JP2019151209A - 車両のサイドステップの構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイドステップ上へのビスの頭部の露出を防止した上で、車両の乗降性と最低地上高とを高い次元で両立できる車両のサイドステップの構造を提供する。【解決手段】略L字状をなすステー4の基端部4bを車体側に固定し、基端部4bから湾曲部4aを介して先端部4cを車幅方向外側に指向させて、先端部4cの上面12を車幅方向外側ほど下るように傾斜させる。ステー4の先端部4c上に略水平にステッププレート5を配設し、その車幅方向内側の下面に閉断面をなす外側ビス締結部5dを一体形成し、車幅方向内側の縁部から上方に延びる外側壁5bの車幅方向内側の側面に、閉断面をなす内側ビス締結部5cを一体形成する。ステー4の先端部4cの上面12を貫通して下方よりビス15を内側及び外側ビス締結部5c,5dにそれぞれ螺合させ、ステッププレート5をステー4上に締結する。【選択図】図3

Description

本発明は、車両のサイドステップの構造に係り、詳しくは、オフロード車両等の側面に設けられるサイドステップの構造に関する。
一般にオフロード車両等は乗車位置が高いため、乗降時に足を掛けるための所謂サイドステップがドアの下側に設けられている。この種のサイドステップは板状をなして車両の前後方向に延びるように配置され、複数のステーを介して車体側に取り付けられている。
図6(b)は従来技術の左側のサイドステップ102の構造を示す断面図であり、図中の左方が車外、右方が車内(フロア下側)に相当する。なお、以下に述べる従来技術の説明では、実施形態で説明する各部材の番号に対応する100番台を付与し、同じく以下に述べる特許文献1の技術の説明では、200番台を付与している。
各ステー104(1つのみ図示)は車両の前後方向に間隔をおいて配設され、それぞれ中央の湾曲部104aから基端部104b及び先端部104cを直角方向に延設した略L字状をなし、その基端部104bが車両のサイドシル108及びフロアパネル109に固定されている。各ステー104の先端部104cは車幅方向外側に指向し、それらの先端部104c上に架け渡すようにサイドステップ102の板状をなすステッププレート105が配設され、各ステー104に対して内外2箇所で上方からビス115により締結されている。
このように構成された従来技術のサイドステップ102の構造では、サイドステップ102上にビス115の頭部が露出しているため美観の点で好ましくなく、またビス115の頭部の周辺に雨水や泥水が溜まると、さらに美観が悪くなる上に乗降時に滑り易く実用的でないという別の問題も生じる。
そこで、例えば特許文献1に記載のサイドステップ202では、ステー204の下方からビス215によりステッププレート205を締結しており、この特許文献1のサイドステップ202の構造を図6(c)に示す。
ステッププレート205の下面の内外2箇所には、長手方向全体に亘って閉断面をなすビス締結部205c,205dが一体形成され、これらのビス締結部205c,205dの下面には、ステー204を貫通して下方よりビス215が螺合し、これにより各ステー204上にステッププレート205が締結されている。結果としてビス215の頭部がステー204内に隠蔽されるため、頭部がサイドステップ202上に露出している場合の種々の問題が解決される。
特開2000−85505号公報
しかしながら、図6(c)に示す特許文献1のサイドステップ202の構造では、車両の乗降性と最低地上高とを両立できないという問題があった。
車種毎に相違するもののサイドステップ202は乗降に最適な高さが存在し、そのサイドステップ202を支持しているステー204は地表に最も近い部材である場合が多いため、ステー204の最下部により車両の最低地上高が決定される。
図6では、従来技術(b)のサイドステップ102と特許文献1の技術(c)とのサイドステップ202を同一高さで示している。ステッププレート205の下面に形成したビス締結部205c,205dの厚み相当だけ、特許文献1の技術(c)ではステー204を下方に位置させる必要が生じ、必然的にステー204の最下部が地表に近くなり、車両の最低地上高が減少してしまう。また、仮に従来技術(b)と同一の最低地上高を確保した場合には、サイドステップ202が高くなり過ぎて乗降性が悪化してしまう。
