JP2021053253A - 清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 従来は、フローリングワイパーと替えの拭取りシートは別体であるため、ある場所を清掃した後、他の場所を清掃する際に使用済みのシートを取り替える場合は、フローリングワイパーの他に、替えの拭取りシートを別で持ち運ぶ必要があった。【構成】本発明は、清掃具と清掃用積層シートを一体化することができ、それにより替えのシート体を別で持ち運ぶ必要がない、清掃用積層シート及びその清掃用積層シートを装着する清掃具を提供するものである。【選択図】図18

Description

本発明は、フローリング等の床面を清掃するための使い捨てシート体を積層した清掃用積層シート及びその清掃用積層シートを装着する清掃具に関する。
フローリング等の床面を電源を用いずに手軽に清掃することができる清掃具として、清掃シート等を装着するフローリングワイパーが広く知られている。例えば、清掃シート等の片面を使用して床面を清掃する考案として文献1が、また、清掃シート等の両面を使用して床面を清掃する考案として文献2がある。
文献1は、拭取シートを装着し清掃床面を摺動するフローリングワイパーにおいて、拭取シートの清掃面を広く経済的に使用でき、埃、塵等が清掃床面と拭取シートの間に入り込みやすく、また、拭取シートにからみやすいフローリングワイパーである。
文献2は、使用する清掃シートの全ての面を使用することができ、しかも、清掃用具の厚み分程度の狭い隙間も簡単に清掃することが可能であり、さらには、清掃シートをスリット挟み込む場合にも指などを痛めることがない優れた清掃用具である。
実用新案登録第3134193号公報 実用新案登録第3152632号公報
文献1に係る考案は、ワイパーヘッド3に連結された柄棒4からなり、このワイパーヘッド3は、前側の基板6と、後側の基板7とに、二つに別れた形状を有していて、清掃時に、柄棒4を前に押した時に、上記前側の基板6は上の方向に動き、また、前記柄棒4を引き戻した時には、上記前側の基板6と上記後側の基板7は清掃床面1に接した状態で摺動するものである。
そして、上記前側の基板6と後側の基板7の上面の複数箇所には、拭取シート2の端部を押し込んで係止させるための係止孔9が形成されおり、この係止孔9は、例えば、合成樹脂等を弾性変形可能な程度に薄肉に形成し、その薄肉の部分に切れ目を入れることにより形成したもので、この切れ目によって形成される複数の弾片を変形させながら拭取シート2を係止孔9に押し込むことにより、上記弾片が拭取シート2を係止させるものである。
文献2に係る考案は、清掃シートSを挟み込むスリットが形成された本体1と、この本体1が回動自在に支承された略コ字状に形成された支持アーム2と、この支持アーム2の端部が自在継手3を介して連結されたハンドル4と、が備えられた構成とする。
そして、上面のほぼ中央部には、清掃シートSを挟みこむためのスリット23cが形成されており、スリット23cに清掃シートSを挟み込み、清掃シートSを適度に使用した後は、本体1を180度回転させ、上面(上カバー21側)を使用するものである。
しかし、文献1においては、フローリングワイパーと替えの拭取りシートは別体であるため、ある場所を清掃した後、他の場所を清掃する際に使用済みのシートを取り替える場合は、フローリングワイパーの他に、替えの拭取りシートを別で持ち運ぶ必要があったため、極めて不便であった。また、同様に、文献2においても、清掃用具と替えの清掃シートは別体であるため、ある場所を清掃した後、他の場所を清掃する際に使用済みのシートを取り替える場合は、清掃用具の他に、替えの清掃シートを別で持ち運ぶ必要があったため、極めて不便であった。
そこで、本発明は、清掃具と清掃用積層シートを一体化することができ、それにより替えのシート体を別で持ち運ぶ必要がない、清掃用積層シート及びその清掃用積層シートを装着する清掃具を提供するものである。
請求項1の発明は、清掃具に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートであって、シート体を、長手方向に沿って入れたミシン目を介して複数枚を接合して円筒状シートとし、円筒状シートを平面的に折り畳み、さらに、両短手方向を立ち上げて立上部とすることによって山折環状シートとし、山折環状シートを積層したことを特徴とした清掃用積層シートである。
請求項2の発明は、清掃具に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートであって、シート体を、短手方向に沿って入れたミシン目を介して接合する複数枚のシート体からなる長尺シートとし、長尺シートを、1枚分のシート体のそれぞれが両短手方向を山折りして立上部となるように積層することによって山折長尺シートとしたことを特徴とした清掃用積層シートである。
請求項3の発明は、清掃具に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートであって、長方形状のシート体の両短手方向を立ち上げて立上部することによって山折シートとし、山折シートを積層したことを特徴とした清掃用積層シートである。
請求項4の発明は、積層した各シート体の立上部の端部を糊綴じしたことを特徴とした請求項1乃至請求項3のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートである。
請求項5の発明は、清掃用積層シートは、さらに基部シートを備え、基部シートは、長方形状の基面と、基面の短手方向両端から内側に立ち上がり傾斜する傾斜面と、からなり、清掃用積層シートの上に基部シートを載置し、清掃用積層シートの形状を保持したまま基部シートと一体とすることを特徴とした請求項1乃至請求項4のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートである。
請求項6の発明は、基部シートは、両傾斜面の端部から連なる接着面を備えたことを特徴とした請求項5に記載の清掃用積層シートである。
請求項7の発明は、基部シートは、両接着面の端部から連なる鉤面、又は、舌部を備えたことを特徴とした請求項6に記載の清掃用積層シートである。
請求項8の発明は、前記基部シートは、複数枚のシート体のそれぞれを柔軟性のある接着剤を介して積層したものであることを特徴とした請求項5乃至請求項7のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートである。
請求項9の発明は、基部シートは、樹脂、板紙、厚紙、段ボールであることを特徴とした請求項5乃至請求項7のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートである。
請求項10の発明は、シート体、及び/又は、基部シートは、その全部又は一部を白色、黒色、赤色、青色、黄色、桃色、緑色、紫色、オレンジ色から選択することができることを特徴とした請求項1乃至請求項9のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートである。
請求項11の発明は、シート体、及び/又は、基部シートには、極細繊維よりも太い太繊維を混入したことを特徴とした請求項1乃至請求項10のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートである。
請求項12の発明は、太繊維の色を前記極細繊維の色と異なる色としたことを特徴とした請求項11に記載の清掃用積層シートである。
請求項13の発明は、シート体、及び/又は、基部シートに切り込みを入れて切込部を形成することを特徴とした請求項1乃至請求項12のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートである。
請求項14の発明は、シート体、及び/又は、基部シートを折曲げて折曲部を形成することを特徴とした請求項1乃至請求項13のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートである。
