JP2019154983A - 自律移動型浄化ロボット、浄化システム及び制御装置 - Google Patents

自律移動型浄化ロボット、浄化システム及び制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】目的位置の浄化を効率良く行う。【解決手段】本開示の一態様に係る自律移動型浄化ロボット10は、本体20と、本体20を移動させる移動機構30と、本体20に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部40と、制御装置100とを備え、制御装置100は、本体20とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて移動機構30を制御することで、所定の領域に対する本体20の移動の制限を行い、物体の位置に基づいて発射部40を制御することで、薬剤の発射の制限を行う。【選択図】図3

Description

本開示は、自律移動型浄化ロボット、浄化システム及び制御装置に関する。
特許文献1には、次亜塩素酸を噴霧して消臭などを行う移動式自律ロボットが開示されている。
特開2017−169613号公報
特許文献1に記載の技術では、例えば開閉される可能性があるドアの近傍は、移動式自律ロボットの進入が禁止された範囲であると設定される。このため、ドアが浄化の目的位置である場合、ドアの遠くから次亜塩素酸を噴霧しなければならず、浄化の効率が低下する。
そこで、本開示は、目的位置の浄化を効率良く行うことができる自律移動型浄化ロボット及び浄化システム、並びに、自律移動型浄化ロボットの制御装置を提供する。
本開示の限定的ではない例示的な一態様によれば、本体と、前記本体を移動させる移動機構と、前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部と、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う、自律移動型浄化ロボットが提供される。
また、本開示の限定的ではない例示的な一態様によれば、自律移動型浄化ロボットと、制御装置とを備え、前記自律移動型浄化ロボットは、本体と、前記本体を移動させる移動機構と、前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部とを備え、前記制御装置は、前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う、浄化システムが提供される。
また、本開示の限定的ではない例示的な一態様によれば、自律移動型浄化ロボットを制御する制御装置であって、前記自律移動型浄化ロボットは、本体と、前記本体を移動させる移動機構と、前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部とを備え、前記制御装置は、前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う、制御装置が提供される。
本開示によれば、目的位置の浄化を効率良く行うことができる。
図1は、実施の形態に係る浄化システムが適用される空間の一例を示す図である。 図2は、実施の形態に係る浄化システムの機能構成を示すブロック図である。 図3は、実施の形態に係る自律移動型浄化ロボットの構成の一例を示す図である。 図4は、実施の形態に係る自律移動型浄化ロボットの構成の別の一例を示す図である。 図5は、実施の形態に係る自律移動型浄化ロボットが移動する空間とは、開き戸であるドアを隔てた空間に人が居る様子を示す図である。 図6は、実施の形態に係る自律移動型浄化ロボットが移動する空間とは、引き戸であるドアを隔てた空間に人が居る様子を示す図である。 図7は、実施の形態に係る自律移動型浄化ロボットの制御装置の動作を示すフローチャートである。 図8は、実施の形態に係る自律移動型浄化ロボットの制御装置の動作のうち、判定処理及び制限処理を示すフローチャートである。
(本開示の概要)
上記課題を解決するために、本開示の一態様に係る自律移動型浄化ロボットは、本体と、前記本体を移動させる移動機構と、前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部と、制御装置とを備え、前記制御装置は、前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う。
これにより、1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて、本体の移動及び薬剤の発射の少なくとも一方の制限を行うことができる。このとき、例えば、本体の進入が禁止される範囲、及び、薬剤の発射が禁止される範囲を、物体の位置に応じて動的に変更することができる。例えば、浄化の目的位置の近傍の領域が、あるタイミングで本体の進入が禁止されている場合であっても、異なるタイミングでは当該近傍の領域への進入が禁止されなくなる。このため、本態様に係る自律移動型浄化ロボットは、目的位置の近傍の領域に進入できるタイミングで目的位置の近くまで接近して浄化を行うことができる。
このように、本態様に係る自律移動型浄化ロボットによれば、目的位置の浄化を効率良く行うことができる。特に、浄化対象となる目的位置が複数存在する場合に、複数の目的位置の各々に接近して浄化を行うことができるので、複数の目的位置の各々の浄化を効率良く行うことができる。
なお、本体の移動の制限と薬剤の発射の制限とは、状況に応じていずれか一方のみが行われてもよい。つまり、本体の移動の制限と薬剤の発射の制限との両方が同時に行われなくてもよい。
また、例えば、前記1以上のセンサの1つは、前記本体が移動する空間と同じ空間に配置された第1のセンサであり、前記所定の領域は、前記物体の位置を含み、前記制御装置は、さらに、前記物体の位置に基づいて前記物体が前記本体又は前記薬剤の発射範囲に接近するか否かを判定し、前記物体が前記本体又は前記薬剤の発射範囲に接近すると判定された場合に、前記本体の移動の制限及び前記薬剤の発射の制限の少なくとも一方を行ってもよい。
これにより、物体が本体又は薬剤の発射範囲に接近する場合に、本体の移動及び薬剤の発射の少なくとも一方の制限を行うことができる。したがって、例えば、本体が物体に接触すること、又は、薬剤が物体に接触することを抑制することができる。
また、例えば、本開示の一態様に係る自律移動型浄化ロボットは、さらに、前記本体に設けられ、前記物体を検知するための物体センサを備え、前記制御装置は、前記物体センサの検知範囲の外側である死角から、前記物体が前記本体又は前記薬剤の発射範囲に接近するか否かを判定してもよい。
これにより、自律移動型浄化ロボットが備える物体センサの検知範囲よりも、室内センサは、広い範囲を検知範囲として有するので、物体センサの死角から物体が本体に接近する場合であっても、室内センサによって物体を検知することができる。これにより、本体が物体に接触すること、又は、薬剤が物体に接触することを抑制することができる。
