JP2020100938A - 山留壁の架構構造 - Google Patents

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正弘 渡辺
義雄 石井
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【課題】山留壁の架構作業を効率的に行い得るようにする。【解決手段】山留壁の内面に水平方向に配置される腹起材12は、単一梁材14とこれの両端部に配置される重合梁材15とにより形成され、単一梁材14の端部の外側面と重合梁材15の端部の外側面とに跨がってカバープレート31が配置され、カバープレート31により単一梁材14と重合梁材15とが締結される。単一梁材14の端部の内側面と重合梁材15の端部の内側面とに跨がって火打受けピース33が配置され、火打受けピース33により単一梁材14と重合梁材15とが締結される。隣り合う火打受けピース33の間には火打材36が締結される。【選択図】図1

Description

本発明は、腹起材と、隣り合う腹起材との間に架設される火打材とを有し、山留壁を支持する山留壁の架構構造に関する。
地面を掘削したときに掘削部の周囲の側面から周囲地盤が崩壊するのを防止するために、山留壁が周囲の側面に設けられる。平面四角形に地下を掘削したときには、四角形の掘削側面の内面に山留壁が配置される。山留壁を保持するために、山留壁の内側には、土留支保工材としての腹起材が水平方向に配置され、隣り合う山留壁の内側に配置されて直角方向に突き当てられる2つの腹起材の間には火打材が架設される。
特許文献1には、腹起材と、隣り合う腹起材との間に架設される火打材とを有する山留壁の架構構造が記載されている。
上記文献に記載された従来の架構構造における腹起材は、中央単体梁とこれの両端部に配置される端部重合梁とを接続することにより形成されている。中央単体梁は単一のH形鋼により形成され、端部重合梁は幅寸法がそれぞれ中央単体梁の2分の1の内側梁と外側梁とを幅方向に接続して形成される。
土圧負担が大きい中央単体梁は、高強度鋼つまり高張力鋼により形成され、土圧負担が小さい端部重合梁の内側梁と外側梁は、それぞれ一般構造用圧延鋼材により形成されており、中央単体梁は端部重合梁よりも高強度である。
特開2014−159771号公報
中央単体梁の両端部に設けられたエンドプレートと、端部重合梁の端部に設けられたエンドプレートは突き当てられた状態で複数本のボルトにより接続される。さらに、中央単体梁と端部重合梁とを跨ぐようにして両方の端部の内側側面と外側側面とにはカバープレートが突き当てられてボルトにより締結される。
中央単体梁の端部には、火打受けピースがボルトにより締結されており、隣り合う腹起材との間に架設される火打材は、隣り合う中央単体梁の火打受けピースの間に取り付けられる。
従来のように、中央単体梁と端部重合梁とを内側側面に取り付けられるカバープレートと、外側側面に取り付けられるカバープレートとにより連結するようにした架構構造においては、隣り合う腹起材の間に架設される火打材はカバープレートを避けて、中央単体梁の端部に接続する必要がある。このため、中央単体梁と端部複合梁と接続部には、内側側面と外側側面とに2枚のカバープレートを突き当ててそれぞれをボルトで締結しなければならず、山留壁の架構構造の構築作業に時間がかかり、施工性が悪いという課題がある。
本発明は、山留壁の架設工事の施工性を向上し工期短縮を図ることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の山留壁の架構構造は、山留壁の内面に水平方向に配置される腹起材と、隣り合う前記腹起材の間に架設される火打材とを備えた山留壁の架構構造であって、形鋼からなる単一梁材と、当該単一梁材よりも幅寸法が小型の複数の形鋼からなり前記単一梁材の両端部に配置される重合梁材とにより前記腹起材を形成し、前記単一梁材の端部の外側面と前記重合梁材の端部の外側面とに跨がって配置されるカバープレートにより前記単一梁材と前記重合梁材とを締結し、前記単一梁材の端部の内側面と前記重合梁材の端部の内側面とに跨がって配置される火打受けピースにより前記単一梁材と前記重合梁材とを締結し、前記火打受けピースに前記火打材を締結することを特徴とする。
請求項2に記載の本発明の山留壁の架構構造は、上記請求項1記載の発明において、前記単一梁材に、前記火打受けピースの端部に位置させてスティフナープレートを設けたことを特徴とする。
請求項3に記載の本発明の山留壁の架構構造は、上記請求項1または2記載の発明において、前記火打受けピースに押し付け力を加えるジャッキを前記火打材に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、単一梁材とその両端部に配置される重合梁材とを連結するために、それぞれの端部の外側面にはカバープレートが締結され、それぞれの端部の内側面には火打受けピースが締結される。火打受けピースには火打材が取り付けられる。火打材を取り付けるための火打受けピースが単一梁材と重合梁材とを締結するために利用されるので、火打受けピースとは別に、単一梁材と重合梁材との端部の内側面にカバープレートを取り付けることが不要となる。これにより、山留壁の架設工事の施工性を向上することができ、工期を短縮することができ、架設工事の経済性を向上させることができる。火打材が単一梁材と重合梁材との接続部に火打受けピースを介して取り付けられるので、接続部の強度を火打材が高めることができる。
