JP2019073348A - シート給送装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シート束からシートを給送する際の重送を防止すると共にシートのダメージも防ぐ。【解決手段】シート束が積載された中板9は、印刷時にはその最上位シートの位置が搬送のための位置となるよう上下する。その状態で捌きユニット7がシート束を押圧して所定方向に回転する。その後捌きユニット7は初期位置に戻る。その回転により最上位シートは捌かれ、補助ローラ8の回転により画像形成装置本体に向けて搬送される。【選択図】図1
Description
本発明は、積載されたシート材を一枚ずつ分離給送するシート給送装置に関するものである。
従来、積載されたシート材を一枚ずつ分離給送する機構を備えたシート材給送装置として、多種の構成が提案され、実施されている。
特許文献1に記載の給紙装置では、収納庫に収納した用紙の1枚目だけ給紙ローラを搬送方向とは逆方向に回転させ、後端規制板に接触させた後に、給紙ローラを搬送方向に回転させ、用紙を給紙させるように構成した給紙機構を有する。
特許文献2に記載の給紙装置では、撓曲ローラを互いに近接する方向に距離と移動させることにより、撓曲ローラによって用紙の表面を強固に掴むような状態にし、用紙を、給送方向を軸として撓曲させる。これにより、最上位の用紙P先端縁の中央部が、次の用紙あるいは用紙積載台から離間する。次に、撓曲ローラをステッピングモータによって回転させ、最上位の用紙を、撓曲した状態に維持したまま摩擦分離部材方向へ移動させることにより、摩擦分離部材により分離給送する。
上述した各先行技術に記載された技術でシートを分離すると、シートのコシ・坪量の高いシートやコート紙などを搬送した場合に、湾曲させた際にシートにシワが生じて品位が低下してしまう可能性がある。
本発明は上記従来例に鑑みて成されたもので、シートの品位を低下させることなくシートの重送を防止することを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明は、以下の構成を有する。
本発明の一側面によれば、本発明は、シート束を積載する積載手段と、
前記積載手段に積載されたシート束の上面に接触してシートを所定の搬送方向へと搬送する搬送手段と、
前記積載手段に積載されたシート束の上面に接触して前記搬送方向に対して鉛直方向に直交する軸を中心としてヨー角方向に所定角度回転することで前記積載手段に積載されたシート束の最上位のシートを分離する分離手段と、
シートを給送する場合、前記分離手段による分離を行なった後に初期位置に戻し、分離したシートを前記搬送手段により搬送させる制御手段とを有する。
前記積載手段に積載されたシート束の上面に接触してシートを所定の搬送方向へと搬送する搬送手段と、
前記積載手段に積載されたシート束の上面に接触して前記搬送方向に対して鉛直方向に直交する軸を中心としてヨー角方向に所定角度回転することで前記積載手段に積載されたシート束の最上位のシートを分離する分離手段と、
シートを給送する場合、前記分離手段による分離を行なった後に初期位置に戻し、分離したシートを前記搬送手段により搬送させる制御手段とを有する。
本発明によれば、シートの品位を低下させることなくシートの重送を防止することができる。
<概要>
以下、本実施形態を図面に基づいて説明する。図10(A)に画像形成システム1000の全体の構成を示す。図10(A)の全体を画像形成装置と呼ぶこともある。図10(A)において、シート給送装置(シート搬送装置あるいは給紙装置とも呼ぶ。)1001は、積載台に積載されたシート束から一枚ずつシートをピックアップし、画像形成装置本体1002に対して供給する。画像形成装置本体1002は供給されたシートに、別途入力されるジョブに従って画像を形成し、後処理装置1003に排出する。後処理装置1003は単なるスタッカであってもよいが、裁断や製本、綴じなどの後処理を行う。図10(A)では画像形成装置本体1002とインラインで接続されているが、画像形成装置本体1002と切り離された装置であってもよい。