請求項15の発明は、請求項1乃至請求項14のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートを装着した清掃具であって、清掃具は、床面の掃除を行うためのヘッドと、ヘッドを操作するための柄と、からなり、ヘッドは、正面及び背面に傾斜部を有する側面視台形状とし、自在継手を介してヘッドと柄が連結され、両傾斜面に清掃用積層シートを係止できることを特徴とした清掃具である。
請求項16の発明は、請求項1乃至請求項14のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートを装着した清掃具であって、清掃具は、床面の掃除を行うためのヘッドと、ヘッドを操作するための柄と、からなり、ヘッドの正面及び背面には切欠部を備え、切欠部には保持部を備え、ヘッドの側面の両側又は片側から支持する支持部を介して柄が連結され、切欠部に清掃用積層シートを係止でき、かつ、保持部で前記シート体を保持でき、ヘッドが支持部を支点に表裏反転可能となることを特徴とした清掃具である。
請求項17の発明は、請求項7乃至請求項14のうちいずれか一に記載の清掃用積層シートを装着した清掃具であって、清掃具は、床面の掃除を行うためのヘッドと、ヘッドを操作するための柄と、からなり、ヘッドの正面及び背面には切欠部を備え、ヘッドの側面の両側又は片側から支持する支持部を介して柄が連結され、記切欠部に清掃用積層シートを係止でき、かつ、切欠部と舌部との間でシート体の端を係止でき、ヘッドが支持部を支点に表裏反転可能となることを特徴とした清掃具である。
請求項18の発明は、ヘッドは、表面、及び/又は、裏面に、滑止部を備えたことを特徴とした請求項15乃至請求項17のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項19の発明は、シート体の長手方向の長さを前記ヘッドの長手方向の長さよりも長くし、シート体に余剰部を設けたことを特徴とした請求項15乃至請求項18のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項20の発明は、積層した各シート体の長手方向の長さがそれぞれ相違することによって余剰部の長さもそれぞれ相違することを特徴とした請求項19に記載の清掃具である。
請求項1から請求項3の発明によれば、清掃具に装着する清掃用積層シートを構成するため、清掃具と取り替え用のシートを清掃場所毎に別で持ち運ぶ必要がなくなる。
請求項4の発明によれば、清掃用積層シートが纏まり便利である。
請求項5の発明によれば、清掃用積層シートの上に基部シートを載置することによって、山折環状シート、山折長尺シート、山折シートの形状を保持することができ、また、清掃具への装着も容易となる。
請求項6の発明によれば、シート体を束ねやすくすることができる。
請求項7の発明によれば、鍔面によりシート体を切り取り易くすることができ、また、舌部により、少ない力で容易に基部シートの傾斜面を広げることができ、シート体を係止する構造を有していなくてもシート体の端を留めることができる。
請求項8の発明によれば、山折環状シート、山折長尺シート、山折シートの形状を保持することができ、さらに、基部シートでも清掃することができる。
請求項9の発明によれば、安価な素材を利用して山折環状シート、山折長尺シート、山折シートの形状を保持することができる。
請求項10の発明によれば、着色した部分により、吸着した塵や埃等を容易に確認することができる。
請求項11の発明によれば、極細繊維よりも太い太繊維を混入したことにより、塵や埃等を容易に確認することができる。
請求項12の発明によれば、太繊維を着色したことにより、塵や埃等を容易に確認することができる。
請求項13、請求項14の発明によれば、より多くの埃や塵を掴むことができる。
請求項15の発明によれば、簡易な構成の清掃具により床面を清掃することができる。
請求項16の発明によれば、保持部によりシート体を強固に保持することができ、ヘッドの表面や裏面を利用して床面を清掃することができる。
請求項17の発明によれば、保持部を備えることなく切欠部と舌部との間でシート体を保持でき、ヘッドの表面や裏面を利用して床面を清掃することができる。
請求項18の発明によれば、清掃時やシート体の交換時等において滑り難くすることができる。
請求項19の発明によれば、余剰部において、狭い隙間等においても容易に清掃することができる。
請求項20の発明によれば、積層した各シート体の余剰部の長さがそれぞれ相違するので、使用するシート体の余剰部にのみ塵や埃等を吸着させることができるため、その他のシート体の余剰部に塵や埃等を吸着し難くなり、未使用のシート体を清潔に保つことができる。また、使用する際、一番下のシート体(清掃するシート体)の短手方向の端が巻き込むような形になり、その他の未使用状態の上方のシート体に汚れが付着するのを防ぐことができ、また、シート体の長さが相違することにより、破棄する等の場合にめくりやすくなる。
円筒状シートの斜視図である。 山折環状シートの側面図である。 山折環状シートを積層し、その上に基部シートを載置した清掃用積層シートの側面図である。 山折長尺シートの斜視図である。 山折長尺シートを積層した状態を図示した山折長尺シートの側面図である。 山折長尺シートを積層し、その上に基部シートを載置した清掃用積層シートの側面図である。 基面に連なる傾斜面を備えた基部シートを載置した清掃用積層シートの側面図である。 図7の斜視図である。 鉤面を備えた清掃用積層シートの側面図である。 シート体の平面図である。 一方側と他方側の両層に切込部が入れられた二層構造のシート体の側面図である。 一方側と他方側の両層に切込部が入れられた三層構造のシート体の側面図である。 折曲部が入れられた一層構造のシート体の側面図である。 太繊維を混入したシート体の平面図である。 太繊維を碁盤の目状に混入配置させたシート体の平面図である。 清掃具の実施例1の斜視図である。 実施例1の右側面図である。 実施例1のヘッドに清掃用積層シートを装着した右側面図である。 図18の状態からシート体を切り取った状態の右側面図である。 図19の清掃用積層シートからシート体を分離した状態を図示した右側面図である。 清掃具の実施例2の斜視図である。 実施例2の左側面図である。 実施例2のヘッドに清掃用積層シートを装着した右側面図である。 図23の状態からシート体を切り取った状態の右側面図である。 図24の状態からヘッドを反転させた状態を図示した右側面図である。 図25の状態からシート体を保持させた状態を図示した右側面図である。 図26の状態の正面図である。 接着面の端部から連なる舌部を備えた基部シートを載置した清掃用積層シートの側面図である。 清掃具の実施例3の斜視図である。 実施例3の左側面図である。 実施例3のヘッドに清掃用積層シートを装着した右側面図である。 図31の状態からシート体を切り取った状態の右側面図である。 図32の状態からヘッドを反転させた状態を図示した右側面図である。 図33の状態からシート体を保持させた状態を図示した右側面図である。 図34の状態の正面図である。 各シート体の余剰部の長さがそれぞれ相違した状態を図示した要部拡大断面図である。 山折シートの側面図である。 山折シートを積層し、その上に基部シートを載置した清掃用積層シートの側面図である。 実施例1の清掃具の自在継手の他の例の正面図である。 図39の側面図である。 実施例2、実施例3の清掃具の支持部材の他の例の正面図である。 図41の側面図である。
本発明は、フローリング等の床面を清掃するための使い捨てシート体70を積層した清掃用積層シート60及びその清掃用積層シート60を装着する清掃具1である。
清掃用積層シート60は、清掃具1に装着して床面を清掃する、極細繊維82を組み合わせて形成した使い捨てシート体70が複数枚積層されて形成される構成となっている。換言すると、清掃具1のヘッド10に装填、着脱可能な所謂カートリッジ式となっている。また、清掃具1は、床面の掃除を行うための清掃用積層シート60が装着されるヘッド10、このヘッド10を操作するための柄50を主な構成とする。まず、清掃用積層シート60を構成するところのシート体70、そして、清掃用積層シート60について説明する。
