JP2020035878A - 積層セラミックコンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

積層セラミックコンデンサおよびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 大形状かつ高容量で、CR積の高い積層セラミックコンデンサおよびその製造方法を提供する。【解決手段】 誘電体層と内部電極層とが交互に積層され、内部電極層が交互に対向する2端面に露出するように形成された積層チップと、2端面に形成された1対の外部電極とを備え、合計重量が130mg以上であり、2端面が対向する第1方向の中心における第1方向に垂直な断面において、積層方向における高さをT1とし、内部電極層の幅方向である第2方向における内部電極層の端点を通る高さをT2とし、いずれかの最外層の内部電極層を通り第2方向の幅をW1とし、積層方向の中心を通り第2方向の幅をW2とする場合に、(T1−T2)/T1が0%以上、+4.5%以下であり、(W1−W2)/W1が−1.0%以上、+3.0%以下であり、T1に対する内部電極層の積層数が250層/mm以上であり、内部電極層の連続率が85%以上である。【選択図】 図5

Description

本発明は、積層セラミックコンデンサおよびその製造方法に関する。
近年の高積層密度の積層セラミックコンデンサの最高容量は、例えば、1000μFに近づいている。このように、積層セラミックコンデンサの容量は、電解コンデンサの領域まで接近している。しかしながら、当該容量は、現状の容量密度では大形状でなければ実現することが困難である。この大形状のセラミック積層体を焼結体として構成するためには、内部電極層と誘電体層との焼結温度ギャップに対して、内部電極層の連続性を損なわず高連続で、低膨張の構造体を得ることが重要となる。
例えば、700℃以下の温度において30℃/60s〜50℃/60sの昇温速度で初期焼成を行うことで、急激なニッケル焼結を誘導し、積層セラミックキャパシタの内部電極の連結性を向上させることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014−82435号公報
しかしながら、大形状の積層セラミックコンデンサでは、含有バインダ量が多いため、バインダ除去を優先させようとすると焼結温度ピーク部の高速焼成が実現しない課題がある。また、高速焼成を優先させようとすると脱ガス影響などでチップ内に残留応力が溜まり、構造欠陥を発生させる問題もある。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、大形状かつ高容量で、CR積の高い積層セラミックコンデンサおよびその製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る積層セラミックコンデンサは、セラミックを主成分とする誘電体層と、内部電極層と、が交互に積層され、積層された複数の前記内部電極層が交互に対向する2端面に露出するように形成され、略直方体形状を有する積層チップと、前記2端面に形成された1対の外部電極と、を備え、前記積層チップと前記1対の外部電極の合計重量が130mg以上であり、前記積層チップにおいて、前記2端面が対向する第1方向の中心における前記第1方向に垂直な断面において、前記積層チップの積層方向における高さをT1とし、前記内部電極層の幅方向である第2方向における前記内部電極層の端点を通る高さをT2とし、いずれかの最外層の前記内部電極層を通り前記第2方向の幅をW1とし、積層方向の中心を通り前記第2方向の幅をW2とする場合に、(T1−T2)/T1が0%以上、+4.5%以下であり、(W1−W2)/W1が−1.0%以上、+3.0%以下であり、T1に対する前記内部電極層の積層数が250層/mm以上であり、前記内部電極層の連続率が85%以上であることを特徴とする。
上記積層セラミックコンデンサにおいて、前記断面において、全面積に対する、異なる端面に露出する内部電極層同士が対向する容量領域の面積の比率は、80%以上としてもよい。
上記積層セラミックコンデンサにおいて、T1に対する前記内部電極層の積層数を400層/mm以上としてもよい。
