JP2019521086A - 結晶 - Google Patents

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Abstract

2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート、それを含む組成物ならびにそのような結晶の製造方法および使用方法が提供される。

Description

本出願は2016年5月13日に出願された米国仮出願第62/336,549号および2016年5月13日に出願された米国仮出願第62/336,652号に基づく優先権を主張するものであり、これらの双方はそれらの参照によりその全体を包含させる。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(5−クロロ−2−ホスホノオキシ−N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]ベンズアミドとしても知られる)を含む結晶、同一のものを含む組成物およびこのような結晶の製造方法および使用方法が提供される。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートは、国際公開第2013/169939号(米国特許公開第2015/0133405として公開された米国国内移行出願)に記載されている。本化合物は、例えば、水不均衡の疾患、例えば頭部外傷および虚血性卒中に起因する脳浮腫のようなアクアポリン介在状態の予防、処置および制御のために使用され得る。
活性医薬成分は種々の物理的形態(例えば、種々の結晶、非晶質、水和物、または溶媒和物形態において液体または固体)で存在し得て、加工性、安定性、溶解度、バイオアベイラビリティ、または薬物動態(吸収、分布、代謝、***など)および/または活性医薬成分およびそれを含む医薬組成物の生物学的同等性が異なることがある。
従って、有利な物理的形態(例えば、固体、液体、結晶、水和物、溶媒和物または非晶質形態)を有する活性医薬成分を特定する必要がある。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートは以下の式Iとして示される。
卒中または他の重篤な衰弱性疾患もしくは状態、例えば患者が意識がないか、または嚥下できないことがある場合において、IV点滴またはIV急速静注が好ましいことがある。さらに、患者が卒中を有するか、または外傷性脳傷害もしくは脊髄傷害を有するとき、治療剤の治療有効量を急速に達成することが治療結果の成功に重要であり得る。病院における、特に卒中、外傷性脳傷害および心筋梗塞についての急性期医療環境において、ベストプラクティスはIVにより薬物を投与することである。しかしながら、水および/または生理学的媒体に限られた溶解度しか有しないおよび/または限られた安定性しか有しない治療剤は、治療剤の非経腸投与、例えば、静脈内、筋肉内、腹腔内、皮下、硬膜外、舌下または脳内投与を困難とし得る。N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドはアクアポリン阻害剤であるが、水におけるその溶解度は3μg/mlである。N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドのアラニンおよびジ−アラニンプロドラッグは、水およびpH7.4の水において不溶性である。N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドのプロドラッグ塩形態は改善された溶解度を示し、特に、pH8.5の水における2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニルホスフェート二ナトリウム塩の溶解度は20mg/mlである。しかしながら、N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドのプロドラッグ塩形態は、固体状態であってもN−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドに戻ることがある。例えば、2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル水素ホスフェートモノナトリウム塩(「モノナトリウム塩」)、2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニルホスフェートビスナトリウム塩(「ビスナトリウム塩」)および2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニルホスフェートビスエタノールアミン塩(「ビスエタノールアミン塩」)は固体状態で1日あたり1%の加水分解を示す。従って、治療有効量のN−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドの迅速な達成を可能にする安定な医薬組成物が必要とされている。
参照により全体として本明細書に包含させる国際公開第2015/069956号には、治療有効量のN−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドの迅速な達成を可能にし得る2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの製剤が記載されている。例えば、国際公開第2015/069956号には、組成物が固体である2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを含む組成物が記載されている。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)は、複数の多型/溶媒和物形態、例えば、酢酸エチル溶媒和物(形態A)、水和物(形態N)および無水/非溶媒和物形態(形態B)として存在する傾向が高いことが見出された。形態A、BおよびNの相互変換を図30に示す。これら形態はそれらの物理的性質、スペクトルデータ、安定性、および製造方法について互いに異なる。形態Aの製造は、滅菌でもある最終的なろ過を可能にする。しかしながら、酢酸エチルは形態を薬学的により望ましくないものとし、形態Aは顕著な吸湿性(5〜95%RHで約6%重量増加)を示す。さらに、形態Aのより大規模な合成において、酢酸エチルを用いた抽出はトリフルオロ酢酸および酢酸不純物を除去できないことが見出された。溶媒内容物の欠如および低吸湿性(5〜95%RHで約0.6%重量増加)のため、形態Aと比較して、形態Bが薬学的により望ましい。形態Nは有機溶媒内容物の欠如のためおよびDVSにより低い吸湿性(5〜95%RHで約3%重量増加)を示したため、形態Aと比較して薬学的により好ましい。
国際公開第2015/069956号に記載される医薬組成物、方法またはキットに使用され得る結晶形態の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)が本明細書において提供される。
従って、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートのヘミ溶媒和物(例えば、ヘミ酢酸エチル、ヘミアセトニトリル、ヘミ−p−ジオキサンまたはヘミメタノール溶媒和物)、例えば以下の結晶式1〜4に記載される溶媒和物が提供される。
さらに、
の酢酸エチル溶媒和物(結晶形態1、本明細書において形態Aとも称される)が提供される。結晶形態1は以下のとおりに提供される。
1.1 式Iに対する酢酸エチルのモル比が1モルの式Iに対して最大で0.5モルの酢酸エチル(すなわち、0.5モルまでの酢酸エチル)、例えば、1モルの式Iに対して0.4〜0.5モルの酢酸エチルである、結晶形態1。
1.2 式Iに対する酢酸エチルのモル比が0.5:1である、1または1.1の結晶形態。
1.3 結晶形態が不定の酢酸エチル溶媒和物である、1以降のいずれかの結晶形態。
1.4 ヘミ酢酸エチル溶媒和物、すなわち、非対称ユニットが式Iおよび一分子の酢酸エチルを含む、1以降のいずれかの結晶形態。
1.5 単斜晶系の結晶系で結晶化し、C2/c空間群に属し、および以下の単位細胞パラメーターを有する、1以降のいずれかの結晶形態:a=26.2223(3)Å、b=9.10581(10)Å、c=34.9080(4)Å、β=97.3256(11)°α=γ=90°。
1.6 V=8267.13(16)Åの計算体積を有する、結晶形態1.5。
1.7 結晶構造がおよそ0.563x0.089x0.039mmの体積を有する結晶、例えばおよそ0.563x0.089x0.039mmの体積を有する無色針状結晶を用いて得られる、1.5または1.6の結晶形態。
1.8 結晶構造がCuKα照射、例えば、λ=1.54184Åを有するCuKα照射を用いて得られる、1.5〜1.7のいずれかの結晶形態。
1.9 結晶構造が150K、例えば、150.00(10)Kで得られる、1.5〜1.8のいずれかの結晶形態。
1.10 図8に示される計算XRPDパターンを有する、1以降のいずれかの結晶形態。
1.11 5.1、6.6、8.0、13.8、14.5、16.1、16.5、17.4、19.3、20.9、21.2、22.0、23.2および23.8から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.12 5.1、6.6、8.0、13.8、14.5、16.1、16.5、17.4、19.3、20.9、21.2、22.0、23.2および23.8から成る群から選択される2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.13 5.07、6.61、7.99、13.80、14.46、16.05、16.52、17.40、19.29、20.93、21.18、21.99、23.17および23.82から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.14 5.07、6.61、7.99、13.80、14.46、16.05、16.52、17.40、19.29、20.93、21.18、21.99、23.17および23.82から成る群から選択される2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.15 以下の表Aに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.16 結晶形態1.15の表Aに示される2θ(°)値を示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.17 5.1、6.6、8.0、8.7、10.2、11.3、11.5、12.6、13.3、13.8、14.2、14.5、14.6、15.4、16.1、16.5、17.2、17.4、17.7、18.3、19.3、20.0、20.2、20.7、20.9、21.2、21.7、22.0、23.2、23.8、24.3、24.7、25.0、25.2、25.9、26.2、26.8、27.0、27.5、27.9、28.2、28.6および29.4から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.18 以下の2θ(°)値:
5.1、6.6、8.0、8.7、10.2、11.3、11.5、12.6、13.3、13.8、14.2、14.5、14.6、15.4、16.1、16.5、17.2、17.4、17.7、18.3、19.3、20.0、20.2、20.7、20.9、21.2、21.7、22.0、23.2、23.8、24.3、24.7、25.0、25.2、25.9、26.2、26.8、27.0、27.5、27.9、28.2、28.6および29.4
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.19 5.07、6.61、7.99、8.67、10.15、11.25、11.49、12.58、13.27、13.80、14.21、14.46、14.58、15.39、16.05、16.52、17.16、17.40、17.68、18.26、19.29、19.96、20.18、20.65、20.93、21.18、21.65、21.99、23.17、23.82、24.28、24.70、24.95、25.23、25.93、26.21、26.79、26.98、27.46、27.86、28.22、28.63および29.43から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.20 以下の2θ(°)値:
5.07、6.61、7.99、8.67、10.15、11.25、11.49、12.58、13.27、13.80、14.21、14.46、14.58、15.39、16.05、16.52、17.16、17.40、17.68、18.26、19.29、19.96、20.18、20.65、20.93、21.18、21.65、21.99、23.17、23.82、24.28、24.70、24.95、25.23、25.93、26.21、26.79、26.98、27.46、27.86、28.22、28.63および29.43
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.21 以下の表Aに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.22 結晶形態1.21の表Bに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.23 17.4、13.4、11.1、6.4、6.1、5.5、5.4、5.1、4.6、4.2、4.0、3.8および3.7から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.24 以下のd間隔(Å)値:
17.4、13.4、11.1、6.4、6.1、5.5、5.4、5.1、4.6、4.2、4.0、3.8および3.7
を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.25 17.43、13.36、11.06、6.41、6.12、5.52、5.36、5.09、4.60、4.24、4.19、4.04、3.84および3.73から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.26 以下のd間隔(Å)値:
17.43、13.36、11.06、6.41、6.12、5.52、5.36、5.09、4.60、4.24、4.19、4.04、3.84および3.73
を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.27 17.430、13.364、11.055、6.410、6.121、5.518、5.363、5.093、4.597、4.241、4.192、4.039、3.835および3.732から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.28 以下のd間隔(Å)値:
17.430、13.364、11.055、6.410、6.121、5.518、5.363、5.093、4.597、4.241、4.192、4.039、3.835および3.732
含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.29 結晶形態1.15の表Aに示されるd間隔(Å)値から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.30 結晶形態1.15の表Aに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.31 17.4、13.4、11.1、10.2、8.7、7.9、7.7、7.0、6.7、6.4、6.2、6.1、5.8、5.5、5.4、5.2、5.1、5.0、4.9、4.6、4.4、4.3、4.2、4.1、4.0、3.8、3.7、3.6、3.5、3.4、3.3、3.2、3.1および3.0から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.32 以下のd間隔(Å)値:
17.4、13.4、11.1、10.2、8.7、7.9、7.7、7.0、6.7、6.4、6.2、6.1、5.8、5.5、5.4、5.2、5.1、5.0、4.9、4.6、4.4、4.3、4.2、4.1、4.0、3.8、3.7、3.6、3.5、3.4、3.3、3.2、3.1および3.0を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.33 17.43、13.36、11.06、10.19、8.71、7.86、7.70、7.03、6.67、6.41、6.23、6.12、6.07、5.75、5.52、5.36、5.16、5.09、5.01、4.86、4.60、4.44、4.40、4.30、4.24、4.19、4.10、4.04、3.84、3.73、3.66、3.60、3.57、3.53、3.43、3.40、3.33、3.30、3.25、3.20、3.16、3.12および3.03から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.34 以下のd間隔(Å)値:
17.43、13.36、11.06、10.19、8.71、7.86、7.70、7.03、6.67、6.41、6.23、6.12、6.07、5.75、5.52、5.36、5.16、5.09、5.01、4.86、4.60、4.44、4.40、4.30、4.24、4.19、4.10、4.04、3.84、3.73、3.66、3.60、3.57、3.53、3.43、3.40、3.33、3.30、3.25、3.20、3.16、3.12および3.03
を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.35 17.430、13.364、11.055、10.190、8.705、7.862、7.695、7.029、6.669、6.410、6.228、6.121、6.070、5.753、5.518、5.363、5.162、5.093、5.013、4.856、4.597、4.444、4.397、4.298、4.241、4.192、4.101、4.039、3.835、3.732、3.663、3.601、3.566、3.527、3.433、3.397、3.325、3.302、3.246、3.199、3.160、3.115および3.033から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.36 以下のd間隔(Å)値:
17.430、13.364、11.055、10.190、8.705、7.862、7.695、7.029、6.669、6.410、6.228、6.121、6.070、5.753、5.518、5.363、5.162、5.093、5.013、4.856、4.597、4.444、4.397、4.298、4.241、4.192、4.101、4.039、3.835、3.732、3.663、3.601、3.566、3.527、3.433、3.397、3.325、3.302、3.246、3.199、3.160、3.115および3.033
を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.37 結晶形態1.21の表Bに示されるd間隔(Å)値から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.38 結晶形態1.21の表Bに示されるd間隔(Å)値を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.39 5.1、6.7、14.6、16.6、19.3、21.2、22.1、23.2および23.9から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.40 5.1、6.7、14.6、16.6、19.3、21.2、22.1、23.2および23.9の2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.41 5.10、6.65、14.60、16.56、19.29、21.19、22.07、23.23および23.94から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.42 5.10、6.65、14.60、16.56、19.29、21.19、22.07、23.23および23.94から成る群から選択される2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.43 以下の表AAに示される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.44 結晶形態1.43の表AAに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.45 5.1、6.7、8.1、8.7、10.2、10.4、11.3、11.5、12.6、14.0、14.3、14.6、16.3、16.6、16.9、17.2、17.4、17.7、18.3、18.5、19.3、19.7、20.1、20.5、20.7、21.0、21.2、21.7、22.1、22.2、23.2、23.9、24.3、24.8、25.2、25.4、25.7、26.0、26.2、26.5、27.1、27.6、28.4、28.8および29.5から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも9、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.46 以下の2θ(°)値:
5.1、6.7、8.1、8.7、10.2、10.4、11.3、11.5、12.6、14.0、14.3、14.6、16.3、16.6、16.9、17.2、17.4、17.7、18.3、18.5、19.3、19.7、20.1、20.5、20.7、21.0、21.2、21.7、22.1、22.2、23.2、23.9、24.3、24.8、25.2、25.4、25.7、26.0、26.2、26.5、27.1、27.6、28.4、28.8および29.5
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.47 5.10、6.65、8.11、8.68、10.23、10.43、11.30、11.49、12.60、13.98、14.29、14.60、16.29、16.56、16.88、17.20、17.40、17.69、18.29、18.46、19.29、19.72、20.09、20.51、20.65、20.96、21.19、21.69、22.07、22.24、23.23、23.94、24.30、24.78、25.15、25.38、25.71、25.96、26.22、26.51、27.11、27.60、28.35、28.81および29.48から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも9、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.48 以下の2θ(°)値:
5.10、6.65、8.11、8.68、10.23、10.43、11.30、11.49、12.60、13.98、14.29、14.60、16.29、16.56、16.88、17.20、17.40、17.69、18.29、18.46、19.29、19.72、20.09、20.51、20.65、20.96、21.19、21.69、22.07、22.24、23.23、23.94、24.30、24.78、25.15、25.38、25.71、25.96、26.22、26.51、27.11、27.60、28.35、28.81および29.48
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.49 以下の表BBに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも9、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.50 結晶形態1.49の表BBに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.51 17.3、13.3、6.1、5.3、4.6、4.2、4.0、3.8、および3.7から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.52 以下のd間隔(Å)値:
17.3、13.3、6.1、5.3、4.6、4.2、4.0、3.8および3.7
を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.53 17.30、13.28、6.06、5.35、4.60、4.19、4.02、3.83および3.71から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.54 結晶が以下のd間隔(Å)値:
17.30、13.28、6.06、5.35、4.60、4.19、4.02、3.83および3.71
を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.55 17.299、13.276、6.064、5.348、4.597、4.189、4.024、3.827および3.714から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.56 以下のd間隔(Å)値:
17.299、13.276、6.064、5.348、4.597、4.189、4.024、3.827および3.714
を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.57 結晶形態1.43の表AAに示されるd間隔(Å)値から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.58 結晶形態1.43の表AAに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.59 17.3、13.3、10.9、10.2、8.6、8.5、7.8、7.7、7.0、6.3、6.2、6.1、5.4、5.3、5.2、5.1、5.0、4.8、4.6、4.5、4.4、4.3、4.2、4.1、4.0、3.8、3.7、3.6、3.5、3.4、3.3、3.2、3.1および3.0から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも9、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.60 以下のd間隔(Å)値:
17.3、13.3、10.9、10.2、8.6、8.5、7.8、7.7、7.0、6.3、6.2、6.1、5.4、5.3、5.2、5.1、5.0、4.8、4.6、4.5、4.4、4.3、4.2、4.1、4.0、3.8、3.7、3.6、3.5、3.4、3.3、3.2、3.1および3.0
を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.61 17.30、13.28、10.89、10.18、8.64、8.47、7.83、7.70、7.02、6.33、6.19、6.06、5.44、5.35、5.25、5.15、5.09、5.01、4.85、4.80、4.60、4.50、4.42、4.33、4.30、4.23、4.19、4.09、4.02、4.00、3.83、3.71、3.66、3.59、3.54、3.51、3.46、3.43、3.40、3.36、3.29、3.23、3.15、3.10および3.03から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも9、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.62 以下のd間隔(Å)値:
17.30、13.28、10.89、10.18、8.64、8.47、7.83、7.70、7.02、6.33、6.19、6.06、5.44、5.35、5.25、5.15、5.09、5.01、4.85、4.80、4.60、4.50、4.42、4.33、4.30、4.23、4.19、4.09、4.02、4.00、3.83、3.71、3.66、3.59、3.54、3.51、3.46、3.43、3.40、3.36、3.29、3.23、3.15、3.10および3.03
を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.63 17.299、13.276、10.892、10.183、8.640、8.472、7.827、7.698、7.020、6.330、6.194、6.064、5.438、5.348、5.249、5.152、5.091、5.009、4.847、4.801、4.597、4.498、4.417、4.327、4.298、4.234、4.189、4.093、4.024、3.995、3.827、3.714、3.660、3.591、3.538、3.507、3.463、3.430、3.396、3.359、3.287、3.229、3.146、3.096および3.028から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも9、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.64 以下のd間隔(Å)値:
17.299、13.276、10.892、10.183、8.640、8.472、7.827、7.698、7.020、6.330、6.194、6.064、5.438、5.348、5.249、5.152、5.091、5.009、4.847、4.801、4.597、4.498、4.417、4.327、4.298、4.234、4.189、4.093、4.024、3.995、3.827、3.714、3.660、3.591、3.538、3.507、3.463、3.430、3.396、3.359、3.287、3.229、3.146、3.096および3.028を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.65 表BBに示されるd間隔(Å)値から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも9、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含む、1.49の結晶形態。
1.66 表BBに示されるd間隔(Å)値から成る群から選択されるd間隔(Å)値を有するXRPDパターンを示す、1.49の結晶形態。
1.67 5.1、6.6、8.0、11.5、13.9、14.5、16.2、16.5、17.4、19.3、20.9、21.1、22.0、23.2および23.9から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.68 5.1、6.6、8.0、11.5、13.9、14.5、16.2、16.5、17.4、19.3、20.9、21.1、22.0、23.2および23.9の2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.69 5.08、6.62、8.03、11.47、13.86、14.53、16.15、16.53、17.36、19.26、20.93、21.13、22.03、23.17および23.88から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.70 5.08、6.62、8.03、11.47、13.86、14.53、16.15、16.53、17.36、19.26、20.93、21.13、22.03、23.17および23.88の2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.71 以下の表CCに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.72 表CCに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.73 5.1、6.6、8.0、8.6、10.2、11.3、11.5、12.6、13.9、14.5、16.2、16.5、17.4、17.7、18.3、19.3、20.0、20.6、20.9、21.1、22.0、23.2、23.9、24.2、24.7、25.3、26.0および26.2から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.74 以下の2θ(°)値:
5.1、6.6、8.0、8.6、10.2、11.3、11.5、12.6、13.9、14.5、16.2、16.5、17.4、17.7、18.3、19.3、20.0、20.6、20.9、21.1、22.0、23.2、23.9、24.2、24.7、25.3、26.0および26.2
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.75 5.08、6.62、8.03、8.64、10.18、11.28、11.47、12.58、13.86、14.53、16.15、16.53、17.36、17.67、18.32、19.26、19.97、20.58、20.93、21.13、22.03、23.17、23.88、24.24、24.74、25.28、25.95および26.17から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.76 以下の2θ(°)値:
5.08、6.62、8.03、8.64、10.18、11.28、11.47、12.58、13.86、14.53、16.15、16.53、17.36、17.67、18.32、19.26、19.97、20.58、20.93、21.13、22.03、23.17、23.88、24.24、24.74、25.28、25.95および26.17
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.77 以下の表DDに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.78 結晶形態1.77の表DDに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.79 17.4、13.3、11.0、7.7、6.4、6.1、5.5、5.4、5.1、4.6、4.2、4.0、3.8および3.7から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.80 以下のd間隔(Å)値:
17.4、13.3、11.0、7.7、6.4、6.1、5.5、5.4、5.1、4.6、4.2、4.0、3.8および3.7
を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.81 17.37、13.35、11.00、7.71、6.39、6.09、5.48、5.36、5.10、4.61、4.24、4.20、4.03、3.84および3.72から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.82 以下のd間隔(Å)値:
17.37、13.35、11.00、7.71、6.39、6.09、5.48、5.36、5.10、4.61、4.24、4.20、4.03、3.84および3.72
を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.83 17.372、13.349、10.998、7.710、6.385、6.091、5.483、5.359、5.103、4.606、4.240、4.201、4.031、3.835および3.723から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.84 以下のd間隔(Å)値:
17.372、13.349、10.998、7.710、6.385、6.091、5.483、5.359、5.103、4.606、4.240、4.201、4.031、3.835および3.723
を含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.85 表CCに示されるd間隔(Å)値から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターン示す、1.71のいずれかの結晶形態。
1.86 表CCに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、1.71の結晶形態。
1.87 17.4、13.3、11.0、10.2、8.7、7.8、7.7、7.0、6.4、6.1、5.5、5.4、5.1、5.0、4.8、4.6、4.4、4.3、4.2、4.0、3.8、3.7、3.6、3.5および3.4から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.88 以下のd間隔(Å)値:
17.4、13.3、11.0、10.2、8.7、7.8、7.7、7.0、6.4、6.1、5.5、5.4、5.1、5.0、4.8、4.6、4.4、4.3、4.2、4.0、3.8、3.7、3.6、3.5および3.4
を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.89 17.37、13.35、11.00、10.22、8.68、7.84、7.71、7.03、6.39、6.09、5.48、5.36、5.10、5.02、4.84、4.61、4.44、4.31、4.24、4.20、4.03、3.84、3.72、3.67、3.60、3.52、3.43および3.40から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.90 以下のd間隔(Å)値:
17.37、13.35、11.00、10.22、8.68、7.84、7.71、7.03、6.39、6.09、5.48、5.36、5.10、5.02、4.84、4.61、4.44、4.31、4.24、4.20、4.03、3.84、3.72、3.67、3.60、3.52、3.43および3.40
を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.91 17.372、13.349、10.998、10.223、8.682、7.837、7.710、7.029、6.385、6.091、5.483、5.359、5.103、5.015、4.839、4.606、4.442、4.311、4.240、4.201、4.031、3.835、3.723、3.669、3.596、3.521、3.430および3.402から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.92 以下のd間隔(Å)値:
17.372、13.349、10.998、10.223、8.682、7.837、7.710、7.029、6.385、6.091、5.483、5.359、5.103、5.015、4.839、4.606、4.442、4.311、4.240、4.201、4.031、3.835、3.723、3.669、3.596、3.521、3.430および3.402
を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.93 表DDに示されるd間隔(Å)値から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、1.77の結晶形態。
1.94 結晶形態1.77の表Dに示されるd間隔(Å)値を有するXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.95 図10に示されるXRPDの少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.96 図10に示されるXRPDパターンの特徴的なピーク含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.97 図10に示されるXRPDパターンの代表的なピーク含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.98 図10に示されるXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。

1.99 図11に示されるXRPDパターンの少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.100 図11に示されるXRPDの特徴的なピーク含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.101 図11に示されるXRPDパターンの代表的なピーク含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.102 図11に示されるXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.103 図12aに示されるXRPDパターンの少なくとも5ピーク、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示し、XRPDが銅源を用いて得られる、例えばCuKα照射を用いて得られる、1以降のいずれかの結晶形態。
1.104 図12aに示されるXRPDパターンの特徴的なピークを含み、XRPDが銅源を用いて得られる、例えばCuKα照射を用いて得られる、1以降のいずれかの結晶形態。
1.105 図12aに示されるXRPDパターンの代表的なピークを含み、XRPDが銅源を用いて得られる、例えばCuKα照射を用いて得られる、1以降のいずれかの結晶形態。
1.106 図12aに示されるXRPDパターンを示す、XRPDが銅源を用いて得られる、例えばCuKα照射を用いて得られる、1以降のいずれかの結晶形態。
1.107 図12aに示されるXRPDパターンの少なくとも5ピーク、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示し、XRPDが銅源を用いて得られる、例えばCuKα照射を用いて得られる、1以降のいずれかの結晶形態。
1.108 図12bに示されるXRPDパターンの特徴的なピークを含み、XRPDが銅源を用いて得られる、例えばCuKα照射を用いて得られる、1以降のいずれかの結晶形態。
1.109 図12bに示されるXRPDパターンの代表的なピークを含み、XRPDが銅源を用いて得られる、例えばCuKα照射を用いて得られる、1以降のいずれかの結晶形態。
1.110 図12bに示されるXRPDパターンを示す、XRPDが銅源を用いて得られる、例えばCuKα照射を用いて得られる、1以降のいずれかの結晶形態。
1.111 図10、11、12a、12b、31、32、33、35、36、38、39、58または59に示される、例えば図10または11または12aまたは12bまたは31または32または33または35または36または38または39または58または59に示されるXRPDの少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.112 図10、11、12a、12b、31、32、33、35、36、38、39、58または59に示される、例えば図10または11または12aまたは12bまたは31または32または33または35または36または38または39または58または59に示されるXRPDパターンの特徴的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.113 図10、11、12a、12b、31、32、33、35、36、38、39、58または59に示される、例えば図10または11または12aまたは12bまたは31または32または33または35または36または38または39または58または59に示されるXRPDパターンの代表的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.114 実質的に図10、11、12a、12b、31、32、33、35、36、38、39、58または59、例えば、実質的に図10または11または12aまたは12bまたは31または32または33または35または36または38または39または58または59に示される、例えば、実質的に本明細書に示される結晶形態AについてのいずれかのXRPDに示されるXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.115 90℃および165℃の間に、例えば6〜9重量%の重量減少、例えば7〜9重量%の重量減少、例えば7〜8重量%の重量減少、例えば7.8重量%の重量減少を含む、1以降のいずれかの結晶形態。
1.116 図25に示される熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.117 113℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.118 123℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.119 131℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.120 176℃における吸熱、例えば170℃における開始を伴う176℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.121 図25に示される示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.122 5%〜95%の相対湿度(RH)の増加により、7%以下の重量増加、例えば6.5%以下の重量増加、例えば6〜7%の重量増加、例えば5%〜75%の相対湿度で2%以下の重量増加、および75%〜95%の相対湿度で5%以下の重量増加、例えば5%〜75%の相対湿度で1〜2%の重量増加および75%〜95%の相対湿度で4〜5%の重量増加を含む動的(水)蒸気吸着(DVS)等温線を示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.123 図34に示される動的(水)蒸気吸着(DVS)等温線を示す、1以降のいずれかの結晶形態。
1.124 結晶の精製が、1以上の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート、2 {[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル水素ホスフェートモノアニオンおよび2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニルホスフェートジアニオンを含む水溶液を、例えば塩酸を用いて、例えばpH2未満、例えばpH1未満、例えば塩酸を用いて、例えばpH1に酸性化することを含む、1以降のいずれかの結晶形態。
1.125 有機溶媒、例えば酢酸エチルで2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを抽出し、水性フラクションおよび有機フラクションを形成することをさらに含む、1.124の結晶形態。
1.126 有機フラクションを分離することをさらに含む、1.125の結晶形態。
1.127 有機フラクションを、例えば硫酸ナトリウムで乾燥させることをさらに含む、1.126の結晶形態。
1.128 有機溶媒を蒸発させることを含む、1.127の結晶形態。
1.129 結晶を単離することをさらに含む、1.124〜1.128のいずれかの結晶形態。
1.130 有機溶媒を減圧下で濃縮して油状物を提供することをさらに含む、1.124〜1.128のいずれかの結晶形態。
1.131 油状物を有機溶媒(例えば、酢酸エチル)中で場合により撹拌して溶解することをさらに含む、1.130の結晶形態。
1.132 場合により撹拌しながら、貧溶媒、例えば有機貧溶媒(例えばn−ヘプタン)を添加すること、例えば過剰の貧溶媒、貧溶媒、例えば有機溶媒に対して貧溶媒が2.5:1、有機溶媒に対して貧溶媒が5:1以上、例えば有機溶媒に対して貧溶媒が12:1以上、例えば有機溶媒に対して貧溶媒が2.5:1〜12:1を添加することをさらに含む、1.131の結晶形態。
1.133 固体を、例えばろ過することにより単離することをさらに含む、1.132の結晶形態。
1.134 固体を貧溶媒、例えば有機貧溶媒(例えば、n−ヘプタン)で洗浄することをさらに含む、1.133の結晶形態。
1.135 真空下で固体を乾燥させることをさらに含む、1.134の結晶形態。
1.136 結晶を単離することをさらに含む、1.124〜1.135のいずれかの結晶形態。
1.137 結晶の製造が、有機溶媒(例えば、酢酸エチルまたは酢酸エチルを含む混合物)に、場合により室温でおよび/または場合により撹拌して2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを溶解することを含む、1以降のいずれかの結晶形態。
1.138 場合により撹拌しながら、貧溶媒、例えば有機貧溶媒(例えばn−ヘプタン)を添加すること、例えば過剰の貧溶媒、貧溶媒、例えば有機溶媒に対して貧溶媒が2.5:1、有機溶媒に対して貧溶媒が5:1以上、例えば有機溶媒に対して貧溶媒が12:1以上、例えば有機溶媒に対して貧溶媒が2.5:1〜12:1を添加することをさらに含む、1.137の結晶形態。
1.139 固体を、例えばろ過することにより単離することをさらに含む、1.138の結晶形態。
1.140 固体を貧溶媒、例えば有機貧溶媒(例えば、n−ヘプタン)で洗浄することをさらに含む、1.139の結晶形態。
1.141 真空下で固体を乾燥させることをさらに含む、1.140の結晶形態。
1.142 結晶を単離することをさらに含む、1.124〜1.141のいずれかの結晶形態。
1.143 結晶が方法1以降の工程(下記参照)により製造される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.144 結晶が形態Aを精製するいずれかの実施例に記載されるとおり製造される、1以降のいずれかの結晶形態。
1.145 XRPDパターンが±0.2°の許容される偏差を有する、1以降のいずれかの結晶形態。
のヘミナトリウム塩結晶(結晶形態2a)がさらに提供される
のアセトニトリル溶媒和物(結晶形態2b)がさらに提供される。
結晶形態2aおよび結晶形態2bが以下のとおりさらに提供される。
2.1 結晶形態がヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物である、例えば、非対称単位が4分子の式I(2つの式Iの中性分子および2つの式Iのモノ脱プロトン化分子)、2つのナトリウムカチオンおよび2つのアセトニトリル分子を含む、結晶形態2aまたは結晶形態2b。Naは半分子のPO基上で1つのプロトンを置換する。
2.2 式Iに対するアセトニトリルのモル比が0.5:1である、2a、2bまたは2.1のいずれかの結晶形態。
2.3 式Iに対するナトリウムのモル比が0.5:1である、2a、2bまたは2.1〜2.2のいずれかの結晶形態。
2.4 アセトニトリル:ナトリウム:式Iの比が0.5:0.5:1である、2a、2bまたは2.1〜2.3のいずれかの結晶形態。
2.5 結晶形態が単斜晶系の結晶系において結晶化し、P2空間群に属し、以下の単位セルパラメーター:a=9.0319(2)Å、b=15.4685(4)Å、c=27.7447(5)Å、β=96.9157、α=γ=90°を有する、2a、2bまたは2.1〜2.4のいずれかの結晶形態。
2.6 V=3848.01(15)Åの計算体積を有する、2.5の結晶形態。
2.7 結晶構造がおよそ0.25x0.10x0.09mmの体積を有する結晶、例えばおよそ0.25x0.10x0.09mmの体積を有する棒状結晶を用いて得られる、2.5または2.6に記載の結晶形態。
2.8 結晶構造がCuKα照射、例えば、γ=1.54178Åを有するCuKα照射を用いて得られる、2.5〜2.7の結晶形態。
2.9 結晶構造が100K、例えば、100(2)Kで得られる、2.5〜2.8の結晶形態。
2.10 図20に示される計算XRPDを有する、2以降のいずれかの結晶形態。
2.11 結晶が実施例5に記載のとおり製造される、2以降のいずれかの結晶形態。
2.12 結晶が方法1以降の工程(下記参照)により製造される、2以降のいずれかの結晶形態。
2.13 XRPDパターンの2θ(°)値が±0.2°の許容される偏差を有する、2以降のいずれかの結晶形態。
のp−ジオキサン溶媒和物(結晶形態3、本明細書において式Iとも称される)がさらに提供される。結晶形態3は以下のとおりさらに提供される。
3.1 結晶形態がヘミp−ジオキサン溶媒和物、すなわち、式Iに対するp−ジオキサンのモル比が0.5:1である、結晶形態3。
3.2 6.4、8.5、16.3、17.1、19.3、20.1、21.6および23.7から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3または3.1の結晶形態。
3.3 6.4、8.5、16.3、17.1、19.3、20.1、21.6および23.7から成る群から選択される2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.4 6.37、8.49、16.33、17.06、19.28、20.14、21.61および23.65から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.5 6.37、8.49、16.33、17.06、19.28、20.14、21.61および23.65から成る群から選択される2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.6 以下の表Eに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.7 3.6の結晶形態の表Eに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.8 6.4、8.5、10.7、12.2、12.8、13.6、14.1、16.1、16.3、17.1、17.6、19.3、19.7、20.1、21.0、21.6、21.9、22.2、22.5、22.7、23.7、24.1、24.6、25.2、25.4、26.5、27.5、28.0、28.4、29.0、29.2、29.4、29.9および30.2から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも8、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降の結晶形態。
3.9 以下の2θ(°)値:
6.4、8.5、10.7、12.2、12.8、13.6、14.1、16.1、16.3、17.1、17.6、19.3、19.7、20.1、21.0、21.6、21.9、22.2、22.5、22.7、23.7、24.1、24.6、25.2、25.4、26.5、27.5、28.0、28.4、29.0、29.2、29.4、29.9および30.2
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.10 6.37、8.49、10.70、12.22、12.77、13.63、14.07、16.10、16.33、17.06、17.58、19.28、19.73、20.14、21.04、21.61、21.92、22.19、22.47、22.72、23.65、24.13、24.61、25.15、25.40、26.53、27.47、28.04、28.35、28.95、29.17、29.44、29.88および30.19から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも8、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.11 以下の2θ(°)値:
6.37、8.49、10.70、12.22、12.77、13.63、14.07、16.10、16.33、17.06、17.58、19.28、19.73、20.14、21.04、21.61、21.92、22.19、22.47、22.72、23.65、24.13、24.61、25.15、25.40、26.53、27.47、28.04、28.35、28.95、29.17、29.44、29.88および30.19
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.12 以下の表Fに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも8、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.13 結晶形態3.12の表Fに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.14 13.9、10.4、5.4、5.2、4.6、4.4、4.1および3.8から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.15 以下のd間隔(Å)値:
13.9、10.4、5.4、5.2、4.6、4.4、4.1および3.8
を含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.16 13.87、10.40、5.42、5.19、4.60、4.41、4.11および3.76から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.17 結晶が以下のd間隔(Å)値:
13.87、10.40、5.42、5.19、4.60、4.41、4.11および3.76
を含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.18 13.870、10.402、5.422、5.194、4.600、4.405、4.108および3.758から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.19 以下のd間隔(Å)値:
13.870、10.402、5.422、5.194、4.600、4.405、4.108および3.758
を含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.20 結晶形態3.6の表Eに示されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.21 結晶形態3.6の表Eに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.22 13.9、10.4、8.3、7.2、6.9、6.5、6.3、5.5、5.4、5.2、5.0、4.6、4.5、4.4、4.2、4.1、4.0、3.9、3.8、3.7、3.6、3.5、3.4、3.2、3.1および3.0から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも8、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.23 以下のd間隔(Å)値:
13.9、10.4、8.3、7.2、6.9、6.5、6.3、5.5、5.4、5.2、5.0、4.6、4.5、4.4、4.2、4.1、4.0、3.9、3.8、3.7、3.6、3.5、3.4、3.2、3.1および3.0を有するXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.24 13.87、10.40、8.26、7.24、6.93、6.49、6.29、5.50、5.42、5.19、5.04、4.60、4.50、4.41、4.22、4.11、4.05、4.00、3.95、3.91、3.76、3.69、3.61、3.54、3.50、3.36、3.24、3.18、3.15、3.08、3.06、3.03、2.99および2.96から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも8、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.25 以下のd間隔(Å)値:
13.87、10.40、8.26、7.24、6.93、6.49、6.29、5.50、5.42、5.19、5.04、4.60、4.50、4.41、4.22、4.11、4.05、4.00、3.95、3.91、3.76、3.69、3.61、3.54、3.50、3.36、3.24、3.18、3.15、3.08、3.06、3.03、2.99および2.96を有するXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.26 13.870、10.402、8.263、7.235、6.928、6.489、6.290、5.502、5.422、5.194、5.041、4.600、4.497、4.405、4.219、4.108、4.051、4.003、3.954、3.910、3.758、3.685、3.614、3.539、3.504、3.357、3.244、3.180、3.145、3.082、3.059、3.031、2.988および2.958から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも8、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.27 以下のd間隔(Å)値:
13.870、10.402、8.263、7.235、6.928、6.489、6.290、5.502、5.422、5.194、5.041、4.600、4.497、4.405、4.219、4.108、4.051、4.003、3.954、3.910、3.758、3.685、3.614、3.539、3.504、3.357、3.244、3.180、3.145、3.082、3.059、3.031、2.988および2.958
を有するXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.28 結晶形態3.12の表Fに示されるd間隔(Å)値から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも8、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.29 結晶形態3.12の表Fに示されるd間隔(Å)値を有するXRPDパターンを示す、3以降のいずれかの結晶形態。
3.30 図22に示されるXRPDの少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも8、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.31 図22に示されるXRPDパターンの特徴的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.32 図22に示されるXRPDパターンの代表的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.33 図22に示されるXRPDパターンのを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.34 結晶の製造が、式Iをp−ジオキサンを含む溶媒中に、場合により超音波を用いて溶解することを含む、3以降のいずれかの結晶形態。
3.35 固体を、例えば、ろ過することにより単離することをさらに含む、3.34の結晶形態。
3.36 固体を真空下で乾燥させることをさらに含む、3.35の結晶形態。
3.37 結晶を単離することをさらに含む、3.34〜3.36のいずれかの結晶形態。
3.38 結晶をが実施例6に記載のとおり製造される、3以降のいずれかの結晶形態。
3.39 XRPDパターンの2θ(°)値が±0.2°の供される偏差を有する、3以降のいずれかの結晶形態。
3.40 結晶が方法1以降の工程(下記参照)により製造される、3以降のいずれかの結晶形態。
のメタノール溶媒和物(結晶形態4、本明細書において形態Lとも称される)がさらに提供される。結晶形態4は以下のとおりさらに提供される。
4.1 式Iに対するメタノールのモル比が1モルの式Iに対して最大で0.6モルのメタノール(すなわち、0.6モルまでのメタノール)である結晶形態4。
4.2 結晶形態がヘミ溶媒和物、すなわち、メタノール:式Iのモル比が0.5:1である、4または4.1の結晶形態。
4.3 19.0、20.3、21.8、22.0および26.0の2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.4 18.98、20.27、21.75、21.97および25.96の2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.5 以下の表Gに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.6 6.3、8.8、9.5、11.3、12.6、14.2、14.4、16.4、17.6、18.2、19.0、20.3、20.8、21.8、22.0、22.2、22.7、23.1、23.7、24.0、24.8、25.0、25.2、26.0、26.6、27.0、27.2、27.8、28.6、29.0、29.3、29.7および29.9から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.7 以下の2θ(°)値:
6.3、8.8、9.5、11.3、12.6、14.2、14.4、16.4、17.6、18.2、19.0、20.3、20.8、21.8、22.0、22.2、22.7、23.1、23.7、24.0、24.8、25.0、25.2、26.0、26.6、27.0、27.2、27.8、28.6、29.0、29.3、29.7および29.9
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.8 6.29、8.76、9.45、11.26、12.60、14.15、14.44、16.38、17.57、18.17、18.98、20.27、20.75、21.75、21.97、22.21、22.67、23.08、23.73、23.95、24.81、24.95、25.16、25.96、26.55、26.97、27.19、27.76、28.64、29.00、29.32、29.73および29.91から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含み、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.9 以下の2θ(°)値:
6.29、8.76、9.45、11.26、12.60、14.15、14.44、16.38、17.57、18.17、18.98、20.27、20.75、21.75、21.97、22.21、22.67、23.08、23.73、23.95、24.81、24.95、25.16、25.96、26.55、26.97、27.19、27.76、28.64、29.00、29.32、29.73および29.91