また、例えば、前記1以上のセンサの1つは、前記本体が移動する空間とはドアを隔てて分離された空間に配置された第2のセンサであり、前記所定の領域は、前記ドアの開閉される範囲を含み、前記制御装置は、さらに、前記物体の位置に基づいて前記物体が前記ドアに接近するか否かを判定し、前記物体が前記ドアに接近すると判定された場合に、前記本体の移動の制限及び前記薬剤の発射の制限の少なくとも一方を行ってもよい。
これにより、自律移動型浄化ロボットが移動する空間とは異なる空間に存在する物体によってドアが開閉される可能性を推測することができる。これにより、ドアが開閉された場合に、開閉されたドアに本体又は薬剤が接触することを抑制することができる。また、例えば、開閉されたドアの一部が目的位置である場合には、目的位置自体が移動するので、薬剤の発射を制限することで、薬剤が目的位置に到達しないことを抑制することができる。
また、例えば、前記制御装置は、前記本体の移動の制限として、前記所定の領域へ前記本体が進入するのを禁止し、又は、前記所定の領域から前記本体を移動させてもよい。
これにより、例えば、本体が物体又はドアに近づかないようにすることができる。あるいは、物体又はドアに近づいている場合には、速やかに物体又はドアから本体を離すことができる。また、物体が検知されない場合には、ドアに近づくことができるので、例えばドアノブが目的位置であるときに、ドアノブの近くから薬剤を発射することができる。したがって、薬剤の無駄を抑制しながら、効率良く浄化を行うことができる。
また、例えば、前記薬剤は、液体、気体又はミスト状の次亜塩素酸であってもよい。
これにより、ウイルス又は細菌などを浄化することができる。
また、例えば、前記発射部は、前記薬剤を含む気体で形成される渦輪を前記目的位置に向けて発射してもよい。
これにより、渦輪を発射することで、薬剤を渦輪に乗せて効率良く目的位置まで搬送することができる。したがって、目的位置まで十分な量の薬剤を搬送することができ、目的位置の浄化を効率良く行うことができる。
また、本開示の一態様に係る浄化システムは、自律移動型浄化ロボットと、制御装置とを備え、前記自律移動型浄化ロボットは、本体と、前記本体を移動させる移動機構と、前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部とを備え、前記制御装置は、前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う。
これにより、上述した自律移動型浄化ロボットと同様に、目的位置の浄化を効率良く行うことができる。
また、本開示の一態様に係る制御装置は、自律移動型浄化ロボットを制御する制御装置であって、前記自律移動型浄化ロボットは、本体と、前記本体を移動させる移動機構と、前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部とを備え、前記制御装置は、前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う。
これにより、上述した自律移動型浄化ロボットと同様に、目的位置の浄化を効率良く行うことができる。
以下では、実施の形態について、図面を参照しながら具体的に説明する。
なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも包括的又は具体的な例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、材料、構成要素、構成要素の配置位置及び接続形態、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。
また、各図は、模式図であり、必ずしも厳密に図示されたものではない。したがって、例えば、各図において縮尺などは必ずしも一致しない。また、各図において、実質的に同一の構成については同一の符号を付しており、重複する説明は省略又は簡略化する。
(実施の形態)
まず、実施の形態に係る浄化システムの概要について、図1を用いて説明する。図1は、本実施の形態に係る浄化システムが適用される空間の一例を示す図である。
本実施の形態に係る浄化システム1(図2を参照)は、室内などの所定の空間の所定の目的位置を、自律移動型浄化ロボット10が発射した薬剤によって浄化するシステムである。具体的には、浄化システム1では、自律移動型浄化ロボット10を目的位置の近くまで移動させた後、薬剤を目的位置に向けて発射させる。
図1には、自律移動型浄化ロボット10が移動する空間の一例を示している。図1に示される空間90は、例えば、介護施設又は病院などの建物の一部屋である。空間90は、例えば、壁、窓、ドア、床及び天井などで仕切られた空間であり、閉じられた空間であるが、これに限らない。空間90は、屋外の開放された空間であってもよい。また、空間90は、バス又は飛行機などの移動体の内部空間であってもよい。
図1に示される例では、空間90を形成する壁にドア92が設けられている。ドア92は、開き戸であり、ドアノブ94が設けられている。ドアノブ94は、少なくとも一部が回動可能に設けられている。例えば、人80は、ドアノブ94を回し、手前に引く又は奥へ押し出すことで、ドア92を開け閉めすることができる。なお、ドアノブ94の形状及び取り付け位置などは、特に限定されない。
本実施の形態では、ドアノブ94は、浄化の対象となる目的位置である。つまり、ドアノブ94は、自律移動型浄化ロボット10が発射する薬剤を到達させるべき位置である。
ドアノブ94は、ドア92の開閉の際に通常、多くの人が触れる部分である。このため、ドアノブ94にウイルス又は細菌などの病原体が付着している場合、病気の感染の拡大に繋がる。このため、本実施の形態に係る浄化システム1では、ドアノブ94を浄化の対象となる目的位置としている。
なお、目的位置は、ドアノブ94などのドアの一部に限らない。例えば、空間90内に存在する家電機器の操作端末でもよく、あるいは、人80の嘔吐物の拭き取り跡などでもよい。
図1に示されるように、空間90には、人80が存在し、人80は、空間90内を自由に歩き回ることができる。人80は、移動可能な物体の一例であり、自律移動型浄化ロボット10の本体20に、又は、自律移動型浄化ロボット10が発射した薬剤に接触する可能性がある物体である。
人80は、空間90内を自由に移動するので、薬剤の発射範囲内に進入する恐れがある。薬剤の発射範囲内に人80が進入した場合、浄化に必要な量の薬剤が目的位置にまで到達しなくなる可能性がある。また、薬剤が人80に当たる恐れがあるので、人80の健康に影響を与える種類の薬剤を利用することができなくなる。また、本体20に人80が接触した場合には、自律移動型浄化ロボット10の移動を妨げるだけでなく、自律移動型浄化ロボット10の故障の原因となる恐れがある。