本発明に係る積層セラミックコンデンサの製造方法は、セラミック誘電体層グリーンシートと、内部電極形成用導電ペーストと、を交互に積層し、積層された複数の内部電極形成用導電ペーストを交互に対向する2端面に露出させることによって、略直方体形状のセラミック積層体を形成する工程と、前記セラミック積層体を焼成することで積層チップを得る工程と、前記積層チップの前記2端面の下地層上にめっき処理により1対の外部電極を形成する工程と、を含み、前記積層チップと前記1対の外部電極の合計重量が130mg以上であり、前記積層チップにおいて、前記2端面が対向する第1方向の中心における前記第1方向に垂直な断面において、前記積層チップの高さをT1とする場合に、T1に対する前記内部電極層の積層数が250層/mm以上であり、前記セラミック積層体を焼成する際に、(後半の昇温速度)/(前半の昇温速度)を60以上とすることを特徴とする。
本発明によれば、大形状かつ高容量で、CR積の高い積層セラミックコンデンサおよびその製造方法を提供することができる。
積層セラミックコンデンサの部分断面斜視図である。 図1のA−A線断面図である。 図1のB−B線断面図である。 連続率を表す図である。 図1のB−B線断面に相当する断面図である。 Area1およびArea2を例示する図である。 積層セラミックコンデンサの製造方法のフローを例示する図である。 焼成工程を例示する図である。 測定結果を示す図である。 (a)および(b)はヒビおよびクラックを例示する図である。
以下、図面を参照しつつ、実施形態について説明する。
(実施形態)
図1は、実施形態に係る積層セラミックコンデンサ100の部分断面斜視図である。図2は、図1のA−A線断面図である。図3は、図1のB−B線断面図である。図1〜図3で例示するように、積層セラミックコンデンサ100は、直方体形状を有する積層チップ10と、積層チップ10のいずれかの対向する2端面に設けられた外部電極20a,20bとを備える。なお、積層チップ10の当該2端面以外の4面のうち、積層方向の上面および下面以外の2面を側面と称する。外部電極20a,20bは、積層チップ10の積層方向の上面、下面および2側面に延在している。ただし、外部電極20a,20bは、互いに離間している。なお、図1において、X軸方向(第1方向)は、積層チップ10の長さ方向であって、積層チップ10の2端面が対向する方向であり、外部電極20aと外部電極20bとが対向する方向である。Y軸方向(第2方向)は、内部電極層12の幅方向である。Z軸方向は、積層方向である。X軸方向と、Y軸方向と、Z軸方向とは、互いに直交している。
積層チップ10は、誘電体として機能するセラミック材料を含む誘電体層11と、卑金属材料を含む内部電極層12とが、交互に積層された構成を有する。各内部電極層12の端縁は、積層チップ10の外部電極20aが設けられた端面と、外部電極20bが設けられた端面とに、交互に露出している。それにより、各内部電極層12は、外部電極20aと外部電極20bとに、交互に導通している。その結果、積層セラミックコンデンサ100は、複数の誘電体層11が内部電極層12を介して積層された構成を有する。また、誘電体層11と内部電極層12との積層体において、積層方向の最外層には内部電極層12が配置され、当該積層体の上面および下面は、カバー層13によって覆われている。カバー層13は、セラミック材料を主成分とする。例えば、カバー層13の材料は、誘電体層11とセラミック材料の主成分が同じである。
積層セラミックコンデンサ100のサイズは、例えば、長さ1.6mm、幅0.8mm、高さ0.8mmであり、または長さ2.0mm、幅1.25mm、高さ1.25mmであり、または長さ3.2mm、幅1.6mm、高さ1.6mmであり、または長さ3.2mm、幅2.5mm、高さ2.5mmであり、または長さ4.5mm、幅3.2mm、高さ2.5mmであるが、これらのサイズに限定されるものではない。
内部電極層12は、Ni(ニッケル),Cu(銅),Sn(スズ)等の卑金属を主成分とする。内部電極層12として、Pt(白金),Pd(パラジウム),Ag(銀),Au(金)などの貴金属やこれらを含む合金を用いてもよい。誘電体層11は、例えば、一般式ABOで表されるペロブスカイト構造を有するセラミック材料を主成分とする。なお、当該ペロブスカイト構造は、化学量論組成から外れたABO3−αを含む。例えば、当該セラミック材料として、BaTiO(チタン酸バリウム),CaZrO(ジルコン酸カルシウム),CaTiO(チタン酸カルシウム),SrTiO(チタン酸ストロンチウム),ペロブスカイト構造を形成するBa1-x−yCaSrTi1−zZr(0≦x≦1,0≦y≦1,0≦z≦1)等を用いることができる。
図2で例示するように、外部電極20aに接続された内部電極層12と外部電極20bに接続された内部電極層12とが対向する領域は、積層セラミックコンデンサ100において電気容量を生じる領域である。そこで、当該領域を、容量領域14と称する。すなわち、容量領域14は、異なる外部電極に接続された2つの隣接する内部電極層12が対向する領域である。
