されていてもよい。
以上のように、本発明に係る箱用シートは、トレイ状に組立可能で、かつ製函コストを抑えることができる。
1 箱用シート
2 箱体
11 第1側面パネル
11a 本体
11b 突片
12 第2側面パネル
13 接続フラップ
13a 天面部
13b 折曲部
13c スリット
13d 折り曲げ容易線
14 折り返しフラップ
15 底外フラップ
16 底内フラップ
17 糊代
21a 基端部
21b 拡幅部
21c 下縁
21d 側縁
22 破断容易線
X 封函テープ

Claims (6)

  1. 左右方向の一方側から他方側に交互に連接され、四角筒状に組み立てられる一対の第1側面パネル及び一対の第2側面パネルと、
    上記一対の第2側面パネルの上縁から延出し、内側に折り曲げられる一対の接続フラップと
    を備え、
    上記一対の接続フラップ間に上部開口が形成される箱型に組立可能であり、
    上記第1側面パネルが、略矩形状の本体及びこの本体の上縁の一部から突出する突片を有し、
    上記突片が、上記本体の上縁から連続する基端部及びこの基端部から上方に連続する拡幅部を有し、
    上記接続フラップが、組立状態で上記一対の第1側面パネルの上縁間に架け渡される天面部及びこの天面部の側縁から延出する折曲部を有し、
    上記接続フラップが、上記天面部及び折曲部の境界部分で上記本体及び拡幅部の間に係止可能に構成される箱用シート。
  2. 上記本体の上縁から延出し、組立状態でこの本体の内面側に折り返される折り返しフラップをさらに備える請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記折り返しフラップが上記突片を取り囲んでいる請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記折り返しフラップと上記折曲部とが破断容易線によって分離可能に接続されている請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記接続フラップが、上記天面部と折曲部との先端部同士を分離するスリットを有し、上記基端部がこのスリットに嵌合可能に構成される請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。
  6. 上記本体及び突片間の境界に折り曲げ容易線を有しない請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の箱用シート。
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