JP2018523161A - 遠紫外線および軟x線光学部品用コーティング - Google Patents

遠紫外線および軟x線光学部品用コーティング Download PDF

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Abstract

0.1nmから250nmまでの遠紫外線/軟X線スペクトル/DUVにおいて使用するためのコーティングは、1つまたは複数のサブ波長「A層」がサブ波長「B層」と交互に並んだものを含む。A層は、1族の材料と、2族の材料と、18族の材料とを含んでよい。B層は、遷移金属、ランタニド、アクチニド、またはそれらの組み合わせのうちの1つを含んでよい。A層および/またはB層は、予想される欠陥と同様の大きさまたは形状にされた特徴を有するナノ構造を含んでよい。追加の上位層は、原子番号の大きいA層材料、疎水性材料、または荷電材料を含んでよい。そのような材料は、鏡、レンズ、または他の光学部品、パネル、光源、フォトマスク、フォトレジスト、またはリソグラフィ、ウェーハパターニング、天文学および宇宙の適用例、生物医学的適用例、バイオテクノロジ的適用例、もしくは他の適用例などの適用例において使用するための他の構成要素などの構成要素を作製するために使用され得る。

Description

[0001]関連分野としては、光学コーティングの設計および製作、より詳細には、多数の従来の光学材料によって強く吸収される波長範囲に対する反射コーティング、透過コーティング、または波長選択コーティングがある。
[0002]遠紫外線光(EUV、10〜120nm波長)および軟X線(SX、0.1〜10nm波長)および深紫外線光(DUV、120nm〜250nm)は、分解能<22nmを有するリソグラフィの可能な手法の一部であり、統合された電子構成部品の小型化をさらに容易にする。他の適用例としては、分析化学(たとえば、光共鳴による化学物質の識別)、天文学(たとえば、星雲、惑星、および恒星大気のマッピング)、生物学(生体材料試料の研究)、および医学(イメージングおよび汚染物質洗浄)がある。
[0003]閾値を超えた連続波パワーまたはパルス化エネルギーを有する鮮明な画像または強く集束されたスポットを必要とする適用例は、ビーム成形光学部品(たとえば、レンズまたは湾曲ミラー)、ビームパターニング光学部品(たとえば、フォトマスクまたはディフューザ)、ビーム分割光学部品(たとえば、ビームスプリッタ、フィルタ、もしくは回折格子)、または、必要とされる光路長およびシステムベースプレートの大きさもしくは形状に応じて、ビームステアリング光学部品、たとえば、平面鏡もしくはプリズムを利用することがある。
[0004]光源からワークピースまたは光検出器などのターゲットまでの光路上の各受動的光学素子は、吸収、散乱、口径食、および他の損失メカニズムによる光損失をもたらす。損失は、システムの効率(源の光がワークピースに到達する割合)を累積的に低下させる。低い効率が、ターゲットにおける光を適用例の実際的な閾値未満に低下させる場合、損失の一部を補償するために、より強力なまたはエネルギーのより大きな光源が必要とされることがある。
[0005]損失は、EUV/SX/DUV波長範囲におけるかなり大きな懸念事項になり得る。多数の素子の原子共鳴はEUV/SX波長に対応するので、および/またはEUV光子エネルギーがすべての材料のバンドギャップを超えるので、事実上すべての材料は、それらの波長における著しい吸収を示し、閾値を超えたレベルの光をターゲットに送達する必要があるEUV/SX/源(たとえば、プラズマ、シンクロトロン)が強力であるほど、EUV/SX/源は、より多くのコストがかかり、いくつかの方法で焦点または画質を劣化可能な廃熱をより多く放散し得る。リソグラフィに望ましい電力レベルは、ほぼ200Wである。EUV/SX源の制限は、液浸リソグラフィと比較したEUV/SXリソグラフィの持続的により遅いスピードの主要な要因であると考えられる。
[0006]強力な源からのEUV/SX光の過度の吸収は、ビームトレイン内の光学部品に損傷を与えることができる。損傷した薄膜は、損傷を受けていない薄膜よりも多くの光を吸収するので、既存の損傷の量が増加するにつれて、損傷閾値は減少する。すなわち、損傷が始まると、損傷は加速する。ルテニウムキャッピング層は、光学部品を保護するために使用されてよいが、厚さは、吸収によるより多くの光損失を回避するために、2.5nmまたはそれ以下に制限されてよい。これらの薄いキャップは、アブレーションおよび他の損傷の開始を減速させるが、連続的または繰り返される露光は、キャッピング層を摩耗させ、下にある薄膜スタックは保護されないままである。
[0007]プラズマなどのいくつかのEUV/SX源は、粒子ならびに光を発する。これらの粒子は、加工チャンバ内のワークピース/ウェーハ、光学部品、マスク、および/または壁と他のハードウェアとを汚染することがある。一般に、ペリクルは、光路からの汚染物質粒子を遮断するために置かれてよいが、従来のペリクル材料はEUV/SX光を吸収するので、EUV/SXのためのペリクルは作製するのが困難なことがある。
[0008]透過、反射、およびフィルタリングのためのコーティング一般的なEUV/SXは、ホウ素−シリコン(B−Si)、タングステン−カーボン(W−C)、タングステン−ホウ素−カーボン(W−B−C)の交互の層を含む。1つのEUV/SX薄膜スタックは、モリブデンおよびシリコン(Mo−Si)の交互の層を使用する。このタイプの反射コーティングは、13.5nm近くの波長において、ほぼ約67%の効率である。シリコンにおける吸収は、限定要因であることが多い。層ペアまたは周期の最大数は、ほぼ40またはそれ以下に限定されてよい。
[0009]したがって、科学および産業は、EUV/SX波長範囲内で透過と反射とを強化するために、凸凹のある低吸収コーティングから利益を受けるであろう。
[0010]光学的基板用のコーティングは、特定の動作波長λおよび動作入射角θのために設計される。コーティングは、アルカリ金属、貴ガス、ハロゲン、ベリリウムを除くアルカリ土類金属、またはそれらの組み合わせのうちの1つから本質的に構成された第1の層(「A層」)を含んでよい。材料および組み合わせとしては、単一元素、同位元素、イオン、化合物、合金、混合物、ナノ積層体、非化学量論的変種、または三元材料、または他の組み合わせがあり得る。いくつかの実施形態では、コーティング材料は、アルカリ金属と、貴ガスと、それらの組み合わせとを含む、より小さなグループから選択されてよい。
[0011]第1の層の厚さは、λより薄くてよい。0.1nm≦λ≦250nmのEUV/SX/DUV範囲において、サブ波長厚さでは、いくつかの非古典的な層厚が実行されてよく、ならびに、またはさらに良いことには(even better than)、厚さがλ/(4 n1 cos(θ))の整数倍である古典的な干渉層、λは動作波長、n1は波長λにおける第1の層の複素屈折率の実数部、θは表面法線に対する入射角である。非古典的な解決策は、有限要素計算を使用して、数値的に見出され得る。
[0012]貴ガス成分は、貴ガス化合物たとえばXeF6として第1の層内に含まれてよい。貴ガス化合物が強力な酸化剤である場合、貴ガス化合物のどちらかの面または両面上の酸化バリアは、貴ガス化合物が隣接する材料を酸化するのを防止し得る。薄膜スタックの外側層が酸素への曝露のリスクにさらされる実施形態では(たとえば、光学部品または他のハードウェアを清掃または交換するために、加工チャンバなどが大気に開かれているとき)、酸素バリアは、それらの外側層の中に選択的に形成されてよい。好ましくは、酸化バリアは、存在する場合、コーティングの性能を損なわないように、設計式に含まれる。