外部電極20aに接続された内部電極層12同士が、外部電極20bに接続された内部電極層12を介さずに対向する領域を、エンドマージン領域15と称する。また、外部電極20bに接続された内部電極層12同士が、外部電極20aに接続された内部電極層12を介さずに対向する領域も、エンドマージン領域15である。すなわち、エンドマージン領域15は、同じ外部電極に接続された内部電極層12が異なる外部電極に接続された内部電極層12を介さずに対向する領域である。エンドマージン領域15は、容量を生じない領域である。
図3で例示するように、積層チップ10において、積層チップ10の2側面から内部電極層12に至るまでの領域をサイドマージン領域16と称する。すなわち、サイドマージン領域16は、上記積層構造において積層された複数の内部電極層12が2側面側に延びた端部を覆うように設けられた領域である。
近年の高積層密度の積層セラミックコンデンサの最高容量は、例えば、1000μFに近づいている。このように、積層セラミックコンデンサの容量は、電解コンデンサの領域まで接近している。しかしながら、当該容量は、現状の容量密度では大形状でなければ実現することが困難である。
一方、誘電体層11は、例えば、ペロブスカイト構造を有する主成分セラミックの原材料粉末を焼成することによって得られる。内部電極層12は、主成分金属の原材料粉末を焼成することによって得られる。主成分セラミックの原材料粉末の焼結開始温度と主成分金属の原材料粉末の焼結開始温度との間には、差が生じる。大形状のセラミック積層体を焼結体として構成するためには、誘電体層11と内部電極層12との焼結開始温度ギャップに対して、内部電極層12の連続性を損なわず高連続で、低膨張の構造体を得ることが重要となる。
図4は、連続率を表す図である。図4で例示するように、ある内部電極層12における長さL0の観察領域において、その金属部分の長さL1,L2,・・・,Lnを測定して合計し、金属部分の割合であるΣLn/L0をその層の連続率と定義することができる。
例えば、焼成工程の昇温過程で急激に温度を上昇させることで、内部電極層の金属成分の焼結を誘導し、内部電極層の連結性を向上させることが考えられる。しかしながら、大形状の積層セラミックコンデンサでは、含有バインダ量が多いため、昇温速度を抑えてバインダ除去を優先させようとすると焼結温度ピーク部の高速焼成が実現しない課題がある。また、高速焼成を優先させようとすると脱ガス影響などでチップ内に残留応力が溜まり、構造欠陥を発生させる問題もある。そこで、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ100は、例えば焼成工程の昇温速度を調整することで、大形状かつ高容量で、高いCR積を実現する構成を有している。ここで、CR積とは、積層セラミックコンデンサ100の静電容量値と絶縁抵抗との積を表す。
まず、積層セラミックコンデンサ100の各寸法について定義する。図5は、図1のB−B線断面に相当する断面図である。図5の断面は、積層チップ10の長さ方向(X軸方向)の中心を通る断面である。積層チップ10において、内部電極層12の幅方向(Y軸方向)の中心を通り、積層方向(Z軸方向)の高さを高さT1とする。また、積層チップ10において、Y軸方向における内部電極層12の端点を通り、Z軸方向の高さを高さT2とする。Y軸方向における内部電極層12の端点にバラツキが生じている場合には、高さT2は、各内部電極層12の端点の平均位置におけるZ軸方向の高さとする。また、積層チップ10において、最外層の内部電極層12を通り、Y軸方向の幅を幅W1とする。また、積層チップ10において、Z軸方向の中心を通り、Y軸方向の幅を幅W2とする。
まず、本実施形態においては、重量の大きい大形状の積層セラミックコンデンサ100を対象とする。具体的には、積層セラミックコンデンサ100の重量(積層チップ10と外部電極20a,20bの合計重量)は、130mg以上とする。または、積層セラミックコンデンサ100の重量は、150mg以上とする。または、積層セラミックコンデンサ100の重量は、330mg以上とする。
また、本実施形態においては、内部電極層12の積層数が多い高容量の積層セラミックコンデンサ100を対象とする。具体的には、高さT1に対する内部電極層12の積層数は、250層/mm以上とする。または、高さT1に対する内部電極層12の積層数は、350層/mm以上とする。または、高さT1に対する内部電極層12の積層数は、400層/mm以上とする。または、高さT1に対する内部電極層12の積層数は、450層/mm以上とする。
