JP2020054943A - 汚染土壌層の掘削工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、特に、放射性物質を含む雨水排水によって土壌等が高濃度に汚染された雨水調整池等の土壌層の除染作業において、泥濘んだ軟らかい土壌を、無限軌道による装軌車両を用いて掘削作業を行っても、土壌を撹拌することなく、また、打設した支持杭の撤去によって池の底を抜き、調整池等の本来の機能を発揮しなくなる問題を生じさせない汚染土壌層の掘削工法の提供。【解決手段】支持杭を打設する支持杭打設工程と敷板を敷設する敷板敷設工程と掘削工程と敷板の撤去工程と敷板撤去後の掘削工程と杭頭切断工程とから構成され、敷板敷設工程は、敷設された敷板の上を装軌車両が次の敷板を搬送して連設施工するという一連の工程と前記支持杭打設工程を繰り返すことで装軌車両の搬送路を施工するものであり、掘削工程は、敷板を撤去しながら掘削するものであり、杭頭切断工程は、掘削し終わった掘削面に合わせて杭頭を切断処理する手段を採用した。【選択図】図1

Description

本発明は、汚染土壌の除去工法に関し、詳しくは、調整池等の軟土における除染作業において、装軌車両の無限軌道による土壌の拡販を防止し、効果的な除染作業を行う除染方法の技術分野に関する。
平成23年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、東京電力福島第一原子力発電所が被災し、大量の放射性物質が環境中に放出され、福島県のみならず東日本の各地において、放射性物質による環境の汚染と、これに伴う人の健康又は生活環境への影響が危惧されており、これら影響を速やかに低減することが喫緊の課題となっている。調整池、溜め池は、集中豪雨などの局地的な出水により、河川に流れ込む雨水を一時的に溜め、下流の河川や下水道雨水管への負担を軽減し、又は農業水利施設であって、一般の人たちの立ち入りが出来ないようにフェンス等で囲われるなどの管理がされ、調整池や溜め池内の放射線量が直接市民生活に影響を与えるものでないと、それ以前は考えられていた。
しかしながら、雨水排水が集まる雨水調整池では、土壌・落葉等が集積するため、そこに放射性物質が濃集(蓄積)し、高い濃度の放射性物質が観測されている。多くの地方自治体が公表しているとおり、雨水調整池や溜め池、或いは下水道管理調整池等の放射線量測定結果が各自治体の規定する放射線量を大幅に超えているところがあり、特別措置法が制定された現在では、調整池等も局所的汚染箇所として認定されるケースが少なくない。
係る調整池等は、泥濘んだ軟らかい土壌であり、また、水分を多く含んでいることからバックホー等の装軌車両を持ち込んで土壌を掘削すると、無限軌道により土壌を混ぜ込んでしまうという事態が生じる。また、鉄板等の敷板を敷設するに先立ち、多数の杭を打設することとなるが、除染後に係る杭を撤去しようとして引き抜くと、池の底を抜いてしまい、調整池等の機能を発揮しなくなるという問題がある。
そこで、従来より、係る問題を解決しようと、種々の技術が提案されている。具体的には、例えば、発明の名称を「汚染土壌の除染装置及び除染方法」とする技術が開示され公知技術となっている(特許文献1参照)。「簡易な構成で容易に設置・撤去でき、除染 作業を無人化し、さらに汚染土壌の除染対象範囲を土壌深層部に拡大することを課題とし、具体的には、除染装置は、土壌表面に敷設する電極シートと、電極シートを貫通して除染対象領域の土壌に差し込む複数の電極杭3と、汚染土壌中に浸透する浸透液と、汚染土壌中の浸透液の拡散を止める止水剤とを具備する。電極シートには、導電材及び汚染 物質吸着剤又は汚染物質分解剤を含む。電極杭は、注入口と吐出口が連通し、先端の電極部に上端のボルト端子が電気的に導通し、先端部を除く側面に絶縁被覆部を備える。絶縁被覆部の上端部にゴムブッシュを介して電極シートを押え込む押え片が突出させ、ボルト端子を設ける。電極シートと電極杭の間に直流電圧を印加し、浸透液が拡散した汚染土壌中の汚染物質を動電現象により電極シートに誘引する。」というものである。しかしながら、特許文献1に記載の発明は、に係る文献には、汚染土壌の除染方法が記載され、シート状の電極部材を撤去することで、放射性物質が回収できるということから、本発明と同様に、重機の無限軌道等による撹拌・混ぜ込みがないという利点で共通している。しかしながら、セシウムはイオン化傾向が大きいことから環境中でセシウム単体として存在する可能性は低く、化合物として土壌や樹木、様々な構造物等に付着して存在しているものと考えられ、電極部材に吸着させるための電極シートに吸着できる土量の絶対量は少なく、また、電極杭を撤去することにより、池の底抜きを起こす原因となるおそれもあり、本発明が対象とする空池の汚染土壌の除染には向かないものと考えられる。
