JP2020157231A - カートリッジ容器、カートリッジシステム、溶剤カートリッジ、接着剤注入器の洗浄システムおよび接着剤注入器の洗浄方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、接着剤を対象物に注入する接着剤注入器の簡易且つ迅速な洗浄を可能とするカートリッジ容器等を提供する【解決手段】ポンピングにより接着剤Rを対象物に注入する接着剤注入器1の内部を洗浄するために、接着剤注入器1に装着された接着剤カートリッジ4に代えて装着され、接着剤Rの溶剤Sが充填されるカートリッジ容器41であって、伸縮自在に形成された蛇腹状の容器本体44と、容器本体44の先端部に設けられ、接着剤注入器1のカートリッジ接合部37に接合・装着される接合部45と、容器本体44の尾端部に設けられ、容器本体44を伸長させるための引手部46と、を備えものである。【選択図】 図2

Description

本発明は、ポンピングにより接着剤を対象物に注入する接着剤注入器の内部を洗浄するために、接着剤注入器に装着された接着剤カートリッジに代えて装着され、接着剤の溶剤を貯留するカートリッジ容器、カートリッジシステム、溶剤カートリッジ、接着剤注入器の洗浄システムおよび接着剤注入器の洗浄方法に関する。
この種の接着剤注入器および接着剤カートリッジとして、ビルなどの壁面の補修に用いる建築用樹脂ガンおよびこれに使用する樹脂チューブが知られている(特許文献1参照)。
建築用樹脂ガンは、ねじキャップ式の吐出口を有する樹脂チューブを着脱自在に収納する筒体と、筒体の開口に着脱される蓋部と、蓋部に一体化したノズルと、蓋部に一体化されノズルに連通すると共に吸込み口を開口したシリンダー部と、シリンダー部内に配置したピストンと、ピストンを往復移動させるレバーと、を備えている。また、筒体に収納した樹脂チューブとシリンダー部との間には、樹脂チューブの吐出口とシリンダー部の吸込み口とを連通するパッキンが設けられ、パッキンは、蓋部の内面と吐出口の周囲との間を液密にシールしている。
これにより、建築用樹脂ガン側の吸込み口と樹脂チューブ側の吐出口とが連通するほかは液密に閉鎖され、樹脂液の漏れが防止される。
特開平9−85145号公報
このような、従来の建築用樹脂ガンおよびこれに使用する樹脂チューブでは、樹脂チューブの吐出口廻りにおける樹脂液の漏れが防止されるため、筒体の内周面等に漏れた樹脂が付着することがなく、筒体の洗浄を省略することができる。
しかし、筒体以外のシリンダー部、ピストンおよびノズル等の樹脂の流路となる部分では、樹脂の硬化時間(硬化し始める時間)を考慮した洗浄が必要となる。すなわち、1日の作業が完了したときは元より、作業中であっても、定期的(通常60分程度の間隔)に建築用樹脂ガンの洗浄を行う必要がある。
建築用樹脂ガンの洗浄は、建築用樹脂ガンの分解、分解した部品の洗浄および洗浄した部品の組立を含む一連の作業となる。具体的には、建築用樹脂ガンのネジ接合の部分を全て外し(分解)、シンナー等の溶剤により、全ての部品に対し付着している樹脂をブラシ等で洗い流し、再度これを組み立てることとなる。
この一連の洗浄作業は、現場で行うものであり、煩雑且つ時間を要するものとなっていた。特に、この洗浄作業に要する時間は、本来の樹脂注入作業に要する時間と同等とされ、作業時間短縮のネックとなっていた。
本発明は、接着剤を対象物に注入する接着剤注入器の簡易且つ迅速な洗浄を可能とするカートリッジ容器、カートリッジシステム、溶剤カートリッジ、接着剤注入器の洗浄システムおよび接着剤注入器の洗浄方法を提供することを課題としている。
本発明のカートリッジ容器は、ポンピングにより接着剤を対象物に注入する接着剤注入器の内部を洗浄するために、接着剤注入器に装着された接着剤カートリッジに代えて装着され、接着剤の溶剤が充填されるカートリッジ容器であって、伸縮自在に形成された蛇腹状の容器本体と、容器本体の先端部に設けられ、接着剤注入器の接合受け部に接合・装着される接合部と、容器本体の尾端部に設けられ、容器本体を伸長させるための引手部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、接合部を溶剤容器に差し入れ、引手部を引いて容器本体を伸長させることで、溶剤容器から溶剤を吸引するようにして容器本体に充填することが可能となる。或いは、引手部を引いて容器本体を伸長させておけば、溶剤を接合部から容器本体に注ぎ込んで充填することが可能となる。このようにして、溶剤をカートリッジ容器に充填しておいて、これを接着剤注入器に装着し、接着剤の注入と同じ要領で、接着剤注入器のポンピングを行えば、カートリッジ容器内の溶剤が、接着剤注入器の内部(接着剤流路)を勢いよく流れることとなる。すなわち、接着剤流路を流れる溶剤により、接着剤注入器の内部が洗浄される。この場合、接着剤注入器にカートリッジ容器を装着する作業は必要となるものの、接着剤注入器を部品ごとに分解(および組立)する必要はなく、且つポンピングより接着剤注入器の内部を洗浄することができる。したがって、接着剤注入器の簡易且つ迅速な洗浄が可能となり、一連の洗浄作業における作業時間の短縮を図ることができる。
