JP2018203035A - 鞍乗型車両 - Google Patents

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利男 飯塚
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Abstract

【課題】エアクリーナの大型化を抑制することが可能であるとともにライダーの脚がエアクリーナケースに接触しにくい鞍乗型車両を提供する。【解決手段】エンジン5の前方に位置する車両構成部品の左方および右方に一対のミドルカウルが配置される。エアクリーナケース50より前方に右のミドルカウル30Rの一部が配置されている。エアクリーナケース50内の空間は、フィルタエレメントにより、フィルタエレメントよりも下流側に位置する第1の空間とフィルタエレメントよりも上流側に位置する第2の空間とに区画される。第2の空間は第1の空間よりも小さい。第2の空間と右のミドルカウル30Rの内方の第3の空間とが連通部により互いに連通する。第2の空間と第3の空間の少なくとも一部と連通部の内部空間とによりエアクリーナ900のダーティサイド室が構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、エアクリーナを備える鞍乗型車両に関する。
特許文献1には、V型エンジンを備えた自動二輪車が記載されている。特許文献1の自動二輪車では、V型エンジンの側方にエアクリーナが配置されている。シートは、車両平面視でエアクリーナよりも後方に配置されている。エアクリーナの下方にはフートレスト(フートボード)が設けられている。
特開2002−364478号公報
特許文献1に記載された自動二輪車に用いられるエアクリーナは、フィルタエレメントを収容するエアクリーナボックス(エアクリーナケース)を有する。また、エアクリーナボックスにおいては、フィルタエレメントの上流側と下流側とでクリーンサイド室およびダーティサイド室とが区画される。そのため、クリーンサイド室およびダーティサイド室の容量を十分に大きく確保するためには、エアクリーナボックスが幅方向、上下方向または前後方向に大型化する。さらに、エアクリーナボックスは、V型エンジンの前後の気筒に共有されているため、エアクリーナボックスに必要な容量が増大し、エアクリーナが大型化する。ここで、V型エンジンの側方に配置されるエアクリーナボックスが大型化した場合において、大型のエアクリーナボックスがシートより前方でかつフートレストの上方に配置されると、ライダーがシートに座って足をフートレストに載せたときに、脚がエアクリーナに接触しやすい。
本発明の目的は、エアクリーナの大型化を抑制することが可能であるとともにライダーの脚がエアクリーナケースに接触しにくい鞍乗型車両を提供することである。
(1)本発明に係る鞍乗型車両は、V型エンジンと、V型エンジンの上方に配置される燃料タンクと、燃料タンクより後方に配置されるシートと、V型エンジンの側方であって、車両側面視においてV型エンジンの少なくとも一部と重なるように配置され、かつ、フィルタエレメントを収容するエアクリーナケースと、V型エンジンの前方に位置する車両構成部品の少なくとも一部の左方および右方に配置される一対のサイドカウルと、エアクリーナケースより下方に配置されるフートボードと、を備え、一対のサイドカウルのうち一方のサイドカウルの少なくとも一部は、エアクリーナケースより前方に配置され、一方のサイドカウルの少なくとも一部は、車両正面視でエアクリーナケースに重なり、エアクリーナケースの少なくとも一部は、車両側面視でシートの下端よりも上方に位置し、エアクリーナケースは、シートの前端より前方かつ燃料タンクより下方に配置され、エアクリーナケースの側端は、車両幅方向において燃料タンクの側端よりも外方に位置し、エアクリーナケースの少なくとも一部は、車両平面視でフートボードに重なり、フィルタエレメントは、エアクリーナケース内の空間を、フィルタエレメントよりも下流側に位置する第1の空間とフィルタエレメントよりも上流側に位置しかつ第1空間よりも小さい第2の空間とに区画し、エアクリーナケースは、第2の空間と一方のサイドカウルの内方の第3の空間とを互いに連通させる連通部を有し、第2の空間と第3の空間の少なくとも一部と連通部の内部空間とが、ダーティサイド室を構成する。
