JP2018099072A - 農作業車 - Google Patents

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満 竹中
Mitsuru Takenaka
竹中  満
下田 洋平
Yohei Shimoda
洋平 下田
孝次 坂井
Koji Sakai
孝次 坂井
良将 安東
Yoshimasa Ando
良将 安東
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Abstract

【課題】コンデンサの支持構造を安価に得つつ、コンデンサを清掃するなどの作業を能率よく行えるようにする。
【解決手段】コンデンサ24及びコンデンサ用の冷却ファン25は、コンデンサユニット22に備えてある。コンデンサユニット22を通常の使用姿勢と、使用姿勢から開放されたメンテナンス姿勢とに亘って回動可能にレシーバ23に支持してある。
【選択図】図6

Description

本発明は、運転部と、前記運転部を覆うキャビンと、前記キャビンの内部を空調する空調装置と、が備えられた農作業車に関する。
上記した農作業車として、例えば、特許文献1に示されるように、運転部、運転部を覆うキャビンとしての運転キャビン、運転キャビンの内部を空調する空調装置が備えられたコンバインがある。空調装置には、コンデンサ、コンデンサ用の冷却ファンとしての回転ファンが備えられている。コンデンサは、エンジンボンネットと防塵ケースとに支持されている。
特開2009−89637号公報
従来、コンデンサに対する清掃などの作業を行なう際、コンデンサの表面側に手が届き難いなどのために、コンデンサを取り外す必要があり、コンデンサの脱着のために手間が掛かっている。
本発明は、支持構造を安価に得ながら、コンデンサの清掃などの作業を能率よく行なうことが可能な農作業車を提供する。
本発明による農作業車は、
運転部と、
前記運転部を覆うキャビンと、
前記キャビンの内部を空調する空調装置と、が備えられ、
前記空調装置は、コンデンサ及び前記コンデンサ用の冷却ファンを有するコンデンサユニットと、レシーバとを備え、
前記レシーバは、機体上下向きの円筒形状の状態で前記コンデンサユニットと隣り合う位置に設置されており、
前記コンデンサユニットは、通常の使用姿勢と、前記使用姿勢から開放されるメンテナンス姿勢とに亘って回転可能に前記レシーバに支持されている。
本構成によると、コンデサユニットを、レシーバを回動支点にしてメンテナンス姿勢に回転操作することにより、コンデンサを使用姿勢からメンテナンス姿勢に開放でき、コンデンサの表面側などにも手が届き易くなる。また、コンデンサユニットを、レシーバを回動支点にして使用姿勢に回転操作することにより、コンデンサをメンテナンス姿勢から使用姿勢に戻すことができる。コンデンサをメンテナンス姿勢にしたり、使用姿勢に戻したりする際、冷却ファンもコンデンサと共に移動するので、冷却ファンを外したり、つけ戻したりする手間が不要である。
従って、コンデンサを清掃するなどの作業を行なうのに、コンデンサユニットを回転操作するだけで楽にかつ迅速にコンデンサを作業し易いメンテナンス姿勢にしたり、使用姿勢に戻したりして能率よく行える。
空調装置に必須の部材であるレシーバを枢支部材に活用するので支持構造を安価に得ることができる。
本発明においては、防塵部を有し、外部から前記防塵部を介して外気を導入する外気導入室が備えられ、前記コンデンサユニットは、前記使用姿勢のとき、前記コンデンサが前記外気導入室に対面し、前記冷却ファンの回転により、前記外気導入室の空気が前記コンデンサに導入されるよう構成されていると好適である。
本構成によると、防塵部によって塵埃が除去された状態で外気導入室に位置する空気がコンデンサに冷却風として供給されるので、コンデンサに塵埃が付着し難くなり、コンデンサを効率良く熱交換される状態を長時間に亘って維持できる。
本発明においては、前記外気導入室に、エンジン用のエアクリーナが収容されていると好適である。
