JP2020069188A - 塗布部を付替え可能な塗布容器 - Google Patents

塗布部を付替え可能な塗布容器 Download PDF

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Abstract

【課題】塗布部を容易に付替え可能な塗布容器及びその塗布部材の付替え方法を提供する。【解決手段】塗布容器は、塗布容器本体20と付替えカバーとを有し、塗布容器本体20は、容器30と塗布具40とを有し、容器30は、口部30aを有し、塗布具40は、先軸51と塗布体52とを備える塗布部材50と、先軸51と着脱可能に係合する基軸60と、基軸60に連なるとともに口部30aに着脱可能に取付けられるキャップ70と、を有し、付替えカバーは、塗布体52の全体を収容可能な収容部を有するとともに、収容部に塗布体52の全体を収容した状態で塗布部材50を基軸60から取外すことが可能に構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、塗布部を付替え可能な塗布容器及びその塗布部材の付替え方法に関する。
マスカラ、マニキュア、染毛剤などの化粧料に代表される内容液を収容する容器と、容器の口部に着脱可能に取付けられるとともに内容液の塗布体を備える塗布具と、を有する塗布容器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−92404号公報
このような塗布容器は、内容液の乾燥等によって塗布体が固まったりすると、本来の塗布機能を発揮できない。塗布体の洗浄には、洗うための場所と、洗浄液などが必要で、乾燥させたりする手間がかかる。洗浄後に塗布体の使用感が不十分となる場合もある。このため、塗布体を含む塗布部を未使用のものと容易に付替えできれば都合がよい。
本発明の目的は、塗布部を容易に付替え可能な塗布容器及びその塗布部材の付替え方法を提供することにある。
本発明の一態様に係る塗布容器は、
塗布容器本体と、
付替えカバーと、を有し、
前記塗布容器本体は、容器と塗布具とを有し、
前記容器は、内容液を収容する収容空間に連なる筒状の口部を有し、
前記塗布具は、先軸と前記先軸に連なる塗布体とを備える塗布部材と、前記先軸と着脱可能に係合する基軸と、前記基軸に連なるとともに前記口部に着脱可能に取付けられるキャップと、を有し、
前記付替えカバーは、前記塗布体の全体を収容可能な収容部を有するとともに、前記収容部に前記塗布体の全体を収容した状態で前記塗布部材を前記基軸から取外すことが可能に構成されている。
本発明に係る塗布容器は、
前記塗布部材の前記先軸が、前記基軸の先端部の外周面と嵌合可能な内周面と当該内周面を貫通する係合開口部とを備える筒体を有してもよく、
前記付替えカバーは、前記筒体の前記係合開口部に進入して前記基軸の先端部と前記筒体との嵌合を解除する方向に前記基軸の前記先端部を押圧することが可能な押圧部を有してもよい。
本発明に係る塗布容器は、前記付替えカバーが、前記収容部に前記塗布体の全体を収容した状態で前記収容部からの前記塗布体の脱出を阻止するように前記筒体の前記係合開口部と係合する係合部を有してもよい。
本発明に係る塗布容器は、
前記付替えカバーが、先軸と当該先軸に連なる塗布体とを備えるとともに前記基軸に付替え可能な付替え用の塗布部材を有してもよく、
前記収容部が、部分収容部と、前記部分収容部にヒンジ部を介して連なるとともに前記係合部を備える回動部と、を有してもよく、
前記回動部が、前記係合部を前記収容部からの前記付替え用の塗布部材の前記塗布体の脱出を阻止するように前記筒体の前記係合開口部と係合した係合状態にする係合位置と、前記係合部を前記係合状態でない非係合状態にする非係合位置と、の間で前記ヒンジ部を中心として回動可能であってもよい。
本発明に係る塗布容器は、
前記付替えカバーが、前記部分収容部を構成する包囲壁本体と、前記包囲壁本体に前記ヒンジ部を介して連なる部分包囲壁と、前記部分包囲壁から突出するとともに前記係合部及び前記押圧部を備える突出壁と、を有してもよく、