清掃用積層シート60を構成するシート体70は、ワイピングシート、ワイピングクロス等と呼ばれるものであり、清掃具1のヘッド10に対して取替え自在に装着される、塵、埃等の汚れを吸着するもので、塵、埃等の捕集に適していればどのようなものであってもよい。素材としては、パルプ繊維、ポリエステル、ポリプロピレン、セルロース、流動パラフィン、レーヨン等の極細繊維82が挙げられる。そして、例えば、パルプ繊維とポリプロピレンを組み合わせたもの、セルロースとポリエステルを組み合わせたもの、レーヨンとポリエステルを組み合わせたもの等が考えられる。
シート体70の大きさについては、清掃用積層シート60やシート体70によってヘッド10を把持するものであるため、ヘッド10よりも面積的に大きくなる(図10参照)。すなわち、ヘッド10の裏面34長手方向L又は表面33長手方向Wの長さよりもシート体70の長手方向Lのほうが長い。また、ヘッド10の裏面34短手方向S又は表面33短手方向Sの長さよりもシート体70の短手方向Sのほうが長い。図10では、シート体70のヘッド10の設置面(清掃面)を点線で図示した。
シート体70の短手方向S両端側には、清掃用積層シート60に積層される際、立上部76が形成される(図2、図5、図37等参照)。すなわち、ヘッド10の裏面34短手方向S又は表面33短手方向Sの長さよりもシート体70の短手方向Sのほうが長いので、この長い分でシート体70の短手方向S両端側には立上部76が形成されることとなる。そして、この立上部76は床面を清掃するものではないが、この立上部76においても壁や幅木等を清掃することができる。
このように、シート体70は、清掃面と、清掃面の短手方向Sに連なる立上部76とに分けることができる。なお、清掃面は、片面のみ使用するシート体70にあっては第一面71と、両面使用するシート体70にあっては第一面71及び第二面72とする。
また、その他、図8等で図示するように、清掃面の長手方向Lに連なる余剰部77を設けてもよい。すなわち、ヘッド10の裏面34長手方向L又は表面33長手方向Lの長さよりもシート体70の長手方向Lのほうを長くすることによって、この長い分でシート体70の長手方向L両端側に余剰部77が形成されることとなる。
余剰部77は、ヘッド10に直接装着される部分ではなく、ヘッド10から出た、文字通り「余」りの部分であり、シート体70自体の材質による自由度が高く柔軟性に富む箇所である。したがって、隙間や段差の部分の清掃にも対応することができ、便利である。したがって、余剰部77には後述する基部シート61は載置されない。
また、図36で図示したように、積層した各シート体70の長手方向の長さが相違することによって余剰部77の長さが相違する構成も考えられる。すなわち、シート体70が積層されるが、これらシート体70は積層されるにしたがって、長手方向Lの長さが短くなり、余剰部77の長さも短くなる。
また、シート体70は、一層構造の他、二層構造や三層構造等が考えられる。シート体70は、その材質のままでもよいが、シート体70自体を加工することによってより多くに塵や埃を捉えることができる。例えば、シート体70に切り込みを入れて切込部80とすることにより、この切込部80でより多くの埃や塵を掴むことができる(図11、図12参照)。
後述するところの、清掃面としてシート体70の片面のみ使用する実施例1のタイプでは、清掃面(第一面71)に切り込みを入れることができ、また、清掃面としてシート体70の両面を使用する実施例2から実施例3のタイプでは、両清掃面(第一面71及び第二面72)に切込部80を入れることができる。
図11のような二層構造の場合、清掃面を第一面71と第二面72に分けることができるが、第一面71に入れた切込部80と、第二面72に入れた切込部80の位置は相違位置としてもよいし、同位置としてもよい。
図12のような三層構造の場合、基層78を介して清掃面を第一面71と第二面72に分けることができるが、第一面71に入れた切り込みと、その反対側の第二面72に入れた切込部80の位置は同位置としてもよいし、相違位置としてもよい。
また、切込部80を入れる構成ではなく、シート体70の清掃面を長手方向L、及び/又は、短手方向Sに折曲げた折曲部81を形成する構成であってもよい(図13参照)。具体的には、シート体70、及び/又は、基部シート61を折曲げて折曲部81を形成することができる。二層構造や三層構造の場合は勿論のこと、一層構造の場合であっても折曲部81を入れることができる。
折曲部81を入れる構成のシート体70も実施例1から実施例3においても使用することができる。このような折曲部81を入れる構成の場合は、シート体70の長手方向Lに筋が入ることにより、進行方向に向かって清掃すると長手方向Lの筋である折曲部81により多くの塵や埃を捉えることができる。
また、シート体70の極細繊維82と比べて太い太繊維83をランダムに混入することもできる(図14参照)。具体的には、シート体70、及び/又は、基部シート61には、極細繊維82よりも太い太繊維83を混入してもよい。さらには、太繊維83を碁盤の目状に混入配置させたり(図15参照)、放射線状に混入配置したりすることができる(不図示)。
シート体70の色に関しては、シート体70全体が白色の他、黒色、赤色、青色、黄色、桃色、緑色、紫色、オレンジ色等から選択することができる。また、基本的には白色とし、一部を他の色としてもよい。また、他の色とした一部に関しては、どのような形状としてもよい。例えば、円形、三角形、四角形や、これらを組み合わせた形状等であってもよい。また、立上部のみ着色する等でもよい。なお、本発明の効果を奏することができれば、これら以外の色であってもよい。
また、太繊維83の色を極細繊維の色と異なる色とすることもできる。例えば、シート体70全体を白色とし、太繊維83を黒色等の着色とする構成の他、シート体全体を黒色等の着色とし、太繊維83を白色とする構成等も考えられる。
次に、清掃用積層シート60について説明する。具体的には、以下のような構成が挙げられる。
図1のように、シート体70を、長手方向Lに沿って入れたミシン目73(切り込み)を介して複数枚を接合して円筒状シートとする。そして、図2のように、この円筒状シートを平面的に折り畳み、さらに、両短手方向S、Sを立ち上げて両立上部76、76とすることによって山折環状シート66とする。このような山折環状シート66を積層したものや、さらに、両立上部76、76の端部76a、76aを糊綴じしたものを清掃用積層シート60とする。なお、図3では、基部シート61を載せた状態を図示している。
また、他の例としては、次のようなものが挙げられる。図4のように、シート体70を、短手方向Sに沿って入れたミシン目73(切り込み)を介して接合する複数枚のシート体70からなる長尺シートとする。そして、図5のように、この長尺シートを、1枚分のシート体70のそれぞれが両短手方向S、Sを山折りして立上部となるように波状に積層したものや、さらに、両立上部76、76の端部76a、76aを糊綴じしたもの(山折長尺シート67)を清掃用積層シート60とする。なお、図6では、基部シート61を載せた状態を図示している。
さらには、図37で図示したように、ミシン目73(切り込み)を入れない1枚物の長方形状のシート体70の両短手方向S、Sを立ち上げて両立上部76、76とすることによって山折シート68とし、このような山折シート68を積層したものや、さらに、両立上部76、76の端部76a、76aを糊綴じしたものを清掃用積層シート60としてもよい。
両立上部76、76の端部76a、76aを糊綴じした場合は、各シート体70が一体化されることとなる。