本実施の形態に係る浄化システム1では、人80などの物体と本体20又は薬剤との接触を抑制することで、浄化に十分な量の薬剤を目的位置に到達させ、目的位置の浄化を効率良く行う。
[構成]
以下では、本実施の形態に係る浄化システム1の構成について、図2を用いて詳細に説明する。
図2は、本実施の形態に係る浄化システム1の機能構成を示すブロック図である。図2に示されるように、浄化システム1は、自律移動型浄化ロボット10と、室内センサ70と、室外センサ72と、制御装置100とを備える。制御装置100は、自律移動型浄化ロボット10に設けられている。
室内センサ70は、自律移動型浄化ロボット10の本体20とは別体で設けられた1以上のセンサの1つである。室内センサ70は、本体20が移動する空間90と同じ空間に配置された第1のセンサの一例である。
室内センサ70は、例えば、人を含む物体を検知する物体センサである。具体的には、室内センサ70は、動きセンサ、赤外線センサ若しくは温度センサなどの人感センサ、又は、イメージセンサ、ラインセンサ又は距離センサなどである。距離センサは、例えばTOF(Time of Flight)方式の測距センサであるが、ステレオカメラ方式の測距センサであってもよい。
検知対象となる物体は、人に限らず、ペットなどの動物であってもよい。あるいは、物体は、生物でなくてもよく、掃除ロボットなどであってもよい。
室外センサ72は、自律移動型浄化ロボット10の本体20とは別体で設けられた1以上のセンサの1つである。室外センサ72は、本体20が移動する空間90とはドア92を隔てて分離された空間に配置された第2のセンサの一例である。
室外センサ72は、例えば、室内センサ70と同じ人感センサなどである。なお、室内センサ70と室外センサ72とは、同種のセンサであってもよく、異なる種類のセンサであってもよい。
室内センサ70及び室外センサ72はそれぞれ、例えば、人などの物体を検知した場合に、センサ情報を出力する。センサ情報には、例えば、検知した物体の位置を示す位置情報が含まれる。室内センサ70及び室外センサ72はそれぞれ、自律移動型浄化ロボット10の制御装置100の通信部110と通信することで、制御装置100にセンサ情報を出力する。
空間90内には、複数の室内センサ70が設けられていてもよい。つまり、制御装置100は、複数の室内センサ70と通信してもよく、複数の室内センサ70によって検知された1以上の物体の位置に基づいて移動又は発射の制御を行ってもよい。
同様に、空間90の外側には、複数の室外センサ72が設けられていてもよい。つまり、制御装置100は、複数の室外センサ72と通信してもよく、複数の室外センサ72によって検知された1以上の物体の位置に基づいて移動又は発射の制御を行ってもよい。例えば、空間90に複数のドアが設けられている場合、ドア毎に室外センサ72が設けられていてもよい。
図3は、本実施の形態に係る自律移動型浄化ロボット10の構成を模式的に示す図である。
自律移動型浄化ロボット10は、目的位置まで接近し、目的位置に向けて局所的に薬剤を発射することで、目的位置の浄化を行う移動型の浄化装置である。目的位置まで接近して薬剤を局所的に発射することで、浄化の必要のない範囲にまで薬剤が行き渡るのを抑制することができ、薬剤の無駄を減らすことができる。
ここで、局所的に発射とは、自律移動型浄化ロボット10が移動する空間90の全体に発散させるように薬剤を散布するのではなく、所定の発射方向を中心に所定の範囲内のみに薬剤を発射することを意味する。つまり、薬剤の発射方向には、指向性がある。例えば、目的位置において薬剤が到達する範囲は、直径が数cm以上数十cm以下の範囲である。
薬剤は、例えば、ウイルス又は細菌などの微生物を浄化し、無害化するための液体である。具体的には、薬剤は、次亜塩素酸水、次亜塩素酸ナトリウム製剤又はアルコール製剤などである。なお、薬剤は、液体でなくてもよく、気体又は固体でもよい。例えば、薬剤は、液体、気体、微粒子状又はミスト状の次亜塩素酸である。
本実施の形態では、自律移動型浄化ロボット10は、目的位置に接近した後、薬剤を含む気体で形成された渦輪12を目的位置に向けて発射する。つまり、薬剤は、空中を飛ぶようにして目的位置まで搬送される。
図2及び図3に示されるように、自律移動型浄化ロボット10は、本体20と、移動機構30と、発射部40と、物体センサ50と、汚染センサ60と、制御装置100とを備える。
本体20は、自律移動型浄化ロボット10の外郭をなす筐体である。本体20の内部又は外側面に、移動機構30、発射部40、物体センサ50、汚染センサ60及び制御装置100が設けられている。
図3に示す例では、本体20の形状は、例えば、扁平な円柱状又は角柱状であり、上部に、発射部40の空洞部44を形成するドーム状の部分と、筒状の発射口46とが設けられている。また、本体20は、例えば、樹脂材料又は金属材料を用いて所定形状に成形された部品を組み立てることで構成されている。なお、本体20の形状、大きさ、材料及び製造方法は、特に限定されない。
移動機構30は、本体20を移動させる駆動ユニットの一例である。移動機構30は、例えば、床面などの所定の面上を走行するための1以上のホイールと、当該ホイールにトルクを与える走行用モータとを備える。移動機構30は、制御装置100によって制御される。具体的には、移動機構30は、制御装置100による制御に基づいて、本体20の移動の開始及び停止、並びに、移動方向を変更可能である。
なお、自律移動型浄化ロボット10は、空中を移動する飛行ロボットであってもよい。例えば、移動機構30は、ホイールの代わりにプロペラなどの飛行手段を備えてもよい。
発射部40は、薬剤を目的位置に向けて局所的に発射する。具体的には、発射部40は、目的位置の近くにまで移動した後、薬剤を目的位置に向けて発射する。本実施の形態では、発射部40は、薬剤を含む気体で形成される渦輪12を目的位置に向けて発射する。
図3に示されるように、発射部40は、貯液槽42と、空洞部44と、発射口46とを備える。貯液槽42は、薬剤を貯める容器である。空洞部44は、渦輪12を形成するための気体が貯められる空間である。発射口46は、空洞部44と外部とを繋ぐ開口であり、渦輪12が発射される開口である。
空洞部44には、例えば、内部の気体を押し出すために、内部容量を瞬間的に変化させる構造(図示せず)が設けられている。例えば、空洞部44の内部には、弾性を有する膜状部材と、当該膜状部材に打撃を与えて変形させる打撃装置が設けられている。打撃装置によって膜状部材を瞬間的に変形させることで、気体が発射口46から押し出される。空洞部44から押し出された気体が発射口46を通過する際に、渦輪12が形成されて所定の方向に向けて発射される。
発射口46は、例えば、上下方向及び左右方向に向きを変更可能であってもよい。これにより、発射部40は、複数の目的位置に向けて渦輪12を発射することができる。
