JP2019102268A - 多芯ケーブル - Google Patents

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孝哉 小堀
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Abstract

【課題】細径化と、屈曲耐性の向上とを両立可能な多芯ケーブルを提供する。【解決手段】多芯ケーブル10は、複数本の導体素線により形成された子撚り導体5が複数本撚り合わされて形成された導体3と、導体3を覆うように形成された絶縁層4とを含む第一の絶縁電線2が2本撚り合わされて形成された第一のユニット20を含むコア電線1と、コア電線1を覆うように形成された外被7と、を備えている。この多芯ケーブル10において、導体3の断面積が1.2mm2以上3.5mm2以下であり、導体3は硬銅線から構成されており、絶縁層4の外径が2.0mm以上3.6mm以下である。【選択図】図1

Description

本発明は、多芯ケーブルに関する。
特許文献1には、導体と当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含むコア材が複数本撚り合されて形成されたコア電線と、コア電線を覆うように形成されたシースと、コア電線とシースとの間にコア電線に巻かれた状態で配置された紙テープと、を備えた電気絶縁ケーブルが開示されている(特許文献1参照)。
特開2014−220043号公報
しかしながら、特許文献1の電気絶縁ケーブルの構成では、細径化と屈曲耐性とを両立させるために改善の余地があった。
本発明は、細径化と屈曲耐性の向上とを両立可能な多芯ケーブルを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の多芯ケーブルは、
複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と、当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第一の絶縁電線が2本撚り合わされて形成された第一のユニットを含むコア電線と、
前記コア電線を覆うように形成された外被と、
を備えた多芯ケーブルであって、
前記導体の断面積が1.2mm以上3.5mm以下であり、
前記導体は硬銅線から構成されており、
前記絶縁層の外径が2.0mm以上3.6mm以下である。
また、上記の目的を達成するために、本発明の多芯ケーブルは、
複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第一の絶縁電線と、複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第二の絶縁電線とから形成されたコア電線と、
前記コア電線を覆うように形成された外被と、
を備えた多芯ケーブルであって、
前記第一の絶縁電線の前記導体の断面積が1.2mm以上3.5mm以下であり、
前記第一の絶縁電線の前記導体は、硬銅線から構成されており、
前記第一の絶縁電線の前記絶縁層の外径が2.0mm以上3.6mm以下であり、
前記第二の絶縁電線の前記導体の断面積が0.13mm以上0.75mm以下であり、
前記第二の絶縁電線の前記絶縁層の外径が1.0mm以上2.2mm以下であり、
前記第二の絶縁電線が2本撚り合わされて形成された第二のユニットが2本の前記第一の絶縁電線と撚り合わされることで前記コア電線が形成されている。
本発明によれば、細径化と屈曲耐性の向上とを両立可能な多芯ケーブルを提供することができる。
本発明の第一実施形態に係る電気絶縁ケーブルの構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態に係る電気絶縁ケーブルを製造する製造装置を示す概略構成図である。 本発明の第二実施形態に係る電気絶縁ケーブルの構成を示す断面図である。 本発明の第三実施形態に係る電気絶縁ケーブルの構成を示す断面図である。 屈曲試験方法の例を示す模式図である。
<本発明の実施形態の概要>
最初に本発明の実施形態の概要を説明する。
本実施形態に係る多芯ケーブルは、
(1)複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と、当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第一の絶縁電線が2本撚り合わされて形成された第一のユニットを含むコア電線と、
前記コア電線を覆うように形成された外被と、
を備えた多芯ケーブルであって、
前記導体の断面積が1.2mm以上3.5mm以下であり、
前記導体は硬銅線から構成されており、
前記絶縁層の外径が2.0mm以上3.6mm以下である。
上記構成の多芯ケーブルは、第一の絶縁電線の導体の断面積および絶縁層の外径が上記の範囲内に含まれる細径のケーブルであって、第一の絶縁電線の導体が硬銅線から構成されているため、ケーブルの屈曲耐性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る多芯ケーブルは、
(2)複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第一の絶縁電線と、複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第二の絶縁電線とから形成されたコア電線と、
前記コア電線を覆うように形成された外被と、
を備えた多芯ケーブルであって、
前記第一の絶縁電線の前記導体の断面積が1.2mm以上3.5mm以下であり、
前記第一の絶縁電線の前記導体は、硬銅線から構成されており、
前記第一の絶縁電線の前記絶縁層の外径が2.0mm以上3.6mm以下であり、