また、本実施形態に係る積層セラミックコンデンサ100は、高容量を実現するために、高い連続率を有している。具体的には、内部電極層12の連続率は、85%以上である。高容量の観点から、内部電極層12の連続率は、90%以上であることが好ましく、95%以上であることがより好ましい。
このような大形状かつ高容量の積層セラミックコンデンサ100において、高さT1と高さT2との差異が小さくかつ幅W1と幅W2との差異が小さいほど、積層セラミックコンデンサ100の残留応力が抑制されて構造欠陥の発生が抑制され、絶縁抵抗が高くなる。そこで、本実施形態においては、(T1−T2)/T1の範囲を規定し、(W1−W2)/W1の範囲を規定する。具体的には、(T1−T2)/T1を0%以上、+4.5%以下とする。また、(W1−W2)/W1を−1.0%以上、+3.0%以下とする。この構成によれば、大形状かつ高容量の積層セラミックコンデンサ100において、CR積を十分に高くすることができる。
積層セラミックコンデンサ100の残留応力抑制の観点から、高さT1と高さT2との差異は、さらに小さいことが好ましい。そこで、(T1−T2)/T1は、0%以上、+3.0%以下であることが好ましく、0%以上、+1.5%以下であることがより好ましい。また、幅W1と幅W2との差異も、さらに小さいことが好ましい。そこで、(W1−W2)/W1は、−1.0%以上、+1.0%以下であることが好ましく、0%以上、+1.0%以下であることがより好ましい。
図5の断面において、容量領域14の面積の比率が高いほど、高容量となる。そこで、図6で例示するように、図5の断面における容量領域14の断面積をArea1とする。積層チップ10全体の断面積をArea2とする。この場合において、Area1/Area2は、80%以上であることが好ましく、85%以上であることがより好ましい。
続いて、積層セラミックコンデンサ100の製造方法について説明する。図7は、積層セラミックコンデンサ100の製造方法のフローを例示する図である。
(原料粉末作製工程)
まず、図7で例示するように、誘電体層11を形成するための誘電体材料を用意する。誘電体層11に含まれるAサイト元素およびBサイト元素は、通常はABOの粒子の焼結体の形で誘電体層11に含まれる。例えば、BaTiOは、ペロブスカイト構造を有する正方晶化合物であって、高い誘電率を示す。このBaTiOは、一般的に、二酸化チタンなどのチタン原料と炭酸バリウムなどのバリウム原料とを反応させてチタン酸バリウムを合成することで得ることができる。誘電体層11を構成するセラミックの合成方法としては、従来種々の方法が知られており、例えば固相法、ゾル−ゲル法、水熱法等が知られている。本実施形態においては、これらのいずれも採用することができる。
得られたセラミック粉末に、目的に応じて所定の添加化合物を添加する。添加化合物としては、Mg(マグネシウム)、Mn(マンガン),V(バナジウム),Cr(クロム),希土類元素(Y(イットリウム),Sm(サマリウム),Eu(ユウロピウム),Gd(ガドリニウム),Tb(テルビウム),Dy(ジスプロシウム),Ho(ホロミウム),Er(エルビウム),Tm(ツリウム)およびYb(イッテルビウム))の酸化物、並びに、Co(コバルト),Ni,Li(リチウム),B(ホウ素),Na(ナトリウム),K(カリウム)およびSi(シリコン)の酸化物もしくはガラスが挙げられる。
本実施形態においては、好ましくは、まず誘電体層11を構成するセラミックの粒子に添加化合物を含む化合物を混合して820〜1150℃で仮焼を行う。続いて、得られたセラミック粒子を添加化合物とともに湿式混合し、乾燥および粉砕してセラミック粉末を調製する。例えば、上記のようにして得られたセラミック粉末について、必要に応じて粉砕処理して粒径を調節し、あるいは分級処理と組み合わせることで粒径を整えてもよい。
次に、エンドマージン領域15およびサイドマージン領域16を形成するための逆パターン材料を用意する。上記の誘電体材料の作製工程と同様の工程により得られたチタン酸バリウムのセラミック粉末に、目的に応じて所定の添加化合物を添加する。添加化合物としては、Mg,Mn,V,Cr,希土類元素(Y,Sm,Eu,Gd,Tb,Dy,Ho,Er,TmおよびYb)の酸化物、並びに、Co,Ni,Li,B,Na,KおよびSiの酸化物もしくはガラスが挙げられる。
本実施形態においては、好ましくは、まずエンドマージン領域15およびサイドマージン領域16を構成するセラミックの粒子に添加化合物を含む化合物を混合して820〜1150℃で仮焼を行う。続いて、得られたセラミック粒子を添加化合物とともに湿式混合し、乾燥および粉砕してセラミック粉末を調製する。例えば、上記のようにして得られたセラミック粉末について、必要に応じて粉砕処理して粒径を調節し、あるいは分級処理と組み合わせることで粒径を整えてもよい。