この種のサイドステップ202の構造が適用されるオフロード車両等にとって、最低地上高は悪路での走行性能のための重要な要件であり、また相対的に乗用車よりも乗車位置が高いオフロード車両等では、乗降性も重要な要件である。特許文献1の技術では双方の要件を両立できないことから、抜本的な解決策が従来から要望されていた。
本発明はこのような問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、サイドステップ上へのビスの頭部の露出を防止した上で、車両の乗降性と最低地上高とを高い次元で両立することができる車両のサイドステップの構造を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の車両のサイドステップの構造は、車体側部に固定され、車両外側に延びるステーと、前記ステー上に締結されるステッププレートとを備え、前記ステーは、前記ステッププレートが取り付けられる箇所の上面が車幅方向外側に向かうほど高さが低くなっており、前記ステッププレートは、車幅方向内側及び外側にそれぞれ形成された締結部で前記ステーに締結されるとともに、前記車幅方向外側の締結部は、前記ステッププレートの下面から下方に向かい突出し、前記車幅方向内側の締結部は、前記ステッププレートの乗降時に足を掛けるステップ面より車幅方向内側で、前記ステップ面より上方に突出することを特徴とする(請求項1)。
このように構成した車両のサイドステップの構造によれば、締結部材によりステー上にステッププレートが締結され、締結部材の頭部がステー内に隠蔽される。そして、ステッププレートの下面に形成された車幅方向外側の締結部に対して、車幅方向内側の締結部はステップ面の車幅方向内側に形成されているため、車幅方向内側の締結部をより上方に位置させて、ステーの先端部の上面を車幅方向外側ほど下るように傾斜させることが可能となる。先細り形状により先端部の車幅方向内側の部位は上下幅が広くなっているが、この部位の下方への張り出しが防止される。結果としてサイドステップを適切な高さで略水平に配置した上で、十分な最低地上高を確保可能となる。
その他の態様として、前記ステッププレートは、前記ステップ面の車幅方向内側端部から上方に向けて延びる内側壁が形成され、前記車幅方向内側の締結部は、前記内側壁の車幅方向内側の側面に一体形成されて閉断面をなすことが好ましい(請求項2)。
このように構成した車両のサイドステップの構造によれば、ステッププレート上で上方に延びる内側壁は、例えば乗員の足との接触等により破損する可能性があるが、その側面に閉断面をなす車幅方向内側の締結部が一体形成されているため、剛性が高められて破損が未然に防止される。
その他の態様として、前記ステッププレートの内側壁が、前記車体のサイドシルの下側部に対して上下方向にオーバラップしていることが好ましい(請求項3)。
このように構成した車両のサイドステップの構造によれば、雨天走行等で車両下側に発生する泥水等の飛沫がオーバラップ箇所により遮られ、サイドステップ上に降りかかる事態が防止される。
その他の態様として、前記ステッププレートの車幅方向内側及び外側の締結部は、下面が平坦に形成され、前記ステーの先端部の上面は、前記ステッププレートの車幅方向内側及び外側の締結部に対応してそれぞれ平坦な載置面が形成されていることが好ましい(請求項4)。
このように構成した車両のサイドステップの構造によれば、ステー側の各載置面とステッププレート側の各締結部とが共に平坦なため、ステー上にステッププレートが安定して締結される。
その他の態様として、前記車幅方向外側の締結部は、前記ステッププレートの下面に一体形成されて閉断面をなすことが好ましい(請求項5)。
このように構成した車両のサイドステップの構造によれば、ステッププレートの下面に閉断面をなす車幅方向外側の締結部が一体形成されるため、ステッププレートの剛性が高められて足を掛けたときのしなりが防止される。
本発明の車両のサイドステップの構造によれば、サイドステップ上への締結部材の頭部の露出を防止した上で、車両の乗降性と最低地上高とを高い次元で両立することができる。
実施形態のサイドステップの構造が適用された車両を示す左側面図である。 左側のサイドステップと各ステーとの関係を示す斜視図である。 左側のサイドステップの構造を示す図1のIII-III線断面図である。 ステーとサイドステップとの締結状態を示す図3のIV-IV線断面図である。 ステーに対するステッププレートの締結状態を示す図3のA部詳細図である。 実施形態(a)、従来技術(b)及び特許文献1の技術(c)のサイドステップを同一高さで示した作用説明図である。
