JP2018056742A - 画像読取装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】原稿の画像データの傾きを正確に補正する。【解決手段】画像読取装置は、原稿を読み取り、原稿の画像データを含む読取データを生成する画像読取部と、読取データから、画像読取部により読み取られた原稿の一部が所定色でマーキングされている場合に読取データに出現するマーキング領域を検出する検出処理を行い、マーキング領域に含まれる線分の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求め、補正角度に基づき原稿の画像データを回転させる傾き補正処理を行う制御部と、を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、原稿を読み取って読取データを生成する画像読取装置および画像形成装置に関する。
従来、原稿を読み取り、原稿の画像データを含む読取データを生成する画像読取装置が知られている。このような画像読取装置では、原稿の読み取り時に原稿が傾くと、原稿の画像データに傾きが生じる。そこで、従来、原稿の画像データの傾きを補正するための技術が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1の画像読取装置は、原稿の読み取りによって原稿の画像データを含む読取データを生成すると、読取データから枠線を構成する線分を検出し、当該検出した線分の所定走査方向に対する傾斜角度を補正角度として求める。そして、特許文献1の画像読取装置は、原稿の画像データを補正角度だけ回転させることによって原稿の傾きを補正する傾き補正処理を行う。
特開平4−83467号公報
特許文献1では、傾き補正処理を行うときに、読取データから枠線を構成する線分が確実に検出されるとは限らない。たとえば、斜線(原稿の4辺に対して傾斜した線分)が印刷された原稿を読み取った場合には、読取データには斜線が出現する。この場合、読取データから斜線が誤検出される可能性がある。
仮に、読取データから斜線が誤検出され、斜線の所定走査方向に対する傾斜角度が補正角度として求められた場合には、原稿の画像データの傾きが正確に補正されない。たとえば、原稿の画像データの傾きが補正前よりも大きくなることがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、原稿の読み取りによって得られた原稿の画像データの傾きを正確に補正することが可能な画像読取装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像読取装置は、原稿を読み取り、原稿の画像データを含む読取データを生成する画像読取部と、読取データから、画像読取部により読み取られた原稿の一部が所定色でマーキングされている場合に読取データに出現するマーキング領域を検出する検出処理を行い、マーキング領域に含まれる線分の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求め、補正角度に基づき原稿の画像データを回転させる傾き補正処理を行う制御部と、を備える。
本発明の構成では、制御部は、マーキング領域に含まれる線分の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求め、補正角度に基づき傾き補正処理を行う。これにより、斜線(原稿の4辺に対して傾斜した線分)が印刷された原稿の読み取りを行う場合であっても、原稿に印刷された斜線以外の線分を所定色でマーキングしておけば(斜線を所定色でマーキングしないようにすれば)、原稿の画像データの傾きを正確に補正することができる。
本発明の構成では、原稿の読み取りによって得られた原稿の画像データの傾きを正確に補正することができる。
本発明の一実施形態による複合機の全体構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機に設けられた画像読取装置の構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機のハードウェア構成を示す図 本発明の一実施形態による複合機により生成される読取データに出現する第1マーキング領域を示す図 本発明の一実施形態による複合機により生成される読取データに出現する第2マーキング領域を示す図 本発明の一実施形態による複合機による傾き補正処理によって傾きが補正された原稿の画像データを示す図 本発明の一実施形態による複合機により行われる傾き補正処理の流れを示すフローチャート 本発明の一実施形態による複合機により生成される読取データに出現するマーキング領域(線分を含まないマーキング領域)を示す図 本発明の一実施形態による複合機により生成される読取データに複数の第1マーキング領域が出現した場合の図 本発明の一実施形態による複合機により生成される読取データに複数の第2マーキング領域が出現した場合の図
<複合機の全体構成>
図1に示すように、本実施形態の複合機100(「画像形成装置」に相当)は、印刷部10を有する。印刷部10は、用紙搬送路(図1では、破線で示す)に沿って用紙を搬送するとともに、印刷すべき画像の画像データに基づきトナー像を形成する。そして、印刷部10は、搬送中の用紙にトナー像を印刷する。なお、印刷部10は、用紙搬送路に用紙を給紙する給紙部11、トナー像を形成して用紙に転写する画像形成部12、および、用紙に転写されたトナー像を用紙に定着させる定着部13などで構成される。