この場合、引手部は、容器本体の尾端部に固着された引手ベースと、引手ベースに起倒自在に取り付けられた引手本体と、を有することが好ましい。
この構成によれば、引手ベースに対し引手本体を起こすことで、これを手持ちすることができ、溶剤の吸引作業を適切に行うことができる一方、引手ベースに対し引手本体を倒せば、カートリッジ容器を接着剤カートリッジと同様の形態で、接着剤注入器に装着することができる。
また、容器本体は、透光性を有することが好ましい。
この構成によれば、容器本体に吸引した溶剤の量を容易に視認することができ、洗浄のために適量となる溶剤を、容器本体に導入(充填)することができる。
本発明のカートリッジシステムは、上記したカートリッジ容器と、カートリッジ容器の接合部に着脱自在に接合されるアタッチメントノズルと、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、引手部を引いて溶剤容器から溶剤を吸引するときに、溶剤容器内の液位が低くても、溶剤を適切に吸引することができ、吸引の作業性を向上させることができる。なお、言うまでもないが、カートリッジシステムでは、カートリッジ容器に溶剤を充填した後、アタッチメントノズルを外して、接着剤注入器に装着される。
本発明の溶剤カートリッジは、ポンピングにより接着剤を対象物に注入する接着剤注入器の内部を洗浄するために、接着剤注入器に装着された接着剤カートリッジに代えて装着される溶剤カートリッジであって、接着剤の溶剤と、溶剤が充填されたカートリッジ容器と、を備え、カートリッジ容器は、伸縮自在に形成された蛇腹状の容器本体と、容器本体の先端部に設けられ、接着剤注入器の接合受け部に接合・装着される接合部と、接合部に着脱自在に接合された容器キャップと、を有することを特徴とする。
この構成によれば、溶剤カートリッジを接着剤注入器に装着しておいて、接着剤の注入と同じ要領で、接着剤注入器のポンピングを行えば、カートリッジ容器内の溶剤が、接着剤注入器の内部(接着剤流路)を勢いよく流れる。すなわち、接着剤流路を流れる溶剤により、接着剤注入器の内部が洗浄される。この場合、接着剤注入器にカートリッジ容器を装着する作業は必要となるものの、接着剤注入器を部品ごとに分解(および組立)する必要はなく、且つポンピングより接着剤注入器の内部を洗浄することができる。したがって、接着剤注入器の簡易且つ迅速な洗浄が可能となり、一連の洗浄作業における作業時間の短縮を図ることができる。
本発明の接着剤注入器の洗浄システムは、ポンピングにより接着剤を対象物に注入する接着剤注入器と、接着剤注入器に装着された接着剤カートリッジに代えて装着され、接着剤の溶剤を充填した上記のカートリッジ容器と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、溶剤を充填したカートリッジ容器を、接着剤カートリッジに代えて接着剤注入器に装着した後、ポンピングを行って接着剤注入器に溶剤を通液することで、接着剤注入器の内部(接着剤流路)を簡単に洗浄することができる。一方、洗浄に際し、接着剤注入器を部品ごとに分解(および組立)する必要はない。したがって、接着剤注入器の簡易且つ迅速な洗浄が可能となり、一連の洗浄作業における作業時間の短縮を図ることができる。
本発明の接着剤注入器の洗浄方法は、上記したカートリッジ容器を用い、接着剤注入器の内部を洗浄する接着剤注入器の洗浄方法であって、接合部を介して、容器本体に溶剤を充填する充填工程と、充填工程の後、接合部を介して、カートリッジ容器を接着剤注入器に装着する装着工程と、装着工程の後、ポンピングを行って接着剤注入器の内部に溶剤を通液する通液工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、溶剤を充填したカートリッジ容器を、接着剤カートリッジに代えて接着剤注入器に装着した後、ポンピングを行って接着剤注入器に溶剤を通液することで、接着剤注入器の内部(接着剤流路)を簡単に洗浄することができる。一方、洗浄に際し、接着剤注入器を部品ごとに分解(および組立)する必要はない。したがって、接着剤注入器の簡易且つ迅速な洗浄が可能となり、一連の洗浄作業における作業時間の短縮を図ることができる。