本構成によれば、外気導入室をエアクリーナの収容スペースに活用できるので、特別な収容スペースを設けるのに比べ、小型化を図りつつエアクリーナを装備できる。
本発明においては、前記運転部の前方に、圃場の作物を刈り取る刈取部が備えられると共に、前記運転部の後方に、収穫された穀粒が貯留される穀粒タンクが備えられ、前記穀粒タンクは、当該穀粒タンクの後側に位置する機体上下向き軸芯回りに機体横外側に回転可能に設けられており、前記外気導入室は、前記運転部における運転座席の後方箇所に形成されており、前記コンデンサユニットは、前記使用姿勢のとき、前記外気導入室の後端部に位置し、前記レシーバは、前記コンデンサユニットに対して機体横外側に位置していると好適である。
本構成によれば、通常時は、外気導入室と穀粒タンクとが前後方向に寄り合う状態になるよう構成しても、穀粒タンクを機体横外側に回転させることにより、外気導入室の後方に広い作業用スペースを設け、この作業用スペースにコンデンサユニットを取出すことができる。したがって、コンバインの前後長さを短くしつつ、コンデンサの清掃などを行ない易くできる。
コンデサユニットは、コンデサユニットに対して機体横外側に位置するレシーバを回転支点にして回転するので、機体内側に揺動する穀粒タンクがメンテナンス姿勢にあるコンデンサユニットに接触した場合、コンデンサユニットが使用姿勢側に穀粒タンクによって揺動操作され、コンデンサユニットの破損を回避できる。
本発明においては、前記レシーバは、前記キャビンを支持するキャビンフレームに支持されていると好適である。
本構成によると、キャビンフレームをレシーバの支持部材に活用した構造簡単な支持構造でレシーバを支持できる。
コンバインの全体を示す右側面図である。 コンバインの全体を示す平面図である。 コンデンサユニットを示す後面図である。 使用姿勢のコンデンサユニットを示す正面図である。 使用姿勢のコンデンサユニットを示す平面図である。 メンテナンス姿勢のコンデンサユニットを示す平面図である。 レシーバの支持構造を示す従断面図である。 図7のVIII−VIII断面矢視図である。 プレエアクリーナの支持構造を示す側面図である。 図9のX−X断面矢視図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、コンバインの全体を示す右側面図である。図2は、コンバインの全体を示す平面図である。図1,2に示す[F]の方向は、走行機体1の前側、[B]の方向は、走行機体1の後側、[L]の方向は、走行機体1の左側、[R]の方向は、走行機体1の右側と定義する。
図1,2に示すように、コンバインは、左右一対のクローラ走行装置2が装備された走行機体1を備えている。走行機体1の前部の右側部位に運転部3が形成されている。運転部3は、キャビン4によって覆われている。運転部3の下方に、エンジン5を有する原動部6が形成されている。走行機体1の前部に刈取部7が下降作業状態と上昇非作業状態とに揺動昇降操作可能に連結されている。刈取部7の昇降操作は、昇降シリンダ(図示せず)の伸縮作動によって行なわれる。走行機体1の後部に、脱穀装置8及び穀粒タンク9が設けられている。脱穀装置8と穀粒タンク9とは、穀粒タンク9が運転部3の後方に位置する状態で、走行機体1の左右方向に並んでいる。穀粒タンク9の機体横外側がカバー10によって覆われている。
このコンバインでは、刈取部7を下降作業状態に下降させた状態で走行機体1を走行させることにより、稲、麦などの作物の収穫作業を行なえる。
すなわち、作業走行を行なうと、刈取部7において、圃場の植立茎稈が機体横方向に並ぶ6つの引起し経路11にデバイダ12によって導入され、引起し装置13によって引起し処理される。引起し処理される植立穀稈の株元がバリカン型の刈取装置14によって切断され、刈取りが行われる。刈取穀稈が供給搬送装置15によって機体後方向きにかつ機体左横側に搬送されて脱穀装置8の前部に供給される。脱穀装置8において、刈取穀稈の株元側が脱穀フィードチェーン(図示せず)によって機体後方向きに挟持搬送され、刈取穀稈の穂先側が扱室(図示)に供給されて、回動する扱胴(図示せず)によって扱き処理される。扱き処理によって得られた穀粒がワラ屑などの塵埃と選別された後、脱穀装置8から搬出される。搬出された穀粒が揚穀装置16によって穀粒タンク9に供給されて貯留される。穀粒タンク9に貯留された穀粒は、スクリューコンベアを利用した穀粒搬出装置17によって穀粒タンク9から取出すことができる。
