JP7029792B2 - 注入装置 - Google Patents
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Description
この混合注出装置は、フレームにそれぞれ支持した主剤タンクおよび硬化剤タンクと、主剤タンクにサクション側ホースを介して接続された主剤側のピストンポンプと、硬化剤にサクション側ホースを介して接続された硬化剤側のピストンポンプと、両ピストンポンプを同時に作動させる操作レバーと、一対の送出ホースを介して両ピストンポンプのデリベリー側に接続された混合部付きのノズルと、を備えている。両ピストンポンプは、それぞれ下端部をフレームに傾斜自在に取り付けられ、上端部でロッド連結ポイントを介して操作レバーに連結されている。また、操作レバーの先端部は、連結ピンを介してフレームにヒンジ連結されている。
連結ピンを中心に操作レバーを上下作動させ、各ピストンポンプのシリンダーに対しピストンを往復動させると、それぞれの送出ホースを介して主剤および硬化剤が混合部に供給され、ここで混合されてノズルから吐出される。
このレバー式グリースガンは、注入物のチューブを収容する外筒と、外筒に取り付けられ、シリンダー室およびプランジャーを有するキャップと、キャップに取り付けられた注油口金と、キャップに揺動可能に取り付けられたリンクと、プランジャーおよびリンクにそれぞれ揺動可能に取り付けられたレバーと、を備えている。そして、キャップのシリンダー室とチューブ接続口とが連通し、且つシリンダー室と注油口金接続口とが連通している。また、注油口金接続口側の流路には、逆止弁が介設されている。
レバーを操作してプランジャーを引くと、チューブ内の注入物がシリンダー室に吸引され、続いてプランジャーを押すと、シリンダー室の注入物がチューブ接続口を介して注油口金から吐出される。
例えば、特許文献2におけるこの微小な揺動は、レバーを引く動作では、復動するプランジャーの先端をシリンダーの後壁に押し付けるように作用し、レバーを押す動作では、往動するプランジャーの先端をシリンダーの前壁に押し付けるように作用する。注入物がエポキシ樹脂の場合には、プランジャーとシリンダーとの間に入り込んだエポキシ樹脂が潤滑剤として機能し、シリンダーの往復動(摺動)が円滑に行われる。しかし、後述するように、注入物がセメントスラリーの場合には、シリンダーの往復動(摺動)が円滑に行われなくなる問題がある。
セメントスラリーは、微粒子のセメントに水を混合したものであり、親水性があり、また硬化後は、熱膨張係数、強度、弾性係数等においてコンクリートと同等であり、しかも火災に強いため、エポキシ樹脂に対し優位性を有している。
注入物がセメントスラリーの場合には、微小な揺動に合わせてプランジャーとシリンダーとの間(特に、狭くなる先端部と基端部)にセメントスラリーの微粒子が噛み込む形となり、シリンダーの往復動(摺動)が円滑に行われなくなる問題があった。すなわち、従来の往復ポンプ機構によりセメントスラリーを注入しようとすると、数度のポンピング(操作レバー回動操作)からレバー操作が徐々に重くなり、最終的にレバー操作が不可能となってしまう問題があった。そして、このことが、道路や橋梁等の大規模な補修工事を除き、セメントスラリーがほとんど用いられない主たる原因となっていた。
このように、プランジャー部が直動ガイド部によりガイドされるため、シリンダー本体に対するプランジャー部の直進性が精度良く維持される。これにより、プランジャー部が、入力部による回動運動または回転運動の影響を受けることがあっても、シリンダー本体内におけるプランジャー部の微小な揺動が抑制される。したがって、シリンダー本体とプランジャー部との間にセメントスラリーが入り込むことがあっても、セメントスラリーの微粒子が噛込む状態となることがなく、入力部によるポンピングの円滑さが損なわれることがない。
また、ポンピング機構部(入力部)を往復ポンプ部から大きく離さなくても、直動ガイド部の軸方向寸法を十分にとることができる。すなわち、装置全体のコンパクト性を損なうことなく、プランジャー部の直進性を向上させることができる。
なお、入力部(ポンピング機構部)は、回動する操作レバーを有するリンク機構(手動式)であってもよいし、カム機構等(モーター駆動式)であってもよい。
なお、具体的な構造として、プランジャー本体と被ガイド部とが同径に形成され、且つ直動ガイド部よりもシリンダー本体が太径に形成されていること、或いはシリンダー本体と直動ガイド部とが同径に形成され、且つ被ガイド部よりもプランジャー本体が細径に形成されていること、が好ましい。
また、構造上、シリンダー本体、直動ガイド部、プランジャー本体および被ガイド部は、同軸上に配設されていることが好ましいが、シリンダー本体およびプランジャー本体に対し、直動ガイド部および被ガイド部がオフセットしているものであってもよい。