以下、本発明を具体化した車両のサイドステップの構造の一実施形態を説明する。
図1は本実施形態のサイドステップの構造が適用された車両を示す左側面図、図2は左側のサイドステップと各ステーとの関係を示す斜視図、図3は左側のサイドステップの構造を示す図1のIII-III線断面図、図4はステーとサイドステップとの締結状態を示す図3のIV-IV線断面図である。
以下の説明では、車両1を基準として前後及び左右方向を表現する。また、左側のサイドステップ2の構造について述べるが、右側についても左右対称の同一構造である。
図1,2に示すように、サイドステップ2は車両1の前後のドア3の下側で前後方向に延びるように配置され、前後方向に間隔をおいて配置された3つのステー4を介して車体側に取り付けられている。全体としてサイドステップ2は、前後方向に延びる略水平な板状をなすステッププレート5と、ステッププレート5の前後両端に装着された合成樹脂製のカバー6とにより構成されている。ステッププレート5の断面形状については後述するが、アルミ材料を押出成形して製作されているため、前後方向の何れの部位も同一断面形状をなしている。
図3,4に示すサイドステップ2の構造は何れのステー4にも共通し、以下、図示されているステー4を例に挙げて説明する。
車両1のサイドシル8は、サイドシルインナ8a、サイドシルアウタ8b及びサイドシルストレングス8cから構成された閉断面をなし、その上側にはドア3が開閉可能に配置されている。ステー4は鋼板をプレス成形して製作され、全体として中央の湾曲部4aから基端部4b及び先端部4cを直角方向に延設した略L字状をなしている。図3に示すようにステー4の基端部4bは上方に指向し、サイドシルインナ8aの内側面及びフロアパネル9の下面に重ねられてボルト10及びナット11で締結されている。この締結箇所から基端部4bは下方に延設され、湾曲部4aを介して先端部4cがドア3の下方位置で車幅方向外側に指向している。
図4に示すように、ステー4の先端部4cは上方に凸の断面形状をなし、以下の説明では、凸の上側の面を上面12と称し、その前後両側の面をそれぞれリブ面13と称する。上記のようにステー4の基端部4bは車体側に固定されており、湾曲部4aを介して先端部4cが片持ち支持されている。このため先端部4cの湾曲部4a近傍の部位に最も応力が集中し、先端側(車幅方向外側)ほど応力が軽減される。
このような強度上の要求を受けて、ステー4の先端部4cは車幅方向外側に向けて先細り形状をなしている。詳しくは、先端部4cの上下幅(リブ面13の上下幅)は、湾曲部4a近傍では湾曲部4aと同等程度に広く、この部位から先端側に向けて次第に縮小している。
ステー4の先端部4cの上面12は、車幅方向外側ほど高さが低くなっている。本実施形態のステー4は、先端部4cの上面12が車幅方向外側に向けて下るように傾斜しており、結果として先端部4cの下縁(リブ面13の下縁)は略水平をなしている。なお、先端部4cの上面12は傾斜している必要はなく、階段状に下る複数の段差などでも良い。先端部4cの上面12上の所定間隔をおいた内外2箇所には、それぞれ平坦な載置面12a,12bが形成されてビス孔12c(図4に示す)が貫設されている。以下、車幅方向内側を内側載置面12a、車幅方向外側を外側載置面12bと称するが、上記のような上面12の傾斜により、外側載置面12bに対して内側載置面12aはより高い位置に設定されている。
サイドステップ2のステッププレート5は、各ステー4の先端部4c上に架け渡すように配設されている。押出成形の際にステッププレート5には、長手方向全体に亘って内側壁5a、外側壁5b及び一対のビス締結部5c,5dが一体形成されており、各部位を以下に順次説明する。
内側壁5aは、ステッププレート5の車幅方向内側の縁部から上方に向けて延びる断面形状をなし、この内側壁5aの車幅方向内側には、サイドシルインナ8aの下部とサイドシルアウタ8bの下部との接合により形成されたフランジ部8d(サイドシルの下側部)が位置している。フランジ部8dと内側壁5aとは上下方向にオーバラップしており、これにより雨天走行等で車両1下側に発生する泥水等の飛沫がオーバラップ箇所により遮られ、サイドステップ2上に降りかかる事態が防止される。
また外側壁5bは、ステッププレート5の車幅方向外側の縁部から下方に向けて延びる断面形状をなし、この外側壁5bにより各ステー4の先端部4cが隠蔽されている。そして、ステッププレート5の上面の内側壁5aと外側壁5bとの間の領域が、乗降時に足を掛けるステップ面5eとして機能する。