以下、本実施形態を図面に基づいて説明する。図10(A)に画像形成システム1000の全体の構成を示す。図10(A)の全体を画像形成装置と呼ぶこともある。図10(A)において、シート給送装置(シート搬送装置あるいは給紙装置とも呼ぶ。)1001は、積載台に積載されたシート束から一枚ずつシートをピックアップし、画像形成装置本体1002に対して供給する。画像形成装置本体1002は供給されたシートに、別途入力されるジョブに従って画像を形成し、後処理装置1003に排出する。後処理装置1003は単なるスタッカであってもよいが、裁断や製本、綴じなどの後処理を行う。図10(A)では画像形成装置本体1002とインラインで接続されているが、画像形成装置本体1002と切り離された装置であってもよい。
図1は本実施形態に係るシート搬送装置の全体概略図である。図1、図2(a)図2(b)において、シート搬送装置には、シート材である用紙が積載されるシート材積載部材(あるいは積載台)である中板9の前側と奥側(それぞれ図2(b)の下側と上側)には、フロントサイドガイド11及びその上流のフロント延長サイドガイド13、リアガイドサイド12及びその上流のリア延長ガイドサイド14が設けられている。延長サイドガイドは補助サイドガイドとも呼ばれる。ここで、フロントサイドガイド11とリアガイドサイド12は移動可能でありその間隔はシートの幅に応じて可変である。そしてフロントサイドガイド11とリアガイドサイド12との間隔よりも、フロント延長サイドガイド13とリア延長ガイドサイド14との間隔の方が大きくなるように間隔が調整される。この調整は、シート給送装置1001の制御部により、サイドガイドを移動させるモータ等を制御することで行われる。このようにサイドガイドは、シートの搬送方向に沿って、シートの幅方向の両端を規制するものであり、補助サイドガイドの幅をサイドガイドの幅よりも大きくすることで、シートサイズがフロントサイドガイド11とリアガイドサイド12の間隔いっぱいであっても、シートPの回転マージンを確保できる。
また、給紙ユニット1のゴムローラ3や給紙ローラ4にシートを受け渡す中板10と、中板9に積載された用紙束の最上部のシートを捌く(分離する)捌きユニット7と、捌きユニット7で捌いた用紙を搬送方向に送る補助ローラ8が設けられている。捌きユニット7及び補助ローラ8はそれぞれ独立して搬送方向に回転駆動される。図1には描かれていないが、シート束は中板9の上に載置される。その最上面のシートを捌きユニット7により捌いて、補助ローラ8により給紙ユニット1に向けて搬送する。シートが消費されると中板9はその分上昇し、シート束の最上面の高さは一定に保たれる。なお搬送方向は、図2(b)の左側で、図9に示すように画像形成装置本体902にシートが搬送される。給紙ユニット1に送られたシートは、給紙ユニット1によって画像形成装置本体902へと送られる。なお図1、図2等の図においては捌きユニット7及び補助ローラ8にはその駆動部は描かれていないが、例えば補助ローラ8についてはローラを回転させる機構と共に、補助ローラ8を上昇させ、また下降させるための機構を持つ。上昇の程度はシートに接触しない程度でよいので、たとえば補助ローラ8を跳ね上げる機構を介して中板10に支持することで実現できる。捌きユニット7はその回転軸がシート面に直交する方向となり、しかもシート面に圧をかけられる機構が要求される。そのため例えば捌きユニット7の回転機構を捌きユニット7の上方に設け、捌きユニット7とその回転機構とを一体的に上昇させ、また下降させる。捌きユニット7は最上面のシートを回転させ、また元に戻すために、たとえばゴムなどの摩擦係数の大きな滑りにくい素材でできていることが望ましい。また捌きユニット7はシートの中央部にあることが望ましい。そこで、捌きユニット7は、幅方向についてはその中央部に固定されていてもよいが、搬送方向についてはシートの搬送方向の長さの中央部に位置するよう、搬送方向に移動可能な構成とするのが望ましい。移動は手動でもよいし、モータ駆動で自動化してもよい。