その鞍乗型車両においては、V型エンジンの前方に位置する車両構成部品の少なくとも一部の左方および右方に一対のサイドカウルが配置される。それにより、一対のサイドカウル間に位置する車両構成部品が保護される。エアクリーナケースより前方に一方のサイドカウルの少なくとも一部が配置されている。車両正面視で、一方のサイドカウルの少なくとも一部はエアクリーナケースに重なる。エアクリーナケース内の空間は、フィルタエレメントにより、フィルタエレメントよりも下流側に位置する第1の空間とフィルタエレメントよりも上流側に位置しかつ第1の空間よりも小さい第2の空間に区画される。第2の空間と一方のサイドカウルの内方の第3の空間とが連通部により互いに連通する。それにより、第2の空間と第3の空間の少なくとも一部と連通部の内部空間とによりダーティサイド室が構成される。このように、一方のサイドカウルの内方の空間の少なくとも一部がエアクリーナのダーティサイド室として働く。そのため、クリーンサイド室を構成するエアクリーナケース内の第1の空間の大きさを確保しつつ、エアクリーナケース内のフィルターエレメントよりも上流側の空間を大きくすることなく、十分な容量を有するダーティサイド室を確保することができる。それにより、エアクリーナの大型化を抑制しつつ、十分な容量を有するクリーンサイド室を確保することができる。この場合、ダーティサイド室の一部が一方のサイドカウルの内方の空間に配置されるので、エアクリーナケースを車両前後方向においてシートより前方に配置することができる。また、エアクリーナの大型化が抑制されるので、エアクリーナケースがエンジンの側方に配置される構成において、車両平面視で燃料タンクから側方へのエアクリーナケースの突出量を小さくすることができる。また、車両側面視でエアクリーナケースの少なくとも一部がシートの下端よりも上方に位置するので、エアクリーナケースがフートボードの上方でより高い位置に配置される。したがって、ライダーがシートに座って足をフートボードに載せたときに、エアクリーナケースへ脚が接触しにくくなる。
(2)ダーティサイド室は、第2の空間で構成される内部ダーティサイド室と、第3の空間のうち少なくとも一部で構成される外部ダーティサイド室とを含み、外部ダーティサイド室は、エアクリーナケースの連通部につながる連通口と、一方のサイドカウルに対向する開放部分とを有してもよい。
この場合、外部ダーティサイド室の開放部分を通して外部ダーティサイド室にエアが導入される。
(3)一方のサイドカウルは、車両側面視で外部ダーティサイド室の開放部分の少なくとも一部に重なる開口部を有し、開口部を閉塞する蓋部が設けられてもよい。
この場合、蓋部を開くことにより外部ダーティサイド室の状態を確認することができる。
(4)外部ダーティサイド室内に部品が収容されてもよい。
この場合、外部ダーティサイド室が部品の収納スペースとして有効に利用されるので、鞍乗型車両の大型化が抑制される。
(5)外部ダーティサイド室はラバーにより形成されてもよい。
この場合、外部ダーティサイド室内へのエアの流入による振動音が低減される。
(6)鞍乗型車両は、V型エンジンよりも前方に設けられるヘッドパイプおよびラジエターをさらに備え、車両構成部品は、ヘッドパイプおよびラジエターのうち少なくとも一方を含んでもよい。
この場合、ヘッドパイプおよびラジエターのうち少なくとも一方とその周辺部材とが一対のサイドカバーにより保護される。
本発明によれば、エアクリーナの大型化を抑制することが可能であるとともにライダーの脚がエアクリーナケースに接触しにくくなる。
本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の側面図である。 図1の自動二輪車の平面図である。 図1の自動二輪車の正面図である。 図1の自動二輪車に設けられるエアクリーナの機能を説明するための平面図である。 エアクリーナケースおよびその周辺部を図2の白抜きの矢印の方向に沿って見た外観斜視図である。 エアクリーナケースおよびその周辺部を車両右方の位置から見た側面図である。 図6のA−A線断面図である。 エアクリーナケースの連通部に取り付けられるダーティサイド部材の平面図である。 エアクリーナケースの連通部に取り付けられるダーティサイド部材の背面図である。 エアクリーナケースの連通部に取り付けられるダーティサイド部材の側面図である。
以下、本発明の実施の形態に係る鞍乗型車両について図面を参照しつつ説明する。以下の説明においては、鞍乗型車両の一例として自動二輪車を説明する。
(1)自動二輪車の概略構成
