JP2018089124A - 清掃用物品 - Google Patents

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Hiroshi Otsuka
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Abstract

【課題】被清掃面に対する優しくソフトな感触が得られると共に、清掃時における力強いイメージを想起させて清掃実感を向上させることのできる長繊維集合体を用いた清掃用物品を提供する。【解決手段】長繊維12が集合された長繊維集合体11を用いて形成される清掃用物品10であって、マンセル表色系における明度が4以下の長繊維集合体を含む。清掃用物品10は、不織布等からなる基材シート13の表面に、長繊維集合体11を接合して形成されており、柄部21と清掃部22とを備える清掃具20の清掃部22に装着して用いられる。【選択図】図1

Description

本発明は、清掃用物品に関し、特に、長繊維集合体を用いた清掃用物品に関する。
従来より、長繊維集合体を用いた清掃用物品として、例えばヘッド部(清掃部)及びヘッド部に連結された柄部を有する清掃具の、ヘッド部に装着して使用される清掃用シートが知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
これらの長繊維集合体を用いて形成される清掃用物品では、好ましくは長繊維集合体を、手動(手に持って振る)、エアブロー処理、バキューム処理等によって立体開繊することで、多数の長繊維を3次元方向にランダムに起毛させて立体形状に毛羽立たせることにより、被清掃面に対する優しくソフトな感触が得られるようになると共に、狭い隙間に対する清掃を容易にし、且つ払拭した被清掃面の埃や汚れ等を、起毛させた立体形状の長繊維集合体の内部にまで取り込むことで3次元的に捕集して、被清掃面を効率良く清掃することが可能になる。
特開2010−207569号公報 特開2008−6260号公報
しかしながら、長繊維集合体を用いて形成される従来の清掃用物品では、好ましくは起毛させた立体形状の長繊維集合体によって、被清掃面に対する優しくソフトな感触が得られる一方で、優しくソフトな感触が得られる分、清掃時における力強いイメージを想起させることが困難になり、清掃実感に乏しくなる。
本発明は、被清掃面に対する優しくソフトな感触が得られると共に、清掃時における力強いイメージを想起させて清掃実感を向上させることのできる長繊維集合体を用いた清掃用物品を提供することを目的とする。
本発明は、長繊維が集合された長繊維集合体を用いて形成される清掃用物品であって、マンセル表色系における明度が4以下である長繊維集合体を含む清掃用物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の長繊維集合体を用いた清掃用物品によれば、被清掃面に対する優しくソフトな感触が得られると共に、清掃時における力強いイメージを想起させて清掃実感を向上させることができることができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る清掃用物品を示す斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃用物品を清掃具に装着した状態を示す斜視図である。 本発明の好ましい一実施形態に係る清掃用物品の略示平面図である。 長繊維の構成を説明する模式図である (a)は、他の実施形態に係る清掃用物品に用いる清掃具の斜視図、(b)は、他の実施形態に係る清掃用物品を清掃具に装着した状態を示す斜視図、(c)は、長繊維集合体を起毛させた状態の斜視図である。