前記回動部が、前記部分包囲壁と前記突出壁とで構成されてもよく、
前記包囲壁本体及び前記部分包囲壁が、前記回動部が前記係合位置にあるときに、全体として、開放端と閉塞端との間で軸方向に延在する有底筒状をなしてもよい。
本発明の一態様に係る塗布容器における塗布部材の付替え方法は、
前記塗布容器は、塗布容器本体と付替えカバーとを有し、
前記塗布容器本体は、容器と塗布具とを有し、
前記容器は、内容液を収容する収容空間に連なる筒状の口部を有し、
前記塗布具は、先軸と前記先軸に連なる塗布体とを備える塗布部材と、前記先軸と着脱可能に係合する基軸と、前記基軸に連なるとともに前記口部に着脱可能に取付けられるキャップと、を有し、
前記付替えカバーは、前記塗布体の全体を収容可能な収容部と、先軸と当該先軸に連なる塗布体とを備えるとともに前記基軸に付替え可能な付替え用の塗布部材と、を有し、
前記付替えカバーの前記収容部から前記付替え用の塗布部材を取出した後、前記塗布具の前記塗布体の全体を前記付替えカバーの前記収容部に収容し、前記塗布具の全体を前記付替えカバーの前記収容部に収容した状態のままで、前記塗布部材を前記基軸から取外して廃棄し、
その後、前記基軸に前記付替え用の塗布部材を取付けるようにした方法である。
本発明に係る塗布容器における塗布部材の付替え方法は、
前記塗布部材の前記先軸が、前記基軸の先端部の外周面と嵌合可能な内周面と当該内周面を貫通する係合開口部とを備える筒体を有してもよく、
前記収容部が、部分収容部と、前記部分収容部にヒンジ部を介して連なる回動部と、を有してもよく、
前記回動部が、前記筒体の前記係合開口部に進入して前記基軸の先端部と前記筒体との嵌合を解除する方向に前記基軸の前記先端部を押圧することが可能な押圧部を有してもよく、
前記塗布具の前記塗布体の全体を前記付替えカバーの前記部分収容部に収容し、前記回動部を前記ヒンジ部を中心として回動させることにより、前記押圧部を前記筒体の前記係合開口部に進入させて前記押圧部で前記基軸の前記先端部を押圧し、前記基軸の先端部と前記筒体との嵌合を解除させた後、前記塗布具の前記塗布体の全体を前記付替えカバーの前記収容部に収容した状態のままで、前記塗布部材を前記基軸から取外して廃棄するようにしてもよい。
本発明によれば、塗布部を容易に付替え可能な塗布容器及びその塗布部材の付替え方法を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る塗布容器の外観図である。 図1に示す塗布容器本体の縦断面図である。 図2に示す容器から取外した塗布具を示す縦断面図である。 図1に示す付替えカバー本体から塗布部材を取出すときの様子を示す縦断面図である。 図4に示す状態の付替えカバー本体の上面図である。 図4に示す状態の付替えカバー本体に図3に示す塗布部材を収容したときの様子を示す縦断面図である。 図6に示す状態から回動部を係合位置に回動させたときの様子を示す縦断面図である。 図7に示す状態から基軸の先端部を離脱させたときの、塗布部材を収容した付替えカバー本体を示す縦断面図である。 図8のA−A線に沿う横断面図である。 図7に示す状態から基軸の先端部を離脱させ、図4に示す塗布部材を取付けるときの様子を示す縦断面図である。 本発明の一実施形態に係る塗布容器における塗布部材の付替え方法を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る塗布容器及びその塗布部材の付替え方法について詳細に例示説明する。
