JP2019184709A - 物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンチグレア面を有する物品において、映り込みを抑制する。【解決手段】物品は、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上のアンチグレア面S1を有する。物品のアンチグレア面S1は、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV1が0.020以上となる表面形状を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、アンチグレア面を有する物品に関する。
例えば、表示装置に用いられる透明物品の視認側となる主面をアンチグレア面から構成することで、表示の視認性を向上させる技術が知られている。特許文献1には、透明ガラス板の表面粗さ(RMS表面粗さ)を特定の範囲に設定することにより、スパークル(スパークル現象によるぎらつき)を抑える技術が開示されている。
国際公開第2012/118594号
上記のようにアンチグレア面を有する物品において、映り込みを抑制するという観点で未だ改善の余地がある。
本発明の目的は、映り込みを抑制することのできる物品を提供することにある。
上記課題を解決する物品は、アンチグレア面を有する物品であって、前記アンチグレア面は、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上であり、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV1が0.020以上となる表面形状を有する。
上記物品は、光透過性を有し、前記アンチグレア面は、64μm×64μmの寸法に区画した隣り合う12個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上であり、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV2が0.090未満となる表面形状を有することが好ましい。
上記物品において、前記変動係数CV2に対する前記変動係数CV1の比率(比率=CV1/CV2)は、例えば0.200以上であることが好ましい。
上記物品は、ガラス基材と、前記ガラス基材に設けられたアンチグレア層とを有することが好ましい。
上記物品において、前記アンチグレア面にさらに反射防止層が設けられていてもよい。
上記物品において、前記反射防止層上にさらに防汚層が設けられていてもよい。
本発明によれば、アンチグレア面を有する物品において、映り込みを抑制することができる。
実施形態におけるアンチグレア面を有する物品を示す概略図である。 変動係数CV1の算出を説明する説明図である。 変動係数CV2の算出を説明する説明図である。 スパークル値の測定方法を説明する説明図である。 サンプルAの正反射ピーク値(Rspec)とサンプルBの正反射ピーク値(Rspec)との関係を示すグラフである。 サンプルAのスパークル値(S値)とサンプルBのスパークル値(S値)との関係を示すグラフである。 サンプルAの解像度とサンプルBの解像度との関係を示すグラフである。
以下、アンチグレア面を有する物品の実施形態について図面を参照して説明する。なお、図面では、説明の便宜上、構成の一部を誇張して示す場合がある。また、各部分の寸法比率についても、実際と異なる場合がある。
図1に示すように、物品10は、基材11と、基材11の両主面のうち、一方の主面に積層されたアンチグレア層12とを備えている。基材11の材質としては、例えば、ガラス、樹脂等が挙げられる。ガラスとしては、例えば、無アルカリガラス、ホウケイ酸ガラス、アルミノシリケートガラス、ソーダライムガラス等の公知のガラスを用いることができる。また、化学強化ガラス等の強化ガラスやLAS系結晶化ガラス等の結晶化ガラスを用いることもできる。樹脂としては、例えば、ポリメタクリル酸メチル等のアクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、及びエポキシ樹脂が挙げられる。
基材11は、ガラス基材であることが好ましく、強化ガラス基材であることがより好ましい。強化ガラスの中でも、化学強化ガラスを用いることが好ましく、そのガラス組成としては、アルミノシリケートガラスを用いることがより好ましい。アルミノシリケートガラスは、質量%で、SiO:50〜80%、Al:5〜25%、B:0〜15%、NaO:1〜20%、KO:0〜10%を含有することが好ましい。