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.10 以下の表Hに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.11 結晶形態4.10の表Hに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.12 以下のd間隔(Å)値:
4.7、4.4、4.1、4.0および3.4
を含むXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.13 結晶が以下のd間隔(Å)値:
4.67、4.38、4.08、4.04および3.43
を含むXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.14 以下のd間隔(Å)値:
4.671、4.377、4.083、4.042および3.429
を含むXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.15 結晶形態4.5の表Gに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.16 14.0、10.1、9.3、7.8、7.0、6.3、6.1、5.4、5.0、4.9、4.7、4.4、4.3、4.1、4.0、3.9、3.7、3.6、3.5、3.4、3.3、3.2、3.1および3.0から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20含むXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.17 以下のd間隔(Å)値:
14.0、10.1、9.3、7.8、7.0、6.3、6.1、5.4、5.0、4.9、4.7、4.4、4.3、4.1、4.0、3.9、3.7、3.6、3.5、3.4、3.3、3.2、3.1および3.0
を有するXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.18 14.04、10.08、9.35、7.85、7.02、6.26、6.13、5.41、5.04、4.88、4.67、4.38、4.28、4.08、4.04、4.00、3.92、3.85、3.75、3.71、3.59、3.57、3.54、3.43、3.36、3.30、3.28、3.21、3.11、3.08、3.04、3.00および2.99から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.19 以下のd間隔(Å)値:
14.04、10.08、9.35、7.85、7.02、6.26、6.13、5.41、5.04、4.88、4.67、4.38、4.28、4.08、4.04、4.00、3.92、3.85、3.75、3.71、3.59、3.57、3.54、3.43、3.36、3.30、3.28、3.21、3.11、3.08、3.04、3.00および2.99
を有するXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.20 14.039、10.081、9.347、7.848、7.019、6.256、6.131、5.409、5.042、4.877、4.671、4.377、4.276、4.083、4.042、3.998、3.920、3.851、3.747、3.713、3.586、3.566、3.537、3.429、3.355、3.303、3.277、3.211、3.114、3.076、3.043、3.002および2.985から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.21 以下のd間隔(Å)値:
14.039、10.081、9.347、7.848、7.019、6.256、6.131、5.409、5.042、4.877、4.671、4.377、4.276、4.083、4.042、3.998、3.920、3.851、3.747、3.713、3.586、3.566、3.537、3.429、3.355、3.303、3.277、3.211、3.114、3.076、3.043、3.002および2.985
を有するXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.22 結晶形態4.10の表Hに示されるd間隔(Å)値から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30含むXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.23 結晶形態4.10の表Hに示されるd間隔(Å)値を有するXRPDパターンを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.24 図23に示されるXRPDの少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.25 図23に示されるXRPDの特徴的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.26 図23に示されるXRPDの代表的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.27 図23に示されるXRPDを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.28 90℃〜150℃の間に段階的な重量減少、例えば、3〜5重量%の重量減少、例えば4〜5重量%の重量減少、例えば4.2重量%の重量減少を含む熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.29 図29に示される熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、4以降のいずれかの結晶形態。
4.30 メタノール、例えばメタノールおよび水を含む混合物、例えば溶媒混合物が低い水分活性(a)(例えばaが0.9未満である)を有するメタノールおよび水を含む混合物を含む溶媒に溶解させる、4以降のいずれかの結晶形態。
4.31 溶液をゆっくりと冷却し、場合により、室温で溶液を静置することをさらに含む、4.30の結晶形態。
4.32 溶液を冷凍庫で保存し、場合により室温まで昇温させることをさらに含む、4.30または4.31の結晶形態。
4.33 固体を、例えばろ過することにより単離することをさらに含む、4.32の結晶形態。
4.34 固体を真空下で乾燥させることをさらに含む、4.33の結晶形態。
4.35 結晶を単離することをさらに含む、4.30〜4.34のいずれかの結晶形態。
4.36 結晶が実施例7に記載のとおり製造される、4以降のいずれかの結晶形態。
4.37 XRPDパターンの2θ(°)値が±0.2°の許容される偏差を有する、4以降のいずれかの結晶形態。
4.38 方法1以降の工程(下記参照)により製造される、4以降のいずれかの結晶形態。
の水和物(結晶形態5、本明細書において形態Nとも称される)がさらに提供される。結晶形態5は以下のとおりさらに提供される。
5.1 水:式Iのモル比が3:1〜4:1である、結晶形態5。
5.2 水:式Iのモル比が4.5:1以下、例えば4.2:1以下、例えば4.2:1であり、例えば水:式Iのモル比が4:1以下、例えば3:1以下、例えば2:1以下、例えば4:1、例えば3:1、例えば2:1である、結晶形態5。
5.3 結晶形態が化学量論水和物である、5以降のいずれかの結晶形態。
5.4 8.8、9.5、11.1、15.2、15.5、16.4、20.2、20.6、23.6、24.0、24.9および27.2から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.5 8.8、9.5、11.1、15.2、15.5、16.4、20.2、20.6、23.6、24.0、24.9および27.2の2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.6 8.82、9.49、11.12、15.23、15.53、16.35、20.20、20.62、23.63、23.95、24.89および27.16から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.7 8.82、9.49、11.12、15.23、15.53、16.35、20.20、20.62、23.63、23.95、24.89および27.16の2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.8 以下の表Iに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.9 結晶形態5.8の表Iに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.10 4.7、5.4、5.6、8.8、9.5、9.9、10.8、11.1、13.1、14.0、14.9、15.2、15.5、16.4、16.5、17.6、17.7、18.8、19.1、19.3、19.5、19.8、20.0、20.2、20.6、20.9、21.2、21.7、21.9、22.4、22.7、22.8、23.2、23.3、23.6、24.0、24.9、25.5、25.8、26.3、26.5、27.0、27.2および27.4から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.11 以下の2θ(°)値:
4.7、5.4、5.6、8.8、9.5、9.9、10.8、11.1、13.1、14.0、14.9、15.2、15.5、16.4、16.5、17.6、17.7、18.8、19.1、19.3、19.5、19.8、20.0、20.2、20.6、20.9、21.2、21.7、21.9、22.4、22.7、22.8、23.2、23.3、23.6、24.0、24.9、25.5、25.8、26.3、26.5、27.0、27.2および27.4
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.12 4.73、5.36、5.55、8.82、9.49、9.85、10.77、11.12、13.05、13.99、14.91、15.23、15.53、16.35、16.53、17.59、17.70、18.78、19.07、19.30、19.47、19.75、19.99、20.20、20.62、20.91、21.16、21.65、21.89、22.39、22.68、22.83、23.17、23.31、23.63、23.95、24.89、25.54、25.83、26.32、26.52、27.00、27.16および27.42から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.13 以下の2θ(°)値:
4.73、5.36、5.55、8.82、9.49、9.85、10.77、11.12、13.05、13.99、14.91、15.23、15.53、16.35、16.53、17.59、17.70、18.78、19.07、19.30、19.47、19.75、19.99、20.20、20.62、20.91、21.16、21.65、21.89、22.39、22.68、22.83、23.17、23.31、23.63、23.95、24.89、25.54、25.83、26.32、26.52、27.00、27.16および27.42
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.14 以下の表Jに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.15 結晶形態5.14の表Jに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.16 10.0、9.3、8.0、5.8、5.7、5.4、4.4、4.3、3.8、3.7、3.6および3.3から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.17 以下のd間隔(Å)値:
10.0、9.3、8.0、5.8、5.7、5.4、4.4、4.3、3.8、3.7、3.6および3.3
を含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.18 10.02、9.31、7.95、5.81、5.70、5.42、4.39、4.31、3.76、3.71、3.57および3.28から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.19 以下のd間隔(Å)値:
10.02、9.31、7.95、5.81、5.70、5.42、4.39、4.31、3.76、3.71、3.57および3.28
を有するXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.20 10.019、9.311、7.952、5.813、5.700、5.417、4.392、4.305、3.763、3.713、3.574および3.280から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.21 以下のd間隔(Å)値:
10.019、9.311、7.952、5.813、5.700、5.417、4.392、4.305、3.763、3.713、3.574および3.280
を含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.22 結晶形態5.8の表Iに示されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.23 結晶形態5.8の表Iに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.24 18.7、16.5、15.9、10.0、9.3、9.0、8.2、8.0、6.8、6.3、5.9、5.8、5.7、5.4、5.0、4.7、4.6、4.5、4.4、4.3、4.2、4.1、4.0、3.9、3.8、3.7、3.6、3.5、3.4および3.3から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.25 以下のd間隔(Å)値:
18.7、16.5、15.9、10.0、9.3、9.0、8.2、8.0、6.8、6.3、5.9、5.8、5.7、5.4、5.0、4.7、4.6、4.5、4.4、4.3、4.2、4.1、4.0、3.9、3.8、3.7、3.6、3.5、3.4、および3.3
を有するXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.26 18.68、16.48、15.92、10.02、9.31、8.97、8.21、7.95、6.78、6.33、5.94、5.81、5.70、5.42、5.36、5.04、5.01、4.72、4.65、4.60、4.56、4.49、4.44、4.39、4.31、4.25、4.19、4.10、4.06、3.97、3.92、3.89、3.84、3.81、3.76、3.71、3.57、3.49、3.45、3.38、3.36、3.30、3.28および3.25から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.27 以下のd間隔(Å)値:
18.68、16.48、15.92、10.02、9.31、8.97、8.21、7.95、6.78、6.33、5.94、5.81、5.70、5.42、5.36、5.04、5.01、4.72、4.65、4.60、4.56、4.49、4.44、4.39、4.31、4.25、4.19、4.10、4.06、3.97、3.92、3.89、3.84、3.81、3.76、3.71、3.57、3.49、3.45、3.38、3.36、3.30、3.28および3.25
を有するXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.28 18.682、16.479、15.916、10.019、9.311、8.969、8.206、7.952、6.779、6.327、5.937、5.813、5.700、5.417、5.359、5.038、5.006、4.722、4.649、4.596、4.555、4.492、4.438、4.392、4.305、4.245、4.194、4.101、4.056、3.968、3.917、3.892、3.836、3.813、3.763、3.713、3.574、3.485、3.446、3.384、3.358、3.300、3.280および3.250。から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.29 以下のd間隔(Å)値:
18.682、16.479、15.916、10.019、9.311、8.969、8.206、7.952、6.779、6.327、5.937、5.813、5.700、5.417、5.359、5.038、5.006、4.722、4.649、4.596、4.555、4.492、4.438、4.392、4.305、4.245、4.194、4.101、4.056、3.968、3.917、3.892、3.836、3.813、3.763、3.713、3.574、3.485、3.446、3.384、3.358、3.300、3.280および3.250
を有するXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.30 結晶形態5.14の表Jに示されるd間隔(Å)値から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40含むXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.31 結晶形態5.14の表Jに示されるd間隔(Å)値を有するXRPDパターンを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.32 図24に示されるXRPDの少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.33 図24に示されるXRPDの特徴的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.34 図24に示されるXRPDの特徴的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.35 図24に示されるXRPDを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.36 図24、44、45、46、48、50、51、52、54、または57に示される、例えば図24または44または45または46または48または50または51または52または54または57に示されるXRPDの少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも12、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.37 図24、44、45、46、48、50、51、52、54または57に示される、例えば、図24または44または45または46または48または50または51または52または54または57に示されるXRPDの特徴的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.38 図24、44、45、46、48、50、51、52、54または57に示される、例えば、図24または44または45または46または48または50または51または52または54または57に示されるXRPDの代表的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.39 図24、44、45、46、48、50、51、52、54または57に示される、例えば、図24または44または45または46または48または50または51または52または54または57に示されるXRPDを実質的に示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.40 20℃および80℃の間、例えば23℃〜70℃の間、例えば23℃〜70℃の間に、例えば3〜4重量%の重量減少、例えば3.5重量%の重量減少、例えば3.7重量%の重量減少を含む熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.41 60℃〜110℃の間に、例えば70℃〜105℃の間に、例えば3〜4重量%の重量減少、例えば3.6重量%の重量減少、例えば3.7重量%の重量減少を含む熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.42 100℃〜170℃の間に、例えば105℃〜160℃の間に、例えば0.1〜2重量%の重量減少、例えば0.6重量%の重量減少、例えば1.3重量%の重量減少を含む熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、結晶形態5。
5.43 図26に示される熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、結晶形態5。
5.44 85℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.45 91℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.46 95℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.47 118℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.48 178℃おける吸熱、例えば169℃における開始を伴う178℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.49 図26に示される示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、5以降のいずれかの結晶形態
5.50 5%相対湿度の平衡後に30%の重量減少を含む動的(水)蒸気吸着(DVS)等温線を示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.51 相対湿度の5%から95%への増加後の4%以下の重量増加、例えば相対湿度の5%から95%への増加後の3%以下の重量増加、例えば、相対湿度の5%から95%への増加後の3%の重量増加を示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.52 図27に示される動的(水)蒸気吸着(DVS)等温線を示す、5以降のいずれかの結晶形態。
5.53 カール・フィッシャー(KF)分析により14%の水、例えばカール・フィッシャー(KF)分析により14.2%の水(4.2モルの水と等価)を含む、5以降のいずれかの結晶形態。
5.54 結晶の製造が、水(例えば、水のみと混合させることを含むまたは水を含む混合物(例えば、混合物が高い水分活性(a)(例えばaが0.9以上である)を有する))と2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを場合により撹拌して混合させることを含む、5以降のいずれかの結晶形態。
5.55 固体を、例えばろ過することにより単離することをさらに含む、結晶形態5.54
5.56 固体を真空下で乾燥させることをさらに含む、結晶形態5.55。
5.57 結晶を単離することをさらに含む、5.54〜5.56のいずれかの結晶形態。
5.58 結晶が、形態Nを製造するいずれかの実施例に記載のとおり製造される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.59 方法1以降の工程(下記参照)により製造される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.60 方法2以降、方法3以降、または方法4以降の工程(下記参照)により製造される、5以降のいずれかの結晶形態。
5.61 XRPDパターンの2θ(°)値が±0.2°の許容される偏差を有する、5以降のいずれかの結晶形態。
(結晶形態6、本明細書において形態Bとも称される)。結晶形態6は以下のとおりさらに提供される。
6.1 6.6、11.0、12.6、14.5、14.6、18.0、19.7、20.1、21.0、21.6、22.0、22.4、23.8、24.5、24.8および27.4から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、結晶形態6。
6.2 6.6、11.0、12.6、14.5、14.6、18.0、19.7、20.1、21.0、21.6、22.0、22.4、23.8、24.5、24.8および27.4から成る群から選択される2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、結晶形態6または6.1。
6.3 6.64、10.95、12.55、14.48、14.61、17.99、19.74、20.07、20.97、21.63、22.02、22.40、23.80、24.50、24.78および27.42から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.4 6.64、10.95、12.55、14.48、14.61、17.99、19.74、20.07、20.97、21.63、22.02、22.40、23.80、24.50、24.78および27.42の2θ(°)値を含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、結晶形態6以降のいずれかの結晶形態。
6.5 以下の表Cに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.6 結晶形態6.5の表Cに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.7 6.6、11.0、11.1、12.6、14.5、14.6、15.3、16.4、17.1、18.0、19.7、20.1、21.0、21.4、21.6、22.0、22.4、22.8、23.8、24.5、24.8、25.8、27.4、および29.0から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも16、例えば少なくとも20含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.8 以下の2θ(°)値:
6.6、11.0、11.1、12.6、14.5、14.6、15.3、16.4、17.1、18.0、19.7、20.1、21.0、21.4、21.6、22.0、22.4、22.8、23.8、24.5、24.8、25.8、27.4、および 29.0
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.9 6.64、10.95、11.13、12.55、14.48、14.61、15.28、16.35、17.09、17.99、19.74、20.07、20.97、21.36、21.63、22.02、22.40、22.77、23.80、24.50、24.78、25.76、27.42および29.01から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも16、例えば少なくとも20含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.10 以下の2θ(°)値:
6.64、10.95、11.13、12.55、14.48、14.61、15.28、16.35、17.09、17.99、19.74、20.07、20.97、21.36、21.63、22.02、22.40、22.77、23.80、24.50、24.78、25.76、27.42および29.01
を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.11 以下の表Dに示される2θ(°)値から選択される2θ(°)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも16、例えば少なくとも20含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.12 結晶形態6.11の表Dに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.13 13.3、8.1、7.0、6.1、4.9、4.5、4.4、4.2、4.1、4.0、3.7、3.6および3.3から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.14 以下のd間隔(Å)値:
13.3、8.1、7.0、6.1、4.9、4.5、4.4、4.2、4.1、4.0、3.7、3.6および3.3
を含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.15 13.30、8.08、7.05、6.11、6.06、4.93、4.50、4.42、4.23、4.11、4.03、3.97、3.74、3.63、3.59および3.25から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.16 以下のd間隔(Å)値:
13.30、8.08、7.05、6.11、6.06、4.93、4.50、4.42、4.23、4.11、4.03、3.97、3.74、3.63、3.59および3.25
を含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.17 13.298、8.075、7.049、6.110、6.060、4.926、4.495、4.421、4.233、4.106、4.033、3.965、3.735、3.630、3.590および3.251から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.18 以下のd間隔(Å)値:
13.298、8.075、7.049、6.110、6.060、4.926、4.495、4.421、4.233、4.106、4.033、3.965、3.735、3.630、3.590および3.251
を含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.19 結晶形態6.5の表Cに示されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.20 結晶形態6.5の表Cに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、6以降
のいずれかの結晶形態。
6.21 13.3、8.1、7.9、7.0、6.1、5.8、5.4、5.2、4.9、4.5、4.4、4.2、4.1、4.0、3.9、3.7、3.6、3.5、3.3および3.1から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも16含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.22 以下のd間隔(Å)値:
13.3、8.1、7.9、7.0、6.1、5.8、5.4、5.2、4.9、4.5、4.4、4.2、4.1、4.0、3.9、3.7、3.6、3.5、3.3および3.1
を有するXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.23 13.30、8.08、7.94、7.05、6.11、6.06、5.79、5.42、5.19、4.93、4.50、4.42、4.23、4.16、4.11、4.03、3.97、3.90、3.74、3.63、3.59、3.46、3.25および3.08から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも15、例えば少なくとも16、例えば少なくとも20含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.24 以下のd間隔(Å)値:
13.30、8.08、7.94、7.05、6.11、6.06、5.79、5.42、5.19、4.93、4.50、4.42、4.23、4.16、4.11、4.03、3.97、3.90、3.74、3.63、3.59、3.46、3.25および3.08
を有するXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.25 13.298、8.075、7.944、7.049、6.110、6.060、5.793、5.417、5.185、4.926、4.495、4.421、4.233、4.157、4.106、4.033、3.965、3.901、3.735、3.630、3.590、3.456、3.251および3.075から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも16、例えば少なくとも20含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.26 以下のd間隔(Å)値:
13.298、8.075、7.944、7.049、6.110、6.060、5.793、5.417、5.185、4.926、4.495、4.421、4.233、4.157、4.106、4.033、3.965、3.901、3.735、3.630、3.590、3.456、3.251および3.075
を有するXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.27 結晶形態6.11の表Dに示されるd間隔(Å)値から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも16、例えば少なくとも20含むXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.28 結晶形態6.11の表Dに示されるd間隔(Å)値を有するXRPDパターンを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.29 図21に示されるXRPDの少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示す、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.30 図21に示されるXRPDの特徴的なピークを含む、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.31 図21に示されるXRPDの代表的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.32 図21に示されるXRPDを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.33 図21、図37、図41、図42、図43、図49、図53または図55に示される、例えば図21または図37または図41または図42または図43または図49または図53または図55に示される少なくとも3、例えば少なくとも5、例えば少なくとも10、例えば少なくとも14、例えば少なくとも15、例えば少なくとも20、例えば少なくとも25、例えば少なくとも30、例えば少なくとも35、例えば少なくとも40、例えば全てのピークを含むXRPDパターンを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.34 図21、図37、図41、図42、図43、図49、図53または図55に示される、例えば図21または図37または図41または図42または図43または図49または図53または図55に示されるXRPDの特徴的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.35 図21、図37、図41、図42、図43、図49、図53または図55に示される、例えば図21または図37または図41または図42または図43または図49または図53または図55に示されるXRPDの代表的なピークを含み、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.36 図21、図37、図41、図42、図43、図49、図53または図55、例えば図21または図37または図41または図42または図43または図49または図53または図55に実質的に示されるXRPDを示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.37 5%〜95%の相対湿度で0.6重量%の水蒸気吸着を含む動的(水)蒸気吸着(DVS)等温線を示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.38 図28に示される動的(水)蒸気吸着(DVS)等温線を示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.39 177℃における吸熱、例えば173℃における開始を有する177℃における吸熱を含む示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.40 図40に示される示差走査熱量測定(DSC)サーモグラムを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.41 23℃〜150℃の間に0.1〜1重量%、例えば、0.7重量%の重量減少を含む熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.42 図40に示される熱重量分析(TGA)サーモグラムを示す、6以降のいずれかの結晶形態。
6.43 結晶の製造が、場合により撹拌しながら、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートと有機溶媒、例えば、ハロゲン化された有機溶媒、例えば、フッ素化された有機溶媒(例えば、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)、2,2,2−トリフルオロエタノール(TFE)、および/またはクロロホルム)および/またはトルエンを混合することを含む、6以降のいずれかの結晶形態。
6.44 混合物を冷却することをさらに含む、結晶形態6.43。
6.45 固体を、例えばろ過することにより単離することをさらに含む、6.43または6.44の結晶形態。
6.46 固体を真空下で乾燥させることをさらに含む、結晶形態6.43。
6.47 結晶を単離することをさらに含む、6.43〜6.46のいずれかの結晶形態。
6.48 結晶が方法1以降の工程(下記参照)により製造される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.49 結晶が方法5以降の工程(下記参照)により製造される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.50 結晶が、形態Bを製造する実施例のいずれかに記載のとおり製造される、6以降のいずれかの結晶形態。
6.51 XRPDパターンの2θ(°)値が±0.2°の許容される偏差を有する、6以降のいずれかの結晶形態。
結晶形態において2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)を製造するための、例えば、結晶形態1以降の結晶形態、結晶形態2以降の結晶形態、結晶形態3以降の結晶形態、結晶形態4以降の結晶形態、結晶形態5以降の結晶形態、および結晶形態6以降の結晶形態のいずれか、例えば、結晶形態1を製造するための方法(方法1)がさらに提供される。方法1は以下のとおりさらに提供される。
1.1 例えば、pH2未満まで、例えば、pH1まで、例えば、HClを用いて、例えば、HClを用いてpH1まで、1以上の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル水素ホスフェートモノアニオンおよび2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニルホスフェートジアニオンを含む水溶液を酸性化することを含む、方法1。
1.2 有機溶媒、例えば、酢酸エチルで抽出し、水性フラクションおよび有機フラクションを生成することをさらに含む、1.1の方法。
1.3 有機フラクションを分離することをさらに含む、1.2の方法。
1.4 例えば、硫酸ナトリウムを用いて有機フラクションを乾燥させることをさらに含む、1.3の方法。
1.5 有機溶媒を蒸発させることをさらに含む、1.4の方法。
1.6 結晶を単離することをさらに含む、1.5の方法。
1.7 有機溶媒を減圧下で濃縮してを提供することをさらに含む、1.4の方法。
1.8 場合により撹拌しながら、油状物質を有機溶媒(例えば、酢酸エチル)に溶解することをさらに含む、1.7の方法。
1.9 場合により撹拌しながら、貧溶媒、例えば、有機貧溶媒(例えば、n−ヘプタン)を添加することをさらに含む1.8の方法。
1.10 固体を、例えばろ過することにより単離することをさらに含む、1.9の方法。
1.11 固体を貧溶媒、例えば、有機貧溶媒(例えば、n−ヘプタン)で洗浄することをさらに含む、1.10の方法。
1.12 固体を真空下で乾燥させることをさらに含む、1.11の方法。
1.13 結晶を単離することをさらに含む、1.11または1.12の方法。
1.14 室温で、場合により撹拌しながら、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを有機溶媒(例えば、酢酸エチル)に溶解することをさらに含む、1以降のいずれかの方法。
1.15 場合により撹拌しながら、貧溶媒、例えば有機貧溶媒(例えば、n−ヘプタン)を添加することをさらに含む、1.14の方法。
1.16 固体を、例えばろ過することにより単離することをさらに含む、1.15の方法。
1.17 固体を貧溶媒、例えば有機貧溶媒(例えば、n−ヘプタン)で洗浄することをさらに含む、1.16の方法。
1.18 真空下で乾燥させることをさらに含む、1.17の方法。
1.19 結晶を単離することをさらに含む、1.17または1.18の方法
1.20 式Iを有機溶媒および場合により貧溶媒と混合させる、例えば、式Iを酢酸エチル、ヘプタン、アセトニトリル、トルエン、メタノールおよびp−ジオキサンの1以上と混合させることをさらに含む、1以降のいずれかの方法。混合物は場合により、撹拌および/または冷却してよい。
1.21 結晶を単離することをさらに含む、1以降のいずれかの方法。
1.22 1以降のいずれかの方法により製造された2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを含む、結晶。
1.23 結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態3以降、結晶形態4以降、結晶形態5以降および結晶形態6以降のいずれか、例えば結晶形態1以降のいずれかであって、結晶が方法1.1〜1.21の方法のいずれかにより製造される、結晶形態。
1以降のいずれかの方法により製造される結晶が、さらに提供される。
有機溶媒(例えば、酢酸エチル、ヘプタン、アセトニトリル、メタノール、トルエン、例えば、酢酸エチル/ヘプタンの1以上)から2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを結晶化させて溶媒和物を得ること、および溶媒和物を水と撹拌および/または水で洗浄して有機溶媒を含まない2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを得ることを含む、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)の製造方法(方法2)が、さらに提供される。方法2は以下のとおり、さらに提供される。
2.1 有機溶媒が酢酸エチル、ヘプタン、アセトニトリル、メタノールおよびトルエン、例えば、酢酸エチル、例えば、酢酸エチル/ヘプタンの1以上である、方法2。
2.2 溶媒和物を水で撹拌すること、例えば溶媒和物を水で、室温で撹拌すること、例えば溶媒和物を水で、室温で2時間撹拌することを含む、2または2.1の方法。
2.3 固体を、例えばろ過することにより単離することをさらに含む2.2の方法。
2.4 固体を水で洗浄することをさらに含む、2.3の方法。
2.5 固体を乾燥させること、例えば固体を真空下で1時間乾燥させることをさらに含む、2.4の方法。
2.6 固体を場合により結晶形態で単離することをさらに含む、2以降のいずれかの方法。
2.7 最終生成物が2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート、例えば、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの水和物、例えば結晶形態5以降のいずれかを含む結晶である、2以降のいずれかの方法。
2以降のいずれかの方法により製造された結晶が、さらに提供される。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(例えば、結晶形態1以降のいずれか、例えば、形態A)と水を場合により撹拌しながら混合することを含む、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)(例えば、結晶形態5以降のいずれか)の水和物の製造方法(方法3が提供される)。方法3は以下のとおり、さらに提供される。
3.1 場合により撹拌しながら、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(例えば、結晶形態1以降のいずれか)および水と貧溶媒(例えば、トルエン)を混合することをさらに含む、方法3。
3.2 固体をろ過により回収することをさらに含む、3または3.1の方法。
3.3 固体を真空乾燥させることをさらに含む、3.2の方法。
3.4 結晶を単離することをさらに含む、3以降のいずれかの方法。
方法3以降のいずれかにより製造された結晶が、さらに提供される。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを場合により撹拌して水と混合することを含む、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)(例えば、結晶形態5以降のいずれか)の水和物を製造するための方法(方法4)が提供される。方法4は以下のとおり、さらに提供される。
4.1 場合により撹拌しながら、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを水および有機溶媒、例えば貧溶媒tp混合することを含む、方法4。
4.2 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを、高い水分活性(a)(例えば0.9以上)を有する水を含む溶媒混合物で混合することを含む、4または4.1の方法。
4.3 固体をろ過により回収することをさらに含む、4以降のいずれかの方法。
4.4 固体を真空乾燥させることをさらに含む、4以降のいずれかの方法。
4.5 固体を単離することをさらに含む、4以降のいずれかの方法。
4以降のいずれかの方法により製造された結晶が、さらに提供される。
場合により撹拌しながら、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートと有機溶媒(例えば、ハロゲン化された有機溶媒、例えば、フッ素化された有機溶媒(例えば、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)、2,2,2−トリフルオロエタノール(TFE)、および/またはクロロホルム)および/またはトルエン)を混合することを含む、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)(例えば、結晶形態6以降のいずれか)の非溶媒和物非水和物結晶形態えお製造するための方法(方法5)が、さらに提供される。方法5は以下のとおり、さらに提供される。
5.1 有機溶媒がハロゲン化された有機溶媒、例えば、フッ素化された有機溶媒(例えば、ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)、2,2,2−トリフルオロエタノール(TFE)、および/またはクロロホルム)である、方法5。
5.2 有機溶媒がトルエンである、5または5.1の方法。
5.3 混合物を冷却することをさらに含む、5以降のいずれかの方法
5.4 固体を、例えばろ過により単離することをさらに含む、5以降のいずれかの方法。
5.5 固体を真空下で乾燥させることをさらに含む、5.4の方法。
5.6 結晶を単離することをさらに含む、5以降のいずれかの方法。
結晶形態、例えば1以降のいずれかの結晶形態、2以降のいずれかの結晶形態、5以降のいずれかの結晶形態、および6以降のいずれかの結晶形態、例えば1以降のいずれかの結晶形態、例えば5以降のいずれかの結晶形態、例えば6以降のいずれかの結晶形態において2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)を含む医薬組成物(組成物1)、例えば国際公開番号WO2015/069956号に記載される医薬組成物がさらに提供され、その全体を参照することにより本明細書に包含させる。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(結晶式I)、例えば結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態5以降、および結晶形態6以降のいずれか、例えば、結晶形態1以降のいずれか、例えば、結晶形態5以降のいずれかを含む結晶を含む医薬組成物(組成物1)が、さらに提供される。組成物1は以下のとおり、さらに提供される。
1.1 25〜500mg、例えば25〜300mgまたは350mg、例えば25〜200mg、例えば15mg、20mg、30mg、35mg、50mgまたは100〜150mg、200mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mgまたは600mg、例えば35mg、例えば350mgの結晶式Iを含む、組成物1。
1.2 0.01mg/kgまたは0.1mg/kgまたは0.5〜1mg/kgまたは5mg/kgまたは10mg/kgまたは15mg/kgの用量、例えば、0.05〜1mg/kgまたは5mg/kgの用量、例えば0.05〜0.1mg/kg、0.2mg/kg、0.3mg/kg、0.4mg/kg、0.5mg/kg、1mg/kg、5mg/kg、10mg/kgまたは20mg/kgの用量、例えば0.5〜1mg/kg、2mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kgまたは10mg/kgまたは20mg/kgの用量、例えば1〜2mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、10mg/kg、20mg/kgまたは50mg/kgの用量のN−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドを提供するために十分な量で結晶式Iを含む、1または1.1の組成物。
1.3 1.1〜1.2の組成物であって、溶媒、例えば水溶液に組成物を溶解した後に、組成物が7、7.5または8〜10.5、例えば7、7.5または8〜9.5、例えば、7または7.5〜8、例えば7.5〜8.5、例えば7.5、例えば8.5、例えば8〜8.5、例えば8.2のpHを有する塩基、例えば6、7、8、9または10〜11、例えば6、7、8または9〜10、例えば7〜9、例えば8〜9のpHを有する塩基を含み、ここで塩基が:
a)C1−8−アルキルモノ、ジ、またはトリカルボン酸塩、例えば、コハク酸塩、例えば金属コハク酸塩(例えば、アルカリおよび/またはアルカリ性クエン酸塩、例えばアルカリクエン酸塩、例えばクエン酸ナトリウムおよび/またはクエン酸カリウム)、例えば酒石酸塩(例えば、金属酒石酸塩、アルカリ酒石酸塩、例えば酒石酸ナトリウム)、例えばコハク酸塩(例えば、金属コハク酸塩、例えばアルカリコハク酸塩、例えばコハク酸ジナトリウム塩)および/または例えば乳酸塩(例えば、金属乳酸塩、例えばアルカリ乳酸塩、例えば乳酸ナトリウム)、
b)リン酸塩、例えば、金属リン酸塩(例えば、アルカリおよび/またはアルカリ性リン酸塩、例えばアルカリリン酸塩、例えば、リン酸ナトリウム(例えば、NaHPOおよび/またはNaHPO)および/またはリン酸カリウム(例えば、KHPOおよび/またはKHPO))、
c)アミンおよび/またはその塩(例えば、モルホリン、ピペラジン、ベネタミン、ベンザチン、トリメチルグリシン、クロロプロカイン、ヒドラバミン、アミノ酸(例えば、アルギニンおよび/またはリシン)、モノおよび/またはポリヒドロキシアルキルアミン、および/またはその塩、例えば(HO)NH、[(HO)NH、[(HO)N、および/またはその塩(ここで、各Rは独立してC1−8アルキル(例えば、C1−6−アルキル、例えば、C1−4−アルキル、例えば、−CHCH、例えば、−CH)であり、nは0またはC1−8−アルキレン(例えば、C1−6−アルキレン、例えばC1−4−アルキレン、例えば−CH−CH−、例えば−C(CH)−、例えば一方のRが−CHであり、他方のRが−(CH)−である)であり、各nは独立して1−8(例えば、1、2、3、4、5または6)である)、例えばトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(トリス塩基としても知られる)および/またはその塩 (例えば、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンアセテート(トリスアセテートとしても知られる)、メグルミン、ジメチルエタノールアミン、ジエチルアミン、ジエチルエタノールアミン、および/またはジエタノールアミン)、例えばアミンの共役酸および/またはその塩が6、7、8、9または10〜11、例えば、6、7、8、または9〜10、例えば7〜9、例えば8〜9のpKaを有する、前記のいずれか、
d)酢酸塩、例えば、金属酢酸塩(例えばアルカリおよび/またはアルカリ性酢酸塩、例えばアルカリ酢酸塩、例えば、酢酸ナトリウムおよび/または酢酸カリウム)、
e)ヒドロキシドおよび/またはアルコキシド塩、例えば、金属ヒドロキシドおよび/または金属アルコキシド塩(例えば、四級水酸化アンモニウム、例えば、水酸化アンモニウムおよび/またはコリンヒドロキシド、水酸化リチウム、水酸化アルミニウムヒドロキシド、例えば、アルカリおよび/またはアルカリ性ヒドロキシド塩、例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、および/またはマグネシウムエトキシド、例えば、水酸化ナトリウム)、
f)炭酸塩および/または重炭酸塩、例えば、金属炭素炭酸塩および/または金属重炭酸塩(例えば、アルカリおよび/またはアルカリ性炭酸塩、例えばアルカリおよび/またはアルカリ性重炭酸塩、例えば、重炭酸ナトリウム)、または
g)ホウ酸塩、例えば、金属ホウ酸塩(例えば、アルカリホウ酸塩、例えば、ホウ酸ナトリウム)、
またはそれらのいずれかの組み合わせ、
例えば、クエン酸ナトリウム、NaHPO、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンおよびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン塩(例えば、トリスアセテート)の1以上、例えば、クエン酸ナトリウム、NaHPOおよびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、例えばクエン酸ナトリウムおよびNaHPOの1以上、例えばNaHPO、例えばトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンの1以上
である、1以降のいずれかの組成物。
1.4 1mgまたは5〜200mgまたは500mg、例えば1mgまたは5mgまたは10〜15mg、20mg、25mg、30mg、40mg、50mg、75mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、1000mgまたは1500mg、例えば15mg、20mg、30mg、50mg、または100〜200mg、250mg、400mg、450mg、500mg、600mg、700mg、800mg、1000mgまたは1500mgの塩基の塩基を含む、1.3の組成物。
1.5 塩基がアミンおよび/またはその塩(例えば、モルホリン、アミノ酸(例えば、アルギニン)、モノおよび/またはポリヒドロキシアルキルアミンおよび/またはその塩、例えばHNR20、HNR2021、NR202122および/またはその塩であり、ここでR20、R21およびR22は独立して、1以上の−OHで場合により置換されていてよい(例えば、1〜8個、例えば1個、2個、3個、4個、5個または6個の−OHで場合により置換されていてよい)C1−8−アルキル(例えば、C1−6−アルキル、例えばC1−4−アルキル、例えば、C−アルキル、例えば、−CH)、例えば、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(トリス塩基としても知られる)および/またはその塩(例えば、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンアセテート(トリスアセテートとしても知られる)メグルミンおよび/またはジエタノールアミン)、例えばアミンの共役酸および/またはその塩が6、7、8、9または10〜11、例えば6、7、8、または9〜10、例えば7〜9、例えば8〜9のpKaを有する、前記のいずれかである1.3または1.4の組成物。
1.6 塩基がトリス塩基である、1.3〜1.5のいずれかの組成物。
1.7 塩基の共役酸、例えばアミンおよび/またはその塩が6、7、8、9または10〜11、例えば6、7、8、または9〜10、例えば7〜9、例えば8〜9のpKaを有する、1.3〜1.6のいずれかの組成物。
1.8 塩基に対する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートのモル比が少なくとも1:1、例えば、塩基に対する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートのモル比が少なくとも2:1である、1.3〜1.7のいずれかの組成物。
1.9 塩基に対する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートのモル比が少なくとも1:2、例えば少なくとも1:2、1:3、1:4、または1:5〜1:6、1:7、1:8、1:10、1:15、1:20または1:30、例えば少なくとも1:2.5〜1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:15、1:20、または1:30、例えば少なくとも1:2.5、例えば少なくとも1:5、例えば少なくとも1:10である、1.3〜1.7のいずれかの組成物。
1.10 充填剤、例えばマンニトール、ラクトース、スクロース、トレハロース、ソルビトール、グルコース、ラフィノース、アルギニン、グリシン、ヒスチジン、デキストラン(例えばデキストラン40)、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール、例えばの1以上、マンニトール、グルコース、スクロース、ラクトース、トレハロースおよびデキストラン(例えばデキストラン40)の1以上、例えばデキストラン(例えば、デキストラン40)を含む、1以降のいずれかの組成物。
1.11 5mgまたは10mgまたは50mg〜2gまたは5gの充填剤、例えば、50mgまたは100〜200mg、300mg、500mgまたは800mg、または1g、1.5g、2g、3g、4gまたは5gの充填剤を含む、1以降のいずれかの組成物。
1.12 組成物が固体である、例えば薬学的に許容される賦形剤、例えば1以上の塩基が固体である、1以降のいずれかの組成物。
1.13 薬学的に許容される液体(例えば溶液または懸濁液、例えば溶液)に水溶液と混合するために適切な、1以降のいずれかの組成物。
1.14 注射、例えば、皮下、筋肉内、静脈内または髄腔内、例えば筋肉内または静脈内、例えば皮下、筋肉内、静脈内または髄腔内ボーラス注射のための、1以降のいずれかの組成物。
1.15 静脈内注射、例えば、IVボーラス注射および/またはIV点滴、例えば、IVボーラス注射後のIV点滴のための、1.14の組成物。
1.16 筋肉内注射、例えば、IMボーラス注射および/またはIM点滴、例えば、IMボーラス注射後のIM点滴のための、1.14の組成物。
1.17 結晶式Iおよび塩基をともに粉末状にする、1.3〜1.16のいずれかの組成物。
1.18 20〜500mg、例えば25〜450mg、例えば30〜400mg、例えば35〜350mgの結晶式I、および塩基、例えばトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、NaHPO、メグルミンおよびクエン酸ナトリウムの1以上の塩基、例えば15〜1000mg、例えば20〜600mg、例えば50〜200mg、例えば50〜150mg、例えば10〜1500mg、例えば15〜1000mg、例えば20〜600mg、例えば50〜200mg、例えば50〜150mgの塩基を含む、組成物1。
1.19 20〜500mg、例えば25〜450mg、例えば30〜400mg、例えば35〜350mgの結晶式I、およびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、例えば10〜600mg、例えば20〜500、例えば40〜500mgのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを含む、1.18の組成物。
1.20 室温で少なくとも1週間、例えば、少なくとも1か月、2か月、4か月、6か月、8か月または12か月安定である、例えば、<20% N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド、<15% N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド、<10% N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド、<5% N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド、<2% N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド、1% N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド、または<1% N−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドを有する、1以降のいずれかの組成物。
1.21 10%未満、15%未満または20%未満のN−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド、例えば5%未満、4%未満、3%未満、または2%未満のN−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドを少なくとも1週間、例えば少なくとも1か月、2か月、4か月、6か月、8か月または12か月含む、1以降のいずれかの組成物。
1.22 結晶式Iが結晶形態1以降のいずれかである、1以降のいずれかの組成物。
1.23 結晶式Iが結晶形態2以降のいずれかである、1以降のいずれかの組成物。
1.24 結晶式Iが結晶形態5以降のいずれかである、1以降のいずれかの組成物。
1.25 結晶式Iが結晶形態6以降のいずれかである、1以降のいずれかの組成物。
1.26 本明細書に記載のいずれかの方法における使用のための、例えば方法1以降および方法2以降(下記参照)のいずれかにおける使用のための、1以降のいずれかの組成物。
1.27 図47の上部に示される(または図56の上部に示される)ようなXRPDパターンを実質的に示し、XRPDがCuKα照射を使用して測定される、例えばXRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、1以降のいずれかの組成物。
1.28 組成物のXRPDパターンが結晶形態1以降、2以降、5以降、または6以降のいずれかに示される2θ(°)値および/またはd間隔(Å)値(例えば特徴的、代表的および/または主ピーク)のいずれかを含む、1以降のいずれかの組成物。
結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態5以降、または結晶形態6以降のいずれかと薬学的に許容される液体、例えば水溶液、例えば無菌溶液を混合することを含む、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)のモノアニオンまたはジアニオンを含む医薬組成物を製造する方法(方法4)がさらに提供される。方法4は以下のとおり、さらに提供される。
4.1 式Iのモノアニオンが
である、方法4。
4.2 式Iのジアニオンが
である、方法4。
4.3 組成物1以降のいずれかおよび液体、例えば水溶液を混合することを含む、4以降のいずれかの方法。
4.4 モノアニオンまたはジアニオンの濃度が0.01mMまたは0.02mMまたは0.05mMまたは0.1mMまたは0.5mMまたは1mMまたは2〜250mM、例えば0.01mMまたは0.1mMまたは0.5〜1mM、2mM、5mM、10mM、15mM、20mM、25mM、40mM、50mM、60mM、75mM、100mM、125mM、150mM、175mM、200mM、250mMまたは1000mM、例えば1〜2mM、5mM、10mM、15mM、20mM、25mM、40mM、50mMまたは60mM、例えば、5mM、10mM、15mM、20mM、25mMまたは50〜100mM、200mM、250mM、300mM、400mM、500mMまたは1000mM、例えば、2mM、20mMまたは200mM、例えば5mM、10mM、50mM、500mM、500mMまたは1000mMである、4以降のいずれかの方法。
4.5 液体、例えば水溶液が塩基を含む、4以降のいずれかの方法。
4.6 塩基およびその量が1.3〜1.9、1.12、1.18および1.19、上記のいずれかの組成物に記載される、4.5の方法。
4.7 液体が、方法4.5または4.6の方法のとおり塩基を場合により含んでよい、注射のための無菌水を含む、4以降のいずれかの方法。