前記第二の絶縁電線の前記導体の断面積が0.13mm以上0.75mm以下であり、
前記第二の絶縁電線の前記絶縁層の外径が1.0mm以上2.2mm以下であり、
前記第二の絶縁電線が2本撚り合わされて形成された第二のユニットが2本の前記第一の絶縁電線と撚り合わされることで前記コア電線が形成されている。
この構成によれば、多芯ケーブルには第二のユニットが含まれ、この第二のユニットは、その導体の断面積が0.13mm以上0.75mm以下の範囲に含まれるとともに、絶縁層の外径が1.0mm以上2.2mm以下の範囲に含まれる第二の絶縁電線が2本撚り合わされて形成されている。この第二のユニットを含む多芯ケーブルによれば、1つのケーブルで複数のシステムを動作させることができるため、ケーブルの利便性が向上する。また、多芯ケーブルの細径化と、当該多芯ケーブルの屈曲耐性の向上とを両立させることができる。
(3)また、上記の(2)の多芯ケーブルにおいて、
前記コア電線は、断面積が0.13mm以上0.75mm以下の導体と、当該導体を覆うように形成され、その外径が1.0mm以上2.2mm以下の絶縁層とを含む第三の絶縁電線が2本撚り合わされて形成された第三のユニットをさらに含み、
前記第一の絶縁電線、前記第二のユニットおよび前記第三のユニットが互いに撚り合わされることで前記コア電線が形成されていてもよい。
この構成によれば、多芯ケーブルには第三のユニットが含まれ、この第三のユニットは、その導体の断面積が0.13mm以上0.75mmの範囲に含まれるとともに、絶縁層の外径が1.0mm以上2.2mm以下の範囲に含まれる第三の絶縁電線が2本撚り合わされて形成されている。この第三のユニットを含む多芯ケーブルによれば、1つのケーブルで多種類のシステムを動作させることができるため、ケーブルの利便性がさらに向上する。また、第一から第三のユニットを含む多芯ケーブルの細径化と、当該多芯ケーブルの屈曲耐性の向上とを両立させることができる。
(4)また、上記の(1)〜(3)のいずれかの多芯ケーブルにおいて、
前記外被は、前記コア電線の周囲を覆う第一の被覆層と、前記第一の被覆層の周囲を覆う第二の被覆層とから構成されていてもよい。
この構成によれば、外被を二層の被覆層から構成することで、外被にコア電線の撚りが表れないようにすることができる。
(5)また、上記の(4)の多芯ケーブルにおいて、
前記第一の被覆層は、前記第二の被覆層よりも柔らかい材料から構成されていてもよい。
第一の被覆層を第二の被覆層よりも柔らかい材料から構成することで、柔軟性および屈曲耐性に優れているとともに、耐摩耗性に優れたケーブルを提供することができる。
(6)また、上記の(4)または(5)の多芯ケーブルにおいて、
前記第一の被覆層は、発泡材料から構成されていてもよい。
この構成によれば、屈曲耐性をさらに向上させることができる。
(7)また、上記の(1)〜(6)のいずれかの多芯ケーブルにおいて、
前記コア電線と前記外被との間に、前記コア電線の周囲に巻かれた状態で配置されたテープ部材をさらに備えていてもよい。
この構成によれば、コア電線と外被との間にテープ部材が配置され、コア電線と外被とが分離して配置されている。このため、テープ部材を除去することによって容易にコア電線と外被とを分離して露出した状態にすることができる。このように、上記の構成によれば、コア電線を取り出す作業の作業性を向上させることができる。
(8)また、上記の(1)〜(6)のいずれかの多芯ケーブルにおいて、
前記コア電線の周囲に紛体が塗布され、当該紛体が塗布された前記コア電線の周囲が前記外被で覆われていてもよい。
この構成によれば、コア電線の周囲に紛体が塗布され、その周囲が外被に覆われているため、容易にコア電線と外被とを分離して露出した状態にすることができる。
(9)また、上記の(1)〜(8)のいずれかの多芯ケーブルにおいて、
前記複数本の子撚り導体を撚り合わせる撚りピッチが2本の前記第一の絶縁電線の撚りピッチより小さく、且つ、2本の前記第一の絶縁電線の撚りピッチが前記複数本の子撚り導体の撚りピッチの4倍以下であってもよい。
この構成によれば、多芯ケーブルの生産性を維持しながら第一の絶縁電線の導体の屈曲耐性を高めることができる。
<本発明の実施形態の詳細>
以下、本発明に係る多芯ケーブルの実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。
(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る電気絶縁ケーブル10(多芯ケーブルの一例)の構成を示す断面図である。電気絶縁ケーブル10は、例えば、車両に搭載された電動ブレーキに用いられるものであり、ブレーキキャリパーを駆動するモータに電力を供給するためのケーブルとして用いることができる。電気絶縁ケーブル10は、特に、電動パーキングブレーキ(Electro Mechanical Parking Brake:EPB)に用いられるものである。
図1に示すように、電気絶縁ケーブル10は、コア電線1と、コア電線1に巻き付けられたテープ6(テープ部材の一例)と、コア電線1に巻き付けられたテープ6の外周を覆うシース7(外被の一例)とを有している。本例の電気絶縁ケーブル10の外径は、6〜12mmの範囲、好ましくは、7.0〜10.5mmの範囲である。
コア電線1は、互いに略同一の直径をそれぞれ有する2本の絶縁電線2(第一の絶縁電線の一例)が互いに撚り合わされて形成されている。すなわち、コア電線1は、2本の絶縁電線2が互いに撚り合わされることで形成されたメインユニット20(第一のユニットの一例)を含む。2本の絶縁電線2の各々は、導体3と、当該導体3の外周を覆うように形成された絶縁層4とから構成されている。