山折環状シート66や山折長尺シート67に関しては、シート体70に入れられたミシン目73からシート体70の切り取ることによってシート体70の取り替えを行うが、ミシン目を入れない山折シート68の取り替え方(めくり方)に関しては、山折シート68にはミシン目が入れられていないため、糊付けした部分の長手方向Lから徐々に剥がして行くこととなる。
なお、シート体70は、何枚積層してもよい。シート体70の材質により50枚程度まで積層してもよい。すなわち、床面を清掃することができれば何枚でもよい。シート体70を複数枚積層するため、最初に使用するシート体70と最後に使用するシート体70ではサイズやミシン目73の位置について相違することが考えられる。したがって、シート体70自体のサイズや、ミシン目73の位置等に関しては、適宜変更することもできる。
なお、シート体70を上記山折環状シート66にする方法、山折長尺シート67にする方法、山折りシートする方法に関しては、公知の技術を用いて行うことができる。
上述のように、シート体70は複数枚積層、すなわち、シート体70の上に別のシート体70が載置され、その上にまた別のシート体70が載置されるということを繰り返すことによって形成されるが、その最後には基部シート61が載置されることにより、上記シート体70の形状を固持することができる。以下、この基部シート61について説明する。
基部シート61は、長方形状の基面62と、この基面62の短手方向S両端から内側に立ち上がり傾斜する両傾斜面63、63からなる。また、両傾斜面63、63の端部から連なる両接着面64、64(図7参照)を備えた構成の他、両接着面64、64の端部から連なる鉤面65(図3、図6、図9参照)、又は、両接着面64、64の端部から連なる舌部69(図28等参照)を備えた構成であってもよい。したがって、後述のように、清掃用積層シート60の形状を固持することができれば、接着面64や鉤面65、舌部69がない構成、すなわち、基面62と傾斜面63のみの構成であってもよい(図38参照)。
清掃用積層シート60の形状の固持に関しては、清掃用積層シート60の上に基部シート61を載置し、両立上部76、76の端部76a、76aを糊綴じしたような場合は、両接着面64、64に基部シート61側のシート体70の両立上部76、76の一部を接着することによって山折環状シート66や山折長尺シート67、山折シート68の形状をより強固に固持することができる。また、接着面64に立上部76の端部76aを接着することもできる。
以上のように、清掃用積層シート60の上に基部シート61を載置し、清掃用積層シート60の形状を保持したまま基部シート61と一体とすることができる。
基部シート61は、複数枚のシート体70のそれぞれを柔軟性のある接着剤を介して積層したものであることが望ましい。具体的には、シート体70とシート体70が柔軟性のある接着剤を介して接着され積層されることとなる。このように、柔軟性のある接着剤を介することによって、基部シート61自体がある程度の固さとなり、かつ柔軟性に富むものとなる。なお、柔軟性のある接着剤としては、糊や木工用ボンド等が考えられるが、他の公知の柔軟性のある接着剤を用いても良い。このように、複数枚のシート体70により基部シート61構成することができれば、基部シート61自体も清掃に使用することができ、また、既存の材料でなるシート体70であればコストダウンを図ることができる。その他、基部シート61を樹脂、板紙、厚紙、段ボール等としてもよい。この場合も同様に基部シート61自体がある程度の固さとなり、かつ柔軟性に富むものとなる。
また、基部シート61は、シート体70と同様に白色、黒色、赤色、青色、黄色、桃色、緑色、紫色、オレンジ色等から選択することができる。なお、本発明の効果を奏することができれば、これら以外の色であってもよい。
次に、清掃用積層シート60を装着する清掃具1について説明する。
清掃具1のヘッド10の面については、清掃用積層シート60を装着し、清掃する床面と対峙する側を裏面34とし、その対面を表面33とする。また、操作する際の進行方向側を正面31とし、その対面を背面32とする。そして、正面31から見て、右側の側面を右側面36とし、左側の側面を左側面35とする。
ヘッド10のサイズ、特に各面の長さに関しては任意の長さを採用することができる。例えば、短手方向S(裏面34及び/又は表面33)の長さとしては、例えば、70mm〜100mm程度、長手方向L(裏面34及び/又は表面33)の長さとしては、例えば、230mm〜250mm程度が望ましいが、この長さに限定されない。また、表裏方向の長さとしては、例えば、100mm〜300mm程度が望ましいが、この長さに限定されない。
また、広範囲面を清掃するため、長手方向L(裏面34及び/又は表面33)の長さ
を、例えば、450mm〜600mm程度としてもよい。
ヘッド10の材質としては、例えば、硬質、半硬質の合成樹脂(ABS樹脂等)等が挙げられるが、これに限定されない。柄50の材質としては、例えば、樹脂パイプ、金属製の丸棒等が挙げられるが、これらに限定されない。なお、金属製の丸棒に樹脂製等のカバーを被覆してもよい。以下、本発明の各実施例に基づいて説明する。
実施例1の清掃具1の筐体であるヘッド10の形状としては、基本的には略直方体形状をベースに正面31及び背面32に傾斜部を有しており、側面(右側面36、左側面35)視すると台形状となる(図16、図17等参照)。すなわち、裏面34と表面33が互いに平行で、裏面34の短手方向Sの長さと表面33の短手方向Sの長さは相違しており、裏面34の短手方向Sの長さよりも表面33の短手方向Sの長さのほうが短い。本実施例では、正面31の傾斜部を正面傾斜部11、背面32の傾斜部を背面傾斜部21とする。
裏面34に対する正面傾斜部11及び背面傾斜部21の角度は、任意に選択することができるが、主に正面傾斜部11の角度と背面傾斜部21の角度は同じとする。具体的には、裏面34に対する正面傾斜部11の角度及び裏面34に対する背面傾斜部21の角度を45度とする等が考えられる。
なお、正面傾斜部11の角度と背面傾斜部21の角度が相違してもよい。正面傾斜部11の角度が背面傾斜部21の角度より大きくてもよく、逆に、背面傾斜部21の角度が正面傾斜部11の角度より大きくてもよい。裏面34に対する正面傾斜部11の角度を45度とし、裏面34に対する背面傾斜部21の角度を30度、又は、90度とする等が考えられる。
例えば、裏面34に対する背面傾斜部21の角度を、清掃面である床面と、壁面の下方に添設されている幅木との間を清掃するのに適した90度とする等が考えられる。要は、清掃用積層シート60がそのような角度に対応しており、装着可能であれば正面傾斜部11や背面傾斜部21の角度は問わない。
その他、裏面34と表面33が互いに平行ではなく、表面33が傾斜する構成であってもよい。例えば、表面33が正面31側に向かって傾斜してもよく、逆に表面33が背面32側に向かって傾斜してもよい。
清掃用積層シート60がヘッド10に装着されるが、傾斜面である正面傾斜部11及び背面傾斜部21に清掃用積層シート60が係止されること、すなわち、ヘッド10の傾斜部である正面傾斜部11及び背面傾斜部21に清掃用積層シート60の両立上部76、76で引っ掛けるような形によって、清掃具1のヘッド10に清掃用積層シート60がセットされる。
裏面34と正面傾斜部11の角部により正面先端部11aが形成されるが、この正面先端部11aにもシート体70が被覆される。したがって、この正面先端部11aにより、例えば、床と壁の隅にある塵、埃等を清掃し易くなる。また、ヘッド10の向きを変えても清掃することができる。すなわち、ヘッド10を水平方向に90度回転させることによって背面32を進行方向にして清掃することもできるため、裏面34と背面傾斜部21の角部による背面先端部21aにより、例えば、床と壁の隅にある塵、埃等を清掃し易くなる。その他、床と壁の隅に限らず、窓枠のレール部の掃除にも適している。
なお、実施例1では、後述する実施例2、実施例3のようにシート体70の両面を使用するものではないため、シート体70を保持する保持部15を備えておらず、シート体70をヘッド10の一部に保持するような構成ではない。