図1に示す本発明の好ましい一実施形態に係る清掃用物品10は、図1に示すように、多数の長繊維12からなる長繊維集合体11を用いて形成されている。本実施形態の清掃用物品10は、好ましくは、例えば不織布からなる基材シート13の表面に長繊維集合体11を一体として接合した状態で用いられる。本実施形態の清掃用物品10は、好ましくは清掃具20に装着して使用される(図2参照)。本実施形態の清掃用物品10は、好ましくは使い捨て用の物品である。本実施形態の清掃用物品10は、好ましくは長繊維集合体11を、例えば手動、エアブロー処理、バキューム処理等によって立体開繊することによって、多数の長繊維12を立体形状に起毛させることにより(図1、図5(c)参照)、被清掃面に対する優しくソフトな感触が得られることに加えて、優しくソフトな感触を保持したまま、清掃時における力強いイメージを想起させることを可能にする機能を備えている。
そして、本実施形態の清掃用物品10は、長繊維集合体11を用いて形成される清掃用の物品であって、マンセル表色系における明度が4以下、好ましくはマンセル表色系における明度が3以下となっている長繊維集合体11を含んでいる。
また、本実施形態では、長繊維集合体11は、好ましくは、一方向に配向した長繊維12が集合されて形成されており、好ましくは、長繊維集合体11を構成する多数の長繊維12は、マンセル表色系における明度が4以下の長繊維となっており、好ましくはマンセル表色系における明度が3以下の長繊維となっている。
さらに、本実施形態の清掃用物品10は、好ましくは、上述のように、不織布等からなる基材シート13の表面に、長繊維集合体11を接合して形成されており、好ましくは、柄部21と清掃部(ヘッド部)22とを備える清掃具20の清掃部22に装着して用いられるようになっている(図2参照)。
マンセル表色系における明度が4以下の長繊維12は、色を持たない無彩色による黒色が好ましいが、青黒色、紫黒色、赤黒色などの有彩色を含む黒色であってもよい。
本実施形態では、清掃用物品10を構成する長繊維集合体11は、図1及び図3に示すように、実質的に一方向に配向する多数(無数)の長繊維12を集合させて形成されており、多数本の長繊維12は、複数本の長繊維12を束にした繊維束の状態で用いられている。繊維束は、例えば一般的にトウ(tow)と呼ばれるものが使用される。トウ(tow)は、極めて多数のフィラメントから構成される長繊維束で撚りのないものであり、紡糸された糸を多数集めて繊維束としたものである。長繊維集合体11は、繊維束を所定の長さに切断して形成されている。多数本の長繊維12は、当該長繊維12の配向方向と直交する方向(X方向)に直線状に延設する複数個所の繊維接合部14によって、長繊維12同士が接合されることにより、長繊維集合体11を形成している。繊維接合部14は、長繊維12よる長繊維集合体11の全体に、千鳥状に交互に分散配置されて設けられている。
また、本実施形態では、後述する基材シート13を具備し、長繊維集合体11は、基材シート13に、複数個所のシート接合部15を介して接合されていることにより、基材シート13と共に清掃用物品10を形成している。複数個所のシート接合部15それぞれは、繊維接合部14の一部に重ねられて設けられている。長繊維集合体11は、複数個所の線状カット部16によって長繊維12がカットされている。複数個所の線状カット部16は、長繊維12の配向方向Yと直交する方向Xにおいて隣り合う繊維接合部14の間の領域に、それぞれ配置されている。長繊維集合体11は、長繊維12が線状カット部16によりカットされたカット繊維の他に、線状カット部16の端部の近傍に、カットされていない未カット繊維も有している。複数個所の線状カット部16により、長繊維集合体11は、複数個形成されている。長繊維集合体11が複数個形成されている場合、少なくとも1つの長繊維集合体11は、マンセル表色系における明度が4以下であることが好ましい。本実施形態では、全ての長繊維集合体11のマンセル表色系における明度が4以下である。
長繊維12は、基材シート13に複数接合されることで、長繊維集合体11を形成することもでき、また本実施形態のように、長繊維12同士を繊維接合部14にて接合して長繊維集合体11を形成してから、シート接合部15を介して基材シート13に接合することもできる。