図9に、捌きユニット7及び補助ローラ8を中心としたシート給送装置1001の制御のためのブロック図を、図10(B)に捌きユニット7及び補助ローラ8に着目した構成の概略を示す。図9において、制御部901は例えばプロセッサやメモリ等を有しており、捌きユニット7及び補助ローラ8のほか、シート給送装置1001の動作を制御する。制御部901は、画像形成装置本体1002からのメッセージに基づいて、あるいはジョブの記述に基づいて、たとえば給送しようとするシートタイプを特定し、そのタイプに応じた制御を実行することもできる。
給紙位置センサ902はたとえば中板9に積載されたシート束の最上面の位置を検知し、制御部901はその検知値結果に応じて、シート束の最上面が例えば中板10と面一となるように、中板昇降駆動モータ906を制御する。捌きユニット上昇/下降検知センサ903は、捌きユニット7が上昇位置にあること、及び下降位置にあることを検知する。補助ローラ上昇/下降検知センサ904は、補助ローラ8が上昇位置にあること、及び下降位置にあることを検知する。制御部901は、捌きユニット7及び補助ローラ8をそれぞれ捌きユニット上昇/下降モータ907及び補助ローラ上昇/下降ユニット908により上昇または下降させる。そして、捌きユニット7については捌きユニット上昇/下降検知センサ903により、補助ローラ8については補助ローラ上昇/下降検知センサ904により、上昇位置または下降位置にあることを検知して、それぞれのモータを停止させる。捌きユニットホームポジション(HP)センサ905は、捌きユニット7が回転前の状態すなわち初期位置にあることを検知する。捌きユニットHPセンサ905としてたとえば回転量を検出するロータリエンコーダなどを用いてもよい。捌きユニット回転駆動モータ909は、捌きユニット7を軸周りに回転させる。補助ローラ搬送モータ910は補助ローラ8を回転させてシートを搬送する。
図10(B)は、捌きユニット7及び補助ローラ8に着目した構成の概略を示す。中板9にはシート束Pが積載されており、その上面に捌きユニット7及び補助ローラ8が設けられる。捌きユニット7は、シート面に直交する軸7aを回転軸として捌きユニット回転駆動モータ909により回動可能である。捌きユニット7は支持部に上下動可能に取り付けられており、捌きユニット上昇/下降モータ907により、捌きユニット回転駆動モータ909ごと上昇し、下降する。図10(A)では指示部に捌きユニット上昇/下降検知センサ903が設けられている。なお、捌きユニット7の支持部はシート給送装置1001に固定されている。
一方補助ローラ8は、支持アーム8aに回転可能に取り付けられ、支持アーム8aはシート給送装置1001にこれも補助ローラ上昇/下降駆動モータ909により回動可能に取り付けられる、支持アーム8aの回動により、補助ローラ8は上昇/加工する。補助ローラ8のセンサは、したがって支持アーム8aの位置のセンサであってよい。
以上の構成により、捌きユニット7及び補助ローラ8が上下し、また駆動される。もちろん図10(B)に示した構成は一例にすぎず、捌きユニット7及び補助ローラ8を駆動し、また上下させる機構であればそれを用いてよい。
<動作の概略>
次にシート給送装置の作動態様について説明する。給紙指令が発せられると、図2(a)に示すように、補助ローラ8を上方向に退避させ、捌きユニット7を下降させて用紙束を加圧させる。図3(b)に示すように、用紙とニップ状態(すなわちシート束に所定の力で押圧した状態)の捌きユニット7を、上面から見て右回転させて、用紙束の1枚目だけを捌く。この時、捌きユニットが1枚目の用紙を捌く回転角度は、フロント・リア側の延長サイドガイド幅の範囲内であればどの程度でもよい。ただしできるだけ迅速に捌くために、最上部のシートがその下のシートと確実に離れる最低限の角度とすることが望ましい。その後、図4(b)に示すように、捌きユニットを図2(b)の元の位置(HP)に戻すため左回転させる。その後、シートが元の位置に戻ったところで、捌きユニット7を上方向に退避させて待機状態にさせる(図6(a)参照)。最後に、図7(a)、図7(b)に示すように、補助ローラ8は搬送方向に回転駆動させ、用紙束の最上位紙だけが給紙される。このとき、次の2枚目の用紙も最上位紙に連行されて給紙されようとしても、捌いた事で紙間の摩擦係数も小さくなっているため分離される。