ヘッド10と柄50に自在継手26を設け、この自在継手26を介してヘッド10と柄50が連結されている。換言すると、清掃具1で床面を清掃する清掃者が把持するための棒状の柄50が自在継手26を介してヘッド10と揺動自在に連結されている。
自在継手26は、本実施例では主に突出部27と挟持部28で構成されるが、ヘッド10と柄50が連結できればどのような構造のものであってもよい。例えば、次の様な構造が考えられる。柄50の基端部には、ヘッド10と連結するため、柄50の直角方向両側に突出する両突出部27、27を備える。一方、ヘッド10の表面33にはこの両突出部27、27を挿入して挟持する両挟持部28、28を備える。そして、柄50の両突出部27、27とヘッドの両挟持部28、28によって柄50とヘッド10が連結される。具体的には、両挟持部28、28は空洞部(不図示)を備えており、この両空洞部に両突出部27、27を挿入することによって挟持される。空洞部と突出部27との間には遊びを設けているため、これらを支点として柄50を正面31側や背面32側へ回動させることができる。
別部材であるところの、突出部27を備えた連結部材を介してヘッド10と柄50を連結する構成であってもよい。具体的には、連結部材によってヘッド10と柄50とを軸支し、連結部材を支点として正面31側や背面32側へ回動させることができる。連結部材としては、柄50の基端部に装着するキャップにこのような突出部27を備える構成であってもよい(図16等参照)。
実施例1におけるその他の連結部材の構成としては、次のようなものも挙げられる。連結部材には、本体55の両側に突出部27を備え、本体55の上側に連結片56を備える。この連結片56には貫通孔を穿設する。また、柄50の基端部には、切り欠きを設けることによって、その両側に挟持片51、51を備える。これら挟持片51、51には貫通孔を穿設する。そして、両挟持片51、51の間の切り欠きに連結部材55の連結片56を嵌合し、両挟持片51、51の貫通孔、連結片56の貫通孔に軸57を回動自在に挿入する。これにより、軸57を支点として柄50を右側面36側や左側面35側へ回動させることができる(図39、図40参照)。
また、図示しないが、次のような構成も考えられる。柄50の直径より大きく、基端部から膨出する球状部を備える。一方、ヘッド10の表面33には球状部を包むようにして回転自在に支持する支持部を備える。そして、柄50の膨出部とヘッド10の支持部によって柄50とヘッド10が連結される。このような構成とすることによって、様々な方向へ柄を回動させることができる。なお、柄50の基端部に装着するキャップにこのような球状部を備える構成であってもよい。
ヘッド10の裏面34に清掃用積層シート60が装着されるものであるため、ヘッド10の裏面34に清掃用積層シート60を滑り難くするための滑止部(不図示)を備える構成であってもよい。この滑止部は、清掃用積層シート60を滑り難くすることができればどのような形状、大きさ、数、配置であってもよい。例えば、半球状とし、複数個を裏面34に均等に配置してもよい。また、滑止部をヘッド10と同じ部材としてもよい。また、滑止部をヘッド10と別部材、例えば、ゴム等の弾性体としてもよい。
実施例1での使用例について説明する。まず、使用に際し、ヘッド10に清掃用積層シート60が装着される(図18参照)。すなわち、ヘッド10の裏面34にはシート体70が複数枚積層された清掃用積層シート60が装着され、この清掃用積層シート60を構成する各シート体70で床面等を清掃する。すなわち、この状態により、ヘッド10に装着された清掃用積層シート60の一番外側(床面側)のシート体70で床面等を清掃する。
実施例1では、シート体70の片面のみを使用するものであるため、片面で清掃した後は、そのシート体70を廃棄することとなる。次に、床面清掃後、シート体70の廃棄について説明する。
まず、清掃用積層シート60のミシン目73(切り込み)を利用して汚れたシート体70を切り取る(図19参照)。具体的には、清掃用積層シート60の長手方向Lに沿って入れられた切り込みから汚れたシート体70を切り取る。次に、さらに反対側の長手方向Lに沿って入れられたミシン目(切り込み)からも切り取ることによって、汚れたシート体70を清掃用積層シート60から分離し(図20参照)、そして、廃棄することとなる。
なお、最初にシート体70を切り込みから切り取った後は、図20で図示したように汚れた面を内側に巻き込むようにして切り取った側のシート体70を反対側に移動させる。このように汚れた面を内側に巻き込むようにしてシート体70の分離作業を行うと、シート体70に付着した塵や埃等が落ちない。
そして、汚れたシート体70を切り取った後は図18のような状態となり、再び清掃する際は、汚れたシート体70の次のシート体70で清掃することとなる。すなわち、シート体70自体は、使用、切り取り、分離、廃棄を繰り返すこととなる。
実施例2の清掃具1の筐体であるヘッド10の形状としては、基本的には略直方体形状をベースに正面31及び背面32に切欠部14を有している(図21、図22等参照)。
この切欠部14は、側面視(右側面36視)すると、正面31側が反くの字形状、背面側がくの字形状となる。具体的には、正面31側は、正面下側傾斜部13とこれに連なる正面上側傾斜部12で反くの字形状を形成している。また、背面32側は、背面下側傾斜部23とこれに連なる背面上側傾斜部22でくの字形状を形成している。換言すると、二つの実施例1のヘッド10の表面同士を合わせたような形状であり表裏同型となる。
裏面34に対する正面下側傾斜部13及び背面下側傾斜部23の角度は、任意に選択することができる。主に、正面下側傾斜部13の角度と背面下側傾斜部23の角度を同じであるが、正面下側傾斜部13の角度と背面下側傾斜部23の角度が相違してもよい。正面下側傾斜部13の角度が背面下側傾斜部23の角度より大きくてもよく、逆に、背面下側傾斜部23の角度が正面下側傾斜部13の角度より大きくてもよい。要は、清掃用積層シート60が装着可能であれば正面下側傾斜部13や背面下側傾斜部23の角度は問わない。
同様に、表面33に対する正面上側傾斜部12及び背面上側傾斜部22の角度は、任意に選択することができる。
本実施例2は、側面視すると明かであるが、裏面34と表面33が互いに平行で、裏面34の短手方向Sの長さと表面33の短手方向Sの長さが略同じとしている。
その他、裏面34と表面33が互いに平行ではなく、表面33が傾斜する構成であってもよい。例えば、表面33が正面31側に向かって傾斜してもよく、逆に表面33が背面32側に向かって傾斜してもよい。
清掃用積層シート60がヘッド10に装着されるが、正面下側傾斜部13及び背面下側傾斜部23に清掃用積層シート60の立上部76が係止されること、すなわち、ヘッド10の正面下側傾斜部13及び背面下側傾斜部23を清掃用積層シート60の立上部76で引っ掛けるような形によって、清掃具1と清掃用積層シート60が一体となる。
本実施例2でも裏面34と正面下側傾斜部13の角部により下側正面先端部13aが形成され、また、表面33と背面下側傾斜部23の角部により下側背面先端部23aが形成されるが、効果等は実施例1と同様とする。また、表面33と正面上側傾斜部12の角部により上側正面先端部12aが形成され、また、表面33と背面上側傾斜部22の角部により上側背面先端部22aが形成されるが、こちらに関しても効果等は実施例1と同様とする。
実施例2では、ヘッド10を表裏反転させることができ、この構成によりシート体70の両面を使用して清掃することができるものである。そのため、シート体70の両面を使用するための保持部15を備えている。具体的には、正面上側傾斜部12及び背面上側傾斜部22にシート体70を保持する保持部15を備えている(図21参照)。この保持部15は、正面上側傾斜部12及び背面上側傾斜部22のそれぞれ適所に二箇所、計四箇所程度備えるのが望ましいが、数は問わない。