導体3は、複数本(本例では7本)の子撚り導体5で構成されている。これらの子撚り導体5は、いずれも略同一の構造を有する。各々の子撚り導体5は、例えば、硬銅線である外径0.05〜0.16mmの導体素線が複数本撚り合わされて形成された撚線として形成されている。そして、導体3は、子撚り導体5(撚線)がさらに複数本撚り合わされた撚撚線として形成されている。1本の子撚り導体5を構成する素線の本数としては、16〜100本の範囲、好ましくは30〜75本の範囲である。このように構成された導体3の断面積(複数本の素線の合計断面積)は、1.2〜3.5mmの範囲に含まれる。また、導体3の外径は、1.3〜3.0mmの範囲、好ましくは、2.0〜2.6mmの範囲である。
本実施形態の導体3を構成する硬銅線は、JIS.C.3101−1994の規格で規定されているものを用いることができる。硬銅線は、常温で銅を線引き加工したものであって、軟銅線とは異なり焼きなまし(アニール)処理がなされていないものをいう。硬銅線は、変形し難い堅牢な銅線を指し、容易に変形可能な軟銅線とは区別される。すなわち、硬銅線は、軟銅線よりも破断強度が高い銅線を指す。
絶縁層4は、例えば、ポリエチレン(例えば、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、超低密度ポリエチレン(VLDPE)、またはそれらの混合物)、ポリプロピレン、エチレン−エチルアクリレート共重合体(EEA)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)等のポリオレフィン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂以外のオレフィン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、フッ素樹脂(テトラフルオロエチレン−エチレン共重合体など)、またはこれらの少なくとも2種を混合して形成される化合物であれば良い。絶縁層4は、例えば、難燃剤が配合されることで難燃性が付与された難燃性の樹脂材料で形成されても良い。また、絶縁層4を構成する材料は、架橋されても良い。絶縁層4の厚さは、0.2〜0.6mm程度である。多芯ケーブル10の細径化のためには絶縁層4の厚さは薄い方が好ましいが、屈曲耐性を高めるとともに耐摩耗性を維持するためにはある程度の範囲の厚さを確保することが求められる。絶縁層4を含む絶縁電線2の外径は、2.0〜3.6mmの範囲に含まれる。絶縁層4は、屈曲耐性向上の観点から柔らかい樹脂材料であることが好ましい。
絶縁層4は二層でもよい。この場合、内層(導体3のすぐ外側の層)を25℃でのヤング率が700MPa以下の比較的柔らかい樹脂で形成し、外層を25℃でのヤング率が700MPaを超える比較的硬い樹脂で形成すると屈曲性向上の点で好ましい。
導体3の親撚りのピッチ(子撚り導体5が撚り合わされるピッチ)は、導体3の外径等に応じて設定することができる。導体3の親撚りのピッチは、例えば、20〜80mm程度である。また、メインユニット20を構成する2本の絶縁電線2の撚りピッチは、絶縁電線2の外径等に応じて設定することができる。2本の絶縁電線2の撚りピッチは、例えば、40〜150mm程度である。本実施形態では、導体3の親撚りのピッチを2本の絶縁電線2の撚りピッチより小さく、且つ、2本の絶縁電線2の撚りピッチを導体3の親撚りのピッチの4倍以下、好ましくは2本の絶縁電線2の撚りピッチを導体3の親撚りのピッチの1.1倍以上3倍以下となるように設定する。これにより、電気絶縁ケーブル10の生産性を維持しながら、導体3の屈曲耐性を高めることができる。
テープ6は、コア電線1の外周に螺旋状に巻き付けられ、コア電線1と後述する内部シース8との間に配置されている。テープ6は、その厚さが0.01〜0.1mmの範囲に含まれるものが用いられる。なお、テープ6の材料としては紙や、ポリエステルなど樹脂材料で形成された人工繊維を用いても良い。また、テープ6の巻き付け方としては、螺旋巻きに限られず、縦添えであっても良い。また、テープ6の巻き方向は、コア電線1の各絶縁電線2の撚り方向と反対の向きにしても良い。テープ6の巻き方向と絶縁電線2の撚り方向とを反対にすることにより、コア電線1の周囲に巻き付けられたテープ6の表面に凹凸が生じにくく、電気絶縁ケーブル10の外径が安定し易い。
図1では、コア電線1の周囲にテープ6を巻き付ける態様を示しているが、コア電線1の周囲に必ずしもテープを巻かなくてもよい。シース7を除去してコア電線1を取り出すことが容易にできるのであれば、テープ6は必要ない。なお、テープ6の代わりに、離型剤(例えば、タルクなどの粉)をコア電線1とシース7との間に介在させてもよい。
シース7は、内部シース8(第一の被覆層の一例)と、外部シース9(第二の被覆層の一例)とからなる二層構造を有しており、テープ6が巻き付けられた状態のコア電線1(以下、テープ付きコア電線100とも称する)を覆うように形成されている。
内部シース8は、テープ付きコア電線100を覆うように、その外周に押出被覆されて形成されたものである。内部シース8を構成する材料としては、柔軟性に優れたものが好ましい。例えば、EEA、EVA、ポリエチレン(例えば、超低密度ポリエチレン(VLDPE))等のポリオレフィン系樹脂、ポリウレタン(例えば、熱可塑性ポリウレタン(TPU))、ポリウレタンエラストマー、ポリエステルエラストマー、またはこれらの少なくとも2種を混合して形成される化合物であれば良い。なお、内部シース8を構成する材料は、架橋されても良い。例えば、EEAなどの柔らかいポリオレフィン系樹脂を用いた場合には、当該樹脂材料を架橋することで車載用途に必要な耐熱性(例えば150℃まで)を得ることができる。また、屈曲耐性を高めるために、内部シース8を構成する材料を発泡させても良い。内部シース8の厚さは、0.2〜1.0mm程度である。内部シース8の外径は、6.0〜11.0mmの範囲、好ましくは、7.3〜9.3mmの範囲である。