火打受けピースの端部に位置させてスティフナープレートを単一梁材に設けることにより、山留壁からスティフナープレートを介して火打材に土圧が加わることになり、単一梁材の強度を高めることができる。火打材にジャッキを設けると、火打受けピースに加えられる押し付け力を調整することができ、土圧に応じて最適な保持力を火打材に加えることができる。
本発明の一実施の形態である山留壁の架構構造を示す平面図である。 (A)は図1に示された単一梁材の一部省略平面図であり、(B)は(A)の正面図であり、(C)は図2におけるA−A線断面図であり、(D)は(A)の右側面図である。 単一梁材の端面に接続された重合梁材を示す平面図である。 単一梁材の端部と重合梁材の端部とを示す斜視図である。 単一梁材と重合梁材の接続部を示す斜視図である。 図1におけるB部拡大平面図である。 他の実施の形態である山留壁の架構構造を示す一部省略平面図である。 さらに他の実施の形態である山留壁の架構構造を示す一部省略平面図である。 さらに他の実施の形態である山留壁の架構構造を示す一部省略平面図である。
以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
(第1の実施の形態)
図1においては、地下に四角形の掘削部10が掘削され、その周囲の側面に山留壁11a〜11dが配置されている。それぞれの山留壁11a〜11dは多数の鋼矢板により形成されており、それぞれの鋼矢板は周囲の側面に沿って垂直に打設され、隣り合う鋼矢板は側面で接続されている。ただし、山留壁は鋼矢板のみならず、他の部材によって形成することもできる。
山留壁11a、11bの内面には水平方向に腹起材12が配置され、腹起材12の両端面は山留壁11c、11dに当接している。山留壁11c、11dの内面には水平方向に腹起材13が配置され、腹起材13の両端面は腹起材12の端部に当接している。このように、同一平面内に4本の腹起材12、13が山留壁11a〜11dの内面側に位置させて配置されている。
それぞれの腹起材12、13は、単一梁材14とその両端部に配置される重合梁材15とからなる。単一梁材14は、高強度鋼つまり高張力鋼のH形鋼材からなり、図2に示されるように、幅寸法Hで、高さ寸法Bの単一のH形鋼材により構成され、ウェブ14aとこれと一体となったフランジ14bとを有している。H形鋼材としては、例えば、通常のSS400(一般構造用圧延鋼材)よりも降伏点の高いSM490Y(溶接構造用圧延鋼材)の材質であって、H700×350×16×36のように大きなサイズのH形鋼材が使用される。これにより、山留H500型2本相当の強度が得られる。単一梁材14の両端面にはエンドプレート16が溶接されており、エンドプレート16には複数のボルト取付孔17が形成されている。
ウェブ14aの両面には三角形のリブプレート18が溶接され、それぞれのリブプレート18はエンドプレート16に溶接されており、リブプレート18によりエンドプレート16と単一梁材14との取付強度が高められている。さらに、ウェブ14aの両面には四辺形のスティフナープレート19が、単一梁材14の両端部側に位置させて溶接され、それぞれのスティフナープレート19はフランジ14bに溶接されており、単一梁材14の端部強度が高められている。
図3は単一梁材14の端面に接続された重合梁材15を示す平面図である。重合梁材15は長い寸法の第1の重合梁材部21aとこれに接続される短い寸法の第2の重合梁材部21bとを接続することにより形成されている。それぞれの重合梁材部21a、21bは、外側梁材22と内側梁材23とを接続することにより形成されている。外側梁材22と内側梁材23は、ウェブ15aとこれと一体となったフランジ15bとを有し、それぞれ一般構造用圧延鋼材のH形鋼材からなり、単一梁材14よりも低強度の鋼材である。
外側梁材22と内側梁材23の幅寸法hは単一梁材14の幅寸法Hの2分の1であり、高さ寸法は単一梁材14の高さ寸法Bと同一である。したがって、重合梁材15の幅寸法は、単一梁材14の幅寸法と同一である。重合梁材15は複数の梁材を幅方向に接続することにより形成されているが、3つのH形鋼材からなる梁材を接続することにより、重合梁材15を形成するようにしても良い。
重合梁材部21aの両端面にはエンドプレート24が溶接され、重合梁材部21bの両端面にも同様にエンドプレート24が溶接されている。ウェブ15aの両面には三角形のリブプレート25が溶接され、それぞれのリブプレート25はエンドプレート24に溶接されており、リブプレート25によりエンドプレート24と重合梁材部21a、21bの接合強度が高められている。