長繊維集合体11は、本実施形態では、矩形形状を備えており、矩形形状を有する基材シート13の表面に、長繊維12の配向方向Yに沿った長手方向を、基材シート13の長手方向(Y方向)と一致させて配置されている。また、長繊維集合体11は、矩形形状の短手方向(X方向)の幅が、基材シート13の短手方向の幅のよりも小さくなるように形成されている。基材シート13における、長繊維集合体11よりも幅方向(X方向)外方の領域であるフラップ部17は、後述するように、清掃具20の清掃部22に清掃用物品10を装着する際に用いられる部分となる。
長繊維集合体11を形成する長繊維12としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル、レーヨン等の合成繊維を用いることができる。合成繊維は熱融着性であることが好ましい。また、合成繊維は、単一繊維であってもよく、好ましくは芯部及び鞘部が形成された複合繊維である。複合繊維としては、芯がポリエステル/鞘がポリエチレンの複合繊維、芯がポリエチレンテレフタレート/鞘がポリエチレンの複合繊維、芯と鞘がポリエチレンテレフタレートの複合繊維、芯がポリエチレンテレフタレート/鞘がポリプロピレンの複合繊維、芯と鞘がポリプロピレンの複合繊維、芯がポリプロピレン/鞘がポリエチレンの複合繊維等が挙げられる。長繊維12は必要に応じて、機械又は熱処理等により捲縮させたものを使用することができる。
また、長繊維12には、必要に応じて流動パラフィン等の吸塵薬剤を付与してもよく、油剤含浸処理や帯電防止処理、帯電処理、親水化処理、光沢防止剤の付与等を施してもよい。
長繊維12は、通常、製造時におけるその素材の搬送方向に配向している。ここで、「長繊維12が一方向に配向する」とは、製造上の誤差、長繊維12が捲縮加工されたこと等によって、一部の長繊維12の配向方向Yが、その他の大部分の長繊維12の配向方向からずれた場合を排除しない意味である。
長繊維集合体11を形成する長繊維12は、埃や汚れ等の絡み取り性の観点から、繊維接合部14の1cmあたり、繊維接合部14の片側に1000本〜50000本設けられていることが好ましく、5000本〜40000本設けられていることが更に好ましい。また、長繊維12の太さは、特に臨界的ではないが、埃や汚れ等の絡み取り性や被清掃面に対する傷付き防止性の観点から、0.1〜200dtex、特に2〜30dtexであることが好ましい。また、長繊維12としては、捲縮性繊維を用いると、埃や汚れ等の絡み取り性が一層向上するので好ましい。長繊維集合体11を形成する長繊維12は、マンセル表色系における明度が4以下となっている。
多数本の長繊維12同士を接合する繊維接合部14は、長繊維集合体11を形成するためのものであり、長繊維集合体11を基材シート13に接合するためのものではない。繊維接合部14は、ヒートシール法または超音波シール法等による熱融着、ホットメルト接着剤等により形成されており、本実施形態においては、長繊維12を熱融着することにより形成されている。繊維接合部14は、図3に示すように、長繊維12の配向方向Yと直交する方向Xに、即ち、基材シート13の幅方向に直線状に延設して形成されている。
基材シート13に長繊維集合体11を接合するシート接合部15は、繊維接合部14と同様に熱融着、ホットメルト接着剤等により形成されており、本実施形態においては、長繊維集合体11の長繊維12を基材シート13に熱融着することにより形成されている。シート接合部15は、繊維接合部14の一部に重ねられて設けられている。シート接合部15は、長繊維12の配向方向Yに長く形成されている。
本実施形態では、長繊維集合体11と共に清掃用物品10を構成する基材シート13としては、従来の清掃用シートに用いられている、不織布等の繊維シートを用いることができる。特に、被清掃面に沿って追随し易くするために、長手方向(Y方向)に柔軟性を有するエアスルー不織布又はスパンボンド不織布を用いることが好ましい。また、基材シート13の形成材料は、不織布、ネット状シート、フィルム、合成紙又はそれらの複合材料でもよい。基材シート13は、長繊維集合体11との接合性の観点から、熱融着性の材料を含むことが好ましい。