本発明の他の接着剤注入器の洗浄方法は、上記したカートリッジシステムを用い、接着剤注入器の内部を洗浄する接着剤注入器の洗浄方法であって、容器本体を収縮させる準備工程と、準備工程の後、引手部を引いて、溶剤容器からアタッチメントノズルを介して、溶剤を容器本体内に吸引する吸引工程と、吸引工程の後、アタッチメントノズルを外し、接合部を介して、カートリッジ容器を接着剤注入器に装着する装着工程と、装着工程の後、ポンピングを行って接着剤注入器の内部に溶剤を通液する通液工程と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、アタッチメントノズルを介して、溶剤を溶剤容器から吸引して、カートリッジ容器に溶剤を充填する。次に、アタッチメントノズルを外して、溶剤を充填したカートリッジ容器を、接着剤カートリッジに代えて接着剤注入器に装着する。その後、ポンピングを行って接着剤注入器に溶剤を通液することで、接着剤注入器の内部(接着剤流路)を簡単に洗浄することができる。一方、洗浄に際し、接着剤注入器を部品ごとに分解(および組立)する必要はない。したがって、接着剤注入器の簡易且つ迅速な洗浄が可能となり、一連の洗浄作業における作業時間の短縮を図ることができる。
接着剤カートリッジが装着された接着剤注入器の構造図(a)、および第1実施形態に係るカートリッジ容器が装着された接着剤注入器の構造図(b)である。 第1実施形態に係るカートリッジシステムの構造図であって、カートリッジ容器の構造図(a)、およびアタッチメントノズルの構造図(b)である。 第1実施形態に係るカートリッジシステムにあって、カートリッジ容器を収縮させた状態の構造図である。 カートリッジ容器において、引手部を引き倒した状態の正面図(a)、および引手部を引き起こした状態の側面図(b)である。 第1実施形態の第1変形例に係る引手部の構造図であって、引手本体を引き起こした状態の図(a)、および引手本体を引き倒した状態の図(b)である。 第1実施形態の第2変形例に係る引手部の構造図であって、引手本体を引き起こした状態の図(a)、および引手本体を引き倒した状態の図(b)である。 接着剤注入器の洗浄方法を表した説明図であって、手順1を表した図(a)、手順2を表した図(b)、および手順3を表した図(c)である。 第2実施形態に係る溶剤カートリッジの構造図である。
以下、添付の図面を参照しながら、本発明の一実施形態にかかるカートリッジ容器、カートリッジシステム、溶剤カートリッジ、接着剤注入器の洗浄システムおよび接着剤注入器の洗浄方法について説明する。建物の外壁や内壁等の壁体に生じた「ひび割れ」や「浮き」等に対し、接着剤を充填して補修する工法(例えば樹脂注入工法やピンニング工法)では、接着剤として、2液性の接着剤が用いられる。2液性の接着剤は、接着剤カートリッジの形態で接着剤注入器に装着され、接着剤注入器を介して、壁体の要補修箇所に注入される。
一方、接着剤は、2液(主剤と硬化剤)を混合した後の硬化時間(硬化し始める時間)を考慮して、接着剤注入器を洗浄する必要がある。本実施形態では、接着剤注入器の内部に接着剤の溶剤を通液することで、これを洗浄するようにしている。このため、実施形態のカートリッジ容器は、溶剤を充填し、接着剤カートリッジに代えて接着剤注入器に装着される。また、カートリッジ容器に溶剤を充填するためにカートリッジシステムが構成され、カートリッジ容器と接着剤注入器とにより、接着剤注入器の洗浄システムが構成されている。以下、接着剤注入器について先に説明し、その後、カートリッジ容器を含むカートリッジシステムやこれを用いた接着剤注入器の洗浄方法等について説明する。
[接着剤注入器]
図1(a)は、接着剤カートリッジを装着した接着剤注入器を、図1(b)カートリッジ容器を装着した接着剤注入器を表している。これらの図に示すように、接着剤注入器1は、ポンプ機能を有する注入器本体2と、注入器本体2の先端部に装着された注入ノズル3とから成り、注入器本体2には、接着剤カートリッジ4が着脱自在に装着されている(図1(a)参照)。詳細は後述するが、接着剤注入器1には、接着剤流路5が形成され、接着剤流路5は、注入器本体2内に形成された本体内流路5Aと、注入ノズル3内に形成されノズル内流路5Bと、で構成されている。接着剤カートリッジ4内の接着剤Rは、注入器本体2をポンピングすることにより、注入器本体2(本体内流路5A)から注入ノズル3(ノズル内流路5B)に送り込まれ、注入ノズル3の先端から吐出される。
接着剤カートリッジ4には、2液性の接着剤Rが充填されている。接着剤Rには、例えばエポキシ樹脂接着剤が用いられている。なお、2液性の接着剤Rは、エポキシ樹脂の他、シリコン系、ポリウレタン系、変成シリコン系等の樹脂であってもよい。
