JP2021071825A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 視認者の状態を検出することが可能な車両用表示装置を提供する。【解決手段】 表示意匠部51aと当該表示意匠部51aを除く位置に形成される地色部51bとが光透過性の基板51cに設けられたパネル体51と、パネル体51の背後側において、表示意匠部51aと重ならないように配置される撮像手段56aと、赤外光を視認者に向けて照射する赤外線照射部56bと、可視光源53とパネル体51との間に配置される光学部材55とを備え、視認者を照射後の赤外光は、基板51c及び表示意匠部51aを通過するとともに光学部材55によって反射され撮像手段56aに入射可能となっている。【選択図】図5

Description

本発明は、例えば自動車や自動2輪車等の車両に搭載される表示装置に関するものである。
従来より、この種の表示装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の表示装置は、車両の運転席前方に搭載された車両用計器であり、車両の走行速度等をはじめとする各種車両情報を表示する液晶表示パネル(表示手段)と、表示装置の外装ケースを構成する樹脂製の筐体とから主に構成される。
特開2018−54291号公報
近年、車両の運転席に着座するとともに前記液晶表示パネルを視認する運転者(視認者)の顔を赤外光を利用して撮像するとともに、運転者の顔の動作等から運転者の状態(挙動)を検知するカメラモジュールを前記車両用計器に搭載するという技術の実用化が注目されつつある。ところで、特許文献1に記載の表示装置にあっては、運転者の状態を検出すべく、カメラモジュールを表示装置に搭載するような構成は想定されていないため、この点で更なる改良の余地があった。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、視認者の状態を検出することが可能な表示装置の提供を目的とするものである。
本発明は、可視光源から発せられる可視光を受けて発光表示可能な表示意匠部と前記表示意匠部を除く位置に形成される地色部とが光透過性の基板に設けられたパネル体と、前記パネル体を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記パネル体の反視認者側において、前記表示意匠部と重ならないように配置される撮像手段と、赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、前記可視光源と前記パネル体との間に配置される光学部材とを備え、前記視認者を照射後の前記赤外光は、前記基板及び前記表示意匠部、あるいは前記基板及び赤外光透過機能を有する前記地色部を通過するとともに前記光学部材によって反射され前記撮像手段に入射可能となっていることを特徴とする。
また本発明は、可視光源から発せられる可視光を受けて発光表示可能な表示意匠部と前記表示意匠部を除く位置に形成される地色部とが光透過性の基板に設けられたパネル体と、前記パネル体の所要部を覆う表示手段と、前記パネル体と前記表示手段とのうち少なくとも一方を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記パネル体の反視認者側において、前記表示意匠部と重ならないように配置される撮像手段と、赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、前記表示手段に備えられる赤外光透過部と重なるように前記パネル体の前記反視認者側に配置される光学部材とを備え、前記視認者を照射後の前記赤外光は、前記赤外光透過部、前記基板及び赤外光透過機能を有する前記地色部を通過するとともに前記光学部材によって反射され前記撮像手段に入射可能となっていることを特徴とする。
また本発明は、前記光学部材は、前記赤外光を反射して前記可視光を透過する光学特性を有し、前記基板の板面に対して傾斜するように配置されることを特徴とする。
また本発明は、前記表示意匠部は、前記基板に前記地色部を形成するにあたって、前記地色部が形成されない抜き部として構成されることを特徴とする。
また本発明は、赤外光透過機能を有するように前記抜き部に形成される着色部は、その色調が前記地色部の色調とは異なることを特徴とする。
また本発明は、前記パネル体は、前記可視光源と前記撮像手段と前記光学部材とを前記視認者側から不可視状態とするための不可視部に一体的に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、所期の目的を達成でき、視認者の状態を検出することが可能な表示装置を提供できる。