まず、本発明の実施形態に係る塗布容器について詳細に例示説明する。図1に示すように、本実施形態に係る塗布容器1は、塗布容器本体20と3つの付替えカバー2とを有している。塗布容器本体20は、容器30と塗布具40とを有している。図2に示すように、容器30は容器本体31と扱き中栓32とを有している。塗布具40は、塗布部材50と基軸60とキャップ70とを有している。図1に示すように、3つの付替えカバー2は、それぞれ、付替えカバー本体80と、付替えカバー本体80に収容された付替え用の塗布部材50と、を有している。塗布容器1は、塗布容器本体20と3つの付替えカバー2とを個別に収容する包装体3によって包装されている。なお、付替えカバー2の数は3つに限らず、適宜増減が可能である。また、包装体3の形態は、図1に示すようなものに限られない。例えば、塗布容器本体20と付替えカバー2とは、別々の包装体で包装されてもよい。また、包装体3を設けない構成であってもよい。塗布容器本体20と付替えカバー2とが別々に流通、販売等されてもよい。また、付替えカバー2と付替え用の塗布部材50とが別々に流通、販売等されてもよい。
図2に示すように、容器本体31は、中心軸線O1を中心とする円筒状の本体口部31aと、本体口部31aの下端部に本体口部31aから拡径する段部31bを介して一体に連なるとともに下方に向けて徐々に縮径する有底円筒状の胴部31cと、を有している。扱き中栓32は、本体口部31aの上端面に当接するとともに中心軸線O1を中心とする円環状をなすフランジ32aと、フランジ32aの内周縁部から垂下する円筒状の内筒32bと、を備えている。内筒32bの内周面には、中心軸線O1を中心とする円環状の内向きフランジ状をなす扱き壁32cの外周縁部が一体に連なっている。また、内筒32bの外周面における下部には、径方向外側に突出するとともに本体口部31aの下端部に係止する係止凸部32dが設けられている。本実施形態では、本体口部31aと扱き中栓32とで、容器30の筒状の口部30aが構成されている。また、容器30の内側には、口部30aに連なるとともに内容液(不図示)を収容する収容空間Sが区画されている。
なお、本実施形態において、塗布容器本体20について上方とは、塗布具40が容器30に取付けられた状態で、口部30aの軸方向(中心軸線O1に沿う方向)に沿って胴部31cから口部30aに向かう方向(図1における上方)を意味し、下方とはその反対方向を意味する。また、中心軸線O1を含む断面を縦断面といい、中心軸線O1と垂直な断面を横断面という。
内容液は、マスカラ、マニキュア、染毛剤などの化粧料である。しかし、内容液は、化粧料に限られない。
本体口部31aの外周面には、塗布具40を口部30aに着脱可能に取付けるためにキャップ70と螺合可能な螺合部30bが設けられている。螺合部30bは雄ねじ状をなしているが、キャップ70と螺合可能であれば突起状をなしていてもよい。しかし、本体口部31aの外周面には、塗布具40を口部30aに着脱可能に取付けるために螺合以外によってキャップ70と係合可能な係合部を設けてもよい。
キャップ70は、上方に向けて徐々に縮径する有頂円筒状をなしており、その内周面における下部に、塗布具40を口部30aに取付けるために口部30aの螺合部30bと螺合可能な被螺合部71を有している。被螺合部71は雌ねじ状をなしているが、螺合部30bと螺合可能であれば突起状をなしていてもよい。
基軸60は、中心軸線O1を中心とする有底円筒状の取付け筒61と、取付け筒61の底部から垂下するとともに取付け筒61と同心の円柱状をなすロッド62と、を有している。取付け筒61の外周面は、キャップ70の内周面における被螺合部71より上方の部分に嵌合している。この嵌合により、基軸60は、キャップ70に保持されている。ロッド62の外周面には、円環フランジ状の環状凸部63が一体に連なっている。環状凸部63は、塗布具40を口部30aに取付けた状態で扱き壁32cの上面に接するとともに内筒32bの内周面に接するように設けられている。
ロッド62の先端部には、基軸60の先端部である基軸先端部64が一体に連なっている。基軸先端部64は、ロッド62より縮径するとともにロッド62と同心の円柱状をなしている。