注入ノズル3は、ノズル部6とノズル部6を保持するノズルボディ7とを有しており、ノズルボディ7の基端側に形成した連結ネジ部7aにより、注入器本体2に着脱可能に連結されている。ノズル部6およびノズルボディ7を含んで注入ノズル3の内部には、接着剤Rが流動するノズル内流路3Bが形成されている。
接着剤注入器1を用いる工法には、例えばコンクリート打放し仕上げ、モルタル塗り仕上げ、タイル張り仕上げ等における、ひび割れ改修工法、欠損部改修工法、浮き改修工法(ピンニング工法、充填工法)、あと施工アンカー工法等がある。注入ノズル3は、これらの工法別に複数種のものが用意されている一方、注入器本体2は、これら工法に共通して用いられる。
注入器本体2は、手動式のものであり、接着剤カートリッジ4を収容するケーシング部11と、ケーシング部11が着脱自在に装着されるポンプ部12と、ポンプ部12を作動させるための操作レバー13と、備えている。なお、注入器本体2は、モーター等によりポンピングを行う自動式のものであってもよい。
ポンプ部12は、吸込口16および吐出口17を含むシリンダー15と、シリンダー15に対し往復動するプランジャー18と、吐出口17に組み込んだ逆止弁(図示省略)と、を有している。操作レバー13は、先端側でシリンダー15に回動自在に支持されると共に、プランジャー18に連結されており、操作レバー13を手動で押し引き(ポンピング)することで、プランジャー18がシリンダー15内で往復動してポンプ作用を奏する。
具体的には、プランジャー18が復動すると、接着剤カートリッジ4内の接着剤Rが、吸込口16を介してシリンダー15に流入する(吸込)。続いて、プランジャー18が往動すると、吸込口16が閉じ、その後、シリンダー15内の接着剤Rが吐出口17から流出する(吐出)。これを繰り返すことで、接着剤カートリッジ4内の接着剤Rが、ポンプ部12から吐出され、注入ノズル3に送り込まれる。
ケーシング部11は、前側の太径筒部22と後側の細径筒部23とから成る筒体21と、筒体21内に組み込まれ、接着剤カートリッジ4を加圧する加圧機構部24と、を有している。太径筒部22の前端は開放されており、これに形成したリング状雄ネジ22aにより、ケーシング部11がポンプ部12にネジ接合されている。
加圧機構部24は、太径筒部22の後端部から細径筒部23に亘って内蔵されており、細径筒部23から突出したハンドル26と、ハンドル26から延びるロッド27と、ロッド27の先端に取り付けたわん型パッキン28と、わん型パッキン28を前方に付勢する圧縮バネ29と、を有している。圧縮バネ29に抗してハンドル26を後方に引くと、わん型パッキン28が後退し、続いてハンドル26を離すと、圧縮バネ29によりわん型パッキン28が前進する。
細径筒部23には、軸方向に延びるストレート開口31と、ストレート開口31の後端に直角に連なるクランク開口32とが形成されており、このストレート開口31およびクランク開口32から、ハンドル26が操作可能に突出している。ストレート開口31に臨むハンドル26を、圧縮バネ29に抗して後方に引き回動させてクランク開口32に掛止めすることにより、わん型パッキン28が最後端位置に移動する。この状態でケーシング部11をポンプ部12から外すことで、接着剤カートリッジ4の着脱が可能となる。
接着剤カートリッジ4を装着した状態で、ケーシング部11をポンプ部12に装着し、続いてハンドル26をクランク開口32からストレート開口31に移動させると、圧縮バネ29によりわん型パッキン28を介して、接着剤カートリッジ4に圧力が加えられた状態となる。なお、ポンピングにより、接着剤カートリッジ4内の接着剤が消費されてゆくと、その消費量分、圧縮バネ29によりわん型パッキン28が徐々に前進する。
ポンプ部12には、シリンダー15の背面側(ケーシング部11側)に筒体接合部34が設けられている。筒体接合部34は、ケーシング部11(太径筒部22)の蓋体を兼ねるものであり、円形の蓋板部35と、蓋板部35の縁端から突出するリング状接合部36と、蓋板部35の中心部から突出するカートリッジ接合部37とを有し、これらは一体に形成されている。リング状接合部36には、上記の太径筒部22のリング状雄ネジ22aに螺合するリング状雌ネジ36aが形成されている。これにより、ケーシング部11は、ポンプ部12に相互に着脱自在に装着される。
カートリッジ接合部37の内周面には、接着剤カートリッジ4が螺合する本体雌ネジ部38が形成され、且つカートリッジ接合部37の内部は、シリンダー15の吸込口16に連通している。カートリッジ接合部37に接着剤カートリッジ4を接合すると、吸込口16を介して、接着剤カートリッジ4とシリンダー15とが連通する。
