JP2018083521A - ヘッドアップディスプレイ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 第1、第2の孔部の存在が目立ちにくくなり、見栄えの良好なヘッドアップディスプレイ装置を提供する。【解決手段】 表示光Lを発する発光型表示器20と、表示光Lを反射させる凹面鏡31と、光センサ41が実装された回路基板42と、これらを収容するハウジング50とを備え、ハウジング50には、外光が発光型表示器20に入射することを防ぐ光遮蔽部54が形成され、光センサ41はセンサホルダ43を通じて回路基板42に実装されているとともに、センサホルダ43は光センサ41を包囲するための第1の孔部44を有する包囲部45を有し、第1の孔部44に対応する光遮蔽部54箇所には第2の孔部54aが設けられ、外光を遮断しない孔隠し部材55が第2の孔部54aを隠すように配置されるものである。【選択図】図3

Description

本発明は、発光型表示器が発した表示光を車両のフロントガラス等の投影部材に投影し、観察者に対し虚像表示を行うヘッドアップディスプレイ装置に関するものである。
従来より、この種のヘッドアップディスプレイ装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置は、表示光を発する発光型表示器と、表示光を反射させる反射部材と、外光の照度を検出して照度データを出力する外光検出素子が実装(配設)された回路基板と、発光型表示器と反射部材と回路基板とを収容するハウジングと、照度データに基づいて発光型表示器の発光輝度を調整する制御手段とを備え、ハウジングには、太陽光等の外光がハウジングに形成された透明な透光性カバー(透光部)を通じて発光型表示器に入射することを防ぐ光遮蔽部が形成され、反射部材によって反射された表示光を透光部を通じて車両のフロントガラス等の投影部材に投影し、観察者に対して虚像表示を行うものである。
また、この場合、外光検出素子はホルダを通じて回路基板に実装(配設)されているとともに、当該ホルダは外光検出素子を包囲するための第1の孔部を有する包囲部を有し、当該第1の孔部に対応(連通)する光遮蔽部箇所には外光を第1の孔部へと導くための第2の孔部が設けられている構成となっている。
特開2004−338578号公報
上述の特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置の場合、外光検出素子はホルダに備えられる包囲部の第1の孔部内に配置され、一方、ハウジングの光遮蔽部にはホルダの第1の孔部に連通するように貫通孔からなる第2の孔部が形成された構成となっており、外光は、透光性カバー、透光性カバーの近くにある光遮蔽部の第2の孔部、包囲部の第1の孔部を通過して、当該第1の孔部内に配置されている外光検出素子によって検出される。
ところで、このように包囲部の第1の孔部と光遮蔽部の第2の孔部とが連通するように設けられ、さらに光遮蔽部の近くに透明な透光性カバーが位置しているような場合、透光性カバー越しに光遮蔽部を見た際に光遮蔽部に設けられた第2の孔部やホルダに設けられた第1の孔部の存在が目立ち易くなり、見栄えがよくないという問題点がある。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、第1、第2の孔部の存在が目立ちにくくなり、見栄えの良好なヘッドアップディスプレイ装置の提供を目的とするものである。
本発明は、表示光を発する発光型表示器と、前記表示光を反射させる反射部材と、外光の照度を検出する外光検出素子が配設された回路基板と、前記反射部材と前記回路基板とを少なくとも収容するハウジングとを備え、前記ハウジングには、前記外光が前記ハウジングに形成された透光部を通じて前記発光型表示器に入射することを防ぐ光遮蔽部が形成され、前記外光検出素子はホルダを通じて前記回路基板に配設されているとともに、前記ホルダは前記外光検出素子を包囲するための第1の孔部を有する包囲部を有し、前記第1の孔部に対応する前記光遮蔽部箇所には前記外光を前記第1の孔部へと導くための第2の孔部が設けられ、前記反射部材によって反射された前記表示光を前記透光部を通じて投影部材に投影し、観察者に対して虚像表示を行うヘッドアップディスプレイ装置において、前記外光を遮断しない孔隠し部材が前記第1の孔部と前記第2の孔部とのうち少なくとも一方を隠すように配置されることを特徴とする。
また本発明は、前記孔隠し部材は、模様部を有する透光性シートであることを特徴とする。