また、発明の名称を「表土移植工法及び表土剥き取り機構」とする技術が開示され公知技術となっている(特許文献2参照)。「各種土木工事に当り、表土の自然環境及び生態 系を破壊することなくそのままそっくり移転し得る表土 移植工法及び表土移植具並びに表土剥き取り機構の提 供することを課題とし、具体的には、予め、移植領域の剥き取り開始周辺部域に亙り所要深さを掘り取って表土段差を形成して置き、適宜手段を用いて表土段差に先端を臨ませた表土移植具により移植領域の所要深さまでの表土層を破壊することなく自然の状態を保持して差し込み剥き取、次いで、当該表土層を満載したまま当該表土移植具を運搬具として用いて適宜運搬手段に積載し移植目的地まで運搬し、その後、当該運搬手段から表土移植具を吊り上げて移植場所の真上まで持来し、引き続き、移植場所に降ろして行き、移植地面上に表土層をそつくり敷き詰めて移植を完了してなる特徴的構成手法の採用。」というものである。しかしながら、特許文献2に記載の発明は、堆積している土砂を浚渫するに際し、装軌車両の無限軌道で撹拌してしまうおそれがあると考えられる。
また、発明の名称を「放射性セシウム含有土壌の処理方法」とする技術が開示され公知技術となっている(特許文献3参照)。「除染効率を向上させるとともに、廃棄物発生量を低減することのできる放射性セシウム含有土壌の処理方法を提供することを課題とし具体的には、放射性セシウムを含有する土壌Sを重液Lによって異なる比重の複数種の土壌Sに分離する比重分離工程S1と、前記比重分離された土壌Sに含まれるセシウムを除去するセシウム除去工程S2とを備える放射性セシウム含有土壌の処理方法を手段とする。」というものである。しかしながら、特許文献3に記載の発明は、重液を用いて比重を異ならせ、セシウム濃度の高い層と低い層に分離し、分離された土壌に含まれたセシウムを除去する方法について記載があるが、分離された土壌の除却手段については記載は無く、重機の移動のために鉄板等の敷板を敷設する工法に関する技術は皆無である。
特開2017−136515号 特開2002−186314号 特開2016−200437号
本発明は、特に、放射性物質を含む雨水排水によって土壌等が高濃度に汚染された雨水調整池、溜め池等の土壌層の除染作業において、水分を多く含み泥濘んだ軟らかい土壌を、無限軌道による装軌車両を用いて掘削作業を行っても、土壌を撹拌することなく、また、打設した支持杭の撤去によって池の底を抜いてしまい、調整池等の本来の機能を発揮しなくなるという問題を生じさせない汚染土壌層の掘削工法の提供。
本発明は、装軌車両の無限軌道によって土壌を攪拌せずに、除染作業を行う方法であって支持杭を打設する支持杭打設工程と、敷板を敷設する敷板敷設工程と、掘削工程と、敷板(の撤去工程と、敷板撤去後の掘削工程と、杭頭切断工程と、から構成され、前記敷板敷設工程は、敷設された前記敷板の上を前記装軌車両が次の敷板を搬送して連設施工するという一連の工程と前記支持杭打設工程を繰り返すことで前記装軌車両の搬送路を施工するものであり、前記掘削工程は、前記敷板を撤去しながら掘削するものであり、前記杭頭切断工程は、掘削し終わった場所の支持杭は掘削面に合わせて杭頭を切断処理するものである。
また、本発明は、前記支持杭打設工程及び前記敷板敷設工程の後であって、前記掘削工程の前に、掘削パス及び施工前掘削深さの確認工程と、粗除根工程を有し、前記敷板の撤去工程と、前記敷板撤去後の掘削工程の後であって前記杭頭切断工程の前に、施工後の掘削深さの確認工程と、掘削後の底泥の簡易セシウム濃度測定工程を有して構成される手段を採用してもよい。
また、本発明は、前記撤去工程において、前記搬送路を、敷設方向と略平行に置換え敷設して移設する構成手段を採用してもよい。