本発明の第1実施形態による表示装置の正面図。 図1のA−A断面図。 図1のB−B断面図。 図1のC−C断面図。 図1のD−D断面図。 同実施形態における表示装置の電気的構成を示すブロック図。 本発明の第2実施形態による表示装置の正面図。 図1のE−E断面図。 図1のF−F断面図。 図1のG−G断面図。 図1のH−H断面図。 本発明の第3実施形態による表示装置の要部断面図。 本発明の第4実施形態による表示装置の要部断面図。
(第1実施形態)以下、図1〜図6に基づいて、本発明の表示装置を自動車に搭載される車両用計器に適用した場合を例に挙げて説明する。なお、以下の説明では、車両用計器を正視(視認)する視認者側を前方側(前側)、当該視認者側とは反対側である反視認者側を背後側(後側)とも言うことがある。
図1〜図3において、本実施形態による表示装置としての車両用計器Mは、各種の車両情報を表示する主表示器(表示手段)としてのメイン表示ユニット10と、このメイン表示ユニット10の左右に並設された副表示器としてのサブ表示ユニット20と、メイン表示ユニット10及びサブ表示ユニット20を支持する支持体としての機能を有するインストルメントパネル30とを備えている。
メイン表示ユニット10は、車両情報を表示する計器用ディスプレイとしての略矩形の液晶表示パネル11と、この液晶表示パネル11の前方側に配置される透光性の保護部材12と、液晶表示パネル11の表示制御を行うマイクロコンピュータとしての制御部13a等が実装(配設)された硬質の配線基板13と、メイン表示ユニット10の外装ケースを構成する樹脂製の筐体14とから主に構成されている。
液晶表示パネル11は、例えば一対の絶縁基板(ガラス基板)間に液晶を封入した液晶セルの表裏面に表側偏光板、後側偏光板が各々貼り付けられた周知の液晶表示素子を適用することができる。
また、液晶表示パネル11は、視認者が直視可能な平坦な表示面11aを有し、この表示面11aに前記車両情報が表示される。例えば図1では、前記車両情報の一例として車両の走行速度を示す車速表示部11bが表示面11aに視覚情報として表示された例を示している。なお、液晶表示パネル11は、図示しないバックライト用光源からの光を受けてバックライト照明される受光型の液晶表示素子としてもよい。
保護部材12は、透光性合成樹脂材料によって形成され、液晶表示パネル11の前方側を覆うように設けられた略平板状の保護パネル部材である。この保護部材12の後面側周縁には略枠状の遮光部12aが形成されている。遮光部12aは、例えば黒色の印刷層によって形成される。なお、保護部材12は、透光性の接着剤によって液晶表示パネル11と接合してもよい。車両用計器Mを視認する視認者は、保護部材12越しに前記車両情報を透視(視認)することができる。
配線基板13は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターンが施された硬質配線基板であり、液晶表示パネル11の表示制御を行うとともに、サブ表示ユニット20に備えられる後述する監視手段の動作を制御するマイクロコンピュータとしての制御部13aと、抵抗、コンデンサ等の回路部品とが前記配線パターンに導通接続されている。
筐体14は、合成樹脂材料によって形成された樹脂ケースであり、その内部に液晶表示パネル11や配線基板13を収容する。
サブ表示ユニット20は、メイン表示ユニット10の左側に隣接して設けられる第1のサブ表示ユニット40と、メイン表示ユニット10の右側に隣接して設けられる第2のサブ表示ユニット50とで構成される。
第1のサブ表示ユニット40は、薄板状のパネル体41と、このパネル体41の背後側に配置された回路基板42と、この回路基板42の前方側を向く面に実装(配設)された複数の可視光源43と、各可視光源43を包囲するようにパネル体41と回路基板42との間に位置する壁部44と、主に壁部44の周囲を覆う図示省略した収納ケースとを備える(図4参照)。
パネル体41は、可視光源43から発せられる可視光を受けて発光表示可能な複数(例えば2つ)の表示意匠部41aと当該複数の表示意匠部41aを除く位置に形成される地色部41bとが光透過性の基板41cに設けられた表示媒体である。
表示意匠部41aは、各種車両状態を報知する(所定の表示意匠を形成する)インジケータ表示部であり、パネル体41の母材である暗色(半透過性)の基板41cの後面に地色部41bを形成(印刷形成)するにあたって、地色部41bが形成されない抜き印刷部(抜き部)として構成される。
なお、ここでの表示意匠部41aは、方向指示器(左折用方向指示器)の作動状態を示す報知マークである第1のインジケータ表示部D1と、ABS(アンチロックブレーキシステム)が異常であることを示す報知マークである第2のインジケータ表示部D2とを備え、第2のインジケータ表示部D2は、液晶表示パネル11の左側にて液晶表示パネル11と並設され、第1のインジケータ表示部D1は、第2のインジケータ表示部D2の左側にて第2のインジケータ表示部D2と並設される。
地色部41bは、黒色の印刷層であり、ここでは赤外光を透過可能な赤外線透過機能を有しているものとする。基板41cは、暗色の半透過性合成樹脂材料によって形成された半透過部として構成される。