一方、ビス締結部5c,5dは、ステッププレート5の内外2箇所において前後方向に延びる四角状の閉断面をなし、それぞれの下面は平坦に形成されている。以下、車幅方向内側を内側ビス締結部5c(車幅方向内側の締結部)、車幅方向外側を外側ビス締結部5d(車幅方向外側の締結部)と称する。
図5はステー4に対するステッププレート5の締結状態を示す図3のA部詳細図である。同図は、外側載置面12bの詳細を示すが、内側載置面12aについても同一構成である。
外側ビス締結部5dはステッププレート5の下面に形成され、車幅方向においてステー4の外側載置面12bと対応している。このため外側ビス締結部5dの厚み分だけ、その下面がステッププレート5の下面よりも下方に位置している。外側ビス締結部5dの下面には、各ステー4の外側載置面12bのビス孔12cと一致するようにナット孔5fが貫設され、下方よりブラインドナット14がカシメ固定されている。
周知のようにブラインドナット14は、ナット孔5f内への挿入状態でビス15(締結部材)を螺合させたときの締結力により軸方向に圧縮変形して、ナット孔5fからの離脱が防止される原理の簡易装着ナットである。なお、閉断面のビス締結部5c,5dの下面にナット機能を付与できる手法であればブラインドナット14に限るものではなく、例えばビス締結部5c,5dの下面の厚みを増加させて雌ネジを形成してもよい。
内側ビス締結部5cは内側壁5aの車幅方向内側の側面に形成され、車幅方向においてステー4の内側載置面12aと対応している。内側ビス締結部5cの下面には、各ステー4の内側載置面12aのビス孔12cと一致するようにナット孔5fが貫設され、下方よりブラインドナット14がカシメ固定されている。
内側ビス締結部5cの下面はステッププレート5の下面と面一にされ、結果として外側ビス締結部5dの下面よりも上方に位置しており、双方の下面の高低差は、ステー4側の内側載置面12aと外側載置面12bとの高低差と等しく設定されている。このため、ステー4上に固定されたステッププレート5が略水平に保たれている。
各ブラインドナット14には、ステー4の載置面12a,12bのビス孔12cを下方より貫通してビス15が螺合し、これにより各ステー4上にステッププレート5が締結されている。ステー4側の各載置面12a,12bとステッププレート5側の各ビス締結部5c,5dとが共に平坦なため、各ステー4上にステッププレート5が安定して締結される。なお、ステッププレート5の車幅方向外側に縁部には、長手方向全体に亘って滑り止め部材16が嵌合固定されている。
このように内側壁5aの側面に内側ビス締結部5cを形成する本来の目的は、その下面を外側ビス締結部5dの下面よりも上方に位置させるためであるが、内側壁5aの破損防止という副次的な効果も得られる。ステッププレート5上で上方に延びる内側壁5aは、例えば乗員の足との接触等により破損する可能性があるが、閉断面をなす内側ビス締結部5cが一体形成されることで剛性が高められているため、その破損が未然に防止される。
また、外側ビス締結部5dについても同様であり、閉断面をなす外側ビス締結部5dが下面に一体形成されることにより、ステッププレート5の剛性が高められて足を掛けたときのしなりが防止されている。
図6は、本実施形態(a)のサイドステップ2、従来技術(b)のサイドステップ102及び特許文献1の技術(c)のサイドステップ202を同一高さで示しており、同図に基づき各構造を比較する。
まず本実施形態では、特許文献1の技術(c)と同じくビス15の頭部がステー4内に隠蔽されている。このため、従来技術(b)のようにサイドステップ102上にビス115の頭部が露出している場合の美観の悪化が防止されると共に、雨水や泥水が降りかかった場合でもステッププレート5上(ビス115の頭部の周辺)に溜まらないため乗降時に滑り難い。従って、車両1の美観を向上できると共に、サイドステップ2として高い実用性を実現することができる。
一方、特許文献1の技術(c)では、ステッププレート205に閉断面をなす内側及び外側ビス締結部205c,205dが形成され、ステー204の先端部204cは、片持ち支持による応力の発生に対応するように車幅方向外側に向けて先細り形状をなしており、この点は本実施形態と同様である。しかしながら、ステー204の先端部204cの上面212が略水平をなしている点が相違し、このようなステー204の形状設定は、ステッププレート205の内側ビス締結部205cのみならず、外側ビス締結部205dもステッププレート205の下面に形成されているためである。