外部シース9は、内部シース8の外周を覆うように、その外周に押出被覆されて形成されている。外部シース9を構成する材料としては、耐熱性および耐摩耗性に優れたものが好ましい。外部シース9を構成する材料は、例えば、難燃性のポリウレタン系樹脂を用いれば良い。外部シース9を構成するポリウレタンは、耐熱性を高めるために、架橋されても良い。外部シース9の外径、すなわち、電気絶縁ケーブル10の外径は、上述の通り、6〜11mm程度である。
内部シース8と外部シース9とを同じ材料で構成してもよい。この場合、見かけ上は一層のシースと同じになる。同じ材料を2回に分けて被覆することで、電気絶縁ケーブル10の外径をその長さ方向において均一にし易くなる。
次に、電気絶縁ケーブル10を製造する方法について説明する。図2は、電気絶縁ケーブル10を製造する製造装置11の概略構成を示している。図2に示すように、製造装置11は、2つの絶縁電線サプライリール12と、撚り合せ部13と、テープサプライリール14と、テープ巻付部15と、内部シース被覆部16と、外部シース被覆部17と、冷却部18と、ケーブル巻付リール19と、を備えている。
2つの絶縁電線サプライリール12の各々には、絶縁電線2が巻き付けられており、2本の絶縁電線2が撚り合せ部13に供給される。撚り合せ部13では、供給されてきた2本の絶縁電線2が互いに撚り合わされてコア電線1が形成される。このコア電線1はテープ巻付部15に送られる。
テープ巻付部15では、撚り合せ部13から送られてきたコア電線1とテープサプライリール14から供給されてきたテープ6とが合流し、コア電線1の外周にテープ6が螺旋状に巻き付けられて、テープ付きコア電線100が形成される。このテープ付きコア電線100は、内部シース被覆部16に送られる。なお、テープ6をコア電線1の外周に巻かない場合にはこの工程および装置(テープ巻付部15)は不要である。テープ6ではなく他の離型剤、例えば、タルクをコア電線1とシース7との間に介在させる場合は、テープ巻付部15の代わりにタルク塗布装置を置き、コア電線1がその装置を通過するときにコア電線1にタルクを付着させる。
内部シース被覆部16は、樹脂材料が貯留された貯留部16aと連結されている。内部シース被覆部16では、この貯留部16aから供給されてきた樹脂材料がテープ付きコア電線100の外周に押し出されて被覆される。このようにして、内部シース8がテープ付きコア電線100の外周を覆うように形成される。内部シース8が被覆されたテープ付きコア電線100は、外部シース被覆部17に送られる。
外部シース被覆部17は、樹脂材料が貯留された貯留部17aと連結されている。外部シース被覆部17では、この貯留部17aから供給されてきた樹脂材料が、内部シース被覆部16により形成された内部シース8の外周に押し出されて被覆される。このようにして、外部シース9が内部シース8の外周を覆うように形成されて、内部シース8と外部シース9とからなる二層構造のシース7が被覆された電気絶縁ケーブル10が形成される。この電気絶縁ケーブル10は、冷却部18に送られてシース7が冷却されて硬化された後、ケーブル巻付リール19に送られて巻き付けられる。
ところで、例えば車両の電動ブレーキの電源線として用いられる電気絶縁ケーブルは、給電される電動ブレーキ等の装置が確実に動作するために、導体の抵抗値を一定値以下にすることが要求されている。そのため、絶縁電線に含まれる導体として銅合金線を用いた従来構成においては、導体の抵抗値を抑えるために導体径は一定値以上の太さが必要となっており、細径化に改善の余地があった。
これに対して、本実施形態に係る電気絶縁ケーブル10は、以上説明したように、複数本の子撚り導体5が撚り合わされて形成された導体3と、導体3を覆うように形成された絶縁層4とを含む絶縁電線2が2本撚り合わされて形成されたコア電線1と、コア電線1を覆うように形成されたシース7と、を備えている。この多芯ケーブル10において、導体3の断面積が1.2mm以上3.5mm以下であり、導体3は硬銅線から構成されており、絶縁層4の外径が2.0mm以上3.6mm以下である。このように、本実施形態に係る電気絶縁ケーブル10では、導体3として軟銅線よりも破断強度の高い硬銅線から構成された材料を用いている。そのため、絶縁電線2(および当該絶縁電線2を含む電気絶縁ケーブル10)は導体3の断面積および絶縁層4の外径が上記の範囲内に収まる細径のものであるとともに、軟銅線を用いた従来のものと比べて電気絶縁ケーブル10の屈曲耐性を向上させることができる。
また、本実施形態の電気絶縁ケーブル10が備えるシース7は、コア電線1の周囲を覆う内部シース8と、内部シース8の周囲を覆う外部シース9とから構成されている。このように、シース7を内部シース8と外部シース9の二層から構成することで、電気絶縁ケーブル10の断面(ケーブル長さ方向に垂直な断面)形状をケーブル長さ方向に沿って一定にすることができる。
また、内部シース8を外部シース9よりも柔らかい材料から構成することで、柔軟性および屈曲耐性に優れているとともに、耐摩耗性に優れた電気絶縁ケーブル10を提供することができる。
また、本実施形態に係る電気絶縁ケーブル10は、コア電線1とシース7との間に、コア電線1の周囲に巻かれた状態で配置されたテープ6をさらに備えている。このように、コア電線1とシース7との間にテープ6が配置され、すなわち、コア電線1とシース7とが分離して配置されていることで、テープ6を除去することによって容易にコア電線1とシース7とを分離してコア電線1を露出した状態にすることができる。これにより、コア電線1(各絶縁電線2)を取り出す作業の作業性を向上させることができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態について図3を参照して説明する。なお、第一実施形態と同一構成の部分には同一符号を付すことで説明を省略する。図3は、第二実施形態に係る電気絶縁ケーブル30の断面を示している。本実施形態の電気絶縁ケーブル30は、電動ブレーキ(例えば、電動パーキングブレーキ)へ電力を供給する用途に加えて、他の用途として例えば車輪速センサからの電気信号を送信するために用いることができる。また、電気絶縁ケーブル30は、他の機器からの信号を車両ECU(Electronic Control Unit)に送信する用途や車両ECUからの信号を機器に送信する用途に用いられても良い。