[0013]任意選択で、第1の層よりも高い損傷閾値を有するキャッピング層が、第1の層と周囲環境との間に置かれてよい。キャッピング材料は、第1の層の材料セットの、原子番号のより大きいメンバから選択される。キャッピング層は、第1の層を粒子またはEUV/SX損傷から保護してよい。いくつかの実施形態では、キャッピング層は、電気的に荷電され、層が、同様な電荷の入射粒子が光学面に到達し欠陥になることができる前に、これらの粒子をはね返すまたはそらすことを可能にする。たとえば、溶融スズを溶射することに基づくプラズマは、正に荷電した粒子を発する傾向がある。好ましくは、キャッピング層は、存在する場合、コーティングの性能を損なわないように、電磁方程式に含まれる。
[0014]任意選択で、疎水性層が、第1の層すなわち最上位層と外部環境または吸湿性基板などの液体の源との間に形成されてよい。ポリマー、単分子層(自己集合性およびそうでない場合)、またはナノ構造化薄膜などの既知の疎水性層が、使用されてよい。高い表面エネルギーを有する疎水性層は、そうでない場合はEUV/SX吸収および損傷を加速させ得る液体吸収を防止する、たとえば、プラズマスズ液滴システム。好ましくは、疎水性層は、存在する場合、コーティングの性能を損なわないように、設計式に含まれる。コーティングされた光学素子が、コーティングの外側層のうちの1つまたは複数のアブレーションを通して使用中のままであることが予想されるいくつかの実施形態では、複数の疎水性層は、1つの疎水性層がアブレーションされた場合に別の疎水性層がすぐに見えるように、スタックの何らかの部分を通って置かれてよい。
[0015]第2の層(「B層」)は、2つの層が周期または層ペアを一緒に構成するように、第1の層より上または下に形成されてよい。第2の層の組成は、遷移金属、ランタニド、アクチニド、またはそれらの組み合わせのうちの1つから本質的になってよい。第2の層としては、単一元素、同位元素、イオン、化合物、合金、混合物、ナノ積層体、非化学量論的変種、または三元材料、または他の組み合わせがあり得る。いくつかの実施形態では、第2の層は、3族〜9族の第5周期(Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh、Pd、Ag、Cd)から選択される。第1の層と同様に、第2の層の厚さはλよりも薄い。0.1nm≦λ≦120nmのEUV/SX/DUV範囲において、サブ波長厚さでは、いくつかの非古典的な層厚が実行されてよく、ならびに、またはさらに良いことには、第2の層の厚さがλ/(4 n2 cos(θ))の整数倍である古典的な干渉層、ここでλは波長、n2は入射媒体に対する波長λにおける第2の層の複素屈折率の実数部、θは表面法線に対する入射角である。これらの解決策は、有限要素計算を使用して、数値的に見出され得る。第1の層は、Siまたは第2の層よりも低い吸収を有してよい。第2の層は、周囲環境(たとえば、空気、ガス、真空)のそれとは第1の層よりも異なる、その屈折率の実数部を有してよい。
[0016]いくつかの実施形態では、孔が、ガス、真空、または第1の層を通る光路のフィラー交換部などの吸収性の低い物質で層を満たしたように、第2の層は非孔であってよく、第1の層は多孔であってよい。孔は、周囲環境に開いてもよいし、密封されてもよい。開いた孔は、注入された貴ガスが層を流れることを可能にしてよい。密封された孔は、たとえば、気泡核生成によって、層の形成中に捕らえられたガスを含んでよい。孔は、エッチングされた穴またはチャネルであってもよいし、空隙構造を構成してもよいし、結晶格子内の空間であってもよい。任意選択で、1つまたは複数の孔は、第1の層の組成の貴ガス成分を入れるまたは含むために使用されてよい。孔の集団は、材料の全体的なバルク密度を減少させる働きをし、等方性が減少した密度材料を有する層を示すように、第2の層全体を通して均一に分散されてよい。
[0017]光学素子の反射率をさらにいっそう増加または減少させるために、第1の層および第2の層の複数の周期が積み重ねられてよい。従来のSiと比較した第1の層の低い吸収は、40〜400層のスタックを、反射率を強化する、または連続した層がアブレーションされると光学素子の寿命を延長させる手段として実際的なものにする。いくつかの実施形態では、スタックは、同じ第1の層と同じ第2の層との周期のみを含んでよい。あるいは、スタックは、第1の層および第2の層の2つ以上の組成オプションを使用してよい。たとえば、最も外部の層は、高い損傷閾値に対して公式化されてよく、内側層は、低い吸収に対して公式化されてよい。いくつかの実施形態では、第1の層および第2の層の組み合わされた厚さは、λよりも薄くてよい。層はまた、複数が積み重ねられた層の上から下までの周期の範囲とともに等級づけられてよい。いくつかの実施形態では、第1の層および第2の層としての層Aおよび層Bの順序(ABABAB)は、逆にされてもよい(BABABA)。任意選択で、スタック内のどの層も、化学量論的であってもよいし、非化学量論的であってもよい。
[0018]任意選択で、キャッピング層または1つもしくは複数の他の層は、プラズマまたは他のEUV/SX源から来た荷電粒子をはね返すために荷電されてもよい。電荷は、層に取り込まれたイオンによって与えられてもよいし、キャッピング層または隣接層を、たとえばコンタクトを介して、接地されていない電界に接続することによって課されてもよい。キャッピング層はまた、ルテニウムよりも大きな原子番号を有し、より高い原子間斥力ポテンシャルを生み出す材料から作製されてよい。これによって、コーティングへの、入ってくる衝撃粒子のイオン停止距離が減少する。
[0019]光学反射体は、各々がサブ波長厚さを有する、少なくとも1つの多孔性低吸収層と、1つの無孔性高反射層とを含んでよい。任意選択で、第1の層と第2の層の厚さの合計も、動作波長より薄い。任意選択で、多孔性層内の孔は、ナノ構造内の空間または空隙であってよい。
[0020]欠陥は、特にプラズマ源が存在する場合、EUV光源システムにおけるかなり大きな問題である。プラズマ源は、システム内の他の構成要素に埋め込まれる多数のイオンを生成し、その結果として、コーティングと、キャッピング層と、レンズと、鏡と、フィルタと、フォトマスクとを破壊する。欠陥が存在するまたは多分子層に部分的に埋め込まれるとき、欠陥は、コーティングの反射率を損なう。いくつかの実施形態では、第1の層、第2の層、または両方は、欠陥の可視性を光学的に隠す特徴を有するナノ構造を含んでよい。
[0021]光学素子を作製する方法は、基板を準備することと、この基板よりも上の第1の層を形成することとを含んでよい。第1の層は、アルカリ金属、貴ガス、ハロゲン、ベリリウムを除くアルカリ土類金属、またはそれらの組み合わせのうちの1つから本質的に構成されてよい。第1の層は、0.1nmから250nmの間の動作波長に対するサブ波長厚さを有してよい。サブ波長厚さの第2の層は、第1の層よりも上または下に形成されてよい。第2の層は、遷移金属、ランタニド、アクチニド、またはそれらの組み合わせのうちの1つから本質的に構成されてよい。
[0022]多分子層またはその構成要素は、スパッタリング、蒸着、熱蒸着またはeビーム蒸着、パルス化レーザ堆積、原子層堆積、分子層堆積、原子層エピタキシ、イオンビーム堆積、eビーム堆積、電着、電子形成、化学気相成長、プラズマ支援堆積、物理蒸着、化学気相成長、パルス化化学気相成長、レーザ励起、エピタキシ、パルス化レーザ堆積、スピンコーティング、液滴コーティング、スプレー堆積、熱分解のうちの1つまたは複数を含む堆積プロセスによって生じられてよい。多分子層薄膜の平滑化は、化学機械研磨、テンプレートストリッピング、またはAFM/SEM、電子ビームもしくはイオンビーム放射、蒸気アニーリング、原子層エッチング、ナノ粒子スラリーエッチング、または他の平坦化ステップによって達成されてよい。