(積層工程)
次に、得られた誘電体材料に、ポリビニルブチラール(PVB)樹脂等のバインダと、エタノール、トルエン等の有機溶剤と、可塑剤とを加えて湿式混合する。得られたスラリーを使用して、例えばダイコータ法やドクターブレード法により、基材上に例えば厚み0.8μm以下の帯状の誘電体グリーンシートを塗工して乾燥させる。
次に、誘電体グリーンシートの表面に、有機バインダを含む内部電極形成用の金属導電ペーストをスクリーン印刷、グラビア印刷等により印刷することで、極性の異なる一対の外部電極に交互に引き出される内部電極層パターン(第1パターン)を配置する。金属導電ペーストには、共材としてセラミック粒子を添加する。セラミック粒子の主成分は、特に限定するものではないが、誘電体層11の主成分セラミックと同じであることが好ましい。例えば、平均粒子径が50nm以下のBaTiOを均一に分散させてもよい。
次に、逆パターン材料に、エチルセルロース系等のバインダと、ターピネオール系等の有機溶剤とを加え、ロールミルにて混練して逆パターンペーストを得る。誘電体グリーンシート上において、内部電極層パターンが印刷されていない周辺領域に逆パターンペーストを印刷することで逆パターン(第2パターン)を配置し、内部電極層パターンとの段差を埋める。
その後、内部電極層パターンおよび逆パターンが印刷された誘電体グリーンシートを所定の大きさに打ち抜いて、打ち抜かれた誘電体グリーンシートを、基材を剥離した状態で、内部電極層12と誘電体層11とが互い違いになるように、かつ内部電極層12が誘電体層11の長さ方向両端面に端縁が交互に露出して極性の異なる一対の外部電極20a,20bに交互に引き出されるように、所定層数だけ積層する。積層した誘電体グリーンシートの上下にカバー層13となるカバーシートを圧着させ、所定チップ寸法にカットし、250〜500℃のN雰囲気中で脱バインダ処理する。その後に外部電極20a,20bとなる金属導電ペーストを、カットした積層体の両側面にディップ法等で塗布して乾燥させる。これにより、積層セラミックコンデンサ100の成型体が得られる。
(焼成工程)
このようにして得られた成型体を、高温で酸素分圧10−5〜10−8atmの還元雰囲気中で焼成することで、各化合物が焼結して粒成長する。このようにして、積層セラミックコンデンサ100が得られる。本実施形態においては、図8で例示するように、前半の昇温工程においては昇温速度Bを遅くして十分な炭素除去を行い、後半の昇温工程においては昇温速度Aを早くして焼結を進める。
例えば、前半の昇温工程において、200℃〜1000℃の低温で、上記還元雰囲気で十分に熱処理を行う。焼成時の炭素の影響を抑制するために、昇温速度Bを十分に遅くする。例えば、昇温速度Bを800℃/hr以下とすることが好ましく、昇温速度Bを500℃/hr以下とすることがより好ましい。また、前半の昇温工程の昇温時間は、1時間以上16時間以下とすることが好ましく、2時間以上8時間以下とすることがより好ましい。なお、生産性の観点から、昇温速度Bに下限を設けることが好ましい。例えば、昇温速度Bは、200℃/hr以上であることが好ましい。
続いて、後半の昇温工程において、1000℃以上の高温で、上記還元雰囲気で焼結を進める。内部電極層12における金属成分の球状化を抑制するために、昇温速度Aを十分に早くする。例えば、昇温速度Aを10000℃/hr以上とすることが好ましく、昇温速度Aを50000℃/hr以上とすることがより好ましい。また、後半の昇温工程の昇温時間は、0.01分以上、10分以下とすることが好ましく、0.1分以上、1分以下とすることがより好ましい。なお、焼成冶具への伝熱不足が生じないように、昇温速度Aに上限を設けることが好ましい。例えば、昇温速度Aは、100000℃/hr以下であることが好ましい。
本実施形態においては、前半の昇温工程の昇温速度を十分に遅くして後半の昇温工程の昇温速度を十分に早くするために、昇温速度A/昇温速度Bを60以上とする。前半の昇温工程を十分に遅くして後半の昇温工程を十分に早くするために、昇温速度A/昇温速度Bは、200以上とすることが好ましく、400以上とすることがより好ましい。
昇温速度A/昇温速度Bが60以上であるとは、昇温を開始して最高温度に到達するまでの途中温度に着目した場合に、(当該途中温度から当該最高温度までの昇温速度)/(室温から当該途中温度までの昇温度速度)が60以上となっていることを意味する。例えば、当該途中温度として、内部電極層12にNiを用いた場合には、1000±200℃とすることができ、1000℃としてもよい。