図1,2,3に示すように、キャビン4と、運転部3における運転座席3aの後方箇所と、原動部6とにわたり、キャビン4の内部を空調する空調装置20が設けられている。空調装置20には、室内ユニット21、コンプレッサ(図示せず)、コンデンサユニット22、レシーバ23が備えられている。
図1に示すように、室内ユニット21は、キャビン4の天井部4aに設置されている。コンプレッサは、原動部6のエンジンルーム6a(図3参照)に設置されている。コンプレッサは、エンジン5によって駆動される。
図3,4,5に示すように、コンデンサユニット22は、コンデンサ24、冷却ファン25、ファンシュラウド26及び電動モータ27を備えている。ファンシュラウド26は、コンデンサ24の裏面側に配置されている。ファンシュラウド26の外周部に備えられた取付け部26aがコンデンサ24の枠体24aに連結され、ファンシュラウド26は、コンデンサ24の裏面側に支持されている。取付け部26aと枠体24aとは、連結ボルトによって連結されている。電動モータ27は、複数本の支持アーム28に支持されている。各支持アーム28は、ファンシュラウド26から延出されている。電動モータ27は、支持アーム28及びファンシュラウド26を介して枠体24aに支持されている。冷却ファン25は、電動モータ27の出力軸(図示せず)に相対回転不能に支持されている。冷却ファン25は、電動モータ27、支持アーム28及びファンシュラウド26を介して枠体24aに支持されている。
図3,4,5に示すように、コンデンサユニット22及びレシーバ23は、外気導入室30Aに設置されている。図1,5に示すように、外気導入室30Aは、運転座席3aの後方における穀粒タンク9の前方箇所に形成されている。外気導入室30Aは、エンジンルーム6aを形成するエンジンボンネット31における天板部32のうちの機体後方側の部分(以下、天板後部32aと呼称する。)と、上部構造体33と、防塵カバー34とによって形成されている。上部構造体33は、天板後部32aの上面側に立設されている。上部構造体33は、前壁部33a、後壁部33b、機体横内側の側壁部33c及び天板部33dを備えている。防塵カバー34は、上部構造体33の機体右横外側に設けられている。運転座席3aの後方に、リレーなどの電装品を収容する電装品収容室30Bが形成されている。電装品収容室30Bは、側壁部33cによって外気導入室30Aと仕切られている。
防塵カバー34は、外気導入室30Aの機体横外側と、エンジンルーム6aの機体横外側とに亘って位置している。図1,4,5に示すように、防塵カバー34のうち、外気導入室30Aの機体横外向き開口に対向する部位に、外気導入室用の防塵部34aが形成されている。防塵部34aは、防塵カバー34に形成された吸気口と、この吸気口に設けられた防塵ネットとによって構成されている。防塵部34aは、防塵カバー34の外部から内部に空気が吸引されることを可能にし、かつ、空気と共に吸引されようとするワラ屑などの塵埃を防塵ネットによる濾過によって除去する。塵埃の濾過を可能にするのに、防塵ネットを採用する他、複数の通気孔を有する金属製や樹脂製の穴空き部材を採用可能である。防塵カバー34のエンジンルーム6aの開口に対向する部位に、エンジンルーム用の防塵部34bが形成されている。エンジンルーム用の防塵部34bは、外気導入室用の防塵部34aと同じ構成を備えている。エンジンルーム用の防塵部34bは、エンジンボンネット31の外気を内部にエンジン冷却風として吸引されることを可能にする。