塗布部材50は、先軸51と先軸51に連なる塗布体52とを有している。先軸51は、基軸先端部64の外周面と嵌合可能な内周面と当該内周面を貫通する係合開口部53とを備える、中心軸線O1を中心とする円筒状の筒体51aを有している。係合開口部53は、筒体51aの軸心(中心軸線O1)を挟んで互いに対向する2つの開口53aで構成されている。筒体51aの内周面と基軸先端部64の外周面とが嵌合することにより、筒体51aと基軸先端部64とを軸方向に離間させる方向に外力が作用した場合でも、この外力の強さが所定の大きさに達するまでは、筒体51aと基軸先端部64との結合状態が維持される。図6に示すように、筒体51aの内周面と基軸先端部64の外周面とには、これらの嵌合に伴って互いに係合可能な円環状の係合凸部54、65が設けられている。係合凸部54、65同士の係合により、嵌合の完了時にクリック感を生じさせるとともに嵌合状態を良好に保持することができる。なお、係合凸部54、65は、本実施形態では2つずつ設けられているが、その数は適宜増減が可能である。また、係合凸部54、65を設けない構成としてもよい。
筒体51aは、先軸51の基端部を構成している。筒体51aの上端面は、筒体51aの内周面と基軸先端部64の外周面との嵌合に伴って、ロッド62の下端面(すなわち、ロッド62の下端部と基軸先端部64の基端部との間に形成された円環状の段差面)に軸方向に当接することが可能である。筒体51aの外径は、ロッド62の下端部の外径と同等に設定されている。先軸51における筒体51aより下方の部分である先軸本体51bは、先端部(下端部)が下方に向けて徐々に縮径する円柱状をなしている。
先軸本体51bの外周面には、内容液を塗布する塗布体52が連なっている。塗布体52は、本実施形態ではブラシで構成されている。しかし、塗布体52は、ブラシで構成されるものに限らず、例えば、スポンジ等の含浸体やハケなどで構成されてもよい。塗布体52の配置も適宜変更が可能であり、例えば、先軸本体51bの下端部のみに筆状等の塗布体52を設けてもよい。
図4、図5に示すように、付替えカバー本体80は、塗布体52の全体を収容可能な収容室Rを内部に区画する収容部89を有している。収容部89は、部分収容部81と、部分収容部81にヒンジ部82を介して連なる回動部84と、を有している。本実施形態では、付替えカバー本体80は、基軸60に付替え可能な付替え用の塗布部材50を収容している。この付替え用の塗布部材50は、本実施形態では、基軸60に取付けられている塗布部材50と同一の構成になっている。しかし、基軸60に付替え可能な構成であれば、例えば塗布体52の形状、材質等が異なるものであってもよい。
回動部84は、係合部83を収容室Rからの塗布部材50の脱出を阻止するように付替え用の塗布部材50と係合した係合状態(以下、収容係合状態ともいう)にする係合位置と、図4に示すような、係合部83を係合状態でない非係合状態にする非係合位置と、の間でヒンジ部82を中心として回動可能である。
係合部83は、塗布部材50の先軸51と係合することで収容係合状態になるように構成されている。なお、係合部83は、このような構成に限らず、例えば、塗布部材50の塗布体52と係合することで収容係合状態になるように構成されてもよい。
より具体的に、係合部83は、筒体51aの係合開口部53と係合することで収容係合状態になるように構成されている。なお、係合部83は、このような構成に限らず、例えば、筒体51aの外周面に係合用の凸部を設けるとともに、係合部83をこの凸部との係合により収容係合状態になるように構成してもよい。
図4、図5に示すように、付替えカバー本体80は、部分収容部81を構成する包囲壁本体85と、包囲壁本体85にヒンジ部82を介して連なる部分包囲壁86と、部分包囲壁86から突出するとともに係合部83を備える突出壁87と、を有している。回動部84は、部分包囲壁86と突出壁87とで構成されている。包囲壁本体85及び部分包囲壁86は、図7に示すように、回動部84が係合位置にあるときに、全体として、開放端80aと閉塞端80bとの間で中心軸線O2に沿う軸方向に延在する有底筒状をなすように構成されている。係合部83は、回動部84が係合位置にあるときの突出壁87の下端部で構成されている。
なお、本実施形態において、付替えカバー2について上方とは、中心軸線O2に沿って閉塞端80bから開放端80aに向かう方向(図7における上方)を意味し、下方とはその反対方向を意味する。また、中心軸線O2を含む断面を縦断面といい、中心軸線O2と垂直な断面を横断面という。