なお、薬剤の発射方式は、渦輪12を利用しなくてもよい。例えば、図4に示される自律移動型浄化ロボット11のように、薬剤を霧化してミスト13として発射してもよい。
図4は、本実施の形態に係る自律移動型浄化ロボットの別の例を示す図である。図4に示されるように、自律移動型浄化ロボット11は、図3に示される自律移動型浄化ロボット10と比較して、発射部40の代わりに発射部41を備える点が相違する。
発射部41は、貯液槽42と、スプレーノズル48とを備える。スプレーノズル48は、貯液槽42に貯められた薬剤を霧化してミスト13として発射する。スプレーノズル48は、例えば、上下方向及び左右方向に向きを変更可能であってもよい。また、ノズルの位置を上下に移動させることで、位置の変更可能であってもよい。これにより、発射部41は、複数の目的位置に向けてミスト13を発射することができる。
また、渦輪12及びミスト13だけでなく、微細化した薬剤、ミスト化、微粒子化した薬剤を、超音波搬送技術などを利用して発射してもよい。
物体センサ50は、本体20に設けられ、物体を検知するためのセンサである。物体センサ50は、例えば、本体20の進行方向に存在する壁又は家具などの移動の障害になる物体を検出するセンサである。例えば、物体センサ50は、赤外線センサ又は超音波センサなどであるが、これに限らない。例えば、物体センサ50は、イメージセンサであってもよい。
汚染センサ60は、浄化の対象となる目的位置の汚染度を検出するセンサである。具体的には、汚染センサ60は、目的位置に含まれるウイルス若しくは細菌、有機物、嘔吐物、又は、こぼれた食品を検出し、検出した有機物の量を汚染度として出力する。
なお、汚染度とは、目的位置の汚染の程度を示す指標である。具体的には、汚染度は、目的位置に付着しているウイルス若しくは細菌又は有機物の量、又は、当該ウイルス若しくは細菌又は有機物の量を検出するセンサの出力値である。本実施の形態では、汚染度が高い程、例えば、目的位置に付着しているウイルス又は細菌又は有機物の量が多く、目的位置が汚染されていることを意味する。汚染度が低い程、例えば、目的位置に付着しているウイルス又は細菌の量が少なく、目的位置が汚染されていないことを意味する。
汚染センサ60は、例えばいわゆる蛍光指紋を利用して、光学的に汚染度を検出する。蛍光指紋とは、励起蛍光マトリクス(EEM:Excitation Emission Matrix)情報である。蛍光指紋は、励起光の波長と、蛍光の波長と、蛍光の強度とを三軸とする三次元データである。
例えば、ウイルス又は細菌を構成するアミノ酸類は、280nm近傍にピークを有する励起光が照射された場合に、320nm近傍にピークを有する蛍光を発する。このように、励起光の波長と蛍光の波長との組み合わせに基づいてアミノ酸の有無、すなわち、ウイルス又は細菌の有無を判定することができる。また、蛍光の強度に応じてアミノ酸の量、すなわち、ウイルス又は細菌の量を判定することができる。
汚染センサ60は、例えば、280nm近傍にピークを有する励起光を照射する光源と、320nm近傍の光を選択的に受光可能な受光素子とを備える。光源は、例えばLED(Light Emitting Diode)などの固体発光素子である。受光素子は、例えばフォトダイオードなどの光電変換素子である。なお、汚染センサ60は、検出対象物に応じて、励起光の波長、及び、受光対象とする選択波長の少なくとも一方を変更してもよい。
汚染センサ60は、目的位置に向けて励起光を照射し、目的位置に存在するウイルス又は細菌が励起光を受けた場合に発する蛍光を受光して光電変換することで電気信号を生成する。汚染センサ60は、生成した電気信号の信号強度に基づいて、ウイルス又は細菌の量を示すセンサ値を汚染度として出力する。
本実施の形態では、汚染センサ60は、非接触式のセンサである。つまり、汚染センサ60は、センサから離れた目的位置の汚染度を検出する。汚染センサ60は、自律移動型浄化ロボット10が移動する空間に配置された照明光などによるノイズ成分を抑えるためのフィルタを有してもよい。
制御装置100は、自律移動型浄化ロボット10の制御を行う装置である。図2に示されるように、制御装置100は、通信部110と、判定部120と、制御部130とを備える。
制御装置100は、例えばマイコンなどで実現される。具体的には、制御装置100は、プログラムが格納された不揮発性メモリ、プログラムを実行するための一時的な記憶領域である揮発性メモリ、入出力ポート、プログラムを実行するプロセッサなどで実現される。制御装置100を構成する判定部120及び制御部130はそれぞれ、プロセッサによって実行されるソフトウェアで実現されてもよく、複数の回路素子を含む電子回路などのハードウェアで実現されてもよい。
通信部110は、有線又は無線で、物体センサ50、汚染センサ60、室内センサ70及び室外センサ72の各々と通信を行う。例えば、通信部110は、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)又はZigBee(登録商標)などの無線通信規格に準拠した無線通信を行う。通信部110は、室内センサ70及び室外センサ72の各々からセンサ情報を取得する。取得したセンサ情報は、判定部120に出力される。
なお、物体センサ50は、通信部110を介さずに判定部120及び制御部130にセンサ情報を出力してもよい。汚染センサ60も同様に、通信部110を介さずに判定部120及び制御部130に汚染度を出力してもよい。
判定部120は、制御装置100が通信可能なセンサによって検知された物体の位置に基づいて、本体20の移動の制限及び薬剤の発射の制限の少なくとも一方を行うか否かを判定する。図2に示されるように、判定部120は、第1の判定部122と、第2の判定部124と、汚染判定部126とを備える。
第1の判定部122は、室内センサ70によって検知された物体の位置に基づいて物体が本体20又は薬剤の発射範囲に接近するか否かを判定する。具体的には、第1の判定部122は、物体の位置と本体20の位置との距離が第1の閾値より短い場合に、物体が本体20に接近すると判定する。また、第1の判定部122は、物体の位置と、薬剤の発射範囲との距離が第2の閾値より短い場合に、物体が薬剤の発射範囲に接近すると判定する。
第1の閾値及び第2の閾値は、互いに同じ値であってもよく、異なる値であってもよい。また、第1の閾値及び第2の閾値の少なくとも一方は、可変であってもよい。具体的には、物体の移動方向と本体20の移動方向又は薬剤の発射方向との少なくとも一方に基づいて、第1の閾値及び第2の閾値は変更されてもよい。
例えば、第1の閾値は、物体の移動方向が本体20に向かう方向である場合に、物体の移動方向が本体20に向かう方向ではない場合よりも小さな値になる。また、第1の閾値は、本体20の移動方向が物体に向かう方向である場合も同様に、本体20の移動方向が物体に向かう方向ではない場合よりも小さな値になる。なお、物体の移動方向及び本体20の移動方向が互いに向かい合っている場合は、第1の閾値はより小さい値、又は、0になる。第2の閾値についても、物体の移動方向と薬剤の発射範囲及び発射方向に基づいて変更されてもよい。