保持部15の構成としては、正面上側傾斜部12及び背面上側傾斜部22に開口部15aを設け、この開口部15aの内側から保持片15bを装着している。この保持片15bは、開口部15aの内側から装着するため開口部15aよりも面積的に大きく、また、ゴム素材等の弾性力のある素材とする。そして、保持片15bには放射線状に切り込みが入れられており、シート体70を切り込みに押し入れることによって切り込みによりシート体70の端を保持することができる。
実施例2においては、支持部材40を介して柄50とヘッド10が連結される構成を採用している。具体的には、柄50の基端部には、支持部材40の基端が接続され、支持部材40の他端がヘッド10の側面に接続されることによって柄50とヘッド10が連結される。
この連結に関しては、主に、片側支持タイプ(不図示)、両側支持タイプの2タイプが考えられる。片側支持タイプの場合は、右側面36、又は、左側面35から支持される。また、両側支持タイプの場合は、右側面36及び左側面35から支持される。この支持部材40を支点としてヘッド10が表裏反転可能となる。ヘッド10の右側面36及び左側面35には、支持部材40の支持部44を軸支する穴を穿設している。
この支持部材40は、ヘッド10と柄50を連結するための部材であり、支持部材40の素材等はどのような素材であってもよいが、例えば、金属製等の棒状のものが望ましい。
支持部材40は、ヘッド10を反転させることができればどのような構造であってもよい。両側支持タイプの場合、次のような構造が考えられる。例えば、柄50の基端側と連結する本体部41と、水平部42、垂下部43、ヘッド10に連結する支持部44に分けることができる。具体的には、鉛直方向に伸びる本体部41から両水平方向に向かって両水平部42、42が形成され、両水平部42、42から垂下する両垂下部43、43が形成され、両垂下部43、43からさらに内側に向かって垂直にベンディングされることによって両支持部44、44が形成される。
実施例2や、後述する実施例3においては、連結部材を介して柄50と支持部材40を連結することができる。具体的な構成としては、次のようなものも挙げられる。連結部材は、筒状の本体55と、本体55の上側に連結片56を備える。この連結片56には貫通孔を穿設する。また、柄50の基端部には、切り欠きを設けることによって、その両側に挟持片51、51を備える。これら挟持片51、51には貫通孔を穿設する。そして、両挟持片51、51の間の切り欠きに連結部材の連結片56を嵌合し、両挟持片51、51の貫通孔、連結片56の貫通孔に軸57を回動自在に挿入する。また、本体55の下側から支持部材40の本体部41を挿入し固定する。これにより、軸57を支点として柄50を右側面36側や左側面35側へ回動させることができる(図41、図42参照)。
ヘッド10の裏面34に清掃用積層シート60が装着され、ヘッド10の表面33にはシート体70が装着されるものであるため、実施例1と同様に、ヘッド10の裏面34、及び/又は、表面33に清掃用積層シート60等を滑り難くするための滑止部を備える構成であってもよいが、滑止部を備えない構成であってもよい。
実施例2での使用例について説明する。使用に際し、ヘッド10に清掃用積層シート60が装着される点(図23参照)、清掃用積層シート60を構成する各シート体70で床面等を清掃する点等は実施例1と同じである。また、実施例1では、シート体70の片面のみ使用する例であるが、実施例2では、シート体70の両面を使用する点で相違する。以下、実施例2の片面(第一面71)使用後についての使用例について説明する。
シート体70の第一面71で床面等を清掃した後は、清掃用積層シート60のシート体70のミシン目73(切り込み)を利用してシート体70を切り取る(図24参照)。具体的には、シート体70の長手方向Lに沿って入れられた一方の切り込みから汚れたシート体70を切り取る。なお、シート体70の切り込みは、シート体70の両長手方向L、Lに沿って入れられているため、どちらの切り込みから切り取っても良い。
切り取った反対側は、ミシン目73(切り込み)が入れられているが清掃用積層シート60と繋がっている状態である。以下、シート体70の切り取った側を切取側74とし、清掃用積層シート60と繋がっている側を切込側75とする。
そして、支持部44を支点としてヘッド10を回転させる(図25参照)。次に、シート体70でヘッド10の表面33を被せるようにして、自由端となる切取側74をヘッド10の正面31まで持ってくる。具体的には、正面31側のシート体70の切り込みを切り取った場合は、背面32側のシート体70(切込側75)を支点として反対側まで切取側74を回転させ、そして、切取側74を正面上側傾斜部12に備えた保持部15に押し入れることによってシート体70を保持する(図26、図27参照)。
以上のような作業が完了すると、ヘッド10の表面33と清掃済のシート面である第一面71が対峙した状態となり、この第一面71の反対側の面には未使用である第二面72のシート体70が配置されることとなる。これにより、第一面71の反対側の面である第二面72でも再び床面等を清掃することができる。
なお、上記作業は、ヘッド10を反転させた後にシート体70を切り取ってから切取側74を正面上側傾斜部12に備えた保持部15に押し入れることによってシート体70を保持してもよい。
以上のように切取側74のシート体70を保持した後は、ヘッド10の表面33にある、この時点では未使用の第二面72で床面を清掃することができるが、次に第二面72でも床面を清掃した後のシート体70の廃棄について説明する(不図示)。
まず、正面上側傾斜部12及び背面上側傾斜部22に備えた保持部15に押し入れたシート体70の切取側74を保持部15から取り外す。
そして、第二面72を内側に巻き込むようにして切り取った側(切取側74)を反対側(切込側75)に移動させる。
清掃用積層シート60の切込側75の切り込みを利用して汚れたシート体70を切り取ることによって汚れたシート体70を清掃用積層シート60から分離し、廃棄する。
そして、汚れたシート体70を分離後、再び清掃する際は、ヘッド10を反転させて汚れて分離したシート体70の次のシート体70の第一面71で清掃することとなり、第一面71で清掃した後は、第二面72で清掃する等の上記作業を繰り返すこととなる。すなわち、シート体70自体は、使用、切り取り、分離、廃棄を繰り返すこととなる。
図29、図30等で図示した実施例3の清掃具1は、実施例2の清掃具1とほぼ同じであるため、相違する点についてのみ説明する。
実施例2は、シート体70の両面を使用するための保持部15を備えているが、実施例3においてはこのような保持部15を備えない構成である。実施例3もシート体70の両面を使用するものであるため、シート体70の保持方法について説明する。具体的には、清掃用積層シート60の基部シート61に関しては、接着面64の端部から連なる舌部69を備えた基部シート61であることが望ましいため(図28参照)、舌部69を備えた基部シート61を使用した例を説明する。
図28で図示した基部シート61を載置した清掃用積層シート60を実施例3の清掃具1に装着すると、図31のように正面上側傾斜部12に舌部69の一部が当接する。この状態で床面を清掃する。
図32は実施例2の図24と同様の状態であり、図33は実施例2の図25と同様の状態であるため、説明を割愛する。
図34は、実施例2の図26とほぼ同じ状態であるが、シート体70の切取側74の保持方法について相違する。実施例3では、切欠部14と舌部69との間でシート体70の端を係止できるものである。具体的には、シート体70の切取側74を正面上側傾斜部12と舌部69の間に挟み込むようにして係止することができる。
第二面72でも床面を清掃することができる点や、シート体70の廃棄に関しては、実施例2と同様である。
実施例1から実施例3について説明したが、ヘッド10の清掃用積層シート60を装着する箇所を同一化すれば1つの清掃用積層シート60を3種類のヘッド10に装着することができる。すなわち、裏面34短手方向S及び裏面34長手方向Lのサイズや、第一実施例であれば正面傾斜部11又は背面傾斜部21、実施例2や実施例3であれば正面下側傾斜部13又は背面下側傾斜部23を同じ角度等とすることによって清掃用積層シート60を実施例1から実施例3の全てのヘッド10に装着することができることとなり便利である。