図3に示すように、本例の電気絶縁ケーブル30は、コア電線1Aが、2本の絶縁電線2(メインユニット20)に加えて、例えば車輪速センサ用の信号を送信するためのサブユニット31(第二のユニットの一例)を有する点で第一実施形態と異なっている。
サブユニット31は、メインユニット20を構成する絶縁電線2の直径よりも小さく互いに略同一の直径をそれぞれ有する2本の絶縁電線32(第二の絶縁電線の一例)が互いに撚り合わされて形成されている。2本の絶縁電線32の各々は、導体33と、導体33の外周を覆うように形成された絶縁層34とから構成されている。
導体33は、例えば、銅合金線から構成された導体素線を複数本撚り合わされて形成された撚線である。素線の外径は、例えば0.05〜0.15mmであり、1本の導体33を構成する素線の本数は、40〜80本程度、好ましくは50〜70本程度である。このように構成された導体33の断面積は、0.13〜0.75mmの範囲、好ましくは、0.2〜0.5mm程度である。また、導体33の外径は、0.5〜1.0mmの範囲である。なお、導体33を構成する材料としては、銅合金線に限られず、錫めっき軟銅線や軟銅線等のような所定の導電性と柔軟性を有する材料であればよい。また、導体33を構成する材料として、導体3と同様に、硬銅線を用いてもよい。
絶縁層34は、例えば、ポリオレフィン系樹脂で形成される。絶縁層34は、難燃性であることが好ましい。また、絶縁層34は、架橋された樹脂であってもよい。絶縁層34の厚さは、0.2〜0.4mm程度であり、絶縁層34の外径は、1.2〜1.6mm程度である。なお、絶縁層34は、絶縁電線2の絶縁層4と同様の材料から構成されても良い。例えば、絶縁層34は、フッ素樹脂、ポリウレタン等の他の材料で形成されても良い。
上記のように構成されたサブユニット31と2本の絶縁電線2とが一括して撚り合わされてコア電線1Aが形成されている。コア電線1A(2本の絶縁電線2とサブユニット31)の撚りピッチは、コア電線1と同様の範囲であれば良い。このコア電線1Aの外周にテープ6が巻き付けられ、さらにその外周に内部シース8と外部シース9が押出被覆で形成されて電気絶縁ケーブル30が形成されている。テープ6は、必須の構成ではなく、テープ6に代えて他の離型剤をコア電線1Aとシース7との間に介在させてもよい。
以上説明したように、第二実施形態に係る電気絶縁ケーブル30のコア電線1Aは、サブユニット31を含み、このサブユニット31は、その導体33の断面積が0.13mm以上0.75mm以下の範囲に含まれる絶縁電線32が2本撚り合わせて形成されている。そして、サブユニット31が2本の絶縁電線2と撚り合わされてコア電線1Aが形成されている。2本の絶縁電線32が撚り合わされた径が1本の絶縁電線2の径とほぼ等しい(0.85〜1.15倍)であることが好ましい。撚り合わされた絶縁電線32と2本の絶縁電線2が図3に示す断面のように、二等辺三角形または正三角形状に配置されるのが好ましい。これにより、コア電線1Aの組み合わせ形状がケーブル長さ方向において安定し、電気絶縁ケーブル30の外形(長さ方向の断面が円形であること)がケーブル長さ方向に安定する。このように、電気絶縁ケーブル30においても、絶縁電線2の導体3が、硬銅線(軟銅線よりも破断強度が高く、細径であっても導体抵抗値が一定以下となる銅線)から構成されているため、電気絶縁ケーブル30の細径化と、屈曲耐性の向上の両立を図ることができる。また、このコア電線1Aを有する電気絶縁ケーブル30は、電動ブレーキに用いられる電源線だけでなく、例えばセンサ等の電気信号を送信する信号線を備えた四芯の電気絶縁ケーブルとして形成可能である。このように、第二実施形態に係る電気絶縁ケーブル30は、1つのケーブルで2種類のシステムを動作させることができるため、ケーブルの利便性が向上する。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態について図4を参照して説明する。なお、第一および第二実施形態と同一構成の部分には同一符号を付すことで説明を省略する。図4は、第三実施形態に係る電気絶縁ケーブル40の断面を示している。
図4に示すように、本例の電気絶縁ケーブル40は、コア電線1Bが、メインユニット20を構成する2本の絶縁電線2およびサブユニット31に加えて、サブユニット41(第三のユニットの一例)を有する点で第二実施形態と異なっている。
サブユニット41は、絶縁電線2の直径より小さく互いに略同一の直径をそれぞれ有する2本の絶縁電線42(第三の絶縁電線の一例)が互いに撚り合わされて形成されている。2本の絶縁電線42の各々は、導体43と、当該導体43の外周を覆うように形成された絶縁層44とから構成されている。絶縁電線42の導体43および絶縁層44の構成はサブユニット31の絶縁電線32の導体33および絶縁層34の構成と略同一であるためその詳細な説明は省略する。
上記のように構成されたサブユニット41が、2本の絶縁電線2およびサブユニット31と一括して撚り合わされてコア電線1Bが形成されている。コア電線1B(2本の絶縁電線2、サブユニット31,41)の撚りピッチは、コア電線1,1Aと同様の範囲であれば良い。このコア電線1Bの外周にテープ6が巻き付けられ、さらにその外周に内部シース8と外部シース9が押出被覆で形成されて電気絶縁ケーブル40が形成されている。なお、テープ6が必須ではなく、テープ6の代わりに他の離型剤を使用してもよいことは第一の実施形態または第二の実施形態と同様である。