基材11としては、例えば、0.1〜5mmの範囲内の厚さを有する板状の基材が用いられる。
アンチグレア層12は、光を散乱させる凹凸構造のアンチグレア面S1を形成している。アンチグレア層12は、SiO、Al、ZrO、及びTiOから選ばれる少なくとも一種の酸化物により構成されることが好ましい。アンチグレア層12の厚さは、例えば、40〜500nmの範囲内であることが好ましい。
物品10は、光非透過性を有していてもよいし、光透過性を有していてもよい。光非透過性を有する物品10は、装飾部品や筐体等に用いることができる。光透過性を有する物品10は、例えば、表示装置のカバー部材として好適に用いることができる。表示装置は、例えば、光源、液晶表示部等を備えている。表示装置は、タッチパネル機能を有するものであってもよい。光透過性を有する物品10は、例えば、400nm以上、700nm以下の波長の光の平均透過率が80%以上であることが好ましい。
図2に示すように、物品10のアンチグレア面S1における、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値は、20nm以上であり、好ましくは40nm以上であり、より好ましくは60nm以上である。算術平均高さSaは、ISO25178に準拠して測定することができる。
物品10のアンチグレア面S1は、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV1が0.020以上となる表面形状を有している。
上記6個のエリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上であり、かつ上記6個のエリアの算術平均高さSaから求められる変動係数CV1が0.020以上であることで、反射光成分が干渉により正反射方向で強めあってしまう原因となるアンチグレア面S1の表面構造の規則性が低減される。これにより、物品10のアンチグレア面S1における映り込みを低減させることができる。
また、物品10のアンチグレア面S1における、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値は、300nm以下が好ましく、より好ましくは200nm以下であり、さらに好ましくは150nm以下である。上記6個のエリアの算術平均高さSaの平均値が300nm以下であることで、物品10のアンチグレア面S1における解像度の低下を抑制することができる。
物品10が光透過性を有する場合、図3に示すように、物品10のアンチグレア面S1における、64μm×64μmの寸法に区画した隣り合う12個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値は、20nm以上であることが好ましく、より好ましくは40nm以上であり、さらに好ましくは60nm以上である。
物品10が光透過性を有する場合、物品10のアンチグレア面S1は、64μm×64μmの寸法に区画した隣り合う12個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV2が0.090未満となる表面形状を有することが好ましい。
上記12個のエリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上であり、かつ上記12個のエリアの算術平均高さSaから求められる変動係数CV2が0.090未満の場合、スパークル(ぎらつき)を減らしたり、解像度の低下を抑制したりすることができる。
物品10のアンチグレア面S1は、上記変動係数CV2に対する変動係数CV1の比率(比率=CV1/CV2)が0.200以上の表面を有することが好ましく、0.300以上の表面を有することがより好ましい。
光透過性を有する物品10のスパークル値(S値)は、0.04以下であることが好ましく、0.03以下であることがより好ましく、0.02以下であることがさらに好ましい。
光透過性を有する物品10の解像度は、0.4以上であることが好ましく、0.5以上であることがより好ましく、0.6以上であることがさらに好ましく、0.7以上であることがさらに好ましい。
次に、物品10の製造方法について説明する。
物品10の製造方法は、基材11にアンチグレア層12を積層する積層工程を備える。この積層工程は、アンチグレア層12の前駆体を含有するコーティング剤を基材11上に塗布した後、乾燥することでアンチグレア層12を形成する形成工程を含む。積層工程は、形成工程を複数回繰り返してもよい。