また本発明は、前記孔隠し部材は、複数の孔が形成された網状部材であることを特徴とする。
また本発明は、前記孔隠し部材は、暗色の半透過性シートであることを特徴とする。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、第1、第2の孔部の存在が目立ちにくくなり、見栄えの良好なヘッドアップディスプレイ装置を提供できる。
本発明の第1実施形態によるヘッドアップディスプレイ装置の概略図。 同実施形態による表示装置の断面図。 同実施形態によるハウジングの一部と外光センサユニットとを示す要部断面図。 同実施形態による外光センサユニットの斜視図。 同実施形態によるハウジングのボス部に外光センサユニットがネジ固定された状態を示す概略図。 図3中、矢印B方向から見たときの光遮蔽部と孔隠し部材とを示す図。 同実施形態による表示装置の電気的構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態による表示装置の要部断面図。 本発明の第3実施形態による表示装置の要部断面図。 本発明の第4実施形態による表示装置の要部断面図。 本発明の第5実施形態による表示装置の要部断面図。
(第1実施形態)以下、図1〜図7に基づいて、本発明の実施形態を車両用のヘッドアップディスプレイ装置に適用した場合を例に挙げて説明する。
ヘッドアップディスプレイ装置は、図1に示すように車両10のインストルメントパネル11内部に配設された表示ユニットである表示装置12が投射する表示光Lを投影部材である車両10のフロントガラス13で車両10の運転者(観察者)14の方向に反射させ、運転者14に対して虚像Vの表示を行うものである。換言すれば、ヘッドアップディスプレイ装置は、表示装置12の後述する発光型表示器から発せられる表示光Lをフロントガラス13(前記投影部材)に照射(投射)し、この照射によって得られた虚像(表示像)Vを運転者14に視認させるものである。これにより運転者14は、運転席の正面前方に表示される虚像Vを風景と重畳させて観察することができる。
表示装置12は、図2に示すように表示光Lを発する発光型表示器20と、反射器30と、外光センサユニット40と、ハウジング50とから主に構成されている。
発光型表示器20は、例えば液晶表示素子21と、レンズ22と、光源23と、配線基板24と、筐体25とから主に構成されている。
液晶表示素子21は、例えばTFT型の液晶パネルの前後両面に偏光板を貼着したものであり、車両の速度等を表示する。レンズ22は、アクリル等の透光性合成樹脂によって形成されており、液晶表示素子21と光源23の間に配置されている。光源23は、適宜色で発光するチップ型発光ダイオードからなり、レンズ22を介して、液晶表示素子21を照明する。つまり、光源23が発光すると、液晶表示素子21からは表示光Lが発せられる。
また配線基板24は、所定の配線パターンが施された硬質回路基板からなり、マイクロコンピュータである後述する制御手段等が前記配線パターンに導通接続されている。筐体25は、液晶表示素子21とレンズ22と光源23と配線基板24とを収容するものであり、液晶表示素子21の表示面に対応する位置には、表示光Lを通過させるための略矩形状の開口部(図示せず)が開口形成されている。
反射器30は、液晶表示素子21(発光型表示器20)から発せられる表示光Lを反射させる凹面鏡(反射部材)31と、この凹面鏡31を保持するミラーホルダ32とを備えている。
凹面鏡31は、凹面を有するポリカーボネートからなる樹脂基材に反射膜31aを蒸着形成してなるものである。かかる凹面鏡31は、その反射膜31aがハウジング50の後述する透光性カバーに対向し、前記透光性カバーから臨める位置に傾斜状態にて配設される。
また凹面鏡31は、液晶表示素子21からの表示光Lを拡大しつつ、前記透光性カバー(車両10のフロントガラス13)側へ反射(投射)させるものである。このことは、凹面鏡31が、液晶表示素子21からの表示光Lを拡大し、この拡大された表示光Lを前記透光性カバーを通じてフロントガラス13に投射することを意味している。なお、凹面鏡31は、ミラーホルダ32に両面粘着テープにより接着されている。ミラーホルダ32は、合成樹脂(例えばABS樹脂)からなるものであり、ハウジング50に固定されている。
外光センサユニット40は、図3、図4に示すように外光検出素子としての光センサ41と、この光センサ41が実装(配設)された回路基板42と、ホルダとしてのセンサホルダ43とから構成され、この場合、光センサ41はセンサホルダ43を通じて(介して)回路基板42上に実装(配設)されている。