このように、注入器本体2は、接着剤カートリッジ4内の接着剤Rを、注入器本体2をポンピングすることにより、カートリッジ接合部37、吸込口16、シリンダー15および吐出口17を経て、注入ノズル3に送り込む。すなわち、カートリッジ接合部37、吸込口16、シリンダー15および吐出口17により、接着剤Rが流動する本体内流路5Aが構成されている。
一方、図1(b)に示すように、本実施形態では、接着剤注入器1に、接着剤カートリッジ4に代えて、接着剤Rの溶剤Sを充填したカートリッジ容器41を装着し、接着剤注入器1の接着剤流路5を洗浄するようにしている(詳細は後述する)。すなわち、本実施形態のカートリッジ容器41は、これに接着剤Rの溶剤Sを充填し、接着剤カートリッジ4に代えて、接着剤注入器1に装着されるものであり、ポンピングを行うことにより、カートリッジ容器41内の溶剤Sが、本体内流路5B(注入器本体2)およびノズル内流路5B(注入ノズル3)に通液され、接着剤注入器1の洗浄に供される。なお、上述のように、接着剤Rとしてエポキシ樹脂接着剤を用いることから、溶剤Sはシンナーを用いることとなる。
[カートリッジシステム]
図2(a)は、実施形態のカートリッジ容器の構造図、図2(b)は、実施形態のアタッチメントノズルの構造図であり、図3は、カートリッジ容器にアタッチメントノズルを組み込んだ実施形態のカートリッジシステムの構造図である。
図2および図3に示すように、このカートリッジシステム40は、カートリッジ容器41と、カートリッジ容器41に着脱自在に接合されたアタッチメントノズル42と、を備えている。
カートリッジ容器41は、溶剤Sを充填する樹脂製の容器であり、伸縮自在に形成された蛇腹状の容器本体44と、容器本体44の先端部に設けられた接合部45と、容器本体44の尾端部に設けられ、伸縮状態の容器本体44を伸長させるための引手部46と、を有している。接合部45には、アタッチメントノズル42が接合されているが、後述する接着剤注入器1の洗浄時には、接合部45は、接着剤注入器1のカートリッジ接合部37(接合受け部)に接合される(図1(b)および(図7(b)参照)。
容器本体44と接合部45とは、透光性(実施形態のものは透明)の樹脂で一体に形成されている。接合部45の外周面には、カートリッジ接合部37の本体雌ネジ部38と同一形態の雄ネジが形成されている。したがって、カートリッジ容器41は、接合部45を介してカートリッジ接合部37に接合(装着)可能に構成されている。容器本体44は、有底に形成され、容器本体44の底面(尾端面)には、引手部46が溶着(固着)されている。接合部45を保持しておいて、引手部46を押し引きすると、蛇腹状の容器本体44が伸縮する。
図2(a)および図4に示すように、引手部46は、容器本体44に溶着された引手ベース51と、引手ベース51に対し起倒自在に取り付けられた引手本体52と、を有している。引手ベース51は、ベース本体54とベース本体54から突出したベース周縁部55とから成り、容器本体44と同径の断面「コ」字状に形成されている(図2(a)参照)。ベース周縁部55には、後述する引手本体52のヒンジピン部58が回転可能に係合する一対のヒンジ孔55aが形成されている。また、ベース周縁部55には、後述する引手本体52の引起こし部59が臨む切欠き部55bが形成されている。
引手本体52は、半円状の指掛け部57と、指掛け部57の基部から外方に伸びる一対のヒンジピン部58と、指掛け部57の中間部に突設した引起こし部59と、で一体に形成されている。各ヒンジピン部58は、引手ベース51(ベース周縁部55)のヒンジ孔55aに係合し、引手本体52を起倒させるためのヒンジを構成している。引起こし部59は、引手本体52を引き倒した状態で、ベース周縁部55の切欠き部55bに臨む。この状態で、引起こし部59の先端は、ベース周縁部55からわずかに突出するように形成されている(図4(a)および(b)参照)。また、引起こし部59には、引き起こすときに指を掛け易くすべく傾斜面59aが形成されている(図4(b)参照)。
引手本体52と引き起こすと、引手ベース51(ベース本体54)と指掛け部57との間に半円状の空間が生じ、この空間を利用して指掛け部57に指を掛け得るようになっている(図2(a)参照)。一方、引手本体52と引き倒すと、指掛け部57および引起こし部59が、引手ベース51(ベース周縁部55)に納まるようになっている(図4(a)および(b)参照)。詳細は後述するが、カートリッジ容器41は、この引手本体52を引き倒した状態で、接着剤注入器1に装着される(図1(b)および図7(b)参照)。
[変形例]
ここで、図5および図6を参照して、引手部46の変形例について説明する。