また、本発明は、前記支持杭に松材を用い、前記杭頭切断工程において、掘削後の地面より露出した前記杭頭を切断し、その余の支持杭を土壌内に残存させたままにして、調整池、溜め池の底抜きを防止する構成手段を採用してもよい。
また、本発明は、前記敷板が金属製、または樹脂製である構成を採用してもよい。
また、本発明は、前記掘削工程及び前記敷板撤去後の掘削工程において行う掘削を、バックホー又はバキュームで行う構成を採用してもよい。
本発明に係る汚染土壌層の掘削工法によれば、搬送路となる敷設された敷板上を重機が移動するため、装軌車両の無限軌道によって汚染された土壌を攪拌せずに、掘削による除染作業を効果的に行うことが可能となる優れた効果を発揮する。
本発明に係る汚染土壌層の掘削工法によれば、敷板の置換え移設により使用する全敷板枚数を減らすことができるという優れた効果を発揮する。
また、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法において、支持杭に松材を使用する構成を採用する構成では、支持杭を残したままとすることで、池の底を抜くことがないという効果を発揮する。
また、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法における前記撤去工程(F)において、前記搬送路(40)を敷設方向と略平行に移設して置換え敷設する構成手段を採用した場合には、敷板の敷設作業を効率よく行うことができるという優れた効果を発揮する。
本発明に係る汚染土壌層の掘削工法の基本的な流れを示すフローチャート図である。 本発明に係る汚染土壌層の掘削工法における支持杭打設工程及び敷板敷設工程を説明する工程説明図である。 本発明に係る汚染土壌層の掘削工法における掘削工程及び撤去工程を説明する工程説明図である。 本発明に係る汚染土壌層の掘削工法における敷板撤去後の掘削工程及び杭頭切断工程を説明する工程説明図である。 本発明に係る汚染土壌層の掘削工法における敷板の敷設方向及び敷板の配置を説明する施工手順説明図である。 本発明に係る汚染土壌層の掘削工法における敷板及び支持杭の配置関係を説明する配置構成説明図である。
本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1は、調整池等の局所的汚染箇所における汚染された土壌の掘削作業において、装軌車両の搬送路を敷板で敷設し、施工された搬送路上でのみ装軌車両を移動させる構成を採用したことを最大の特徴とするものであるがある。以下、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1の作業工程を示すフローチャート図である。図1(a)は、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1の基本フローを示し、図1(b)は、実施の除染作業に際して必要となる可能性のある工程を付加した作業工程を示すフローである。先ず、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1で使用する道具、装置、又は設備等について説明する。
装軌車両10は、無限軌道11を有する重機等をいい、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1に使用されるのは、掘削にはバックホー、水切りフレコンQ等に詰めた土壌Tの移動にはキャリアダンプ、該キャリアダンプの荷役ステージ43から水処理機械ヤード44まではクローラクレーン等を用いることとなる。特に掘削に使うものは、油圧ショベルと総称される建設機械の内、ショベル(バケット)を、オペレーター側に取り付けたバックホーであって、泥濘に強い無限軌道11を備え、上部の車体全体を旋回させる機能を有するものであることが必要であり、ショベルが前向きのものは適さない。理由は、敷板上でのみ装軌車両10の移動を可能とすることで無限軌道11による土壌Tの攪拌を防止するためである。
無限軌道11は、起動輪、転輪、遊動輪を囲むように一体に接続された履板、シューの環であり、起動輪で該環を動かすことによって不整地での装軌車両10の移動を可能にするものである。