また、第1の閾値及び第2の閾値の少なくとも一方は、物体又は本体20の移動方向だけでなく、移動速度に基づいて変更されてもよい。例えば、移動速度が速い程、第1の閾値及び第2の閾値は、小さな値であってもよい。
第2の判定部124は、室外センサ72によって検知された物体の位置に基づいて物体がドア92に接近するか否かを判定する。具体的には、第2の判定部124は、物体の位置とドア92との距離が第3の閾値より短い場合に、物体がドア92に接近すると判定する。
第3の閾値は、可変であってもよい。具体的には、第3の閾値は、物体の移動方向に基づいて変更されてもよい。例えば、第3の閾値は、物体の移動方向がドア92に向かう方向である場合に、物体の移動方向がドア92に向かう方向ではない場合よりも小さい値になる。
汚染判定部126は、目的位置が汚染されているか否かを判定する。具体的には、汚染判定部126は、汚染センサ60によって取得された目的位置の汚染度が所定の閾値より高いか否かを判定する。閾値は、例えば、浄化が必要な程度に目的位置が汚染されているか否かを判定するための閾値である。つまり、汚染度が閾値以上である場合、汚染判定部126は、目的位置が汚染されており、浄化が必要であると判定する。汚染度が閾値より低い場合、汚染判定部126は、目的位置が汚染されておらず、浄化が必要ではないと判定する。
制御部130は、自律移動型浄化ロボット10の動作を制御する。図2に示されるように、制御部130は、移動制御部132と、発射制御部134とを備える。
移動制御部132は、移動機構30を制御することで、本体20を移動させる。具体的には、移動制御部132は、浄化処理の開始命令を取得した場合に、目的位置までの移動経路を決定し、決定した移動経路に沿って本体20を移動させる。
浄化処理の開始命令は、例えば、予め定められたスケジュール情報に基づいて生成される。スケジュール情報は、目的位置の浄化を行うタイミング、すなわち、薬剤の発射を行うタイミングを示す情報である。例えば、スケジュール情報は、30分若しくは1時間などの薬剤の発射を行う時間間隔、又は、10時及び10時半などの薬剤の発射を行う時刻を示している。
あるいは、移動制御部132は、外部から受け付けたユーザ操作に基づいて開始命令を生成してもよい。これにより、ユーザが望む任意のタイミングで目的位置の浄化を行うことができる。
開始命令には、例えば、浄化の目的位置を示す情報が含まれている。移動制御部132は、例えば、開始命令に含まれる情報が示す目的位置と本体20の現在位置とに基づいて、浄化処理の移動経路を決定する。移動経路には、薬剤の発射を行う発射位置が含まれる。発射位置は、目的位置の近くであり、例えば、目的位置を中心として数cm〜1m以内の範囲に位置している。開始命令に複数の目的位置を示す情報が含まれている場合、例えば、目的位置毎に発射位置が決定される。移動経路は、例えば、複数の発射位置を順に辿るように決定される。
なお、移動経路は、例えば、空間90の大きさ及び形状、ドア92の位置、内部に配置された家具などの位置に基づいて決定される。制御装置100は、予め目的位置毎に決定された移動経路をメモリ(図示せず)に記憶していてもよい。
移動制御部132は、センサによって検知された物体の位置に基づいて移動機構30を制御することで、所定の領域に対する本体20の移動の制限を行う。具体的には、移動制御部132は、本体20の移動の制限として、所定の領域へ本体20が進入するのを禁止し、又は、所定の領域から本体20を移動させる。
本実施の形態では、所定の領域は、動的に変化する。具体的には、所定の領域は、センサによって検知された物体の位置に基づいて決定される。所定の領域は、本体20の進入が禁止された第1の禁止領域を含む。本体20が第1の禁止領域に既に進入済みの場合は、移動制御部132は、速やかに本体20を第1の禁止領域から移動させる。
例えば、第1の禁止領域は、室内センサ70によって検知された物体の位置を含む。図1には、第1の禁止領域の一例である禁止領域81にドットの網掛けを付して示している。禁止領域81は、例えば、室内センサ70によって検知された人80の位置を中心とする円形の領域である。
禁止領域81の大きさは、例えば、人80の移動速度、及び、本体20の移動速度などに基づいて定められる。具体的には、人80及び本体20の各々が移動した場合に、人80と本体20とが接触しないように定められる。なお、人80の移動方向を推測し、推測した移動方向に基づいて禁止領域81の形状及び大きさを決定してもよい。例えば、禁止領域81は、人80の位置を含み、かつ、当該位置から人80の移動方向に向けて広がる扇形の領域であってもよい。
本実施の形態では、室内センサ70によって検知された人80が本体20に接近すると第1の判定部122によって判定された場合に、移動制御部132は、本体20の移動の制限を行う。具体的には、移動制御部132は、人80が本体20に接近すると判定された場合に、本体20が禁止領域81の外側に位置しているとき、本体20の禁止領域81への進入を禁止する。つまり、移動制御部132は、本体20が禁止領域81に進入しないように、本体20の移動方向を制御する。
人80が本体20に接近すると判定された場合に、本体20が禁止領域81内に位置しているとき、移動制御部132は、本体20を禁止領域81から移動させる。禁止領域81から本体20が出た後は、移動制御部132は、本体20の禁止領域81への進入を禁止する。
移動制御部132は、移動の制限が解除されるまで、本体20の禁止領域81への進入を禁止する。例えば、移動制御部132は、移動の制限が開始されてから、予め定められた期間が経過した後に、移動の制限を解除する。言い換えると、移動制御部132は、予め定められた期間、本体20の移動を制限する。あるいは、移動制御部132は、室内センサ70によって検知された人80が本体20に接近すると判定されなくなった後に、移動の制限を解除してもよい。移動の制限が解除されるまでの期間に、禁止領域81は動的に変化してもよい。
また、室外センサ72によって検知された物体がドア92に接近すると第2の判定部124によって判定された場合に、移動制御部132は、本体20の移動の制限を行う。具体的には、移動制御部132は、本体20の移動の制限として、第2の禁止領域へ本体20が進入するのを禁止し、又は、第2の禁止領域から本体20を移動させる。
図5は、本実施の形態に係る自律移動型浄化ロボット10が移動する空間90とは、開き戸であるドア92を介して隔てた空間に人80が居る様子を示す図である。図5には、第2の禁止領域の一例である禁止領域93にドットの網掛けを付して示している。図5に示す白抜きの曲線状の矢印は、ドア92を開ける方向を示している。