なお、昇温速度は、例えば、ローラーハース型焼成炉の搬送速度を途中で変更することで変化させることができる。または、温度が異なる焼成炉にベルトコンベアなどで順に導入することで、昇温速度を変化させることもできる。
その後、1100℃〜1300℃の温度範囲を維持して十分に焼結を進める。その後、降温させることで、焼成工程が完了する。
(再酸化処理工程)
その後、Nガス雰囲気中で600℃〜1000℃で再酸化処理を行ってもよい。
(めっき処理工程)
その後、めっき処理により、外部電極20a,20bに、Cu,Ni,Sn等の金属コーティングを行ってもよい。
本実施形態に係る製造方法によれば、焼成工程において、後半の昇温工程の昇温速度Aと前半の昇温工程の昇温速度Bとの比(A/B)を60以上とすることで、前半の昇温速度が十分に遅くなり、後半の昇温速度が十分に早くなる。それにより、前半の昇温工程において、炭素を十分に除去することができるため、焼成時の炭素の影響を抑制することができる。その結果、残留応力を抑制することができ、構造欠陥を抑制することができる。また、後半の昇温工程において、内部電極層12の金属成分の球状化を十分に抑制することができる。それにより、高連続率を得ることができる。以上のことから、大形状かつ高容量の積層セラミックコンデンサ100において、CR積を十分に高くすることができる。
以下、実施形態に係る積層セラミックコンデンサを作製し、特性について調べた。
(実施例1〜10、比較例1〜3)
チタン酸バリウム粉末に必要な添加物を添加し、ボールミルで十分に湿式混合粉砕して誘電体材料を得た。誘電体材料に有機バインダおよび溶剤を加えてドクターブレード法にて誘電体グリーンシートを作製した。誘電体グリーンシートの塗工厚みを0.8μmとし、有機バインダとしてポリビニルブチラール(PVB)等を用い、溶剤としてエタノール、トルエン酸等を加えた。その他、可塑剤などを加えた。次に、内部電極層12の主成分金属の粉末と、バインダと、溶剤と、必要に応じてその他助剤とを含んでいる内部電極形成用導電ペーストを作製した。内部電極形成用導電ペーストの有機バインダおよび溶剤には、誘電体グリーンシートとは異なるものを用いた。誘電体シートに内部電極形成用導電ペーストをスクリーン印刷した。内部電極形成用導電ペーストが印刷されていない部分に逆パターンペーストを印刷して内部電極形成用導電ペーストの段差を埋めた。逆パターンペーストとして、例えば誘電体層グリーンシートと同様の材料を用いることができる。内部電極形成用導電ペーストおよび逆パターンペーストを印刷したシートを重ね、その上下にカバーシートをそれぞれ積層した。その後、熱圧着によりセラミック積層体を得て、所定の形状に切断した。
実施例1では、積層数を1700とした。実施例2では、積層数を1200とした。実施例3では、積層数を1100とした。実施例4では、積層数を700とした。比較例1,2では、積層数を1700とした。比較例3では、積層数を1200とした。比較例4,5では、積層数を1100とした。比較例6,9では、積層数を900とした。比較例7では、積層数を700とした。比較例8では、積層数を600とした。
得られたセラミック積層体をN雰囲気中で脱バインダした後に、セラミック積層体の両端面から各側面にかけて、Niを主成分とする金属フィラー、共材、バインダおよび溶剤を含む金属ペーストを塗布し、乾燥させた。
その後、水素濃度0.08%の還元雰囲気で、室温から1000℃までの前半の昇温工程(昇温速度B)を行い、1000℃から1300℃程度までの後半の昇温工程(昇温速度A)を行った。実施例1〜4および比較例1,5〜8では、昇温速度Bを400℃/hrとした。比較例2〜4,9では、昇温速度Bを2000℃/hrとした。実施例1〜4では、昇温速度Aを25000℃/hrとした。比較例1では、昇温速度Aを15000℃とした。比較例2〜4,9では、昇温速度Aを10000℃/hrとした。比較例5〜8では、昇温速度Aを1000℃/hrとした。したがって、実施例1〜4では、A/Bを62.5とした。比較例1では、A/Bを37.5とした。比較例2〜4,9では、A/Bを5とした。比較例5〜8では、A/Bを2.5とした。その後、1300℃で5分間維持し、焼結体を得た。
焼結体をN雰囲気下800℃の条件で再酸化処理を行った後、メッキ処理して下地層21の表面にCuめっき層22、Niめっき層23およびSnめっき層24を形成し、積層セラミックコンデンサ100を得た。実施例1〜4および比較例1〜9に係るサンプルをそれぞれ100個作成した。得られた積層セラミックコンデンサ100の形状寸法は、実施例1および比較例1,2,4では4532形状(長さ4.5mm、幅3.2mm、高さ2.5mm)であり、実施例2〜4および比較例3,5〜8では3225形状(長さ3.2mm、幅2.5mm、高さ2.5mm)であり、比較例9では、3216形状(長さ3.2mm、幅1.6mm、高さ1.6mm)であった。