図5は、引手部46の第1変形例であり、同図に示すように、この引手部46Aは、上記の引手部46と同様に、引手ベース51と引手本体52とを有しているものの、引手本体52が上記と異なる形態を有している。この場合の、引手本体52は、指掛け部57の基部に、上記の一対のヒンジピン部58に代えて、ヒンジ軸61が設けられている。ヒンジ軸61は、方形の断面を有し、指掛け部57の基部間に渡すように且つ指掛け部57と一体に形成されている。
そして、引手本体52は、ヒンジ軸61の部分で、引手ベース51(ベース本体54)に溶着された軸受けシート62により、引手ベース51に取り付けられている。軸受けシート62は、中間部でヒンジ軸61を盛り上がるようにして受容し、両端部をベース本体54の表面に溶着されている。これにより、引手ベース51に対し引手本体52は、ヒンジ軸61を中心に起倒自在に構成されている。この場合、ヒンジ軸61は断面方形に形成され、また軸受けシート62は靱性を有しているため、引手本体52は、引き起こした状態を維持すると共に、引き倒した状態を維持する。
図6は、引手部46の第2変形例であり、同図に示すように、この引手部46Bは、引手ベース51にベース周縁部55がなく、ベース本体54のみの円形平板状に形成されている。一方、引手本体52は、引手ベース51と略同径(わずかに大径)の円形のフィルムで構成されている。引手本体52は、環状フィルム部64と、環状フィルム部64に対し直径方向に渡した帯状フィルム部65とで一体に形成されている。すなわち、引手本体52は、略半円の一対のくり貫き部66を有して円形に形成されている。そして、引手本体52は、この帯状フィルム部65の部分で引手ベース51の表面に溶着されている。
帯状フィルム部65を基点として、両側から環状フィルム部64を引き起こすと、環状フィルム部64は屈曲し、一対のくり貫き部66が重なって、指を掛ける部位を構成する。一方、この状態から手を離すと、環状フィルム部64は倒れ込み、引手ベース51に添接する元の状態に戻る。このようにして、引手本体52は、引手ベース51に対し起倒自在に取り付けられている。
図2(b)および図3に示すように、アタッチメントノズル42は、カートリッジ容器41に取り付けられ、後述する溶剤容器STに差し込まれ、カートリッジ容器41による溶剤Sの吸引に際し、溶剤Sをカートリッジ容器41に導く。アタッチメントノズル42は、容器接合部71と、容器接合部71から先方に長く延びるノズル部72とを有し、樹脂等で一体に形成されている。
容器接合部71は、内側に雌ネジが形成され、この雌ネジが、カートリッジ容器41の接合部45に形成された雄ネジに螺合するようになっている。これにより、アタッチメントノズル42は、カートリッジ容器41に着脱自在に取り付けられている。一方、ノズル部72は、先細りのテーパー形状に形成され、内部に吸引流路74が形成されている。なお、ノズル部72の長さは、溶剤容器STの深さを考慮して設計されている。
このように構成されたカートリッジシステム40では、カートリッジ容器41を収縮させた状態で、アタッチメントノズル42を溶剤容器STに差し入れ、引手部46を引くことで、溶剤容器ST内の溶剤Sをカートリッジ容器41内に吸引するようになっている(図7(a)参照)。
次に、図7を参照して、上記のカートリッジシステム40を用いた接着剤注入器1の洗浄方法について説明する。言うまでもないが、予めカートリッジ容器41にアタッチメントノズル42を取り付け、カートリッジシステム40を組み上げておくものとする。
接着剤注入器1の洗浄方法は、カートリッジ容器41の容器本体44を収縮させる準備工程(図7(a)参照)と、準備工程の後、引手部46を引いて、溶剤容器STからアタッチメントノズル42を介して、溶剤Sを容器本体44内に吸引する吸引工程(図7(a)参照)と、吸引工程の後、アタッチメントノズル42を外し、接合部45を介して、カートリッジ容器41を接着剤注入器1に装着する装着工程(図7(b)参照)と、装着工程の後、ポンピングを行って接着剤注入器1の接着剤流路5に溶剤Sを通液する通液工程(図7(c)参照)と、を備えている。
準備工程および吸引工程では、先ずカートリッジ容器41を収縮させておく。次に、一方の手で、アタッチメントノズル42の容器接合部71を把持すると共に、他方の手で、カートリッジ容器41の引手部46を摘み、アタッチメントノズル42を溶剤容器STの流出入口に差し入れる。この状態で、引手部46を引き、カートリッジ容器41に溶剤Sを吸引する(図7(a)参照)。この吸引による溶剤Sの充填状況は、透明なカートリッジ容器41の外側から確認される。
