JP6728030B2 - コンバイン - Google Patents

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Description

本発明は、運転座席を有する運転部と、乗降口を開閉可能なドアを有し、運転部を覆うキャビンと、が備えられているコンバインに関する。
例えば、特許文献1に従来のコンバインが記載されている。特許文献1に記載のコンバインには、運転座席の下方に設けられたエンジンルームと、エンジンルームのうちドアと同じ側の側面を覆う防塵ケース(同文献の「防塵カバー」)と、が備えられている。防塵ケースの側部には、エンジンルームに対する塵埃の侵入を阻止する網部(同文献の「防塵網」)が設けられている。
特開2016−63790号公報
ところで、上記従来の技術では、防塵ケースの網部に排藁等の塵埃が付着することで、防塵ケースを介してエンジンルーム側へ外部の空気が取り込まれ難くなり、エンジンルーム等に配置される機器の冷却効率が低下することがある。そのため、防塵ケースの網部に付着する塵埃を適切に除去する必要がある。
しかし、例えば、防塵ケースの網部を清掃するために、モータ等の駆動装置を有する専用の清掃機器を備えるようにすると、構造が過度に複雑化する上、駆動装置の制御タイミングの検討等も必要となり、煩雑となる。
上記実情に鑑み、簡素な構造で防塵ケースの網部に付着した塵埃を適切に除去できるコンバインを提供することが望まれていた。
本発明のコンバインは、
運転座席を有する運転部と、
乗降口を開閉可能なドアを有し、前記運転部を覆うキャビンと、
前記運転座席の下方に設けられたエンジンルームと、
前記エンジンルームのうち前記ドアと同じ側の側面を覆う防塵ケースと、が備えられ、
前記防塵ケースの側部に、前記エンジンルームに対する塵埃の侵入を阻止する網部が設けられ、
前記網部の面に沿って移動して前記網部に付着した塵埃を除去可能な除去機構と、
前記ドアの開閉操作に連動して前記除去機構を作動させる連動機構と、が備えられ
前記ドアは、縦向きの回動軸心周りに揺動して開閉するように構成され、
前記除去機構は、前記防塵ケースの内部に設けられているものである。
別の本発明のコンバインは、
運転座席を有する運転部と、
乗降口を開閉可能なドアを有し、前記運転部を覆うキャビンと、
前記運転座席の下方に設けられたエンジンルームと、
前記エンジンルームのうち前記ドアと同じ側の側面を覆う防塵ケースと、が備えられ、
前記防塵ケースの側部に、前記エンジンルームに対する塵埃の侵入を阻止する網部が設
けられ、
前記網部の面に沿って移動して前記網部に付着した塵埃を除去可能な除去機構と、
前記ドアの開閉操作に連動して前記除去機構を作動させる連動機構と、が備えられ、
前記ドアは、縦向きの回動軸心周りに揺動して開閉するように構成され、
前記除去機構は、横向きの揺動軸心周りに揺動するように構成され、
前記連動機構に、前記ドアの前記回動軸心周りの動きを前記除去機構の前記揺動軸心周りの動きに変換するベベルギヤ機構が備えられているものである。
本発明によれば、キャビンのドアの開閉動作が、連動機構を介して、除去機構に伝達され、除去機構の駆動により、防塵ケースの網部に付着した塵埃が除去される。このため、例えば、作業の開始時や終了時には、操縦者が乗降口から乗降を行うためにドアの開閉動作を行うので、除去機構による防塵ケースの網部の清掃が必ず実行される。また、操縦者の判断により、キャビンのドアを開閉操作することで、除去機構を駆動して、防塵ケースの網部の清掃を、適時実行することもできる。このように、除去装置を駆動するためのモータ等の駆動装置が備えられておらず、人力によるドアの開閉動作を駆動源として除去機構による防塵ケースの網部の清掃を行うので、例えば、モータ等の駆動装置を有する網部の清掃専用の清掃機器を備えるような場合に比べて、構造が簡素になる上、適切なタイミングで防塵ケースの網部の清掃を行うことが可能になる。
したがって、本発明によれば、簡素な構造で防塵ケースの網部に付着した塵埃を適切に除去できるものとなる。