支持杭20は、敷板30を敷設する予定の場所に打設する杭であり、素材や寸法について特に限定されるものではないく、木杭以外の綱杭やコンクリート杭、或いは樹脂杭でも良いが、図5、図6に示した実施例に基づき、具体的な例示をすると、直径200ミリ×2.0メートルの松材を用いて1.5×3.0メートルの敷板30の一枚当たりに8本程度用いることが望ましい。松は他の針葉樹と比較して密度が大きく硬いという施工上の利点があるとともに、水中でも耐腐食性が高いからである。特に本発明では、杭頭21を切り取った残りの支持杭20は地中に残すため、有機材を使用することが環境保全に資することになる。
杭頭21は、敷板30を除去しながら掘削し、掘削泥を水切りフレコン9に入れて搬出する際に、掘削し終わったパスの支持杭20の池底面に合わせて切断処理する部分である。係る掘削後の杭頭を切断することによって池底の凹凸をなくす。
敷板30は、鉄板、若しくは樹脂製の硬質な板状部材であり、例えば鉄製の1.5メートル×3メートル等のサイズで、縦横比が2:1であることが望ましい。その理由は、図5及び図6に示すように、横向きに2枚の敷板を敷いた後、その上に縦に2枚敷設して交互に繰り返すなどすることで、面方向の撓みに対する強度を高めることが可能となるからである。
搬送路40は、敷設開始位置41から、敷設方向50に向かって装軌車両10の移動するルートに敷板を敷いて作りだす道である。また、敷設方向50は、基本的には撤去方向60と逆向きとなり、置き換えによる敷設方向50も略平行に移動しながら行われ、広範囲な掘削を行えるように施工する。
土壌Tは、除染作業による掘削の対象物であり、雨水排水が集まる雨水調整池、溜め池等において、そこに放射性物質を含む土壌・落葉等の集積により、高い濃度の放射性物質が濃集(蓄積)された可能性の高い土をいう。
調整池、溜め池Pは、集中豪雨などの局地的な出水により、河川に流れ込む雨水を一時的に溜め、下流の河川や下水道雨水管への負担を軽減し、又農業水利施設であって、一般の人たちの立ち入りが出来ないようにフェンス等で囲われるなどの管理がされている溜め池である。
次に、図1(a)に基づいて、本発明の基本構成を成す各工程について説明する。
本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1は、装軌車両10の無限軌道11によって土壌Tを攪拌せずに、除染作業を行う方法であって、支持杭打設工程Aと、敷板敷設工程Bと、掘削工程Eと、敷板30の撤去工程Fと、敷板撤去後の掘削工程Gと、杭頭切断工程Jと、から構成される、汚染土壌層を掘削する工法である。
図2は、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法における支持杭打設工程及び敷板敷設工程を説明する工程説明図であり、図2(a)が支持杭打設工程Aを示し、図2(b)が敷板敷設工程Bを示している。
支持杭打設工程Aは、支持杭20を土壌Tへ打ち込む工程であるが、敷板30を敷設する予定の場所に支持杭20を打設するポイントをメジャー等で図り、バックホー等の重機を用いて打設する工程である。なお、係る支持杭20の打設以前に、土壌Tに草木等の植物が育成している場合は、これを刈り取る工程、及び土嚢等に詰めて搬出し、有機物用扱いとして一時保管場所に保管する工程が存在することはいうまでもない。
敷板敷設工程Bは、鉄板等の敷板30を池の地表面に敷設する工程であり、具体的には打設した支持杭20にバランスよく配置することが必要である。具体的には、例えば図6(a)に示すように、敷板30に合わせて打ち込まれた支持杭20に対して横向きに2枚敷き、その上に直行するように縦向きに2枚敷くことによって、曲げや撓みに対する強度を高めた重機等の搬送路を施工する工程である。なお、敷設方向50が変化する部分や、荷役ステージ43等では、3枚以上の敷板30を重畳的に配置することで、上敷板と下敷板との繋ぎ部を補強することが望ましい。
図3は、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法における掘削工程E及び敷板30の撤去工程Fを説明する工程説明図であり、図3(a)が掘削工程Eを示し、図3(b)が敷板の撤去工程Fを示している。
掘削工程Eは、バックホー等でパス内の掘削を行い、掘削した土は水切りフレコンQに詰め、キャリアダンプに積んで荷役ステージ43まで運び、クレーンで水処理機械ヤード44まで吊り上げる工程である。その後は一般的な脱水工程へ進んで処理される。なお、土壌Tの水分が多い場合はバキュームにより、吸入して汚染土壌を除去することも有効である。