装着工程では、先ず溶剤Sを充填したカートリッジ容器41から、アタッチメントノズル42を取り外す。次に、カートリッジ容器41を接着剤注入器1のカートリッジ接合部37に接合・装着する(図7(b)参照)。言うまでもないが、接着剤注入器1は、ケーシング部11を外し、且つカートリッジ接合部37が下向きとなるように支えておいて、カートリッジ容器41を下側から接合する。なお、接合後に、注入ノズル3の先端から溶剤Sを溢れさせ(接着剤流路5に溶剤Sを充填状態とする)、数分おいてから、通液工程に移行することが好ましい。
通液工程では、注入ノズル3を廃液容器RTに臨ませておいて、注入器本体2をポンピングする。操作レバー13をポンピング操作すると、カートリッジ容器41の溶剤Sが接着剤注入器1の接着剤流路5に通液され、注入ノズル3から廃液容器RTに吐出される(図7(c)参照)。ポンピングを繰り返し、接着剤注入器1への通液を続行すると、接着剤流路5内の接着剤Rが溶剤Sにより洗い流される。そして、カートリッジ容器41の溶剤Sが無くなったところで、洗浄(通液)を終了する。その後、空になったカートリッジ容器41を接着剤注入器1から取り外す。
このようにして、接着剤注入器1の洗浄を行うが、溶剤Sのカートリッジ容器41への充填は、溶剤容器STが小型であれば、或いは溶剤容器STの流出入口にノズル状の注ぎ口を設けてあれば、アタッチメントノズル42を用いることなく、カートリッジ容器41に溶剤Sを直接注ぎ込むことができる。
かかる場合には、カートリッジ容器41を伸長させ、立てておいて、溶剤Sをカートリッジ容器41に充填する(充填工程)。充填後のカートリッジ容器41は、上記と同様の要領で接着剤注入器1に接合・装着する(装着工程)。更に、上記と同様に、通液工程を経ることで、接着剤注入器1の接着剤流路5が洗浄されることとなる。
また、この接着剤注入器1の洗浄方法は、溶剤Sを充填したカートリッジ容器41を接着剤注入器1に装着し、接着剤注入器1の持つポンプ機能を活用するものであり、溶剤Sを充填したカートリッジ容器41と接着剤注入器1とは、接着剤注入器1の洗浄システムを構成することとなる。
以上のように、第1実施形態によれば、アタッチメントノズル42を溶剤容器STに差し入れ、引手部46を引くことで、容器本体44に溶剤Sを充填することが可能となる。或いは、容器本体44を伸長させておいて(アタッチメントノズル42無し)、溶剤Sを注ぎ込めば、容器本体44に溶剤Sを充填することが可能となる。このようにして、溶剤Sをカートリッジ容器41に充填しておいて、これを接着剤注入器1に装着し、接着剤注入器1のポンピングを行えば、カートリッジ容器41内の溶剤Sが、接着剤注入器1の接着剤流路5を勢いよく流れる(通液)。
すなわち、接着剤流路5を流れる溶剤により、接着剤注入器1の接着剤流路5が洗浄される。この場合、接着剤注入器1を部品ごとに分解(および組立)する必要はなく、且つポンピングより接着剤注入器1を洗浄することができる。したがって、接着剤注入器1の簡易且つ迅速な洗浄が可能となり、一連の洗浄作業における作業時間の短縮を図ることができる。
ところで、上記の洗浄方法を踏まえると、予めカートリッジ容器41に溶剤Sを充填して提供することも有用である。すなわち、接着剤注入器1の洗浄を容易にすべく、カートリッジ容器41に溶剤Sを充填した溶剤カートリッジ80を提供することも好適である。
[第2実施形態]
図8は、洗浄のために接着剤注入器1に装着される接着剤カートリッジ4に代えて、装着される溶剤カートリッジ80を表している。
同図に示すように、溶剤カートリッジ80は、接着剤Rの溶剤Sと、溶剤Sが充填されたカートリッジ容器81と、を備えている。この場合も、カートリッジ容器81は、伸縮自在に形成された有底且つ蛇腹状の容器本体83と、容器本体83の先端部に設けられ、接着剤注入器1のカートリッジ接合部37(接合受け部)に接合・装着される接合部84と、接合部84に着脱自在に接合された容器キャップ85と、を有している。
容器キャップ85の内周面には、雌ネジが形成されており、外周面に雄ネジが形成された接合部84が螺合されて、容器本体83が容器キャップ85により封止されている。また、この場合も、接合部84の外周面には、カートリッジ接合部37の本体雌ネジ部38と同一形態の雄ネジが形成されている。したがって、カートリッジ容器81は、接合部84を介してカートリッジ接合部37に接合(装着)可能に構成されている。
この溶剤カートリッジ80でも、上記と同様の要領で接着剤注入器1に接合・装着される(装着工程)。更に、上記と同様に、通液工程を経ることで、接着剤注入器1の接着剤流路5が洗浄される。
以上のように、第2実施形態によれば、溶剤カートリッジ80を接着剤注入器1に装着しておいて、接着剤注入器1のポンピングを行えば、カートリッジ容器81内の溶剤Sが、接着剤注入器1の接着剤流路5を勢いよく流れる(通液)。すなわち、接着剤流路5を流れる溶剤Sにより、接着剤注入器1の接着剤流路5が洗浄される。この場合、接着剤注入器1を部品ごとに分解(および組立)する必要はなく、且つポンピングより接着剤注入器1を簡単に洗浄することができる。したがって、接着剤注入器1の簡易且つ迅速な洗浄が可能となり、一連の洗浄作業における作業時間の短縮を図ることができる。