図1は本発明の一実施の形態に係る自動二輪車の側面図であり、図2は図1の自動二輪車100の平面図であり、図3は図1の自動二輪車100の正面図である。図1〜図3では、自動二輪車100が路面に対して垂直に起立した状態が示される。図1以降の図面においては、自動二輪車100の前後方向L、幅方向Wおよび上下方向Hが適宜矢印で示される。以下の説明では、前後方向Lにおいて矢印が向かう方向を前方と呼び、その逆の方向を後方と呼ぶ。また、幅方向Wにおいて矢印が向かう方向を左方と呼び、その逆の方向を右方と呼ぶ。上下方向Hにおいて矢印が向かう方向を上方と呼び、その逆の方向を下方と呼ぶ。
図1に示すように、本実施の形態に係る自動二輪車100は、いわゆるクルーザータイプの自動二輪車である。自動二輪車100の車両本体部1は、フロントフォーク2、車体フレーム3、リアフレーム4、V型エンジン5およびスイングアーム6を備える。図1では、車体フレーム3、リアフレーム4およびスイングアーム6が太い一点鎖線で示される。車体フレーム3は、ヘッドパイプ3Hおよびメインフレーム3Mを含む。メインフレーム3Mは、ヘッドパイプ3Hから後方かつ下方に延びるように形成されている。
フロントフォーク2はヘッドパイプ3Hに取り付けられる。フロントフォークの下端部に前輪FWが回転可能に設けられている。エンジン5は、車両側面視で車体フレーム3により囲まれる領域内に配置され、車体フレーム3に支持されている。本例のエンジン5は、前後方向Lに並ぶ前シリンダ5Aおよび後シリンダ5Bを有する。エンジン5の前方には、車体フレーム3により囲まれる領域の外側にラジエター40が設けられている。なお、図1〜図3において、ラジエター40は車体フレーム3のヘッドパイプ3Hとともに太い一点鎖線で示される。リアフレーム4は、車体フレーム3の後端部から後方に延びるように設けられる。
ヘッドパイプ3Hの上方にハンドル11が設けられ、ハンドル11の後方に燃料タンク12が設けられている。燃料タンク12は、メインフレーム3Mにより支持され、エンジン5の上方に配置される。燃料タンク12の後方にシート13が設けられている。
スイングアーム6は、エンジン5とともに車体フレーム3に支持され、リアフレーム4の下方で車体フレーム3の後端下部から後方に延びるように設けられている。スイングアーム6の後端部に後輪RWが回転可能に設けられている。後輪RWは、エンジン5により発生される動力により回転する。
幅方向Wにおけるエンジン5の両側方のうちの一方(本例ではエンジン5の右方)にエアクリーナケース50が設けられている。エアクリーナケース50は、車両側面視でエンジン5の一部に重なるように配置されている。具体的には、エアクリーナケース50は、車両側面視で主としてエンジン5の前シリンダ5Aの上部に重なるように配置されている。エアクリーナケース50には、後述するフィルタエレメント59(図4)が収容される。
また、エアクリーナケース50は、車両側面視でシート13の前端よりも前方かつ燃料タンク12よりも下方に配置されている。エアクリーナケース50の一部は、車両側面視でシート13の下端部13bよりも上方に位置する。なお、エアクリーナケース50の全てが車両側面視でシート13の下端部13bよりも上方に位置するように、エアクリーナケース50およびシート13が設けられてもよい。
エアクリーナケース50よりも下方の位置には、幅方向Wにおいてエンジン5の下部を挟み込むように左右一対のフートボード60R,60L(図2)が設けられている。図2に示すように、エアクリーナケース50の一部は、車両平面視で右のフートボード60Rに重なる。図2では、エアクリーナケース50とフートボード60R,60Lとの位置関係の理解を容易にするために、図1のハンドル11の図示が省略されている。また、エアクリーナケース50にドットパターンが付され、フートボード60R,60Lにハッチングが付されている。なお、エアクリーナケース50の全てが車両平面視で右のフートボード60Rに重なるように、エアクリーナケース50およびフートボード60Rが設けられてもよい。
さらに、図2に示すように、車両平面視において、エアクリーナケース50の側端(本例では右側端)は、幅方向Wにおいて燃料タンク12の側端(本例では右側端)よりも外方(本例では右方)に位置する。
図1に示すように、ヘッドパイプ3Hの前方にヘッドランプ14が設けられている。図3に示すように、ヘッドランプ14の上部および両側部を覆うようにアッパーカウル20が設けられている。アッパーカウル20の左右両側部から下方に延びるように左右一対のミドルカウル30R,30Lが設けられている。車両正面視で、ミドルカウル30R,30Lの前縁部分30Re,30Leは、ヘッドランプ14よりも下方に位置するとともにフロントフォーク2の下端よりも上方に位置する。図1および図3では、ミドルカウル30R,30Lが太い実線で示される。