禁止領域93は、ドア92の開閉される範囲を含んでいる。具体的には、禁止領域93は、ドア92が閉じられた状態から最大限まで開けられた状態になる場合に、ドア92が通過する領域である。例えば、ドア92が空間90の内側に開く開き戸である場合、禁止領域93は、ドア92の回転軸を中心とする扇形の領域である。
本実施の形態では、室外センサ72によって検知された人80がドア92に接近すると第2の判定部124によって判定された場合に、移動制御部132は、本体20の移動の制限を行う。具体的には、移動制御部132は、人80がドア92に接近すると判定された場合に、本体20が禁止領域93の外側に位置しているとき、本体20の禁止領域93への進入を禁止する。つまり、移動制御部132は、本体20が禁止領域93、すなわち、ドア92が開閉される範囲に進入しないように、本体20の移動方向を制御する。
人80が本体20に接近すると判定された場合に、本体20が禁止領域93内に位置しているとき、移動制御部132は、本体20を禁止領域93から移動させる。禁止領域93から本体20が出た後は、移動制御部132は、本体20の禁止領域93への進入を禁止する。
なお、移動の制限によって移動経路が変化した場合、移動制御部132は、移動経路を再び決定する。この場合、移動制御部132は、禁止領域81又は93を通らないような移動経路を決定する。あるいは、移動制御部132は、移動経路を変更することなく、禁止領域81又は93の手前で移動を待機させてもよい。移動制御部132は、禁止領域81又は93が解除された場合に、本体20の移動を再開してもよい。
発射制御部134は、本体20が目的位置の近くの発射位置にまで移動した後、発射部40を制御することで、目的位置に向けて薬剤を発射する。具体的には、発射制御部134は、本体20が発射位置まで移動した後、薬剤の発射が制限されていない場合に、薬剤の発射を行う。薬剤の発射が制限されている場合、発射制御部134は、一定期間待機、又は、発射を中止する。
本実施の形態では、発射制御部134は、センサによって検知された物体の位置に基づいて発射部40を制御することで、薬剤の発射の制限を行う。具体的には、発射制御部134は、薬剤の発射の制限として、薬剤の発射を禁止する。
例えば、発射制御部134は、室内センサ70によって検知された人80が薬剤の発射範囲に接近すると第1の判定部122によって判定された場合に、発射制御部134は、薬剤の発射の制限を行う。具体的には、発射制御部134は、人80が薬剤の発射範囲に接近すると判定された場合、薬剤の発射を禁止する。薬剤の発射範囲は、例えば、目的位置と薬剤の発射口46との間の空間であり、薬剤の進行経路を含む範囲である。
発射制御部134は、発射の制限が解除されるまで、薬剤の発射を待機する。例えば、発射制御部134は、発射の制限が開始されてから、予め定められた期間が経過した後、発射の制限を解除する。言い換えると、発射制御部134は、予め定められた期間、薬剤の発射を禁止する。発射を禁止する期間は、例えば、数秒以上数分以下である。あるいは、発射制御部134は、室内センサ70によって検知された人80が薬剤の発射範囲に接近すると判定されなくなった後に、発射の制限を解除してもよい。
なお、薬剤の発射が禁止されている期間に本体20の移動は行われてもよい。例えば、移動制御部132は、人80が発射範囲に接近しないように、本体20を移動させてもよい。
また、室外センサ72によって検知された人80がドア92に接近すると第2の判定部124によって判定された場合に、発射制御部134は、薬剤の発射の制限を行う。具体的には、発射制御部134は、人80がドア92に接近すると判定された場合、薬剤の発射を禁止する。
本実施の形態では、ドア92のドアノブ94は、浄化の対象となる目的位置である。このため、ドア92が開閉された場合、目的位置であるドアノブ94の位置が移動してしまう。したがって、薬剤を発射した後にドア92が開閉された場合には、薬剤がドアノブ94に到達しなくなる恐れがある。
このため、人80がドア92に接近すると判定された場合に、薬剤の発射を禁止することで、薬剤がドアノブ94に到達しなくなるのを抑制することができる。発射制御部134は、例えば、人80がドア92から離れた後に、発射部40を制御することで、薬剤を発射させる。これにより、ドアノブ94に薬剤を到達させることができる。
本実施の形態では、発射制御部134は、汚染判定部126による判定結果に基づいて、薬剤の発射を制御する。具体的には、汚染度が所定の閾値以上である場合に、発射制御部134は、薬剤を含む気体で形成された渦輪12を発射させる。汚染度が所定の閾値より低い場合、発射制御部134は、渦輪12の発射を中止する。
これにより、汚染度が十分に低い場合には、発射位置まで本体20が到達したとしても、薬剤の発射を中止することができる。したがって、薬剤の無駄を減らしつつ、必要な場合に目的位置の浄化を効率良く行うことができる。
なお、ここでは、ドア92が開き戸である例を示したが、図6に示されるように、空間90には、引き戸であるドア96が設けられていてもよい。図6は、本実施の形態に係る自律移動型浄化ロボット10が移動する空間90とは、引き戸であるドア96を介して隔てた空間に人80が居る様子を示す図である。図6に示す白抜きの直線状の矢印は、ドア96を開ける方向を示している。
ドア96は、引き戸であり、持ち手98が設けられている。持ち手98は、例えば、人80が握りやすい細長い棒状の部材であって、ドア96のドア板の表面に固定されている。あるいは、持ち手98は、ドア96のドア板に対して、人80の指先が入る程度に凹んだ凹部であってもよい。持ち手98は、例えば、浄化の対象の目的位置である。
ドア96が引き戸である場合、ドア96が開閉されたとしても、ドア96が自律移動型浄化ロボット10の本体20に接触する恐れはほとんどない。したがって、空間90に設けられたドアが引き戸である場合、移動制御部132は、本体20の移動の制限を行わなくてもよい。
一方で、ドア96が開けられた場合、ドア96の外側に立っている人80に薬剤を当ててしまう恐れはある。このため、発射制御部134は、人80がドア96に接近すると判定された場合に、薬剤の発射を禁止する。これにより、発射した薬剤が人80に接触するのを抑制することができる。
[動作]
続いて、本実施の形態に係る自律移動型浄化ロボット10の制御装置100の動作について説明する。
図7は、本実施の形態に係る自律移動型浄化ロボット10の制御装置100の動作を示すフローチャートである。
まず、制御装置100では、浄化処理の開始命令が取得されるまで待機する(S10でNo)。開始命令を取得した場合(S10でYes)、移動制御部132は、本体20の移動を開始する(S12)。
移動の開始後、判定部120は、センサによって検知された物体の位置に基づいた判定処理を行う(S14)。判定処理は、目的位置の近くの発射位置に本体20が到着するまで(S16でNo)、繰り返し実行される。判定処理の詳細については、図8を用いて後で説明する。