コンデンサユニット22では、冷却ファン25が電動モータ27によって回転駆動されて送風作用する。この送風作用により、外気導入室30Aの外部の空気が防塵部34aを介して外気導入室30Aの内部の遮蔽板35(図5参照)とコンデンサユニット22との間に導入される。導入された空気は、防塵部34aによって塵埃が除去された状態になっている。導入された空気が冷却風となってコンデンサ24を表側から裏側に通り、コンデンサ24が冷却風によって冷却される。
図4,5に示すように、レシーバ23には、円筒形状のケースが備えられ、レシーバ23は、円筒形状になっている。図3,4,5に示すように、レシーバ23は、コンデンサユニット22の機体右横外側方の箇所に、コンデンサユニット22と隣り合った状態で設けられている。図4,5,7,8に示すように、レシーバ23の上端側と下端側とが取付け部材40を介して支持フレーム39に支持されている。図7,8に示すように、上下の取付け部材40のレシーバ側部分は、リング状に形成され、レシーバ23に外嵌されている。図7に示すように、支持フレーム39に係止ピン41が取付けられている。係止ピン41とレシーバ23の下端部とが係合している。レシーバ23は、取付け部材40から抜け外れないように係止ピン41によって受け止められている。レシーバ23は、回転しないように係止ピン41によって回り止めされている。
図1,7に示すように、支持フレーム39の上端側がキャビンフレーム42の上端側に連結され、支持フレーム39の下端側がキャビンフレーム42の下端側に連結されている。支持フレーム39は、キャビンフレーム42に支持されている。レシーバ23は、取付け部材40及び支持フレーム39を介してキャビンフレーム42に支持されている。図1に示すように、キャビンフレーム42は、キャビン4の横壁部のうちの出入口4bより後側に位置する後横壁部分4cの下部と、キャビン4の横壁部のうちの出入口4bの下部の後側に沿っている部分とに亘って配備されている。キャビンフレーム42は、キャビン4のうち、出入口4bを有する横壁部を支持している。
図3,5,6に示すように、コンデンサ24の枠体24aのうちのレシーバ23に隣り合う縦枠部が取付け部材43を介してレシーバ23に支持されている。図8に示すように、取付け部材43と枠体24aとは、クッションゴム44を介して連結されている。図5,7に示すように、取付け部材43のレシーバ側部分は、レシーバ23に外嵌されている。取付け部材43は、下の取付け部材40によって受け止め支持されている。取付け部材43は、レシーバ23に対しても、下の取付け部材40に対しても滑って相対回転する。コンデンサユニット22は、取付け部材43を介してレシーバ23に回転操作可能に支持され、コンデンサユニット22の取付け姿勢を使用姿勢とメンテナンス姿勢とに亘って変更可能になっている。
図4は、使用姿勢のコンデンサユニット22を示す正面図である。図5は、使用姿勢のコンデンサユニット22を示す平面図である。図4,5に示すように、コンデンサユニット22を、レシーバ23を回転支点にして機体前方側へ回転操作し、コンデンサユニット22を外気導入室30Aの後部に位置する取付け姿勢にする。すると、コンデンサユニット22は、コンデンサ24が外気導入室30Aに対面し、外気導入室30Aに冷却用の空気を導入して冷媒の冷却を行なうように、通常の使用姿勢になる。コンデンサユニット22を通常の使用姿勢にした場合、枠体24aと天板後部32aとに亘って設けられたロック機構(図示せず)によってコンデンサユニット22を通常の使用姿勢に固定できる。
図6は、メンテナンス姿勢のコンデンサユニット22を示す平面図である。図6に示すように、コンデンサユニット22を、レシーバ23を回転支点にして機体後方側へ回転操作し、コンデンサユニット22をレシーバ23から後方向きに延出する取付け姿勢にする。すると、コンデンサユニット22は、使用姿勢から後方に開放されて、コンデンサ24の前面側にメンテナンス空間を形成するように、メンテナンス姿勢になる。