本構成によれば、開閉操作時のドアの回動軸心周りの揺動の動きが、ベベルギヤ機構で除去機構の揺動軸心周りの動きに効率良く変換されるので、除去機構が防塵ケースの網部の面に沿って正確に移動させて塵埃の除去を適切に行うことができる。
本発明において、
前記連動機構に、前記ドアの回動軸と一体となった連動軸が備えられ、
前記連動軸が、前記防塵ケースの上部材を上下方向に貫通していると好適である。
本構成によれば、除去機構、及び、連動機構を、防塵ケースよりも横外側に出っ張らせずに、コンパクトに配置できる。
本発明において、
前記防塵ケースが、縦向きの縦軸心周りに揺動して開閉するように構成され、
前記防塵ケースの上端部に、前記防塵ケースの開閉時に前記連動軸が通る切り欠き部が設けられていると好適である。
本構成によれば、防塵ケースの開閉動作時に、防塵ケースの切り欠き部を連動軸が通るので、防塵ケースと連動機構の連動軸とが干渉しないものとなる。
本発明において、
前記除去機構が、前記揺動軸心周りに90°間隔で配置されると共に一体的に揺動する4つのブラシ部であり、前記4つのブラシ部の可動角度が90°に設定されていると好適である。
本構成によれば、ドアの開閉動作に基づいて除去機構を駆動すると、4つのブラシ部により360°の範囲が掃かれるので、防塵ケースの網部の広い範囲を清掃できる。
本発明において、
前記4つのブラシ部は、互いに異なる長さになっていると好適である。
本構成によれば、除去機構の駆動軸の中心が、網部の中心からずれていても、そのずれ量に応じて除去機構の4つのブラシ部の長さを変えることで、除去機構で網部の広い範囲を清掃できるものとなる。
コンバインの全体を示す右側面図である。 コンバインの全体を示す上面図である。 防塵ケース、連動機構、除去機構等の周辺を示す右側面図である。 運転座席、連動機構、除去機構等を示す前面視の断面図である。 連動機構、除去機構等の周辺を拡大して示す前面視の断面図である。 運転部の後面側を示す後面図である。 エンジンルーム等の周辺を示す後面図である。 バックミラーの支持構造を示す右側面視の一部断面図である。 バックミラーの支持構造を示す前面視の一部断面図である。 左窓部の周辺を示す左側面図である。 図10におけるXI−XI断面図である。 図11におけるXII−XII断面図である。 図11におけるXIII−XIII断面図である。 コンプレッサの周辺を示す斜視図である。 保護カバーの周辺を示す上面図である。 保護カバーの周辺を示す後面視の一部断面図である。
以下、本発明の一例である実施形態を図面に基づいて説明する。なお、方向については、図2に示すように、矢印Fの方向が「前」、矢印Bの方向が「後」、矢印Lの方向が「左」、矢印Rの方向が「右」である。
〔自脱型コンバインの概略構成について〕
図1、図2等には、コンバインの一例としての自脱型コンバインを示している。この自脱型コンバインは、クローラ式の走行装置1と、走行装置1で支持される機体フレーム2と、を備えている。機体フレーム2の前端部には、植立穀稈を刈り取る刈取部3が昇降可能に設けられている。刈取部3の後方には、キャビン4が設けられている。キャビン4の下部には、エンジン5が設けられている。キャビン4の後方には、刈取穀稈を脱穀する脱穀装置6と、穀粒を貯留するグレンタンク7と、が左右方向に隣り合う状態で設けられている。グレンタンク7には、グレンタンク7内の穀粒を排出するアンローダ8が設けられている。
図1、図2等に示すように、キャビン4は、運転座席9を有する運転部10を覆うものとなっている。運転部10において、運転座席9の左方と前方には、夫々、サイドパネル11とフロントパネル12が設けられている。サイドパネル11のうちサイド操作パネル面には、例えば、主変速レバー(図示せず)やその他の操作具が配設されている。フロントパネル12のうちフロント操作パネル面には、例えば、ステアリングレバー(図示せず)その他の操作具や計器表示部(図示せず)が配設されている。