本体20が発射位置に到着した場合(S16でYes)、汚染判定部126は、目的位置が汚染されているか否かを判定する(S18)。目的位置が汚染されていないと判定された場合(S18でNo)、ステップS10に戻り、制御装置100は、浄化処理の開始命令が取得されるまで待機する。あるいは、目的位置が複数存在する場合、制御装置100は、次の目的位置に向けて本体20の移動を開始してもよい。
目的位置が汚染されていると判定された場合(S18でYes)、判定部120は、再び判定処理を行う(S20)。ステップS20における判定処理は、ステップS14における判定処理と同じである。
薬剤の発射が制限されていない場合(S22でNo)、発射制御部134は、目的位置に向けて薬剤を発射する(S24)。具体的には、発射制御部134は、薬剤を含む気体で形成された渦輪12を発射する。
薬剤の発射が制限されている場合(S22でYes)、一定期間待機し(S26)、判定部120は、再び判定処理(S20)を行う。なお、薬剤の発射が制限されている場合、薬剤の発射を中止してもよい。
続いて、判定部120が行う判定処理、及び、制御部130が行う制限処理について、図8を用いて説明する。図8は、本実施の形態に係る自律移動型浄化ロボット10の制御装置100の動作のうち、判定処理及び制限処理を示すフローチャートである。
図8に示されるように、まず、判定部120は、通信部110を介してセンサ情報を取得する(S30)。取得したセンサ情報が、室内センサ70又は物体センサ50が出力したセンサ情報である場合(S30で“室内”)、第1の判定部122は、物体が本体20又は薬剤の発射範囲に接近するか否かを判定する(S32)。
物体が本体20又は薬剤の発射範囲に接近しないと判定された場合(S32でNo)、判定処理は終了し、図7に示すステップS16に進む。つまり、物体が本体20又は薬剤の発射範囲に接近すると判定されない場合、本体20の移動の制限、及び、薬剤の発射の制限のいずれも行われない。
物体が本体20又は薬剤の発射範囲に接近すると判定された場合(S32でYes)、移動制御部132及び発射制御部134の少なくとも一方は、本体20の移動の制限及び/又は薬剤の発射の制限を行う(S34)。本体20の移動が制限された場合、移動制御部132は、例えば目的位置まで別の移動経路を通って本体20を接近させてもよい。あるいは、移動制御部132は、移動の制限が解除されるまで、本体20の移動を停止してもよい。
取得したセンサ情報が、室外センサ72が出力したセンサ情報である場合(S30で“室外”)、第2の判定部124は、物体がドア92又は96に接近するか否かを判定する(S38)。
物体がドア92又は96に接近すると判定されない場合(S38でNo)、判定処理は終了し、図7に示すステップS16に進む。つまり、物体がドア92又は96に接近すると判定されない場合、本体20の移動の制限、及び、薬剤の発射の制限のいずれも行われない。
物体がドア92又は96に接近すると判定された場合(S38でYes)、移動制御部132及び発射制御部134の少なくとも一方は、本体20の移動の制限及び/又は薬剤の発射の制限を行う(S34)。
以上のように、本実施の形態に係る浄化システム1によれば、1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて、本体の移動及び薬剤の発射の少なくとも一方の制限を行うことができる。例えば、本体20の進入が禁止される範囲、及び、薬剤の発射が禁止される範囲を、物体の位置に応じて動的に変更することができる。このように、本実施の形態に係る浄化システム1によれば、目的位置の浄化を効率良く行うことができる。
(他の実施の形態)
以上、1つ又は複数の態様に係る自律移動型浄化ロボット、浄化システム及び制御装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本開示は、これらの実施の形態に限定されるものではない。本開示の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したもの、及び、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本開示の範囲内に含まれる。
例えば、浄化システム1は、室内センサ70及び室外センサ72の一方を備えなくてもよい。つまり、自律移動型浄化ロボット10は、室内センサ70及び室外センサ72の一方と通信しなくてもよい。
また、例えば、自律移動型浄化ロボット10は、物体センサ50及び汚染センサ60の少なくとも一方を備えていなくてもよい。例えば、自律移動型浄化ロボット10は、目的位置の汚染度を判定することなく、目的位置の近くまで移動した後に薬剤を発射してもよい。
また、例えば、自律移動型浄化ロボット10は、制御装置100を備えなくてもよい。制御装置100は、例えば、自律移動型浄化ロボット10が移動する空間90には設けられていなくてもよい。制御装置100は、自律移動型浄化ロボット10及び各センサと無線で通信することで、各センサで検知された物体の位置に基づいて自律移動型浄化ロボット10を制御してもよい。
また、上記実施の形態で説明した装置間の通信方法については特に限定されるものではない。装置間で無線通信が行われる場合、無線通信の方式(通信規格)は、例えば、Zigbee(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、又は、無線LAN(Local Area Network)などの近距離無線通信である。あるいは、無線通信の方式(通信規格)は、インターネットなどの広域通信ネットワークを介した通信でもよい。また、装置間においては、無線通信に代えて、有線通信が行われてもよい。有線通信は、具体的には、電力線搬送通信(PLC:Power Line Communication)又は有線LANを用いた通信などである。
また、上記実施の形態において、特定の処理部が実行する処理を別の処理部が実行してもよい。また、複数の処理の順序が変更されてもよく、あるいは、複数の処理が並行して実行されてもよい。また、浄化システムが備える構成要素の複数の装置への振り分けは、一例である。例えば、一の装置が備える構成要素を他の装置が備えてもよい。また、浄化システムは、単一の装置として実現されてもよい。
例えば、上記実施の形態において説明した処理は、単一の装置(システム)を用いて集中処理することによって実現してもよく、又は、複数の装置を用いて分散処理することによって実現してもよい。また、上記プログラムを実行するプロセッサは、単数であってもよく、複数であってもよい。すなわち、集中処理を行ってもよく、又は分散処理を行ってもよい。