次にシート給送装置の作動態様について説明する。給紙指令が発せられると、図2(a)に示すように、補助ローラ8を上方向に退避させ、捌きユニット7を下降させて用紙束を加圧させる。図3(b)に示すように、用紙とニップ状態(すなわちシート束に所定の力で押圧した状態)の捌きユニット7を、上面から見て右回転させて、用紙束の1枚目だけを捌く。この時、捌きユニットが1枚目の用紙を捌く回転角度は、フロント・リア側の延長サイドガイド幅の範囲内であればどの程度でもよい。ただしできるだけ迅速に捌くために、最上部のシートがその下のシートと確実に離れる最低限の角度とすることが望ましい。その後、図4(b)に示すように、捌きユニットを図2(b)の元の位置(HP)に戻すため左回転させる。その後、シートが元の位置に戻ったところで、捌きユニット7を上方向に退避させて待機状態にさせる(図6(a)参照)。最後に、図7(a)、図7(b)に示すように、補助ローラ8は搬送方向に回転駆動させ、用紙束の最上位紙だけが給紙される。このとき、次の2枚目の用紙も最上位紙に連行されて給紙されようとしても、捌いた事で紙間の摩擦係数も小さくなっているため分離される。
<詳細の説明>
以下、繰り返しとなる部分もあるが、本発明の実施例を添付図面に従って改めて説明する。図1と図2(a)、図2(b)は、本発明に係るシート給送装置1001の説明図で、用紙を搬送する前の状態である。符号1は本体側に用紙を送る給紙ユニット、符号2は積載した用紙を収納する収納庫である。符号3は用紙を画像形成装置本体側に搬送させるゴムローラ、符号4はゴムローラ3により送り出しが開始された用紙を更に本体側に搬送する搬送ローラである。符号5は搬送ローラ4により複数枚の用紙が送り出された場合に用紙を捌き、本体側に搬送される1枚の用紙と、この1枚の用紙以外の他の用紙とに分離する分離ローラである。
以下、繰り返しとなる部分もあるが、本発明の実施例を添付図面に従って改めて説明する。図1と図2(a)、図2(b)は、本発明に係るシート給送装置1001の説明図で、用紙を搬送する前の状態である。符号1は本体側に用紙を送る給紙ユニット、符号2は積載した用紙を収納する収納庫である。符号3は用紙を画像形成装置本体側に搬送させるゴムローラ、符号4はゴムローラ3により送り出しが開始された用紙を更に本体側に搬送する搬送ローラである。符号5は搬送ローラ4により複数枚の用紙が送り出された場合に用紙を捌き、本体側に搬送される1枚の用紙と、この1枚の用紙以外の他の用紙とに分離する分離ローラである。
更に、符号6はローラ対によって構成された引き抜きローラであり、分離ローラ5によって捌いた1枚の用紙を、本体側のローラまで搬送させる。符号7はゴムローラ3よりも給紙方向の上流側に設置され、用紙束の最上位紙の表面に接触して、シート面に直交する軸周りにシートを回転させて、用紙束の最上位紙だけを捌くことが可能な捌きユニットである。符号8は捌きユニット7よりも給紙方向の下流側に設置され、用紙束の最上位紙の表面に接触して搬送方向に回転させて、用紙束の最上位紙だけを搬送させる補助ローラである。
更に、符号9は収納庫2の中に設けた、上下動に可動で多数枚の用紙を積載出来る中板、符号10は中板9に積載された用紙束が、補助ローラ8によって1枚目だけの用紙を、給紙ユニット1に送るガイドの役割をする受け渡しガイドである。更に、符号11は用紙の幅方向の位置を規制するフロントサイドガイド、符号12はフロントサイドガイド11に対向し、フロントサイドガイド11と共に、用紙幅方向を規制するリアサイドガイドである。更に、符号13は中板9のフロント側に設けた延長フロントサイドガイド、符号14は中板9のリア側に設けた延長リアサイドガイドである。