(分析)
図9は、実施例1〜4および比較例1〜9の測定結果を示す図である。まず、実施例1〜4および比較例1〜9において、高さT1、高さT2、幅W1および幅W2を測定した。これらの測定には、キーエンス社製のVHX-1000を用いた。実施例1および比較例1,2では、高さT1は3.5mmであった。実施例2〜4および比較例3〜8では、高さT1は2.8mmであった。比較例9では、高さT1は1.9mmであった。
実施例1および比較例1,2では、層数/T1は、486層/mmであった。実施例2および比較例3では、層数/T1は、429層/mmであった。実施例3および比較例4,5では、層数/T1は、393層/mmであった。実施例4および比較例7では、層数/T1は、250層/mmであった。比較例6では、層数/T1は、321層/mmであった。比較例8では、層数/T1は、214層/mmであった。比較例9では、層数/T1は、474層/mmであった。
実施例1および比較例1,2では、重量の平均は、347mmgであった。実施例2および比較例3では、重量の平均は、155mgであった。実施例3および比較例5では、重量の平均は、153mgであった。実施例4および比較例7では、重量の平均は、131mgであった。比較例4では、重量の平均は、320mgであった。比較例6では、重量の平均は、147mgであった。比較例8では、重量の平均は128mgであった。比較例9では、重量の平均は73mgであった。
実施例1では、(W1−W2)/W1は、2.8%であった。実施例2では、(W1−W2)/W1は、0.9%であった。実施例3では、(W1−W2)/W1は、−0.8%であった。実施例4では、(W1−W2)/W1は、0.6%であった。比較例1では、(W1−W2)/W1は、3.2%であった。比較例2では、(W1−W2)/W1は、4.3%であった。比較例3では、(W1−W2)/W1は、3.2%であった。比較例4では、(W1−W2)/W1は、3.6%であった。比較例5では、(W1−W2)/W1は、3.2%であった。比較例6では、(W1−W2)/W1は、2.8%であった。比較例7では、(W1−W2)/W1は2.1%であった。比較例8では、(W1−W2)/W1は、2.3%であった。比較例9では、(W1−W2)/W1は、1.5%であった。
実施例1では、(T1−T2)/T1は、4.4%であった。実施例2では、(T1−T2)/T1は、2.8%であった。実施例3では、(T1−T2)/T1は、1.2%であった。実施例4では、(T1−T2)/T1は、0.9%であった。比較例1では、(T1−T2)/T1は、4.8%であった。比較例2では、(T1−T2)/T1は、10.8%であった。比較例3では、(T1−T2)/T1は、5.3%であった。比較例4では、(T1−T2)/T1は、7.1%であった。比較例5では、(T1−T2)/T1は、4.7%であった。比較例6では、(T1−T2)/T1は、4.6%であった。比較例7では、(T1−T2)/T1は、4.8%であった。比較例8では、(T1−T2)/T1は、4.0%であった。比較例9では、(T1−T2)/T1は、3.7%であった。
このように、実施例1〜4では、0%≦(T1−T2)/T1≦+4.5%となり、−1.0%≦(W1−W2)/W1≦+3.0%となった。これは、A/B比を60以上としたことで、前半の昇温速度が十分に遅くなり、後半の昇温速度が十分に早くなったからであると考えられる。これに対して、比較例1〜7では、0%≦(T1−T2)/T1≦+4.5%および−1.0%≦(W1−W2)/W1≦+3.0%の少なくともいずれかの条件を満たさなかった。これは、A/B比を60未満としたことで、前半の昇温速度が十分に遅くないか、後半の昇温速度が十分に早くならなかったからであると考えられる。なお、比較例8,9では、0%≦(T1−T2)/T1≦+4.5%および−1.0%≦(W1−W2)/W1≦+3.0%の条件を満たしていた。これは、重量が130mg未満であったことで、誘電体層11と内部電極層12との焼結温度ギャップの影響が抑制されたからであると考えられる。また、比較例8については、Area1/Area2が80%未満であったことも影響し、誘電体層11と内部電極層12との焼結温度ギャップの影響が抑制されたと考えられる。