図1、図2、図4、図6、図7等に示すように、運転部10の後部には、エンジン5を覆うエンジンボンネット19が設けられている。エンジンボンネット19の上面に、運転座席9が取り付けられている。エンジンボンネット19の内部には、エンジンルームR1が設けられている。エンジンルームR1は、運転座席9の下方に設けられている。エンジンルームR1には、エンジン5やラジエータ20、冷却ファン21、エアクリーナ22が収容されている。エンジンルームR1のうちドア23と同じ側の右側面は、防塵ケース24によって覆われている。
図3等に示すように、防塵ケース24は、縦向きの縦軸心P1周りに揺動して開閉するように構成されている。
図1、図3〜図7に示すように、防塵ケース24の右側部には、エンジンルームR1に対する塵埃の侵入を阻止する網部25が設けられている。図7に示すように、冷却ファン21が回転することにより、エンジンルームR1の外部の空気が網部25を通じてエンジンルームR1内に導入される。網部25としては、防塵ケース24の上部側に位置する上網部26と、防塵ケース24の下部側に位置する下網部27と、が備えられている。
図1、図2、図6等に示すように、キャビン4の上部には、ルーフ部28が設けられている。キャビン4のうち前壁部36、後壁部37、左側壁部38及び右側壁部39には、夫々、フロントガラス29、リヤガラス30、左窓部31、ドア23が設けられている。
〔ドアについて〕
図1、図3等に示すように、ドア23は、後支点である縦向きの回動軸心P2周りに揺動して開閉するように構成されている。ドア23は、キャビン4の右側に位置して操縦者が運転部10に対して乗降する乗降口32を開閉可能なものとなっている。ドア23は、ドアガラス33と、ドアガラス33が取り付けられるドアサッシ34と、ドアサッシ34を支持するドアフレーム35と、ドアガラス33の外面に設けられる取っ手42と、を有している。ドアフレーム35の後部に位置する回動軸55は、上下一対のヒンジ40を介して後ピラー41に揺動可能に取り付けられている。
〔エアコンシステムについて〕
図6に示すように、コンバインには、エアコンシステム45が備えられている。エアコンシステム45には、ルーフ部28に設けられているエバポレータ46、エンジン5の横側方に設けられ、冷媒を冷却するコンデンサ47、コンデンサ47の近傍に設けられ、冷媒を一時的に貯留するレシーバ48、冷媒を圧縮するコンプレッサ49が備えられている。エバポレータ46の近傍に備えられる空調ファン(図示せず)を駆動することにより、キャビン4内に空調空気を供給できるようになっている。コンプレッサ49は、後壁部37よりも後方に配置されている。
図6に示すように、エバポレータ46とコンプレッサ49との間、コンプレッサ49とコンデンサ47との間、コンデンサ47とレシーバ48との間、レシーバ48とエバポレータ46との間は、夫々、冷媒を循環させるための配管44で接続されている。
〔除去機構と連動機構について〕
図1、図3、図4、図5、図7等に示すように、コンバインには、網部25の面に沿って移動して網部25に付着した塵埃を除去可能な除去機構50と、ドア23の開閉操作に連動して除去機構50を作動させる連動機構51と、が備えられている。除去機構50及び連動機構51は、網部25の横内側に配置されている。除去機構50は、横向きの揺動軸心Q周りに揺動するように構成されている。除去機構50は、防塵ケース24の内部に設けられている。
図1、図3等に示すように、除去機構50は、揺動軸心Q周りに90°間隔で配置されると共に一体的に揺動する4つのブラシ部53であり、4つのブラシ部53の可動角度は、夫々、90°に設定されている。4つのブラシ部53は、互いに異なる長さになっている。各ブラシ部53は、駆動軸52から径方向外側に延びている。図3に、各ブラシ部53が移動する際に下網部27が清掃される清掃範囲Cを示している。各ブラシ部53には、夫々、駆動軸52から径方向外側に延びる取付板53Aの一部と、取付板53Aから網部25の方向に向けて横方向に延びるブラシ毛53Bと、が備えられている。ブラシ毛53Bは、取付板53Aにおける駆動軸52を挟んだ両側箇所に夫々設けられている。つまり、1つの取付板53Aに、180°位相が異なる2つのブラシ部53が対応している。