[0023]交互の第1の層および第2の層として層A層Bの組み合わせからなる多分子層の組み合わせは、Mo−Si多分子層のより良い代替物を示す。組み合わせは、より大きな原子間ポテンシャル、堅牢性、および引張強度による欠陥に対するより多くの抵抗と許容度を有する。欠陥は、特にプラズマ源が存在する場合、EUV光源システムにおけるかなり大きな問題である。プラズマ源は、システム内の他の構成要素に埋め込まれる多数のイオンを生成し、その結果として、コーティングと、キャッピング層と、レンズと、鏡と、フィルタと、フォトマスクとを破壊する。欠陥が存在するまたは多分子層に部分的に埋め込まれるとき、欠陥は、コーティングの反射率を損なう。破壊される層あたりの反射率トレードオフが、シミュレーションおよび実験によって、異なる材料組み合わせに対して計算可能である。ピーク反射率のパーセンテージとして、破壊された層あたりのピーク反射率の減少として計算された反射率トレードオフは、以下のとおりである。
[0024]反射率トレードオフ=100×(ピーク反射率(最大周期)−ピーク反射率(最大周期−1)/((ピーク反射率(最大周期))
[0025]ここで、最大周期は、最大ピーク反射率を生じさせる交互の層の周期の最大数である。
[0026]典型的なMo−Si多分子層では、破壊された層あたりの反射率トレードオフは、ほぼ0.4%である。層A層Bの組み合わせが使用される場合、反射率トレードオフは、これより小さくてよく、たとえば0.006%である。欠陥は、多分子層堆積プロセスにおいても生じる。
[0027]一実施形態では、グループBを含む第2の層は、最上位層であり、EUV放射に最も近い。グループA要素を含む第1の層。
[0028]多分子層は、パリレンなどの疎水性層、または金属層間もしくは上に置かれたナノ構造化された疎水性材料と組み合わせて使用されてよい。疎水性層は、金属層を、空気中の、または製作処理における、曝露または分解から保護する。たとえば、多分子層がフォトマスク内で使用されるとき、吸収体層は、多分子層の上でパターニングされる。パターニングは、欠陥を導入し得る堆積とエッチングとを含む一連の処理ステップを必要とする。時には、マスクは、多分子層を水分および空気に曝露させる洗浄プロセスに供される。疎水性材料は、無機塩基、たとえば窒化チタンまたは二酸化チタンから作製されてもよいし、自己集合した単分子層またはパッシベーション層であってよい。
[0029]多分子層またはその構成要素は、スパッタリング、蒸着、熱蒸着またはeビーム蒸着、パルス化レーザ堆積、原子層堆積、分子層堆積、原子層エピタキシ、イオンビーム堆積、eビーム堆積、電着、電子形成、化学気相成長、プラズマ支援堆積、物理蒸着、化学気相成長、パルス化化学気相成長、レーザ励起、エピタキシ、パルス化レーザ堆積、スピンコーティング、液滴コーティング、スプレー堆積、熱分解を含む堆積プロセスによって生じられてよい。
[0030]層A層B多分子層は、キャッピング層の厚さが3nmよりも厚い場合、そのキャッピング層とともに使用されてもよい。一般的には、EUVフォトマスク上で、キャッピング層は、ルテニウムから作製され、厚さが厚いほど総反射率が実質的に減少するので、2.5nmの厚さである。グループA−グループB多分子層を用いて、キャッピング層は、2.5nmよりも厚く、欠陥からのより多くの保護を実質的に提供してよい。
[0031]多分子層薄膜の平滑化は、化学機械研磨、テンプレートストリッピング、またはAFM/SEM、電子ビームもしくはイオンビーム放射、蒸気アニーリング、原子層エッチング、ナノ粒子スラリーエッチング、または他の平坦化ステップによって達成されてよい。
[0032]グループA−グループB多分子層内の欠陥は、その後、洗浄プロセス、たとえばマスク洗浄プロセスによって除去されてよい。
[0033]多分子層は、基板上に作製されてよく、基板が曲線、凸状、または凹状である場合、したがって、2次元アーキテクチャまたは3次元アーキテクチャを達成してよい。
[0034]場合によっては、グループAまたはグループBの材料は、標準的な化学量論と異なってよい。
[0035]別の実施形態では、グループAおよびグループBの材料は、2次元構造、3次元構造、または周期構造上で使用されてよい。周期構造は、レンズ、マスク、鏡、フィルタ、基板、または他の構成要素の上にあってよい。結合された構造は、ナノサイズの要素を、中に組み込んでよい。ナノ構造化された要素は、欠陥の可視性を減少させることができる。ナノ構造そのものは、欠陥が入るのを防止するトポロジを提供することができ、または、欠陥の一部またはすべてを電磁的に隠すまたは覆い隠すことができる。ナノ構造化された要素は、反射要素、透過要素、または吸収要素と結合されてよい。欠陥は通常、周期構造またはナノ構造の周期、または波長の積分(integral)距離に等しい距離内で不明瞭にされる。
[0036]多分子層構成は、SEM、AFM、EUV光源、AIMSまたは化学線、FIB、ビームライン、反射光測定、プロフィロメトリによって特徴付けられてよい。別の実施形態では、材料は、キャラクタリゼーションセットアップにおいて使用されてよい。材料は、セットアップにおいて規準として働いてもよいし、キャラクタリゼーションセットアップにおいて測定されてよい。キャラクタリゼーションセットアップは、材料の透過率、反射率、吸収、屈折率、散乱、粗さ、抵抗率、均一性、帯域幅、角度範囲、焦点深度、電磁強度、波長感度、振幅、または位相を測定してよい。キャラクタリゼーションセットアップは、エリプソメータ、反射率計、分光光度計、X線回折ツール(XRD)、X線光電子分光法(XPS)、またはTEMであってよい。キャラクタリゼーションセットアップは、1つまたは複数の自由度を有する、光源またはレーザ源または卓上型x線源、検出器、カメラ、平行移動ステージまたは回転ステージを使用してよい。キャラクタリゼーションセットアップは、コンダクタンスまたは抵抗を決定するために電気測定を行ってよい。
[0037]材料の組み合わせ、すなわち多分子層またはナノ構造のどちらかは、波長の1つの範囲に対してスペクトル的に反射し、波長の別の範囲に対してスペクトル的に透過性である、吸収性がある、または異なる方向に反射するように設計されてよく、たとえば、ペリクル内で使用される場合、材料は、EUV波長範囲において、およびDUV波長範囲において、透過性であるように構成されてよい。コーティング上で使用される場合、材料は、異なる方向にDUV波長範囲およびEUV波長範囲において反射してよい。
[0038]層Aおよび層Bの材料は、欠陥によってもたらされた位相変化を吸収体層パターンが補償するように適合されるマスク欠陥補償構成の一部を形成する一実施形態において使用されてよい。
[0039]キャッピング層または保護層は、任意の荷電材料、たとえば正に荷電したイオン性材料によって形成されてよい。荷電したキャッピング層は、任意の重なっている荷電粒子、たとえば構造に影響を与え得る欠陥をそらす。
[0040]キャッピング層は、ルテニウムの原子番号よりも大きい原子番号を有する任意の材料によって形成されてよい。反射率のより高い多分子層を用いて、キャッピング層は、より大きい関連イオン停止距離を有するより大きな原子番号に関して選定されてよい。これによって、下にある反射構造が保護される。より大きな原子番号は、より大きな停止距離を意味するが、吸収の増加も意味する。しかしながら、多分子層の反射率が高いほど、より大きな吸収性のキャッピング層が許容され得る。