基材シート13は、図3に示すように、矩形形状を有しており、基材シート13の長手方向(Y方向)の長さは、10cm〜60cmであることが好ましい。基材シート13の短手方向(X方向)の幅は、5cm〜40cmであることが好ましい。本実施形態においては、基材シート13は、矩形形状の長手方向が、長繊維12の配向方向Yと一致するように配置されている。長繊維12の配向方向Yと基材シート13の長手方向は、図3におけるY方向と同一方向であり、長繊維12の配向方向Yと直交する方向Xと基材シート13の短手方向は、図3におけるX方向と同一方向である。
また、基材シート13は、長繊維集合体11に比べてマンセル表色系における明度が高くなっていることが好ましい。基材シート13は、マンセル表色系における明度が4〜9.5のシートとなっていることが好ましい。これによって、長繊維12とのコントラストによるデザイン性の向上や、清掃具20の清掃部22への装着性の向上を図ることが可能になる。視認性の観点から、基材シート13と長繊維集合体11とのマンセル表色系における明度の差は、1以上が好ましく、2以上が更に好ましく、3以上が一層好ましい。
さらに、基材シート13は、長繊維集合体11を形成する長繊維12と同様の繊維からなる、好ましくは芯鞘構造の短繊維等を用いて形成された、不織布等の繊維シートとなっていることが好ましく、長繊維12と同様の染料、顔料等によって着色されていることが好ましい。これによって、清掃用物品10の全体の統一感や、繊維の生産性の向上を図ることが可能になる。基材シート13は、染料、顔料等によって着色されていない繊維を、3%〜50%含んでいることで長繊維12に比べて薄い色であっても良い。基材シートは、長繊維集合体11に比べて、坪量が小さいことが好ましい。これによって、長繊維12と同じ繊維組成(着色に関して。)のものを用いても、明度が高くすることが可能になる。
そして、本実施形態では、長繊維集合体11を構成する多数の長繊維12は、マンセル表色系における明度が4以下の長繊維となっている。長繊維12は、図4に示すように、好ましくは、芯部11aと鞘部11bとからなる芯鞘構造を備える樹脂製の繊維となっており、芯部11aの樹脂が染料、顔料等により着色されている。これによって、被清掃面を清掃用物品10により清掃した際に、被清掃面に染料や顔料による色移りが生じるのを防止することが可能になる。また、鞘部11bの樹脂を透明にすることで、芯部11aの着色を良好に視認することが可能になると共に、芯部11aに着色を集中させることで、濃い色の繊維を得ることが可能になる。これにより、長繊維集合体11を、全体として良好な濃い色に発色させることが可能になる。
ここで、マンセル表色系における明度は、色見本との比較によって測定されるものである。本実施形態では、清掃用物品10の形態となった状態で色見本と比較して、マンセル表色系における明度を測定している。
より具体的には、好ましくは日本色研事業株式会社発行の、マンセルシステム色彩の定規拡充版を用いて、視覚的に等間隔な数値スケールであるマンセル記号から、どのような色相、明度、彩度なのかを色の表示を介して視感で判断する。色相はニュートラル軸を中心に異なる角度で表され、明度段階は、無彩色のみ18段階、彩度は9段階で判定する。明度は数値が大きいほど明るく、彩度は0が無彩色で、数値が大きいほど鮮やかになる。マンセル表色系における明度は、日常生活や就労などの場で不自由を強いられない視覚健常者によって目視測定することができ、未開繊の平面形状の状態のもの及び、立体開繊したものについて測定することができる。例えば図5(a)に示す清掃具30は、それぞれ分解や切断をせずに形状変化させることなく測定することができる。色の判定は、無彩色明度9の紙(白い紙)の上に物品を静置して、それぞれマンセル記号(色見本)と比較して判定する。