図2および図3に示すように、車両正面視および車両平面視においては、左右のミドルカウル30R,30Lは、エンジン5の前方に位置するヘッドパイプ3Hおよびラジエター40の左方および右方に配置される。それにより、ヘッドパイプ3Hの一部、ラジエター40およびそれらの周辺に設けられる車両構成部品が、一対のミドルカウル30R,30Lにより雨水等から保護される。なお、ヘッドパイプ3Hおよびラジエター40のうち一方のみがミドルカウル30R,30Lの間に位置するように、ヘッドパイプ3H、ラジエター40およびミドルカウル30R,30Lが設けられてもよい。
図1に示すように、右のミドルカウル30Rの大部分は、エアクリーナケース50の前方に配置されている。また、図3に示すように、右のミドルカウル30Rの一部は、車両正面視でエアクリーナケース50に重なる。図3では、エアクリーナケース50にドットパターンが付されている。なお、右のミドルカウル30Rの全てがエアクリーナケース50の前方に配置されるように、ミドルカウル30Rおよびエアクリーナケース50が設けられてもよい。
本実施の形態では、図1に太い点線で示すように、主としてエアクリーナケース50と右のミドルカウル30Rの一部とミドルカウル30Rの内方の空間の一部とによりエアクリーナ900が構成される。以下、自動二輪車100が有するエアクリーナ900の構成について説明する。
(2)エアクリーナ900の機能
図4は図1の自動二輪車100に設けられるエアクリーナ900の機能を説明するための平面図である。図4に示すように、エアクリーナ900の一部を構成するエアクリーナケース50は、連通部51、エア導出部52、ケース本体部53およびフィルタエレメント59を含む。車両平面視で、ケース本体部53の右縁は、前シリンダ5Aの右方の位置でエンジン5から最も離間し、後方に向かうにつれて漸次エンジン5に近づく。一方、ケース本体部53の左縁は、エンジン5に対してほぼ一定の間隔をおいて前後方向Lに延びる。それにより、車両平面視で、エアクリーナケース50のケース本体部53の幅(幅方向Wの大きさ)は、前シリンダ5Aの右方の位置で最大となっている。また、ケース本体部53の幅は、最大幅の位置から後方に向かうにつれて漸次小さくなっている。
ケース本体部53の前端には、ケース本体部53内の空間とミドルカウル30Rの内方の空間とを連通させる連通部51が設けられている。ケース本体部53の内部には、フィルタエレメント59が収容されている。ケース本体部53の後半部には、ケース本体部53の内部からケース本体部53の左方の空間に開口するエア導出部52が設けられている。
エンジン5における前シリンダ5Aと後シリンダ5Bとの間には、スロットルボディ70が設けられている。エアクリーナケース50のエア導出部52とスロットルボディ70とが配管71により接続されている。スロットルボディ70は、スロットルバルブ、インジェクタおよびバルブアクチュエータ等を含み、前シリンダ5Aおよび後シリンダ5Bのそれぞれの吸気ポートに接続されている。
本実施の形態に係るエアクリーナ900においては、エンジン5の動作時に、図4に太い一点鎖線の矢印で示すように、ミドルカウル30Rの内方の空間のエアが連通部51を通してケース本体部53の内部に流入する。ケース本体部53に流入したエアは、フィルタエレメント59により浄化された後、エア導出部52から導出される。エアクリーナ900のエア導出部52から導出された清浄なエアは、配管71を通してスロットルボディ70に流入する。その後、スロットルボディ70に流入したエアは、燃料とともに前シリンダ5Aおよび後シリンダ5Bのそれぞれの吸気ポートに流入する。このように、エアクリーナ900は、エンジン5の前シリンダ5Aおよび後シリンダ5Bに共通に用いられる。
(3)エアクリーナ900の各構成要素の詳細
図5は、エアクリーナケース50およびその周辺部を図2の白抜きの矢印の方向に沿って見た外観斜視図である。図5では、右のミドルカウル30Rにドットパターンが付されている。図5に示すように、ミドルカウル30Rは、主として車両後方に向く右後壁部31および主として車両右方に向く右側壁部32を有し、アッパーカウル20の下部に取り付けられている。アッパーカウル20の下方においては、ミドルカウル30Rの内方、すなわち右後壁部31の前方かつ右側壁部32の左方に、ミドルカウル30Rの外部から分離された空間が形成される。以下の説明では、ミドルカウル30Rの内方の空間をカウル空間S30と呼ぶ。