[0041]薄膜スタックを概略的に示す図。 [0042]開示する薄膜スタックのための候補材料を強調する周期表を複製した図。 [0043]12〜14nm波長に対して数値的にモデル化された反射率スペクトルのグラフ。 [0044]貴ガスを固体A層に取り込むための技法を示す図。 貴ガスを固体A層に取り込むための技法を示す図。 貴ガスを固体A層に取り込むための技法を示す図。 貴ガスを固体A層に取り込むための技法を示す図。 [0045]1つまたは複数の他のA層材料の開いたナノ構造を流れることによってA層に取り込まれた貴ガスの一例を示す図。 [0046]無孔性吸収媒体および多孔性吸収媒体内の吸収の簡略化された図。これらの効果の基礎をなす物理的性質は、EUV/SX特徴および描かれた巨視的な一次光線光学部品に関するサブ波長特徴に対して、はるかに複雑であるが、最終結果は少なくとも質的に類似している。 [0047]薄膜スタック内の光の侵入深さに対する多孔性層の影響を示す図。 薄膜スタック内の光の侵入深さに対する多孔性層の影響を示す図。 [0048]EUV/SX光源による光学コーティングのアブレーションを示す図。 EUV/SX光源による光学コーティングのアブレーションを示す図。 [0049]アブレーションの影響を軽減するために余分の層を有する薄膜スタックを示す図。 アブレーションの影響を軽減するために余分の層を有する薄膜スタックを示す図。 アブレーションの影響を軽減するために余分の層を有する薄膜スタックを示す図。 アブレーションの影響を軽減するために余分の層を有する薄膜スタックを示す図。 [0050]欠陥の可視性に対するナノ構造の影響を示す図。 欠陥の可視性に対するナノ構造の影響を示す図。 [0051]基板上でA−B薄膜スタックを形成するためのプロセスフローチャート。光学部品製作は多数のステップを有することがあり、そのすべてが開示の主題によって影響されるとは限らない。したがって、製作方法は、示されたプロセスの前および後の他のプロセス、または示されたプロセス間の中間ステップを含み、依然として、開示の範囲内に含まれ得る。
[0052]以下の説明は、さらなる読者の提示される概念の理解のために、実施形態のいくつかの具体的な詳細を提供する。しかしながら、提示される概念の代替実施形態は、これらの具体的な詳細の一部またはすべてなしに実施され得る。他の例では、よく知られている加工動作は、説明される概念を不必要に曖昧にしないように、詳細に説明されていない。いくつかの概念が、特定の実施形態に関連して説明されるが、これらの実施形態は限定することを意図したものではないことが理解されよう。
定義
[0053]本明細書において、以下の用語は、以下の意味を有するものとする。
[0054]ほぼ:別段に記載されていない限り、±10%。
[0055]原子、分子:同位元素とイオンとを含む
[0056](ある層)よりも上:その層のすぐ上にあってもよいし、その層との間に介在する構造または層を備えて、その層よりも上にあってもよい。
[0057](化学元素の)組み合わせ:限定するものではないが、元素化合物、合金、混合物、マイクロ積層体またはナノ積層体、同位元素、イオン、三元材料、非化学量論的材料が含まれてもよい。
[0058]本質的に:意図的に追加された活性成分。コーティングの機能に影響しない不活性成分または微量不純物も、本開示の範囲内で調合物中に存在してよい。
[0059]含む:限定するものではないが、別段に記載されていない限り、含む。
[0060]EUV/SX/DUV:0.1nmから250nmまでの波長の任意の範囲。
[0061]層:薄膜の層。基板のすべてを包含してもよいし、基板の一部を包含してもよい。副層、勾配、界面領域、または構造を含んでよい。原子層堆積もしくは分子層堆積、化学気相成長(プラズマ支援と、パルス化とを含む)、浸漬コーティング、液滴コーティング、電子形成(たとえば、電着、電気メッキ)、エピタキシ、蒸着(たとえば、熱、eビーム)、レーザ堆積(1つまたは複数の前駆体のレーザ励起を含む)、粒子ビーム堆積(たとえば、電子、イオン)、物理蒸着、熱分解、スピンコーティング、スプレー堆積スパッタリング、または層材料および基板に適した他の任意の既知の方法によって適用されてよい。
[0062]ナノ構造、ナノスケール:約1nmから150nmの間の大きさまたは特徴の大きさを有する。
[0063]基板:開示のEUV/SX干渉コーティングでコーティングされた、またはこれでコーティングされることになる固体物体。「基板」は完全に裸である必要はないが、以前に形成された層または構造を含んでよい。
[0064]ワークピース:1つまたは複数の光学素子たとえばウェーハ上で開示のEUV/SXコーティングによって透過または反射されたEUV/SX放射によってコーティングされるまたは別の方法で処理される物体。たとえば、一般化された基板またはスーパーストレートであってよいが、EUV/SX光学素子自体の「基板」である必要はない。
[0065]図1は、複数のA/B層周期の薄膜スタックを概略的に示す。
[0066]基板101は、図示のように平坦であってもよいし、非平坦(湾曲、マイクロ構造、またはナノ構造など)であってもよい。薄膜スタックは、第1のA層102.1と、第1のB層104.1と、第2のA層102.2と、第2のB層104.2と、最上位(第Nの)A層102.Nと、最上位(第Nの)B層104.Nと、(図示されていないが)B層104.2とA層102.Nとの間の第3から第(N−1)のA層およびB層とを含む。Nは、適用例に応じて、4〜100であってよい。A層は、アルカリ金属、貴ガス、ハロゲン、またはベリリウムよりも大きい原子番号を有するアルカリ土類金属のうちの少なくとも1つを本質的に含む。B層は、遷移金属、ランタニド、またはアクチニドのうちの少なくとも1つを本質的に含む。A層とB層との間のインターフェース103は、他の物質、たとえば、水分バリアまたは酸素バリアを含んでよい。追加層または構造は、スタックの上または下に形成されてよい。
[0067]A層は、すべてが同じ組成または厚さを持ってもよいし、持たなくてもよい。同様に、B層は、すべてが同じ組成または厚さを持ってもよいし、持たなくてもよい。EUV/SXスペクトル用の透過性光学部品は、すべての材料がこれらの波長を吸収するので、従来から製作が非常に困難である。目標は、薄いペリクルなどの適度に非吸収性基板上で、歴史的なコーティング材料よりも透過性が高くなり得るこれらのA−Bコーティングを使用することによって、前進され得る。
[0068]一般に、A層は低い吸収に対して選択され、B層は高い反射率に対して選択される。古典的な干渉コーティングの寸法は、必ずしも、反射が界面散乱によって左右されるEUV/SXにおいて、最もパフォーマンスが良いとは限らない。マックスウェルの方程式を用いた数値有限要素解析によって、材料および寸法の最適なセットがより確実に得られ得る。
[0069]図1Bは、複数のB/A層周期の薄膜スタックを概略的に示す。基板101は、図示の層または構造の下に層または構造を含んでよく、図1AのA層102.1ではなく基板の最も近くにB層104.1を有する。B/Aパターンは、第2のB層104.2、第2のA層102.2、および総数Nまでの任意の数(たとえば、10〜400)の追加周期で繰り返され、第NのA層102.Nが上にあり、第NのB層104.Nがそのすぐ下にある。スタックは、B層またはA層のどちらかを上に有してよく、層の数は、必ずしも偶数である必要はない。
[0070]図2は、開示する薄膜スタックのための候補材料を強調する周期表を複製したものである。A層の材料は、黒い背景によって輪郭を示されたエリア210と220、1族すなわちアルカリ金属と、2族すなわちアルカリ土類金属(ベリリウムを除く)と、7族すなわちハロゲンと、8族すなわち貴ガスとを占める。A層は、これらの材料のうちの1つのみを含んでもよいし、これらの材料の組み合わせを含んでもよい。これらの元素およびそれらの組み合わせは、外殻電子殻が満たされている(貴ガス)、ほとんど満たされている(ハロゲン)、またはほとんど空である(アルカリおよびアルカリ土類金属)ので、EUV/SXスペクトルにおいて吸収性が低い。13.5nmにおいて、最も吸収性が低いのは1族元素および18族元素であってよく、最も反射率が高いのは3族〜9族の第5周期(Y、Zr、Nb、Mo、Tc、Ru、Rh)であってよい。