また、従来例においては、フローリングワイパーの本体へのシート取り付け方法に関しては、取り付けの都度、使用するシート1枚を床に敷きその上に本体を置いて本体を巻き込むようにして行うが、この作業は屈んで行うため、例えば、使用者が高齢者や膝が悪い等のような場合は負担が掛かることとなる。本発明によれば、立ったままでも簡単にヘッド10に清掃用積層シート60やシート体70を装着することができるため、体への負担が少なくなる。
さらに、従来例の清掃用シートは、実際に床面等を清掃する清掃面としてはシート全体のおよそ40〜50%であり、シート半分以上を清掃として使わずに捨てている状況があったため、無駄が多かった。本発明によれば、床面を清掃しない部分が立上部76のみとなり、無駄な部分が少なくなる。また、立上部76においても床面以外の部分を清掃することができるため、無駄な部分が極めて少なくなる。
以上、各実施例に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、変更を加えてもよいし、各実施例に記載の技術、又は、その他の公知や周知の技術を組み合わせるようにしてもよい。
ミシン目73を利用してシート体70を切り取る構成を説明したが、ミシン目73以外でもシート体70を切り取ることができれば、その発明の本発明の範疇に含まれる。図示しないが、例えば、鉤面65の端長手方向Lに樹脂製の刃等を埋設した構成が考えられる。
実施例1、実施例2、実施例3の清掃具1の筐体であるヘッド10は、正面31及び背面32に傾斜部を有している構成について説明したが、側面である右側面36、左側面35においても傾斜部を有する構成であってもよい。
ヘッド10は、その全部又は一部を白色、黒色、赤色、青色、黄色、桃色、緑色、紫色、オレンジ色から選択することができる。よって、ヘッド10の各面を色彩でデザインすることもできる。
清掃用積層シート60をヘッド1に装着する方法としては、例えば、清掃用積層シート60を長手方向Lに撓ませて、どちらか一方の立上部76を正面傾斜部11又は正面下側傾斜部13に引っ掛け、また、他方の立上部76を背面傾斜部21又は背面下側傾斜部23に引っ掛けることによって装着する。
ヘッド10と柄50を連結する部分の構成に関しては、自在継手26、支持部材40、連結部材等を説明したが、柄50が正面31側や背面32側、右側面側36や左側面側35に回動させることができればどのような構成であってもよい。したがって、周知の構造を採用することができる。
1:清掃具
10:ヘッド
11:正面傾斜部
11a:正面先端部
12:正面上側傾斜部
12a:正面上側先端部
13:正面下側傾斜部
13a:正面下側先端部
14:切欠部
15:保持部
15a:開口部
15b:保持片
21:背面傾斜部
21a:背面先端部
22:背面上側傾斜部
22a:背面上側先端部
23:背面下側傾斜部
23a:背面下側先端部
24:切欠部
26:自在継手
27:突出部
28:挟持部
31:正面
32:背面
33:表面
34:裏面
35:左側面
36:右側面
40:支持部材
41:本体部
42:水平部
43:垂下部
44:支持部
50:柄
55:本体
56:連結片
57:軸
60:清掃用積層シート
61:基部シート
62:基面
63:傾斜面
64:接着面
65:鉤面
66:山折環状シート
67:山折長尺シート
68:山折シート
69:舌部
70:シート体
71:第一面
72:第二面
73:ミシン目
74:切取側
75:切込側
76:立上部
76a:端部
77:余剰部
78:基層
80:切込部
81:折曲部
82:極細繊維
83:太繊維

請求項1の発明は、床面の掃除を行うためのヘッドと、自在継手を介してヘッドと連結されてヘッドを操作するための柄とを備えた清掃具本体と、清掃具本体に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートと、を備えた清掃具であって、ヘッドは、正面及び背面に傾斜部を有する側面視台形状とし、清掃用積層シートにはさらに、長方形状の基面と、基面の短手方向両端から内側に立ち上がり傾斜する傾斜面と、両傾斜面の端部から連なる接着面と、からなる基部シートを備え、基部シートは、複数枚のシート体のそれぞれを柔軟性のある接着剤を介して積層したものであり、清掃用積層シートの上に基部シートを載置し、清掃用積層シートの形状を保持したまま基部シートと一体とし、清掃具本体の両傾斜部に基部シートの両傾斜面を係止できることを特徴とした清掃具である。
請求項2の発明は、床面の掃除を行うためのヘッドと、ヘッドの側面の両側又は片側から支持する支持部を介してヘッドと連結されてヘッドを操作するための柄とを備えた清掃具本体と、清掃具本体に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートと、を備えた清掃具であって、ヘッドの正面及び背面には切欠部を備え、切欠部には保持部を備え、切欠部は、正面下側傾斜部とこれに連なる正面上側傾斜部で反くの字形状を形成し、背面下側傾斜部とこれに連なる背面上側傾斜部でくの字形状を形成し、保持部は、正面上側傾斜部及び背面上側傾斜部に備え、清掃用積層シートにはさらに、長方形状の基面と、基面の短手方向両端から内側に立ち上がり傾斜する傾斜面と、両傾斜面の端部から連なる接着面と、からなる基部シートを備え、清掃用積層シートの上に基部シートを載置し、清掃用積層シートの形状を保持したまま基部シートと一体とし、清掃具本体の切欠部である正面下側傾斜部及び背面下側傾斜部基部シートの両傾斜面を係止でき、かつ、清掃具本体の保持部である正面上側傾斜部又は背面上側傾斜部でシート体を保持でき、ヘッドが支持部を支点に表裏反転可能となることを特徴とした清掃具である。
請求項3の発明は、床面の掃除を行うためのヘッドと、ヘッドの側面の両側又は片側から支持する支持部を介してヘッドと連結されてヘッドを操作するための柄とを備えた清掃具本体と、清掃具本体に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートと、を備えた清掃具であって、ヘッドの正面及び背面には切欠部を備え、切欠部は、正面下側傾斜部とこれに連なる正面上側傾斜部で反くの字形状を形成し、背面下側傾斜部とこれに連なる背面上側傾斜部でくの字形状を形成し、清掃用積層シートにはさらに、長方形状の基面と、基面の短手方向両端から内側に立ち上がり傾斜する傾斜面と、両傾斜面の端部から連なる接着面と、両接着面の端部から連なる舌部と、からなる基部シートを備え、清掃用積層シートの上に基部シートを載置し、清掃用積層シートの形状を保持したまま基部シートと一体とし、清掃具本体の切欠部である正面下側傾斜部及び背面下側傾斜部基部シートの両傾斜面を係止でき、かつ、切欠部である正面上側傾斜部又は背面上側傾斜部と舌部との間でシート体の端を係止でき、ヘッドが支持部を支点に表裏反転可能となることを特徴とした清掃具である。