また、芯鞘構造を備える長繊維12は、芯部11aが、例えばポリエチレンテレフタレートや、融点が200℃以上のポリエステル樹脂からなり、鞘部11bが、例えば融点が120℃以下のポリエチレン樹脂からなっていることが好ましい。ポリエステル樹脂は、ポリエチレン樹脂よりも融点が高いことから、着色している芯部11aを溶かすことなく、鞘部11bを熱融着することが可能になって、繊維接合部14やシート接合部15を形成する製造工程において、加工設備等が汚れるのを回避することが可能になる。
さらに、本実施形態では、芯鞘構造を備える長繊維12は、芯部11aを、無着色のポリエステル樹脂に、染料や顔料を0.8〜30重量%配合したものを用いて着色すると共に、鞘部11bを、無着色のポリエチレン樹脂を用いて形成することが好ましい。さらに好ましくは、ポリエステル樹脂に、顔料を1.5〜15重量%配合することが好ましい。これによって、芯部11aが鞘部11bによって覆われても、鮮明な色を発現することが可能になる。
長繊維12の芯部11aを着色するための染料や顔料としては、Pigment Black1等を、例えば5重量%配合して用いることができる。
上述の構成を備える清掃用物品10は、図2に示すように、好ましくは柄部21と清掃部22とを備える清掃具20の清掃部22に装着して用いることができる。清掃具20は、本実施形態では、平面視して長方形状の底面部(清掃面)を備える、清掃用物品10を装着可能な清掃部22と、清掃部22の上面部に自在継手23を介して連結された、棒状の柄部21とを含んで構成されている。
清掃用物品10の基材シート13の表面に設けられた長繊維集合体11は、清掃具20の清掃部22の底面部よりも広い面積で形成されている。清掃用物品10は、基材シート13のフラップ部17を清掃部22の上面部側に折り返して、折り返したフラップ部17を清掃部22の上面部に設けられた、放射状のスリットを有する4箇所の可撓性のシート保持部24に各々押し込むことによって、清掃具20の清掃部22に装着される。清掃部22に装着された際に、清掃用物品10の長繊維集合体11は、図2のように、清掃部22の長手方向に沿った側面部にも、存在することになるので、例えばフローリング床等の被清掃面の角隅に溜まった埃や汚れ等を、有効に捕捉することが可能になる。また、清掃具20に清掃用物品10を装着した状態で、マンセル表色系における明度が4以下の長繊維集合体11を、清掃部22の側面部において容易に視認することができる。
本実施形態では、清掃具20は、長繊維集合体11と同系色の色に着色されていることが好ましい。また、本実施形態では、清掃具20の少なくとも柄部21は、マンセル表色系における明度が4以下となっていることが好ましく、3以下となっていることが更に好ましい。清掃具20の少なくとも柄部21は、長繊維集合体11よりも明度が低くなっていることが更に好ましい。清掃具20の少なくとも柄部21が、マンセル表色系における明度が4以下となっていることにより、清掃用物品10との統一感や、デザイン性や、力強いイメージによる清掃実感を、一層向上させることが可能になる。清掃具20の少なくとも柄部21の全体が、持ち手の部分も含めてマンセル表色系における明度が4以下となっていることが好ましいが、柄部21を構成するパイプの連結部で、一部に透明のパーツがあっても良い。自在継手23及び清掃部22の上面を、マンセル表色系における明度が4以下となるようにし、清掃部22の周囲の部分と清掃面の部分とを明度が4以上となるようにすることもできる。シート保持部24の部分を、明度が4以上となるようにすることもできる。
また、清掃具20と清掃用物品10が、同じ色調になることにより、清掃用具としての一体感、統一感、存在感が増して、手元から遠い被清掃面へ清掃用物品10を追従させ易くなる。清掃用物品10を、他の清掃具に取り付けてしまう誤装着を防ぐ効果も得られる。さらに、リビングなどの生活空間に置いた場合には、インテリアデザイン性を損なわない効果が得られる。