サブユニット31とサブユニット41とが隣り合わず、図4に示すように、2本の絶縁電線2から見て反対側に両サブユニット31,41が振り分けられて配置されるのが好ましい。これにより、コア電線1Bの組み合わせ形状がケーブル長さ方向に安定し、電気絶縁ケーブル40の外形がケーブル長さ方向に安定する。
以上説明したように、第三実施形態に係る電気絶縁ケーブル40のコア電線1Bは、サブユニット31に加えて、サブユニット41を含み、このサブユニット41は、その導体43の断面積が0.13〜0.75mmの範囲に含まれる絶縁電線42が2本撚り合わせて形成されている。そして、このサブユニット41がメインユニット20およびサブユニット31と撚り合わされてコア電線1Bが形成されている。このように、電気絶縁ケーブル40においても、メインユニット20に含まれる絶縁電線2の導体3が硬銅線から構成されているため、電気絶縁ケーブル40の細径化と、屈曲耐性の向上との両立を図ることができる。また、このコア電線1Bを有する電気絶縁ケーブル40は、電動ブレーキに用いられる電源線だけでなく、例えば、センサ等の電気信号を送信する信号線を備えた六芯の電気絶縁ケーブルとして形成可能である。このように1つのケーブルで多種類のシステムを動作させることができるため、ケーブルの利便性が向上する。
なお、本発明は、上述した第一から第三実施形態に限定されず、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
メインユニット20を構成する絶縁電線2の絶縁層4は、一層の樹脂層から形成されても良く、二層の樹脂層から構成されても良い。なお、屈曲耐性を高めるためには、絶縁層4を二層の樹脂層で形成する(内側の層を外側の層よりも柔らかい樹脂から構成する)ことが好ましい。また、サブユニット31を構成する絶縁電線32の絶縁層34およびサブユニット41を構成する絶縁電線42の絶縁層44についても、一層で形成しても良く、二層で形成しても良い。絶縁層4,34,44を二層で形成する場合には、内層を比較的軟らかい材料から形成し、外層を比較的硬い材料から形成する。内層は、例えば、EEA、EVA、EMAなどエチレンとカルボニル基を有するαオレインとの共重合体や超低密度ポリエチレン等から形成することができる。外層は、例えば、ポリオレフィン等から形成することができる。
また、上記の第一実施形態から第三実施形態では、シース7が内部シース8と外部シース9の二層から構成されている例を説明したが、この例に限られない。例えば、シース7を外部シース9のみから構成してもよい(すなわち、一層の被覆層のみからなるシース7としても良い)。一層のシースで耐摩耗性が要求される場合には、シースがポリウレタンから構成されることが好ましい。耐摩耗性がそれほど要求されない場合には、ポリエチレン(特に、高密度ポリエチレンが好ましい。)、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル(硬質のものが好ましい。)などからシースが形成されてもよい。
また、上記第二実施形態および第三実施形態では、サブユニット31、41は、それぞれ2本の絶縁電線32,42が撚り合わされて形成されているが、この例に限られない。例えば、撚り合わされた絶縁電線32,42の周囲を被覆材により押出被覆することでサブユニットを構成しても良い。これにより、サブユニット31、41を車載センサ等の接続先の機器に接続する際に、隙間なくモールドすることができる。なお、絶縁電線32,42の周囲を覆う被覆材としては、例えばポリウレタンやポリエチレンや他のポリオレフィン系樹脂が用いられる。絶縁電線32,42の周囲を覆う被覆材を二層としてもよい。二層の場合には、内層と外層の材料を変えてもよく、同じ材料でもよい。内層を軟らかい(ヤング率が比較的低い)樹脂として、外層を硬い(ヤング率が比較的高い)樹脂としてもよい。被覆材を架橋しても良い。また、サブユニット31、41の周囲にシールド層を設けても良い。シールド層としては、金属細線(銅合金線や軟銅線や硬銅線)から構成される編組を用いても良く、金属細線をサブユニット31、41の周囲に横巻きしても良く、金属テープ(金属テープが樹脂テープに貼り合されたものや金属が樹脂テープに蒸着されたものでも良い)をサブユニット31、41の周囲に巻き付けても良い。金属テープを使用する場合はドレイン線を併用しても良い。
次に、本発明の実施例について説明する。下記の実施例1〜6、比較例1〜6のケーブルを作成し、それぞれのケーブルについて屈曲試験を行った。
(実施例1)
実施例1においては、軟銅線よりも破断強度の高い硬銅線である外径0.08mmの導体素線を50本撚り合わせて子撚り導体(撚線)5を形成し、その子撚り導体5を7本撚り合わせて撚撚線とし、外径1.9mmの導体3を形成した。この導体3の外周にポリエチレンからなる絶縁層4を被覆して外径2.7mmの絶縁電線2を形成した。二本の絶縁電線2を撚り合わせてコア電線1(対撚電線)とし、コア電線1の外周にポリウレタンからなるシース7(内部シース8と外部シース9の二層構造であり、内部シース8も外部シース9もポリウレタンからなる)を被覆して外径7.7mmの二芯の電気絶縁ケーブル10を作製した。シース7の厚さ(最も薄い部分)は、1.15mmとした。なお、子撚り導体5の撚りピッチは38mm(親撚り)とし、コア電線1の撚りピッチは85mmとした。絶縁電線2の許容電流は9.7mΩ/mであった。
(実施例2)