<シート供給装置の動作>
各構成のシート供給装置(あるいは給紙装置)の作動態様について説明する。給紙指令が発せられると、図2(a)に示すように、捌きユニット7を用紙束の最上のシートPの上面を押圧してニップする状態にする。そのため、用紙は捌きユニット7に圧接して動かない状態になる。その後、捌きユニット7がニップした事を検知した後で、補助ローラ8を上方向に一旦退避させ、そのまま保持状態になる。
各構成のシート供給装置(あるいは給紙装置)の作動態様について説明する。給紙指令が発せられると、図2(a)に示すように、捌きユニット7を用紙束の最上のシートPの上面を押圧してニップする状態にする。そのため、用紙は捌きユニット7に圧接して動かない状態になる。その後、捌きユニット7がニップした事を検知した後で、補助ローラ8を上方向に一旦退避させ、そのまま保持状態になる。
次に、図3(a)に示すように、捌きユニット7によって用紙を押えつけた状態のまま、図3(b)のように捌きユニット7を右回転させて1枚目の用紙を捌く。このとき、図3(b)に示すように、1枚目の用紙と2枚目との紙間に隙間が発生され、その紙間に空気層が形成され、1枚目の用紙は捌きユニット7が回転した角度分だけ捌く状態になる。なお図3(b)ではシートPの下にあるシートが示されていないが、下にあるシートは回転せず、最上部のシートPのみが捌きユニット7と共に回転する。従って、1枚目はその下の2枚目との接触面積が少なくなり、この紙間の摩擦係数も小さくなる。このときの回転量は、回転したシートPがフロント補助サイドガイド13とリア補助ガイドサイド14とに接触しない程度の角度の範囲で決められる。その後、捌きユニット7は図4(b)に示すように、図3(b)のようにして捌いた用紙をニップさせた状態のまま左回転させて、捌く前の状態(図2と同じ位置)に戻す。
その後、図5(a)に示すように補助ローラ8を下降させ、1枚目の用紙をニップ状態にさせて、用紙を動かさないようにする。この時、図5(a)のように捌きユニット7と補助ローラ8の2つが用紙をニップして、保持した状態になる。用紙が保持状態になったところで、図6(a)のように捌きユニット7を上方向に一旦退避させ、そのまま保持状態(たとえばホームポジション)になる。
その後、捌きユニット7を保持状態にした事を検知した後で、補助ローラ8を搬送方向に回転駆動すると、シート束Pの最上位にある1枚目のシートだけが給紙される。このとき、次のシートと最上位シートとの間の摩擦係数も小さくなっているため、最上位シートは確実に分離される。
かくして、捌きユニット7によって給紙前に用紙束を捌いておくことにより、重送の発生を抑えることができる。
<制御部による制御手順>
図8に、1枚のシート搬送時のシート給送装置1001の制御部901による制御手順を示す。コピーやスキャンジョブを受け付けると図8の手順が開始される。コピー(あるいはプリントも同様)の場合には画像形成されるシート束を供給する、スキャンの場合には紙原稿の束を供給するドキュメントフィーダとして使用される。
図8に、1枚のシート搬送時のシート給送装置1001の制御部901による制御手順を示す。コピーやスキャンジョブを受け付けると図8の手順が開始される。コピー(あるいはプリントも同様)の場合には画像形成されるシート束を供給する、スキャンの場合には紙原稿の束を供給するドキュメントフィーダとして使用される。
まずジョブが開始されると中板9を給紙位置で停止させる(S801)。その位置で捌きユニット7を下降させる(S802)。そしてシート束Pの最上位のシートに圧接するまで下降させる(S803−Yes)。その後補助ローラを上昇させ(S804)、捌きユニット7を回転させる(S805)。それにより最上位シートが捌かれる。所定角度回転させたところで捌きユニット7を逆転させる(S806)。そして捌きユニット7がホームポジションに戻ったところで(S807−Yes)、補助ローラ8の下降を開始するとともに(S808)、捌きユニット7の上昇を開始する(S809)。補助ローラ8が所定の下降位置に達したなら、補助ローラ8を観点させて、シートPを搬送する(S810)。