[0071]一般に、これらの族におけるより大きな原子番号は、外殻側電子が遮蔽され、したがって、内殻電子より密に結び付けられないので、EUV/SXを吸収する可能性が最も低く、より簡単に結合する。例外は、留意されている。たとえば、クリプトンおよびキセノンは、ヘリウムまたはネオンよりも容易に、より多くの化合物を形成するが、本文書では、安定なラドン化合物は形成されないことがある。しかしながら、他族の1つまたは複数の元素から作製された構造内で非結合原子としてラドンを捕集または注入することが可能である場合がある。B層材料は、ハッチングを施した背景を有するエリア230、すなわち、3族〜12族の遷移金属、ランタニド、およびアクチニドにある。
[0072]図3は、12〜14nm波長に対して数値的にモデル化された反射率スペクトルのグラフである。
[0073]曲線310は、従来のMo−Si薄膜スタックの有限要素電磁モデルから生じたものであり、報告された測値に適度に合致する約67%でピークを示す。このピークは、約80%でより高く、約5nmでより狭く、何らかの低振幅リンギング24があることがあるが、側波帯はない。
[0074]A層において使用するために、この温度範囲内でガス状である化合物は、時には、未結合ガス原子と同じ手段で取り込まれ得るが、貴ガス化合物は、好ましくは、一般的な周囲加工温度において、固体で、安定であってよい。さらに、A層は、光路の低EUV/SX吸収セグメントを提供することを意図したものであるからである。ハロゲン化物および水和物は、吸収性が低い。
[0075]潜在的に使用可能なキセノン化合物としては、フッ化物XeF2、XeF4、XeF6、水和物(たとえば、水中でXeを圧縮することによって作製される水和物)、ならびに他のハロゲン化物および錯イオンがある。図4Bは、基板より上のA層412(いくつかの非常に単純な実施形態は、A層材料の単一層を使用し、B層を使用しなくてよい)と、このA層と基板との間の酸素バリア413とを有する基板401を示す。いくつかの貴ガス化合物、たとえばXeF6は、酸化物−ガラス基板ですら侵し得る強力な酸化剤である。追加または代替として、貴ガス化合物層が(限定するものではないが、製造、保管、設置、何らかのタイプの使用、洗浄、または修理中に含む)周囲空気に曝露される場合、別の酸素源。いくつかの実施形態では、酸素バリア413は、A層よりも上に置かれてもよいし、その下に置かれてもよいし、両方に置かれてよい。
[0076]図4Cは、限定するものではないが、結晶格子417に捕集された遊離貴ガス原子413を含むクラスレートまたはかご型化合物を示す。かご型化合物中の貴ガス原子は、正確には結合されていないが、構造間隔内に準機械的に捕集される。いくつかの格子は、Xeと、Krと、Arとを捕集することが観測されているが、NeおよびHeは、逃げるのに十分なほど小さいことが多い。図4Dは、フラーレン殻427内に捕捉された貴ガス原子413を有する炭素フラーレンかご型化合物を示す。C60フラーレンは、たとえば、Heと、Neと、Arと、Krと、Xeとを捕捉することが知られている。しかしながら、A層として使用するために理想的なフラーレンは、EUV/SX吸収を制限するために、低密度の炭素原子を有するであろう。
[0077]図5は、1つまたは複数の他のA層材料の開いたナノ構造を流れることによってA層に取り込まれた貴ガスの一例を示す。ナノピラー531は、格子間開口を有するアレイ537において編成される。貴ガスは、浸漬の結果としてナノ構造の開口の中に受動的にいてもよいし、ガスフローシステムによって開口を通って、この中へと能動的に駆動されてもよい。ナノ構造は、図示のように上で開いてもよいし、本明細書では下に示される基層536に類似した滑らかなカバー層を上に有してもよい。
[0078]図6は、無孔性吸収媒体および多孔性吸収媒体内の吸収の簡略化された図である。これらの効果の基礎をなす物理的性質は、EUV/SX特徴および描かれた巨視的な一次光線光学部品に関するサブ波長特徴に対して、はるかに複雑であるが、最終結果は少なくとも質的に類似している。
[0079]平面と平行な窓602および612は、吸収係数α1を有する同じバルク材料(たとえば、シリコンまたはA層材料)から作製される。両方は、吸収係数α0の同じ周囲媒体(たとえば、真空または空気)に浸漬される。窓602は固体であるが、窓612は、α0媒体で満たされた孔611を有する。
[0080]理想的なライトペンシルまたは光線603.1および603.2は、α0におけるそれぞれのx=0位置において初期強度I0を有する。ランベルト−ベールの法則によって、任意のxにおける強度は、である。光が、異なる吸収係数α有する媒体を通って進む場合、その強度は常に、指数関数的に減少するが、光線が異なる媒体に入って出るとき、指数曲線のパラメータは変化する。
[0081]曲線610は、光線603.1の強度を表す。最初は、光線603.1は、比例して減少する。光線603.1がX1において窓612に入るとき、係数は変化し、X1からXmaxまで、強度は、XmaxにおいてImin,1に到達するまで、比例して減少する。
[0082]曲線620は、光線603.2の強度を表す。最初は、光線603.2は、比例して減少する。光線603.2がX1において窓612に入るとき、係数は最初は変化し、固体バルク材料を通って進む間、強度は、比例して減少する。しかしながら、光線603.2が孔611を横切る間、強度は比例して減少し、曲線を2回オフセットし、XmaxにおけるそのImin,2を、Imin,1よりも差分Δだけ大きくさせる。任意の吸収性のより低い材料(必ずしも周囲媒体でない)で満たされた孔は、類似の効果を有し、窓(または薄暗い薄膜層)の厚さに依存した吸収を減少させる。
[0083]図7A〜図7Bは、薄膜スタック内の光の侵入深さに対する多孔性層の影響を示す。
[0084]反射スタック内の数十の層すべてが入射光を吸収するとき、底層のうちのいくつかは決して、反射に測定可能に寄与するのに十分な強度のいかなる光も受けない。吸収係数が高いほど、光がスタックに侵入する距離が短くなる。
[0085]図7Aのスタックは、無孔性B層704.1〜704.3が無孔性「非B」層702.1〜702.3と交互に並んだものを有する(これらは、開示のA層材料から作製されてもされなくてもよい)。薄膜スタック損傷がわずかである(slow to insignificant)低強度EUV/SX適用例では、層704.1、702.1、および704.2は使用されない。
[0086]図7Bでは、無孔性B層704.1〜704.3は、図7Aの無孔性B層と同一である。「非B」層712−1〜712.3は、図7Aの層702.1〜702.3と同じバルク材料から作製されるが、固体ではなく多孔性である。孔を追加することによって、入射光が、図712Aのスタック内よりも2つの層遠い712.1まで進入することが可能になった。
[0087]サブ波長EUV/SX薄膜スタックでは、反射は、界面散乱から生じるように処理されてよい。より多くのインターフェースを反射に寄与させることによって、任意の1つのインターフェースに対する欠陥の影響が減少し得る。
[0088]図8A〜図8Bは、EUV/SX光源による光学コーティングのアブレーションまたは浸食を示す。
