JP3226503U - 箱用シート - Google Patents

箱用シート Download PDF

Info

Publication number
JP3226503U
JP3226503U JP2020000879U JP2020000879U JP3226503U JP 3226503 U JP3226503 U JP 3226503U JP 2020000879 U JP2020000879 U JP 2020000879U JP 2020000879 U JP2020000879 U JP 2020000879U JP 3226503 U JP3226503 U JP 3226503U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flap
lid
pair
notch
length
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020000879U
Other languages
English (en)
Inventor
鋼佑 小平
鋼佑 小平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daio Package Co Ltd
Original Assignee
Daio Package Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daio Package Co Ltd filed Critical Daio Package Co Ltd
Priority to JP2020000879U priority Critical patent/JP3226503U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3226503U publication Critical patent/JP3226503U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Cartons (AREA)

Abstract

【課題】蓋外フラップを蓋内フラップに容易に係合することができると共に、箱体の蓋部の強度を維持しやすい箱用シートを提供する。【解決手段】箱用シート10は、第1蓋外フラップ3aが、幅方向の両側の先端縁から延出する一対の突片11bを有し、一対の蓋内フラップ4a、4bが、基端縁に沿って延びる第1切込み12a、12bと、この第1切込みと平行な第2切込み13a、13bと、第1切込み及び第2切込みの組立時に第2蓋外フラップ3b側に位置する端部同士を接続する第3切込み14a、14bとによって形成され、組立時に突片が挿入されるスリット15a、15bと、第1切込み及び第2切込みの組立時に第1蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する折り曲げ容易線16a、16bとを有し、第3切込みが、蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に第2蓋外フラップが位置する側に傾斜している。【選択図】図1