請求項4の発明は、複数枚のシート体のそれぞれを柔軟性のある接着剤を介して積層したものであることを特徴とした請求項2又は請求項のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項5の発明は、ヘッドは、表面、及び/又は、裏面に、滑止部を備えたことを特徴とした請求項乃至請求項のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項6の発明は、シート体を、長手方向に沿って入れたミシン目を介して複数枚を接合して円筒状シートとし、円筒状シートを平面的に折り畳み、さらに、両短手方向を立ち上げて立上部とすることによって山折環状シートとし、山折環状シートを積層したことを特徴とした請求項1乃至請求項5のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項7の発明は、シート体を、短手方向に沿って入れたミシン目を介して接合する複数枚のシート体からなる長尺シートとし、長尺シートを、1枚分のシート体のそれぞれが両短手方向を山折りして立上部となるように積層することによって山折長尺シートとしたことを特徴とした請求項1乃至請求項5のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項8の発明は、積層した各前記シート体の立上部の端部を糊綴じしたことを特徴とした請求項1乃至請求項のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項9の発明は、シート体、及び/又は、基部シートは、全部又は一部を白色、黒色、赤色、青色、黄色、桃色、緑色、紫色、オレンジ色から選択することができることを特徴とした請求項1乃至請求項のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項10の発明は、シート体、及び/又は、基部シートには、極細繊維よりも太い太繊維を混入したことを特徴とした請求項1乃至請求項のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項11の発明は、太繊維の色を前記極細繊維の色と異なる色としたことを特徴とした請求項10に記載の清掃具である。
請求項12の発明は、シート体、及び/又は、基部シートに切り込みを入れて切込部を形成することを特徴とした請求項1乃至請求項11のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項13の発明は、シート体、及び/又は、基部シートを折曲げて折曲部を形成することを特徴とした請求項1乃至請求項12のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項14の発明は、シート体の長手方向の長さをヘッドの長手方向の長さよりも長くし、シート体に余剰部を設けたことを特徴とした請求項乃至請求項13のうちいずれか一に記載の清掃具である。
請求項15の発明は、積層した各シート体の長手方向の長さがそれぞれ相違することによって余剰部の長さもそれぞれ相違することを特徴とした請求項14に記載の清掃具である。

Claims (20)

  1. 清掃具に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートであって、
    前記シート体を、長手方向に沿って入れたミシン目を介して複数枚を接合して円筒状シートとし、
    前記円筒状シートを平面的に折り畳み、さらに、両短手方向を立ち上げて立上部とすることによって山折環状シートとし、
    前記山折環状シートを積層したことを特徴とした清掃用積層シート。
  2. 清掃具に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートであって、
    前記シート体を、短手方向に沿って入れたミシン目を介して接合する複数枚のシート体からなる長尺シートとし、
    前記長尺シートを、1枚分の前記シート体のそれぞれが両短手方向を山折りして立上部となるように積層することによって山折長尺シートとしたことを特徴とした清掃用積層シート。
  3. 清掃具に装着して使用する、極細繊維を組み合わせて形成した使い捨てシート体を積層した清掃用積層シートであって、
    長方形状のシート体の両短手方向を立ち上げて立上部することによって山折シートとし、
    前記山折シートを積層したことを特徴とした清掃用積層シート。
  4. 積層した各前記シート体の前記立上部の端部を糊綴じしたことを特徴とした請求項1乃至請求項3のうちいずれか一に記載の清掃用積層シート。
  5. 前記清掃用積層シートは、さらに基部シートを備え、
    前記基部シートは、長方形状の基面と、この基面の短手方向両端から内側に立ち上がり傾斜する傾斜面と、からなり、
    前記清掃用積層シートの上に前記基部シートを載置し、前記清掃用積層シートの形状を保持したまま前記基部シートと一体とすることを特徴とした請求項1乃至請求項4のうちいずれか一に記載の清掃用積層シート。
  6. 前記基部シートは、両前記傾斜面の端部から連なる接着面を備えたことを特徴とした請求項5に記載の清掃用積層シート。
  7. 前記基部シートは、両前記接着面の端部から連なる鉤面、又は、舌部を備えたことを特徴とした請求項6に記載の清掃用積層シート。
  8. 前記基部シートは、複数枚の前記シート体のそれぞれを柔軟性のある接着剤を介して積層したものであることを特徴とした請求項5乃至請求項7のうちいずれか一に記載の清掃用積層シート。
  9. 前記基部シートは、樹脂、板紙、厚紙、段ボールであることを特徴とした請求項5乃至請求項7のうちいずれか一に記載の清掃用積層シート。
  10. 前記シート体、及び/又は、前記基部シートは、その全部又は一部を白色、黒色、赤色、青色、黄色、桃色、緑色、紫色、オレンジ色から選択することができることを特徴とした請求項1乃至請求項9のうちいずれか一に記載の清掃用積層シート。
  11. 前記シート体、及び/又は、前記基部シートには、前記極細繊維よりも太い太繊維を混入したことを特徴とした請求項1乃至請求項10のうちいずれか一に記載の清掃用積層シート。
  12. 前記太繊維の色を前記極細繊維の色と異なる色としたことを特徴とした請求項11に記載の清掃用積層シート。
  13. 前記シート体、及び/又は、前記基部シートに切り込みを入れて切込部を形成することを特徴とした請求項1乃至請求項12のうちいずれか一に記載の清掃用積層シート。
  14. 前記シート体、及び/又は、前記基部シートを折曲げて折曲部を形成することを特徴とした請求項1乃至請求項13のうちいずれか一に記載の清掃用積層シート。
  15. 請求項1乃至請求項14のうちいずれか一に記載の前記清掃用積層シートを装着した清掃具であって、
    前記清掃具は、床面の掃除を行うためのヘッドと、前記ヘッドを操作するための柄と、からなり、
    前記ヘッドは、正面及び背面に傾斜部を有する側面視台形状とし、
    自在継手を介して前記ヘッドと前記柄が連結され、
    前記両傾斜面に前記清掃用積層シートを係止できることを特徴とした清掃具。
  16. 請求項1乃至請求項14のうちいずれか一に記載の前記清掃用積層シートを装着した清掃具であって、
    前記清掃具は、床面の掃除を行うためのヘッドと、前記ヘッドを操作するための柄と、からなり、
    前記ヘッドの正面及び背面には切欠部を備え、前記切欠部には保持部を備え、
    前記ヘッドの側面の両側又は片側から支持する支持部を介して前記柄が連結され、
    両前記切欠部に前記清掃用積層シートを係止でき、かつ、前記保持部で前記シート体を保持でき、前記ヘッドが前記支持部を支点に表裏反転可能となることを特徴とした清掃具。
  17. 請求項7乃至請求項14のうちいずれか一に記載の前記清掃用積層シートを装着した清掃具であって、
    前記清掃具は、床面の掃除を行うためのヘッドと、前記ヘッドを操作するための柄と、からなり、
    前記ヘッドの正面及び背面には切欠部を備え、
    前記ヘッドの側面の両側又は片側から支持する支持部を介して前記柄が連結され、
    両前記切欠部に前記清掃用積層シートを係止でき、かつ、前記切欠部と前記舌部との間で前記シート体の端を係止でき、前記ヘッドが前記支持部を支点に表裏反転可能となることを特徴とした清掃具。
  18. 前記ヘッドは、表面、及び/又は、裏面に、滑止部を備えたことを特徴とした請求項15乃至請求項17のうちいずれか一に記載の清掃具。
  19. 前記シート体の長手方向の長さを前記ヘッドの長手方向の長さよりも長くし、前記シート体に余剰部を設けたことを特徴とした請求項15乃至請求項18のうちいずれか一に記載の清掃具。
  20. 積層した各前記シート体の長手方向の長さがそれぞれ相違することによって前記余剰部の長さもそれぞれ相違することを特徴とした請求項19に記載の清掃具。

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