光センサ41は、例えばフォトダイオードを適用することができ、外光の照度を検出して照度データを前記制御手段に出力するものである。なお、光センサ41の光軸は車両前方側(前記透光性カバー側)を向いており、車両前方の照度を検出する。
回路基板42は、所定の回路パターンが施された硬質回路基板からなり、光センサ41が前記回路パターンに導通接続されている。なお、詳細図示は省略するが、回路基板42と配線基板24とは、ハーネス等の配線部材によって電気的に接続されている。
センサホルダ43は、例えば黒色の合成樹脂材料によって形成されており、光センサ41を包囲するための第1の孔部44を有する略筒状の包囲部45と、発光型表示器20側に位置する回路基板42の一側面P1を保持する保持部46とを有している。第1の孔部44は、例えば略楕円形状の貫通孔として構成されている。
なお、47は、センサホルダ43に一体形成された片持梁形状からなる一対の弾性部であり、一対の弾性部47の自由端部(先端部)には、一側面P1と相対する回路基板42の他の一側面P2よりも一段低い位置に位置する段部P3に係合する爪部からなる係合部48が各々形成されている。また、49は、ネジSのネジ部を通すための切り欠き部であり、この切り欠き部49は、ハウジング50に備えられる後述するボス部に対応するようにセンサホルダ43の底部に形成されている(図5参照)。
ハウジング50は、例えば黒色の合成樹脂材料にて形成されてなり、ともに断面略凹部形状からなる上側ケース体51と下側ケース体52とを備え、上側ケース体51と下側ケース体52とで形成される内部空間である空間部53において、発光型表示器20や(凹面鏡31を含む)反射器30、(回路基板42を含む)外光センサユニット40等を収容している。
上側ケース体51には、凹面鏡31の配設位置の上部(車両10のフロントガラス13側)が開口する開口窓部51aが形成されており、凹面鏡31によって反射された表示光Lは、開口窓部51aを通過することになる。
また上側ケース体51には、透光部である透光性カバー51bが開口窓部51aを塞ぐように配設されている。この透明な透光性カバー51bは、透光性の合成樹脂材料(例えばアクリル樹脂)からなり、湾曲形状に形成され、凹面鏡31で反射された表示光Lが透過(通過)する光透過性部材としての機能を有している。そして、凹面鏡31によって反射された表示光Lは透光性カバー51bを通じてフロントガラス13に投影され、これにより運転者14に対し虚像Vの表示が行われることになる。
なお、54は、太陽光等の外光がハウジング50に形成された透光性カバー51bを通じて発光型表示器20に入射することを防ぐための黒色の光遮蔽部である。つまり、光遮蔽部54は、外光が発光型表示器20に入射し虚像Vが見えにくくなる現象(ウォッシュアウト)を防止するための遮光壁からなり、上側ケース体51の前面壁部51cから斜めに垂下するように形成され、外光センサユニット40と透光性カバー51bとの間に位置している。
そして、センサホルダ43に備えられる包囲部45の第1の孔部44に対応する光遮蔽部54箇所には、外光を第1の孔部44へと導くための略楕円形状の貫通孔からなる第2の孔部54aが開口形成されている。
そして、透光性カバー51b側に位置する光遮蔽部54の一方の面F1には、外光を遮断しない外光非遮断機能を有する孔隠し部材55が第2の孔部54aを完全に隠す(塞ぐ)ようにが配置(固定)される。
孔隠し部材55は、透光性シートであり、樹脂製の透光性基板55aと、この透光性基板55aに形成された格子状の模様部55bとを有している。孔隠し部材55の一方の面F1への固定は、両面テープによる接着固定、両面テープ以外の他の接着固定、あるいは溶着固定など、適宜の固定手段を用いればよい。
透光性基板55aは、例えば透明な薄板状の樹脂シートを適用することができる。
模様部55bは、例えば透光性基板55aにおける透光性カバー51b側を向く上面Y1に印刷形成された印刷層からなる。ここでは、模様部55bとして、図6に示すような黒色の格子模様が印刷形成されているものとする。なお、模様部55bは、上面Y1ではなく、透光性基板55aにおけるセンサホルダ43側を向く下面Y2に形成してもよく、また模様部55bの色調は黒色以外に茶色や灰色、青色等の濃い色で形成してもよい。
また、56は、センサホルダ43に備えられる切り欠き部49側に向けて突出形成された略円筒形状からなるボス部であり、このボス部56は、光遮蔽部54(上側ケース体51)に設けられており、ネジSのネジ部を螺合させるためのネジ螺合部(図示せず)を有している。