Description

本考案は、箱用シートに関する。
段ボールシート等から組み立てられる箱体が、物品の保管、運搬等に広く用いられている。この段ボールシートとしては、左右方向に交互に連接され、四角筒状に組み立てられる一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルと、一対の長さ面パネルの上縁から延出する一対の蓋外フラップと、一対の幅面パネルの上縁から延出する一対の蓋内フラップとを備え、一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルを四角筒状に組み立てたうえ、一対の蓋内フラップを内側に折り曲げ、さらに一対の蓋外フラップを内側に折り曲げて蓋部を形成するものが広く採用されている。
この段ボールシートとしては、蓋部を容易に閉塞できるよう、蓋外フラップの幅方向の両側の先端縁に一対の突片を設け、これらの突片を蓋内フラップに設けられたスリットに挿入させる構成のものが発案されている(実開平02−80521号公報参照)。
実開平02−80521号公報
上記公報には、蓋外フラップの先端辺の両端側に第1の舌片部を設け、かつこの蓋外フラップに幅方向に横断する折り目を設けると共に、一対の蓋内フラップに第1の舌片部が挿入されるスリットを設けた構成が記載されている。上記公報には、蓋外フラップに形成された折り目を折り曲げ、一対の第1の舌片部をそれぞれスリットに挿入することで箱体の蓋部を形成することが記載されている。
しかしながら、この構成によると、箱体の蓋部を横断する折り目が設けられることに起因して、蓋部の強度が小さくなりやすい。
本考案は、このような不都合に鑑みてなされたものであり、蓋外フラップを蓋内フラップに容易に係合することができると共に、箱体の蓋部の強度を維持しやすい箱用シートを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係る箱用シートは、組立状態で互いに対向し、上下に開口を有する四角筒状に組み立てられる一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルと、一方の上記長さ面パネルの上縁から延出する第1蓋外フラップと、他方の上記長さ面パネルの上縁から延出する第2蓋外フラップと、上記一対の幅面パネルの上縁から延出する一対の蓋内フラップとを備え、箱型に組み立て可能な箱用シートであって、上記第1蓋外フラップが、幅方向の両側の先端縁から延出する一対の突片を有し、上記一対の蓋内フラップが、基端縁に沿って延びる第1切込みと、この第1切込みと平行な第2切込みと、上記第1切込み及び上記第2切込みの組立時に上記第2蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する第3切込みとによって形成され、組立時に上記突片が挿入されるスリットと、上記第1切込み及び上記第2切込みの組立時に上記第1蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する折り曲げ容易線とを有し、上記第3切込みが、上記蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に上記第2蓋外フラップが位置する側に傾斜している。
本考案の一態様に係る箱用シートは、蓋外フラップを蓋内フラップに容易に係合することができると共に、箱体の蓋部の強度を維持しやすい。
図1は、本考案の一実施形態に係る箱用シートを示す模式的平面図である。 図2は、図1の箱用シートを組み立ててなる箱体の模式的斜視図である。 図3は、図1の箱用シートの第1蓋外フラップに設けられる一対の突片を一対の蓋内フラップに設けられるスリットに挿入する途中の状態を示す模式的平面図である。 図4は、図3の状態のIV−IV線断面図である。 図5は、図1の箱用シートの第1蓋外フラップに設けられる一対の突片を一対の蓋内フラップに設けられるスリットに挿入した状態を示す模式的平面図である。
[本考案の実施形態の説明]
最初に本考案の実施態様を列記して説明する。
本考案の一態様に係る箱用シートは、組立状態で互いに対向し、上下に開口を有する四角筒状に組み立てられる一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルと、一方の上記長さ面パネルの上縁から延出する第1蓋外フラップと、他方の上記長さ面パネルの上縁から延出する第2蓋外フラップと、上記一対の幅面パネルの上縁から延出する一対の蓋内フラップとを備え、箱型に組み立て可能な箱用シートであって、上記第1蓋外フラップが、幅方向の両側の先端縁から延出する一対の突片を有し、上記一対の蓋内フラップが、基端縁に沿って延びる第1切込みと、この第1切込みと平行な第2切込みと、上記第1切込み及び上記第2切込みの組立時に上記第2蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する第3切込みとによって形成され、組立時に上記突片が挿入されるスリットと、上記第1切込み及び上記第2切込みの組立時に上記第1蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する折り曲げ容易線とを有し、上記第3切込みが、上記蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に上記第2蓋外フラップが位置する側に傾斜している。
当該箱用シートは、一対の蓋内フラップが、基端縁に沿って延びる第1切込みと、この第1切込みと平行な第2切込みと、上記第1切込み及び上記第2切込みの組立時に第2蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する第3切込みとによって形成され、組立時に上記突片が挿入されるスリットと、上記第1切込み及び上記第2切込みの組立時に上記第1蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する折り曲げ容易線とを有している。これにより、上記一対の蓋内フラップには、上記スリット及び上記折り曲げ容易線によって画定される舌片が形成されている。当該箱用シートは、第1蓋外フラップに設けられる一対の突片を上記スリットに挿入することで、上記一対の突片を蓋内フラップの本体と上記舌片との間に挟み込むことができる。また、当該箱用シートは、上記第3切込みが、上記蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に上記第2蓋外フラップが位置する側に傾斜しているので、上記一対の突片を上記第3切込みのエッジに沿って挿入しやすい。そのため、当該箱用シートは、上記第1蓋外フラップに幅方向に横断する折り目を設けなくても、上記第1蓋外フラップを上記一対の蓋内フラップに容易に係合することができる。これにより、当該箱用シートは、箱体の蓋部の強度を維持しやすい。