回路基板42は、回路パターンが施された硬質配線基板であり、パネル体41と略平行状態をなすようにパネル体41の背後側に設けられる。
可視光源43は、適宜色の可視光を発するチップ型発光ダイオードを適用することができ、個々の表示意匠部41aの真下となる回路基板42の前側にそれぞれ実装される。例えば第1のインジケータ表示部D1に対応する可視光源43の発光色は緑色であり、第2のインジケータ表示部D2に対応する可視光源43の発光色は赤色である。壁部44は、赤外光を透過可能な合成樹脂材料によって形成された略枠状の白色樹脂ケースを適用することができ、その内部空間は各可視光源43からの可視光を前方側に導くための照明空間として各々利用される。
第2のサブ表示ユニット50は、薄板状のパネル体51と、このパネル体51の背後側に配置された回路基板52と、この回路基板52の前方側を向く面に実装(配設)された複数の可視光源53と、各可視光源53を包囲するようにパネル体51と回路基板52との間に位置する壁部54と、主に壁部54の周囲を覆う前記収納ケースとを備える(図5参照)。
パネル体51は、可視光源53から発せられる可視光を受けて発光表示可能な複数(例えば2つ)の表示意匠部51aと当該複数の表示意匠部51aを除く位置に形成される地色部51bとが光透過性の基板51cに設けられた表示媒体である。
表示意匠部51aは、各種車両状態を報知する(所定の表示意匠を形成する)インジケータ表示部であり、パネル体51の母材である暗色(半透過性)の基板51cの後面に地色部51bを形成(印刷形成)するにあたって、地色部51bが形成されない抜き印刷部(抜き部)として構成される。
なお、ここでの表示意匠部51aは、車両の前照灯の光軸向きがハイビーム位置にあることを示す報知マークである第3のインジケータ表示部D3と、方向指示器(右折用方向指示器)の作動状態を示す報知マークである第4のインジケータ表示部D4とを備える。
第3のインジケータ表示部D3は、液晶表示パネル11の右側にて液晶表示パネル11と並設され、第4のインジケータ表示部D4は、第3のインジケータ表示部D3の右側にて第3のインジケータ表示部D3と並設される。
地色部51bは、黒色の印刷層であり、ここでは赤外光を透過可能な赤外線透過機能を有しているものとする。基板51cは、暗色の半透過性合成樹脂材料によって形成された半透過部として構成される。
回路基板52は、回路パターンが施された硬質配線基板であり、パネル体51と略平行状態をなすようにパネル体51の背後側に設けられる。
可視光源53は、適宜色の可視光を発するチップ型発光ダイオードを適用することができ、個々の表示意匠部51aの真下となる回路基板52の前側にそれぞれ実装される。例えば第3のインジケータ表示部D3に対応する可視光源53の発光色は青色であり、第4のインジケータ表示部D4に対応する可視光源53の発光色は緑色である。壁部54は、赤外光を透過可能な合成樹脂材料によって形成された略枠状の白色樹脂ケースを適用することができ、その内部空間は各可視光源53からの可視光を前方側に導くための他の照明空間として各々利用される。
また、本実施形態の場合、第2のサブ表示ユニット50は、上述したパネル体51、回路基板52、可視光源53、壁部54以外に、前記他の照明空間に配置される光学部材55並びに車両の運転席に着座する視認者(運転者)を監視するための監視手段56が付加された構成となっている。
光学部材55は、赤外光を反射して可視光を透過する光学特性を有するホットミラーであり、前方側から第3のインジケータ表示部D3(パネル体51)を見たときに第3のインジケータ表示部D3と重なるように第3のインジケータ表示部D3の背後側に配置される。
より具体的には、光学部材55は、パネル体51の前方側となる基板51cの板面51dに対して所定の角度(例えば略45度)、傾斜するように、回路基板52とパネル体51の第3のインジケータ表示部D3との間(可視光源53とパネル体51との間)に配置され、赤外光(つまり視認者の照射後に前記撮像手段に向かう赤外光)を反射し、可視光源53からの可視光を透過する光学特性を有している。なお、上述した基板51cの板面51d(及びパネル体41の前方側となる基板41cの板面41d)は、保護部材12の前方側となる前面と略同一面上に位置している。
監視手段56は、運転席に着座する視認者の顔を撮像し、視認者の顔の動作等から視認者の状態(挙動)を検知するものであり、車両用計器M(液晶表示パネル11やパネル体41、51)を視認する視認者の状態を撮像可能である撮像手段56aと、赤外光(近赤外光)を視認者に向けて照射する赤外線照射部56bとを備えている。