図1に示すように、穀粒搬出装置17の縦コンベア部17aが穀粒タンク9の後部に連結されている。縦コンベア部17aは、機体フレームの支持部1bに相対回転可能に支持されている。穀粒タンク9は、穀粒タンク9の後側に位置する縦コンベア部17aの機体上下向き軸芯Xを回転中心にして回転操作可能になっている。図2に二点鎖線で示すように、穀粒タンク9を回転操作することにより、穀粒タンク9の取付け姿勢を、穀粒タンク9が走行機体の横外側に張り出たメンテナンス姿勢としての取付け姿勢と、穀粒タンク9が機体フレーム上に機体前後方向に沿った状態で位置する通常姿勢としての取付け姿勢とに変更できる。
通常時は、図3,4,5に示すように、コンデンサユニット22を、レシーバ23を回転支点にして機体前方側に揺動操作し、コンデンサユニット22の取付け姿勢の使用姿勢にしておく。すると、コンデンサユニット22が外気導入室30Aの後部に位置し、コンデンサ24の前面側が外気導入室30Aに対面する。冷却ファン25の回転により、外気導入室30Aの外部の空気が防塵部34aを通り、塵埃が除去された状態となって外気導入室30Aの内部に導入される。導入された空気が冷却風となってコンデンサ24に供給され、コンデンサ24が冷却風によって冷却される。これにより、コンプレッサによって圧縮されてガス状態になり、循環路(図示せず)を介してコンデンサ24に供給された冷媒が、コンデンサ24において冷却されて液状態になる。液状態になった冷媒が循環路36(図4参照)を介してレシーバ23に供給され、レシーバ23から循環路37(図9,10参照)を介して室内ユニット21に供給される。室内ユニット21において、冷媒がエバポレータ(図示せず)に供給されて冷媒と空調空気との間で熱交換が行われ、温度低下した空調空気を発生させる。温度低下した空調空気がキャビン4の内部に供給される。エバポレータを通過した冷媒は、循環路38(図9,10参照)を介してコンプレッサに戻される。
コンデンサ24を清掃するなどの作業を行なう場合、穀粒タンク9を通常姿勢からメンテナンス姿勢に変更する。これによって、外気導入室30Aの後方が開放されると、コンデンサユニット22を、レシーバ23を回転支点にして使用姿勢から後方に回転操作し、コンデンサユニット22の取付け姿勢をメンテナンス姿勢に切りかえる。すると、コンデンサユニット22が外気導入室30Aから後方に出て、コンデンサ24の前面側を外気導入室30Aの後方に開放できる。
図1,3,5に示すように、防塵カバー34の後部が支持フレーム39の上下の支持部39aに枢支されている。防塵カバー34を支持部39aの機体上下向きの枢支軸芯Yを揺動中心にして揺動開閉することができる。防塵カバー34を開くことにより、外気導入室30Aの開口を開けることができ、機体横外側から外気導入室30Aの開口を介し、レシーバ23の液量表示部を見ることができる。
図4,5に示すように、外気導入室30Aに、エンジン用のエアクリーナ50が収容されている。エアクリーナ50の吸気口部に吸気管51を介してプレエアクリーナ52が接続されている。図1,2に示すように、プレエアクリーナ52は、キャビン4の天井部4aの後方近くに天井部4aと同じ高さで位置している。図9に示すように、プレエアクリーナ52は、支持アーム53に支持されている。支持アーム53は、キャビン4の後壁部4eにおける柱54から後方向きに延出されている。
図1,3,4,5に示すように、吸気管51には、エアクリーナ50の吸気口部から外気導入室30Aを外気導入室30Aの機体右横端側の後部まで延びる室内管部51aと、室内管部51aの延出端部から機体上方向きに天板部33dの管孔を通って外気導入室30Aの外部に出て、この外部をキャビン4の天井部4aの近くまで機体上方向きに延びる機体上下向きの縦管部51bと、縦管部51bの延出端部から機体後方向きにプレエアクリーナ52まで延びる前後向き管部51cとが備えられている。
図3,4,10に示すように、縦管部51bのうち、天板部32に近い下側部よりも高レベルに位置する上側部が下側部に対して機体横内側に位置ずれしている。キャビン4の後壁部4eと横壁部との間のアール形状の角部Cを介してキャビン内から外部を見通す際、縦管部51bの上側部が障害にならないように、上側部を角部Cに対して機体横内側に離してある。