上記折り曲げ容易線が、上記蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に上記第2蓋外フラップが位置する側に傾斜しているとよい。このように、上記折り曲げ容易線が、上記蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に上記第2蓋外フラップが位置する側に傾斜していることで、シートの反力を利用して上記一対の突片を上記本体と上記舌片との間に挟みやすい。
上記第1切込みが上記第2切込みよりも長いとよい。このように、上記第1切込みが上記第2切込みよりも長いことによって、上記一対の突片を上記スリットに挿入しやすいと共に、上記一対の突片を上記スリットに挿入した状態で、上記一対の突片を上記本体と上記舌片とによって挟持しやすい。
上記蓋内フラップの基端縁に対する上記折り曲げ容易線の傾斜角度が、上記蓋内フラップの基端縁に対する上記第3切込みの傾斜角度よりも小さいとよい。このように、上記蓋内フラップの基端縁に対する上記折り曲げ容易線の傾斜角度が、上記蓋内フラップの基端縁に対する上記第3切込みの傾斜角度よりも小さいことによって、上記一対の突片を上記スリットに容易に挿入できると共に、上記一対の突片を上記スリットに挿入した状態で、上記一対の突片の上記スリットからの抜けを抑制しやすい。
上記突片のエッジがアーチ状であるとよい。このように、上記突片のエッジがアーチ状であることで、上記一対の突片を上記スリットに容易に挿入することができる。
なお、本考案において、「上」及び「下」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における上下を意味する。「突片のエッジがアーチ状」とは、突片の先端縁が円弧状、弓形等の曲線状であることをいい、この先端縁の両端部から突片の基端縁に亘って直線状に延びる部分を有する形状を含む。
[本考案の実施形態の詳細]
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[箱用シート]
図1の箱用シート10は、1枚のシートからなる。当該箱用シート10は、組立状態で対向し、上下に開口を有する四角筒状に組み立てられる一対の長さ面パネル(第1長さ面パネル1a及び第2長さ面パネル1b)並びに一対の幅面パネル(第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2b)と、第1長さ面パネル1aの上縁から延出する第1蓋外フラップ3aと、第2長さ面パネル1bの上縁から延出する第2蓋外フラップ3bと、第1幅面パネル2aの上縁から延出する第1蓋内フラップ4aと、第2幅面パネル2bの上縁から延出する第2蓋内フラップ4bとを備える。第2長さ面パネル1b、第2幅面パネル2b、第1長さ面パネル1a及び第1幅面パネル2aは、左右方向の一方側から他方側にこの順で連接されている。また、当該箱用シート10は、第1長さ面パネル1aの下縁から延出する第1底外フラップ5aと、第2長さ面パネル1bの下縁から延出する第2底外フラップ5bと、第1幅面パネル2aの下縁から延出する第1底内フラップ6aと、第2幅面パネル2bの下縁から延出する第2底内フラップ6bと、一対の長さ面パネルのうち、左右方向外側(本実施形態では左右方向左側)に位置する第2長さ面パネル1bの外側の側縁から延出する糊代7とを備える。なお、「左右方向」とは、箱用シートを組み立ててなる箱体の想定される一般的な使用態様における水平方向を意味する。また、図1において、太い実線はシートを切断して形成される切断線を示し、細い実線はシートの片面を筋押しして形成される罫線を示す。
第1蓋外フラップ3aは、本体11aと、本体11aの幅方向の両側の先端縁から延出する一対の突片11bとを有する。第2蓋外フラップ3bは、本体18aと、本体18aの先端縁の中央部分から突出する凸部18bとを有する。第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bは、基端縁(第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2bとの境界線)に沿って延びる第1切込み12a、12bと、第1切込み12a、12bと平行な第2切込み13a、13bと、第1切込み12a、12b及び第2切込み13a、13bの組立時に第2蓋外フラップ3b側に位置する端部同士を接続する第3切込み14a、14bとによって形成され、組立時に突片11bが挿入されるスリット15a、15bを有する。また、第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bは、第1切込み12a、12b及び第2切込み13a、13bの組立時に第1蓋外フラップ3a側に位置する端部同士を接続する折り曲げ容易線16a、16bを有する。第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bには、第1切込み12a、12b、第2切込み13a、13b、第3切込み14a、14b及び折り曲げ容易線16a、16bによって舌片19a、19bが画定されている。
当該箱用シート10は、箱型に組み立て可能であり、具体的には図2の箱体30に組み立て可能に構成される。当該箱用シート10を箱体30に組み立てる手順について説明する。まず、左右方向外側(本実施形態では左右方向左側)に位置する第2長さ面パネル1bをこの第2長さ面パネル1bに連接される第2幅面パネル2bの内面に折り重ね、左右方向外側(本実施形態では左右方向右側)に位置する第1幅面パネル2aをこの第1幅面パネル2aに連接される第1長さ面パネル1aの内面に折り重ね、糊代7を折り重ねられた第1幅面パネル2aの内面に貼着する。また、この際、第1底外フラップ5aの第1底内フラップ6a側に設けられる折り曲げ片17aを折り曲げた状態で第1底内フラップ6aに貼着し、第2底外フラップ5bの第2底内フラップ6b側に設けられる折り曲げ片17bを折り曲げた状態で第2底内フラップ6bに貼着した状態で、一対の底外フラップ及び一対の底内フラップを一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルの内面側に折り重ねておく。この状態で、無端状に接続された第2長さ面パネル1b、第2幅面パネル2b、第1長さ面パネル1a及び第1幅面パネル2aを四角筒状に広げ、箱体30の胴部31を形成する。この際、第1底外フラップ5aと第1底内フラップ6aとの連結片、及び第2底外フラップ5bと第2底内フラップ6bとの連結片がそれぞれ胴部31の下部開口を塞ぐように水平方向に折れ曲がり、第1底外フラップ5a及び第2底外フラップ5bの先端縁同士が咬合して箱体30の底部32が形成される。
