JP2019084091A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】送風手段から送風経路を通して内槽へ送られる空気と、循環ポンプにより外槽底部からくみあげた洗浄水を、一つの加熱手段に対して、つねに滞りなく流通させることで、加熱手段を過度に加熱させることなく、継続して温水及び温風を生成できること。また、乾燥工程時には、温風加熱とともに、加熱手段への散水で蒸気を発生させることで、効率よくスチーム乾燥ができること。【解決手段】内部に液体を貯溜可能な外槽と、該外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容される略円筒型のドラムもしくは内槽と、前記外槽に送風する送風手段と、前記外槽と該送風手段を結ぶ送風経路と、前記送風経路内の空気を加熱するための熱交換手段と、前記熱交換手段の上部から前記外槽内の水を散水させるための散水具と、前記熱交換手段から流下させた水を受ける水受け部と、を備える。【選択図】図2

Description

本発明は、衣類等の洗濯を行う洗濯機及び洗濯から乾燥まで一貫して行う洗濯乾燥機に関し、特に、略水平もしくは前方を上に向けて傾斜させたドラムを備えるドラム式洗濯乾燥機に関する。
洗濯機は回転可能な内槽に洗濯物を投入して洗い工程、すすぎ工程、脱水工程を行うものであり、洗濯乾燥機は、回転可能な内槽に洗濯物を投入して洗い工程、すすぎ工程、脱水工程及び乾燥工程を行うものである。内槽の回転軸が水平もしくは前方を上に向けて傾斜させたドラム式と、回転軸を設置面に対して略垂直としたいわゆるタテ型があるが、以下、本特許では対象とするドラム式について説明する。洗い工程、すすぎ工程ではドラムを低速で回転させ、ドラム下方に溜まった洗濯物を持ち上げて、ドラム上方から落下させるタンブリング動作を行う。このタンブリング動作により、洗濯物に機械的な力を与えて洗浄およびすすぎを行っている。特に、この動作に伴う洗浄をたたき洗いと呼んでいる。脱水工程時ではドラムを高速で回転させ、回転による遠心力で洗濯物から水分を押し出す遠心脱水を行う。
また、洗い工程において、洗浄効果を高めるために循環ポンプを設けて、洗濯槽(外槽)内の洗浄水を汲み上げて洗濯物にかけることで、洗剤が溶けた洗浄水を洗濯物に満遍なく浸透させる。このように、ドラム式洗濯機は、タンブリング動作と循環ポンプによる洗浄水の循環により、少ない水でも洗浄性能が確保できるので、縦型洗濯機と比較して節水することができるようになっている。
さらに洗浄力を高める方法の一つとして,洗浄温度を上げることが行われる。すなわち,洗濯物及び洗浄水の温度を上げることで、洗剤酵素の働きを高めたり、洗浄水中の界面活性剤などの拡散を促進させることで、洗浄力を高めることができる。ドラム内に洗浄水を十分に満たして外槽下部に洗浄水を常に溜めた状態での洗濯に対しては、外槽下部に設けた加熱手段を用いて、外槽下部の洗浄水を温めながら循環ポンプで汲み上げて、ドラム上方から洗濯物へ掛けることで、外槽を含む循環系全体を温めていく方法がある。
一方、皮脂汚れなどを効果的に落とす洗浄として、少ない給水による高濃度の洗剤液を洗濯物に散布、浸透させて、タンブリング動作を行う洗濯運転とした場合、洗浄水を通常の洗濯よりも少なくしているため、洗浄水を洗濯物に浸透させた後では、ドラム下部の残りの洗浄水量がほとんどない状態となる。このためドラム下部に設けた加熱手段が浸水せず、直接洗浄水を温めることが難しく、温風などを洗濯物に直接当てて、温めるのが好ましい。
また洗濯乾燥機における乾燥工程では、低湿高温の温風を洗濯物に当てる温風乾燥を基本とした場合、循環空気の加熱を要する。加熱源にヒータを用いる場合は、加熱した温風からの放熱損失を極力小さくするために、循環風路内もしくはファンユニット内にヒータを設けて、空気を加熱するのが好ましい。なお、洗い工程と乾燥工程どちらにおいても温風を洗濯物に当てる場合は、洗濯物をタンブリング動作にて上部に持ち上げた後に落下するタイミングにおいて、温風を洗濯物に当てるのが好ましい。
これら温風用ヒータと温水用ヒータを一つのヒータとしたものに、特許文献1がある。特許文献1は「乾燥機能のための発熱手段を利用して洗濯が加熱水で効果的にでき、もって、乾燥機能を有することの付加価値を洗濯機能に有効に与え得る洗濯機を提供する」ことを目的として、「機内に具えられた水槽と、この水槽の側面部に設けられたダクトと、このダクトを通じて前記水槽の内部に送風する送風装置と、前記ダクトの内部に設けられた発熱手段とを具備して成ることを特徴とする洗濯機」が記載されており、効果として「送風装置からダクトを通じて送る風をダクトの内部で発熱手段より加熱して温風化し、この温風が水槽の内部に供給されることで、水槽内部の洗濯物を乾燥させることができる。そして、洗濯時には、水槽の内部に給水することで、その水がダクトの内部にも溜まるから、それをダクトの内部に設けた発熱手段により加熱して温水化し、更には水槽内部の水を温水化して、この温水(加熱水)により洗濯物の洗濯ができる。」ことが開示されている。
また特許文献2には「ヒータユニット17は、上部に給水弁20からの水が通過する略円筒状の給水筒状部38と、下部にヒータ35を内設したヒータ筒状部39とを一体形成しており、洗い行程において、ヒータ35に通電することにより、ヒータユニット17の給水筒状部38内を通過する水を温水にして水槽2内へ供給するとともに、乾燥行程においては、ヒータ35へ通電することにより、ヒータユニット17のヒータ筒状部39の下部に設けられたフィン32から放熱される高温空気を温風として、回転ドラム3から水槽2内へ循環させる構成」が開示されている。
特開2007−167385号公報 特開2017−077279号公報
特許文献1に記載の洗濯機もしくは洗濯乾燥機では、温水用と温風用を兼ねているヒータで温めた空気を水槽内へ送風する送風口と、ヒータを浸水させて温水をつくる場合の水槽内部の水のヒータへの連通部を共通としている。ドラム式ではこの場合、ヒータで加熱した温風の送風口は外槽の底部に設ける構成となるため、ヒータで温めた空気も底部からの送風となり、乾燥工程および洗い工程において温風を効率よく洗濯物に当てることが出来ない。また外槽に水面が現れるまで給水した場合、その水位を保ちつつ温風を生成できる構成にもなっていない。
特許文献2に記載の洗濯乾燥機では、ヒータに接続した通水パイプに通水して温水をつくる構成のため、水道水中のカルキなどの不純物が、加熱された通水パイプ内壁に、加熱により析出して堆積しやすい。それとともに循環させる洗濯水内のごみが徐々に蓄積されて、やがて通水パイプ内を閉塞させてしまい、熱交換できずにヒータユニット周囲を過度に加熱してしまう。さらに乾燥時には循環空気内のリントが高温空気をつくるフィン間に詰まり、空気加熱にも支障をきたすとともに、ヒータユニットを過熱させてしまう。