4.8 液体が方法4.5または4.6の方法のとおり塩基を場合により含んでよいデキストロース(例えば、デキストロース注射 5%)を含む無菌溶液である、4以降のいずれかの方法。
4.9 液体が方法4.5または4.6の方法のとおり塩基を場合により含んでよい塩化ナトリウム(例えば、0.9%塩化ナトリウム注射)を含む無菌溶液である、4以降のいずれかの方法。
4.10 液体が方法4.5または4.6の方法のとおり塩基を場合により含んでよいベンジルアルコール(例えば、ベンジルアルコールを注射するための静菌性水またはベンジルアルコールを注射するための塩化ナトリウム)を含む無菌溶液である、4以降のいずれかの方法。
4.11 液体が方法4.5または4.6の方法のとおり塩基を場合により含んでよい乳酸リンガー溶液を含む、4以降のいずれかの方法。
4.12 0.5〜500mL、例えば1mLまたは2mL〜500mL、例えば1mLまたは2mL〜5mL、10mL、25mL、30mL、35mL、50mL、75mL、100mL、150mL、200mL、300mLまたは500mL、例えば1mLまたは2mL〜5mL、10mL、25mL、50mL、75mL、100mLまたは200mL、例えば3.5mLまたは5〜10mL、25mL、50mLまたは100mL、例えば3.5mLまたは35mLの液体、例えば水溶液、例えば方法4.5〜4.11に示されるいずれかの液体を、結晶式Iと混合する、4以降のいずれかの方法。
4.13 医薬組成物が7、7.5または8〜10.5、例えば7、7.5または8〜9.5、例えば7または7.5〜8、例えば7.5〜8.5、例えば7.5、例えば8.5、例えば8〜8.5、例えば8.2のpHを有する、4以降のいずれかの方法。
4.14 医薬組成物が注射、例えば皮下、筋肉内、静脈内または髄腔内、例えば筋肉内または静脈内、例えば皮下、筋肉内、静脈内、または髄腔内ボーラス注射のためのものである、4以降のいずれかの方法。
4.15 静脈内注射、例えば、IVボーラス注射および/またはIV点滴、例えば、IVボーラス注射後のIV点滴のためのものである、4以降のいずれかの方法。
4.16 医薬組成物が筋肉内注射、IMボーラス注射および/またはIM点滴、例えば、IMボーラス注射後のIM点滴のためのものである、4以降のいずれかの方法。
4.17 注射前に粒子および微生物を除去するために医薬組成物をろ過することをさらに含む、4.14〜4.16のいずれかの方法。
4.18 結晶式Iが結晶形態1以降のいずれかである、4以降のいずれかの方法。
4.19 結晶式Iが結晶形態2以降のいずれかである、4以降のいずれかの方法。
4.20 結晶式Iが結晶形態5以降のいずれかである、4以降のいずれかの方法。
4.21 結晶式Iが結晶形態6以降のいずれかである、4以降のいずれかの方法。
4.22 投与を必要とする患者への投与直前または投与前に、例えば結晶式Iおよび薬学的に許容される液体を混合することにより、医薬組成物を調製する、4以降のいずれかの方法。
4.23 投与を必要とする患者への投与前、24時間以内、例えば12時間以内、例えば10時間以内、例えば8時間以内、例えば2時間以内、例えば1時間以内、例えば30分以内、例えば20分以内、例えば15分以内、例えば10分以内、例えば5分以内、例えば3分以内、例えば2分以内、例えば1分以内に医薬組成物を調製する、4以降のいずれかの方法。
4.24 液体と混合する前に結晶式Iおよび塩基を(例えば固体形態で、例えば、ともに粉末で)混合する、4以降のいずれかの方法。
4.25 結晶式Iを液体と混合し、ここで液体が塩基を含む、4以降のいずれかの方法。
薬学的に許容される液体に溶解したとき、組成物への金属ヒドロキシド塩(例えばNaOHおよび/またはKOH、例えばNaOH)の添加により所望のpHを達成するために、本明細書に開示される医薬組成物、例えば組成物1以降のいずれかの組成物のpHを調製し得る。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(結晶式I)を含む結晶、例えば、結晶形態1以降のいずれか、結晶形態2以降のいずれか、結晶形態5以降のいずれか、および結晶形態6以降のいずれか、例えば、結晶形態1以降のいずれか、例えば、結晶形態5以降のいずれかを含むキットがさらに提供される。キット1は以下のとおり、さらに提供される。
1.1 25〜500mg、例えば25〜300mgまたは350mg、例えば、from 25〜200mg、例えば15mg、20mg、30mg、35mg、50mgまたは100〜150mg、200mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、550mgまたは600mg、例えば35mg、例えば350mgの結晶式Iを含む、キット1。
1.2 組成物が0.01mg/kgまたは0.1mg/kgまたは0.5〜1mg/kgまたは5mg/kgまたは10mg/kgまたは15mg/kg、例えば、0.05〜1mg/kgまたは5mg/kg、0.05〜0.1mg/kg、0.2mg/kg、0.3mg/kg、0.4mg/kg、0.5mg/kg、1mg/kg、5mg/kg、10mg/kgまたは20mg/kg、例えば、0.5〜1mg/kg、2mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kgまたは10〜20mg/kg、例えば1〜2mg/kg、3mg/kg、4mg/kg、5mg/kg、10mg/kg、20mg/kgまたは50mg/kgのN−[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドを提供するために十分な量の結晶式Iを含む、1または1.1のキット。
1.3 塩基をさらに含み、例えば、ここで塩基およびその量が前記1.3〜1.9、1.12、1.18、および1.19の組成物のいずれかに記載されるとおりである、1または1.1のキット。
1.4 1mgまたは5〜200mgまたは500mg、例えば1mgまたは5mgまたは10〜15mg、20mg、25mg、30mg、40mg、50mg、75mg、100mg、150mg、200mg、250mg、300mg、350mg、400mg、450mg、500mg、1000mgまたは1500mg、例えば15mg、20mg、30mg、50mgまたは100〜200mg、250mg、400mg、450mg、500mg、600mg、700mg、800mg、1000mgまたは1500mgの塩基を含む、キット1.3。
1.5 塩基の濃度が0.01mMまたは0.1mMまたは0.5mMまたは1mMまたは2〜250mM、例えば0.01mMまたは0.1mMまたは0.5〜1、2mM、5mM、10mM、15mM、20mM、25mM、40mM、50mM、60mM、75mM、100mM、125mM、150mM、175mM、200mM、250mMまたは1000mM、例えば1〜2mM、5mM、10mM、15mM、20mM、25mM、40mM、50mMまたは60mM、例えば5〜50mM、例えば5、10、15、20、25または50〜100、200、250、300、400、500mMまたは1000mM、例えば、2mM、20mMまたは200mM、例えば5mM、10mM、50mM、500mM、500mMまたは1000mM、例えば5mM、10mM、15mM、20mM、25mMまたは50〜100mM、200mM、250mM、300mM、400mM、500mMまたは1000mMのものである、1.3または1.4のキット。
1.6 塩基がアミンおよび/またはその塩(例えば、モルホリン、アミノ酸(例えば、アルギニン)、モノおよび/またはポリヒドロキシアルキルアミンおよび/またはその塩、例えば、HNR20、HNR2021、NR202122、および/またはその塩(ここで、各R20、R21およびR22は独立して、1以上の−OHで場合により置換されていてよい(例えば、1〜8個、例えば、1個、2個、3個、4個、5個または6個の−OHで場合により置換されていてよい)C1−8−アルキル(例えば、C1−6−アルキル、例えばC1−4−アルキル、例えばC−アルキル、例えば−CH)、例えばトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(トリス塩基としても知られる)および/またはその塩(例えば、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンアセテート(トリスアセテートとしても知られる)、メグルミンおよび/またはジエタノールアミン)、例えばアミンの共役酸および/またはその塩が6、7、8、9または10〜11、例えば6、7、8または9〜10、例えば7〜9、例えば8〜9のpKaを有する、前記のいずれかである、1.3〜1.5のいずれかのキット。
1.7 塩基がトリス塩基である、1.3〜1.6のいずれかのキット。
1.8 塩基の共役酸、例えば、アミンおよび/またはその塩が6、7、8、9または10〜11、例えば6、7、8または9〜10、例えば7〜9、例えば8〜9のpKaを有する、1.3〜1.7のキット。
1.9 塩基に対して2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを少なくとも1:1のモル比、例えば塩基に対する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを少なくとも2:1のモル比で含む、1.3〜1.8のいずれかのキット。
1.10 1以上の塩基に対して2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを少なくとも1:2、例えば少なくとも1:2、1:3、1:4または1:5〜1:6、1:7、1:8〜1:10、1:15、1:20または1:30、例えば少なくとも1:2.5〜1:5、1:6、1:7、1:8、1:9、1:10、1:15、1:20または1:30、例えば少なくとも1:2.5、例えば少なくとも1:5、例えば少なくとも1:10のモル比で含む、1.3〜1.8のいずれかのキット。
1.11 薬学的に許容される賦形剤、例えば充填剤、例えば、マンニトール、ラクトース、スクロース、トレハロース、ソルビトール、グルコース、ラフィノース、アルギニン、グリシン、ヒスチジン、デキストラン(例えば、デキストラン40)、ポリビニルピロリドン、ポリエチレングリコール、およびポリプロピレングリコールの1以上、例えばマンニトール、グルコース、スクロース、ラクトース、トレハロースおよびデキストラン(例えば、デキストラン40)の1以上をさらに含む、1以降のいずれかのキット。
1.12 5mgまたは10mgまたは50mg〜2gまたは5gの充填剤、例えば50mgまたは100〜200mg、300mg、500mgまたは800mgまたは1g、1.5g、2g、3g、4gまたは5gの充填剤を含む、キット1.11。
1.13 結晶式I、例えば25〜450mg、例えば30〜400mg、例えば35〜350mgの結晶式I、および塩基、例えばトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、NaHPO、メグルミンおよびクエン酸ナトリウムの1以上、例えば、15〜1000mgの塩基、例えば20〜600mg、例えば50〜200mg、例えば50〜150mg、例えば10〜1500mgの塩基、例えば15〜1000mg、例えば20〜600mg、例えば50〜200mg、例えば50〜150mgの塩基を含む、キット1。
1.14 20〜500mg、例えば25〜450mg、例えば30〜400mg、例えば35〜350mgの結晶式Iおよびトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン、例えば、10〜600mg、例えば、20〜500mg、例えば、40〜500mgのトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを含む、1.13のキット。
1.15 結晶式Iが、水溶液を薬学的に許容される液体(例えば溶液または懸濁液、例えば溶液)に混合するために適切である、1以降のいずれかのキット。
1.16 薬学的に許容される液体、例えば無菌溶液、例えば場合により塩基例えば前記1.3〜1.9、1.12、1.18および1.19の組成物のいずれかに記載の塩基およびその量、例えば1.3〜1.10、1.13または1.14のいずれかのキットに記載される塩基またはその量を含んでよい水溶液を含む、1以降のいずれかのキット。
1.17 液体が注射のための無菌水を含む、1.16のキット。
1.18 液体がデキストロースを含む無菌溶液(例えば、デキストロース注射 5%)である、1.16または1.17のキット。
1.19 液体が塩化ナトリウムを含む無菌溶液(例えば、0.9%塩化ナトリウム注射)である、1.16〜1.18のいずれかのキット。
1.20 液体がベンジルアルコールを含む無菌溶液(例えば、ベンジルアルコールを含む注射用静菌水またはベンジルアルコールを含む注射用静菌塩化ナトリウム)である、1.16〜1.19のいずれかのキット。
1.21 液体が乳酸リンガー溶液を含む、1.16〜1.20のいずれかのキット。
1.22 0.5〜500mLの液体、例えば水溶液、例えば1mLまたは2mL〜500mL、例えば1mLまたは2mL〜5mL、10mL、2mL5、30mL、35mL、50mL、75mL、100mL、150mL、200mL、300mLまたは500mL、例えば1mLまたは2mL〜5mL、10mL、25mL、50mL、75mL、100mLまたは200mL、例えば3.5mLまたは5〜10mL、25mL、50mLまたは100mL、例えば3.5mLまたは35mLの水溶液を含む、1.16〜1.21のいずれかのキット。
1.23 結晶式I、例えば組成物1以降のいずれかを含む医薬組成物を含む、1以降のいずれかのキット。
1.24 キットの成分が同一の容器または1以上の異なる容器に存在する、1以降のいずれかのキット。
1.25 結晶式Iおよび塩基が同一の容器(容器1)に存在し、液体が異なる容器(容器2)に存在する、1.24のキット。
1.26 液体および塩基が同一の容器(容器1)に存在し、結晶式Iが異なる容器(容器2)に存在する、キット1.24のキット。
1.27 結晶式Iが容器(容器1)に存在し、塩基が異なる容器(容器2)に存在し、液体が異なる容器(容器3)に存在する、1.24のキット。
1.28 薬学的に許容される賦形剤が容器1に存在する、1.25〜1.27のいずれかのキット。
1.29 薬学的に許容される賦形剤が容器2に存在する、1.25〜1.27のいずれかのキット。
1.30 薬学的に許容される賦形剤が容器3に存在する、1.27のキット。
1.31 結晶式I、塩基、液体および薬学的に許容される賦形剤のそれぞれが別個の容器に存在する、1.24のキット。
1.32 結晶式Iが結晶形態1以降のいずれかである、1以降のいずれかのキット。
1.33 結晶式Iが結晶形態2以降のいずれかである、1以降のいずれかのキット。
1.34 結晶式Iが結晶形態5以降のいずれかである、1以降のいずれかのキット。
1.35 結晶式Iが結晶形態6以降のいずれかである、1以降のいずれかのキット。
1.36 アクアポリンが介在する疾患または状態を処置または制御するために2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを使用するための(例えば、本明細書に記載の疾患または状態を処置または制御するための、例えば前記方法1以降および方法2以降のいずれかの使用(下記参照)のための)指示書、例えば、投与を必要とする患者に2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを投与するための指示書、例えば結晶式Iを塩基および/または液体と混合することについての指示書、例えばアクアポリンが介在する疾患または状態を処置または制御するためにキット1.23の医薬組成物を使用するための(例えば、例えば、本明細書に記載の疾患または状態を処置または制御するための、例えば前記方法1以降および方法2以降のいずれかの使用(下記参照)のための)指示書、例えば、投与を必要とする患者にキット1.23の医薬組成物を投与するための指示書、例えばキット1.23の医薬組成物を製造するための指示書を含む、1以降のいずれかのキット。
1.37 本明細書に記載のいずれかの使用のための、例えば、方法1以降および方法2以降(下記参照)のいずれかの使用のための、1以降のいずれかのキット。
アクアポリンが介在する疾患または状態、例えば水不均衡および他の疾患の疾患または状態を処置または制御する方法であって、投与を必要とする患者に有効量の(または有効量の医薬組成物を含む)2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを含む結晶、例えば結晶形態1以降のいずれか、結晶形態2以降のいずれか、結晶形態5以降のいずれか、および結晶形態6以降のいずれか、例えば結晶形態1以降のいずれか、例えば結晶形態5以降のいずれかを含む、方法(方法1)がさらに提供される。方法1は以下のとおり、さらに提供される。
1.1 疾患または疾患が、浮腫、てんかん、視神経脊髄炎、片頭痛、低ナトリウム血症、網膜虚血または眼内圧異常および/または組織水和に関連する他の眼疾患、過剰体液貯留、心筋虚血、心筋梗塞、心筋低酸素症、うっ血性心不全、および敗血症から選択される、方法1。
1.2 疾患または状態が浮腫、例えば脳または脊髄の浮腫である1または1.1の方法。
1.3 疾患または状態が脳浮腫、例えば、虚血性卒中による脳浮腫、例えば細胞毒性脳浮腫、例えば虚血性卒中による細胞毒性脳浮腫である1.2の方法。
1.4 疾患または状態が脳浮腫、例えば外傷(例えば、頭部外傷)による細胞毒性脳浮腫、卒中(例えば虚血性卒中)、外傷性脳傷害、神経膠腫、髄膜炎、急性高山病、てんかん発作、感染、代謝障害、低酸素症(一般的な全身性低酸素症および心臓発作または他の脳への血液灌流の妨害による低酸素症を含む)、水中毒、肝不全、肝臓脳症または糖尿病性ケトアシドーシス、例えば頭部外傷による、例えば卒中(例えば虚血性卒中)による、例えば外傷性脳傷害による、例えば臓発作または他の脳への血液灌流の妨害による低酸素症による脳浮腫である、1.3の方法。
1.5 疾患または状態が脳浮腫、例えば、微小重力曝露、放射線曝露、侵襲性中枢神経系手術(例えば、神経手術、血管内凝塊除去、脊髄穿刺、動脈瘤修復または脳深部刺激)、膿瘍、子癇、クロイツフェルト・ヤコブ病または狼瘡脳炎による細胞毒性脳浮腫である、1.3の方法。
1.6 疾患または状態が脊髄浮腫、例えば脊髄損傷による脊髄浮腫、例えば脊髄圧迫である。1.2の方法。
1.7 疾患または状態が網膜浮腫、微小重力または放射線曝露による眼神経浮腫、低酸素症による浮腫、または心臓浮腫(例えば心臓虚血または他の心臓への血流の妨害による心臓浮腫)である、1.2の方法。
1.8 疾患または状態が低ナトリウム血症および過剰体液貯留、例えば心不全、肝硬変、ネフローゼ障害または不適切な抗利尿ホルモン分泌の症候群(SIADH)による低ナトリウム血症または過剰体液貯留から選択される、1または1.1の方法。
1.9 疾患または状態が神経膠芽腫、卵巣過刺激症候群、肺浮腫、線維筋痛症および多発性硬化症から選択される、方法1。
1.10 疾患または状態が国際公開番号WO2013/169939(米国特許公開番号第2015/0133405号として公開された米国国内出願)または国際公開番号WO2015/069948(米国国内出願番号第15/034,543号)、WO2015/069956(米国国内出願番号第15/035,006号)、WO2015/069961(米国国内出願番号第15/034,274)またはWO2016/077787号に記載され、これらの各々を本明細書に包含させる、1または1.1〜1.9のいずれかの方法。
有効量の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート、例えば、結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態5以降、および結晶形態6以降のいずれか、例えば結晶形態1以降のいずれか、例えば結晶形態5以降のいずれかを含む結晶(または有効量を含む医薬組成物)を、それらを必要とする患者に投与することを含む、移植片拒絶反応の処置または予防、移植された生物学的原料の拒絶反応の阻害、または移植による浮腫の予防、処置または制御のための方法がさらに提供される。方法2は以下のとおり、さらに提供される。
2.1 移植片拒絶反応の処置または予防を含む、方法2。
2.2 移植生物学的原料の拒絶を阻害することを含む、方法2。
2.3 移植による浮腫の予防、処置または制御を含む、方法2。
2.4 拒絶反応または浮腫、例えば移植片拒絶反応、例えば浮腫が、臓器(例えば腎臓、肝臓、膵臓、肺、心臓、胸腺、腸、子宮、例えば、心臓)またはそれらの一部の移植によるものである、2以降のいずれかの方法。
2.5 浮腫、例えば移植片拒絶反応、例えば浮腫が、顔、肢(例えば、手)、眼、気管、筋肉または食道移植によるものである、2または2.1〜2.3のいずれかの方法。
2.6 移植片拒絶反応が超急性または促進性拒絶反応、例えば、超急性拒絶反応、例えば促進性拒絶反応である、2以降のいずれかの方法。
2.7 移植片拒絶反応が急性拒絶反応である、2または2.1〜2.5のいずれかの方法。
2.8 移植片拒絶反応が慢性拒絶反応である、2または2.1〜2.5のいずれかの方法。
2.9 移植片拒絶反応、移植された生物学的原料の拒絶反応の阻害、または予防、処置または移植による浮腫の予防、処置または制御が、全体の参照により本明細書に包含させる国際出願番号PCT/US2015/060731号に記載されるものである、2以降のいずれかの方法。
有効量の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート、例えば、結晶形態1以降のいずれか、結晶形態2以降、結晶形態5以降、および結晶形態6以降のいずれか、例えば、結晶形態1以降のいずれか、例えば結晶形態5以降のいずれかを含む結晶(有効量を含む医薬組成物)を、それらを必要とする患者に投与することを含む、心臓手術、例えば心臓切開手術中の心臓の保護のための方法がさらに提供される。
さらに、
(i)本明細書に記載の方法における使用または疾患または状態のいずれかの処置における使用のための、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)、例えば結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態5以降および結晶形態6以降のいずれか、例えば、結晶形態1以降のいずれか、例えば結晶形態5以降のいずれかを含む結晶、
(ii)本明細書に記載のいずれかの疾患または状態を処置するための(医薬の製造における)、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)、例えば、結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態5以降および結晶形態6以降のいずれか、例えば結晶形態1以降のいずれか、例えば結晶形態5以降のいずれかを含む結晶、
(iii)本明細書に記載の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを含む結晶、例えば、結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態5以降および結晶形態6以降のいずれか、例えば結晶形態1以降のいずれか、例えば結晶形態5以降のいずれかを、薬学的に許容される希釈剤または担体と組合せてまたは共に含む医薬組成物、例えば組成物1以降のいずれか、および
(iv)本明細書に記載のいずれかの疾患または状態の処置において使用するための、本明細書に記載の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)を含む結晶、例えば結晶形態1以降のいずれか、結晶形態2以降、結晶形態5以降および結晶形態6以降、例えば結晶形態1以降のいずれか、例えば結晶形態5以降を、薬学的に許容される希釈剤または担体と組合せてまたは共に含む医薬組成物、例えば組成物1以降のいずれか
が提供される。
形態Aの非対称単位の原子変位楕円図面を示す。原子は50%の確率の異方性熱振動楕円により表される。 形態Aの原子変位楕円図面を示す。原子は50%の確率の異方性熱振動楕円により表される。2分子の式Iの一方を、原子ラベルを用いて示す。 結晶軸aと平行に見た形態Aの充填図を示す。 結晶軸bと平行に見た形態Aの充填図を示す。 結晶軸cと平行に見た形態Aの充填図を示す。 形態Aの非対称単位における2つの分子の周辺の水素結合環境を示す。 形態Aのb軸と平行な水素結合鎖を示す。 形態Aの計算XRPDパターンを示す。 形態Aの実験および計算XRPDパターンを示す。上部XRPDパターンは室温での実験XRPDパターンである。中部XRPDパターンは室温に調整した計算XRPDパターンである。XRPDパターンは150Kでの計算XRPDパターンである。 CuKα照射を使用して回収した形態AのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して回収した形態AのXRPDパターンを示す。 図12a(上部)12b(下部)は銅源を用いて回収した形態AのXRPDパターンを示す。 ヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の原子変位楕円図面を示す。原子は50%の確率の異方性熱振動楕円により表される。 ヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の原子変位楕円図面を示す。原子は50%の確率の異方性熱振動楕円により表される。 結晶軸aと平行に見たヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の充填図を示す。 結晶軸bと平行に見たヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の充填図を示す。 結晶軸cと平行に見たヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の充填図を示す。 ヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物に対するa軸と平行な式Iとアセトニトリルのナトリウム相互作用を示す。 ホスフェート基とヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の間の水素結合を示す。 ヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の計算XRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態BのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態IのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態LのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 形態AについてのDSCおよびTGAオーバーレイを示す。 形態NについてのDSCおよびTGAオーバーレイを示す。 形態NのDVS等温線を示す。 形態BのDVS等温線を示す 形態LのTGAサーモグラムを示す。 形態A、BおよびNの相互変換を示す。 CuKα照射を使用して収集された形態AのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態AのXRPDパターンを示す。 形態AXRPDパターンのオーバーレイを示す。上部XRPDパターンは実施例2A(図10および31に示されるXRPDパターン)に由来する形態Aである。下部XRPDパターンは実施例3(図11および32に示されるXRPDパターン)に由来する形態Aである。 形態AのDVS等温線を示す。 CuKα照射を使用して収集された形態AのXRPDパターンを示す。 形態AXRPDパターンのオーバーレイを示す。上部XRPDパターンは実施例2B(図35に示されるXRPDパターン)に由来する形態Aである。下部XRPDパターンは実施例2A(図10および31に示されるXRPDパターン)に由来する形態Aである。 CuKα照射を使用して収集された形態BのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態AのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態A(および未知の微量成分)のXRPDパターンを示す。 形態BのDSCおよびTGAオーバーレイを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態BのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態BのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態BのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 形態A+トリス塩基、形態Aおよびトリス塩基のXRPDパターンを示す。上部XRPDパターンはトリス塩基とともに粉末化した形態Aである。中部XRPDパターンは実施例2Aに由来する形態Aである。下部XRPDパターンはトリス塩基である。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態BのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態BのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態BのXRPDパターンを示す。 形態A+トリス塩基のXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態NのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態AのXRPDパターンを示す。 CuKα照射を使用して収集された形態AのXRPDパターンを示す。
詳細な説明
本明細書に記載の結晶、例えば結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態3以降、結晶形態4以降、結晶形態5以降、および結晶形態6以降のいずれかの結晶化度、形態学および性質は、限定されないが、単結晶X線回折、X線粉末回折、極性光学顕微鏡、熱顕微鏡、示差走査熱量測定(DSC)、熱重量分析(TGA)、動的(水)蒸気収着、赤外線吸収スペクトロスコピー、およびラマンスペクトロスコピーを含む多くの方法により決定され得る。
所定のサンプルのXRPDパターン使用される機器、測定するときの時間およびサンプルの温度および標準的な実験誤差により変化する(標準偏差)ことがあると理解される。従って、2θ値(°2θ)、d間隔値、高さおよびピークの相対強度は、許容されるレベルの偏差を有する。例えば、その値は、例えば20%、15%、10%、5%、3%、2%または1%の許容される偏差を有し得る。特定の実施態様において、本明細書に記載の結晶形態XRPDパターンの2θ(°)値またはd間隔(Å)値は、0.2°および/または±0.2Åの許容される偏差を有し得る。さらに、本明細書に記載の結晶形態のXRPDパターンは、当業者により認識される特徴的なピークにより特定され得る。例えば、本明細書に記載の結晶形態、例えば結晶形態1以降、2以降、3以降、4以降または5以降のいずれかは、例えば、2つの特徴的なピーク、ある場合においては3つの特徴的なピーク、別の場合においては5つの特徴的なピークにより特定され得る。従って、特定の図において用語「実質的に」示されるなる用語とは、当業者により認識される主要なおよび/または特徴的なおよび/または代表的なピークを有するXRPDを有するいずれかの結晶をいう。
所定のサンプルの示差走査熱量測定および熱重量分析サーモグラムは、使用される機器、測定するときの時間およびサンプルの温度および標準的な実験誤差により変化する(標準偏差)ことがあることもまた、理解される。温度値自体は基準温度の±10℃、好ましくは±5℃、好ましくは±3℃まで逸脱することがある。
USPガイドラインによって、可変水和物および溶媒和物は、±0.2°2θより大きなピーク分散を示すことがある。従って、±0.2°2θのピーク分散はこれらの物質に適用できないことがある。
複数の回折パターンが利用可能であるならば、粒子統計(PS)および/または方位配列(PO)の評価が可能である。単一の回折計において解析された複数のサンプルに由来するXRPD間の再現性は、粒子統計が適正であることを示す。複数の回折計に由来するXRPDパターン間の相対強度の一貫性は良好な配列統計を示す。あるいは、利用可能ならば、観察されるXRPDパターンは単結晶構造に基づく計算XRPDパターンと比較され得る。エリア検出器を用いた2次元散乱パターンもまた、PS/POを評価するために使用され得る。PSおよびPO両方の影響が無視できると決定されるならば、その後XRPDパターンはサンプルについての粉末平均強度の代表であり、顕著なピークが「代表的なピーク」として特定され得る。一般に、代表的なピークを決定するために収集されたデータが多いほど、それらのピークの分類がより確実になり得る。
「特徴的なピーク」は、存在する限り、代表的なピークのサブセットであり、ある多型を別の結晶多型(同一の化学組成物を有する結晶形態である多型)と区別するために使用され得る。特徴的なピークは、もしあれば、ある化合物の全ての既知の結晶多型のピークの±0.2°2θ以内までに対して、どの代表的なピークがのその化合物の結晶多型に存在するかを評価することにより決定される。化合物の結晶多型は必ずしも、少なくとも1つの特徴的ピークを有するとは限らない。
本明細書において使用される、「XRPD」は、X線粉末回折を意味する。