[0089]図8Aは、処理システム内に置かれた「新しい」光学素子上の損傷を受けていないコーティングを示す。基板101は、加工ワークピース(定義:基板、ワークピースを参照されたい)ではなく、ベース光学素子である。いくつかの実施形態では、基板101は、示された層または構造の下に層または構造を含んでよい。基板101の上にあるのは、サブ波長層厚さを有する2N層の薄膜スタックである。A層802.1(底部)〜802.(N−1)(上から2番目)および802.N(最上位A層)が、B層804.1(底部)〜804.(N−1)(上から2番目)および804.N(最上位B層)と交互に並ぶ。いくつかの実施形態では、A層が、周期表上の1族、18族、17族、または2族の第3周期〜第7周期のうちの少なくとも1つの材料から作製される。いくつかの実施形態では、B層が、周期表上の3族〜12族のうちの少なくとも1つの材料から作製される。いくつかの実施形態では、A層のうちの1つまたは複数は多孔性であってよい。図示のように、A層はスタックの底部にあり、B層は上部にあるが、層の順序は逆にされてもよく、依然として開示の範囲に含まれる。
[0090]EUV/SX源からのEUV/SX放射803は、上層804.N上にある。EUV/SX源は、たとえば、スズ(Sn)などの溶融金属のスプレーから生じたシンクロトロン放射またはプラズマを含んでよい。粒子805(EUV/SX源の副産物)も存在することがある。長波長システムでは、1つまたは複数のペリクル(非常に薄いビームスプリッタ)は、他の光学部品に到達する前に粒子を妨害してよいが、従来のペリクル材料の高EUV/SX吸光係数は、このスペクトル内での使用を妨げてきた。
[0091]どちらかまたは両方のタイプの源出力は、A層またはB層をアブレーションし、アブレーション噴出物807を上部スタック層804.Nから分離させる。欠陥809(含有物、空隙、格子のひずみなど)が、A層および/またはB層内に存在してよい。欠陥809は、EUV/SX源からの放射および粒子への曝露によって引き起こされてもよいし、エッチング、堆積、洗浄などの製作プロセスまたは保守プロセスによって早期に作製されてもよい。
[0092]図8Bは、プラズマなどのEUV/SX源からの放射および粒子への持続された曝露後の、摩耗した、部分的にアブレーションされた薄膜スタックを示す。図示のように、804.(N−1)すなわち元は上から2番目であったB層は、見えるようにされており、この時点では上位層である。副産物805として源によって生じたEUV/SX放射803および粒子805へのさらなる曝露は、層804.(N−1)のうちのより多くをアブレーション噴出物807へと変換する。
[0093]開示の範囲内のいくつかのコーティングスタックは、光学素子の有効寿命を延長させるために余分の層を含む。いくつかの上位層がアブレーションされる場合でも、光学素子は依然として機能するであろう。
[0094]図9A〜図9Dは、アブレーションの影響を軽減するために余分の層を有する薄膜スタックを示す。
[0095]図9Aは、キャッピング層を有する薄膜スタックを示す。キャッピング層906は、第NのA層902.Nまたは第NのB層904.Nのどちらか最上位にある方の上に形成されてよい。EUV/SX吸収を抑制するように2.5nmまたはそれ以下の厚さに制限され得る、一般に使用される凹凸があるがやや吸収の高いルテニウムまたは炭素のキャッピング層とは異なり、キャッピング層906は、より低い吸収を有し、したがって、より長い期間にわたって下にある薄膜スタックを保護するために、2.5nmよりも厚く作製されてよい。より低い吸収は、限定するものではないが、K、Na、Rb、Cs、Kr、Xe、Sr、または組み合わせのうちの1つまたは複数を含む大原子または大分子のA層材料からキャッピング層106を作製することによって達成される。一般に、原子番号のより大きいA層材料は、高い原子間ポテンシャルおよび/または引張強度による損傷に抗する。
[0096]図9Bは、同様な電荷の入射粒子をはね返すまたはそらす荷電されたキャッピング層を有する薄膜スタックを示す。たとえば、溶融スズスプレープラズマによって発された大部分の粒子は正に荷電され、十分な正のポテンシャルを有する荷電されたキャッピング層916が、これらの粒子が薄膜スタックに到達し、欠陥を生成するのを防止することできることを示す。図示のように、第NのA層902.Nまたは第NのB層904.N(どちらか最上位にある方)である。荷電されたキャッピング層916は、イオン性または非化学量論的である下位層の上で、イオン含有材料、非化学量論的材料で製作されることによって、または元の位置にある接地されていない電気接点を接続することによって、荷電されてよい。荷電粒子915がEUV.SX源を出ると、荷電上部層916からの静電界917が、荷電粒子915が到達する前に荷電粒子915をはね返すまたはそらし、下にある薄膜スタックを潜在的に損傷する。
[0097]図9Cは、第NのA層902.Nまたは第NのB層904.Nのどちらか最上位にある方の上に疎水性層を有する薄膜スタックを示す。光学部品またはフォトマスクに入射するスズプラズマ源919からのスズ液滴は、液滴の接触角とコーティング上の表面エネルギーとを変更する疎水性層によって、多分子層コーティングを損傷することが効果的に防止され、それを容易に洗浄することを可能にし得る。
[0098]図示のように、疎水性の上部層926.1は、吸収されたスズ929がA層およびB層によって吸収されないようにする。おそらく適切なタイプの疎水性の上部層926.1としては、パリレン、シラン、炭化水素単分子層、B層の酸化物または窒化物(たとえば、TiのB層上のTiNまたはTiO2)、パッシベーション材料、自己集合性単分子層がある。あるいは、疎水性の質は、すでにスタックの一部ではない特定の材料によってではなく、ナノ構造によって付加され得る。ナノ構造手法は、欠陥909の可視性を減少させるという潜在的な追加された利点を提供する(図11を参照されたい)。
[0099]図9Dは、連続したA−B層がアブレーションされるので水分に対する保護を維持するための複数の疎水性層を示す。図9Dのスタックは、最初は図9Cのスタックに似ているが、経時的に、上部の疎水性コーティング926.1およびすぐ下にあるB層904.Nは、放射903および粒子905によってアブレーションされた。しかしながら、その後のアブレーションは、中間の疎水性コーティング926.2を見えるようにし、これによって、現在、新しい上部層であるA層902.Nが保護される。
[0100]図10A〜図10Bは、欠陥の可視性に対するナノ構造の影響を示す。
[0101]図10Aは、ナノスケールの欠陥を有する滑らかな層を示す。層1001は、滑らかな表面1002と、欠陥1003〜1006とを有する。線状の欠陥1003、穴の欠陥1004、粒状の欠陥1005、および粒子欠陥1006はすべて、滑らかな表面1002の上で非常に目立つ。
[0102]図10Bは、同じ欠陥を有するナノ構造化された層を示す。層1011は、***したナノ構造1012でパターニングされる。線状の欠陥1003、穴の欠陥1004、および粒状の欠陥1005は、それらの反射率の劣化はあまり影響しないので、著しく見えにくい。
[0103]ナノ構造そのものは、欠陥が入るのを防止するトポロジを提供することができ、または、欠陥の一部またはすべてを電磁的に隠すまたは覆い隠すことができる。ナノ構造化された要素は、反射要素、透過要素、または吸収要素と結合されてよい。欠陥は通常、周期構造またはナノ構造の周期、または波長の積分距離に等しい距離内で不明瞭にされる。
[0104]図11は、基板上でA−B薄膜スタックを形成するためのプロセスフローチャートである。光学部品製作は多数のステップを有することがあり、そのすべてが開示の主題によって影響されるとは限らない。したがって、製作方法は、示されたプロセスの前および後の他のプロセス、または示されたプロセス間の中間ステップを含み、依然として、開示の範囲内に含まれ得る。
[0105]基板準備動作1101は、下にある層もしくは構造の洗浄、パッシベーション、形成、またはA−Bスタックを形成するための他の任意の必要条件を含んでよい。