そして、上側ケース体51(ボス部56)とセンサホルダ43とをネジSを用いて固定する場合には、詳細図示は省略するが、例えばまず光遮蔽部54の第2の孔部54aが包囲部45の第1の孔部44に対応するように、且つ、ボス部56が切り欠き部49に対応するように、上側ケース体51とセンサホルダ43とを位置合わせし、その後、ネジSのネジ部を切り欠き部49に貫通させ、この切り欠き部49を貫通した前記ネジ部の所定箇所が前記ネジ螺合部に螺合されることで、上側ケース体51(ボス部56)とセンサホルダ43との固定作業が完了する。
また、上側ケース体51(ハウジング50)には、回路基板42を位置規制するための突出片からなる規制部57が設けられている。この規制部57は、上側ケース体51の前面壁部51cから垂下するように形成されており、上述のように上側ケース体51(ハウジング50)とセンサホルダ43とがネジSで固定されることによって、一側面P1と相対する方向に位置している回路基板42の他の一側面P2が上側ケース体51に一体形成された規制部57と当接(接触)する構成となっている。
そして、この一側面P2と規制部57とが接触した状態において、センサホルダ43に設けられる第1の孔部44の中心軸C1が、光遮蔽部54に備えられる第2の孔部54aの中心軸C2と略一致する。
これにより光センサ41は、透光性カバー51bを透過し、且つ、模様部55bが形成されていない透光性基板55a箇所と光遮蔽部54の第2の孔部54aと包囲部45の第1の孔部44とを通過した外光を検出し、照度データを前記制御手段に出力する。なお、孔隠し部材55に設けられる黒色の模様部55bは、光センサ41を用いた外光検出機能を著しく損ねない状態で形成されていればよい。
次に、図7に示すブロック図に基づいて、表示装置12の電気的構成について説明する。61は速度センサであり、この速度センサ61はマイクロコンピュータである制御手段62に速度データを出力する。制御手段62は、CPU63、RAM64、ROM65等を有する。制御手段62は、配線基板24に搭載されており、液晶駆動回路66を介して液晶表示素子21を駆動し、また光源駆動回路67を介して光源23を駆動する。制御手段62は、光センサ41が出力した照度データに基づいて、ROM65に記憶されたプログラムに従って、所定の演算処理を行い、光源23(発光型表示器20)の発光輝度を調整するように構成されている。
以上のように、本実施形態では、センサホルダ43は外光検出素子41を包囲するための第1の孔部44を有する包囲部45を有し、第1の孔部44に対応する光遮蔽部54箇所には外光を第1の孔部44へと導くための第2の孔部54aが設けられ、外光を遮断しない孔隠し部材55が第2の孔部54aを隠すように配置されるものである。
従って、光遮蔽部54の近くに透明な透光性カバー51bが位置している状況下で、透光性カバー51b越しに光遮蔽部54を見た際に、光遮蔽部54において第2の孔部54aの形成箇所とそれ以外の箇所との境目が不鮮明となるので、光遮蔽部54に設けられた第2の孔部54aの存在が目立ちにくくなり、見栄えの良好なヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。なお、この場合、第1の孔部44の形状は第2の孔部54aの形状と同等の形状であるため、第2の孔部54aの存在だけではなく、第1の孔部44の存在も目立ちにくくなり、見栄えの良好なヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図8に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第2実施形態では、前記第1実施形態にて採用した孔隠し部材55の周縁部を光遮蔽部54と低反射シート58との間に挟み込む構成としている。
低反射シート58は、発泡ウレタンが上面に塗布された黒色のシートからなり、光遮蔽部54の一方の面F1に貼り付けられ、太陽光(外光)の反射を抑制することを目的として設けられたものである。この低反射シート58は、耐熱性に優れ、揮発ガスの発生が少ないものであることが望ましい。また、低反射シート58には、第2の孔部54aに対応する位置に略楕円形状の貫通孔からなる貫通部58aが形成されている。