次に、箱体30内に所望の物品を収容したうえ、第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bを第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2の内側に略垂直に折り曲げる。続いて、図3及び図4に示すように、第1蓋外フラップ3aの本体11aを第1長さ面パネル1aの内側に折り曲げると共に、一対の突片11bの基端縁を折り曲げて一対の突片11bを舌片19a、19bに当接しつつ先端側からスリット15a、15bに挿入する。さらに、図5に示すように、第1蓋外フラップ3aの本体11aを第1長さ面パネル1aに対して略垂直に折り曲げることで、一対の突片11bをスリット15a、15bに完全に挿入する。その後、第2蓋外フラップ3bを第2長さ面パネル1bに対して内側に略垂直に折り曲げ、凸部18bを第1蓋外フラップ3aの本体11aの内側に差し込むことで、箱体30の蓋部33が形成される。
当該箱用シート10に用いられるシートとしては、当該箱用シート10を組み立ててなる箱体30の形状を維持できる程度の強度を有する限り特に限定されるものではなく、例えば段ボールシート、ボール紙等の紙製シート、合成樹脂製シート、紙製シートと合成樹脂製シートとの積層シート等が挙げられる。中でも、加工性、衝撃吸収性、取扱性、リサイクル性、経済性等の点から紙製シートが好ましく、段ボールシートが特に好ましい。当該箱用シート10を形成する段ボールとしては、原紙を波形状に形成した中芯をライナーに貼り合わせたものであって、例えば波形状に形成された中芯を1枚のライナーに貼り合わせた片面段ボールシート、片面段ボールシートの段頂にさらにライナーを貼り合わせた両面段ボールシート、両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂を貼り合わせた複両面段ボールシート、複両面段ボールシートの片側に片面段ボールシートの段頂をさらに貼り合わせた複々両面段ボールシート等が挙げられる。これらの中でも、加工性、経済性、耐久性等の点から両面段ボールシートが好ましい。この両面段ボールシートの厚さとしては、特に限定されるものではなく、例えば0.9mm以上8mm以下程度とすることができる。中でも、上記厚さとしては、1.5mm(Eフルート)が好ましい。
(長さ面パネル)
第1長さ面パネル1a及び第2長さ面パネル1bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。第1長さ面パネル1a及び第2長さ面パネル1bの左右方向長さは第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2bの左右方向長さよりも大きい。
第1長さ面パネル1a及び第2長さ面パネル1bの左右方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば15cm以上40cm以下とすることができる。第1長さ面パネル1a及び第2長さ面パネル1bの上下方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば5cm以上30cm以下とすることができる。
(幅面パネル)
第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2bは矩形状かつ略同一形状に形成されている。第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2bの上下方向長さとしては、第1長さ面パネル1a及び第2長さ面パネル1bの上下方向長さと同じとすることができる。第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2bの左右方向長さとしては、箱体30に収容する物品の大きさ等に基づいて適宜設定可能であるが、例えば10cm以上30cm以下とすることができる。
(第1蓋外フラップ)
第1蓋外フラップ3aは、長方形状の本体11aと、本体11aの幅方向両側の先端縁から延出する一対の突片11bとを有する。本体11aと一対の突片11bとの間の境界線には折り曲げ容易線が形成されていてもよい。本体11aには、幅方向に横断する折り曲げ容易線は形成されていないことが好ましい。本体11aの幅は、第1長さ面パネル1aの左右方向長さと略等しい。つまり、本体11aの両側縁は、第1長さ面パネル1aの両側縁から略連続して延びている。本体11aの先端縁は、箱体30において第2蓋外フラップ3bの本体18aの先端縁と突き合わされる。すなわち、第1蓋外フラップ3aの本体11aの延出方向長さと第2蓋外フラップ3bの本体18aの延出方向長さとの合計長さは、幅面パネル(第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2b)の左右方向長さと略等しい。
一対の突片11bの外側の側縁は、本体11aの側縁から連続して設けられている。これにより、当該箱用シート10は、一対の突片11bの外側の側縁を第1幅面パネル2a及び第2幅面パネル2bの内面に沿わせつつ、一対の突片11bをスリット15a、15bに挿入しやすい。
突片11bのエッジはアーチ状であることが好ましい。この構成によると、一対の突片11bをスリット15a、15bに容易に挿入することができる。また特に、突片11bは、円弧状又は弓形の先端縁と、この先端縁の両端部と本体11aの先端縁とを接続する一対の直線状の側縁とを有することが好ましい。一対の側縁は、第1蓋外フラップ3aの延出方向と平行であることが好ましい。この構成によると、一対の突片11bをスリット15a、15bに容易に挿入できると共に、一対の突片11bのスリット15a、15bへの挿入状態を維持しやすい。
(第2蓋外フラップ)
第2蓋外フラップ3bは、長方形状の本体18aと、本体18aの先端縁の中央部分から延出する凸部18bとを有する。本体18aの幅は、第2長さ面パネル1bの左右方向長さと略等しい。凸部18bの幅は、第1蓋外フラップ3aの一対の突片11b間の間隔以下であり、一対の突片11b間の間隔と略等しいことが好ましい。
(蓋内フラップ)
第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bは、本体21a、21bと舌片19a、19bとを有する。舌片19a、19bは、本体21a、21bの基端側の内部領域に、第1切込み12a、12b、第2切込み13a、13b、第3切込み14a、14b及び折り曲げ容易線16a、16bによって画定されている。第1切込み12a、12b、第2切込み13a、13b、第3切込み14a、14b及び折り曲げ容易線16a、16bは、それぞれ直線状である。
図3及び図5に示すように、第3切込み14a、14bは、第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの基端側から先端側に向けて組立時に第2蓋外フラップ3bが位置する側に傾斜している。これにより、当該箱用シート10は、第1蓋外フラップ3aの本体11aに幅方向に横断する折り曲げ容易線が形成されていなくても、一対の突片11bをスリット15a、15bに容易に挿入することができる。