なお、これらの実施形態において、例えば注入ノズル3が使い捨てである場合や、注入ノズル3を別途洗浄する必要がある場合等において、接着剤注入器1の注入器本体2のみを洗浄するものであってもよい。また、注入器本体2のみを洗浄する場合や、注入ノズル3のノズル径が太い場合には、注入器本体2の先端、或いは注入ノズル3の先端に、オリフィスを設ける(接着剤流路5の圧力を高める)ことが好ましい。
1…接着剤注入器、2…注入器本体、3…注入ノズル、4…接着剤カートリッジ、5…接着剤流路、11…ケーシング部、12…ポンプ部、37…カートリッジ接合部、40…カートリッジシステム、41…カートリッジ容器、42…アタッチメントノズル、44…容器本体、45…接合部、46,46A,46B…引手部、51…引手ベース、52…引手本体、80…溶剤カートリッジ、81…カートリッジ容器、83…容器本体、84…接合部、85…容器キャップ、R…接着剤、S…溶剤、ST…溶剤容器。

Claims (8)

  1. ポンピングにより接着剤を対象物に注入する接着剤注入器の内部を洗浄するために、前記接着剤注入器に装着された接着剤カートリッジに代えて装着され、前記接着剤の溶剤が充填されるカートリッジ容器であって、
    伸縮自在に形成された蛇腹状の容器本体と、
    前記容器本体の先端部に設けられ、前記接着剤注入器の接合受け部に接合・装着される接合部と、
    前記容器本体の尾端部に設けられ、前記容器本体を伸長させるための引手部と、を備えたことを特徴とするカートリッジ容器。
  2. 前記引手部は、
    前記容器本体の尾端部に固着された引手ベースと、
    前記引手ベースに起倒自在に取り付けられた引手本体と、を有することを特徴とする請求項1に記載のカートリッジ容器。
  3. 前記容器本体は、透光性を有することを特徴とする請求項1または2に記載のカートリッジ容器。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載のカートリッジ容器と、
    前記カートリッジ容器の前記接合部に着脱自在に接合されるアタッチメントノズルと、を備えたことを特徴とするカートリッジシステム。
  5. ポンピングにより接着剤を対象物に注入する接着剤注入器の内部を洗浄するために、前記接着剤注入器に装着された接着剤カートリッジに代えて装着される溶剤カートリッジであって、
    前記接着剤の溶剤と、前記溶剤が充填されたカートリッジ容器と、を備え、
    前記カートリッジ容器は、
    伸縮自在に形成された蛇腹状の容器本体と、
    前記容器本体の先端部に設けられ、前記接着剤注入器の接合受け部に接合・装着される接合部と、
    前記接合部に着脱自在に接合された容器キャップと、を有することを特徴とする溶剤カートリッジ。
  6. ポンピングにより接着剤を対象物に注入する前記接着剤注入器と、
    前記接着剤注入器に装着された接着剤カートリッジに代えて装着され、前記接着剤の溶剤を充填した請求項1ないし3のいずれかに記載のカートリッジ容器と、を備えたことを特徴とする接着剤注入器の洗浄システム。
  7. 請求項1ないし3のいずれかに記載のカートリッジ容器を用い、前記接着剤注入器の内部を洗浄する接着剤注入器の洗浄方法であって、
    前記接合部を介して、前記容器本体に前記溶剤を充填する充填工程と、
    前記充填工程の後、前記接合部を介して、前記カートリッジ容器を前記接着剤注入器に装着する装着工程と、
    前記装着工程の後、ポンピングを行って前記接着剤注入器の内部に前記溶剤を通液する通液工程と、を備えたことを特徴とする接着剤注入器の洗浄方法。
  8. 請求項4に記載のカートリッジシステムを用い、前記接着剤注入器の内部を洗浄する接着剤注入器の洗浄方法であって、
    前記容器本体を収縮させる準備工程と、
    前記準備工程の後、前記引手部を引いて、溶剤容器から前記アタッチメントノズルを介して、前記溶剤を前記容器本体内に吸引する吸引工程と、
    前記吸引工程の後、前記アタッチメントノズルを外し、前記接合部を介して、前記カートリッジ容器を前記接着剤注入器に装着する装着工程と、
    前記装着工程の後、ポンピングを行って前記接着剤注入器の接着剤流路に前記溶剤を通液する通液工程と、を備えたことを特徴とする接着剤注入器の洗浄方法。
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