次に、実施例1〜4および比較例1〜9の構造欠陥について調べた。構造欠陥は、図10(a)で例示する焼成におけるヒビおよび図10(b)で例示する脱バインダにおけるクラックについて調べた。焼成におけるヒビとは、カバー層13やサイドマージンの一部にヒビ50が入った構造欠陥である。脱バインダにおけるクラックとは、サイドマージン領域16から容量領域までクラック60が生じた構造欠陥である。比較例2〜4では、構造欠陥が生じた。これは、高さT1と高さT2との差異および幅W1と幅W2との差異の少なくともいずれか一方が大きくなったことで残留応力が大きくなったからであると考えられる。また、昇温速度Bを2000℃/hrと早くしたため、十分に炭素が除去できなかったからであると考えられる。
次に、実施例1〜4および比較例1〜9の連続率について調べた。実施例1〜4のいずれにおいても、連続率は、85%以上の高い値となった。これは、A/B比を60以上としたことで、後半の昇温速度が十分に早くなったからであると考えられる。これに対して、比較例1〜7では、連続率は、85%未満の低い値となった。これは、A/B比を60未満としたことで、後半の昇温速度が十分に早くならなかったからであると考えられる。なお、比較例8,9では、連続率は、85%以上の高い値となった。これは、重量が130mg未満であったことで、誘電体層11と内部電極層12との焼結温度ギャップの影響が抑制されたからであると考えられる。また、比較例8については、Area1/Area2が80%未満であったことも影響し、誘電体層11と内部電極層12との焼結温度ギャップの影響が抑制されたと考えられる。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明は係る特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
10 積層チップ
11 誘電体層
12 内部電極層
13 カバー層
14 容量領域
15 エンドマージン領域
16 サイドマージン領域
20a,20b 外部電極
100 積層セラミックコンデンサ

Claims (4)

  1. セラミックを主成分とする誘電体層と、内部電極層と、が交互に積層され、積層された複数の前記内部電極層が交互に対向する2端面に露出するように形成され、略直方体形状を有する積層チップと、
    前記2端面に形成された1対の外部電極と、を備え、
    前記積層チップと前記1対の外部電極の合計重量が130mg以上であり、
    前記積層チップにおいて、前記2端面が対向する第1方向の中心における前記第1方向に垂直な断面において、前記積層チップの積層方向における高さをT1とし、前記内部電極層の幅方向である第2方向における前記内部電極層の端点を通る高さをT2とし、いずれかの最外層の前記内部電極層を通り前記第2方向の幅をW1とし、積層方向の中心を通り前記第2方向の幅をW2とする場合に、(T1−T2)/T1が0%以上、+4.5%以下であり、(W1−W2)/W1が−1.0%以上、+3.0%以下であり、
    T1に対する前記内部電極層の積層数が250層/mm以上であり、
    前記内部電極層の連続率が85%以上であることを特徴とする積層セラミックコンデンサ。
  2. 前記断面において、全面積に対する、異なる端面に露出する内部電極層同士が対向する容量領域の面積の比率は、80%以上であることを特徴とする請求項1記載の積層セラミックコンデンサ。
  3. T1に対する前記内部電極層の積層数が400層/mm以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の積層セラミックコンデンサ。
  4. セラミック誘電体層グリーンシートと、内部電極形成用導電ペーストと、を交互に積層し、積層された複数の内部電極形成用導電ペーストを交互に対向する2端面に露出させることによって、略直方体形状のセラミック積層体を形成する工程と、
    前記セラミック積層体を焼成することで積層チップを得る工程と、
    前記積層チップの前記2端面の下地層上にめっき処理により1対の外部電極を形成する工程と、を含み、
    前記積層チップと前記1対の外部電極の合計重量が130mg以上であり、
    前記積層チップにおいて、前記2端面が対向する第1方向の中心における前記第1方向に垂直な断面において、前記積層チップの高さをT1とする場合に、T1に対する前記内部電極層の積層数が250層/mm以上であり、
    前記セラミック積層体を焼成する際に、(後半の昇温速度)/(前半の昇温速度)を60以上とすることを特徴とする積層セラミックコンデンサの製造方法。
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