本実施形態では、清掃用物品10は、清掃具20の清掃部22に装着された状態で、例えば通常のモップ用の清掃具と同様に、フローリング床等の被清掃面の清掃に供することができる。清掃用物品10の長繊維集合体11は、多数(無数)の長繊維12が集合して形成されており、好ましくは立体開繊することで、多数の長繊維12を3次元方向にランダムに起毛させて立体形状に毛羽立たせることにより、被清掃面を清掃する際に、被清掃面に対する優しくソフトな感触が得られことになる。また、狭い隙間に対する清掃を容易にし、且つ払拭した被清掃面の埃や汚れ等を、起毛させた立体形状の長繊維集合体11の内部にまで取り込むことで3次元的に捕集しながら、被清掃面を清掃して行くことになる。
そして、本実施形態の清掃用物品10によれば、被清掃面を清掃する際に、被清掃面に対する優しくソフトな感触を保持したまま、清掃時における力強いイメージを想起させて清掃実感を向上させることが可能になる。
すなわち、本実施形態によれば、清掃用物品10は、長繊維集合体11を構成する多数の長繊維12が、マンセル表色系における明度が4以下の長繊維であることによる作用によって、長繊維集合体11による被清掃面に対する優しくソフトな感触を保持したまま、力強いイメージを想起させながら、相当の清掃実感を伴いつつ被清掃面に対する清掃を行うことが可能になる。長繊維集合体11の力強いイメージによって、清掃用物品10に付与する圧力が強くなったり、被清掃面との接触時間が長めになったりする傾向になるので、清掃実感を向上させることが可能になる。上記のように清掃具20に装着した状態で、長繊維集合体11を視認することができるため、清掃具20の清掃部22に装着して用いると、その傾向が強くなる。
また、本実施形態によれば、長繊維集合体11のマンセル表色系における明度が4以下であることにより、内部に蓄積した埃や汚れ等を振り払って除去することで捕集性を回復させる場合の、リフレッシュ性の識別のし易さを、効果的に向上させることが可能になる。また、長繊維集合体11のマンセル表色系における明度が4以下であることにより、清掃用物品10は、これまでにない高級感を得ることができる。これらの観点から、長繊維集合体11のマンセル表色系における明度は、4以下であり、3以下であることが更に好ましい。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、基材シート13は、長繊維集合体11と同様のマンセル表色系における明度を備えていても良い。また、本発明の清掃用物品は、長繊維集合体を基材シートに接合して形成されている必要は必ずしも無く、長繊維集合体の形状を工夫すること等によって、長繊維集合体のみで清掃用物品を形成することもできる。本発明の清掃用物品は、清掃具の清掃部に装着して用いる必要は必ずしなく、清掃用物品のみを用いて被清掃面を清掃することもできる。また、長繊維集合体11に対して、部分的にマンセル表色系における明度が4以上の長繊維が含まれていてもよい。
また、清掃用物品や清掃具は、上述の実施形態のものに限定されない。例えば図5(a)、(b)に示すように、ハンディタイプの清掃具30に、マンセル表色系における明度が4以下の長繊維集合体11’による清掃用物品10’を装着して用いて、例えば壁や天井、照明器具等の高い位置にある被清掃面を清掃できるようにすることもできる。図5(a)に示す他の形態の清掃具30は、柄部31と挿入部32とを備えており、挿入部32を、2枚の基材シート13’によって形成された、清掃用物品10’の把手挿入部33に挿入して、清掃用物品10’を装着した状態で用いることができる。図5に示す他の実施形態の清掃具30においても、基材シート13’は、長繊維集合体11’に比べてマンセル表色系における明度が高くなっている。他の実施形態の清掃具30は、上記の実施形態の清掃具20と同様に、少なくとも柄部31のマンセル表色系における明度が、4以下となっており、3以下となっていることが好ましい。