上記手順を、シート毎に繰り返すことで、各シートは1枚ずつ画像形成装置本体1002に給送され、重送を防止できる。しかもシート面に直交する軸を中心にしてシートを回転させることで、シートを撓ませることがなく、シートの品質を低下させるおそれがない。
[他の実施形態]
・シートの種類に応じて捌きユニット7による回転捌きをやるかやらないかを選択するようにしても良い(所定以上の剛性を持つシートの時はやらない等)。この場合、回転捌きをやらなければ、ユーザーに手捌きを促す旨を通知する。シートの種類はジョブチケットに記述されたシートタイプから特定し、それに基づいて判定してよい。あるいは別途ユーザーに指定させてもよい。図8の手順では、ステップS801の直後にシートタイプが所定のタイプであるか判定し、所定のタイプであればステップS810に分岐してそのままシートを搬送する。この時には上述のようにエラーをたとえば画像形成装置本体1002に通知し、そのユーザインタフェース部に表示するなどする。シートタイプの判定基準は例えばシートの秤量、コシ、紙種であってよい。
・シートの種類に応じて捌きユニット7の回転時の押圧力を可変する構成にしても良い。捌きユニット7によるシートの押圧力は、捌きユニット上昇/下降駆動モータ908により調整可能であり、押圧力は圧力センサにより測定してもよい。たとえば、シート種類が、コシのないシートまたは秤量の小さいシート、または所定の紙種を示すならより小さな押圧力とし、そうでないならより大きな押圧力とする。もちろん2段階ではなく3以上の段階や、段階ではなく連続的に制御してもよい。
・シートの種類やシートのサイズに応じて捌きユニット7の角加速度を可変としてもよい。シート面に直交する軸を中心とした回転であっても、薄くコシのないシートが対象であると、皺等のダメージを生じる可能性もないわけではない。また、大判のシートは慣性モーメントが大きく急激な回転は望ましくない。そこで、シートの種類およびサイズまたはそのいずれか一方に応じて、捌きユニット7の加速パターンを切り替える。シートの種類が、秤量の小さいシートや腰のないシートの場合、またはシートのサイズが所定サイズを超える場合には、捌きユニット7の回転時の角加速度を小さくし、そうでなければ大きくする。もちろん2段階ではなく3以上の段階や、段階ではなく連続的に制御してもよい。
・シートの種類に応じて捌きユニット7による回転捌きをやるかやらないかを選択するようにしても良い(所定以上の剛性を持つシートの時はやらない等)。この場合、回転捌きをやらなければ、ユーザーに手捌きを促す旨を通知する。シートの種類はジョブチケットに記述されたシートタイプから特定し、それに基づいて判定してよい。あるいは別途ユーザーに指定させてもよい。図8の手順では、ステップS801の直後にシートタイプが所定のタイプであるか判定し、所定のタイプであればステップS810に分岐してそのままシートを搬送する。この時には上述のようにエラーをたとえば画像形成装置本体1002に通知し、そのユーザインタフェース部に表示するなどする。シートタイプの判定基準は例えばシートの秤量、コシ、紙種であってよい。
・シートの種類に応じて捌きユニット7の回転時の押圧力を可変する構成にしても良い。捌きユニット7によるシートの押圧力は、捌きユニット上昇/下降駆動モータ908により調整可能であり、押圧力は圧力センサにより測定してもよい。たとえば、シート種類が、コシのないシートまたは秤量の小さいシート、または所定の紙種を示すならより小さな押圧力とし、そうでないならより大きな押圧力とする。もちろん2段階ではなく3以上の段階や、段階ではなく連続的に制御してもよい。