[0106]層1形成動作1102は、どちらが底部層であることを意図したものかに応じて、A層またはB層のどちらかを生じさせてよい。選択されたA層材料またはB層材料からサブ波長厚さの層を形成するための任意の適切な既知の技法が使用されてよい。
[0107]任意選択で、形成されたばかりの層は、動作1107において、滑らかにされてもよいし、平坦化されてもよい。任意選択で、ナノ構造は、動作1109において形成されてよい。任意選択で、層は、動作1111において洗浄されてよい。任意選択で、新しい層は、動作1113において中間の疎水性層で覆われてよい。
[0108]動作1104では、次の層、すなわち、動作1102がA層を形成する場合はB層、または動作1102がA層を形成する場合はB層が形成される。
[0109]任意選択で、形成されたばかりの層は、動作1107において、滑らかにされてもよいし、平坦化されてもよい。任意選択で、ナノ構造は、動作1109において形成されてよい。任意選択で、層は、動作1111において洗浄されてよい。任意選択で、新しい層は、動作1113において中間の疎水性層で覆われてよい。
[0110]決定1110では、スタック内のすべての意図された層がまだ形成されていない場合、別の層ペアを形成するために動作1102に戻る。スタック内の意図された層のすべてが形成された場合。
[0111]任意選択で、動作1115は、大原子の元素または周期表上の1族および/または18族からの組み合わせのキャッピング層を形成してよい。任意選択で、動作1117は、同様に荷電された粒子をはね返すまたはそらすように電荷を保持し得るイオン性キャッピング層または非化学量論的キャッピング層を形成してよい。いくつかの実施形態では、動作1115および動作1117は、大原子の1族/18族の元素または組み合わせの荷電キャッピング層を形成するように組み合わされてよい。
[0112]任意選択で、動作1119は、上部の疎水性層を形成してよい。いくつかの実施形態では、動作1119は、動作1115および/または動作1117に先行してよい。
[0113]決定1120では、作製されている製品が上部の吸収体層を必要としない場合、キャラクタリゼーション動作1199に進む。作製されている製品が上部の吸収剤層を必要とする(たとえば、フォトマスク、レチクル、または類似の要素である)場合、吸収体材料層形成動作1122に進み、続いて吸収体材料パターン動作1124に進む。いくつかの実施形態では、吸収体層は、動作1122と動作1124が同時発生であるように、形成中のときにパターニングされてよい。パターニングされた吸収体層が所定の位置にあると、キャラクタリゼーション動作1199に進む。
産業上の利用可能性
[0114]本明細書で開示されるA/Bサブ波長コーティングは、限定するものではないが、高分解能フォトリソグラフィ、共鳴による化学物質の識別などの分析化学、マッピング、惑星、星雲、およびEUV/SXを発する恒星大気などの天文学、生体材料試料の研究および/もしくはイメージングなどの生物学、またはイメージングおよび汚染物質洗浄などの医学を含む、さまざまなEUV/XS光学的適用例に有用であってよい。
[0115]先行する説明および添付の図面は、理解を助けるために、例示的な実施形態について、ある程度詳細に説明する。しかしながら、特許請求の範囲は、本明細書において明示的に説明されていない、等価物と、並べ替えと、組み合わせとを包含してよい。
[0116]さまざまな処理適用例、たとえば、半導体、集積光学部品、および他の小型構成要素製作は、光源からの光を操縦するまたはフォトマスクもしくは他のパターン源を撮像する任意の反射性(または、利用可能な場合、透過性)光学部品上で、開示の薄膜と薄膜スタックとを使用してよい。たとえば、加工チャンバは、ウェーハまたは他のタイプのワークピースを位置決めするワークピースホルダと、光源またはリモート源(たとえば、リモートプラズマ)から光をチャンバに入れるポートとを含んでよい。コレクタは、そうでなければ使用不可能な方向に進むであろう源出力光の一部を捕らえ、その向きを光源からフォトマスクまでの第1の光路に沿って変えるように位置決めされてよい。いくつかの実施形態では、コレクタは、その出力ビームをコリメートするまたは集束させてよい。他の光学部品は、ビームを操縦または作り直すように、第1の光路内に位置決めされてよい。たとえば、ビームスクランブラまたはディフューザは、フォトマスクを挟む強度プロファイルが、そうでなければあり得るよりも平坦であるように、光の一部を空間的に分割または散乱させてよい。ビームスプリッタまたは格子は、ワークピース上の画像をぼやけさせないように、望ましくない波長を方向変換してよい。
[0117]多数のEUV/SXプロセスシステムは、コントラストをパターンに提供するために、吸収エリアを有する反射フォトマスクを使用する。1つまたは複数の鏡(または代替として屈折レンズもしくは回折レンズ)は、ワークピース上のフォトマスクの画像を提供するために、フォトマスクからワークピースまでの第2の光路内に位置決めされてよい。
[0118]そのようなシステム内の反射性光学部品、透過性光学部品、波長選択性光学部品、回折光学部品、散乱光学部品、または導波性光学部品のいずれも、開示の薄膜および/または薄膜スタックを潜在的に含んでよい。
[0119]上記の詳細な説明は、さまざまな実施形態に適用される新規な特徴を図示し、説明し、指摘してきたが、図示のデバイスまたはアルゴリズムの形および詳細のさまざまな省略、置き換え、および変更は、本開示の趣旨から逸脱することなく加えられ得ることは、理解されよう。したがって、前述の説明におけるいずれも、任意の特定の特徴、特性、ステップ、モジュール、またはブロックが必要または不可欠であることを暗示することを意図するものではない。認識されるように、いくつかの特徴は他の特徴とは別個に使用または実施可能であるので、本明細書に説明するプロセスは、本明細書において記載する特徴および利点のすべてを提供するとは限らない形において具現化可能である。保護の範囲は、前述の説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって定義される。
この出願は、2015年6月30日に米国に出願されたU. S. Prov. Pat. App. Ser. No. 62/186,741 の優先権を主張するものであり、その全体が参照によってここに組み込まれる。
[0001]関連分野としては、光学コーティングの設計および製作、より詳細には、多数の従来の光学材料によって強く吸収される波長範囲に対する反射コーティング、透過コーティング、または波長選択コーティングがある。
[0041]図1A、図1Bは、薄膜スタックを概略的に示す図。 [0042]開示する薄膜スタックのための候補材料を強調する周期表を複製した図。 [0043]12〜14nm波長に対して数値的にモデル化された反射率スペクトルのグラフ。 [0044]貴ガスを固体A層に取り込むための技法を示す図。 [0045]1つまたは複数の他のA層材料の開いたナノ構造を流れることによってA層に取り込まれた貴ガスの一例を示す図。 [0046]無孔性吸収媒体および多孔性吸収媒体内の吸収の簡略化された図。これらの効果の基礎をなす物理的性質は、EUV/SX特徴および描かれた巨視的な一次光線光学部品に関するサブ波長特徴に対して、はるかに複雑であるが、最終結果は少なくとも質的に類似している。 [0047]薄膜スタック内の光の侵入深さに対する多孔性層の影響を示す図。 [0048]EUV/SX光源による光学コーティングのアブレーションを示す図。 [0049]アブレーションの影響を軽減するために余分の層を有する薄膜スタックを示す図。 [0050]欠陥の可視性に対するナノ構造の影響を示す図。 [0051]基板上でA−B薄膜スタックを形成するためのプロセスフローチャート。光学部品製作は多数のステップを有することがあり、そのすべてが開示の主題によって影響されるとは限らない。したがって、製作方法は、示されたプロセスの前および後の他のプロセス、または示されたプロセス間の中間ステップを含み、依然として、開示の範囲内に含まれ得る。