エアクリーナケース50の連通部51は、略円筒形状を有し、カウル空間S30のエアをケース本体部53の内部に導くためのダクトとして機能する。右後壁部31の略中央部には、連通部51を挿入可能な開口部31aが形成されている。車両本体部1(図1)においては、エアクリーナケース50は、連通部51の前端が右後壁部31の開口部31aに挿入された状態で固定される。
右側壁部32のうちエアクリーナケース50の前方でかつ右後壁部31の近傍に位置する部分には、略矩形状を有する開口部32aが形成されるとともに、開口部32aを閉塞する蓋部32bが設けられている。蓋部32bは、開口部32aに対して開閉可能に構成される。図5では、蓋部32bの外縁が太い実線で示される。
図6はエアクリーナケース50およびその周辺部を車両右方の位置から見た側面図であり、図7は図6のA−A線断面図である。図8、図9および図10は、エアクリーナケース50の連通部51に取り付けられるダーティサイド部材の平面図、背面図および側面図である。図6では、ミドルカウル30Rの外形が点線で示されるとともに、ミドルカウル30Rの内方のカウル空間S30に設けられる構成の一部が実線で示される。
図6に示すように、カウル空間S30においては、右後壁部31から前方に突出するエアクリーナケース50の連通部51の前端にダーティサイド部材80が取り付けられている。ダーティサイド部材80はラバーにより形成された単一部材である。
図8〜図10に示すように、ダーティサイド部材80は、上壁81、下壁82、前壁83、後壁84および一方側壁85を有する。上壁81および下壁82は上下方向Hで互いに対向する。前壁83および後壁84は、前後方向Lで互いに対向する。一方側壁85は、上壁81の左端部、下壁82の左端部、前壁83の左端部および後壁84の左端部をつなぐように形成されている。
図8〜図10では、ダーティサイド部材80の構造の理解を容易にするために、ダーティサイド部材80の表面のうち中心から外方に向く面(外表面)にドットパターンが付されている。また、ダーティサイド部材80の中心に向く面(内表面)に薄いハッチングが付され、外表面および内表面の境界となる端面部分に濃いハッチングが付されている。
ダーティサイド部材80においては、上壁81、下壁82、前壁83、後壁84および一方側壁85により取り囲まれる空間(以下、部材空間と呼ぶ。)S3が形成される。ダーティサイド部材80は、一方側壁85に対向する他方側壁を有しない。そのため、ダーティサイド部材80の右端部は、部材空間S3を開放する開放部分86となっている。
後壁84には、エアクリーナケース50の連通部51を嵌め込み可能な嵌合部84aが形成されている。嵌合部84aは、連通部51の外形に対応する開口を形成する。嵌合部84aにより形成される開口は、ダーティサイド部材80の部材空間S3と連通部51内の空間(以下、連通空間と呼ぶ。)S51(図7)とを連通する連通口84xとして機能する。後壁84および一方側壁85の各々には、複数のボルト孔Bhが形成されている。前壁83には、保持具挿入孔83h(図9)が形成されている。
図6に示すように、ダーティサイド部材80は、カウル空間S30内で連通部51の先端に取り付けられる。具体的には、連通部51の先端が図8〜図10の嵌合部84aに嵌め込まれる。この状態で、図示しない複数のボルトが、ダーティサイド部材80に形成された複数のボルト孔Bh(図8〜図10)を通して金属製の固定部材39に取り付けられる。さらに、固定部材39が、例えばメインフレーム3Mに接続された図示しないブラケットに取り付けられる。それにより、ダーティサイド部材80は、開放部分86が車両右方に向くようにカウル空間S30内に固定される。このとき、ミドルカウル30Rの開口部32aは、車両側面視でダーティサイド部材80の開放部分86に重なる。
また、ダーティサイド部材80がカウル空間S30内に固定された状態で、ダーティサイド部材80の前壁83に形成された保持具挿入孔83h(図9)に保持具91が挿入される。保持具91のうちダーティサイド部材80の外部に位置する部分が図示しないブラケットに固定されるとともに、保持具91のうち部材空間S3内に位置する部分に部品90が取り付けられる。本実施の形態では、部品90として、ブレーキフルードのリザーバータンクが保持具91に保持される。保持具91に保持される部品90は、リザーバータンクに代えて、スイッチまたはメーター等の他の部品であってもよい。なお、図7では、部材空間S3内の保持具91および部品90の図示が省略されている。