敷板の撤去工程Fは、パス内の敷板部分以外の掘削が終わったら、敷板を撤去すると同時に、これから施工する施工範囲の敷板30の敷設を行う工程である。
図4は、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1における敷板撤去後の掘削工程G及び杭頭切断工程Jを説明する工程説明図であり、図4(a)が敷板撤去後の掘削工程Gを示し、図4(b)が杭頭切断工程Jを示している。
敷板撤去後の掘削工程Gは、敷板撤去後のエリア内を掘削する。掘削した土は水切りフレコンQに詰め、キャリアダンプに積んで荷役ステージ43まで運び、クレーンで水処理機械ヤード44まで吊り上げる工程である。なお、その後は一般的な脱水工程へ進んで処理される。
杭頭切断工程Jは、パス内の施工効果が確認できたら掘削後の池底より露出した杭頭21をチェーンソー等で切断する工程である。
次に、図1(b)に基づいて、本発明の基本構成となる工程の他に、土壌Tの掘削による除染作業において一般的に必要となる各工程について説明する。
掘削パスの確認及び施工前掘削深さの確認工程Cは、敷板撤去後の掘削工程Gの後に行う工程であって、トータルステーションを用いて座標管理により掘削パスの四隅に目印の杭を打設する工程と、レーザレベルを設置し、検出側ロープを装着した伸縮式竿を施工前の池底等に下し、レーザーが示す検出側ロープの数値を確認する工程である。
粗除根工程Dは、掘削工程Eの前に行う工程であって、バックホーに除根用の特殊バケットを装着してエリア内を粗除根する工程である。なお、粗除根された根は耐候性土嚢に詰めてキャリアダンプに積み、荷役ステージ43まで運び、クレーンで堤体上まで吊り上げ、有機物用扱いとして一時保管場所に保管する。
施工後の掘削深さの確認工程Hは、敷板撤去後の掘削工程Gの後に行う工程であって、レーザーレベルを設置し、検側ロープを装着した伸縮式竿を施工後の池底に下ろし、レーザーが示す検測ロープの数値を確認する工程である。
掘削後の底泥の簡易セシウム濃度測定工程Iは、施工後の掘削深さの確認工程Hの後に行う工程であって、長い柄のスコップ等を用いて、パスの中心点付近の土を採泥し、容器に詰め、土の詰まった容器はポリメーターに入れ、既定の方法で簡易セシウム濃度測定をする工程である。
図5は、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1における敷板30の敷設方向及び敷板30の配置を説明する施工手順説明図である。なお、係る図1に示した調整池、溜池Pは、係る配置や手順を説明するための一例であり、係る実施例に限定されるものではない。配置や施工手順は、本発明の技術的思想として同一性を失わない範囲内において変更することが可能である。
図5に示した溜池の除染では、図の左下の荷役ステージ43を敷設開始位置41として、上方へ向かう敷設方向50から右へ向かう敷設方向50へと敷板30を敷設し(一次敷設敷板)、撤去開始位置42から、掘削パス内の掘削を行い、該掘削後、撤去方向60へと敷板を撤去し、敷板撤去後の掘削を行い、これを繰り返しながら撤去した敷板を、一次敷設した撤去方向60と逆方向であって並行する置換え敷設方向70なるように敷設する。係る並行移設を繰り返し最後の搬送路を撤去方向90に向かって撤去する。なお、係る実施例では、一次敷設枚数が217枚、置換え枚数が474枚であり、全使用枚数474枚で、支持杭本数は1,834本であった
図6は、本発明に係る汚染土壌層の掘削工法1における敷板30及び支持杭20の配置関係を説明する配置構成説明図であり、図6(a)は敷板30の配置関係を示し、図6(b)は敷板30及び支持杭20の配置関係を示している。
図6(a)に示す通り、例えば、縦横が1524mm(3尺)×3048mm(10尺)の定尺寸法のように、縦横比が2:1の敷板30とすることにより、横向きに2枚の敷板30を敷いた後、その上に縦に2枚敷板30を敷設して交互に繰り返すなどすることで、面方向の撓みに対する強度を高めつつ搬送路40を施工することが可能となる。また、図6(b)に示す通り、下側に敷設した敷板一枚につき直径200mm、長さ2.0mの支持杭を8本打設することが望ましい。なお、係る敷板30の寸法と敷設30の枚数や、支持杭20の寸法と打設数はあくまでも例示であって、これらに限定されるものではなく、地耐力や支持杭強度等に影響されるが、これに具現された発明と同一性を失わない範囲内において変更することが可能である。