撮像手段56aは、近赤外線領域に感度を持つカメラであり、パネル体51の背後側において、第3のインジケータ表示部D3(表示意匠部51a)や光学部材55と重ならないように配置される。より具立的には、ここでの撮像手段56aは、インストルメントパネル30(後述する下側壁部)に開口形成された貫通孔部H(及び光学部材55)と対峙するようにインストルメントパネル30の内部空間に適宜固定手段を用いて固定される。なお、ここでの撮像手段56aは、視認者側からは見えないようになっている。
赤外線照射部56bは、赤外線光源(赤外線LED)を適用することができ、インストルメントパネル30の所定箇所(例えば図1中、インストルメントパネル30の中央下方)に搭載される。この当該所定箇所に搭載された赤外線照射部56bから照射される赤外光は、前方側に向けて照射され、視認者の顔に到達する。よって、赤外線照射部56bは、赤外光に照らされた視認者の顔を撮像することができる。
視認者(視認者の顔)を照射後の赤外光は、逆方向(背後側)に反射して、基板51c及び第3のインジケータ表示部D3(表示意匠部51a)、あるいは基板51c及び地色部51bを通過し、さらに光学部材55によって撮像手段56a側に向けて反射され、壁部54並びに貫通孔部Hを経て撮像手段56aに入射可能となる。この結果、撮像手段56aは、前記逆方向に反射した赤外反射光を画像として取得する。
インストルメントパネル30は、例えば黒色の合成樹脂材料によって形成された樹脂筐体であり、車両運転席の手前側に設けられる。インストルメントパネル30は、メイン表示ユニット10を上下に略2等分したときの仮想水平ラインLに沿って設けられる上側壁部31と、この上側壁部31よりも一段低い位置に設けられる下側壁部32と、上側壁部31の前側端部と下側壁部32の後側端部とを繋ぐ立壁部33とを備える。
下側壁部32は、略平坦面形状に形成され、メイン表示ユニット10及びサブ表示ユニット20を支持(載置)するための支持体(載置部)としての機能を有している。また、撮像手段56aに対応する下側壁部32箇所には、下側壁部32の表裏を貫通する貫通孔形状の貫通孔部Hが設けられている。
次に、図6に基づいて、車両用計器Mの電気的な構成について説明する。車両用計器Mは、制御部13aと、液晶表示パネル11と、可視光源43、53と、撮像手段56aと、赤外線照射部56bとを備える。
制御部13aは、制御部13aの動作プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)、前記動作プログラムを実行することで制御部13aの動作処理を実行するCPU(Central Processing Unit)、CPU等のワークエリアとして利用されるRAM(Random Access Memory)等を有する。
制御部13aは、図示省略した車載ECU(Electronic Control Unit)からの情報に基づいて、液晶表示パネル11に車速表示部11b等を表示させる処理を実行する。制御部13aは、前照灯の光軸向きをハイビーム位置とするためのハイビーム操作信号を検出すると、第3のインジケータ表示部D3に対応する可視光源53を点灯させる処理を実行し、これにより第3のインジケータ表示部D3が青色で発光表示される。
また、制御部13aは、撮像手段56aが撮像した画像に基づいて、視認者の状態を判断する。具体的には、制御部13aは、撮像手段56aが撮像した画像に基づいて、視認者が眠気を催している状態であるか否か、視認者が脇見運転をしている状態であるか否か等の視認者の状態を判断する処理を実行する。
制御部13aは、例えば視認者が眠気を催している状態であると判断した場合、車両用計器Mに搭載されたスピーカ(図示省略)から視認者に対する注意喚起を促すための警告音(「ピー」という効果音)が吹鳴されるように、当該スピーカを動作させる処理を実行する。なお、警告音の吹鳴に代えて(もしくは加えて)、制御部13aによる制御のもと、液晶表示パネル11の表示面11aに注意喚起を促すための警告メッセージを表示してもよい。
以上のように本実施形態では、第3のインジケータ表示部D3(表示意匠部51a)と地色部51bとが光透過性の基板51cに設けられたパネル体51と、パネル体51の背後側において、第3のインジケータ表示部D3(表示意匠部51a)と重ならないように配置される撮像手段56aと、赤外光を視認者に向けて照射する赤外線照射部56bと、可視光源53とパネル体51との間に配置される光学部材55とを備え、視認者を照射後の赤外光は、基板51c及び表示意匠部51aである第3のインジケータ表示部D3、あるいは基板51c及び赤外光透過機能を有する地色部51bを通過するとともに光学部材55によって反射され撮像手段56aに入射可能となっているものである。
従って、視認者に対して何らかのインジケータ表示(第1〜第4のインジケータ表示部D1〜D4)を表示させるための表示媒体として用いられるサブ表示ユニット20の付近に、視認者側からは見えることのない撮像手段56aを搭載する構成としたことで、撮像手段56aが撮像した画像に基づき視認者の状態を検出することが可能となる。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図7〜図11に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第2実施形態が、前記第1実施形態と異なる点は以下の3つである。