図7に示すように、エアクリーナケース50のケース本体部53は、前後方向Lに延びる第1壁部材53aおよび第2壁部材53bから構成される。第1壁部材53aは、略板形状を有し、前後方向Lおよび上下方向Hに略平行に配置される。第2壁部材53bは、車両平面視および車両正面視でエアクリーナケース50の右縁を形成し、車両左方に向かって凹状に湾曲している(図3および図4参照)。第1壁部材53aおよび第2壁部材53bは、車両側面視でほぼ同じ外形を有する。車両側面視における第1壁部材53aの外縁部分と第2壁部材53bの外縁部分とが接合される。それにより、ケース本体部53が形成される。ケース本体部53の前端に、連通部51の後端が接続されている。
ケース本体部53に収容されるフィルタエレメント59は、ケース本体部53内の空間をフィルタエレメント59よりも下流側に位置する下流空間S1とフィルタエレメント59よりも上流側に位置する上流空間S2とに区画する。ケース本体部53の内部において、フィルタエレメント59は、上流空間S2が下流空間S1よりも小さくなるように、前後方向Lにおいてケース本体部53の後端よりもケース本体部53の前端に近い位置に設けられる。なお、本例では、フィルタエレメント59は、ケース本体部53の前端近傍に配置されている。
第1壁部材53aにエア導出部52が取り付けられている。エア導出部52は、湾曲した円筒形状を有し、ケース本体部53の下流空間S1とケース本体部53の左方の空間(ケース本体部53の外部の空間)とを連通させる。
上記の構成においては、エアクリーナケース50の下流空間S1がエアクリーナ900のクリーンサイド室を構成する。また、エアクリーナケース50の上流空間S2とダーティサイド部材80の部材空間S3と連通部51の連通空間S51とがエアクリーナ900のダーティサイド室を構成する。
(4)実施の形態の効果
(a)本実施の形態に係る自動二輪車100においては、エンジン5の前方に位置するヘッドパイプ3Hおよびラジエター40の左方および右方に一対のミドルカウル30R,30Lが配置される。それにより、一対のミドルカウル30R,30L間に位置するヘッドパイプ3H、ラジエター40およびそれらの周辺に設けられる車両構成部品が雨水等から保護される。エアクリーナケース50より前方に右のミドルカウル30Rの一部が配置されている。車両正面視で、右のミドルカウル30Rの一部はエアクリーナケース50に重なる。エアクリーナケース50のケース本体部53内の空間は、フィルタエレメント59により、下流空間S1と上流空間S2に区画される。上流空間S2とカウル空間S30に設けられるダーティサイド部材80の部材空間S3とが連通部51により互いに連通する。それにより、上流空間S2と部材空間S3と連通部51の連通空間S51とによりダーティサイド室が構成される。
このように、右のミドルカウル30Rのカウル空間S30の少なくとも一部がエアクリーナ900のダーティサイド室として働く。そのため、クリーンサイド室を構成するケース本体部53内の下流空間S1の大きさを確保しつつ、ケース本体部53内の上流空間S2を大きくすることなく、十分な容量を有するダーティサイド室を確保することができる。それにより、エアクリーナ900の大型化を抑制しつつ、十分な容量を有するクリーンサイド室を確保することができる。
この場合、ダーティサイド室の一部を構成する部材空間S3が右のミドルカウル30Rのカウル空間S30に配置されるので、エアクリーナケース50を前後方向Lにおいてシート13より前方に配置することができる。また、エアクリーナ900の大型化が抑制されるので、エアクリーナケース50がエンジン5の側方に配置される構成において、車両平面視で燃料タンク12から側方へのエアクリーナケース50の突出量を小さくすることができる。また、車両側面視でエアクリーナケース50の少なくとも一部がシート13の下端部13bよりも上方に位置するので、エアクリーナケース50がフートボード60R,60Lの上方でより高い位置に配置される。したがって、ライダーがシート13に座って足をフートボード60R,60Lに載せたときに、エアクリーナケース50へ脚が接触しにくくなる。
(b)上記の構成によれば、ダーティサイド部材80の開放部分86は、ダーティサイド部材80がカウル空間S30に固定された状態でミドルカウル30Rの右側壁部32の内面に対向する。この場合、カウル空間S30内では、ダーティサイド部材80の開放部分86を通して部材空間S3内にエアが導入される。したがって、ミドルカウル30Rの外部から雨水および塵埃を含むエアがエアクリーナケース50内に進入することが防止される。