このような課題を解決するために、本発明に係る洗濯乾燥機は、内部に液体を貯溜可能な外槽と、該外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容される略円筒型のドラムもしくは内槽と、前記外槽に送風する送風手段と、前記外槽と該送風手段を結ぶ送風経路と、前記送風経路内の空気を加熱するための熱交換手段と、前記熱交換手段の上部から前記外槽内の水を散水させるための散水具と、前記熱交換手段から流下させた水を受ける水受け部と、を備える。
本発明によれば、加熱手段の有効伝熱面に、水と空気を流すことができるので、以下の要領にてカルキやごみの堆積を防ぐことができ、継続して温水と温風を生成できる。洗い工程において、循環ポンプにより外槽底部からくみあげた洗浄水を、ヒータユニットのヒータ表面とそれに接する案内具に散水し流下させることで、不規則な流れを生じさせる。これにより、洗浄水をよく混合させつつヒータと案内具の表面を洗浄できるので、加熱手段を過度に加熱させることなく、継続して温水を生成できる。また空気加熱時には、送風手段から内槽へ送られる空気を、ヒータユニットに流して加熱する際に、ヒータと案内具通過時の乱れにより、堆積しかけたゴミや付着物を掃気できる。これにより、加熱手段を過度に加熱させることなく、継続して温風を生成できる。さらに乾燥工程時には、温風加熱とともに、加熱手段への散水で蒸気を発生させることで、効率よくスチーム乾燥ができる。
本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機を示す外観斜視図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す正面から見て右側面の概略断面図である。 本発明の実施形態に係るドラム散水機構と温風循環機構を模式的に示した斜視図である。 本発明の実施形態に係るヒータユニットの基本構成を示す模式図である。 本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の制御装置の構成を示すブロック図である。 第1実施形態例に係るドラム式洗濯乾燥機における洗濯運転(洗い〜すすぎ〜脱水)の運転工程を説明する工程図である。 本発明の第2の実施例におけるヒータユニットの基本構成について示した断面図である。 本発明の第3の実施例におけるヒータユニットの基本構成について示した断面図である。 本発明の第4の実施例におけるヒータユニットの基本構成について示した断面図である。
以下、実施例を図面を用いて説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の第1の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の外観斜視図を示す。また図2は、本発明の第1の実施例に係るもので、ドラム式洗濯乾燥機の内部構造を示す正面から見て右側面の概略断面図である。
まず外観について説明する。ベース1hの上部に、主に鋼板と樹脂成形品で作られた側板1a及び補強材(図示せず)を組合わせて骨格を構成し、さらにその上に前面カバー1c、上面カバー1eを取り付けることで筐体1を形成している。前面カバー1cには洗濯物207を出し入れするドア9が設けられており、背面には背面カバー1dがとりつけられている。
つぎに洗濯乾燥機の概略構造と、洗い工程から乾燥工程までにおける各構成要素の動作と役割について簡単に説明する。図1に示す筐体1の内側には図2のごとく、ほぼ中央部に外槽2が備えられている。外槽2は下部の複数個のダンパ5により支持されている。外槽2の内側に回転可能に設けたドラム3には、ドア9を開けて洗濯物207を投入する。ドア9自体は、ドア枠9bにドアガラス9aを固定したものであり、ヒンジ(図示せず)により、筐体に取り付けられている。回転可能なドラム3の開口部の外周には、脱水時の洗濯物207のアンバランスによる振動を低減するための、流体バランサー208が必要に応じて設けられている。また、ドラム3の内側には洗濯物207を持ち上げる複数個のリフター209が設けられている。回転可能なドラム3は金属製フランジ210に連結された主軸211を介して、ドラム駆動用のモータM10aに直結されている。あるいは本実施例に対して別方式となる、主軸に固定されたプーリと外槽に固定したモータとをベルトを介して連結させ、ドラムを駆動させるいわゆるベルト駆動構成でもよい。
また外槽2の開口部には弾性体からなるゴム製のベローズ10が取付けられている。このゴム製のベローズ10は、外槽2内とドア9との水密性を維持する役割をしている。これにより、洗い,すすぎ及び脱水時の水漏れの防止が図られている。回転可能なドラム3は、側壁である円筒部に遠心脱水兼通風用の多数の小孔(図示せず)を有する。
図3は、洗い工程及びすすぎ工程において外槽2下部の水受け部54から循環ポンプ18を介してドラム3上部に散水する散水機構224の基本構成要素と、同じ循環ポンプ18を用いて熱交換ダクト231内に設けたヒータユニット236の散水具232に給水する基本構成要素を示した斜視図である。また本図には、洗い工程及び乾燥工程時に、送風ファン20によりドラム3出口から熱交換ダクト231を通してヒータユニット236で加熱した循環空気を、ドラム3内に吹き出す温風循環の基本構成要素についても示してある。また本実施例では、ドラム出口の高湿の空気の一部を排気トビラ234から筺体外部へ排気し、同僚の周囲空気を吸気トビラ235から取り入れることで除湿する構成としている。
水受け部54の底面54aに排水のために設けた排水口21(図3参照)は、糸くずフィルタ222と排水ポンプ230を介して、排水ホース26に通じており、水受け部54内の水を排水ポンプ230により排水できる。排水口21から循環ポンプ18への経路においても糸くずフィルタ222を通過させてから散水機構224とヒータユニット236の散水具232まで揚水させる循環経路としている。本実施例では、排水ポンプ230と循環ポンプ18を個別に設けた構成としているが、例えばポンプ出口に切り替えバルブ(図示せず)を設けて、排水ホース26もしくは散水ノズル223、散水具232に、適宜切り替えることで、1つのポンプに集約させた構成としても何ら差し支えない。
送風手段である送風ファン20と送風ファン20出口からの送風をドラム3内に導く送風ダクト29及び熱交換ダクト231は、外槽2から離して筐体1に固定(図示せず)されている。一方、吹出しノズル203は外槽2に固定されている。このため外槽2の吹き出しノズル203と送風ダクト29間と、外槽出口部80から熱交換ダクト231間は、ゴム製の蛇腹管212を介して接続されており、外槽2の振動を熱交換ダクト231や送風ダクト29に伝わるのを防止している。