ブラシ毛53Bにより、下網部27に設けられた孔部27Aが横内側から掃かれることで、下網部27の横外側に付着した排藁等の塵埃が擦り落とされて除去される。
図3〜図5、図7等に示すように、連動機構51には、ドア23の回動軸心P2周りの動きを90°変更して除去機構50の揺動軸心Q周りの動きに変換するベベルギヤ機構54が備えられている。連動機構51には、ドア23の縦向きに延びる回動軸55と一体となった縦方向に延びるロッド状の連動軸56が備えられている。回動軸55と連動軸56とは、例えばターンバックルで構成される連結部材59で連結されている。連動軸56は、防塵ケース24の前後方向に沿って延びる上部材57を、上下方向に貫通している。
図5に示すように、ベベルギヤ機構54には、第1ベベルギヤ54Aと、第1ベベルギヤ54Aと噛み合う第2ベベルギヤ54Bと、第1ベベルギヤ54A及び第2ベベルギヤ54Bを回動可能に支持するギヤケース54Cと、が備えられている。第1ベベルギヤ54Aは、連動軸56の下端部に固定されている。第2ベベルギヤ54Bは、除去機構50を取り付ける駆動軸52に固定されている。連動軸56は、ギヤケース54Cに回動可能に支持されている。
図3、図4、図7等に示すように、防塵ケース24の上端部には、防塵ケース24の開閉時に連動軸56が通る切り欠き部58が設けられている。切り欠き部58は、横内側が開放されたものとなっている。
例えば、ドア23を90°だけ揺動操作すると、除去機構50も90°だけ回動操作されるようになっている。つまり、ドア23の開閉角度と除去機構50の回動角度とは、1対1で対応している。
上述の構成によれば、ドア23の開閉動作を行うことで、除去機構50により防塵ケース24の網部25である下網部27の広い範囲が掃かれて、下網部27に付着した塵埃を好適に除去できる。
〔防塵ケースの横内側の空間の分割について〕
図6、図7等に示すように、防塵ケース24の横内側には、エンジンルームR1、吸気室R2、電装室R3が設けられている。吸気室R2と電装室R3との間には、互いの空間を仕切る仕切り板70が備えられている。エンジンルームR1と、吸気室R2及び電装室R3と、の間は、エンジンボンネット19で仕切られている。
図7に示すように、吸気室R2には、エアクリーナ22が収容されている。吸気室R2の後面には、着脱可能な吸気網71が備えられている。吸気網71を通じて後方から吸気室R2に取り込まれた空気は、防塵ケース24内の空間を通って、エンジンルームR1側へ流れ込む。
図7に示すように、電装室R3には、エアクリーナ22からエンジン5へ送られる空気の流量を検出可能なエアフローセンサ72や各種機器を制御可能な電装盤73が収容されている。電装室R3の後面には、着脱可能な電装カバー74が備えられている。電装カバー74を取り外すことで、電装室R3内にアクセスが可能となり、例えば、電装盤73等のメンテナンスを行うことができる。
図7に示すように、吸気網71は、下部及び左右両側を支持する複数の支持ブラケット75を介して支持されている。吸気網71は、複数の支持ブラケット75に向けて上方に挿抜することで着脱可能となっている。吸気網71は、電装カバー74に着脱可能に連結されている。吸気網71を取り外すことで、吸気室R2内にアクセスが可能となり、例えば、エアクリーナ22のメンテナンスを行うことができる。
このように、吸気室R2と電装室R3とを仕切り板70で仕切っているので、防塵ケース24から吸気された外気が、吸気室R2を介して電装室R3に流れ込むことが阻止される。これにより、電装室R3に排藁や埃等の塵埃が侵入することが防止され、電装室R3内のエアフローセンサ72や電装盤73に塵埃が付着することを回避できる。
〔バックミラーの抜け止め構造について〕
図1、図8、図9に示すように、キャビン4の上部には、運転部10の操縦者が後方を確認するためのバックミラー90が備えられている。図8、図9に示すように、バックミラー90には、後方向きの鏡を有するミラー部91と、ミラー部91を揺動可能に支持する支持部材92と、支持部材92をキャビンフレーム80に支持する連結構造93と、が備えられている。