この第2実施形態の場合であっても、前記第1実施形態と同様に第2の孔部54aを隠すように孔隠し部材55が配置されることから、透光性カバー51b越しに低反射シート58を見た際に、第2の孔部54aの存在が目立ちにくくなり、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第3実施形態)次に、本発明の第3実施形態を図9に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第3実施形態では、前記第1実施形態にて適用した孔隠し部材55が配置されていた位置に孔隠し部材としての網状部材70を配置した構成としている。
網状部材70は、例えば細い金属線が上下、左右に並べたれた格子状の金属網を適用することができ、金属線どうしの間には複数の孔71が形成されている。この場合、光センサ41は、透光性カバー51bを透過し、且つ、複数の孔71と第2の孔部54aと第1の孔部44とを通過した外光を検出可能となる。なお、網状部材70は、金属網に代えて黒色(濃い色)の樹脂製の網を用いることも可能である。
この第3実施形態の場合であっても、前記第1実施形態と同様に第2の孔部54aを隠すように孔隠し部材である網状部材70が配置されることから、透光性カバー51b越しに光遮蔽部54を見た際に、第2の孔部54aの存在が目立ちにくくなり、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第4実施形態)次に、本発明の第4実施形態を図10に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第4実施形態では、前記第1実施形態にて採用した孔隠し部材55が配置されていた位置に孔隠し部材としての暗色の半透過性シート80を配置した構成としている。
半透過性シート80は、暗色系のスモーク色調を有する半透明の合成樹脂板(もしくはガラス板)を適用することができ、外光を透過する機能を有する。この場合、光センサ41は、透光性カバー51bを透過し、且つ、半透過性シート80と第2の孔部54aと第1の孔部44とを通過した外光を検出可能となる。
この第4実施形態の場合であっても、前記第1実施形態と同様に第2の孔部54aを隠すように孔隠し部材である半透過性シート80が配置されることから、透光性カバー51b越しに光遮蔽部54を見た際に、第2の孔部54aの存在が目立ちにくくなり、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
(第5実施形態)次に、本発明の第5実施形態を図11に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。
この第5実施形態では、前記第1実施形態にて採用した孔隠し部材55を光遮蔽部54の一方の面F1ではなく包囲部45の上面部F2に配置(固定)し、さらに包囲部45と当該上面部F2を覆うように設けられるカバー部材90とを利用して上面部F2に配置された孔隠し部材55の周縁部を挟み込む構成としている。この場合、孔隠し部材55は第1の孔部44を完全に隠すように上面部F2に両面テープ等を用いて固定される。
カバー部材90は、例えば合成樹脂材料によって形成され、孔隠し部材55の周縁部を覆う覆い部91と、包囲部45の周壁に密着した状態で設けられる側壁部92とを有し、覆い部91には各孔部44、54aに対応する位置に貫通孔部91aが設けられている。例えば、このカバー部材90は、フック固定やネジ固定等の固定手段を用いて包囲部45に固定される。
そして、この場合、光センサ41は、透光性カバー51bを透過し、且つ、第2の孔部54aと貫通孔部91aと模様部55bが形成されていない透光性基板55a箇所と第1の孔部44とを通過した外光を検出可能となる。
この第5実施形態によれば、第1の孔部44を隠すように孔隠し部材55が配置されることから、透光性カバー51b越しに光遮蔽部54を見た際に、第1の孔部44の存在が目立ちにくくなる。ここで、光遮蔽部54の色が黒色であり、模様部55bの色が光遮蔽部54の色と同系色の黒色であるような場合、透光性カバー51b越しに光遮蔽部54を見ると、第2の孔部54aの部分は模様部55bが見えるので、第1の孔部44と第2の孔部54aの存在が目立ちにくくなり、見栄えの良好なヘッドアップディスプレイ装置を提供することができる。
また、この第5実施形態では、包囲部45とカバー部材90との間に孔隠し部材55を挟み込む構成としたが、必要に応じてカバー部材90は廃止してもよい。なお、第5実施形態の変形例としては、孔隠し部材55に代えて上面部F2に第1の孔部44を隠すように網状部材70または半透過性シート80を配置する構成、一方の面F1に低反射シート58を貼り付ける構成、さらには孔隠し部材を2つ用意し、一方の孔隠し部材を第1の孔部44を隠すように上面部F2に配置するとともに他方の孔隠し部材を第2の孔部54aを隠すように一方の面F1に配置する構成などが考えられる。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