部分包囲壁86は、回動部84が係合位置にあるときに、開放端80aから閉塞端80bに向けて軸方向に所定の周方向幅で延在する帯状をなしている。ヒンジ部82は、部分包囲壁86における閉塞端80bの側の端部(下端部)に設けられている。
図7に示すように、回動部84は、非係合位置から係合位置への回動部84の回動により、筒体51aの係合開口部53に進入して基軸先端部64と筒体51aとの嵌合を解除する方向に基軸先端部64を押圧することが可能な押圧部88を有している。押圧部88は、突出壁87で構成されている。
押圧部88は、回動部84が係合位置にあるときに、突出壁87の突出方向に向けて下方に傾斜する傾斜面で構成されている。したがって、押圧部88は、非係合位置から係合位置への回動部84の回動により、基軸先端部64を筒体51aに対して相対的に上方に押圧して、基軸先端部64を、基軸先端部64と筒体51aとの嵌合を解除する方向に移動(すなわち、筒体51aに対して相対的に上昇)させることができる。
押圧部88は、非係合位置から係合位置への回動部84の回動により、基軸先端部64を上方に押圧して、係合凸部54、65同士の係合(すなわち、上側の係合凸部54、65同士の係合と下側の係合凸部54、65同士の係合)が解除されるように基軸先端部64を上昇させることができる。本実施形態では、押圧部88は、下側の係合凸部65が上側の係合凸部54を超えるまで基軸先端部64を上昇させるように構成されているが、その上昇のストロークは増減が可能である。
突出壁87は、非係合位置から係合位置への回動部84の回動により、突出壁87の係合部83及び押圧部88が係合開口部53を構成する2つの開口53aの両方に進入するとともに、突出壁87の先端部が包囲壁本体85の内面に設けられた開放端80aから閉塞端80bに向けて軸方向に延在する溝85aに挿入されるように構成されている。
容器本体31は、合成樹脂のブロー成形によって形成されている。扱き中栓32、キャップ70、基軸60、先軸51及び付替えカバー本体80は、合成樹脂の射出成形によって形成されている。しかし、これらの材料及び製法は適宜変更が可能である。
本実施形態に係る塗布容器1は、塗布体52が内容物の乾燥により固化した場合など、その付替えが必要となったときに、塗布具40全体ではなく、塗布部材50のみを付替えることにより、塗布体52の付替えを可能にすることができる。塗布部材50の付替えは、例えば次の要領で行うことができる。
まず、使用者は、図4に示すように、付替え用の塗布部材50を収容した付替えカバー本体80の回動部84を係合位置から非係合位置まで回動させて、当該付替えカバー本体80の収容室Rから塗布部材50を取出すことができる。そして、使用者は、キャップ70を把持して塗布具40を容器30から取外し、キャップ70を把持したままで、この取外した塗布具40(図3参照)の塗布部材50を、図6に示すように、空になった付替えカバー本体80の部分収容部81に収容することができる。
次いで、使用者は、図7に示すように、回動部84を非係合位置から係合位置まで回動させることにより、係合部83を塗布部材50の係合開口部53の下端部に係合させて、収容室Rからの塗布部材50の脱出を阻止できる状態にすることができる。また、このとき、回動部84の回動に伴って押圧部88が基軸先端部64を、基軸先端部64と筒体51aとの嵌合が解除される方向である、基軸先端部64と筒体51aとの離間方向に押圧するので、筒体51aからの基軸先端部64の取外しが容易な状態にすることができる。したがって、使用者は、この状態から、キャップ70を把持したままで塗布具40を付替えカバー本体80から軸方向に離間させることで、筒体51aから基軸先端部64を容易に抜き出し、塗布部材50を塗布具40から取外すことができる。このように、付替えカバー本体80を塗布部材50の取外し用の器具として用いることで、塗布部材50を簡単に取外すことができる。