加えて、プランジャー本体の先端部にもOリングが設ければ、吸込口からシリンダー本体に流入したセメントスラリーと同量のセメントスラリーを、吐出口から確実に吐出させることができ、ポンプ効率が損なわれることがない。
また、プランジャー本体と共に基端部側のOリングが往動すると、連通孔を介してシリンダー本体にエアーが流入し、復動すると、連通孔を介してシリンダー本体からエアーが流出する。すなわち、連通孔が通気口として機能する。このため、Oリングを設けることによるプランジャー本体の無駄な往復動負荷を軽減することができる。
図1は、第1実施形態に係る注入装置の側面視外観図であり、図2および図3は、それぞれ注入装置における要部の構造図および平面図である。これらの図に示すように、この注入装置10は、手動式のものであり、セメントスラリーを加圧状態で貯留するスラリー貯留部11と、スラリー貯留部11が着脱自在に装着される往復ポンプ部12と、往復ポンプ部12を作動させるための操作レバー14(入力部)を有するポンピング機構部13と、を備えている。
図5は、第1実施形態の変形例を表している。この変形例では、シリンダー本体51と直動ガイド部52とが同径に形成される一方、被ガイド部72よりもプランジャー本体71が細径に形成されている。すなわち、直動ガイド部52と被ガイド部72との間隙(嵌め合い)は狭く、被ガイド部72を精度良くガイドできる(がたつきがない)寸法となっている。一方、シリンダー本体51とプランジャー本体71との間隙(嵌め合い)は広く、シリンダー本体51とプランジャー本体71との間にセメントスラリーの微粒子が噛み込まない寸法となっている。
次に、模式的に表した図6を参照して、第2実施形態に係る注入装置10Aについて説明する。なお、この実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明を進める。この注入装置10Aでは、ポンピング機構部13Aに、入力部として偏心板カム91が設けられ、モーター駆動でポンピングが行われる。
次に、図7を参照して、第3実施形態に係る注入装置10Bについて説明する。なお、この実施形態では、主に第1実施形態と異なる部分について説明を進める。この注入装置10Bは、第1実施形態と同様に手動式のものであるが、往復ポンプ部12Aにおいて、直動ガイド部52および被ガイド部72が省略された構造を有している。
Claims (6)
- セメントスラリーを対象物に注入するための注入装置であって、
吸込口および吐出口を含むシリンダー部と、前記シリンダー部に対し往復動するプランジャー部と、を有する往復ポンプ部と、
前記セメントスラリーを貯留すると共に、前記吸込口を介して前記シリンダー部に連通するスラリー貯留部と、
入力部を有し、前記入力部による回動運動および回転運動のいずれかを前記プランジャー部の往復直線運動に変換するポンピング機構部と、を備え、
前記シリンダー部は、前記吸込口および前記吐出口を含むシリンダー本体と、前記シリンダー本体に対し前記入力部側に配設され、前記プランジャー部の往復動をガイドする直動ガイド部と、を有し、
前記直動ガイド部は、前記プランジャー部と前記ポンピング機構部との連結部を越えて延在していることを特徴とする注入装置。 - 前記プランジャー部は、前記シリンダー本体に対応するプランジャー本体と、前記直動ガイド部に対応する被ガイド部と、を有し、
前記直動ガイド部と前記被ガイド部との間隙に対し、前記シリンダー本体と前記プランジャー本体との間隙が広く形成されていることを特徴とする請求項1に記載の注入装置。 - 前記プランジャー本体の先端部および基端部のうちの少なくとも基端部には、前記シリンダー本体に摺接するOリングが設けられていることを特徴とする請求項2に記載の注入装置。
- 前記シリンダー本体の前記直動ガイド部側の基端部には、前記シリンダー本体の内部と外部とを連通する連通孔が設けられていることを特徴とする請求項3に記載の注入装置。
- 前記連結部は、前記プランジャー部を軸方向に直交する方向に貫通するガイドピンで構成され、
前記直動ガイド部は、前記ガイドピンがスライド自在に係合すると共に軸方向に延びる一対の長孔を有し、
前記入力部は、先端部で前記往復ポンプ部に回動自在に軸支され、前記直動ガイド部の外側において、前記ガイドピンを両持ちで且つ延在方向にスライド自在に支持する操作レバーで構成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の注入装置。 - 前記往復ポンプ部は、前記直動ガイド部から延びる支持片を有し、
前記操作レバーは、前記支持片に回動自在に軸支されていることを特徴とする請求項5に記載の注入装置。
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