外径0.08mmの軟銅線を16本撚り合わせて子撚りとし、子撚り3本を撚り合わせて撚撚線とした。この撚撚線にポリエチレンを被覆して外径1.4mmの絶縁電線を作製した。この絶縁電線2本を対撚りしてサブユニット31とした。サブユニット31と2本の絶縁電線2(実施例1と同じ)を撚り合わせてコア電線1Aとした。コア電線1Aの外周にポリウレタンからなるシース7(内部シース8と外部シース9の二層構造であり、内部シース8も外部シース9もポリウレタンからなる)を被覆して四芯の電気絶縁ケーブル30(外径8.6mm)を作製した。シース7の厚さ(最も薄い部分)は、1.15mmとした。導体(子撚り導体5)の撚りピッチおよびコア電線1Aの撚りピッチは実施例1と同様とした。
(実施例3)
サブユニット31と同構成のサブユニット41を作製した。2本の絶縁電線2とサブユニット31と上述のサブユニット41とを撚り合わせてコア電線1Bとした。コア電線1Bの外周にポリウレタンからなるシース7(実施例1,2と同構成)を被覆して六芯の電気絶縁ケーブル40(外径9.3mm)を作製した。シース7の厚さ(最も薄い部分)は、1.15mmとした。導体(子撚り導体5)の撚りピッチおよびコア電線1Aの撚りピッチは実施例1と同様とした。
(実施例4)
絶縁電線(絶縁電線2に相当する電線)の絶縁層を二層で構成した以外は、実施例1と同様の構成の二芯の電気絶縁ケーブルを作製した。二層の絶縁層の内層(導体の外周に接する層)をEVA(比較的軟らかい樹脂)で形成し、外層をポリエチレン(比較的硬い樹脂)で形成した。なお、この絶縁層全体の厚さは、実施例1の一層の絶縁層の厚さと同じとした。
(実施例5)
絶縁電線(絶縁電線2に相当する電線)の絶縁層を二層で構成した以外は、実施例2と同様の構成の四芯の電気絶縁ケーブルを作製した。二層の絶縁層の内層(導体の外周に接する層)をEVA(比較的軟らかい樹脂)で形成し、外層をポリエチレン(比較的硬い樹脂)で形成した。なお、この絶縁層全体の厚さは、実施例1(実施例2も同様)の一層の絶縁層の厚さと同じとした。
(実施例6)
絶縁電線(絶縁電線2に相当する電線)の絶縁層を二層で構成した以外は、実施例3と同様の構成の六芯の電気絶縁ケーブルを作製した。二層からなる絶縁層の内層(導体の外周に接する層)をEVA(比較的軟らかい樹脂)で形成し、外層をポリエチレン(比較的硬い樹脂)で形成した。なお、この絶縁層全体の厚さは、実施例1(実施例3も同様)の一層の絶縁層の厚さと同じとした。
(比較例1)
絶縁電線の導体を硬銅線に代えて軟銅線で構成した以外は、実施例1と同様の構成の二芯の電気絶縁ケーブルを作製した。
(比較例2)
絶縁電線の導体を硬銅線に代えて軟銅線で構成した以外は、実施例2と同様の構成の四芯の電気絶縁ケーブルを作製した。
(比較例3)
絶縁電線の導体を硬銅線に代えて軟銅線で構成した以外は、実施例3と同様の構成の六芯の電気絶縁ケーブルを作製した。
(比較例4)
銅合金線から構成された外径0.08mmの素線を60本撚り合わせて子撚り導体(撚線)を形成し、その子撚り導体を7本撚り合わせて撚撚線とし、外径2.1mmの導体を形成した。この導体の外周にポリエチレンからなる絶縁層を被覆して外径2.9mmの絶縁電線を形成した。二本の絶縁電線を撚り合わせてコア電線(対撚電線)とし、コア電線の外周にポリウレタンからなるシースを被覆して外径8.2mmの電気絶縁ケーブルを作製した。シースの厚さ(最も薄い部分)は、1.15mmとした。この電気絶縁ケーブルの外径は実施例1と比べて6%太くなった。
(比較例5)
比較例4と同様の絶縁電線2本と実施例2と同様のサブユニットを撚り合わせて、実施例2と同様にシースを被覆して四芯の電気絶縁ケーブルを作製した。シースの厚さ(最も薄い部分)は、1.15mmとした。この電気絶縁ケーブルの外径は9.2mmであり、実施例2と比べて7%太くなった。
(比較例6)
比較例4と同様の絶縁電線2本と実施例3と同様の2つのサブユニットを撚り合わせて、実施例3と同様にシースを被覆して六芯の電気絶縁ケーブルを作製した。シースの厚さ(最も薄い部分)は、1.15mmとした。この電気絶縁ケーブルの外径は10.0mmであり、実施例3と比べて7%太くなった。
比較例4〜6では、銅合金線からなる子撚り導体は、実施例1の硬銅線からなる子撚り導体よりも径が太いため、子撚り導体の撚りピッチは45mmとし、コア電線の撚りピッチは85mmとした。
比較例4〜6の電気絶縁ケーブルの絶縁電線の許容電流は9.8mΩ/mであった。
(屈曲試験)
ISO 14572:2011(E)5.9に規定される屈曲試験をベースにして電気絶縁ケーブルの耐屈曲性を評価した。この屈曲試験においては、図5に示すように、ケーブルCを一対のマンドレル61(マンドレル61の直径は40mm)の間に通しケーブルCを垂れ下がらせ、ケーブルCの上端をチャック62で把持し、ケーブルCの下端に2kgの重り63を取り付けた。−30℃の環境下において、マンドレル61同士の間を中心とした円周に沿ってチャック62を振り子状に振ることにより、ケーブルCをそれぞれのマンドレル61側へ−90°から+90°となるような曲げを繰り返し作用させた。ケーブルCを構成する絶縁電線(第一の絶縁電線)の導体が破断するまで(導体の抵抗値の減少率が5%を超えるまで)の曲げ回数を調べた。なお、曲げ回数は、ケーブルCが垂直な状態から開始して、ケーブルCを+90°から−90°まで曲げて再び垂直な状態に戻すまでを1回と数えた。
(試験結果)
実施例1では、7万回の屈曲試験後においても二芯の電気絶縁ケーブル10の導体3の破断は生じなかった。また、実施例2と実施例3の電気絶縁ケーブルについても、それぞれ、7万回の屈曲試験後においても導体3の破断は生じなかった。実施例4〜6の電気絶縁ケーブルは、20万回の屈曲試験後においても導体3の破断は生じなかった。実施例4〜6では、絶縁層を二層として内層を比較的柔らかい樹脂で形成し外層を比較的硬い樹脂で形成することで、屈曲性がさらに向上した。
これに対して、比較例1では、1万回に満たない屈曲回数で二芯の電気絶縁ケーブルの導体の破断が生じた。また、比較例2と比較例3の電気絶縁ケーブルでも、それぞれ、1万回に満たない屈曲回数で導体の破断が生じた。これにより、実施例1〜6が比較例1〜3よりも屈曲性について優れた耐性を有していることが確認できた。