(c)ミドルカウル30Rの開口部32aは、車両側面視でダーティサイド部材80の開放部分86に重なる。また、ミドルカウル30Rには、開口部32aを開閉可能な蓋部32bが設けられている。この場合、自動二輪車100のメンテナンスを行う作業者は、蓋部32bを開くことによりダーティサイド部材80および部材空間S3内の状態を容易に確認することができる。
(d)ダーティサイド部材80の部材空間S3には、部品90が収容されている。この場合、ダーティサイド室の一部として機能する部材空間S3が部品90の収納スペースとして有効に利用されるので、自動二輪車100の大型化が抑制される。
(e)ダーティサイド部材80はラバーにより形成されている。それにより、ダーティサイド部材80の部材空間S3内へのエアの流入による振動音が低減される。
(5)他の実施の形態
(a)上記実施の形態では、右のミドルカウル30R、ダーティサイド部材80およびケース本体部53によりエアクリーナ900が構成されているが、左のミドルカウル30L、ダーティサイド部材およびエアクリーナケースによりエアクリーナ900が構成されてもよい。
(b)上記実施の形態では、自動二輪車100にミドルカウル30R,30Lが設けられるが本発明はこれに限定されない。自動二輪車100には、車両正面視で、前縁部分の上端がヘッドランプ14よりも上方に位置するとともに前縁部分の下端がフロントフォーク2の下端よりも下方に位置する左右一対のサイドカウルが設けられてもよい。この場合、一方のサイドカウルの少なくとも一部がエアクリーナケース50の前方に配置されるとともに、車両正面視でエアクリーナケース50に重なることにより、当該サイドカウルを上記のミドルカウル30Rと同様にエアクリーナ900の一部として用いることができる。
(c)上記実施の形態では、カウル空間S30内にダーティサイド部材80が設けられるが、ダーティサイド部材80は設けられなくてもよい。この場合、自動二輪車100の部品点数を低減することができる。
(d)上記実施の形態では、ダーティサイド部材80の部材空間S3内に部品90が設けられるが、部材空間S3に部品90は設けられなくてもよい。この場合、ダーティサイド部材80をコンパクト化することができる。
(d)上記実施の形態では、右のミドルカウル30Rに開口部32aが形成されるとともに、ミドルカウル30Rに開口部32aを閉塞する蓋部32bが設けられるが、ミドルカウル30Rには開口部32aが形成されなくてもよい。この場合、蓋部32bが不要となり、自動二輪車100の部品点数を低減することができる。
(e)上記実施の形態では、図2および図3に示すように、左右のミドルカウル30R,30Lが幅方向Wにおける車両中心を通る鉛直面に関して対称な形状を有するが、本発明はこれに限定されない。左右のミドルカウル30R,30Lは、幅方向Wにおける車両中心を通る鉛直面に関して非対称な形状を有してもよい。
(f)上記実施の形態は、本発明をクルーザータイプの自動二輪車に適用した例であるが、これに限らず、スクータータイプの自動二輪車、レーシングタイプの自動二輪車、自動四輪車、自動三輪車もしくはATV(All Terrain Vehicle;不整地走行車両)等の他の車両に本発明を適用してもよい。
(6)実施の形態の各部と請求項の各構成要素との対応
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各構成要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記の実施の形態においては、自動二輪車100が鞍乗型車両の例であり、エンジン5がV型エンジンの例であり、ヘッドパイプ3H、ラジエター40およびその周辺部材が車両構成部品の例であり、一対のミドルカウル30R,30Lが一対のサイドカウルの例である。
また、下流空間S1が第1の空間の例であり、上流空間S2が第2の空間の例であり、カウル空間S30が第3の空間の例であり、部材空間S3が第3の空間の少なくとも一部の例であり、連通部51の連通空間S51が連通部の内部空間の例である。
また、上流空間S2および上流空間S2を形成するケース本体部53の部分が内部ダーティサイド室の例であり、部材空間S3および部材空間S3を形成するダーティサイド部材80が外部ダーティサイド室の例であり、ダーティサイド部材80の連通口84xが外部ダーティサイド室の連通口の例であり、ダーティサイド部材80の開放部分86が外部ダーティサイド室の開放部分の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の構成要素を用いることもできる。