・シートの種類やシートのサイズに応じて捌きユニット7の角加速度を可変としてもよい。シート面に直交する軸を中心とした回転であっても、薄くコシのないシートが対象であると、皺等のダメージを生じる可能性もないわけではない。また、大判のシートは慣性モーメントが大きく急激な回転は望ましくない。そこで、シートの種類およびサイズまたはそのいずれか一方に応じて、捌きユニット7の加速パターンを切り替える。シートの種類が、秤量の小さいシートや腰のないシートの場合、またはシートのサイズが所定サイズを超える場合には、捌きユニット7の回転時の角加速度を小さくし、そうでなければ大きくする。もちろん2段階ではなく3以上の段階や、段階ではなく連続的に制御してもよい。
1 給紙ユニット、2 収納庫、3 ゴムローラ、4 給紙ローラ、5 分離ローラ、6 引き抜きローラ、7 捌きユニット、8 補助ローラ、9 中板、10 受け渡しガイド、11 フロントサイドガイド、12 リアサイドガイド、13 延長フロントサイドガイド、14 延長リアサイドガイド
Claims (7)
- シート束を積載する積載手段と、
前記積載手段に積載されたシート束の上面に接触してシートを所定の搬送方向へと搬送する搬送手段と、
前記積載手段に積載されたシート束の上面に接触して前記搬送方向に対して鉛直方向に直交する軸を中心としてヨー角方向に所定角度回転することで前記積載手段に積載されたシート束の最上位のシートを分離する分離手段と、
シートを給送する場合、前記分離手段による分離を行なった後に初期位置に戻し、分離したシートを前記搬送手段により搬送させる制御手段と
を有することを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1に記載のシート給送装置であって、
前記制御手段はさらに、給送するシートタイプを判定し、シートタイプに応じて当該シートを分離してから搬送させるか、分離せずに搬送させるかを選択することを特徴とするシート給送装置。 - 請求項2に記載のシート給送装置であって、
前記制御手段はさらに、シートを分離せずに搬送させる場合には、ユーザーによる手捌きを促す通知を行うことを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1に記載のシート給送装置であって、
前記制御手段はさらに、給送するシートタイプを判定し、シートタイプに応じた押圧力で、前記捌き手段により前記シート束を押圧することを特徴とするシート給送装置。 - 請求項2乃至4のいずれか一項に記載のシート給送装置であって、
前記シートタイプは、シートの秤量、コシ、或いは紙種のいずれかであることを特徴とするシート給送装置。 - 請求項1乃至5のいずれか一項に記載のシート給送装置であって、
前記搬送方向に沿って、前記シートの幅方向の両端を規制し、前記シートの幅方向に移動可能なサイドガイドと、前記サイドガイドよりも前記搬送方向において上流に設けた補助サイドガイドとをさらに有し、
前記補助サイドガイドの幅は前記サイドガイドの幅よりも大きいことを特徴とするシート給送装置。 - 請求項6に記載のシート給送装置であって、
前記制御手段は、前記捌き手段を、前記シートが前記補助サイドガイドに接触しない範囲で回転させることを特徴とするシート給送装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102124295B1 (ko) * | 2019-05-29 | 2020-06-17 | 청두 후이카이다 테크놀로지 컴퍼니., 리미티드. | 종이묶음분리기 |
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- 2017-10-12 JP JP2017198721A patent/JP2019073348A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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