図8、図9に示すように、支持部材92には、キャビンフレーム80から下方に延出される第1延出部94と、第1延出部94の下端部から横方向(前方向)に延びる第2延出部95と、第2延出部95の先端部から下方に延びる取付部96と、が備えられている。
ミラー部91は、取付部96に、球面ジョイントを介して接続されている。このため、取付部96に対するミラー部91の取付姿勢を前後左右に可能に変更できるようになっている。
図8、図9に示すように、連結構造93には、キャビンフレーム80に連結される側面視でL字状のアングルプレート97と、アングルプレート97と連結される連結ボス部98と、連結ボス部98及びアングルプレート97をキャビンフレーム80に対して共締め連結する連結ボルト99と、第1ロールピン100と、円筒の弾性体(ゴム)からなるブッシュ101と、第1延出部94に固定される座金102と、座金102を上方に押し付ける付勢力を付与するバネ103、第2ロールピン104と、が備えられている。ブッシュ101と座金102との間には、隙間が設けられている。アングルプレート97で、第1延出部94及びブッシュ101の上側が蓋をされているので、連結ボス部98の内側に雨水等が侵入することを阻止できる。
また、図8、図9等に示すバックミラー90は、使用状態と収納状態との2状態を切り換えることができる。具体的には、連結ボス部98の下端部に十字型の溝部が設けられ、その溝部に第2ロールピン104が択一的に係合することで、バックミラー90が位置保持される。バックミラー90の状態変更は、バネ103の付勢力に抗して支持部材92を下方に下げて、溝部から第2ロールピン104を脱出させ、その状態で支持部材92を支持軸心Z周りに回動させることで行われる。なお、図9に示すように、支持軸心Zは、前面視で上方から下方に向かうにつれて横内側から横外側に位置するように傾斜している。
この際、支持部材92が支持軸心Zから拗れたとしても、ブッシュ101が座金102との間に設けられた隙間側へ膨出するように弾性変形するので、支持部材92の第1延出部94の上端部が連結ボス部98の内面を傷つけ難くなっている。
また、図8、図9に示すブッシュ101は、連結ボルト99を取り外すことで、蓋をしているアングルプレート97と連結ボス部98とが分離するので、連結ボス部98から取り外して、容易に交換できるようになっている。
〔左窓部について〕
図2、図10、図11等に示すように、左窓部31には、ガラスが取り付けられた前窓部76、ガラスが取り付けられた後窓部77、前窓部76及び後窓部77を前後方向に沿ってスライド可能に支持する窓枠78が備えられている。左窓部31は、引き違い式の窓となっている。前窓部76は、後窓部77の横外側に配置されている。図12、図13等に示すように、窓枠78の下部レール79は、キャビン4のキャビンフレーム80の前後向きの支持フレーム81に、所定の高さを有するスペーサ82を介して支持されている。
図10〜図13に示すように、窓枠78の下部レール79の下面83には、後窓部77の横外側で、閉じ状態の前窓部76の後側に、上下方向に沿って開口される2つの水抜き孔84が設けられている。水抜き孔84は、前後に並べて設けられている。窓枠78の下部レール79の立ち上がり部85には、閉じ状態の前窓部76の後側で、前窓部76の横外側には、塵埃の排出及び水抜きが可能な2つの溝部86が設けられている。溝部86は、前後に並べて設けられている。このように、これら2つの水抜き孔84と2つの溝部86を通じて下部レール79から塵埃や水が抜けるので、下部レール79に塵埃や雨水等が溜まることを防止できる。
また、図10〜図13に示すように、下部レール79の後窓部77側の下面83には、水抜き用の孔部は設けられていない。このため、キャビン4内に埃、騒音等が侵入し難くなるとともに、キャビン4から空気が外部に漏れ難くなってキャビン4内の内圧が低下することを回避できる。
〔コンプレッサの周辺の配管構造について〕
図6、図14〜図16に示すように、エアコンシステム45のコンプレッサ49に接続されるディスチャージホース105及びサクションホース106が備えられている。ディスチャージホース105とサクションホース106とは、夫々、可撓性を有するホースで構成されている。ディスチャージホース105とサクションホース106とは、夫々、例えば、ゴム製となっている。