排水口21,送風ファン20の吸気側につながる循環空気出口2b及び熱交換ダクト231の出口には空気の温度や水温をモニタする温度センサ(図示せず)が設けてあり、熱交換ダクト231内のヒータユニット236近傍にはダクト過熱防止用の温度センサ(図示せず)が設けてある。
図4は本実施例におけるヒータユニット236の概略構造を示す斜視図である。ヒータ237は熱交換ダクト231内の空気の流れる方向(高さ方向)に対して折り返されて蛇行しており、さらに熱交換ダクト231の厚さ方向に2列に配置させた構成としている。2列としたヒータ237のダクト内壁に面する両側面側には、ダクト高さ方向に対するヒータ237の蛇行高さを超え、且つ蛇行最下部よりも長い板状の案内具233をヒータ237に接触固定させてある。散水具232は、ヒータ237よりも高い位置に設けてあり、ヒータ237の蛇行幅に相当する長さで且つ2列のヒータ237に掛る太さの管を用いている。管の一端は閉じられており、他端にある洗浄水の入口から閉じた端までの管壁には多数の通水孔238を設けた構成としている。
案内具233には多孔板を用いているので、熱交換ダクト231の底部から流入してくる空気及びヒータユニット236上部から散水させる洗浄水が、ヒータユニット236の内側と外側を流通できる。これにより、洗浄水や空気はそれぞれよく混合され、ヒータ237や案内具233との熱交換が促進されるので、ヒータ237の過熱を防ぐことができる。さらにはヒータ表面と多孔板の案内具が流れを不規則にして乱れを生じさせるので、カルキや堆積しつつあるごみを洗い流すことができる。これにより継続して温風や温水を生成できる。
また案内具233のダクト高さ方向に対する上下端部はヒータ237側から熱交換ダクト231の内壁側に折り曲げた形状としている。このような形状とすることで、熱交換ダクト231内を流れる循環空気が、ダクトの厚さ方向に対して2列に配置させているヒータ237隙間に、抵抗なく多く流れるようにしている。また上端の散水具232側においては、散水具232の通水孔238からの散水が熱交換ダクト231の内壁へ飛散するのを防ぎ、ヒータ237表面へ流下させるガイドとしてはたらく。
ヒータユニット236の熱交換ダクト231への取り付けは、ヒータ237及び散水具232にベローズ239を介して取り付けられている。このような構成とすることで、ダクトの気密性を保持させるとともに、洗濯乾燥機の振動を、各々個別に吸収できる。
ヒータユニット236へ散水した場合、ヒータ237及び案内具233を流下した温水は、熱交換ダクト231の底部のダクトの水受け部240まで流下し、その後ゴム製の蛇腹管212を介して外槽2の水受け部54へと流れる。ヒータユニット236とほぼ同調した動きとなるダクトの水受け部240において、ヒータユニット236から流下してくる温水を一旦受けることで、洗濯乾燥機の振動に対して温水を飛散させて放熱させることなく、外槽2の水受け部54まで速やかに流下させることができる。空気加熱時は、送風ファン20を駆動して外槽出口部80から231に流入した空気を、ヒータユニット236で加熱する。送風ファン20の吐出口からの温風は、外槽2の吹出しノズル203からドラム内の洗濯物207に向けて吹き出される。ヒータ237に接触固定された案内具233も高温となるため、ヒータ237表面とともに伝熱面積として活用できる。また前述のように案内具233の終端部の形状を、ヒータ237下端に接触固定させたその先において、熱交換ダクト231の内壁に向けて広げた形状としている。これにより、熱交換ダクト231の下部からヒータユニット236に達する空気の流れに対して、2列のヒータ237の隙間に円滑に流入できるので、ヒータユニット236が過度に高温となることを防ぐことができる。
このように構成したドラム式洗濯乾燥機における洗い工程から乾燥工程に至るまでを運転パターンと温風及び温水生成のタイミングの観点から、図2、3を用いて詳述する。なお,通常の洗濯コース運転の前段階として、洗い工程から脱水工程までを、通常の洗濯コース用とは分けて準備した洗剤により行う予洗い運転を設定できる機種もあるが、ここでは通常の洗濯運転を対象とする。
回転可能なドラム3内に洗濯物207を投入し、排水ポンプ230を停止させた状態で給水して、ドラム3を回転させて洗濯物207を洗濯する。洗い工程は、大別すると洗剤溶かし工程、前洗い工程、本洗い工程からなる。洗剤溶かし工程は、洗濯開始時の布量センシングで洗剤量と洗濯所要時間を提示し、投入された洗剤を水で溶かして、ドラム3内の洗濯物207に洗浄水を散布する工程である。洗剤投入部に給水された水は、洗剤とともにドラム3下部に位置する水受け部54に導かれる。循環ポンプ18を駆動すると、水受け部54の水は,排水口21から糸くずフィルタ222を介して循環ポンプ18の吸込口(図示せず)に入る。循環ポンプ18で昇圧された高濃度洗剤の洗浄水は、循環ポンプ18の出口と連通する循環吐出口54bから再び水受け部54に戻される(洗剤溶かし工程の循環経路:図3参照)。この循環を繰り返すことで、少ない水で洗剤を溶かした高濃度洗剤液を生成する。循環ポンプ18の出力は、最大洗濯負荷に応じた洗浄水を、外槽2の上方に設けた散水ノズル223まで、くみ上げるに十分な仕様となっている。このため、前述の洗剤溶かし工程の循環経路で循環させると、循環ポンプ18の所要動力は最終的には熱エネルギーに変わり、高濃度洗剤液の温度を上昇させる。生成された高濃度洗剤液は、本実施例では循環ポンプ18の回転方向を替えることで、外槽2の上方に設けた散水ノズル223までくみ上げられて、ドラム3内の洗濯物207へ散布される。すなわち、循環ポンプ18の出口には、外槽2上方まで導く経路と、上述のように散布せずに水受け部54に戻す経路が必要となるが、循環ポンプ18のケーシング外周に各々の経路につながる吐出口(図3参照)を設けておき、循環ポンプ18の回転方向を替えることで、回転方向に応じて最初に連通する吐出口側から吐出させることで経路を切り替えている。さらに散水ノズル223に送る経路の途中で切替弁を介して分岐させて、ヒータユニット236の散水具232へ送る構成としている。