第1に、サブ表示ユニット20の前方側にメイン表示ユニット10を配置した。
第2に、第2、第3のインジケータ表示部D2、D3及び当該第2、第3のインジケータ表示部D2、D3に対応する可視光源43、53を廃止し、当該第2、第3のインジケータ表示部D2、D3が形成されていた表示意匠部分を地色部41b、51bとするとともに、この地色部41b、51bの形成された部位(以下、パネル重合部位Xとも言う)がメイン表示ユニット10の周縁部分と重なっている構成とした。
第3に、メイン表示ユニット10における保護部材12の黒色の遮光部12a、並びにメイン表示ユニット10の筐体14を赤外光を透過可能な部位で構成した。以下、この赤外光を透過可能な部位である遮光部12aを第1の赤外光透過部分12aとも言う。同様に、赤外光を透過可能な部位である筐体14を第2の赤外光透過部分14とも言う。そして、この第1の赤外光透過部分12aと第2の赤外光透過部分14と保護部材12とで構成される部分は、後述する特許請求の範囲の請求項2に記載された赤外光透過部Rに相当する。
つまり、この第2実施形態においては、可視光源43、53から発せられる可視光を受けて発光表示可能な第1、第4のインジケータ表示部D1、D4と当該第1、第4のインジケータ表示部D1、D4を除く位置に形成される地色部41b、51bとが基板41c、51cに設けられたパネル体41、51と、パネル体41、51の所要部(パネル重合部位X)を覆うメイン表示ユニット10と、パネル体41、51とメイン表示ユニット10とのうち少なくとも一方を視認する視認者の状態を撮像可能であって、パネル体51の背後側において、第4のインジケータ表示部D4と重ならないように配置される撮像手段56aと、赤外光を視認者に向けて照射する赤外線照射部56bと、メイン表示ユニット10に備えられる赤外光透過部Rと重なるようにパネル体51の背後側に配置される光学部材55とを備える構成としている。
このような構成において、視認者を照射後の赤外光は、赤外光透過部R、基板51c及び赤外光透過機能を有する地色部51bを通過するとともに光学部材55によって反射され撮像手段56aに入射可能となっている。従って、視認者に対して何らかのインジケータ表示(第1、第4のインジケータ表示部D1、D4)を表示させるための表示媒体として用いられるサブ表示ユニット20の付近に撮像手段56aを搭載する構成となるため、前記第1実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
例えば上述した各実施形態では、サブ表示ユニット20がインストルメントパネル30に備えられる下側壁部32に載置されているものとして説明したが、サブ表示ユニット20の配設位置はこれに限定されるものではなく、例えは本発明の第3実施形態として図12に示すように、インストルメントパネル30の内部(立壁部33の後側)にサブ表示ユニット20を配置してもよい。なお、図12では、第2のサブ表示ユニット50側を図示しているが、第1のサブ表示ユニット40側にも適用できることは言うまでもない。
この第3実施形態においては、黒色の立壁部33の所要部分を透視部とするために、当該透視部として前記実施形態にて説明したパネル体41、51を採用してある。
また、この第3実施形態におけるパネル体41、51は、可視光源43、53と光学部材55と撮像手段56aとを(より具体的には回路基板42、52と可視光源43、53と壁部44、54と光学部材55と撮像手段56aとを)前方側から不可視状態とするための不可視部(つまりインストルメントパネル30)に一体的に形成された構成であると言える。このように構成することで、サブ表示ユニット20の主要部が視認者側から見えないようにインストルメントパネル30の内部に設置されることから、車両用計器Mの外観品質が向上し、商品性を高めることができるという利点がある。
以上、説明した第3実施形態においても、視認者に対して何らかのインジケータ表示(第1〜第4のインジケータ表示部D1〜D4)を表示させるための表示媒体として用いられるサブ表示ユニット20の付近に撮像手段56aを搭載する構成となるため、前記各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
さらには、上述した各実施形態では、第2のサブ表示ユニット50において、黒色の地色部51bが形成されない前記抜き部として表示意匠部51a(インジケータ表示部D3、D4)が構成されるものであったが、本発明の第4実施形態として図13に示すように前記抜き部に地色部51bの色調とは異なる色調(例えば白色)の着色部51eを印刷形成(形成)することで、着色部51eの形成部分を表示意匠部51aとしてもよい。