2本の腹起材12と2本の腹起材13は、それぞれ単一梁材14とその両端部に配置される重合梁材15とにより構成されている。ただし、腹起材12を構成する重合梁材15は、腹起材13の重合梁材15よりも長い。また、それぞれの重合梁材15は、2つの重合梁材部21a、21bを接続することにより形成されているが、重合梁材部21aの長さを重合梁材部21bを含めた長い寸法とすれば、外側梁材22と内側梁材23とをそれぞれ1本とした重合梁材15とすることができる。
図4は、単一梁材14の端部と重合梁材15の端部を示す斜視図であり、図5は単一梁材14と重合梁材15の接続部を示す斜視図である。
重合梁材15に取り付けられたエンドプレート24には、単一梁材14のエンドプレート16に設けられたボルト取付孔17に対応させて複数のボルト取付孔26が設けられている。単一梁材14と重合梁材15は、図5に示されるように、両方のエンドプレート24、16に設けられたボルト取付孔を貫通する複数のボルト27により締結される。
図3および図5に示されるように、単一梁材14の端部の外側面と重合梁材15の端部の外側面とには、これらを跨がってカバープレート31が複数のボルト32により締結される。このカバープレート31により単一梁材14と重合梁材15は外側面において締結される。
単一梁材14の端部の内側面と重合梁材15の端部の外側面とには、これらを跨がって火打受けピース33が当て板34を介して複数のボルト35により締結される。火打受けピース33は図3および図5に示されるように、異形五角形の平面形状をした複数の鋼板により形成されている。
図1に示されるように、四辺形の掘削部10の側面に設けられた山留壁11a〜11dを保持するために、4本の腹起材12、13を同一平面に四辺形に配置した場合には、相互に隣り合う腹起材により4つのコーナー部が形成される。それぞれのコーナー部を保持するために、コーナー部を介して隣り合う2つの火打受けピース33の間には、火打材36が取り付けられる。火打材36はH形鋼材等により形成されており、火打材36には火打受けピース33に向かう方向の押し付け力を加えるために、ねじ式のジャッキ37が設けられている。ただし、ねじ式のジャッキに代えて油圧ジャッキを設けるようにしても良い。
火打材36にジャッキ37を設けると、山留壁11a〜11dを介して単一梁材14に加わる土圧により単一梁材14はその端部を曲げ変形の基端部として、単一梁材14の曲げモーメントを計算することができる。火打受けピース33を単一梁材14の端部よりも重合梁材15にずらして設けると、単一梁材14の曲げ変形の基端部が重合梁材15の位置となるので、土圧により単一梁材14に加わる曲げモーメントが図1に示す場合よりも大きくなる。
したがって、図1に示すように、単一梁材14と重合梁材15の接続部に火打受けピース33を取り付けて、火打材36にジャッキ37を設けると、単一梁材14に加わる曲げモーメントが小さくなるので、単一梁材14としてより小型の高強度梁材を使用することができる。
上述のように、単一梁材14と重合梁材15は、それぞれの外側面がカバープレート31により連結され、それぞれの内側面が火打受けピース33により連結されており、火打受けピース33は単一梁材14と重合梁材15とを連結するためのプレートとしての機能を有している。これにより、従来では、外側面と内側面とにそれぞれカバープレートを締結する必要があったが、本発明においては、1枚のカバープレート31により単一梁材14の一端部と重合梁材15の一端部とを連結することができる。したがって、カバープレートを内側面と外側面とにボルト止めする場合に比して、山留壁の架構構造を短時間で構築することができ、架構構造の構築作業性を効率的に行うことができる。
また、高強度の溶接構造用圧延鋼材からなる単一梁材14は、山留壁を支えるために高い強度が必要な火打材36の取付点の内側のみに使用するので、無駄の少ない配置になるとともに、火打材取付部には継手としてのエンドプレート24が存在するため、スティフナー補強の代わりになる。さらに、火打受けピース33がカバープレート31の代わりになるため、プレートの数とボルト本数を低減することができる。
しかも、火打受けピース33の端部に位置させて単一梁材14にはスティフナープレート19が取り付けられているので、山留壁から火打受けピース33に土圧が加わる部分にスティフナープレート19が位置し、単一梁材14の強度を高めることができる。
(第2の実施の形態)
図7は、他の実施の形態である山留壁の架構構造を示す一部省略平面図である。この架構構造においては、上述した場合と相違し、重合梁材15の長さが単一梁材14の長さに比して長い。それぞれの腹起材12、13における単一梁材14と重合梁材15との接続部には、上述した図3および図5に示した場合と同様に、カバープレート31と火打受けピース33とがボルト止めされている。ただし、図7にはカバープレート31が省略されている。上述した場合と同様に、スティフナープレート19が火打受けピース33の端部に位置させて単一梁材14に取り付けられており、単一梁材14の強度が高められている。