また、このとき、付替えカバー本体80は、図8、図9に示すように、塗布体52の全体を収容部89に収容することができるので、周囲を汚すことなく、塗布部材50を付替えカバー本体80ごと廃棄することができる。
上記のように塗布部材50を取外した後、使用者は、キャップ70を把持したままで、図10に示すように、取出しておいた付替え用の塗布部材50を基軸先端部64に嵌合させ、塗布部材50の付替えを完了させることができる。このように、使用者は、付替えカバー本体80を用いた簡単な操作により、手や周囲を内容液で汚すことなく塗布部材50の付替えを行うことができる。
次に、本発明の実施形態に係る塗布容器における塗布部材の付替え方法について、詳細に例示説明する。なお、以下においては、前述した塗布容器1を用いた場合を例にして説明するが、本実施形態に係る塗布容器における塗布部材の付替え方法は、塗布容器1について前述した種々の変形例などを用いる場合にも適用が可能である。
本実施形態に係る塗布容器における塗布部材の付替え方法は、図11に示すように、取出しを行うステップS1と、収容するステップS2と、廃棄するステップS3と、取付けを行うステップS4と、を有している。
取出しステップS1は、付替えカバー2の収容部89から付替え用の塗布部材50を取出すステップである。取出しステップS1が終了すると、収容ステップS2が行われる。収容ステップS2は、容器30の口部30aからキャップ70を把持して塗布具40を取外し、塗布具40の塗布体52の全体を付替えカバー2の収容部89に収容するステップである。
本実施形態では、収容ステップS2は、塗布具40の塗布体52の全体を付替えカバー2の部分収容部81に収容し、回動部84をヒンジ部82を中心として回動させることにより、押圧部88を筒体51aの係合開口部53に進入させて押圧部88で基軸先端部64を押圧し、基軸先端部64と筒体51aとの嵌合を解除させるステップを含んでいる。
収容ステップS2が終了すると、廃棄ステップS3が行われる。廃棄ステップS3は、塗布具40の塗布体52の全体を付替えカバー2の収容部89に収容した状態のままで、塗布部材50を基軸60から取外して廃棄するステップである。廃棄ステップS3が終了すると、取付けステップS4が行われる。取付けステップS4は、基軸60に付替え用の塗布部材50を取付けるステップである。
前述した本実施形態は、本発明の実施形態の一例にすぎず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
1 塗布容器
2 付替えカバー
20 塗布容器本体
30 容器
30a 口部
30b 螺合部
31 容器本体
31a 本体口部
31b 段部
31c 胴部
32 扱き中栓
32a フランジ
32b 内筒
32c 扱き壁
32d 係止凸部
40 塗布具
50 塗布部材
51 先軸
51a 筒体
51b 先軸本体
52 塗布体
53 係合開口部
53a 開口
54 係合凸部
60 基軸
61 取付け筒
62 ロッド
63 環状凸部
64 基軸先端部
65 係合凸部
70 キャップ
71 被螺合部
80 付替えカバー本体
80a 開放端
80b 閉塞端
81 部分収容部
82 ヒンジ部
83 係合部
84 回動部
85 包囲壁本体
85a 溝
86 部分包囲壁
87 突出壁
88 押圧部
89 収容部
O1、O2 中心軸線
S 収容空間
R 収容室

Claims (7)

  1. 塗布容器本体と、
    付替えカバーと、を有し、
    前記塗布容器本体は、容器と塗布具とを有し、
    前記容器は、内容液を収容する収容空間に連なる筒状の口部を有し、
    前記塗布具は、先軸と前記先軸に連なる塗布体とを備える塗布部材と、前記先軸と着脱可能に係合する基軸と、前記基軸に連なるとともに前記口部に着脱可能に取付けられるキャップと、を有し、
    前記付替えカバーは、前記塗布体の全体を収容可能な収容部を有するとともに、前記収容部に前記塗布体の全体を収容した状態で前記塗布部材を前記基軸から取外すことが可能に構成されている、