清掃用物品10’は、把手挿入部33を形成する2枚の基材シート13’の各々の把手挿入部33とは反対側の外側面に、長繊維12’による繊維束からなる繊維層34を、1層又は2層以上、好ましくは繊維接合部を兼ねる1本のライン状のシート接合部15’を介して接合することにより、これらの2枚の基材シート13’の各々の外側面に長繊維集合体11’を固定した状態で形成されている。各繊維層34を形成する繊維束は、基材シート13’による把手挿入部33の幅方向に略配向している。各繊維層34は、略矩形の平面視形状を有しており、それぞれ実質的に同形となっている。各繊維層34を構成する繊維束の繊維長は、埃の絡み取り性の観点から、好ましくは30〜150mm、更に好ましくは50〜120mmとなっている。例えば図5(b)に示すマンセル表色系における明度が4以下の長繊維集合体11’による清掃用物品10’は、例えば公知の開繊装置を用いて長繊維集合体11’を十分に立体開繊させることで、長繊維集合体11’を例えば図5(c)に示すような円柱形状の立体形状に形成して用いることができる。
図5(b)、(c)に示す清掃用物品10’によっても、長繊維集合体11’が、マンセル表色系における明度が4以下となっていることによって、長繊維集合体11’による被清掃面に対する優しくソフトな感触を保持したまま、力強いイメージを想起させながら、相当の清掃実感を伴いつつ被清掃面に対する清掃を行うことが可能になる。また特に、壁や天井等が淡色であることが多い中、長繊維集合体11’が濃い色となっていることにより、清掃用物品10’が見え易くなって、被清掃面を清掃し易くなる。2枚の基材シート13’の各々の外側面に長繊維集合体11’が存在していることで、清掃用物品10’を清掃具30に装着した状態で、長繊維集合体11’を容易に視認することが可能になる。
さらに、図5(b)に示す清掃用物品10’では、清掃具30の少なくとも柄部31のマンセル表色系における明度が、4以下となっているので、特にハンディタイプの清掃具30が伸縮タイプのものである場合には、清掃用物品10’の到達地点が見え易くなって、被清掃面を清掃し易くなる。ここで、特にハンディタイプの清掃具30には、通常タイプのものと伸縮タイプのものとがあるが、例えば伸縮タイプのものであって、柄部31に方向切換用のボタン等がある場合には、これのボタン等の部分を明度が3以上となるようにし、ボタン等以外の部分を明度が4以下となるようにすることもできる。
また、少なくとも1つの長繊維集合体11’のマンセル表色系における明度が4以下であればよく、例えば図5(b)のように両方の外表面の長繊維集合体11’のマンセル表色系における明度が4以下であってもよく、どちらか片側の外表面の長繊維集合体11’のマンセル表色系における明度が4以下であってもよい。また、基材シート13’は、長繊維集合体11’と同様のマンセル表色系における明度を備えていても良い。
以下、実施例及び比較例により、本発明の清掃用物品をさらに詳細に説明するが、本発明は、以下の実施例及び比較例の記載によって何ら制限されるものではない。
〔実施例1、2の清掃用物品、比較例1の清掃用物品〕
図5(b)、(c)に示す清掃用物品と同様の構成を備え、長繊維及び基材シートの色調、組成、マンセル測定値が表1のようになっている清掃用物品を、実施例1及び実施例2の清掃用物品とした。マンセル表色系における明度が9であること以外は図5(b)、(c)に示す清掃用物品と同様の構成を備え、長繊維及び基材シートの色調、組成、マンセル測定値が表1のようになっている清掃用物品を、比較例1の清掃用物品とした。
実施例1、2の清掃用物品、及び比較例1の清掃用物品の長繊維集合体を形成する長繊維は、芯部が、融点が240℃の無着色ポリエステル樹脂からなり、鞘部が、融点が100℃の無着色ポリエチレン樹脂からなる。顔料は、芯部に配合されている。長繊維の繊維繊度は、3.3dtexであり、坪量は466g/mとした。