第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの基端縁に対する第3切込み14a、14bの傾斜角度αの下限としては、45°が好ましく、60°がより好ましい。上記傾斜角度αが上記下限に満たないと、一対の突片11bがスリット15a、15bに挿入された組立状態で、一対の突片11bがスリット15a、15bから抜けやすくなるおそれがある。一方、上記傾斜角度αの上限としては、例えば80°とすることができる。上記傾斜角度αが上記上限を超えると、突片11bのスリット15a、15bへの挿入が容易でなくなるおそれがある。
折り曲げ容易線16a、16bは、第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの基端側から先端側に向けて組立時に第2蓋外フラップ4bが位置する側に傾斜している。これにより、第3切込み14a、14bと折り曲げ容易線16a、16bとが同じ方向に傾斜することとなり、第3切込み14a、14bと折り曲げ容易線16a、16bとの間隔が両端部に亘って適度に均一に保たれる。その結果、当該箱用シート10は、一対の突片11bにより舌片19a、19bを内側に押し込みつつ、一対の突片11bをスリット15a、15bに挿入しやすい。また、シートの反力を利用して一対の突片11bを第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの本体21a、21bと舌片19a、19bとの間に挟み込みやすい。
第1切込み12a、12bは第2切込み13a、13bよりも長いことが好ましい。図3に示すように、一対の突片11bは、幅方向外側の先端部分がスリット15a、15bに挿入された後、第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの本体21a、21bと舌片19a、19bとに挟まれつつスリット15a、15b中に挿入されてゆく。当該箱用シート10は、第1切込み12a、12bが第2切込み13a、13bよりも長いことで、一対の突片11bの幅方向外側に対応する部分における舌片19a、19bの突出長さを比較的大きくすることができ、一対の突片11bのスリット15a、15bへの挿入の容易化を図ることができる。また、当該箱用シート10は、一対の突片11bの幅方向内側に対応する部分における舌片19a、19bの突出長さを比較的小さくすることで、一対の突片11bを、スリット15a、15bに挿入した状態で本体21a、21bと舌片19a、19bとによって挟持しやすい。
第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの基端縁に対する折り曲げ容易線16a、16bの傾斜角度βは、第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの基端縁に対する第3切込み14a、14bの傾斜角度αよりも小さいことが好ましい。この構成によると、一対の突片11bの幅方向外側に対応する部分における舌片19a、19bの突出長さを比較的大きくし、一対の突片11bのスリット15a、15bへの挿入の容易化を図ることができる。また、一対の突片11bの幅方向内側に対応する部分における舌片19a、19bの突出長さを比較的小さくすることで、一対の突片11bを、スリット15a、15bに挿入した状態で本体21a、21bと舌片19a、19bとによって挟持することができ、一対の突片11bのスリット15a、15bからの抜けを抑制しやすい。
<利点>
当該箱用シート10は、第1蓋外フラップ3aに設けられる一対の突片11bをスリット15a、15bに挿入することで、一対の突片11bを第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの本体21a、21bと舌片19a、19bとの間に挟み込むことができる。また、当該箱用シート10は、第3切込み14a、14bが、第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bの基端側から先端側に向けて組立時に第2蓋外フラップ3bが位置する側に傾斜しているので、一対の突片11bを第3切込み14a、14bのエッジに沿って挿入しやすい。そのため、当該箱用シート10は、第1蓋外フラップ3aに幅方向に横断する折り目を設けなくても、第1蓋外フラップ3aを第1蓋内フラップ4a及び第2蓋内フラップ4bに容易に係合することができる。これにより、当該箱用シート10は、箱体30の蓋部33の強度を維持しやすい。
[その他の実施形態]
上記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、上記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて上記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば箱体の底部を形成するための具体的な構成は特に限定されるものではない。当該箱用シートは、一対の長さ面パネルの下縁から延出する一対の底外フラップの先端縁同士を突き合せることで底部を形成するものであってもよく、いわゆるアメリカンロックタイプ等の底部を形成するものであってもよい。
上記第1切込み及び第2切込みの端部同士に接続される上述の折り曲げ容易線は、蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に第2蓋外フラップが位置する側に傾斜していない構成とすることも可能である。
上記第1切込みの上記第2切込みに対する長さは特に限定されるものではない。
上記蓋内フラップの基端縁に対する上記折り曲げ容易線の傾斜角度は、上記蓋内フラップの基端縁に対する上記第2切込みの傾斜角度以上とすることも可能である。
上記突片の具体的形状は特に限定されるものではない。例えば上記突片のエッジはアーチ状に限定されない。
以上のように、本考案の一態様に係る箱用シートは、物品の保管、運搬用として適している。
1a 第1長さ面パネル
1b 第2長さ面パネル
2a 第1幅面パネル
2b 第2幅面パネル
3a 第1蓋外フラップ
3b 第2蓋外フラップ
4a 第1蓋内フラップ
4b 第2蓋内フラップ
5a 第1底外フラップ
5b 第2底外フラップ
6a 第1底内フラップ
6b 第2底内フラップ
7 糊代
10 箱用シート
11a 本体
11b 突片
12a、12b 第1切込み
13a、13b 第2切込み
14a、14b 第3切込み
15a、15b スリット
16a、16b 折り曲げ容易線
17a、17b 折り曲げ片
18a 本体
18b 凸部
19a、19b 舌片
21a、21b 本体
30 箱体
31 胴部
32 底部
33 蓋部
α 蓋内フラップの基端縁に対する第3切込みの傾斜角度
β 蓋内フラップの基端縁に対する折り曲げ容易線の傾斜角度