例えば上述した第2実施形態の構成と第3実施形態の構成とを組み合わせてもよい。つまり、このことは網状部材70の周縁部を光遮蔽部54と低反射シート58との間に挟み込むことを意味している。同様に、上述した第2実施形態の構成と第4実施形態の構成とを組み合わせてもよい。つまり、このことは半透過性シート80の周縁部を光遮蔽部54と低反射シート58との間に挟み込むことを意味している。
また、上述した第1〜第4実施形態では、孔隠し部材が第2の孔部54aを隠すように一方の面F1に配置されているが、当該孔隠し部材を一方の面F1とは反対側に位置する光遮蔽部54の他方の面F3(図3、図9、図10参照)に配置してもよい。ここで、図3に示す格子模様付き透光性シートである孔隠し部材55を他方の面F3に配置する場合、他方の面F3と接触する部分は透光性基板55aでもよいし、模様部55bでもよい。
また、前記各実施形態では、発光型表示器20から発せられる表示光Lがフロントガラス13に投射される例について説明したが、例えばフロントガラス13に表示光Lを良好に運転者14方向に反射させるコンバイナフィルムを設けてもよいし、あるいはフロントガラス13とは別の専用の反射体に表示光Lを投射する構成としてもよい。
なお、前記各実施形態では、ハウジング50は発光型表示器20や(凹面鏡31を含む)反射器30、(回路基板42を含む)外光センサユニット40等を収容(収納)しているが、例えば反射器30と外光センサユニット40とがハウジング50に収容され、発光型表示器20はハウジング50とは別部材である表示器用筐体(図示せず)に収納されていてもよい。
12 表示装置
13 フロントガラス(投影部材)
14 運転者(観察者)
20 発光型表示器
30 反射器
31 凹面鏡(反射部材)
40 外光センサユニット
41 光センサ(外光検出素子)
42 回路基板
43 センサホルダ(ホルダ)
44 第1の孔部
45 包囲部
50 ハウジング
51 上側ケース体
51b 透光性カバー(透光部)
54 光遮蔽部
54a 第2の孔部
55 孔隠し部材
55a 透光性基板
55b 模様部
58 低反射シート
58a 貫通孔
70 網状部材(孔隠し部材)
71 孔
80 半透過性シート(孔隠し部材)
90 カバー部材
L 表示光

Claims (4)

  1. 表示光を発する発光型表示器と、
    前記表示光を反射させる反射部材と、
    外光の照度を検出する外光検出素子が配設された回路基板と、
    前記反射部材と前記回路基板とを少なくとも収容するハウジングとを備え、
    前記ハウジングには、前記外光が前記ハウジングに形成された透光部を通じて前記発光型表示器に入射することを防ぐ光遮蔽部が形成され、
    前記外光検出素子はホルダを通じて前記回路基板に配設されているとともに、前記ホルダは前記外光検出素子を包囲するための第1の孔部を有する包囲部を有し、
    前記第1の孔部に対応する前記光遮蔽部箇所には前記外光を前記第1の孔部へと導くための第2の孔部が設けられ、
    前記反射部材によって反射された前記表示光を前記透光部を通じて投影部材に投影し、観察者に対して虚像表示を行うヘッドアップディスプレイ装置において、
    前記外光を遮断しない孔隠し部材が前記第1の孔部と前記第2の孔部とのうち少なくとも一方を隠すように配置されることを特徴とするヘッドアップディスプレイ装置。
  2. 前記孔隠し部材は、模様部を有する透光性シートであることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  3. 前記孔隠し部材は、複数の孔が形成された網状部材であることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
  4. 前記孔隠し部材は、暗色の半透過性シートであることを特徴とする請求項1記載のヘッドアップディスプレイ装置。
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EP3815951A1 (en) * 2019-10-31 2021-05-05 Yazaki Corporation Vehicle display device

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