このため、図14〜図16に示すように、ディスチャージホース105の先端には、可撓性を有しないパイプで構成されているディスチャージ管109が連結されている。また、サクションホース106の先端には、可撓性を有しないパイプで構成されているサクション管110が連結されている。ディスチャージ管109及びサクション管110は、夫々、例えば金属製(アルミ製等)となっている。ディスチャージ管109とサクション管110とは、上面視で経路が交差するように配置されている。
図14〜図16に示すように、コンプレッサ49の近傍には、ディスチャージホース105とディスチャージ管109との第1連結部分111、及び、サクションホース106とサクション管110との第2連結部分112の両方を覆う保護カバー113が備えられている。
図14〜図16に示すように、保護カバー113には、第1カバー部114と、第2カバー部115と、が備えられている。第1カバー部114は、機体フレーム2に支持される固定部材116にボルト連結して支持されている。第2カバー部115は、ベベルケース117にボルト連結して支持されている。第1カバー部114と第2カバー部115とは、ボルト連結されている。第1カバー部114と、第2カバー部115は、ボルト連結を解除することにより容易に取り外すことが可能である。第1カバー部114により、第1連結部分111及び第2連結部分112の側方が覆われている。第2カバー部115により、第1連結部分111及び第2連結部分112の上方が覆われている。
このように、可撓性を有するディスチャージホース105及びサクションホース106と、ディスチャージ管109及びサクション管110と、の間の第1連結部分111及び第2連結部分112を保護カバー113で覆うことにより、ディスチャージホース105及びサクションホース106が変形して、図14に示すようなプーリ107やベルト108と干渉することを回避できる。また、保護カバー113により、第1連結部分111及び第2連結部分112を上方から踏み付けてしまうようなことがなく、第1連結部分111及び第2連結部分112を好適に保護できる。
〔別実施形態〕
以下、上記実施形態に変更を加えた別実施形態について説明する。以下の別実施形態は、矛盾が生じない限り、上記実施形態に複数組み合わせて適用できる。なお、本発明の範囲は、各実施形態で示している内容に限られるものではない。
(1)上記実施形態では、防塵ケース24が、縦向きの縦軸心P1周りに揺動して開閉するように構成されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、防塵ケース24が、前後方向向きの軸心周りに揺動して開閉するように構成されていてもよい。
(2)上記実施形態では、防塵ケース24が、開閉するように構成されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、防塵ケース24が、開閉しないように構成されていてもよい。
(3)上記実施形態では、防塵ケース24の上端部に、防塵ケース24の開閉時に連動軸56が通る切り欠き部58が設けられているものを例示しているが、これに限られない。
防塵ケース24にこのような切り欠き部58を設けず、防塵ケース24が横外側に配置し、防塵ケース24の横内側に連動軸56を通すようにしてもよい。
(4)上記実施形態では、連動機構51にベベルギヤ機構54が備えられているものを例示しているが、これに限られない。例えば、連動機構51に伝達角度を変更するカム機構等が備えられていてもよい。
(5)上記実施形態では、ドア23の開閉角度と除去機構50の回動角度とは、1対1で対応しているものを例示しているが、これに限られない。ドア23の開閉角度と除去機構50の回動角度とが、1対1で対応していなくてもよい。例えば、ドア23を90°だけ開閉されると、除去機構50が180°だけ回動するようなものであってもよい。ドア23の開閉角度と除去機構50の回動角度との関係は、ドア23の開閉動作に基づいて除去機構50により網部25の広い範囲を掃くことができればどのようなものであってもよい。