なお、この第4実施形態の場合、光学部材55の前方側に設けられる第3のインジケータ表示部D3に対応する着色部51e部分は、赤外光を透過可能な赤外光透過機能を有している。要するに、この第4実施形態においては、赤外光透過機能を有するように、前記抜き部に形成される(第3のインジケータ表示部D3として構成される)着色部51eは、その色調が地色部51bの色調とは異なっている構成であると言える。また、第1のサブ表示ユニット40においても、地色部41bの前記抜き部に上述した着色部51eに相当する着色部を形成してもよいことは言うまでもない。
以上、説明した第4実施形態においても、視認者に対して何らかのインジケータ表示(第1〜第4のインジケータ表示部D1〜D4)を表示させるための表示媒体として用いられるサブ表示ユニット20の付近に撮像手段56aを搭載する構成となるため、前記各実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、インジケータ表示部(表示意匠部)の個数や赤外線照射部56bの個数はいくつでもよいことは言うまでもない。
10 メイン表示ユニット(表示手段)
11 液晶表示パネル
20 サブ表示ユニット
30 インストルメントパネル(不可視部)
32 下側壁部
40 第1のサブ表示ユニット
50 第2のサブ表示ユニット
41、51 パネル体
41a、51a 表示意匠部
41b、51b 地色部
41c、51c 基板
41d、51d 板面
41e、51e 着色部
42、52 回路基板
43、53 可視光源
44、54 壁部
55 光学部材
56 監視手段
56a 撮像手段
56b 赤外線照射部
D1 第1のインジケータ表示部
D2 第2のインジケータ表示部
D3 第3のインジケータ表示部
D4 第4のインジケータ表示部
R 赤外光透過部
X パネル重合部位(パネル体の所要部)

Claims (6)

  1. 可視光源から発せられる可視光を受けて発光表示可能な表示意匠部と前記表示意匠部を除く位置に形成される地色部とが光透過性の基板に設けられたパネル体と、
    前記パネル体を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記パネル体の反視認者側において、前記表示意匠部と重ならないように配置される撮像手段と、
    赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、
    前記可視光源と前記パネル体との間に配置される光学部材とを備え、
    前記視認者を照射後の前記赤外光は、前記基板及び前記表示意匠部、あるいは前記基板及び赤外光透過機能を有する前記地色部を通過するとともに前記光学部材によって反射され前記撮像手段に入射可能となっていることを特徴とする表示装置。
  2. 可視光源から発せられる可視光を受けて発光表示可能な表示意匠部と前記表示意匠部を除く位置に形成される地色部とが光透過性の基板に設けられたパネル体と、
    前記パネル体の所要部を覆う表示手段と、
    前記パネル体と前記表示手段とのうち少なくとも一方を視認する視認者の状態を撮像可能であって、前記視認者側とは反対側となる前記パネル体の反視認者側において、前記表示意匠部と重ならないように配置される撮像手段と、
    赤外光を前記視認者に向けて照射する赤外線照射部と、
    前記表示手段に備えられる赤外光透過部と重なるように前記パネル体の前記反視認者側に配置される光学部材とを備え、
    前記視認者を照射後の前記赤外光は、前記赤外光透過部、前記基板及び赤外光透過機能を有する前記地色部を通過するとともに前記光学部材によって反射され前記撮像手段に入射可能となっていることを特徴とする表示装置。
  3. 前記光学部材は、前記赤外光を反射して前記可視光を透過する光学特性を有し、前記基板の板面に対して傾斜するように配置されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の表示装置。
  4. 前記表示意匠部は、前記基板に前記地色部を形成するにあたって、前記地色部が形成されない抜き部として構成されることを特徴とする請求項1から請求項3のうち何れか1つに記載の表示装置。
  5. 赤外光透過機能を有するように前記抜き部に形成される着色部は、その色調が前記地色部の色調とは異なることを特徴とする請求項4記載の表示装置。
  6. 前記パネル体は、前記可視光源と前記撮像手段と前記光学部材とを前記視認者側から不可視状態とするための不可視部に一体的に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のうち何れか1つに記載の表示装置。
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