前洗い工程では、高濃度洗剤液が散布された洗濯物207を、タンブリング動作にてたたき洗いを実行する。洗濯物207は高濃度洗剤液を保水した状態であるため、洗剤成分と機械力の作用により、洗濯物207から汚れを分離できる。さらに必要に応じてヒータ237に通電するとともに送風ファン20を駆動させて、温風をドラム3内に送ることで、洗濯物207を温めながら洗浄する。洗濯物207の繊維隙間を空気が占めるよりも熱伝導は良く、効率よく加熱できる。また温度を上げることで、保水されている高濃度洗剤液の表面張力を下げることができる。さらに洗濯物207の温度が上がると、繊維中の空気が繊維を膨潤させるので、高濃度洗剤液の繊維への浸透をより促進できる。これにより繊維から、より多くの汚れを短時間で分離できる。分離された汚れは、保水されている高濃度洗剤液内に迅速に分散されるので、再び凝集して再付着することを防ぐことができる。
また汚れによっては、洗濯物207にかけた洗浄水の水量が少ない(洗剤濃度が濃い)ほうがよく落ちる場合と、逆に洗浄水の水量が多い(洗剤濃度が薄い)ほうが良く落ちる場合とがある。両者に作用する汚れ落ちの原動力には違いがあり、以下のように解釈できる。洗剤の主成分の一つである界面活性剤は繊維の濡れを促進して、さらに汚れや布の表面電位を、界面活性剤のマイナス極性に引き寄せることで、負に帯電させる働きがある。これにより、洗濯物207から浮かせた汚れ同士や繊維と汚れの間の反発力を増す効果がある。このため、ファン・デル・ワールス力を主体として付着している固形の汚れの洗浄には、界面活性剤の濃度が濃いほうが、ファン・デル・ワールス力に対抗させる前述の反発力を増強できる。よって固形汚れなどは、一般的に界面活性剤濃度が濃いほうがよく落とせる。一方、水や洗浄水に溶け易いいわゆる水溶性の汚れは、溶媒である洗浄水に対する溶質となる汚れの濃度によって、溶解速度が変わる。汚れの濃度が薄い液では溶解速度が大きいが、濃い液では溶解速度が低下する。このため洗濯物207が保水する洗浄水中に分散している汚れの濃度を薄めておけば、さらに洗濯物207から汚れが落ちやすい。換言すれば、洗濯物207の保水する洗浄水は、汚れの濃度の極めて低い洗浄水に置き替えてやるか、汚れの濃度を薄めてやる処置が必要となる。即ち、この種の汚れに対する界面活性剤の役割は、洗濯物207からはがした汚れを分散保持して、凝集や再付着を防ぐ役割が大きいので、ある程度の洗剤濃度が満たされていれば、汚れ落ちに対する洗剤濃度の依存性は小さい。
どちらの汚れに対しても、洗浄温度を上げることは、結果的に洗浄力を増すことにつながる。前者に対しては、温度を上げることで、洗浄水中の分子拡散が促進されるので、布表面や汚れ表面に、より多くの界面活性剤を付着させることができ、反発力を増強できる。後者に対しても、洗浄水中での界面活性剤の拡散が向上し、布表面の濡れを促進できる。さらに分離させた汚れも効果的に拡散できる。
その後の本洗い工程では、前洗い工程が終了した時点で追加給水して、水受け部54の水量を増やして、水位を上げる。この水位は、循環ポンプ18により水受け部54から洗浄水をくみ上げて、外槽2上部の散水ノズル223から連続して散布するのに十分な水位を保つものとする。すなわち十分な洗濯時間を確保して、洗浄水の水量が少なかった前洗い工程において落とし難かった汚れを効果的に落とす工程である。散水ノズル223からの散布は、連続であっても間欠であってもよい。具体的には、洗濯物207の裏側などに多くの汚れがまだ付着している間は、連続で散布して洗浄水の攪拌を促進することで、洗濯物207が保水する洗浄水を、常に汚れ濃度の低い洗浄水に入れ替えることができる。その後、汚れがほとんど落ちた後は、たたき洗いの機械力を主体として残りの汚れを落とすほうが洗浄効率がよい。よって後半の散布は、機械力を妨げないように間欠散布とするのが好ましい。また循環ポンプ18の駆動力を間欠とすることで、消費電力量を抑えられるので、省エネルギーの面からも好ましい。
なお散水ノズル223は、外槽2に、洗濯乾燥機正面からみて回転可能なドラム3の中心軸よりも上側且つ、洗濯乾燥機側面からみて、正面寄りの前側の位置に固定されており、散水ノズル223からの噴出範囲を、ドラム3の半径方向に対して広角にして散布する構造としている(図4参照)。この本洗い工程では、広範囲の散布とともに、ドラム3の回転によりドラム3内の下方に溜まった洗濯物207を持ち上げるとともに洗浄水を掻き揚げて、ドラム3内の上方から落下させることにより、洗濯物207に機械的な力を与えてたたき洗いをする。ドラム径が大きいほど、広範囲の散布とたたき洗いの相乗効果が得られ、本洗い工程の時間を短縮できる。もし洗浄水の水位が熱交換ダクト231の底部と連結される外槽出口部80よりも低い場合には、外槽2と送風ファン20の間で空気を循環させることが可能であるため、前洗い工程のように温風を用いて洗浄温度を上げても何ら差し支えない。さらに水位を上げた場合やより効率よく洗浄温度を上げる場合には、循環ポンプ18を駆動させて外槽2底部の洗浄水を汲み上げて、散水具232からヒータ237に散水することで洗浄水を温める。このときも温風の循環が可能であれば、空気の循環を併用しても差し支えない。また温風吹き出しノズル203はドラム頭頂部もしくはタンブリング動作により洗濯物207が持ち上げられる高さ付近とすることで、温風と水流との直接接触が促されるので、主に洗浄水の攪拌による発泡についても速やかに消泡できる構成としている。
また必要に応じて、本洗い工程は、第1本洗い工程および第1本洗い工程の後に実行される第2本洗い工程を行う。第2本洗い工程の水量は、第1本洗い工程の終了時に給水して第1本洗い工程の水量よりも多くして、ドラム回転により掻き揚げる水量を増やす。また必要に応じて第2本洗い工程の循環ポンプ18の循環流量も、第1本洗い工程での循環ポンプ18の循環流量よりも大きくする。さらに、第2本洗い工程のドラム駆動のモータM10aの回転速度は、第1本洗い工程のモータM10aの回転速度よりも低くする。
本洗い工程は主に、水量の少ない前洗い工程において洗い切れなかった衣類の内側やポケットの中などの汚れを洗濯物207から分離させるために行う。このためさまざまな汚れを落とすためにも、前述のように水量とドラム駆動のモータM10aの回転速度を変えた、少なくとも2つ以上の工程の組み合わせとするのがより好ましい。第1本洗い工程では、ドラム3の回転速度を高くするため、ドラム3の回転とともに上方に持ち上げられた洗濯物207は、全て下方に落ちずに、大半は遠心力により、ドラム3の内壁に固定された状態で、ドラム3とともに回転している。そこに循環ポンプ18から洗浄水を散布させるので、洗濯物207への洗浄水の貫通流速を速くしている。これにより、汚れを洗濯物207から溶け出しやすくしている。これに続く第2本洗い工程では、ドラム3の回転速度を第1本洗い工程よりも低くして、遠心力を弱めて前述の洗濯物207のドラム3への固着を極力抑えて、ドラム3の上方から下方に叩き落すたたき洗いを重視した工程としている。これにより、洗濯物207に機械力を作用させることで、主に疎水性の汚れを落としやすくできる。洗濯物207をドラム3の上方から下方に叩き落とす際に、ドラム3の下方に停留している洗浄水の水位を高くして、かつ循環水量も多くすることで、必要以上に洗濯物207どうしが直接ぶつかり合って、繊維を圧迫させることを防ぐこともできる。