本明細書において使用される、「患者」は、ヒトおよび非ヒトを含む。ある実施態様において、患者はヒトである。別の実施態様において、患者は非ヒトである。
本明細書において使用される、「ボーラス投与」とは、比較的短時間、例えば60分以下、30分以下、20分以下、10分以下、5分以下、例えば3分以下、例えば1分以下継続する単回注射における治療剤の投与をいう。ボーラス投与は治療有効量の治療剤を血液へ迅速に送達する。
本明細書において使用される、用語「溶媒和物」とは、結晶構造に包含される化学量論量または非化学量論量の溶媒を含む結晶をいう。
本明細書において使用される、用語「非溶媒和物」とは、結晶構造内に溶媒分子を含まないまたは実質的に含まない結晶をいう。
本明細書において使用される、用語「水和物」とは、結晶構造内に包含される化学量論量または非化学量論量の水を含む結晶をいう。
本明細書において使用される、用語「非水和物」とは、結晶構造内に水分子を含まないまたは実質的に含まない結晶をいう。
本明細書において使用される、「化学量論水和物」とは、拡大された相対湿度(RH)範囲を上回る特定の水含有量を有する結晶物質をいう。
本明細書において使用される、「可変性水和物」とは、拡大された相対湿度(RH)範囲を上回る可変の水含有量を有するが、相は変化しない結晶物質をいう。
本明細書において使用される、用語「非晶質」とは、分子の無秩序配列の固体をいい、識別可能な結晶格子を有しない。
本明細書において使用される、「貧溶媒」は、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)が溶解度であるか、不溶性である溶媒を意味する。例えば、貧溶媒は2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)が35mg/ml未満の溶解度、例えば10〜30mg/ml未満の溶解度、例えば1〜10mg/ml未満の溶解度、例えば1mg/ml未満の溶解度を有する溶媒を含む。
本明細書において使用される、「結晶式I」は2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(式I)、例えば、結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態5以降および結晶形態6以降のいずれか、例えば結晶形態1以降のいずれか、例えば結晶形態5以降のいずれかを含む結晶を意味する。
いくつかの実施態様において、本明細書において使用される塩基は固体である。
いくつかの実施態様において、本明細書において使用される「塩基」は無機または有機ブレンステッド塩基である。
本明細書における計算間隔(Å)値、1.5405929Åに対して使用される波長はCu−Kα1波長(Holzer, G. et al., E. Phys. Rev., 1997, A56 (6), 4554-4568)。各d間隔でにおけるd間隔予測に関連する変動はUSP推奨から計算され、代表的なデータ表に提供される。
実施例1 一般的方法
実施例1A 一般的なXRPD方法
長い高精度焦点光源を使用して生成されるCu照射の入射ビームを使用して、PANalytical X’Pert PRO MPD回折計を用いてXRPDパターンを収集する。CuKαX線を、試料を通過し、検出器に集中させるために楕円面多層ミラーを使用する。解析前に、シリコン試料(NIST SRM 640e)を解析してSi 111のピーク位置を確認する。サンプル試料Aを3μm厚のフィルムに挟み、透過幾何学で解析する。ビームを停止させ、空気により発生したバックグラウンドを最小限にするために短い散乱防止拡張部および散乱防止ナイフエッジを使用する。軸方向の発散からの広がりを最小限にするために、入射および回折ビームに対してソーラスリットを使用する。試料およびData Collectorソフトウェアv.2.2bから240mmに位置するスキャン位置感受性検出器(X’Celerator)を用いて回折パターンを収集する。
約30°2θまでの範囲内のピークを選択する。データ収集に使用する機器および/または固有のピーク分割により丸めアルゴリズムを使用して各ピークを最も近い0.1°2θまたは0.01°2θまで処理する。ピーク位置変化が±0.2°2θ以内で生じる。異なる機器で独立して調整したサンプルの第三者測定により、±0.2°2θ以上の変化がもたらされ得る。
好ましくは重複していない強い強度を有する低角度ピークを特定することにより、観察されたピークから顕著なピークを選択する。
実施例1B−XRPD指数付け
所定の指数付けされたXRPDパターンについて参照される図において、棒で示された許容ピーク位置と観察されたピークとの間の一致は、一貫した単位セル決定を示す。特に断らない限り、パターンの指数付けの成功は、サンプルが主に単結晶相から成ることを示す。一時的な指数付けした解(indexing solution)を確認するために、結晶単位セル内の分子充填モチーフを決定しなければならない。分子充填への試みは実施されていない。
実施例1C 示差走査熱量測定(DSC)
a.標準DSC
DSCはTA機器2920示差走査熱量計を使用して実施される。温度較正を、NIST−追跡可能インジウム金属を使用して実施する。サンプルをアルミニウムDSCパンに置き、蓋で覆い、重量を正確に記録する。サンプルパンとして設定された重量測定されたアルミニウムパンをセルの基準側に置く。サーモグラムの方法コードは開始および収量温度ならびに加熱速度の略語であり;例えば、(−30)−250−10は「−30℃〜250℃、10℃/分」を意味する。略語T0CはTゼロクリンプパンの使用を示す。
b.変調DSC
変調DSCデータは冷蔵冷却システム(RCS)を備えたTA機器Q2000示差走査熱量計において得られる。温度較正を、NIST−追跡可能インジウム金属を使用して実施する。サンプルをアルミニウムDSCパンに置き、蓋で覆い、重量を正確に記録する。サンプルパンとして設定された重量測定されたアルミニウムパンをセルの基準側に置く。2〜200℃まで2℃/分の加熱速度で1.00℃および60秒間の調節幅を用いて得られる。報告されたガラス転移温度は、温度曲線に対する熱流の可逆成分における段階変化の屈折点から得られる。
実施例1D 動的水蒸気吸着(DVS)
動的水蒸気吸着(DVS)データをVTI SGA−100 Vapor Sorption Analyzerにおいて収集する。NaClおよびPVPを較正標準として使用する。解析前にサンプルを乾燥させない。吸着および脱離データを窒素パージ下、10%RH増加で5%〜95%相対湿度(RH)の範囲で収集する。解析に使用される平衡基準は3時間の最大平衡時間を有し、5分間で0.0100%未満の重量変化である。サンプルの初期水分含量に対して、データは補正しない。
実施例1E 熱重量分析(TGA)
TG分析は、TA Instruments DiscoveryまたはQ5000 IR熱重量分析器を使用して行う。温度較正を、ニッケルおよびAlumelTMを用いて行う。各サンプルをアルミニウムパンの中に置く。サンプルを密閉し、蓋に穴を開け、その後TG加熱炉に挿入する。加熱炉を窒素雰囲気下で加熱する。10℃/分の傾斜速度でデータを収集する。
実施例1F エネルギー分散X線スペクトロスコピー(EDX)
EDXは、FEI Quanta 200 SEMを備えたEDAXTM Sapphire X線検出器を使用して収集し、EDAX Genesisソフトウェア(v.3.5)を用いて分析する。NIST−追跡可能アルミニウムおよび銅を用いて検出器を較正する。分析のために、サンプルを調製し、アルミニウム台に担持した炭素付着性タブ上に少量のサンプルを置く。検出器有効計測時間に記録された分析時間は200秒であり、10マイクロ秒の時間および15kVのビームボルテージを使用する。
実施例1G カール・フィッシャー電量滴定分析(KF)
水分測定のための電量カール・フィッシャー分析は、Stromboliオーブンアタッチメントを備えたMettler Toledo DL39カール・フィッシャー滴定装置を使用して実施する。2つのサンプルの複製を約130〜140℃の温度の乾燥オーブンセットに置く。乾燥オーブンを乾燥窒素とともに滴定器にパージする。その後サンプルを電気的酸化:2I−→I2+2e−によりヨウ素を生成する発生器電極により滴定する。電量計の動作を点検するために、NIST追跡水標準(ハイドラナール水標準10.0)を分析する。
実施例1H クラッシュ冷却(CC)
式Iの濃縮した溶液を上昇した温度で溶媒中で調製する。溶液を場合により温かい状態で0.2μmナイロンフィルターを通して温かいバイアルへろ過する。溶液に蓋をして、クラッシュ冷却のための冷凍庫へ直接入れる。溶液を冷凍庫に一定時間入れたままにして、存在するあらゆる固体を回収する。
実施例1I クラッシュ沈殿(CP)
式Iの溶液を調製する。溶液を場合により0.2μmナイロンフィルターを通してろ過する。撹拌しながら、沈殿が生じるまで貧溶媒のアリコートを分配する。固体を単離する。
実施例1J 急速冷却(FC)
式Iの濃縮した溶液を高温で溶媒中で調製する。溶液を場合により温かい状態で0.2μmナイロンフィルターを通して温かいバイアルへろ過する。溶液に蓋をして、実験台に直接置いて室温まで急速に冷却する。溶液を環境条件のまま一定時間維持し、存在する任意の固体を回収する。
実施例1K 低速蒸発(SE)
式Iの溶液を調製する。溶液を場合により0.2μmナイロンフィルターを通してろ過する。低速蒸発の低下をもたらす条件下、緩く蓋をしたバイアルまたは穴を開けたアルミニウムホイルで覆ったバイアルなどで蒸発させる。方法が部分的な低速蒸発の低下(残存する少量の溶媒とともに存在する固体)でない限り、溶液を蒸発乾固させる。固体を単離する。
実施例2A 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物(形態A)
工程1:
雰囲気下、5−クロロサリチル酸(43.7g、300mmol、1当量)をトルエン(1500mL)に溶解し、その後三塩化リン(10.5mL、150mmol、0.5当量)を滴下添加し、その後3,5−ビス(トリフルオロメチル)アニリン(50g、228mmol、0.87当量)を添加する。反応混合物を還流下で12時間撹拌し、室温まで冷却する。別の0.1当量の三塩化リン(2ml)を添加し、反応物をさらに4時間加熱すし、冷却し、1Lの酢酸エチルを添加する。反応混合物をシリカゲルカラムに注ぎ、シリカゲルカラムを3Lの酢酸エチルで溶出し、溶媒の蒸発後に70gの生成物を得る。H NMR (400MHz、CDCl):δ 11.35(bs、1H)、10.85(bs、1H)、8.40(s、2H)、7.80−7.79(m、2H)、7.50(dd、1H)、7.00(d、1H)。
工程2:
N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド(40.0g、0.1mol、1当量)をCHCN(400mL)に溶解し、その後DMAP(0.8g、0.001mol、0.06当量)、ヒューニッヒ塩基(34mL、0.21mol、2当量)およびCCl(82.02g、0.52mol、5当量)をこの順番で添加する。溶液を0℃に冷却し、((CH)SiCHCHO)P(O)H(46g、0.16mol、1.5当量)のCHCN(50mL)溶液を滴下添加する。反応混合物を室温で20時間撹拌し、その後水(6L)を添加し、EtOAc(2L)で2回抽出する。合わせた有機層をNaClの飽和溶液で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過し、溶媒を減圧下で濃縮して粗製の物質を得て、これを次の工程で使用する。H NMR(200MHz、CDCl):δ 10.20(bs、1H)、8.32(s、2H)、7.90(s、1H)、7.62(s、1H)、7.45−7.40(m、1H)、7.30−7.28(m、1H)、4.40−4.30(m、4H)、1.20−1.00(m、4H)、0.0(s、18H)。
工程3:
2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート(64g、0.1mol、1当量)をTFA:水(5:1、500mL)混合物に溶解する。反応混合物を室温で2時間撹拌し、その後溶媒を濃縮する。粗製の油状物質を0.4モルのNaOH(16g)を含む1Lの水に溶解する。濁った溶液を1Lの酢酸エチルで2回抽出する。水相を濃塩酸でpH1まで酸性化し1.5Lの酢酸エチルで2回抽出した。合わせた酢酸エチルフラクションをa硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させ、24gのXRPDによる結晶である灰白色固体を得た。質量スペクトル M+1=463.9946、C15H10ClF6NO5Pについての計算値=463.9889。H NMR(400MHz、CDOD):δ 8.38(s、2H)、7.78(s、1H)、7.70(s、1H)、7.55−7.50(m、1H)、7.45−7.43(m、1H)。H NMR(600MHz、DMSO d6):δ 11.2(s、1H)、8.07(s、2H)、7.8(s、1H)、7.75(s、1H)、7.70(d、1H)、7.4(d、1H)。
元素分析:39.67% C、2.23% H、2.87% N、7.15% Cl、20.49% F、6.28% P
イオンクロマトグラフィー(IC)および誘導結合プラズマ発光分析(ICP−OES)(Na分析):ICにより0.18% Na、ICP−OES(酸分解法)により0.19% Na
本実施例に記載のとおり製造した2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物のXRPDパターンを図12aおよび12bに示す。XRPDは銅源を用いてBruker D2 phaserで得られる。
本実施例に記載のとおり製造した2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物のXRPDパターンを図10に示す。XRPDパターンをまた、図31に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。図10および31に示されるXRPDパターンの2θ値、d間隔およびピーク強度は結晶形態1.21の表Bにおいて上で提供される。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア数:40mA、スキャン範囲:1.01−39.98°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:717秒、スキャン速度3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
図10におけるXRPDパターン(図31にも示される)は指数付けに成功し、本物質が主にまたは排他的に単結晶相から成ることを示す。指数付けした解から得られる単位セル体積は、式Iを1モルの式Iにつき最大約0.5モルのEtOAcに適応させ得る。
H NMRは1モルの2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートにつき0.4モルのEtOAcを示す。
DSCおよびTGAサーモグラムのオーバーレイを図25に示す(DSCパラメーター:サイズ:2.5900mg、方法:(−30)−250−10、T0C、機器:2920 MDSC V2.6A、TGA:12.8974mg)。0.5重量%の重量減少が23℃〜90℃に観察される。7.8重量%の重量減少が90℃〜165℃に観察される。重量減少中にEtOAcがわずかに揮発すると仮定すると、重量減少は0.4モルのEtOAcと等価である。113℃、123℃および131℃で最大ピークを有する吸熱現象の重なりが生じ、脱溶媒和と対応すると考えられる。鋭い吸熱が176℃(170℃付近)で観察され、恐らく融解と対応している。分解は融解に続くようであり、TGAサーモグラムにおける急落により明らかである。
形態Aの速度論的および熱力学的吸湿性をDVSおよび上昇したRHでの荷重により、それぞれ評価する。約97%RHで7日間の形態Aサンプルの荷重は少量の形態N(水和物)成分と原料の混合物への形態変化を誘導する。
DVS等温線を図34に示す。初めに、サンプルは5%RHで平衡により0.76重量%減少し、環境保存および/または結合したEtOAc部分による吸着に由来する水分の減少に対応すると考えられる。物質は顕著な吸湿性を示し、5%〜95%RHで6.07重量%の水分を取り込む(1.65% 重量増加 5%〜75% RH、4.42%重量増加 75%〜95%RH)。膨大な水吸着(4.42%)が75%〜95%RHで起こる。95%〜5%RHで起こる固定の8.73%の重量減少とともに、重要なヒステリシスが吸着による等温線に示される。脱着におけるより大きな重量減少は、結合したEtOAcおよび水の吸着からの同時現象を示す。実験における2つの段階は最大平衡時間に達する:吸着について85%〜95%および脱着について85%〜75%RH。平衡時間がより長いならば、サンプルは対応するRH条件でさらなる蒸気吸着または脱着を受けることがある。
DVS後サンプルのXRPDは障害となる未知の物質への変化を示す。
実施例5に記載のとおり、本ロットの形態Aを使用して成長した単結晶構造を溶解する。結晶構造は式IのヘミACNヘミ塩と一致する。単結晶が形態Aのロット全体の代表であるかどうかを調査するために、物質を元素分析(EA)、イオンクロマトグラフィー(IC)、誘導結合プラズマ発光分析(ICP−OES)およびエネルギー分散X線スペクトロスコピー(EDX)および得られたにより分析し、理論上の組成割合と得られた測定値の比較を表1に示す。
C、H、N、Cl、FおよびPについての測定値はヘミナトリウム塩と遊離の酸の間で区別することができないため、EA試験は比較的包括的である。IC、ICP−OES(酸分解を使用)およびEDXによる分析は全てごく少量のナトリウム含量を示し、このロットの形態Aは式I(遊離の酸)から成ることが確認される。SCXRDにより分析されたヘミNa塩は、ヘミNa塩として溶液から晶出した物質中の少量のNa不純物に由来し得る。
EtOAc/ヘプタン混合物中における式Iのクラッシュ沈殿、低速蒸発の低下、クラッシュ冷却、および急速冷却は全て、形態Aをもたらす。
実施例2B 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物(形態A)の再調製
実施例2A由来の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの一部のEtOAc溶液を1N HClと混合する。蒸発により白色固体を単離する。600MHz NMRは約0.28モルのEtOAcを示す。物質をEDXにより分析し、結果を表2に示す。
本実施例に記載のとおり製造した2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物のXRPDパターンを図35に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。図35に示されるXRPDパターンの2θ値、d間隔およびピーク強度は結晶形態1.77の表DDにおいて上で提供される。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:716秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
XRPDパターンはサンプルが形態Aと可能性のある少量の未知成分を示す。
実施例3 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物(形態A)
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートをEtOAc中で1N HClと共に撹拌し、蒸発させる。固体をその後EtOAc/ヘプタンでクラッシュ沈殿させ、真空ろ過する。
合成についてのさらなる実験の詳細を次の段落に示す。実施例2B(28.1mg)由来の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを超音波処理しながらEtOAc(0.1mL)に溶解し、透明な溶液を生じさせる。ヘプタン(4x0.1mL)のアリコートを撹拌しながら添加し、沈殿を生じさせる。不透明な白色懸濁液が観察される。得られた固体を真空ろ過で単離し、および減圧下で2分間空気乾燥させる。
生成物(2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物)のXRPDパターンを図11に示す。XRPDパターンをまた、図32に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。図11および32に示されるXRPDパターンの2θ値、d間隔およびピーク強度は結晶形態1.49の表BBにおいて上で提供される。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:721秒、スキャン速度 3.2°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
形態AのXRPDパターン中にピークシフトが示され、結晶格子の拡大または縮小を引き起こす変化し得るEtOAc含量により引き起こされると考えられる。
比較目的で、図11のXRPDパターン(図32にも示される)を指数付けする。体積が実施例2Aに由来の形態Aの体積より少し小さいがこの物質についての単位セル体積はまた、1モルの式Iにつき最大約0.5モルのEtOAcを適応させる。図10および31のXRPDパターンならびに図11および32のXRPDパターンの間に観察されたピークシフトを示すXRPDオーバーレイを図33に示す。指数付けはEtOAc含量(および結果的に単位セル体積)における極めて小さな差異が、XRPDによる比較的顕著なピークシフトを引き起こすという提示をもたらす。
実施例4 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート ヘミ酢酸エチル溶媒和物(形態A)の製造および単結晶構造決定。
導入
単結晶の構造は、単結晶X線回折により決定される。単結晶データ収集、構造解析および微調整はcGMP明細に従って実施される。
結果および検討
単斜晶セルパラメーターおよび計算体積は:a=26.2223(3)Å、b=9.10581(10)Å、c=34.9080(4)Å、β=97.3256(11)°(α=γ=90°)、V=8267.13(16)Å3である。形態Aの結晶構造における非対称単位の式量は、Z=8である1015.41gmol−1であり、1.632gcm−3の計算密度を与える。間隔群はC2/c(no.15)であると決定される。結晶データおよび結晶データ収集パラメーターの概要を表3に提供する。
適合残差(R)は(3.88%)である。
形態Aの非対称単位の原子変位楕円図面を図1に示し、原子ラベルを図2に示す。
図1に示される非対称単位は2分子の式Iおよび1つの酢酸エチル分子を含み、形態Aがヘミ酢酸エチル溶媒和物であることを示す。
式Iの分子の各々における−CF部分の1つは不規則であるとしてモデル化される。
結晶軸a、bおよびcと平行に見た充填図をそれぞれ図3〜5に示す。非対称単位における両方の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート分子周辺の水素結合環境を図6に示す。水素結合は隣接する分子のアミド窒素からアミド酸素までおよびb軸の下に1次元の鎖を形成する隣接する分子のホスフェート部分の間で生じる(図7)。酢酸エチル分子は鎖の下の代替ホスフェート分子に水素結合する。
図8は単結晶構造から生じる形態Aの計算XRPDパターンを示す。図9において形態Aの実験XRPDパターンを計算XRPDパターンと重ねている。実験的パターンの全てのピークが計算XRPDパターンに表される。
計算および実験粉末回折パターンの強度における差異はしばしば、好ましい配列による。好ましい配列は結晶が一定のある角度で一直線になる傾向がある。サンプルのこの好ましい配列は実験粉末回折パターンにおいてピーク強度に重要な影響を与え得るが、ピーク位置には与えない。さらに、計算および実験粉末回折パターンの間のピーク位置におけるいくつかのシフトは、実験粉末回折パターンは環境温度で補正され、単結晶データは150Kで補正されるためであると予想され得る。構造の質を改善するために単結晶解析において低い温度が使用されるが、結晶が縮小し、計算粉末回折パターンに反映される単位セルパラメーターにおける変化をもたらす。これらのシフトは特に高い回折角度で明白である。XRPD指数付けに由来する単位セルパラメーターは、計算パターンを室温に調整するために使用される。
表3.形態Aの結晶データおよびデータ収集パラメーター
実験項
製造
単結晶はヘプタン/EtOAc 81:19(v/v)中での温度サイクルにより成長させる。
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを1N HClとともにEtOAc中で撹拌し、蒸発させた。固体をその後ヘプタン/EtOAc 81:19(v/v)中で74℃から室温までゆっくり冷却し、室温で1日静置した。溶液を時々混ぜながら(撹拌しない)71℃まで再加熱し、71℃から室温までゆっくり冷却し、室温で3日静置した。溶液を振盪させながら71℃に再加熱し71℃から室温まで5時間以上かけてゆっくり冷却し(振盪しない)、室温で1日静置した。溶液を振盪させながら72℃まで再加熱し、72℃から室温まで5時間以上かけてゆっくり冷却し(撹拌しない)、室温で1日静置した。薄い針状結晶が観察される。
合成についてのさらなる実験の詳細を本パラグラフで説明する。実施例2Bに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(31.2mg)のヘプタン/EtOAc 81:19(v/v、2.35mL)溶液を撹拌しながら74℃に加熱し、透明な溶液を得る。溶液をホットプレート上のヒートブロックに残し、熱源を切り、サンプルを環境温度までゆっくりと冷却する。環境温度で1日静置した後、サンプルが透明な液体と多量の白色固体から成ることが観察される。少量の溶解しない固体が残るまでサンプルを時々手で回しながら、71℃に加熱する。ホットプレート上のヒートブロックでサンプルを撹拌せずに再び環境温度までゆっくりと冷却する。環境温度で3日静置した後、白色固体および透明な液体相が観察される。少量の溶解しない固体が残るまで、サンプルをオービタルシェーカーを用いて振盪させながら71℃に再加熱する。オービタルシェーカーを30分毎に5℃ずつ冷却するように設定し、振盪せずに環境温度まで冷却する。環境温度で1日静置した後、白色固体および透明な液体相が観察される。少量の溶解しない固体が残るまで、サンプルを振盪させながら72℃に再加熱し、オービタルシェーカーを同一のパラメーターに設定する。環境温度で1日静置した後、サンプルが透明な液体と複屈折の薄い針状結晶から成る白色固体を含むことが観察される。単結晶を回収し、単結晶X線回折により分析する。
データ収集
約0.563x0.089x0.039mmの体積を有するC34H26Cl2F12N2O12P2[2(C15H9ClF6NO5P)、C4H8O2]の無色針状結晶をランダム配列でファイバー上に設置する。予備試験およびデータ収集を、銅アノード微小焦点シールドX線管を備えたRigaku SuperNova 回折計およびDectris Pilatus3 R 200Kハイブリッドピクセルアレイ検出器でCuKα照射(λ=1.54184Å)を用いて実施する。SHELXL−2014(Sheldrick, G.M., Acta Cryst., 2008, A64, 112-122)を用いて微調整を行う。データ収集のためのセル一貫性および配列マトリックスは、4°<θ<77°の範囲で13054の反射角の設定を用いて最小二乗微調整から得られる。間隔群はCrysAlisPro(CrysAlisPro 1.171.38.41r(Rigaku Oxford Diffraction,2015))により(no.15)であると決定される。データは150Kの温度、154.67°の最大回折角(2θ)で収集される。
データ整理
CrysAlisPro (CrysAlisPro 1.171.38.41r(Rigaku Oxford Diffraction,2015))を用いてフレームを積分する。。合計21801の反射が収集され、8486が独特である。ローレンツおよび極性化補正をデータに適用する。CuKα照射について、線吸収係数は3.221mm−1である。CrysAlisPro (CrysAlisPro 1.171.38.41r(Rigaku Oxford Diffraction,2015))を用いた数値吸収補正を適用する。透過係数範囲は0.424〜0.888である。第二減衰補正を適用する。最小二乗において微調整された最終係数は、0.000093(13)(絶対単位)である。同等の反射強度を平均化する。平均化の一致係数は、強度を基準として2.92%である。
構造解析および微調整
Olex2(Dolomanov, O.V. et al., J. Appl. Cryst., 2009, 42, 339-341)を用いて、SHELXT(Sheldrick, G.M., Acta Cryst., 2015, A71, 3-8)を用いる直接的方法により構造を明らかにする。残りの原子は後の差フーリエ合成に位置する。SHELXL−2014(Sheldrick, G.M., Acta Cryst., 2008, A64, 112-122)を用いて微調整を行う。酸素または窒素上に位置する水素原子は独立して微調整される。全ての他の水素原子は微調整に包含されるが、結合する原子上に存在することを抑制される。関数:
を最小化することにより、完全行列最小二乗において構造が微調整される。
重みwは
として定義される。
散乱因子は、"International Tables for Crystallography" (International Tables for Crystallography, Vol. C, Kluwer Academic Publishers: Dordrecht, The Netherlands, 1992, Tables 4.2.6.8 and 6.1.14)から得られる。微調整において使用される8486の反射について、F >2σ(F )を有する反射のみを適合残差、Rの計算に使用する。合計7442の反射を計算に使用する。微調整の最終サイクルは660の可変パラメーターを含み、非荷重および荷重一致係数:
に収束した。
単位荷重の観察値の標準偏差(適合度)は1.039である。最終差フーリエにおける最も高いピークは0.793e/Åの高さである。最小のネガティブピークは−0.537e/Åの高さを有する。
計算X線粉末回折(XRPD)パターン
Mercury(Macrae, C.F. et al., J. Appl. Cryst., 2006, 39, 453-457)を用いてCu照射および単結晶構造からの原子配列、間隔群および単位セルパラメーターについて計算XRPDパターンを生じさせる。単結晶データは低温(150K)で収集されるため、特に大きな回折角で、ピークシフトが低温データから計算されるパターンと室温の実験的粉末回折パターンの間で明白であり得る。室温に対する計算XRPDパターンを調整するために、XRPD指数付けから得られる単位セルを使用する。
原子変位楕円図および充填図
Mercury(Macrae, C.F. et al., J. Appl. Cryst., 2006, 39, 453-457)を用いて原子変位楕円図を作成する。原子は50%の確率の異方性熱振動楕円により表される。充填図およびさらなる図面をまた、Mercuryを用いて作成する。水素結合を破線で表す。
実施例5 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物(ヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物)の調製および単結晶構造決定
導入
単結晶X線回折により、単結晶の構造を決定する。単結晶データ収集、構造解析および微調整はcGMP明細に従って行わない。
結果および議論
単斜晶セルパラメーターおよび計算体積は:9.0319(2)Å、b=15.4685(4)Å、c=27.7447(5)Å、β=96.9157(15)°(α=γ=90°)、V=3848.01(15)Åである。ヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の結晶構造における非対称単位の式量は、Z=4である990.34gmol−1であり、1.709gcm−3の計算密度を与える。間隔群はP2(no.4)であると決定される。結晶データおよび結晶データ収集パラメーターの概要を表4に提供する。
適合残差(R)は0.0509(5.09%)である。
ヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の原子変位楕円図を図13に示し、原子ラベルを図14に示す。図13に示す非対称単位は2分子の式I、2つのモノ脱プロトン化した式Iのアニオン、2つのナトリウムカチオンおよび2つのアセトニトリル分子を含む。結晶軸a、bおよびcと平行に見た充填図をそれぞれ図15〜17に示す。図18に示すとおり、ナトリウム原子は5配列であり、アセトニトリル窒素原子に加えて、4つの異なる式Iの分子から、2つのホスフェート酸素原子および2つのアミド酸素原子との相互作用を形成し、a軸に平行な鎖を形成する。図19に示すとおり、水素結合は隣接するホスフェート基の間でb軸に平行に生じ、2次元ネットワークを生じる。
図20単結晶構造から生じるヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の計算XRPDパターンを示す。
表4.ヘミナトリウムヘミアセトニトリル溶媒和物の結晶データおよびデータ収集パラメーター
実験項
製造