また、上記実施の形態において、制御部などの構成要素の全部又は一部は、専用のハードウェアで構成されてもよく、あるいは、各構成要素に適したソフトウェアプログラムを実行することによって実現されてもよい。各構成要素は、CPU(Central Processing Unit)又はプロセッサなどのプログラム実行部が、HDD(Hard Disk Drive)又は半導体メモリなどの記録媒体に記録されたソフトウェアプログラムを読み出して実行することによって実現されてもよい。
また、制御部などの構成要素は、1つ又は複数の電子回路で構成されてもよい。1つ又は複数の電子回路は、それぞれ、汎用的な回路でもよいし、専用の回路でもよい。
1つ又は複数の電子回路には、例えば、半導体装置、IC(Integrated Circuit)又はLSI(Large Scale Integration)などが含まれてもよい。IC又はLSIは、1つのチップに集積されてもよく、複数のチップに集積されてもよい。ここでは、IC又はLSIと呼んでいるが、集積の度合いによって呼び方が変わり、システムLSI、VLSI(Very Large Scale Integration)、又は、ULSI(Ultra Large Scale Integration)と呼ばれるかもしれない。また、LSIの製造後にプログラムされるFPGA(Field Programmable Gate Array)も同じ目的で使うことができる。
また、本発明の全般的又は具体的な態様は、システム、装置、方法、集積回路又はコンピュータプログラムで実現されてもよい。あるいは、当該コンピュータプログラムが記憶された光学ディスク、HDD若しくは半導体メモリなどのコンピュータ読み取り可能な非一時的記録媒体で実現されてもよい。また、システム、装置、方法、集積回路、コンピュータプログラム及び記録媒体の任意な組み合わせで実現されてもよい。
また、上記の各実施の形態は、特許請求の範囲又はその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
本開示は、目的位置の浄化を効率良く行うことができる自律移動型浄化ロボットなどとして利用でき、例えば、介護施設又は病院などの浄化設備などに利用することができる。
1 浄化システム
10、11 自律移動型浄化ロボット
12 渦輪
13 ミスト
20 本体
30 移動機構
40、41 発射部
42 貯液槽
44 空洞部
46 発射口
48 スプレーノズル
50 物体センサ
60 汚染センサ
70 室内センサ
72 室外センサ
80 人
81、93 禁止領域
90 空間
92、96 ドア
94 ドアノブ
98 持ち手
100 制御装置
110 通信部
120 判定部
122 第1の判定部
124 第2の判定部
126 汚染判定部
130 制御部
132 移動制御部
134 発射制御部

Claims (9)

  1. 本体と、
    前記本体を移動させる移動機構と、
    前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部と、
    制御装置とを備え、
    前記制御装置は、
    前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、
    前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う、
    自律移動型浄化ロボット。
  2. 前記1以上のセンサの1つは、前記本体が移動する空間と同じ空間に配置された第1のセンサであり、
    前記所定の領域は、前記物体の位置を含み、
    前記制御装置は、さらに、前記物体の位置に基づいて前記物体が前記本体又は前記薬剤の発射範囲に接近するか否かを判定し、
    前記物体が前記本体又は前記薬剤の発射範囲に接近すると判定された場合に、前記本体の移動の制限及び前記薬剤の発射の制限の少なくとも一方を行う、
    請求項1に記載の自律移動型浄化ロボット。
  3. さらに、前記本体に設けられ、前記物体を検知するための物体センサを備え、
    前記制御装置は、前記物体センサの検知範囲の外側である死角から、前記物体が前記本体又は前記薬剤の発射範囲に接近するか否かを判定する、
    請求項2に記載の自律移動型浄化ロボット。
  4. 前記1以上のセンサの1つは、前記本体が移動する空間とはドアを隔てて分離された空間に配置された第2のセンサであり、
    前記所定の領域は、前記ドアの開閉される範囲を含み、
    前記制御装置は、さらに、前記物体の位置に基づいて前記物体が前記ドアに接近するか否かを判定し、
    前記物体が前記ドアに接近すると判定された場合に、前記本体の移動の制限及び前記薬剤の発射の制限の少なくとも一方を行う、
    請求項1又は2に記載の自律移動型浄化ロボット。
  5. 前記制御装置は、前記本体の移動の制限として、前記所定の領域へ前記本体が進入するのを禁止し、又は、前記所定の領域から前記本体を移動させる、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の自律移動型浄化ロボット。
  6. 前記薬剤は、液体、気体又はミスト状の次亜塩素酸である、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の自律移動型浄化ロボット。
  7. 前記発射部は、前記薬剤を含む気体で形成される渦輪を前記目的位置に向けて発射する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の自律移動型浄化ロボット。
  8. 自律移動型浄化ロボットと、
    制御装置とを備え、
    前記自律移動型浄化ロボットは、
    本体と、
    前記本体を移動させる移動機構と、
    前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部とを備え、
    前記制御装置は、
    前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、
    前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う、
    浄化システム。
  9. 自律移動型浄化ロボットを制御する制御装置であって、
    前記自律移動型浄化ロボットは、
    本体と、
    前記本体を移動させる移動機構と、
    前記本体に設けられ、目的位置に向けて薬剤を発射する発射部とを備え、
    前記制御装置は、
    前記本体とは別体で設けられた1以上のセンサによって検知された物体の位置に基づいて前記移動機構を制御することで、所定の領域に対する前記本体の移動の制限を行い、
    前記物体の位置に基づいて前記発射部を制御することで、前記薬剤の発射の制限を行う、
    制御装置。
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