形成工程において、基材11上のコーティング剤の乾燥は、加熱乾燥であってもよいし、常温乾燥であってもよい。基材11上のコーティング剤を乾燥する乾燥時間は、例えば、30秒以上であることが好ましい。
コーティング剤を塗布する方法としては、公知のウェットコート法を用いることができる。ウェットコート法としては、例えば、スプレーコート法、スピンコート法、ディップコート法、ダイコート法、カーテンコート法、スクリーンコート法、インクジェット法、フローコート法、グラビアコート法、バーコート法、フレキソコート法、スリットコート法、及びロールコート法が挙げられる。これらの方法の中でも、アンチグレア面S1の凹凸を調整し易いという観点から、スプレーコート法が好ましい。
コーティング剤のスプレーコート法には、周知の2流体ノズルや1流体ノズル等のノズルを用いることができる。ノズルから噴射されるコーティング剤の液滴の粒径は、体積基準のメジアン径(Dv50)で、例えば、0.1〜100μmであることが好ましい。液滴の粒径は、ノズルの種類、空気使用量、液量等によって調整することができる。
物品10のアンチグレア面S1における上記変動係数CV1及び上記変動係数CV2は、後述する試験例で示すように、例えば、スプレーコーティングの雰囲気温度、雰囲気湿度、空気使用量等によって設定することができる。
例えば、スプレーコーティングの雰囲気湿度を高くすることで、上記変動係数CV1を大きくすることができる。スプレーコーティングの雰囲気湿度は、50%を超えることが好ましい。
また、例えば、2流体ノズルの空気使用量を増加させることで、上記変動係数CV2を小さくすることができる。特に、多数の空気供給口を備えた多孔キャップ2流体スプレーノズルを用いて空気使用量を増加させることが好ましい。
コーティング剤に含有される前駆体としては、例えば、シリカ前駆体、アルミナ前駆体、ジルコニア前駆体、チタニア前駆体等の無機前駆体が挙げられる。前駆体は、反応性を制御し易いことから、シリカ前駆体を含むことが好ましい。シリカ前駆体としては、例えば、ケイ素原子に結合した炭化水素基及び加水分解性基を有するシラン化合物、シラン化合物の加水分解縮合物、並びにシラザン化合物が挙げられる。シリカ前駆体は、アンチグレア層12におけるクラックの発生を抑えるという観点から、シラン化合物、及びシラン化合物の加水分解縮合物の少なくとも一方を含むことが好ましい。
シラン化合物は、ケイ素原子に結合した炭化水素基、及び加水分解性基を有する。炭化水素基は、炭素原子間に−O−、−S−、−CO−、及び−NR’−(R’は水素原子または1価の炭化水素基である。)から選ばれる1つ又は2つ以上を組み合わせた基を有していてもよい。
炭化水素基は、1つのケイ素原子に結合した1価の炭化水素基であってもよく、2つのケイ素原子に結合した2価の炭化水素基であってもよい。1価の炭化水素基としては、アルキル基、アルケニル基、アリール基等が挙げられる。2価の炭化水素基としては、アルキレン基、アルケニレン基、アリーレン基等が挙げられる。
加水分解性基としては、アルコキシ基、アシロキシ基、ケトオキシム基、アルケニルオキシ基、アミノ基、アミノキシ基、アミド基、イソシアネート基、ハロゲン原子等が挙げられ、シラン化合物の安定性と加水分解のしやすさとのバランスの点から、アルコキシ基、イソシアネート基、及びハロゲン原子(特に塩素原子)が好ましい。アルコキシ基としては、炭素数1〜3のアルコキシ基が好ましく、メトキシ基、又はエトキシ基がより好ましい。
シラン化合物としては、アルコキシシラン(テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、テトライソプロポキシシラン等)、アルキル基を有するアルコキシシラン(メチルトリメトキシシラン、エチルトリエトキシシラン等)、ビニル基を有するアルコキシシラン(ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキシシラン等)、エポキシ基を有するアルコキシシラン(2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、3−グリシドキシプロピルメチルジエトキシシラン、3−グリシドキシプロピルトリエトキシシラン等)、アクリロイルオキシ基を有するアルコキシシラン(3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン等)等が挙げられる。これらのシラン化合物のなかでも、アルコキシシラン、及びアルコキシシランの加水分解縮合物のいずれか一方、又は両方を用いることが好ましく、アルコキシシランの加水分解縮合物を用いることがより好ましい。