比較例4では、10万回以上の屈曲試験後においても二芯の電気絶縁ケーブルの導体の破断は生じなかった。また、比較例5と比較例6の電気絶縁ケーブルでも、それぞれ、10万回以上の屈曲試験後においても導体の破断は生じなかった。これにより、実施例1〜6と比較例4〜6は優れた耐屈曲性を有していることが確認できた。なお、上述の通り、実施例1〜6の電気絶縁ケーブル10の外径は、比較例4〜6に対して6〜7%も細径化できている。
以上の結果により、実施例1〜6はケーブルの細径化と屈曲耐性の向上との両立が達成できていることが確認できた。
1,1A,1B:コア電線、2:絶縁電線(第一の絶縁電線の一例)、3,33,43:導体、4,34,44:絶縁層、5:子撚り導体、6:テープ(テープ部材の一例)、7:シース(外被の一例)、8:内部シース(第一の被覆層の一例)、9:外部シース(第二の被覆層の一例)、10,30,40:電気絶縁ケーブル、11:製造装置、12:絶縁電線サプライリール、13:撚り合せ部、14:テープサプライリール、15:テープ巻付部、16:内部シース被覆部、17:外部シース被覆部、18:冷却部、19:ケーブル巻付リール、20:メインユニット(第一のユニットの一例)、31,41:サブユニット(第二のユニットおよび第三のユニットの一例)、32:絶縁電線(第二の絶縁電線の一例)、42:絶縁電線(第三の絶縁電線の一例)

(第一実施形態)
図1は、本発明の第一実施形態に係る電気絶縁ケーブル10(多芯ケーブルの一例)の構成を示す断面図である。電気絶縁ケーブル10は、例えば、車両に搭載された電動ブレーキに用いられるものであり、ブレーキキャリパーを駆動するモータに電力を供給するためのケーブルとして用いることができる。電気絶縁ケーブル10は、特に、電動パーキングブレーキ(Electric Parking Brake:EPB)に用いられるものである。

Claims (9)

  1. 複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と、当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第一の絶縁電線が2本撚り合わされて形成された第一のユニットを含むコア電線と、
    前記コア電線を覆うように形成された外被と、
    を備えた多芯ケーブルであって、
    前記導体の断面積が1.2mm以上3.5mm以下であり、
    前記導体は、硬銅線から構成されており、
    前記絶縁層の外径が2.0mm以上3.6mm以下である、多芯ケーブル。
  2. 複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第一の絶縁電線と、複数本の導体素線により形成された子撚り導体が複数本撚り合わされて形成された導体と当該導体を覆うように形成された絶縁層とを含む第二の絶縁電線とから形成されたコア電線と、
    前記コア電線を覆うように形成された外被と、
    を備えた多芯ケーブルであって、
    前記第一の絶縁電線の前記導体の断面積が1.2mm以上3.5mm以下であり、
    前記第一の絶縁電線の前記導体は、硬銅線から構成されており、
    前記第一の絶縁電線の前記絶縁層の外径が2.0mm以上3.6mm以下であり、
    前記第二の絶縁電線の前記導体の断面積が0.13mm以上0.75mm以下であり、
    前記第二の絶縁電線の前記絶縁層の外径が1.0mm以上2.2mm以下であり、
    前記第二の絶縁電線が2本撚り合わされて形成された第二のユニットが2本の前記第一の絶縁電線と撚り合わされることで前記コア電線が形成されている、多芯ケーブル。
  3. 前記コア電線は、断面積が0.13mm以上0.75mm以下の導体と、当該導体を覆うように形成され、その外径が1.0mm以上2.2mm以下の絶縁層とを含む第三の絶縁電線が2本撚り合わされて形成された第三のユニットをさらに含み、
    前記第一の絶縁電線、前記第二のユニットおよび前記第三のユニットが互いに撚り合わされることで前記コア電線が形成されている、請求項2に記載の多芯ケーブル。
  4. 前記外被は、前記コア電線の周囲を覆う第一の被覆層と、前記第一の被覆層の周囲を覆う第二の被覆層とから構成されている、請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の多芯ケーブル。
  5. 前記第一の被覆層は、前記第二の被覆層よりも柔らかい材料から構成されている、請求項4に記載の多芯ケーブル。
  6. 前記第一の被覆層は、発泡材料から構成されている、請求項4または請求項5に記載の多芯ケーブル。
  7. 前記コア電線と前記外被との間に、前記コア電線の周囲に巻かれた状態で配置されたテープ部材をさらに備えている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の多芯ケーブル。
  8. 前記コア電線の周囲に紛体が塗布され、当該紛体が塗布された前記コア電線の周囲が前記外被で覆われている、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の多芯ケーブル。
  9. 前記複数本の子撚り導体を撚り合わせる撚りピッチが2本の前記第一の絶縁電線の撚りピッチより小さく、且つ、2本の前記第一の絶縁電線の撚りピッチが前記複数本の子撚り導体の撚りピッチの4倍以下である、請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の多芯ケーブル。
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