実施例1、2の清掃用物品の基材シートを構成する繊維は、芯部が、融点が240℃の無着色ポリエステル樹脂からなり、鞘部が、融点が100℃の無着色ポリエチレン樹脂からなる。顔料は、芯部に配合されている。基材シートは、繊維繊度が3.3dtexで、繊維長が38mmの短繊維を用いたエアスルー不織布であり、坪量は120g/mとした。比較例1の基材シートを
構成する繊維は、芯部が、融点が240℃の無着色ポリエステル樹脂からなり、鞘部が、融点が100℃の無着色ポリエチレン樹脂からなる。基材シートは、繊維繊度が3.3dtexで、繊維長が38mmの短繊維を用いたエアスルー不織布であり、坪量は120g/mとした。
実施例1、2の清掃用物品、及び比較例1の清掃用物品は、長繊維集合体を立体開繊させることで、図5(c)に示すような円柱形状の立体形状に形成すると共に、図5(a)に示すハンディタイプの清掃具に装着した状態で、以下の方法によって、清拭荷重を測定することにより最大荷重値を算出した。算出結果を表2に示す。
〔清拭荷重試験方法〕
ひずみに応じて電気抵抗が変化する4箇所のロードセルを備えた検出台の上に、30cm×30cmの板を設置する。検出台の上の板からひずみに応じた電圧信号が出力されるので、この電圧信号を増幅し、数値化することによって、清拭荷重を検出する。実施例1、2の清掃用物品、及び比較例1の清掃用物品を、図5(a)に示す清掃具に各々装着して、評価員A、評価員B、評価員Cの3名の評価員によって、検出台の上の板を清拭した際の清拭荷重(kgf)を測定し、各々の最大荷重値を算出した。実施例1、2の清掃用物品、及び比較例1の清掃用物品について、3名の評価員によって各8回ずつ試験を行って貰い、表2では、8回の試験で得られた最大荷重値の平均値を示している。試験条件は、清拭ストロークを20cm、清拭回数を横方向4往復、清拭時間を5秒とした。
表2に示す算出結果によれば、本発明に係る実施例1、2の清掃用物品を用いた場合に、比較例1の清掃用物品を用いた場合と比較して、清掃時における力強いイメージを想起させて清掃実感を向上できることが類推される。
10,10’ 清掃用物品
11,11’ 長繊維集合体
11a 芯部
11b 鞘部
12,12’ 長繊維
13,13’ 基材シート
14 繊維接合部
15,15’ シート接合部
16 線状カット部
17 フラップ部
20,30 清掃具
21 柄部
22 清掃部
23 自在継手
24 シート保持部
31 柄部
32 挿入部
33 把手挿入部
34 繊維層
X 長繊維の配向方向と直交する方向
Y 長繊維の配向方向

Claims (10)

  1. 長繊維が集合された長繊維集合体を用いて形成される清掃用物品であって、
    マンセル表色系における明度が4以下である長繊維集合体を含む清掃用物品。
  2. 前記長繊維集合体は、一方向に配向した長繊維が集合されて形成されている請求項1記載の清掃用物品。
  3. 基材シートを含み、前記長繊維集合体が、該基材シートに接合されて形成されている請求項1又は2に記載の清掃用物品。
  4. 前記基材シートは、前記長繊維集合体に比べてマンセル表色系における明度が高い請求項3記載の清掃用物品。
  5. 前記長繊維は、芯部と鞘部とからなる芯鞘構造を備える樹脂製の繊維となっている請求項1〜4のいずれか1項記載の清掃用物品。
  6. 前記芯部が着色されている請求項5に記載の清掃用物品。
  7. 前記芯部が、ポリエステル樹脂からなり、前記鞘部がポリエチレン樹脂からなる請求項5又は6記載の清掃用物品。
  8. 前記長繊維は、黒色である請求項1〜7のいずれか1項記載の清掃用物品。
  9. 柄部と清掃部とを備える清掃具の清掃部に装着して用いる請求項1〜8のいずれか1項記載の清掃用物品。
  10. 前記清掃具の少なくとも前記柄部は、マンセル表色系における明度が4以下である請求項9記載の清掃用物品。
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