シラザン化合物は、その構造内にケイ素と窒素の結合(−SiN−)をもった化合物である。シラザン化合物としては、低分子化合物でも高分子化合物(所定の繰り返し単位を有するポリマー)であってもよい。低分子系のシラザン化合物としては、ヘキサメチルジシラザン、ヘキサフェニルジシラザン、ジメチルアミノトリメチルシラン、トリシラザン、シクロトリシラザン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチルシクロトリシラザン等が挙げられる。
アルミナ前駆体としては、アルミニウムアルコキシド、アルミニウムアルコキシドの加水分解縮合物、水溶性アルミニウム塩、アルミニウムキレート等が挙げられる。ジルコニア前駆体としては、ジルコニウムアルコキシド、ジルコニウムアルコキシドの加水分解縮合物等が挙げられる。チタニア前駆体としては、チタンアルコキシド、チタンアルコキシドの加水分解縮合物等が挙げられる。
コーティング剤に含まれる液状媒体は、前駆体を溶解する溶媒であり、前駆体の種類に応じて適宜、選択される。液状媒体としては、例えば、水、アルコール類、ケトン類、エーテル類、セロソルブ類、エステル類、グリコールエーテル類、含窒素化合物、含硫黄化合物等が挙げられる。
アルコール類としては、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノール、ジアセトンアルコール等が挙げられる。ケトン類としては、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン等が挙げられる。エーテル類としては、テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン等が挙げられる。セロソルブ類としては、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ等が挙げられる。エステル類としては、酢酸メチル、酢酸エチル等が挙げられる。グリコールエーテル類としては、エチレングリコールモノアルキルエーテル等が挙げられる。含窒素化合物としては、N,N−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチルピロリドン等が挙げられる。含硫黄化合物としては、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。液状媒体は1種を単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
なお、液状媒体は、水を含む液状媒体、すなわち、水、又は水と他の液状媒体の混合液であることが好ましい。他の液状媒体としては、アルコール類が好ましく、メタノール、エタノール、イソプロピルアルコール、ブタノールが特に好ましい。
また、コーティング剤は、マトリックス前駆体の加水分解及び縮合を促進する酸触媒を含むものであってもよい。酸触媒は、マトリックス前駆体の加水分解及び縮合を促進し、アンチグレア層12を短時間で形成させる成分である。酸触媒は、コーティング剤の調製に先立って、マトリックス前駆体の溶液の調製の際に、原料(アルコキシシラン等)の加水分解、縮合のために添加されたものであってもよく、必須成分を調製した後にさらに添加されたものであってもよい。酸触媒としては、無機酸(硝酸、硫酸、塩酸等)、有機酸(ギ酸、シュウ酸、酢酸、モノクロル酢酸、ジクロル酢酸、トリクロル酢酸等)が挙げられる。
次に、本実施形態の作用及び効果について説明する。
(1)物品10は、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上のアンチグレア面S1を有している。アンチグレア面S1は、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV1が0.020以上となる表面形状を有している。
この構成によれば、アンチグレア面S1における光の正反射が抑えられることで、アンチグレア面S1における映り込みを抑制することができる。従って、アンチグレア性能を高めることが可能となる。
(2)物品10が光透過性を有する場合、物品10は、64μm×64μmの寸法に区画した隣り合う12個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上のアンチグレア面S1を有することが好ましい。物品10が光透過性を有する場合、アンチグレア面S1は、64μm×64μmの寸法に区画した隣り合う12個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV2が0.090未満となる表面形状を有することが好ましい。