すすぎ工程では、排水ポンプ230を駆動させて洗浄水を排水した後、排水ポンプ230を止めて、外槽2内に所定の水位まですすぎ水を給水する。その後、ドラム3を回転させて、洗濯物207とすすぎ水を攪拌してすすぐ。
また、脱水工程においては、排水ポンプ230を駆動させて外槽2内のすすぎ水を排水した後、ドラム3を回転させて洗濯物207を遠心脱水する。脱水回転数は、洗濯物207のバランスがとれずにモータM10aの電流値が上限を超えるなどの不具合がない限り、負荷に応じた設定回転数まで上昇させる。脱水回転数を上げて、ドラム3が高速回転すると、外槽2にも振動が伝わり、外槽2自身も僅かながら振動する。送風ダクト29及び送風ファン20、熱交換ダクト231は筺体に固定されており、各ダクトはゴム製の蛇腹管212を介して外槽2と連結されているため、ゴム製の蛇腹管212が振動の一部を吸収する。また脱水工程において温風をドラム3内に吹き込むことで、洗濯物207に含水された洗浄水の表面張力を下げて脱水性能をあげることができる。
乾燥工程では、送風ファン20を駆動させてヒータ237に通電して、温風をドラム3内に送る。本実施例では、送風ファン20の吸込口(図示せず)に通ずる熱交換ダクト231に設けてある排気トビラ234と給気トビラ235を開けて、循環空気の一部を排気トビラ234から排気して、それと同量の筐体内空気を給気トビラ235から取り入れる。循環空気の一部を、周囲外気に通ずる筐体内空気と入れ替えることで、ドラム3から出た高湿の空気の湿度を下げることができる。とくに洗濯物207の含水量が多い乾燥の前半では、上記空気の入れ替え量を多くして温風の湿度を低く保つのが好ましい。乾燥の後半では洗濯物207の含水量が減ってくるため、洗濯物207の繊維内部からの蒸発を促すために繊維表面の温度を上げて内部への伝熱量を多くする必要がある。そこで温風の温度を高くして洗濯物207への伝熱量を多くするために、換気ダクト232での空気の入れ替えを抑えて循環空気の温度レベルを上げていくのが好ましい。ただし乾燥負荷が小さく、空気の温湿度レベルを変えても乾燥時間や消費電力量にほとんど影響しない場合などは、換気ダクト232での空気の入れ替え量は固定であっても何ら差し支えない。また洗濯物207のしわを抑えて仕上がりを重視する場合は、乾燥の後半において外槽2底部に給水し、循環ポンプを駆動して散水具232から少量の水を温風の加熱とともに蒸発させ、いわゆるスチーム乾燥をおこなっても良い。散水具232に水道水を直接給水できる構成としても機能的には何ら変わりはない。
以上のように、洗濯から乾燥までの運転が可能な洗濯乾燥機や洗濯を行う洗濯機によれば、洗濯物207と洗浄水の洗浄温度を、温水と温風を用いて効率よく高めることができる。さらに乾燥工程時には、循環空気の加熱と環境雰囲気相当の湿度の空気との入れ替えで、低湿度の温風を確保することができる。乾燥の仕上がりを重視する場合には乾燥の後半において、少量の水をヒータ237に散布して温風とともにスチームを発生させて、乾燥じわを抑えることができる。なお、周囲環境の空気の湿度が高く、入れ替えても湿度を下げるのが難しい使用条件に対応できるものとして、ヒータユニット236で加熱する循環空気の上流側(熱交換ダクト231の下部)に給水(図示せず)して、ダクト内空気を水冷除湿する(冷却水は熱交換ダクト231最低部からダクト外へ排水)構成を追加装備しても、洗濯乾燥機能には何ら差支えない。
図5は、本発明の実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の制御装置100の構成を示すブロック図である。制御装置100(運転制御手段)は、モータM10a(駆動装置M10)および給水ユニット15およびヒータ237への通電を制御して洗い及び乾燥運転を実行可能にする。さらに電導度検出手段4を設ければ、制御装置100において電導度検出手段4で検出した外槽2内の洗浄水の電導度を算出して、すすぎ水内に含有している柔軟仕上剤の有無の判定(基準濃度に対する判別)、脱水工程の短縮の判定、すすぎ工程の短縮の判定等を行うことができる。これにより洗剤の種類や水質及び衣類の汚れ量に応じて、きめ細かな洗濯乾燥運転ができる。図5に示すように、制御装置100は、マイクロコンピュータ(以下「マイコン」と称する)110、駆動回路、操作スイッチ12,13や電導度検出手段4や各種センサからの入力回路等で構成される。マイコン110は、使用者の操作や、洗い工程、乾燥工程での各種情報信号を受ける。マイコン110は、駆動回路を介して、駆動装置M10(モータM10a)、給水電磁弁16、排水ポンプ230、送風ファン20等に接続され、これらの開閉、回転、通電を制御する。また、使用者にドラム式洗濯機に関する情報を知らせるために、表示器14やブザー(図示せず)等を制御する。
次に、第1実施形態に係るドラム式洗濯乾燥機の運転工程について主に制御アルゴリズムの観点から説明する。図8は、第1実施形態例に係るドラム式洗濯乾燥機における洗濯運転(洗い〜すすぎ〜脱水〜乾燥)の運転工程を説明する工程図である。
ステップS1において、工程制御部112は、ドラム式洗濯乾燥機の運転工程のコース選択の入力を受け付ける(コース選択)。ここで、使用者は、ドア9を開けて、ドラム3の内部に洗濯する洗濯物207を投入し、ドア9を閉じる。そして、使用者は、操作スイッチ12,13を操作することにより、運転工程のコースを選択し入力する。操作スイッチ12,13が操作されることにより、選択された運転工程のコースが工程制御部112に入力される。工程制御部112は、入力された運転工程のコースに基づいて、運転パターンデータベース111から対応する運転パターンを読み込み、ステップS2に進む。なお、以下の説明において、40℃温水洗濯コース(予洗いなしの洗い〜すすぎ2回〜脱水)が選択されたものとして説明する。
ステップS2において、工程制御部112は、ドラム3に投入された洗濯物207の重量(布量)を検出する工程を実行する(布量センシング)。具体的には、工程制御部112は、モータM10aを駆動してドラム3を回転させるとともに、衣類重量算出部114が注水前の洗濯物207の重量(布量)を算出する。
ステップS3において、工程制御部112は、コース選択の一つである予洗い工程の選択の有無を判断し、制御アルゴリズムの分岐選択を行う。以下、予洗いなしが選択されているものとする。