Claims (5)

  1. 組立状態で互いに対向し、上下に開口を有する四角筒状に組み立てられる一対の長さ面パネル及び一対の幅面パネルと、
    一方の上記長さ面パネルの上縁から延出する第1蓋外フラップと、
    他方の上記長さ面パネルの上縁から延出する第2蓋外フラップと、
    上記一対の幅面パネルの上縁から延出する一対の蓋内フラップと
    を備え、箱型に組み立て可能な箱用シートであって、
    上記第1蓋外フラップが、幅方向の両側の先端縁から延出する一対の突片を有し、
    上記一対の蓋内フラップが、
    基端縁に沿って延びる第1切込みと、この第1切込みと平行な第2切込みと、上記第1切込み及び上記第2切込みの組立時に上記第2蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する第3切込みとによって形成され、組立時に上記突片が挿入されるスリットと、
    上記第1切込み及び上記第2切込みの組立時に上記第1蓋外フラップ側に位置する端部同士を接続する折り曲げ容易線と
    を有し、
    上記第3切込みが、上記蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に上記第2蓋外フラップが位置する側に傾斜している箱用シート。
  2. 上記折り曲げ容易線が、上記蓋内フラップの基端側から先端側に向けて組立時に上記第2蓋外フラップが位置する側に傾斜している請求項1に記載の箱用シート。
  3. 上記第1切込みが上記第2切込みよりも長い請求項1又は請求項2に記載の箱用シート。
  4. 上記蓋内フラップの基端縁に対する上記折り曲げ容易線の傾斜角度が、上記蓋内フラップの基端縁に対する上記第3切込みの傾斜角度よりも小さい請求項1、請求項2又は請求項3に記載の箱用シート。
  5. 上記突片のエッジがアーチ状である請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の箱用シート。
JP2020000879U 2020-03-12 2020-03-12 箱用シート Active JP3226503U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020000879U JP3226503U (ja) 2020-03-12 2020-03-12 箱用シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020000879U JP3226503U (ja) 2020-03-12 2020-03-12 箱用シート