[0065]図1A、1Bは、複数のA/B層周期の薄膜スタックを概略的に示す。
[0069]図1Bは、複数のB/A層周期の薄膜スタックを概略的に示す。基板01は、図示の層または構造の下に層または構造を含んでよく、図1AのA層02.1ではなく基板の最も近くにB層04.1を有する。B/Aパターンは、第2のB層04.2、第2のA層02.2、および総数Nまでの任意の数(たとえば、10〜400)の追加周期で繰り返され、第NのA層02.Nが上にあり、第NのB層04.Nがそのすぐ下にある。スタックは、B層またはA層のどちらかを上に有してよく、層の数は、必ずしも偶数である必要はない。
[0075]図4Aに示すように、潜在的に使用可能なキセノン化合物407としては、フッ化物XeF2、XeF4、XeF6、水和物(たとえば、水中でXeを圧縮することによって作製される水和物)、ならびに他のハロゲン化物および錯イオンがある。図4Bは、基板より上のA層412(いくつかの非常に単純な実施形態は、A層材料の単一層を使用し、B層を使用しなくてよい)と、このA層と基板との間の酸素バリア413とを有する基板401を示す。いくつかの貴ガス化合物、たとえばXeF6は、酸化物−ガラス基板ですら侵し得る強力な酸化剤である。追加または代替として、貴ガス化合物層が(限定するものではないが、製造、保管、設置、何らかのタイプの使用、洗浄、または修理中に含む)周囲空気に曝露される場合、別の酸素源。いくつかの実施形態では、酸素バリア413は、A層よりも上に置かれてもよいし、その下に置かれてもよいし、両方に置かれてよい。

Claims (20)

  1. 動作波長λを有する光学素子であって、
    基板と、
    前記基板の上の第1の層と
    ここにおいて、前記第1の層の厚さは前記波長λよりも薄く、
    ここにおいて、前記第1の層が、アルカリ金属、貴ガス、ハロゲン、非ベリリウムアルカリ土類金属、またはそれらの組み合わせから本質的に構成され、
    ここにおいて、前記第1の層が、等しい厚さの無孔性化学量論的シリコン層よりも低い、λにおける吸収を有し、
    ここにおいて、0.1nm≦λ≦250nmである、
    を備える光学素子。
  2. 前記第1の層より上または下の酸素バリアをさらに備える、請求項1に記載の光学素子。
  3. 前記第1の層よりも上の疎水性層をさらに備える、請求項1に記載の光学素子。
  4. 前記疎水性層がナノ構造を備える、請求項3に記載の光学素子。
  5. 前記第1の層よりも上または下の第2の層
    をさらに備え、
    ここにおいて、前記第2の層の厚さは前記波長λよりも薄く、
    ここにおいて、前記第2の層が、遷移金属、ランタニド、アクチニド、またはそれらの組み合わせのうちの1つから本質的に構成され、
    ここにおいて、0.1nm≦λ≦250nmである、
    請求項1に記載の光学素子。
  6. 前記第1の層の光学的性質を有する41から400の追加層が前記第2の層の光学的性質を有する追加層と交互に並ぶ積層体をさらに備える、請求項5に記載の光学素子。
  7. 前記第1の層または前記第2の層のうちの少なくとも1つが、欠陥の可視性を減少させるナノ構造を備える、請求項5に記載の光学素子。
  8. 基板と、
    前記基板よりも上に形成され、0.1nmから250nmの間の波長と適合する光学材料の第1の層と、
    前記第1の層よりも上に形成されたキャッピング層と
    を備え、
    ここにおいて、前記キャッピング層が、アルカリ金属、貴ガス、ハロゲン、非ベリリウムアルカリ土類金属、またはそれらの組み合わせから本質的になる、
    製品。
  9. 前記キャッピング層が、ルテニウムの原子番号よりも大きい原子番号を有する、請求項8に記載の製品。
  10. 前記キャッピング層が、動作環境中に存在する粒子と同じ極性に荷電される、請求項8に記載の製品。
  11. 前記キャッピング層がイオンを備える、請求項10に記載の製品。
  12. 前記キャッピング層が、接地されていない電圧源に電気的に結合される、請求項10に記載の製品。
  13. 前記キャッピング層よりも上の疎水性層をさらに備える、請求項8に記載の製品。
  14. 基板と、
    前記基板よりも上の第1の層と、
    前記基板よりも上の、および前記第1の層よりも上または下の第2の層と
    ここにおいて、前記第1の層が多孔性であり、
    ここにおいて、前記第1の層が、前記第2の層よりも低い、動作波長λにおける吸収係数を有し、
    ここにおいて、前記第2の層が無孔性であり、
    ここにおいて、前記第1の層の厚さはλよりも薄く、
    ここにおいて、前記第2の層の厚さはλよりも薄い、
    を備える光学反射体。
  15. 前記第1の層が、前記第1の層を多孔性にする空間を含む2Dまたは3Dナノ構造を備える、請求項14に記載の光学反射体。
  16. 基板を準備することと、
    前記基板よりも上の第1の層を形成することと、
    ここにおいて、前記第1の層が、アルカリ金属、貴ガス、ハロゲン、ベリリウムを除くアルカリ土類金属、またはそれらの組み合わせのうちの1つから本質的に構成され、
    ここにおいて、前記第1の層の厚さは動作波長λよりも薄く、
    ここにおいて、0.1nm≦λ≦250nmである、
    を備える方法。
  17. 前記第1の層よりも上または下の第2の層を形成すること、
    をさらに備え、
    ここにおいて、前記第2の層が、遷移金属、ランタニド、アクチニド、またはそれらの組み合わせのうちの1つから本質的に構成され、
    ここにおいて、前記第2の層の厚さは動作波長λよりも薄く、
    ここにおいて、0.1nm≦λ≦250nmである、
    請求項16に記載の方法。
  18. 前記第1の層が、スパッタリング、蒸着、広角堆積、回転スパッタリング蒸着、パルス化レーザ堆積、原子層堆積、パルス化CVD、化学気相成長、分子層堆積、原子層エピタキシ、イオンビーム堆積、eビーム堆積、電着、電子形成、化学気相成長、プラズマ支援化学気相堆積、蒸着、レーザ励起、またはエピタキシのうちの少なくとも1つを備える技法によって形成される、請求項16に記載の方法。
  19. 加工チャンバと、
    前記加工チャンバ内のワークピースホルダと、
    前記加工チャンバへと光源からの光の第1の部分を放射する光源と、
    前記ワークピースホルダ内のワークピースを照射する前記光をパターニングするために前記加工チャンバ内に位置決めされたフォトマスクと、
    前記光源から前記フォトマスクまでの第1の光路に沿って前記光源からの光の第2の部分の方向を変えるコレクタと
    を備え、
    ここにおいて、前記光源からの光が、0.1nmから250nmの間の波長を備え、
    ここにおいて、前記コレクタ、前記フォトマスク、または前記光源からの光を妨害する別の光学素子のうちの少なくとも1つが、アルカリ金属、貴ガス、ハロゲン、ベリリウムを除くアルカリ土類金属、またはそれらの組み合わせのうちの1つから本質的に構成される層を備える、
    システム。
  20. 前記光源から前記フォトマスクまでの前記第1の光路内または前記フォトマスクと前記ワークピースとの間の第2の光路内に、反射光学素子、透過光学素子、回折光学素子、または散乱光学素子をさらに備える、請求項19に記載のシステム。
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