この場合、物品10を透過して視認される像の解像度の低下を抑制することができる。従って、表示装置で表示される像を透過するように配置される用途に好適な物品10を得ることができる。
(変更例)
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。
・アンチグレア面S1は、上記アンチグレア層12以外の構成により形成することもできる。例えば、基材11のブラスト処理、基材11のエッチング処理により、基材11にアンチグレア面S1を直接形成することもできる。
・物品10の両主面をアンチグレア面S1から構成することもできる。
・基材11とアンチグレア層12との間に、例えば、着色層等の中間層を設けることもできる。
・物品10は、反射防止層や防汚層等の機能層をさらに備えていてもよい。機能層は、基材11とアンチグレア層12との間やアンチグレア面S1上に設けることができる。例えば、アンチグレア層12上に反射防止層を設けることで、物品10のアンチグレア面S1の映り込みをより抑制することができる。反射防止層は、基材よりも屈折率が低い周知の低反射膜、又は高屈折率膜と低屈折率膜とを含む周知の誘電体多層膜から構成することができる。反射防止層上には、さらに防汚層を設けることができる。防汚層は、フッ素基を有するシラン化合物から形成することができる。
なお、アンチグレア面S1に反射防止層のみを設けてもよいし、アンチグレア面S1に防汚層のみを設けてもよい。
・光透過性を有する物品10は、表示装置に予め組み付けられてもよいし、例えば、アンチグレア層12とは反対側となる基材11の主面に粘着層を設けることで、表示装置の表示面に粘着されるシート材として構成してもよい。
(試験例)
次に、試験例について説明する。
表1に示すように試験例では、所定の表面形状1,2を有するサンプルを作製した。
<表面形状の測定>
表面形状1,2を表す算術平均高さSaは、ISO25178に準拠して測定したものである。
詳述すると、サンプルのアンチグレア面の粗さデータを走査型白色干渉顕微鏡(株式会社菱化システム製、商品名:VertScan)を用いて取得した。走査型白色干渉顕微鏡は、WAVEモードにより、530whiteフィルタ及び×20倍の対物レンズを用いて、測定領域316.77μm×237.72μm、解像度640ピクセル×480ピクセルの条件に設定した。この粗さデータから解析ソフト(VS−Viewer)を用いて一次面補正をした。
次に、表面形状1として、得られた316.77μm×237.72μmの測定領域について、103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個の各エリアにおける算術平均高さSaの平均値及び標準偏差を求めた。標準偏差を平均値で除することで変動係数CV1を求めた。
上記と同様にして、表面形状2として、得られた316.77μm×237.72μmの測定領域について、64μm×64μmの寸法に区画した隣り合う12個の各エリアにおける算術平均高さSaの平均値及び標準偏差を求めた。標準偏差を平均値で除することで変動係数CV2を求めた。
なお、表面形状1,2の測定の際には、サンプルにおける光の反射率を高めて測定を容易にするため、厚み数nmの金の膜をスパッタでサンプル上に成膜してから行った。なお、金の膜の厚みは非常に薄いため、下地の凹凸の形状をそのままトレースしており、Saの測定値に与える影響は無視できる。
表1中の“Sa平均値”欄、及び“Sa標準偏差”欄の各数値の単位は、nmである。
サンプルを得るための基材(基板)としては、ガラス基材(化学強化ガラス基板、厚さ1.3mm、日本電気硝子株式会社製、T2X−1)を用いた。この基材の一方の主面にコーティング剤をスプレーコートし、乾燥することで、基材にアンチグレア層を形成した(形成工程)。コーティング剤としては、水を含む液状媒体にアンチグレア層の前駆体(オルトケイ酸テトラエチル)を溶解した溶液(前駆体の濃度:3質量%)を用いた。スプレーコーティング装置のスプレーガンとしては、多孔キャップ2流体スプレーガンを用いた。
各試験例のアンチグレア層を形成する形成工程(スプレーコーティング法)における条件の詳細を表2に示す。
表2中の“温度”は、スプレーコーティングの雰囲気温度を示し、“湿度”は、スプレーコーティングの雰囲気湿度を示す。表2中の“空気使用量”は、多孔キャップ2流体スプレーガンで使用する空気の使用量を示し、“液流量”は、スプレーガンから噴霧するコーティング剤の流量を示す。表2中の“塗布量”は、コーティング剤の塗布量(乾燥前)を示す。また、試験例1、5、8の条件において、噴霧した液滴の体積基準のメジアン径(Dv50)を測定したところ、それぞれ2.6μm、3.0μm、3.3μmであった。測定機はレーザー回折式粒度分布測定機(マルバーン社製、商品名:スプレーテック)を用いた。