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3226503U true JP3226503U (ja) 2020-07-02

Family

ID=71131559

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020000879U Active JP3226503U (ja) 2020-03-12 2020-03-12 箱用シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3226503U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3226503U (ja) 箱用シート
JP3232968U (ja) 箱用シート
JP3235008U (ja) 箱用シート
JP3220368U (ja) 箱用シート
JP3234173U (ja) 箱用シート
JP2001130543A (ja) 曲面カートン
JP7398585B1 (ja) 箱用シート
JP3227127U (ja) 箱用シート
JP6748316B1 (ja) 箱用シート
JP3237346U (ja) 箱用シート
JP3221990U (ja) 箱用シート
JP7348365B1 (ja) 箱用シート
JP7368645B1 (ja) 箱用シート
JP3219043U (ja) 箱用シート
JP3233894U (ja) 箱用シート
JP6779404B1 (ja) 箱用シート
JP7369880B1 (ja) 箱用シート
JP3229500U (ja) 箱用シート
JP3230501U (ja) 箱用シート
JP3211854U (ja) 箱用シート
JP3236764U (ja) 箱用シート
JP3245462U (ja) 箱用シート
JP3241285U (ja) 箱用シート
JP3226980U (ja) 箱用シート
JP7081988B2 (ja) 包装箱

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3226503

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250