ステップS4において、工程制御部112は、洗剤量・運転時間を算出する工程を実行する(洗剤量運転時間算出)。具体的には、工程制御部112は、給水電磁弁16を制御して(例えば、第4電磁弁を開弁して)、外槽2の給水口2aに直接給水する。電導度測定部115は、給水された水の電導度(硬度)を検出する。また、センサT1で、給水された水の温度を検出する。その後、給水電磁弁16を制御して、外槽2への給水を終了する。
洗剤量・洗い時間決定部116は、ステップS2で検出した布量、水の電導度(硬度)、水の温度に基づいて、マップ検索により、投入する洗剤量と運転時間を決定する。すなわち布の量、水の電導度と温度に対して各々洗浄性能を確保できる洗剤量と運転時間をデータのマップとして記憶しておき、測定した値をマップと照らし合わせて、測定値が収まる範囲内に基づいた洗剤量と運転時間を決定する。そして、工程制御部112は、決定された洗剤量・運転時間を表示器14に表示する。なお、外槽2に給水して水の電導度(硬度)および水温を検出するものとして説明したが、これに限られるものではない。例えば、前回運転時の水の電導度(硬度)および水温をマイコン110の記憶部(図示せず)に記憶しておき、それを用いてもよい。
ステップS5において、工程制御部112は、洗剤投入待ち工程を実行する(洗剤投入待ち工程)。例えば、工程制御部112は所定時間待機して、ステップS6に進む。なお、工程制御部112は、洗剤投入部7の開閉を検知する手段(図示せず)により、洗剤投入部7が開けられた後に閉じられた場合、洗剤が投入されたものとして、ステップS6に進む構成であってもよい。
ステップS6において、工程制御部112は、洗剤溶かし工程を実行する(洗剤溶かし工程)。例えば、工程制御部112は給水電磁弁16を制御して、給水管を介して粉末洗剤投入室73aおよび液体洗剤投入室73bに給水する。粉末洗剤投入室73aおよび液体洗剤投入室73bの洗剤と水は、給水口2aから外槽2の水受け部54まで流入する。所定水量まで給水すると、工程制御部112は給水電磁弁16を制御して(例えば、第1電磁弁を閉弁して)、給水を停止させる。そして、工程制御部112は洗剤溶かし動作を実行する(洗剤溶かし動作)。所定時間(例えば、10秒)が経過した後、生成した高濃度洗剤液を外槽2上部の散水ノズル223までくみ上げて、散布する。少ない高濃度洗剤液を、極力、洗濯物207に均一に散布するために、散布直前にドラム3を高速で回転させて、遠心力でドラム3内面に洗濯物207を張り付かせておく。ドラム3の回転を保ちながら、循環ポンプ18で外槽2上部の散水ノズル231までくみ上げた高濃度洗剤液を散布する。高濃度洗剤液は散水時の速度エネルギーと、洗濯物207に到達してから働く遠心力により、ドラム3内壁に向かって洗濯物207に浸透していく。またドラム3は洗濯物207が遠心力で張り付く回転速度で回っているため、たとえばドラム3を80r/minで回した場合、散布時間が20秒でも、ドラム上の同一点に対して約26回散水された水を浴びせることができる。
高濃度洗剤液を洗濯物207に浸み込ませた後、次の工程において温風を生成し、高濃度洗剤液のしみ込んだ洗濯物207に吹き付けることで、消費電力をおさえて効率よく洗浄温度を高めることで、洗浄力を向上できる。
ステップS7において、工程制御部112は、前洗い洗浄工程を実行する(前洗い洗浄工程)。前洗い洗浄工程では、高濃度洗剤液を散布された洗濯物207に、ヒータ237で加熱した温風を送風ファン20により洗濯物207に吹き付け、押し広げるとともに加熱していく。工程を開始してから所定時間が経過すると、給水電磁弁16を制御して、外槽2内の洗浄水の水位を上昇させる。そして外槽2内の洗浄水の水位が、洗剤溶かし工程時の水位WL0に対して所定の水位WL1(WL0<WL1)まで上昇すると給水を停止させ、前洗い工程を終了し、ステップS8に進む。
ステップS7の前洗い工程が終了すると、工程制御部112は、本洗い工程を実行する。ここで、本洗い工程とはドラム3の回転によりドラム3内の下方に溜まった洗濯物207を持ち上げてドラム3内の上方から落下させることにより、洗濯物207に機械的な力を与えてたたき洗いをする工程である。本洗い工程は、ステップS8の本洗い1工程(第1本洗い工程)と、ステップS9の本洗い2工程(第2本洗い工程)で構成されている。
ステップS8において、工程制御部112は、第1本洗い工程を実行する(第1本洗い工程)。具体的には、工程制御部112は循環ポンプ18を所定の流量PF1となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗浄水を外槽2の開口部に設けられた散水ノズル231からドラム3の内部に散水させるとともに、モータM10aを制御してドラム3を所定の回転速度DR1で回転させることにより、ドラム3の内部の洗濯物207をたたき洗いする。このとき選択設定された所定温度(本実施例では40℃)までの加熱は、循環ポンプによる散水ノズルからの洗濯物207への散水の合間に、ヒータ237に通電して循環ポンプの吐出をヒータユニット236の散水具232側に切り替えて温水加熱する。また設定温度が高い場合や洗濯負荷が大きい場合には、ドラム3の回転と循環ポンプ18を間欠運転とした状態で、送風ファン20を駆動させて温風をドラム3内へ送風することで、洗濯物207と含水されている洗浄水を主体にあたためる。もし外槽2内の洗浄水の水位が外槽出口部80よりも高い場合には、ドラム3を連続的に回転させてタンブリング動作により外槽2底部の洗浄水を攪拌させつつ、循環ポンプにてヒータユニット236の散水具232に給水し温水加熱する。このとき循環ポンプ出口の切替バルブにて散水具232への給水と、外槽2の散水ノズルへの給水を同時に行うことで、洗濯物207を含む洗浄温度を効率よく上げることもできる。またドラム内への追加給水速度を加減することで、ヒータユニット623の加熱能力に合わせた洗浄温度の上昇速度も調節させることができる。すなわち、洗濯物207の急激な温度低下を抑えることができるので、とくに高温環境で落としやすい付着した固形汚れなどの洗浄性能を向上させることができる。
所定の時間(T1)が経過すると、工程制御部112は、第1本洗い工程を終了し、ステップS9に進む。ステップS9において、工程制御部112は第2本洗い工程を実行する(第2本洗い工程)。具体的には、工程制御部112は給水電磁弁16を制御して、所定の水位WL2(WL1<WL2)まで外槽2に給水する。また、工程制御部112は循環ポンプ18を所定の流量PF2(PF1<PF2)となるように制御して、排水口21から吸い込んだ洗浄水を外槽2の開口部に設けられた散水ノズル231からドラム3の内部に散水させるとともに、モータM10aを制御してドラム3を所定の回転速度DR2(DR1>DR2)で回転させることにより、ドラム3の内部の洗濯物207をたたき洗いする。この工程においても洗浄温度を保持する場合には、循環ポンプによる散水ノズルからの洗濯物207への散水を停止もしくは間欠運転とし、ヒータユニット623の散水具232への給水頻度を上げる。所定の時間(T2)が経過すると、工程制御部112はモータM10aおよび循環ポンプ18を停止させ、排水ポンプ230を駆動して外槽2内の洗浄水を排水する。