上記条件で形成工程を行った後、コーティング層付き基材を180℃、30分の条件で焼成することで、各試験例のサンプルを得た。
各試験例のサンプルについて、以下の光学的特性を測定した。
<正反射ピーク値(Rspec)>
正反射ピーク値(Rspec)は、アンチグレア面における映り込みの度合いを示す値であり、アンチグレア面における映り込みが抑制されているほど、正反射ピーク値は小さくなる。
サンプルの正反射ピーク値は、光沢計(コニカミノルタ社製、商品名:Rhopoint IQ)を用いて測定した。測定した正反射ピーク値は、光の入射角を20°とし、反射角20±0.1°の光沢度から算出される。なお、正反射ピーク値は、サンプルの裏面における反射を除去して測定した。
各試験例のサンプルにおける正反射ピーク値を表3の“Rspec”欄に示す。
<スパークル値>
スパークル値は、アンチグレア面におけるスパークル(スパークル現象によるぎらつき)の度合いを示す値であり、アンチグレア面におけるスパークルが抑制されているほど、スパークル値は小さくなる。すなわち、スパークルについて、人の視覚に基づく画像認識に近い定量的な評価をスパークル値によって行うことができる。
サンプルのスパークル値は、SMS−1000(Display−Messtechnik&Systeme社製)を用いて、以下の測定条件にて測定した。
レンズ焦点距離:100mm
レンズ絞り半径:4.5mm
パターンマスク:326ppi
測定時は、図4に示すように、面光源30の上に、カラーフィルター31(透過波長510nm付近)、パターンマスク32をこの順に配置するとともに、パターンマスク32の上に、アンチグレア面S1の反対側に位置する面がパターンマスク32側を向くようにしてサンプルSAを配置した。サンプルSAは、パターンマスク32のトップ面32aからアンチグレア面S1までの距離が1.8mmとなる位置に配置した。
次に、サンプルSAを光検出器33により撮像し、サンプルSAのアンチグレア面S1の画像データを取得した。得られた画像データからパターンマスク32の各ピクセルのピクセル輝度、ピクセル間のピクセル輝度の標準偏差、及びピクセル輝度の平均値を求めた。得られたピクセル間のピクセル輝度の標準偏差及びピクセル輝度の平均値を下記式(1)に代入し、スパークル値を算出した。
スパークル値=[パターンマスクのピクセル輝度の標準偏差]/[パターンマスクのピクセル輝度の平均値] ・・・(1)
各試験例のサンプルSAにおけるスパークル値を表3の“S値”欄に示す。
<解像度>
上記の<スパークル値>の測定と同様にして、サンプルSAのアンチグレア面S1の画像データを取得した。得られた画像データの鮮明度をSMS−1000のDOIモード(ソフトウェア Sparkle measurement system)により変調伝達(Modulation transfer)から解像度を求めた。
解像度は、下記式(2)、(3)から求められる。
MT=(Ip−Iv)/(Ip+Iv) ・・・(2)
Ip及びIvは、それぞれ輝度のピーク値と輝度のバレー値を示す。
解像度=MT(サンプル)/MT(ブランク) ・・・(3)
MT(サンプル)は、パターンマスク32上にサンプルSAを置いたときの上記MTの値であり、MT(ブランク)は、パターンマスク32上に何も置かないときの上記MTの値である。
各試験例のサンプルSAにおける解像度を表3の“解像度”欄に示す。
<結果>
(1)試験例1〜8の各サンプルの正反射ピーク値(Rspec)は、試験例9のサンプルの正反射ピーク値(Rspec)よりも小さい。この結果から、試験例1〜8の各サンプルでは、試験例9のサンプリよりも、アンチグレア面における映り込みが抑制されることが分かる。
(2)試験例1〜7の各サンプルのスパークル値(S値)は、試験例8のサンプルのスパークル値(S値)よりも小さい。この結果から、試験例1〜7の各サンプルでは、試験例8のサンプルよりもスパークル(ぎらつき)が抑制されることが分かる。
また、試験例1〜7の各サンプルの解像度は、試験例8のサンプルよりも高い。この結果から、試験例1〜7の各サンプルの解像度の低下は、試験例8よりも抑制されることが分かる。
(応用例)
次に、アンチグレア面にさらに他の機能層を積層した応用例について説明する。