重合梁材15は、第1の重合梁材部21aと第2の重合梁材部21bとにより構成されており、重合梁材部21aは重合梁材部21bに比して、図1に示した場合よりも、長く設定されている。長い重合梁材部21aを保持するために、図7に示されるように、重合梁材部21aの内面には、火打受けピース41が取り付けられ、隣り合う火打受けピース41の間には火打材42が取り付けられている。
(第3の実施の形態)
図8は、さらに他の実施の形態である山留壁の架構構造を示す一部省略平面図である。この架構構造においては、図示は省略されているが、2本の腹起材12は、上述した場合と同様に、単一梁材14と2つの重合梁材15とにより形成されている。これに対し、2本の腹起材13は、中央の重合梁材45とその両端部に連結される重合梁材15とにより形成されている。
2本の腹起材12における単一梁材14と重合梁材15との接続部には、上述した場合と同様に、カバープレート31と火打受けピース33とがボルトにより締結されている。これに対し、火打材36により腹起材12に取り付けられた火打受けピース33に連結される火打受けピース33は、重合梁材45に締結されている。
このように、4本の腹起材12、13のうち、2本の腹起材12に単一梁材14を設けるようにした場合においても、単一梁材14と重合梁材15との接続端部にカバープレート31と火打受けピース33とを取り付けることにより、腹起材12の強度を高めることができる。このような形態の架構構造は、山留壁11a、11bから腹起材12に加わる土圧が山留壁11c、11dから腹起材13に加わる土圧よりも高い場合に好適である。
なお、図8に示した腹起材12においては、重合梁材15が2つの重合梁材部21a、21bにより構成されているのに対し、腹起材13の重合梁材15は1つの重合梁材部から構成されている。
重合梁材部21aの内面には、図7に示した架構構造と同様に、火打受けピース41が取り付けられ、隣り合う火打受けピース41の間には火打材42が取り付けられている。
(第4の実施の形態)
図9は、さらに他の実施の形態である山留壁の架構構造を示す一部省略平面図である。この架構構造においては、2本の腹起材12は、上述した場合と同様に、単一梁材14と2つの重合梁材15とにより形成されている。これに対し、2本の腹起材13においては、図8と同様に、中央の重合梁材45とその両端部に連結される2つの重合梁材15とにより形成されている。それぞれの重合梁材15は、2つの重合梁材部21a、21bを連結することにより構成されている。
この形態の架構構造は、図8に示した場合と同様に、山留壁11a、11bから腹起材12に加わる土圧が山留壁11c、11dから腹起材13に加わる土圧よりも高い場合に好適である。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。上述した実施の形態においては、地盤に四辺形に掘削された掘削部の周囲の側面にそれぞれ山留壁を構築し、四辺形に腹起材12、13を架設した場合が示されているが、直角等の角度を以て交差するように側面に設けられた山留壁を保持するために相互に連結される2本の腹起材を構成する単一梁材と重合梁材との接合部にも本発明を適用することができる。
それぞれの実施の形態においても、山留壁の架設時の手間を減らすことができ、工期の短縮を達成し、経済性を向上させることができる。
本発明は、土木建築現場において配置される山留壁を保持するために適用することができる。
10 掘削部
11a〜11d 山留壁
12、13 腹起材
14 単一梁材
15 重合梁材
16 エンドプレート
19 スティフナープレート
21a、21b 重合梁材部
22 外側梁材
23 内側梁材
24 エンドプレート
25 リブプレート
31 カバープレート
33 火打受けピース
34 当て板
36 火打材
37 ジャッキ
41 火打受けピース
42 火打材
45 重合梁材

Claims (3)

  1. 山留壁の内面に水平方向に配置される腹起材と、隣り合う前記腹起材の間に架設される火打材とを備えた山留壁の架構構造であって、
    形鋼からなる単一梁材と、当該単一梁材よりも幅寸法が小型の複数の形鋼からなり前記単一梁材の両端部に配置される重合梁材とにより前記腹起材を形成し、
    前記単一梁材の端部の外側面と前記重合梁材の端部の外側面とに跨がって配置されるカバープレートにより前記単一梁材と前記重合梁材とを締結し、
    前記単一梁材の端部の内側面と前記重合梁材の端部の内側面とに跨がって配置される火打受けピースにより前記単一梁材と前記重合梁材とを締結し、
    前記火打受けピースに前記火打材を締結する、
    ことを特徴とする山留壁の架構構造。
  2. 前記単一梁材に、前記火打受けピースの端部に位置させてスティフナープレートを設けた、
    ことを特徴とする請求項1記載の山留壁の架構構造。
  3. 前記火打受けピースに押し付け力を加えるジャッキを前記火打材に設けた、
    ことを特徴とする請求項1または2記載の山留壁の架構構造。
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