図3,5に示すように、キャビン4は、支柱55に回転可能に支持されている。キャビン4を、支柱55を回転支点にして走行機体の横外側へ回転操作することにより、エンジンボンネット31、外気導入室30A及び運転座席3aも共に移動し、エンジンルーム6aを開放できる。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施例では、外気導入室30Aを備えた例を示したが、外気導入室30Aを備えずに実施してもよい。
(2)上記した実施例では、レシーバ23をコンデンサユニット22に対して機体右横側に位置する箇所に設けた例を示したが、コンデンサユニット22に対して機体左横側に位置する箇所に設けて実施してもよい。また、コンデンサユニット22の使用姿勢において、コンデンサ24が機体横方向に沿う姿勢になるよう構成した例を示したが、コンデンサ24が機体前後方向に向く姿勢など、如何なる姿勢になるよう構成してもよい。
(3)上記した実施例では、外気導入室30Aにエアクリーナ50を収容した例を示したが、エアクリーナ50を外気導入室30Aの外部に設けてもよい。
(4)上記した実施例では、レシーバ23がキャビンフレーム42に支持される例を示したが、レシーバ23を専用の支持部材に支持して実施してもよい。
本発明は、コンバインに限らず、トウモコシなどの各種の農作物を収穫対象する収穫機、田植機、トラクタ等の各種の農作業車に適用できる。
3 運転部
3a 運転座席
4 キャビン
9 穀粒タンク
20 空調装置
22 コンデンサユニット
23 レシーバ
24 コンデンサ
30A 外気導入室
34 防塵カバー
34a 防塵部
50 エアクリーナ

Claims (5)

  1. 運転部と、
    前記運転部を覆うキャビンと、
    前記キャビンの内部を空調する空調装置と、が備えられ、
    前記空調装置は、コンデンサ及び前記コンデンサ用の冷却ファンを有するコンデンサユニットと、レシーバとを備え、
    前記レシーバは、機体上下向きの円筒形状の状態で前記コンデンサユニットと隣り合う位置に設置されており、
    前記コンデンサユニットは、通常の使用姿勢と、前記使用姿勢から開放されるメンテナンス姿勢とに亘って回転可能に前記レシーバに支持されている農作業車。
  2. 防塵部を有し、外部から前記防塵部を介して外気を導入する外気導入室が備えられ、
    前記コンデンサユニットは、前記使用姿勢のとき、前記コンデンサが前記外気導入室に対面し、前記冷却ファンの回転により、前記外気導入室の空気が前記コンデンサに導入されるよう構成されている請求項1に記載の農作業車。
  3. 前記外気導入室に、エンジン用のエアクリーナが収容されている請求項2に記載の農作業車。
  4. 前記運転部の前方に、圃場の作物を刈り取る刈取部が備えられると共に、前記運転部の後方に、収穫された穀粒が貯留される穀粒タンクが備えられ、
    前記穀粒タンクは、当該穀粒タンクの後側に位置する機体上下向き軸芯回りに機体横外側に回転可能に設けられており、
    前記外気導入室は、前記運転部における運転座席の後方箇所に形成されており、
    前記コンデンサユニットは、前記使用姿勢のとき、前記外気導入室の後端部に位置し、
    前記レシーバは、前記コンデンサユニットに対して機体横外側に位置している請求項2または3に記載の農作業車。
  5. 前記レシーバは、前記キャビンを支持するキャビンフレームに支持されている請求項1から4のいずれか一項に記載の農作業車。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020103054A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 株式会社クボタ 収穫機
WO2024105917A1 (ja) * 2022-11-18 2024-05-23 株式会社クボタ 収穫機

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