本発明は、雨水排水が集まる雨水調整池、溜め池P等のような、土砂・落葉等が集積することにより放射性物質が濃集(蓄積)し、高い濃度の放射性物質が観測される調整池、溜め池等の除染作業において、装軌車両10の無限軌道11による土壌Tの攪拌を防止するとともに、効果的な除染作業を行うことを可能にするものであり、除染作業に伴う土木の分野において、産業上の利用可能性は高いものと思慮される。
1 汚染土壌層の掘削工法
10 装軌車両
11 無限軌道
20 支持杭
21 杭頭
30 敷板
40 搬送路
41 敷設開始位置
42 撤去開始位置
43 荷役ステージ
44 水処理機械ヤード
50 敷設方向
60 撤去方向
70 置換え敷設方向
80 置換え撤去方向
90 撤去方向
A 支持杭打設工程
B 敷板敷設工程
C 掘削パスの確認及び施工前掘削深さの確認工程
D 粗除根工程
E 掘削工程
F 撤去工程
G 敷板撤去後の掘削工程
H 施工後の掘削深さの確認工程
I 簡易セシウム濃度測定工程
J 杭頭切断工程
T 土壌
P 調整池、溜め池

Claims (6)

  1. 装軌車両(10)の無限軌道(11)によって土壌(T)を攪拌せずに、除染作業を行う方法であって
    支持杭(20)を打設する支持杭打設工程(A)と、
    敷板(30)を敷設する敷板敷設工程(B)と、
    掘削工程(E)と、
    敷板(30)の撤去工程(F)と、
    敷板撤去後の掘削工程(G)と、
    杭頭切断工程(J)と、
    から構成され、
    前記敷板敷設工程(B)は、敷設された前記敷板(30)の上を前記装軌車両(10)が次の敷板(30)を搬送して連設施工するという一連の工程と前記支持杭打設工程(A)を繰り返すことで前記装軌車両(10)の搬送路(40)を施工するものであり、
    前記掘削工程(E)は、前記敷板(30)を撤去しながら掘削するものであり、
    前記杭頭切断工程(J)は、掘削し終わった場所の支持杭(20)は掘削面に合わせて杭頭(21)を切断処理するものであることを特徴とする汚染土壌層の掘削工法(1)。
  2. 前記支持杭打設工程(A)及び前記敷板敷設工程(B)の後であって、前記掘削工程(E)の前に、
    掘削パスの確認及び施工前掘削深さの確認工程(C)と、
    粗除根工程(D)を有し、
    前記敷板(30)の撤去工程(F)と、
    前記敷板撤去後の掘削工程(G)の後であって前記杭頭切断工程(J)の前に、
    施工後の掘削深さの確認工程(H)と、
    掘削後の底泥の簡易セシウム濃度測定工程(I)を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の汚染土壌層の掘削工法(1)。
  3. 前記撤去工程(F)において、前記搬送路(40)を敷設方向と略平行に置換え敷設して移設することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の汚染土壌層の掘削工法(1)。
  4. 前記支持杭(20)に松材を用い、前記杭頭切断工程(J)において、掘削後の地面より露出した前記杭頭(21)を切断し、その余の支持杭(20)を土壌(T)内に残存させたままにして、調整池(P)の底抜きを防止することを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の汚染土壌層の掘削工法(1)。
  5. 前記敷板(30)が金属製、または樹脂製であることを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の汚染土壌層の掘削工法(1)。
  6. 前記掘削工程(E)及び前記敷板撤去後の掘削工程(G)において行う掘削を、バックホー又はバキュームで行うことを特徴とする請求項1から請求項5の何れかに記載の汚染土壌層の掘削工法(1)。
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