表4に示す応用例1,2では、所定の表面形状1,2のアンチグレア面を有する基材のアンチグレア層上にさらに反射防止層を設けるとともに、反射防止層上にさらに防汚層をさらに設けたサンプルを作製した。応用例1,2のアンチグレア層は、試験例と同様の形成工程(スプレーコーティング法)を表5に示す条件で行った後、コーティング層付き基材を180℃、30分の条件で焼成することで得た。
反射防止層は、反応性スパッタリングにより形成した誘電体多層膜により構成した。誘電体多層膜は、基材側から順に高屈折率膜(酸化ニオブ、厚さ15nm)、低屈折率膜(酸化ケイ素、30nm)、高屈折率膜(酸化ニオブ、厚さ110nm)、及び低屈折率膜(酸化ケイ素、80nm)の4層から構成した。
防汚層は、スプレー法にてフッ素含有有機ケイ素化合物溶液(ダイキン工業社製、UF503)を塗布した後、その塗布層を150℃で60分間焼成することで形成した防汚膜により構成した。
各応用例の光学的特性を測定した結果を表6に示す。
以上の応用例のように、アンチグレア層に反射防止層及び防汚層を設けることもできる。
(アンチグレア面に対する反射防止層及び防汚層の影響)
次に、アンチグレア面に基づく光学的性能に対する反射防止層及び防汚層の影響について以下のように確認した。
光学的特性(表面の凹凸形状)の異なるアンチグレア面(アンチグレア層)を有する複数のサンプルAを試験例と同様に準備し、各サンプルAに上記応用例と同様に反射防止層及び防汚層を設けることでサンプルBを作製した。サンプルAの光学的特性とサンプルBの光学的特性との関係を図5〜図7のグラフに示す。
図5は、アンチグレア層のみを有するサンプルAの正反射ピーク値(Rspec)と、アンチグレア層、反射防止層、及び防汚層を有するサンプルBの正反射ピーク値(Rspec)との関係を示すグラフである。
図5に示すグラフから、サンプルAのアンチグレア面の映り込みが抑制されるほど、サンプルBのアンチグレア面の映り込みも抑制されることが分かる。
図6は、アンチグレア層のみを有するサンプルAのスパークル値(S値)と、アンチグレア層、反射防止層、及び防汚層を有するサンプルBのスパークル値(S値)との関係を示すグラフである。
図6に示すグラフから、反射防止層及び防汚層は、サンプルAで測定したスパークル値(ぎらつき)に対してほとんど影響しないことが分かる。
図7は、アンチグレア層のみを有するサンプルAの解像度と、アンチグレア層、反射防止層、及び防汚層を有するサンプルBの解像度との関係を示すグラフである。
図7に示すグラフから、反射防止層及び防汚層は、サンプルAの解像度に対してほとんど影響しないことが分かる。
以上の結果から、アンチグレア面に反射防止層や防汚層をさらに設けた場合であっても、アンチグレア面に基づく光学的性能を発揮させることが可能であることが分かる。
10…物品、11…基材、12…アンチグレア層、S1…アンチグレア面。

Claims (6)

  1. アンチグレア面を有する物品であって、
    前記アンチグレア面は、
    103μm×118μmの寸法に区画した隣り合う6個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上であり、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV1が0.020以上となる表面形状を有することを特徴とする物品。
  2. 前記物品は、光透過性を有し、
    前記アンチグレア面は、
    64μm×64μmの寸法に区画した隣り合う12個のエリアの表面形状の測定において、各エリアの算術平均高さSaの平均値が20nm以上であり、各エリアの算術平均高さSaの平均値及び標準偏差から求められる変動係数CV2が0.090未満となる表面形状を有することを特徴とする請求項1に記載の物品。
  3. 前記変動係数CV2に対する前記変動係数CV1の比率(比率=CV1/CV2)が0.200以上であることを特徴とする請求項2に記載の物品。
  4. ガラス基材と、前記ガラス基材に設けられたアンチグレア層とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の物品。
  5. 前記アンチグレア面にさらに反射防止層が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の物品。
  6. 前記反射防止層上にさらに防汚層が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の物品。
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