    塗布容器。
  2. 前記塗布部材の前記先軸は、前記基軸の先端部の外周面と嵌合可能な内周面と当該内周面を貫通する係合開口部とを備える筒体を有し、
    前記付替えカバーは、前記筒体の前記係合開口部に進入して前記基軸の先端部と前記筒体との嵌合を解除する方向に前記基軸の前記先端部を押圧することが可能な押圧部を有する、
    請求項1に記載の塗布容器。
  3. 前記付替えカバーは、前記収容部に前記塗布体の全体を収容した状態で前記収容部からの前記塗布体の脱出を阻止するように前記筒体の前記係合開口部と係合する係合部を有する、
    請求項2に記載の塗布容器。
  4. 前記付替えカバーは、先軸と当該先軸に連なる塗布体とを備えるとともに前記基軸に付替え可能な付替え用の塗布部材を有し、
    前記収容部は、部分収容部と、前記部分収容部にヒンジ部を介して連なるとともに前記係合部を備える回動部と、を有し、
    前記回動部は、前記係合部を前記収容部からの前記付替え用の塗布部材の前記塗布体の脱出を阻止するように前記筒体の前記係合開口部と係合した係合状態にする係合位置と、前記係合部を前記係合状態でない非係合状態にする非係合位置と、の間で前記ヒンジ部を中心として回動可能である、
    請求項3に記載の塗布容器。
  5. 前記付替えカバーは、前記部分収容部を構成する包囲壁本体と、前記包囲壁本体に前記ヒンジ部を介して連なる部分包囲壁と、前記部分包囲壁から突出するとともに前記係合部及び前記押圧部を備える突出壁と、を有し、
    前記回動部は、前記部分包囲壁と前記突出壁とで構成され、
    前記包囲壁本体及び前記部分包囲壁は、前記回動部が前記係合位置にあるときに、全体として、開放端と閉塞端との間で軸方向に延在する有底筒状をなす、
    請求項4に記載の塗布容器。
  6. 塗布容器における塗布部材の付替え方法であって、
    前記塗布容器は、塗布容器本体と付替えカバーとを有し、
    前記塗布容器本体は、容器と塗布具とを有し、
    前記容器は、内容液を収容する収容空間に連なる筒状の口部を有し、
    前記塗布具は、先軸と前記先軸に連なる塗布体とを備える塗布部材と、前記先軸と着脱可能に係合する基軸と、前記基軸に連なるとともに前記口部に着脱可能に取付けられるキャップと、を有し、
    前記付替えカバーは、前記塗布体の全体を収容可能な収容部と、先軸と当該先軸に連なる塗布体とを備えるとともに前記基軸に付替え可能な付替え用の塗布部材と、を有し、
    前記付替えカバーの前記収容部から前記付替え用の塗布部材を取出した後、前記塗布具の前記塗布体の全体を前記付替えカバーの前記収容部に収容し、前記塗布具の全体を前記付替えカバーの前記収容部に収容した状態のままで、前記塗布部材を前記基軸から取外して廃棄し、
    その後、前記基軸に前記付替え用の塗布部材を取付ける、
    塗布容器における塗布部材の付替え方法。
  7. 前記塗布部材の前記先軸は、前記基軸の先端部の外周面と嵌合可能な内周面と当該内周面を貫通する係合開口部とを備える筒体を有し、
    前記収容部は、部分収容部と、前記部分収容部にヒンジ部を介して連なる回動部と、を有し、
    前記回動部は、前記筒体の前記係合開口部に進入して前記基軸の先端部と前記筒体との嵌合を解除する方向に前記基軸の前記先端部を押圧することが可能な押圧部を有し、
    前記塗布具の前記塗布体の全体を前記付替えカバーの前記部分収容部に収容し、前記回動部を前記ヒンジ部を中心として回動させることにより、前記押圧部を前記筒体の前記係合開口部に進入させて前記押圧部で前記基軸の前記先端部を押圧し、前記基軸の先端部と前記筒体との嵌合を解除させた後、前記塗布具の前記塗布体の全体を前記付替えカバーの前記収容部に収容した状態のままで、前記塗布部材を前記基軸から取外して廃棄する、
    請求項6に記載の塗布容器における塗布部材の付替え方法。
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