超音波処理しながら、3:8(v/v)アセトニトリル(ACN):トルエン溶媒混合物を2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートへ添加する。溶液をろ過する(0.2μmナイロン)。結晶を一部低速蒸発(緩く蓋したバイアル)により溶液から成長させる。長く、厚い針状結晶が観察される。
合成についてのさらなる実験の詳細を本パラグラフで説明する。超音波処理しながら、実施例2Aに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(28.6mg)にアセトニトリル/トルエン 3:8(v/v、8mL)を加え、溶解していない固体を含む懸濁液を得る。懸濁液を0.2μmナイロンフィルターでろ過し、透明な溶液を得る。環境条件での低速蒸発のために溶液のキャップを緩める。15日かけて部分的に蒸発させた後、サンプルが透明な液体相と底面にわずかな無色針状結晶を含むことが観察される。
データ収集
約0.25x0.10x0.09mmの体積を有するC3220Cl12NaO10[C15ClFNOP、C15ClFNOP、Na、CN]の無色棒状結晶をランダム配列でナイロンループに置く。予備試験およびデータ収集を、共焦点光学を備えたRigaku Rapid II回折計でCuKα照射(λ=1.54184Å)を用いて実施する。SHELXL−2014(Sheldrick, G.M., Acta Cryst., 2015, C71, 3-8)を用いて微調整を行う。
データ収集のためのセル一貫性および配列マトリックスは、1°<θ<72°の範囲で42984の反射角の設定を用いて最小二乗微調整から得られる。間隔群は以下の条件:0k0k=2nの規則正しい存在およびその後の最小二乗微調整からP2(no.4)であると決定される。データは144.28°の最小回折角(2θ)100Kの温度で収集される。
データ整理
HKL3000(Otwinowski, Z. et al., Methods Enzymol., 1997, 276, 307)を用いてフレームを積分する。合計42984の反射が収集され、13870が独特である。ローレンツおよび極性化補正をデータに適用する。CuKα照射について、線吸収係数は3.514mm−1である。SCALEPACK(Otwinowski, Z. et al., Methods Enzymol., 1997, 276, 307)を用いた数値吸収補正を適用する。透過係数範囲は0.538〜0.743である。第二減衰補正を適用する。最小二乗において微調整された最終係数は、0.000093(13)(絶対単位)である。同等の反射強度を平均化する。平均化の一致係数は、強度を基準として4.71%である。
構造解析および微調整
SHELXS−97(Sheldrick, G.M., Acta Cryst., 2015, C71, 3-8)を用いる直接的方法により構造を明らかにする。残りの原子は後の差フーリエ合成で位置決めする。SHELXL−2014(Sheldrick, G.M., Acta Cryst., 2008, A64, 112-122)を用いて微調整を行う。酸水素原子は独立して微調整される。全ての他の水素原子は微調整に包含されるが、結合する原子上に存在することを抑制される。関数:
を最小化することにより、完全行列最小二乗において構造が微調整される。
重みwは
として定義される。
散乱因子は、"International Tables for Crystallography" (International Tables for Crystallography, Vol. C, Kluwer Academic Publishers: Dordrecht, The Netherlands, 1992, Tables 4.2.6.8 and 6.1.14)から得られる。微調整において使用される13870の反射について、F >2σ(F )を有する反射のみを適合残差、Rの計算に使用する。合計7442の反射を計算に使用する。微調整の最終サイクルは265の可変パラメーターを含み、非荷重および荷重一致係数:
に収束した。
単位荷重の観察値の標準偏差(適合度)は1.115である。最終差フーリエにおける最も高いピークは0.662e/Åの高さである。最小のネガティブピークは−0.452e/Åの高さを有する。
計算X線粉末回折(XRPD)パターン
Mercury(Macrae, C.F. et al., J. Appl. Cryst., 2006, 39, 453-457)を用いてCu照射および単結晶構造からの原子配列、間隔群および単位セルパラメーターについて計算XRPDパターンを生じさせる。単結晶データは低温(100K)で収集されるため、特に大きな回折角で、ピークシフトが低温データから計算されるパターンと室温の実験的粉末回折パターンの間で明白であり得る。室温に対する計算XRPDパターンを調整するために、XRPD指数付けから得られる単位セルを使用する。
原子変位楕円図および充填図
Mercury(Macrae, C.F. et al., J. Appl. Cryst., 2006, 39, 453-457)を用いて原子変位楕円図を作成する。原子は50%の確率の異方性熱振動楕円により表される。充填図およびさらなる図面をまた、Mercuryを用いて作成する。水素結合を破線で表す。
実施例6 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート p−ジオキサン溶媒和物(形態I)
p−ジオキサンからの急速蒸発により、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート p−ジオキサン溶媒和物を製造する。
合成についてのさらなる実験の詳細を本パラグラフで説明する。超音波処理しながら、実施例2Aに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(37.2mg)をp−ジオキサン(1mL)に溶解し、透明な溶液を得る。溶液を0.2μmナイロンフィルターでろ過し、環境条件で開放したバイアルから蒸発乾固させる。わずかに蝋状の白色固体が観察される。
H NMRは1モルの2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートにつき0.5モルのp−ジオキサンを示す。
生成物(2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート p−ジオキサン溶媒和物)のXRPDパターンを図22に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。図22に示されるXRPDパターンについての2θ値、d間隔およびピーク強度は結晶形態3.12の表Fにおいて上で提供される。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:721秒、スキャン速度 3.2°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
図22におけるXRPDパターンは指数付けが成功し、サンプルが主にまたは排他的に単結晶相から成ることを示す。指数付けした解指数付した解から得られる単位セル体積はヘミジオキサン溶媒和物と一致する(最大約0.5モルのp−ジオキサンを収容できる)。
実施例7 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートメタノール溶媒和物(形態L)
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートをMeOH/水 26:74(v/v、a 0.89)中で63℃から室温までゆっくりと冷却し、室温で5日静置する。溶液を冷凍庫で4日間保存する。溶液を次に、室温と平衡させ、真空ろ過する。
合成についてのさらなる実験の詳細を本パラグラフで説明する。実施例2Aに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(30.0mg)のMeOH/水 26:74(v/v、1.32ml)溶液を撹拌しながら63℃に加熱し、わずかに濁った溶液を得る。溶液を予め温めたシリンジおよび0.2μmナイロンフィルターを用いて温かいバイアルへろ過する。ろ過した後、溶液をわずかに濁ったまま維持する。溶液をホットプレート上のヒートブロックに残し、熱源を切り、撹拌せずにサンプルを環境温度までゆっくりと冷却する。環境温度で5時間静置した後、半透明のゼリー状物質および透明な液体が観察される。サンプルを冷凍庫で4日間保存した。冷凍庫から取り出すと、半透明のゲルが観察される。環境温度への平衡により、懸濁液中でゲルが白色固体を有する液体になる。得られた固体を真空ろ過で回収し、フィルター上で減圧下で1分間空気乾燥させる。
H NMRは1モルの2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートにつき0.6モルのメタノールを示す。
生成物(2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート p−ジオキサン溶媒和物)のXRPDパターンを図23に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。図23に示されるXRPDパターンについての2θ値、d間隔およびピーク強度は結晶形態4.10の表Hにおいて上で提供される。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.01−39.98°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:718秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
図23におけるXRPDパターンは指数付けが成功し、サンプルが主にまたは排他的に単結晶相から成ることを示す。指数付けした解から得られる単位セル体積は、最大約0.5モルのMeOHの存在と一致する。
生成物(1.2348mg)のTGAサーモグラムを図29に示す。重量減少は最大90℃まで重量減少はほとんど観察されない(60℃〜90℃で0.5重量%減少)。90℃〜150℃で4.2重量%の段階的な重量減少が観察され、溶媒の減少に対応すると考えられる。MeOHのみが揮発したと考えるならば重量減少は0.6モルのMeOHに対応する。
実施例8 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート水和物(形態N)
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを室温で5分間、水(pH5)中でスラリー状にする。室温で24時間スラリー化を継続する。溶液を真空ろ過する。灰白色ペーストとして現れる副サンプル(部分1)を除去する。残り(部分2)をフィルター上で5分間空気乾燥させる。スラリー化後の水のpHは1.6である。
合成についてのさらなる実験の詳細を本パラグラフで説明する。実施例2Aに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(74.6mg)を使用して、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの懸濁液を調製する。懸濁液を環境条件で撹拌したままにする。5分後、粘性の懸濁液が観察される。スラリーを24時間撹拌し、得られた固体の一部を真空ろ過によって単離し、湿気のある間に。フィルターから回収する(部分1)。得られた固体の別の一部を真空ろ過し、フィルター上で、減圧下で5分間乾燥させる(部分2)。
部分1のXRPDパターンを図24に示す。XRPDパターンはまた、図44に示される。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。図23に示されるXRPDパターンについての2θ値、d間隔およびピーク強度は結晶形態5.14の表Jにおいて上で提供される。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:718秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
図24における(図44にもまた示される)XRPDパターンは指数付けが成功し、サンプルが主にまたは排他的に単結晶相から成ることを示す。指数付けした解から得られる単位セル体積は、1モルの式Iにつき最大3モルの水を式Iに適応できる。
部分2のXRPDパターンは、それが形態Nであることもまた示す。部分2のXRPDパターンは、図45に示される。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:719秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
部分2のDSCおよびTGAサーモグラムが得られる (DSCパラメーター:重量:1.4620mg、方法:(−30)−250−10、T0C、機器:2920 MDSC V2.6A、TGA:7.61023mg)。DSCおよびTGAサーモグラムのオーバーレイを図26に示す。サンプルは23℃〜70℃の3.5重量%および70℃〜105℃の3.6重量%の2つの別々の重量減少段階を示し、これはDSCによる85℃、91℃、および95℃における一連の重複する吸熱と対応する。水のみが揮発したと考えるならば、各重量減少は1モルの2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートにつき1モルの水に対応し、これはサンプルが二水和物から成ることを示す。TGAサーモグラムにおいて105℃〜160℃に0.6重量%の減少が見られる。脱水に続いて、118℃に小さな吸熱が観察され、これが恐らく結晶化現象に対応する。比較的鋭い吸熱が169℃で開始して178℃で見られ、TGAサーモグラムにおける急落および175℃以上のDSCによる不安定な熱挙動により明らかなとおり、付随的な融解および分解に対応すると考えられる。可能性のある融解開始は、無水/非溶媒和形態B(形態Bについては169℃対173℃)についての融解開始よりわずかに低い温度であり、脱水時に形態Nが形態Bに変換しないと考えられる。
形態Nの化学的組成をさらに確認するために、物質をヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)中で1日間スラリー化し、XRPDにより形態B(23°2θに微量のピークを含む)への変換をもたらす。生成物のXRPDパターンを図49に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:718秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例9 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート水和物(形態N)
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートをEtOAc中で1N HClとともに撹拌し、蒸発させる。固体をその後室温で、水中でスラリー化させて真空ろ過する。
合成についてのさらなる実験の詳細を本パラグラフで説明する。実施例2Bに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(127.6mg)および水(5mL)を使用して、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの懸濁液を調製する。懸濁液を環境条件で撹拌したままにし、不透明な白色懸濁液を生じさせる。得られた固体をを真空ろ過によって単離し、フィルター上で、減圧下で4分間乾燥させる。
生成物のXRPDパターンは、それが形態Nであることを示す。生成物のXRPDパターンを図46に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:721秒、スキャン速度 3.2°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
生成物のDVS等温線を図27に示す。生成物は5%相対湿度との平衡により30%の重量減少を示し、これは残存する水の減少を示すと考えられる。残存する水の存在は生成物の製造により得られる>100の収率と一致する。可能性のある結合していない水がこの平衡段階においても減少しているかどうかは不明である。相対湿度を5%〜95%まで増加させるとサンプルは3重量%増量し、吸湿性を示す。この重量の全ては、35%〜5%の相対湿度の間で見られるわずかなヒステリシスを有する脱着により減少する。DVS後の物質のXRPDは、形態が変化していないことを示す。DVS後の物質のXRPDは図54。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:720秒、スキャン速度 3.2°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
カール・フィッシャー(KF)分析により、生成物は4.2モルの水と等価な14.2%の水分を含むことが明らかになる。測定された水分の一部は、サンプル中に残存する水に起因することがある。KFによるパーセント水分含量は%の相対湿度でDVS試験において見られたパーセント重量減少より低く、これは恐らく、KF分析のための分析および/または調製の一部乾燥によるものである。
実施例10 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(形態B)
ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)を2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートに添加し、溶液を2か月間冷蔵し、真空ろ過する。
合成についてのさらなる実験の詳細を本パラグラフで説明する。超音波処理しながら、実施例2Aに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(29.3mg)をヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)と組み合わせ、濃厚な不透明な懸濁液を得る。サンプルを2か月間冷蔵で保存し、その後真空ろ過により固体を回収し、懸濁液を環境条件で撹拌したままにし、不透明な白色懸濁液を生じさせる。得られた固体を真空ろ過によって単離し、フィルター上で、減圧下で0.5〜1分間乾燥させる。
溶媒はH NMRにより検出されず、これは非溶媒和物質であることを示す。
生成物のXRPDパターンを図21(形態B+約23°θの微量ピーク)に示す。XRPDパターンはまた、図37に示される。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。図21に示されるXRPDパターンについての2θ値、d間隔およびピーク強度は結晶形態6.11の表Dにおいて上で提供される。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.01−39.98°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:718秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
図21におけるXRPDパターン(図37にも示される)は指数付けが成功し、サンプルが主にまたは排他的に単結晶相から成ることを示す。しかしながら、約23°2θにさらなるブロードピークが、本明細書で議論される形態Bの全てのXRPDパターンに存在し、指数付けした解により与えられるピーク位置が一致せず、これは形態Bのサンプルがさらなる未知相を含むことを示す。指数付けした解から得られる単位セル体積は、無水/非溶媒和物の式Iと一致する。
DSCおよびTGAサーモグラムのオーバーレイを図40に示す(DSCパラメーター:重量:1.3670mg、方法:(−30)−250−10、T0C、機器:2920 MDSC V2.6A、TGA:2.86113mg)。TGAサーモグラム23℃〜150℃の間で0.7重量%の減少を示す。ブロードの脱溶媒和吸熱はDSCにより観察されず、無水/非溶媒和物の物質と一致する。DSCサーモグラムは177℃(開始173℃)で急激な吸熱を示し、これは融解およびそれと同時の分解に対応すると考えられ、DSCによる不安定な熱挙動およびTGAによる約150℃以上での急激な重量減少により明らかにされる。
実施例11 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(形態B)
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを、EtOAc中で1N HClとともに撹拌し、蒸発させる。その後、数分間撹拌しながらアセトニトリルを固体に添加した。撹拌しながらMeOHを添加する。撹拌しながらトルエンを添加する(トルエン/アセトニトリル/MeOH 24:6:1 v/v/v)。一部低速蒸発させる。液相をろ過し、固体を廃棄する。N下で5分間蒸発させる。ヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)を固体に添加する。室温で1日スラリー化させ、その後真空ろ過する。
合成についてのさらなる実験の詳細を本パラグラフで説明する。撹拌しながら、実施例2Bに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(86.9mg)をアセトニトリルに溶解し、透明な溶液を得る。数分間撹拌後、沈殿が観察される。撹拌しながらMeOH(0.1mL)を添加し、透明な溶液を得る。その後撹拌しながらトルエン(2.4mL)を添加し(トルエン/アセトニトリル/MeOH 24:6:1 v/v/v)、透明な溶液が観察される。溶液を静置して穴を開けたアルミホイルで覆ったバイアルから1日間一部蒸発させ、溶媒表面および底部にわずかに固体を有する透明な液相を得る。液相を0.2μmナイロンフィルターでろ過し、透明な溶液を得て、固体を廃棄する。ろ過した溶液を60〜69℃のウォーターバスを備えたロータリーエバポレーターに接続する。30分間蒸発させたのち、体積の顕著な減少が観察されなくなる。その後溶液を間に見える液体が残らなくなるまで(5分)N気流下で蒸発させる。得られた白色固体をヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)(2ml)と組み合わせ、不溶の固体が存在する。スラリーを環境温度で1日撹拌し、不透明な白色懸濁液を生じさせる。固体を真空ろ過によって単離し、フィルター上で、減圧下で2分間乾燥させる。
生成物のXRPDパターンは、それが形態B(形態B+約23°θの微量ピーク)であることを示す。生成物のXRPDパターンを図41に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:716秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
形態Bの吸湿性をDVSにより評価しおよび上昇した相対湿度での荷重により、それぞれ評価する(上昇した相対湿度については実施例12を参照)。
形態BについてのDVS等温線を図28に示す。物質は5%相対湿度で0.04重量%の減少を示す。物質は相対的に低い速度論的吸湿性を示し、5%〜95%相対湿度の吸収により、0.6重量%の水蒸気を取り込む。この重量の全ては注記したわずかなヒステリシスを有する脱着における減少である。DVS後の物質のXRPD分析は形態が変化していないことを示す。DVS後の物質のXRPDパターンを図55に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.01−39.98°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:719秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例12 形態Bと形態N
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートおよびヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)を室温で4日間スラリー状にして、その後真空ろ過する。
生成物のXRPDは形態B(形態B+約23°θの微量ピーク)であることを示す。生成物のXRPDパターンを図42に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.01−39.98°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:719秒、スキャン速度3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
生成物を97%相対湿度で7日間荷重し、一部形態Nへの変換が生じる。注記した7日後の一部変換は、長期間後に形態Bが水和物形態Nに完全に変化することを示す。
生成物を、室温で7日間、水を用いてスラリー化させることにより形態Nへ変換し、真空ろ過する。生成物のXRPDパターンを図50に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:715秒、スキャン速度3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
スラリー化を19時間繰り返し、どの程度の早さで変換が起こり、形態Nが再び生じるかを測定し、これは19時間以内に形態が変化することを示す(出発物質は本実施例および実施例21に由来する生成物である)。生成物のXRPDパターンを図51に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:719秒、スキャン速度3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例13 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート
工程1 N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド
窒素雰囲気下、5−クロロサリチル酸(86.5g、501.6mmol、1当量)をトルエン(1500mL)に溶解し、三塩化リン(22ml、250.82mmol、0.5当量)を少量に分割して室温で15分かけて添加する。その後、室温で3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルアミン(100g、436.4mmol、0.87当量)を1ロットで反応混合物に添加する。反応混合物を105±5℃に加熱し、この温度でさらに16時間撹拌する。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、反応物をその後室温まで冷却する。反応混合物をNaHCO(50g)の水溶液(800mL)でクエンチし、得られた溶液を15〜20分間撹拌する。有機層および水層の両方を分離し、回収する。上方の有機層を濃塩酸(25mL)の水溶液(400mL)および塩水(400mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させる。有機層をろ過し、減圧下で濃縮し、白色固体を得る。ヘプタン(500mL)を白色固体に添加し、得られた懸濁液を室温で30分間撹拌し、ろ過してN−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドを白色固体(150g)として得る。HPLC=99%
工程2 2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート
N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド(145g、377.9mmol、1当量)をCHCN(1450mL)に溶解する。撹拌条件下、室温でDMAP(2.77g、22.67mmol、0.06当量)、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(DIPEA)(97.74g、755.98mmol、2当量)およびCCl(290.7g、1889.9mmol、5当量)をこの順で上の溶液に添加する。反応混合物を0℃に冷却し、2℃未満条件に制御して、ホスファイト試薬((CH)SiCHCHO)P(O)H)(160.7g、599.9mmol、1.5当量)のCHCN(145mL)溶液を30分かけて滴下添加する。反応混合物を室温まで昇温させ、室温で22時間撹拌する。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、水(2.175L)を反応混合物に添加し、得られた混合物を酢酸エチル(2.175Lおよび1.160L)で2回抽出する。合わせた有機抽出物を塩水(1.450L)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過する。ろ液を減圧下で濃縮して粗製の物質(271g)を得て、これをそのまま次の工程に使用する。HPLC=82.9%
工程3 リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステル
粗製の2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート(270g)をTFA:水(5:1、2.1L)の混合物に添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌する。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、反応混合物をトルエン:水(20:30、13.5L)の混合物に注ぎ、室温で1時間撹拌する。反応混合物をろ過し、トルエン(0.54L)で洗浄し、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを灰白色固体(160g)として得る。
工程4 精製
粗製の固体(160g、345.05mmol、1当量)をNaOH(80g、2000mmol、5.8当量)の水溶液(4L)に添加し、室温で45分間撹拌する。水溶液を酢酸エチル(2x1.6L)で2回抽出する。水溶液をその後濃HCl(230〜250mL)を用いてpH1まで酸性化し、酢酸エチル(2x1.6L)で2回抽出する。酸性化後に得られた合わせた酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して140gの無色油状物質を得る。油状物質を酢酸エチル(160mL)に溶解し、室温で30分間撹拌する。撹拌を継続しながら、n−ヘプタン(1.44L)を添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌し、ろ過する。固体をn−ヘプタン(80mL)で洗浄し、真空下で30分間乾燥させ、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを灰白色固体(124g)として得る。NMRは酢酸のピークを示す。HPLC=98.8%
工程5 再精製
灰白色固体(124g)を酢酸エチル(124mL)に溶解し、室温で30分間撹拌し、撹拌しながらn−ヘプタン(1.11L)を添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌し、ろ過する。固体をn−ヘプタン(62ml)で洗浄し、真空下で30分間乾燥させ、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを白色固体(103g)として得る。
実施例14 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート水和物(形態N)
工程1 N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド
窒素雰囲気下、5−クロロサリチル酸(86.5g、501.6mmol、1当量)をトルエン(1500mL)に溶解し、三塩化リン(22ml、250.82mmol、0.5当量)を少量に分割して室温で15分かけて添加する。その後、室温で3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルアミン(100g、436.4mmol、0.87当量)を1ロットで反応混合物に添加する。反応混合物を105±5℃に加熱し、この温度でさらに16時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、反応物をその後室温まで冷却する。反応混合物をNaHCO(50g)の水溶液(800mL)でクエンチし、得られた溶液を15〜20分間撹拌する。有機層および水層の両方を分離し、回収する。上方の有機層を濃塩酸(25mL)の水溶液(400mL)および塩水(400mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させる。有機層をろ過し、減圧下で濃縮し、白色固体を得る。ヘプタン(500mL)を白色固体に添加し、得られた懸濁液を室温で30分間撹拌し、ろ過してN−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドを白色固体(150g)として得る。HPLC=99%
工程2 2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート
ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)水素ホスファイト試薬の調製