ステップS9において、工程制御部112は第1すすぎ工程を実行する(第1すすぎ工程)。例えば、第1すすぎ工程において、工程制御部112は、給水電磁弁16および排水弁V1を制御して、給水と排水を繰り返すとともに、モータM10aを制御してドラム3を回転させ、循環ポンプ18を制御して、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽2の開口部に設けられた散水ノズル231からドラム3の内部に散水させて、衣類をすすぐ。そして、所定の時間が経過すると、工程制御部112はモータM10aおよび循環ポンプ18を停止させ、排水ポンプ230を駆動して外槽2内のすすぎ水を排水する。
ステップS11において、工程制御部112は第2すすぎ工程を実行する(第2すすぎ工程)。例えば、第2すすぎ工程において、工程制御部112は排水ポンプ230を停止し、給水電磁弁16を制御して、所定の水位まで外槽2に給水する。また、工程制御部112はモータM10aを制御してドラム3を回転させ、循環ポンプ18を制御して、排水口21から吸い込んだすすぎ水を外槽2の開口部に設けた散水ノズル223からドラム3の内部に散水させて、洗濯物207をすすぐ。そして、所定の時間が経過すると、工程制御部112はモータM10aおよび循環ポンプ18を停止させ、排水ポンプ230を駆動して外槽2内のすすぎ水を排水する。
ステップS12において、工程制御部112は脱水工程を実行する(脱水工程)。具体的には、工程制御部112は排水ポンプ230を駆動させるとともに、モータM10aを制御してドラム3を本洗い工程時よりも高速で回転させ、洗濯物207を遠心脱水する。そして、所定の時間が経過すると、工程制御部112はモータM10aを停止させ、排水ポンプ230を停止して、洗濯コース(洗い〜すすぎ〜脱水)を終了する。なお,この工程において、送風ファン20を駆動させ、ヒータ237に通電させて温風をドラム3内に送ることで、洗濯物207に含まれる水を温めて表面張力を下げて脱水を促進させてもよい。
なお、ステップS7及びステップS8における本洗い工程においては、洗濯物207の黒ずみ、ごわつきを抑制させる運転特性としており、以下にそのメカニズムを中心に説明する。第1本洗い工程(ステップS8)の後に第2本洗い工程(ステップS9)を行うが、第2本洗い工程の水位WL2は、第1本洗い工程の水位WL1よりも高くなっている(WL1<WL2)。即ち、外槽2内の洗浄水の水量を増やすことにより、洗濯物207から剥がされた汚れを洗浄水に分散させることができ、洗濯物207から剥がされた汚れが再び洗濯物207に付着することにより生じる「洗濯物の黒ずみ」を抑制することができる。
また、第2本洗い工程のドラム3の回転速度DR2は、第1本洗い工程のドラム3の回転速度DR1よりも遅くなっている(DR1>DR2)。ドラム3の回転速度DR2を回転速度DR1より遅くすることにより、ドラム3の回転によりドラム3内の下方に溜まった洗濯物207を持ち上げてドラム3内の上方から落下させる際、落下を開始する位置が低くなる。即ち、たたき洗いされる洗濯物207に加わる落下衝撃(機械力)が抑制され、「洗濯物のごわつき」を抑制することができる。また、水位WL2を高くすることによっても、落下衝撃(機械力)が抑制され、「洗濯物のごわつき」を抑制することができる。一方、ドラム3の回転速度DR1は、遠心力によってドラム3内壁に張り付いた洗濯物207が、上方に持ち上げられるまでに、重力により全て剥がれ落ちてしまうよりも速い回転速度で回して(遠心力>重力)、すべての洗濯物207に対して、たたき洗いのような落下をさせない運転としても、差支えない。即ち、たたき洗いを極力抑えつつ、通常の洗濯運転よりも多い循環量を洗濯物207に通過させることで、洗浄する運転としてもよい。しかしながら、たたき洗いによる洗浄性能が低下するおそれがあるが、これに対し、第2本洗い工程の循環ポンプ18の流量PF2を、第1本洗い工程の循環ポンプ18の流量PF1よりも大きくすることで(PF1<PF2)、水流による洗浄性能を確保させることができる。たとえば循環ポンプ18の循環流量は、30L/min以上80L/min以下とすることが望ましい。また、第1本洗い工程の運転時間(T1)と第2本洗い工程の運転時間(T2)は、第2本洗い工程の運転時間(T2)の方が第1本洗い工程の運転時間(T1)よりも長くなるように設定するのが望ましい(T1<T2)。このようにすることにより、「洗濯物のごわつき」をより抑制することができる。
ステップS13において、工程制御部は乾燥工程を実行する(乾燥工程)。具体的にはモータM10を制御してドラム3を約40r/minで左右30sずつをインターバル10sをはさんで回転を繰り返す。すなわち洗濯物207がドラム3内壁にへばりつくよりも低い回転数での運転とする。この間、連続もしくは間欠的に送風ファン20を駆動してドラム3内に送風するが、ヒータ237も所定の温風温度となるように、連続もしくは間欠的に通電する。乾燥工程の間、排水ポンプ230は間欠的に駆動させておくことで、ドラム3下部から糸くずフィルタ222付近までに残留している水を排水させる。また換気のための給気トビラ235と排気トビラ234を開いて、循環空気の湿度を調節する。開度は乾燥コースや負荷に応じて予め用意しておいたデータテーブルに基づいて決めておき、規定時間経過後もしくは送風ファン20の吸気側に向かうドラム3出口の空気温度T2が、初期温度に対して規定値以上に上昇してきたのを確認したら、乾燥が進んだものと判断して温風温度レベルを上げるために吸気トビラ235と排気トビラ234の開度を狭めて、換気量を減らすのが好ましい。乾燥開始から規定時間経過したら終了判定を行う。具体的には、乾燥初期の送風ファン20の吸気側に向かうドラム3出口温度T2と判定時のT2との差ΔT2を求め、筐体内雰囲気T4の乾燥初期値と判定時の値との差ΔT4を求め、その比ΔT2/ΔT4が規定値以上となった場合には、乾燥を終了させる。すなわち雰囲気温度の変化に対してドラム3出口の温風温度の変化が規定よりも大きくなった場合、洗濯物207からの水分蒸発が治まったものと判定し、乾燥を終了させる。