(6)上記実施形態では、4つのブラシ部53が揺動軸心Q周りに90°間隔で配置されているものを例示しているが、これに限られない。各ブラシ部53の配置間隔が、夫々異なる角度であってもよい。
(7)上記実施形態では、4つのブラシ部53が、互いに異なる長さになっているものを例示しているが、これに限られない。4つのブラシ部53が、互いに同じ長さになっていてもよい。
(8)上記実施形態では、除去機構50に4つのブラシ部53が備えられているものを例示しているが、これに限られない。例えば、除去機構50に、1つ、2つ、または、5つ以上のブラシ部53が備えられていてもよい。
(9)上記実施形態では、除去機構50及び連動機構51が、網部25の横内側に配置されているものを例示しているが、これに限られない。例えば、除去機構50及び連動機構51が、網部25の横外側に配置されていてもよい。
本発明は、上記自脱型コンバインの他、普通型コンバインにも利用できる。
4 :キャビン
9 :運転座席
10 :運転部
23 :ドア
24 :防塵ケース
25 :網部
50 :除去機構
51 :連動機構
53 :ブラシ部
54 :ベベルギヤ機構
55 :回動軸
56 :連動軸
57 :上部材
R1 :エンジンルーム
P1 :縦軸心
P2 :回動軸心
Q :揺動軸心

Claims (6)

  1. 運転座席を有する運転部と、
    乗降口を開閉可能なドアを有し、前記運転部を覆うキャビンと、
    前記運転座席の下方に設けられたエンジンルームと、
    前記エンジンルームのうち前記ドアと同じ側の側面を覆う防塵ケースと、が備えられ、
    前記防塵ケースの側部に、前記エンジンルームに対する塵埃の侵入を阻止する網部が設けられ、
    前記網部の面に沿って移動して前記網部に付着した塵埃を除去可能な除去機構と、
    前記ドアの開閉操作に連動して前記除去機構を作動させる連動機構と、が備えられ
    前記ドアは、縦向きの回動軸心周りに揺動して開閉するように構成され、
    前記除去機構は、前記防塵ケースの内部に設けられているコンバイン。
  2. 運転座席を有する運転部と、
    乗降口を開閉可能なドアを有し、前記運転部を覆うキャビンと、
    前記運転座席の下方に設けられたエンジンルームと、
    前記エンジンルームのうち前記ドアと同じ側の側面を覆う防塵ケースと、が備えられ、
    前記防塵ケースの側部に、前記エンジンルームに対する塵埃の侵入を阻止する網部が設
    けられ、
    前記網部の面に沿って移動して前記網部に付着した塵埃を除去可能な除去機構と、
    前記ドアの開閉操作に連動して前記除去機構を作動させる連動機構と、が備えられ、
    前記ドアは、縦向きの回動軸心周りに揺動して開閉するように構成され、
    前記除去機構は、横向きの揺動軸心周りに揺動するように構成され、
    前記連動機構に、前記ドアの前記回動軸心周りの動きを前記除去機構の前記揺動軸心周りの動きに変換するベベルギヤ機構が備えられているコンバイン。
  3. 前記連動機構に、前記ドアの回動軸と一体となった連動軸が備えられ、
    前記連動軸が、前記防塵ケースの上部材を上下方向に貫通している請求項1または2に記載のコンバイン。
  4. 前記防塵ケースが、縦向きの縦軸心周りに揺動して開閉するように構成され、
    前記防塵ケースの上端部に、前記防塵ケースの開閉時に前記連動軸が通る切り欠き部が設けられている請求項3に記載のコンバイン。
  5. 前記除去機構が、前記揺動軸心周りに90°間隔で配置されると共に一体的に揺動する4つのブラシ部であり、前記4つのブラシ部の可動角度が90°に設定されている請求項2に記載のコンバイン。
  6. 前記4つのブラシ部は、互いに異なる長さになっている請求項5に記載のコンバイン。
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