1…車両本体部,2…フロントフォーク,3…車体フレーム,3H…ヘッドパイプ,3M…メインフレーム,4…リアフレーム,5…エンジン,5A…前シリンダ,5B…後シリンダ,6…スイングアーム,11…ハンドル,12…燃料タンク,13…シート,13b…下端部,14…ヘッドランプ,20…アッパーカウル,30L,30R…ミドルカウル,30Le,30Re…前縁部分,31…右後壁部,31a,32a…開口部,32…右側壁部,32b…蓋部,39…固定部材,40…ラジエター,50…エアクリーナケース,51…連通部,52…エア導出部,53…ケース本体部,53a…第1壁部材,53b…第2壁部材,59…フィルタエレメント,60L,60R…フートボード,70…スロットルボディ,71…配管,80…ダーティサイド部材,81…上壁,82…下壁,83…前壁,83h…保持具挿入孔,84…後壁,84a…嵌合部,84x…連通口,85…一方側壁,86…開放部分,90…部品,91…保持具,100…自動二輪車,900…エアクリーナ,Bh…ボルト孔,RW…後輪,S1…下流空間,S2…上流空間,S3…部材空間,S30…カウル空間,S51…連通空間

Claims (6)

  1. V型エンジンと、
    前記V型エンジンの上方に配置される燃料タンクと、
    前記燃料タンクより後方に配置されるシートと、
    前記V型エンジンの側方であって、車両側面視において前記V型エンジンの少なくとも一部と重なるように配置され、かつ、フィルタエレメントを収容するエアクリーナケースと、
    前記V型エンジンの前方に位置する車両構成部品の少なくとも一部の左方および右方に配置される一対のサイドカウルと、
    前記エアクリーナケースより下方に配置されるフートボードと、を備え、
    前記一対のサイドカウルのうち一方のサイドカウルの少なくとも一部は、前記エアクリーナケースより前方に配置され、
    前記一方のサイドカウルの少なくとも一部は、車両正面視で前記エアクリーナケースに重なり、
    前記エアクリーナケースの少なくとも一部は、車両側面視で前記シートの下端よりも上方に位置し、
    前記エアクリーナケースは、前記シートの前端より前方かつ前記燃料タンクより下方に配置され、
    前記エアクリーナケースの側端は、車両幅方向において前記燃料タンクの側端よりも外方に位置し、
    前記エアクリーナケースの少なくとも一部は、車両平面視で前記フートボードに重なり、
    前記フィルタエレメントは、前記エアクリーナケース内の空間を、前記フィルタエレメントよりも下流側に位置する第1の空間と前記フィルタエレメントよりも上流側に位置しかつ前記第1空間よりも小さい第2の空間とに区画し、
    前記エアクリーナケースは、前記第2の空間と前記一方のサイドカウルの内方の第3の空間とを互いに連通させる連通部を有し、
    前記第2の空間と前記第3の空間の少なくとも一部と前記連通部の内部空間とが、ダーティサイド室を構成する、鞍乗型車両。
  2. 前記ダーティサイド室は、前記第2の空間で構成される内部ダーティサイド室と、前記第3の空間のうち少なくとも一部で構成される外部ダーティサイド室とを含み、
    前記外部ダーティサイド室は、前記エアクリーナケースの前記連通部につながる連通口と、前記一方のサイドカウルに対向する開放部分とを有する、請求項1記載の鞍乗型車両。
  3. 前記一方のサイドカウルは、車両側面視で前記外部ダーティサイド室の前記開放部分の少なくとも一部に重なる開口部を有し、前記開口部を閉塞する蓋部が設けられる、請求項2記載の鞍乗型車両。
  4. 前記外部ダーティサイド室内に部品が収容される、請求項2または3記載の鞍乗型車両。
  5. 前記外部ダーティサイド室はラバーにより形成される、請求項2〜4のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
  6. 前記V型エンジンよりも前方に設けられるヘッドパイプおよびラジエターをさらに備え、
    前記車両構成部品は、前記ヘッドパイプおよび前記ラジエターのうち少なくとも一方を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の鞍乗型車両。
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