また本実施例では、スチーム乾燥機能を有しており、この機能を選択した場合は、乾燥工程の後半もしくは途中において、少量の水をヒータ237に散布して温風とともにスチームを発生させて、乾燥じわを抑えることができる。とくに乾燥負荷に応じて給水量とタイミングを調節することで、しわを伸ばす程度の適度な湿り気を与えつつ乾燥させていくことで、よりしわの少ない上質な仕上がりを伴った乾燥ができる。
以上のように、第1実施形態例に係るドラム式洗濯乾燥機の運転工程によれば、洗浄時には各コースの洗浄水量に応じて温水及び温風を生成して、洗濯物207や洗浄水のいわゆる洗浄温度を、効率よく適正値まで温めることができる。また乾燥時には、温風量とスチーム量を調節することで、できめ細かな仕上がり具合を確保することができる。さらに衣類の黒ずみと衣類のごわつきを抑制することができる。
40℃洗浄コースを基準にして説明したが、温度に対して色落ち、色あせが気になる洗濯物や、加温により繊維の縮みが目立ってしまう洗濯物に関しては、通常の洗濯コースを選ぶことができる。この場合には消費電力量を低減できる。さらに、黒ずみが気になる白物や薄い柄物、ごわつきが気になるタオルなど以外の洗濯物で、どちらかというと節水を望む洗濯では、節水洗濯コースを選ぶことができる。この場合は、本洗い工程において水位を上げず、循環流量も、15〜20L/minに設定することで、洗濯全体の使用水量を抑えることができる。
(実施例2)
図7は、本発明の第2の実施例におけるヒータユニット236の基本構成について示した断面図である。本実施例におけるヒータユニット236は、散水具232とヒータ237の間に水道水を給水できる給水管246を設けた構成としている。この給水管246には、散水具232の通水孔238に噴水できる噴水孔241が散水具232の通水孔238の数よりも多く設けてある。洗濯運転の開始時や洗濯乾燥運転の終了時に水道水を供給し噴水することで、散水具232の通水孔238周囲に糸くずなど閉塞の要因となるものを取り除いた状態を保つことができる。さらに本実施例では、散水具232の最上部にオーバーフロー部242を設けた構成としている。このような構成とすることで、もし通水孔238が閉塞してしまっても、図7(b)に示すように、オーバーフロー部242から溢れ出すことで、案内具233を通してヒータ237に散水することができるので、万が一運転中に、通水孔238が閉塞してしまっても、熱交換ダクト231を過熱させなくて済む。
(実施例3)
図8は、本発明の第3の実施例におけるヒータユニット236の基本構成について示した断面図である。本実施例におけるヒータユニット236は、案内具233に複数個の突起部243が設けられ、この突起部243は2列あるヒータ237のうちの接触する列の蛇行部を貫通し、且つこの突起物243がヒータ237を隔てた他方の案内具233の突起物243と千鳥配列となる構成としている。このような構成とすることで、2列としたヒータ237及び案内具233に散水された2系統の洗浄水を、流下とともに混合させることができるので、効率よく加熱することができる。
(実施例4)
図9は、本発明の第4の実施例におけるヒータユニット236の基本構成について示した断面斜視図である。本実施例におけるヒータユニット236は、熱交換ダクト231に対して自在継ぎ手部244を介して熱交換ダクト231に固定した構成としている。このような構成とすることで、洗濯乾燥機本体の設置状態が急に傾いた場合でも、熱交換ダクト231内のヒータユニット236の姿勢を、常に接地面に対して略垂直を保持させることができるので、ヒータ237への散水状態を安定させることができる。またこの場合のベローズ239は、十分な可動範囲を持たせたものとすることが好ましい。
1 筐体
1a,1b 側板
1c 前面カバー
1d 背面に背面カバー
1e 上面に上面カバー
1h ベース
2 外槽
2a 給水口
2b 循環空気出口
3 ドラム
4 電導度検出手段
5 ダンパ
7 洗剤投入部
9 ドア
9a ドアガラス
9b ドア枠
10 ゴム製のベローズ
M10 駆動装置
M10a モータ
M10b 取付具
12、13 操作スイッチ
14 表示器
15 給水ユニット(給水手段)
16 給水電磁弁
16a 給水ホース接続口
18 循環ポンプ
20 送風ファン
21 排水口
26 排水ホース
27 加速度センサ
28 回転検出装置
29 送風ダクト
34 水位センサ
54 水受け部
54a 底面
54b 循環吐出口
71 引き出し式のトレイ
73 洗剤投入室
73a 粉末洗剤投入室
73b 液体洗剤投入室
74 柔軟仕上剤投入室
80 外槽出口部

100 制御装置(運転制御手段)

110 マイクロコンピュータ
111 運転パターンデータベース
112 工程制御部
113 回転速度算出部
114 衣類重量算出部
115 電導度測定部
116 洗剤量・洗い時間決定部
117 濁度判定部
118 閾値記憶部

123 ヒータスイッチ
124 ファン駆動回路
125 循環ポンプ駆動回路

V1 排水弁
T1〜T4 温度センサ

203 吹出しノズル
207 洗濯物
208 流体バランサー
209 リフター
210 金属製フランジ
211 主軸
212 ゴム製の蛇腹管
215 ジャバラホース

222 糸くずフィルタ
223 散水ノズル
224 散水機構

230 排水ポンプ
231 熱交換ダクト
232 散水具
233 案内具
234 排気トビラ
235 給気トビラ
236 ヒータユニット
237 ヒータ
238 通水孔
239 ベローズ
240 ダクトの水受け部
241 噴水孔
242 オーバーフロー部
243 突起部
244 自在継ぎ手部
245 切替弁
246 給水管


EC1 (第1本洗い工程前の)電導度(電気伝導度)
EC2 (第1本洗い工程後の)電導度(電気伝導度)

Claims (2)

  1. 内部に液体を貯溜可能な外槽と、
    該外槽内に回転自在に支持され、洗濯物が収容される略円筒型のドラムもしくは内槽と、
    前記外槽に送風する送風手段と、
    前記外槽と該送風手段を結ぶ送風経路と、
    前記送風経路内の空気を加熱するための熱交換手段と、
    前記熱交換手段の上部から前記外槽内の水を散水させるための散水具と、
    前記熱交換手段から流下させた水を受ける水受け部と、
    を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
  2. 請求項1記載の洗濯乾燥機において、
    前記熱交換手段には前記散水具からの水と、前記送風手段と前記外槽を循環させる空気の流れを整える案内具を備えたことを特徴とする洗濯乾燥機。
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