即ち、内側及び外側ビス締結部205c,205dの下面の間にほとんど高低差がないことから、ステッププレート205を略水平に支持するためにステー204の先端部204cの上面212を略水平としているのである。結果として従来技術(b)と比較すると、内側及び外側ビス締結部205c,205dの厚み相当だけステー204を下方に位置させる必要が生じる。より詳しくは、先端部204cの上下幅は湾曲部204a近傍の部位で広くされているため、特に湾曲部204a近傍において先端部204cが下方に大きく張り出し、車両1の最低地上高を減少させる要因になっている。
これに対して本実施形態(a)のサイドステップ2は、内側壁5aの車幅方向内側の側面、換言すると、ステップ面5eの車幅方向内側に内側ビス締結部5cを形成することにより、その下面をステッププレート5の下面と面一にしている。このため内側ビス締結部5cの下面が外側ビス締結部5dの下面よりも上方に位置することになり、この高低差に対応して、ステー4側の先端部4cの内側載置面12aを外側載置面12bよりも高い位置に設定可能となる。
結果として、応力が集中する先端部4cの湾曲部4a近傍の部位の上下幅を確保しながら、先端部4cの下縁を略水平とすることが可能となり、サイドステップ2を適切な高さで略水平に配置して良好な乗降性を確保した上で、特許文献1の技術(c)のようなステー4の先端部4cの下方への張り出しを防止することにより、十分な最低地上高を確保して悪路での走行性能を向上させることができる。
以上で実施形態の説明を終えるが、本発明の態様はこの実施形態に限定されるものではない。例えば上記実施形態では、略L字状をなす3つのステー4を介して車体側にサイドステップ2を取り付けたが、ステー4の形状や個数等については、これに限るものではなく任意に変更可能である。また、サイドステップ2のステッププレート5をアルミ押出成形し、その際に内側壁5a、外側壁5b、内側及び外側ビス締結部5c,5dを一体形成したが、その材質や製造方法は、これに限るものではなく任意に変更可能である。
1 車両
4 ステー
4a 湾曲部
4b 基端部
4c 先端部
5 ステッププレート
5a 内側壁
5b 外側壁
5c 内側ビス締結部(締結部)
5d 外側ビス締結部(締結部)
5e ステップ面
8 サイドシル
8d フランジ部(下側部)
12 上面
12a 内側載置面(載置面)
12b 外側載置面(載置面)
15 ビス(締結部材)

Claims (5)

  1. 車体側部に固定され、車両外側に延びるステーと、
    前記ステー上に締結されるステッププレートと
    を備え、
    前記ステーは、前記ステッププレートが取り付けられる箇所の上面が車幅方向外側に向かうほど高さが低くなっており、
    前記ステッププレートは、車幅方向内側及び外側にそれぞれ形成された締結部で前記ステーに締結されるとともに、
    前記車幅方向外側の締結部は、前記ステッププレートの下面から下方に向かい突出し、
    前記車幅方向内側の締結部は、前記ステッププレートの乗降時に足を掛けるステップ面より車幅方向内側で、前記ステップ面より上方に突出する
    ことを特徴とする車両のサイドステップの構造。
  2. 前記ステッププレートは、前記ステップ面の車幅方向内側端部から上方に向けて延びる内側壁が形成され、
    前記車幅方向内側の締結部は、前記内側壁の車幅方向内側の側面に一体形成されて閉断面をなす
    ことを特徴とする請求項1に記載の車両のサイドステップの構造。
  3. 前記ステッププレートの内側壁は、前記車体のサイドシルの下側部に対して上下方向にオーバラップしている
    ことを特徴とする請求項2に記載の車両のサイドステップの構造。
  4. 前記ステッププレートの車幅方向内側及び外側の締結部は、下面が平坦に形成され、
    前記ステーの先端部の上面は、前記ステッププレートの車幅方向内側及び外側の締結部に対応してそれぞれ平坦な載置面が形成されている
    ことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両のサイドステップの構造。
  5. 前記車幅方向外側の締結部は、前記ステッププレートの下面に一体形成されて閉断面をなす
    ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両のサイドステップの構造。
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