窒素雰囲気下、0℃で、冷却したトリメチルシリルエタノール(400g、3.382mol、3.0当量)のDCM(7.0L)溶液に、トリエチルアミン(228g、2.255mol、2.0当量)を添加する。PCl(154.8g、1.127mol、1.0当量)をその後少量に分割して、0〜10℃で45分かけて添加する。反応混合物を0℃で1時間撹拌する。反応混合物を室温に戻す。DM水(2.0L)を反応混合物に添加し、室温で1時間撹拌する。下の有機層を分離し、上の水層をDCM(1.6L)で抽出する。合わせた有機抽出物をDM水(2.0L)で洗浄し、NaSOで乾燥させる。有機層を45℃で、真空下で濃縮し、4℃で30分間脱気して粗製のホスファイト試薬を淡褐色油状物質(450.0g)として得て、0〜5℃で保存する。
2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェートの製造
N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド(150g、391mmol、1当量)をCHCN(1500mL)に溶解させる。撹拌条件下、室温でDMAP(2.86g、23.46mmol、0.06当量)、DIPEA(101.07g、782mmol、2当量)およびCCl(300g、1955mmol、5当量)をこの順で上の溶液に添加する。反応混合物を0℃に冷却し、2℃未満の条件に制御して、ホスファイト試薬{((CH)SiCHCHO)P(O)H)}(166g、586.5mmol、1.5当量)のCHCN(150mL)溶液を30分かけて滴下添加する。反応混合物を室温まで昇温させ、室温で22時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、水(2.25L)を反応混合物に添加し、得られた混合物を酢酸エチル(2.25Lおよび1.2L)で2回抽出する。合わせた有機抽出物を塩水(1.5L)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過する。ろ液を減圧下で濃縮して粗製の物質(285g)を得て、これをそのまま次の工程に使用する。
工程3 リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステル
粗製の2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート(285g)をTFA:水(5:1、2.2L)の混合物に添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、反応混合物をトルエン:水(20:30、14.25L)の混合物に注ぎ、室温で1時間撹拌する。反応混合物をろ過し、トルエン(0.57L)で洗浄し、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを灰白色の湿潤固体(212g)として得る。
湿潤固体(212g)を二等分する。
第一の湿潤部分(106g)を室温で14時間乾燥させ、灰白色固体(88g)として乾燥固体を得る。HPLC=96.0%
第二の湿潤部分(106g)を酢酸エチル(212ml)に溶解し、50℃に加熱して固体を完全に溶解させ、その後室温まで冷却し、撹拌条件でn−ヘプタンを添加する。懸濁液を室温で3時間撹拌し、ろ過し、沈殿をn−ヘプタン(55mL)で洗浄し、湿潤固体98gを得て、これを室温で9時間乾燥させて78gを灰白色固体として得る。HPLC=99.1%
NMRでいくつかの追加ピークがなお存在する。
工程4(i) 精製
粗製の固体(工程3の第一部分から25g+工程3の第二部分から25g、合計50g、107.82mmol、1当量)をNaOH(25g、625mmol、5.8当量)の水溶液(1.25L)に添加し、室温で45分間撹拌する。水溶液を酢酸エチル(2x0.5L)で2回抽出し、不純物を除去する。水溶液をその後、濃HCl(70〜80mL)を用いて酸性化し、酢酸エチル(2x0.5L)で2回抽出する。酸性化後に得られた合わせた酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して41gの無色油状物質を得る。油状物質を酢酸エチル(50mL)に溶解し、室温で30分間撹拌する。撹拌しながら、n−ヘプタン(0.450L)を添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌し、ろ過する。固体をn−ヘプタン(25mL)で洗浄し、真空下で30分間乾燥させ、生成物、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを灰白色固体(25g)として得る。HPLC=96.7%
工程4(ii)工程3からの残存量(110g)の精製
粗製の固体(工程3の第一部分から60g+工程3の第二部分から50g、合計110g、237.22mmol、1当量)をNaOH(55g、1375mmol、5.8当量)の水溶液(1.75L)に添加し、室温で45分間撹拌する。水溶液を酢酸エチル(2x1.1L)で2回抽出し、不純物を除去する。水溶液をその後、濃HCl(160〜180mL)を用いて酸性化し、酢酸エチル(2x1.1L)で2回抽出する。酸性化後に得られた合わせた酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して105gの無色油状物質を得る。油状物質を酢酸エチル(110mL)に溶解し、室温で30分間撹拌する。撹拌しながら、n−ヘプタン(0.990L)を添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌し、ろ過する。固体をn−ヘプタン(55mL)で洗浄し、真空下で30分間乾燥させ、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステル生成物−1(65g)を得て、再びろ液に生じる析出物をろ過し、生成物−2を白色固体(11g)として得る。NMRは酢酸のピークを示す。HPLC=95.8%
工程5 再精製
灰白色固体(生成物−1および生成物−2)(76g)を酢酸エチル(76mL)に溶解し、50℃に加熱して固体を完全に溶解させ、室温で30分間撹拌し、撹拌しながらn−ヘプタン(684mL)を添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌し、ろ過する。固体をn−ヘプタン(38mL)で洗浄し、真空下で30分乾燥させ、純粋な生成物、再精製されたリン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステル、生成物−1(35g)およびろ液に再び生じる沈殿をろ過して再精製された生成物−2を白色固体(30g)として得る。再精製された生成物−1 HPLC=97.6%、再精製された生成物−2 HPLC=99.5%
工程6 水処理
灰白色固体の再精製された生成物−1(35gのうち7g)をDM水(140mL)に懸濁し、懸濁液を室温で2時間撹拌し、ろ過し、固体をDM水(35mL)で洗浄し、真空下で1時間乾燥させ、酢酸エチルを含まないリン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを白色固体(6g)として得る。HPLC=99.5%
生成物のXRPDパターンを図52に示す(形態Nと未知物質)。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:719秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
生成物(3.3710mg)のTGAサーモグラムが得られる。サンプルは29℃〜70℃の間の3.7%重量減少および70℃〜105℃の間の3.7%重量減少の2つの別個の重量減少段階を示す。TGAサーモグラムにおいて105℃〜160℃の間に1.3%の重量減少が見られる。
実施例15
2.5〜5当量のトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンを結晶の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(例えば、結晶形態1以降、結晶形態2以降、結晶形態3以降、結晶形態4以降、結晶形態5以降、結晶形態6以降のいずれか)に添加する。
混合物に水を添加し、溶液を撹拌または超音波処理する。少なくとも24時間安定な10mg/ml〜20mg/mlの溶液を得る。
結晶の2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートおよび塩基、例えば、トリス(ヒドロキシメチル)アミノメタンから形成される組成物の安定性をアッセイするためのHPLC条件は以下のとおりである。
Hplc条件 c18 SB Agilent 4.6x125mmカラム3または5u
1分あたり1.5mLの10%〜100% アセトニトリル(水4Lあたり2gの酢酸アンモニウムの溶液を含む)
Waters 2695 hplc running millennium 32ソフトウェアを使用
ベースライン減算なし
実施例16 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物(形態A)
工程1 N−(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド
窒素雰囲気下、5−クロロサリチル酸(21.9g、126.9mmol、1.0当量)をトルエン(375.0mL)に溶解し、三塩化リン(5.5mL、63.45mmol、0.5当量)を少量に分割して室温で15分かけて添加する。その後、室温で3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルアミン(25.0g、110.4mmol、および0.87当量)を1ロットで反応混合物に添加する。反応混合物を105±5℃に加熱し、この温度でさらに16時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、反応物を室温まで冷却する。反応混合物をシリカゲル(0.5kg)カラムに注ぎ、溶媒を蒸発させた後にカラムを酢酸エチル(1.5L)で溶出して白色固体を得る。このようにして得られた固体をn−ヘプタン(150.0mL)に懸濁し、室温で1時間撹拌する。懸濁液をブフナー漏斗でろ過し、N−(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドを白色固体(31.0g)として得る。HPLC=98.9%
工程2 2−((3、5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニルビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート
ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)水素ホスファイト試薬の調製
窒素雰囲気下、0℃で、冷却したトリメチルシリルエタノール(50.0g、422.8mmol、3.0当量)のDCM(0.875L)溶液に、トリエチルアミン(28.5g、281.8mmol、2.0当量)を添加する。PCl(19.3g、281.07mmol、1.0当量)をその後少量に分割して、0〜10℃で45分かけて添加する。反応混合物を0℃で1時間撹拌する。反応混合物を室温に戻す。DM水(0.25L)を反応混合物に添加し、室温で1時間撹拌し、層を分離する。水層をDCM(0.25L)で抽出する。合わせた有機抽出物をDM水(0.25L)で洗浄し、NaSOで乾燥させる。有機層を45℃で、真空下で濃縮し、45℃で30分間脱気して粗製のホスファイト試薬を淡褐色油状物質(45.0g)として得て、0〜5℃で保存する。
2−((3、5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニルビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェートの製造
N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド(30.0g、78.19mmol、1.0当量)をCHCN(300.0mL)に溶解させる。撹拌しながら、室温でDMAP(0.57g、4.69mmol、0.06当量)、DIPEA(27.2ml、156.38mmol、2.0当量)およびCCl(60.1g、390.96mmol、5.0当量)をこの順で上の溶液に添加する。反応混合物を0℃に冷却し、2℃未満の条件に制御して、ホスファイト試薬(33.10g、117.28mmol、1.5当量)のCHCN(30mL)溶液を30分かけて滴下添加する。反応混合物を室温まで昇温させ、室温で22時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、反応混合物を酢酸エチル(1.0L)および水(1.0L)で希釈し、層を分離する。水相を酢酸エチル(2x0.5L)で2回抽出する。合わせた有機抽出物を塩水(0.5L)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過する。ろ液を減圧下で濃縮し、粗製の物質(56.0g)を得て、これをそのまま次の工程に使用する。
工程3 リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニルカルバモイル)−4−クロロフェニル]エステル
粗製の2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート(55.0g、82.81mmol、1.0当量)をTFA:水(5:1、428.0mL)の混合物に添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。反応混合物を70℃未満で真空下で濃縮し、揮発性溶媒を除去する。残渣をNaOH(18.0g、450.0mmol、および5.4当量)の水溶液(0.55L)に添加し、室温で15分間撹拌する。水溶液を酢酸エチル(2x0.55L)で2回洗浄し、不純物を除去する。水溶液をその後、濃HCl(35.0mL)を用いて酸性化し、酢酸エチル(2x0.825L)で2回抽出する。酸性化後に得られた合わせた酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して35gの無色油状物質を得る。油状物質を酢酸エチル(35mL)に溶解し、撹拌しながら、n−ヘプタン(175.0mL)を添加する。反応混合物を室温で3時間撹拌し、ろ過する。固体をn−ヘプタン(55mL)で洗浄し、真空下で30分間乾燥させ、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを灰白色固体(12.0g)として得る。HPLC=97.7%
生成物のXRPDパターンを図38に示す(形態A)。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:720秒、スキャン速度 3.2°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例17 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物(形態A+微量ピーク)
工程1 N−(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド
窒素雰囲気下、5−クロロサリチル酸(21.9g、126.9mmol、1.0当量)をトルエン(375.0mL)に溶解し、三塩化リン(5.5mL、63.45mmol、0.5当量)を少量に分割して室温で15分かけて添加する。その後、室温で3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルアミン(25.0g、110.4mmol、および0.87当量)を1ロットで反応混合物に添加する。反応混合物を105±5℃に加熱し、この温度でさらに16時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、反応物を室温まで冷却する。反応混合物をシリカゲル(0.5kg)カラムに注ぎ、溶媒を蒸発させた後にカラムを酢酸エチル(1.5L)で溶出して白色固体を得る。このようにして得られた固体をn−ヘプタン(150.0mL)に懸濁し、室温で1時間撹拌する。懸濁液をろ過し、N−(3,5−ビス−トリフルオロメチルフェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミドを白色固体(31.0g)として得る。HPLC=98.9%
工程2 2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート
ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)水素ホスファイト試薬の調製
窒素雰囲気下、0℃で、冷却したトリメチルシリルエタノール(50.0g、422.8mmol、3.0当量)のDCM(0.875L)溶液に、トリエチルアミン(28.5g、281.8mmol、2.0当量)を添加する。PCl(19.3g、281.07mmol、1.0当量)をその後少量に分割して、0〜10℃で45分かけて添加する。反応混合物を0℃で1時間撹拌する。反応混合物を室温に戻す。DM水(0.25L)を反応混合物に添加し、室温で1時間撹拌し、層を分離する。水層をDCM(0.25L)で抽出する。合わせた有機抽出物をDM水(0.25L)で洗浄し、NaSOで乾燥させる。有機層を45℃で、真空下で濃縮し、45℃で30分間脱気して粗製のホスファイト試薬を淡褐色油状物質(44.0g)として得て、0〜5℃で保存する。
2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェートの製造
N−(3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)−5−クロロ−2−ヒドロキシベンズアミド(30.0g、78.19mmol、1.0当量)をCHCN(300.0mL)に溶解させる。撹拌しながら、室温でDMAP(0.57g、4.69mmol、0.06当量)、DIPEA(27.2ml、156.38mmol、2.0当量)およびCCl(60.1g、390.96mmol、5.0当量)をこの順で上の溶液に添加する。反応混合物を0℃に冷却し、2℃未満の条件に制御して、ホスファイト試薬(33.10g、117.28mmol、1.5当量)のCHCN(30mL)溶液を15分かけて滴下添加する。反応混合物を室温まで昇温させ、室温で22時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。TLC(10% 酢酸エチル:ヘキサン)による反応の完了後、反応混合物を酢酸エチル(1.0L)および水(1.0L)で希釈し、層を分離する。水相を酢酸エチル(2x0.5L)で2回抽出する。合わせた有機抽出物を塩水(0.5L)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、ろ過する。ろ液を減圧下で濃縮し、粗製の物質(56.0g)を得て、これをそのまま次の工程に使用する。
工程3 リン酸モノ[2−(3、5−ビス−トリフルオロメチルフェニルカルバモイル)−4−クロロフェニル]エステル
粗製の2−((3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル)カルバモイル)−4−クロロフェニル ビス(2−(トリメチルシリル)エチル)ホスフェート(55.0g、82.81mmol、1.0当量)をTFA:水(5:1、428.0mL)の混合物に添加する。反応混合物を室温で3.0時間撹拌する。反応の進行をTLC(移動相 ヘキサン中10% 酢酸エチル)によりモニタリングする。反応混合物を70℃未満で真空下で濃縮し、揮発性溶媒を除去する。残渣をNaOH(18.0g、450.0mmol、および5.4当量)の水溶液(0.55L)に添加し、室温で15分間撹拌する。水溶液を酢酸エチル(2x0.55L)で2回洗浄し、不純物を除去する。水溶液をその後、濃HCl(35.0mL)を用いて酸性化し、酢酸エチル(2x0.825L)で2回抽出する。酸性化後に得られた合わせた酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して38.0gの無色油状物質を得る。油状の粗製物を酢酸エチル(15.0mL)に溶解し、撹拌しながら、n−ヘプタン(175.0mL)を添加する。反応混合物を室温で3.0時間撹拌し、ろ過する。固体をn−ヘプタン(35.0mL)で洗浄し、真空下で30分間乾燥させ、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを灰白色固体(12.4g)として得る。HPLC=96.4%
生成物のXRPDパターンを図39に示す(形態Aと未知成分)。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:721秒、スキャン速度 3.2°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例18 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート水和物(形態N)
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(165.0g、0.355mol、1.0当量)をNaOH(82.5g、2.062mol、5.8当量)の水溶液(4.12L)に添加し、室温で45分間撹拌する。水溶液を酢酸エチル(2x1.65L)で2回洗浄し、不純物を除去する。合わせた有機層を水(0.82L)で抽出する。合わせた水層を濃HCl(230.0〜250.0mL)を用いて酸性化し、酢酸エチル(2x1.65L)で2回抽出する。酸性化後に得られた合わせた酢酸エチル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、減圧下で濃縮して140.0gの無色油状物質を得る。油状物質を酢酸エチル(165.0mL)に溶解し、室温で30分間撹拌する。撹拌しながら、n−ヘプタン(82.0mL)を添加する。混合物を室温で3.0時間撹拌し、ろ過する。固体をn−ヘプタン(82.0mL)で洗浄し、真空下で30分間乾燥させ、リン酸モノ[2−(3,5−ビス−トリフルオロメチル−フェニルカルバモイル)−4−クロロ−フェニル]エステルを灰白色固体(118.0g)として得る。HPLC=95.0%
灰白色固体(108.0g)を水(2.36L)に溶解する。混合物を室温で3.0時間撹拌し、ろ過する。固体を水(0.590L)で洗浄し、真空下で1.0時間乾燥させ、純粋な湿潤生成物を得る。湿潤固体を室温で3日と17時間乾燥させ、乾燥生成物を灰白色固体(95.0g)として得る。HPLC=99.4%
灰白色固体(95.0g)をトルエン(0.95L)と30分間撹拌し、ろ過する。固体トルエン(95.0mL)で洗浄し、リン酸モノ[2−(3、5−ビス−トリフルオロメチルフェニルカルバモイル)−4−クロロフェニル]エステルを白色固体(90.0g)として得る。HPLC=99.4%
生成物のXRPDパターンを図48に示す(形態N)。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:721秒、スキャン速度 3.2°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例19 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(形態B)
実施例2Aに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの2,2,2−トリフルオロエタノール(TFE)の濃縮溶液を、キャップをした後に73℃から室温までゆっくりと冷却し、室温で3日間静置する。溶液を室温で29日間保存し、その後真空ろ過する。生成物のXRPDは、生成物が形態B(形態B+約23°θの微量ピーク、PO)であることを示す。生成物のXRPDを図43に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.01−39.98°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:718秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例20 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート水和物(形態N)
3mLの水を75mgの実施例2Aに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートに添加することにより、飽和溶液を調製する。サンプルを環境温度で24時間撹拌(500rpm)する。24時間後、を遠心分離(13000rpmで5分間)し、上清を0.45μmPVDFフィルターでろ過する。固体が形態Nであることを示す遠心分離したサンプルに由来する固体のXRPDパターンを図57に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.98°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:720秒、スキャン速度 3.2°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例21 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート(形態B)
実施例2Bに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートをヘキサフルオロイソプロパノール(HFIPA)中で4日間スラリー化し、真空ろ過する。生成物のXRPDは、生成物が形態B(形態B+約23°θの微量ピーク、PO)であることを示す。生成物のXRPDパターンを図53に示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:719秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例22 トリス塩基と粉末化した2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェート酢酸エチル溶媒和物(形態A)
2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートをトリス塩基とともに粉末化する。図47における上部XRPDパターンはトリス塩基とともに粉末化した形態Aを示す。XRPDはまた、図56に示される。XRPDパターンは形態Aおよびトリス塩基の物理的混合物と一致し、製剤により形態が変化しないことを示す。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:717秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例23 形態Aの乾燥試験
形態Aの乾燥を乾燥させるためのいくつかの試みを実施する。TGA重量減少が観察される高温範囲(90℃)によ、厳格な条件を初めに選択する。80℃で1日真空下で乾燥させることにより、バイアルに固着した褐色固体を得る。重量測定により30%の重量減少が計算され、得られた固体は光学顕微鏡により結晶であるとは見えない。
より温和な条件下での乾燥試験を試みる。環境温度で真空下で乾燥させることにより、実験を開始する。顕著な重量測定による重量変化は測定されないため、温度を穏やかに上昇させ、重量をモニタリングする。63〜65℃で6時間後、少量の重量減少が見られたため、サンプルをこの温度で1日、真空オーブンで保持し、11%の重量測定による重量減少が得られる。得られた淡褐色固体がバイアルに固着し、光学顕微鏡により結晶であることは確認されない。これらの実験は、上昇した温度での形態Aの真空乾燥は、分解および結晶構造の崩壊を引き起こす傾向があることを示す。
実施例24 形態A
実施例2Bに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを75℃のヘプタン/EtOAc(80:20、v/v)溶液から冷凍庫でクラッシュ冷却し、その後冷凍庫に3時間静置する。液相をデカンテーションし、固体をN下で短時間乾燥させる。生成物のXRPDパターンを図58に示す(形態A、PO)。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:718秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。
実施例2Bに由来する2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートを75℃のヘプタン/EtOAc(80:20、v/v)溶液から室温へ急速冷却し、その後室温で3時間静置する。液相をデカンテーションし、固体をN下で短時間乾燥させる。生成物のXRPDパターンを図59に示す(形態A、PO)。XRPDパターンは実施例1の一般的なXRPD法に記載のとおり得られる。XRPDについてのデータ収集パラメーターは:Panalytical X−Pert Pro MPD PW3040 Pro、X線管:Cu(1.54059Å)、電圧:45kV、アンペア:40mA、スキャン範囲:1.00−39.99°2θ、刻み幅:0.017°2θ、収集時間:718秒、スキャン速度 3.3°/分、スリット:DS:1/2°、SS:ヌル、回転時間:1.0秒、モード:透過である。

Claims (22)

  1. 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの化学量論水和物。
  2. 式Iに対する水のモル比が4.5:1以下である、請求項1に記載の水和物。
  3. 式Iに対する水のモル比が3:1〜4:1である、請求項1に記載の水和物。
  4. 式Iに対する水のモル比が4:1である、請求項1に記載の水和物。
  5. 式Iに対する水のモル比が3:1以下である、請求項1に記載の水和物。
  6. 式Iに対する水のモル比が2:1以下である、請求項1に記載の水和物。
  7. 式Iに対する水のモル比が2:1である、請求項1に記載の水和物。
  8. 8.8、9.5、11.1、15.2、15.5、16.4、20.2、20.6、23.6、24.0、24.9および27.2から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも5含むXRPDパターンを示し、ここでXRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの水和物。
  9. 結晶形態5.8の表Iに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、ここでXRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、請求項8に記載の水和物。
  10. 10.0、9.3、8.0、5.8、5.7、5.4、4.4、4.3、3.8、3.7、3.6および3.3から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも5含むXRPDパターンを示す、請求項8または9に記載の水和物。
  11. 結晶形態5.8の表Iに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、請求項8〜10のいずれか一項に記載の水和物。
  12. 結晶形態5.14の表Jに示されるd間隔(Å)値を少なくとも5含むXRPDパターンを示す、請求項8〜10のいずれか一項に記載の水和物。
  13. XRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、図24に示されるXRPDを示す、請求項8〜12のいずれか一項に記載の水和物。
  14. カール・フィッシャー分析により14%の水を含む、請求項8〜13のいずれか一項に記載の水和物。
  15. 2−{[3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]カルバモイル}−4−クロロフェニル二水素ホスフェートの非溶媒和非水和物。
  16. 6.6、11.0、12.6、14.5、14.6、18.0、19.7、20.1、21.0、21.6、22.0、22.4、23.8、24.5、24.8および27.4から成る群から選択される2θ(°)値を少なくとも5含むXRPDパターンを示し、ここでXRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、請求項15に記載の非溶媒和非水和物。
  17. 結晶形態6.5の表Cに示される2θ(°)値を有するXRPDパターンを示し、ここでXRPDがCuKα照射の入射ビームを使用して測定される、請求項15または16に記載の非溶媒和非水和物。
  18. 13.3、8.1、7.0、6.1、4.9、4.5、4.4、4.2、4.1、4.0、3.7、3.6および3.3から成る群から選択されるd間隔(Å)値を少なくとも5含む、請求項15〜17のいずれか一項に記載の非溶媒和非水和物。
  19. 結晶形態6.5の表Cに示されるd間隔(Å)値を含むXRPDパターンを示す、請求項15〜18のいずれか一項に記載の非溶媒和非水和物。
  20. 結晶形態6.11の表Dに示されるd間隔(Å)値を少なくとも5含むXRPDパターンを示す、請求項15〜19のいずれか一項に記載の非溶媒和非水和物。
  21. XRPDが波長1.54059Åの照射を用いて測定される、図21に示されるXRPDを示す、請求項15〜20のいずれか一項に記載の非溶媒和非水和物。
  22. 請求項1〜21のいずれか一項に記載の結晶形態を含む、医薬組成物。
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