複合機100には、画像読取装置200が設けられる。画像読取装置200は、図2に示すように、画像読取部20および原稿搬送部30を備える。また、画像読取装置200は、載置読取用のコンタクトガラスG1および搬送読取用のコンタクトガラスG2を備える。載置読取では、コンタクトガラスG1上に載置された原稿Dの読み取りが行われる。搬送読取では、コンタクトガラスG2上に自動搬送される原稿D(読取位置RPを通過する原稿D)の読み取りが行われる。
画像読取部20は、光源21、イメージセンサー22、ミラー23およびレンズ24などを含み、原稿Dを光学的に読み取る。これら画像読取部20の各部材は、コンタクトガラスG1およびG2を保持する読取筐体の内部に配置される。
光源21は、光を生成し、原稿Dに光を照射する。載置読取の実行時には、コンタクトガラスG1に向けて光源21の光が出射される(コンタクトガラスG1を透過した光が原稿Dを照射する)。搬送読取の実行時には、コンタクトガラスG2に向けて光源21の光が出射される(コンタクトガラスG2を透過した光が原稿Dを照射する)。原稿Dで反射された反射光は、ミラー23で反射され、レンズ24に導かれる。レンズ24は、反射光を集光する。
イメージセンサー22は、原稿Dで反射された反射光(レンズ24で集光された光)を光電変換して原稿Dの画像データを生成する。なお、画像読取部20による原稿Dの読み取りでは、原稿Dのサイズよりも大きい領域の読み取りが行われ、原稿Dの画像データを含む読取データが生成される。
光源21およびミラー23は、主走査方向と直交する副走査方向に移動可能な移動枠25に取り付けられる。移動枠25は、ワイヤー26の一端に連結される。このワイヤー26の他端は、巻取ドラム27に連結される。これにより、巻取ドラム27が回転することによって移動枠25が副走査方向に移動する。すなわち、光源21が副走査方向に移動する。
載置読取の実行時には、移動枠25(光源21)が装置正面から見て左から右に向かう方向に移動する。そして、光源21は、副走査方向に移動している最中に、コンタクトガラスG1上に載置された原稿Dに光を照射する。
搬送読取の実行時には、移動枠25(光源21)がコンタクトガラスG2の下方で静止する。そして、光源21は、コンタクトガラスG2の下方において、コンタクトガラスG2上を通過する原稿Dに光を照射する。
原稿搬送部30は、ユニット化されており、読取筐体に対して開閉可能(回動可能)に取り付けられる。この原稿搬送部30は、搬送読取の実行時に閉状態(図2に示す状態)とされる。そして、原稿搬送部30は、読取位置RP(コンタクトガラスG2上の所定位置)に原稿Dを搬送する。なお、原稿搬送部30は、載置読取の実行時に、コンタクトガラスG1上に載置された原稿Dを押え付けるための原稿押えとして機能する。
原稿搬送部30は、読取位置RPを経由する原稿搬送路31を有する。原稿搬送路31の原稿搬送方向上流側の端部には、読取前の原稿Dがセットされる原稿セットトレイ32が配置され、原稿搬送路31の原稿搬送方向下流側の端部には、読取後の原稿Dが排出される原稿排紙トレイ33が配置される。
また、原稿搬送部30は、給紙ローラー34および搬送ローラー対35を含む。搬送読取の実行時には、給紙ローラー34が回転することにより、原稿セットトレイ32にセットされた原稿Dが原稿搬送路31に給紙される。また、搬送ローラー対35が回転することにより、原稿搬送路31に沿って原稿Dが搬送される。これにより、原稿Dが読取位置RPを通過する。
図1に戻って、複合機100は、操作パネル40を備える。操作パネル40は、タッチパネルディスプレイ41やハードウェアキー42を含む。タッチパネルディスプレイ41は、ソフトウェアキーなどを配した画面を表示し、画面に対する操作をユーザーから受け付ける。ハードウェアキー42は複数設けられる。操作パネル40に設けられるハードウェアキー42としては、一例を挙げると、原稿Dの読み取りを伴うジョブ(コピージョブなど)の実行指示をユーザーから受け付けるためのスタートキーなどがある。
また、図3に示すように、複合機100は、主制御部110を備える。主制御部110は、CPU111および記憶部112(ROMやRAMなどのメモリー)を含む。CPU111は、記憶部112に記憶された制御用プログラムやデータに基づき、複合機100の全体制御(印刷部10の印刷動作の制御を含む)を行う。
また、主制御部110は、画像読取装置200の制御を行うスキャン制御部120(「制御部」に相当)と接続される。スキャン制御部120は、スキャンCPU121およびスキャン記憶部122(ROMやRAMなどのメモリー)を含む。スキャン制御部120は、主制御部110から指示を受け、スキャン記憶部122に記憶された制御用プログラムやデータに基づき、画像読取部20の画像読取動作(原稿搬送部30の原稿搬送動作を含む)を制御する。
具体的には、スキャン制御部120は、光源21およびイメージセンサー22と接続される。そして、スキャン制御部120は、光源21およびイメージセンサー22の各動作を制御する。また、スキャン制御部120は、巻取ドラム27を回転させるための巻取モーターM11と接続され、巻取モーターM11の駆動を制御する(巻取ドラム27を適切に回転させる)。さらに、スキャン制御部120は、給紙ローラー34および搬送ローラー対35を回転させるための搬送モーターM12と接続され、搬送モーターM12の駆動を制御する(給紙ローラー34および搬送ローラー対35を適切に回転させる)。
さらに、スキャン制御部120は、画像処理部123を含む。画像処理部123は、画像処理回路や画像処理メモリーなどで構成される。そして、スキャン制御部120は、画像処理部123を用いて、画像読取部20による原稿Dの読み取りによって得られた原稿Dの画像データに対して、傾き補正処理など各種画像処理を行う。なお、スキャン制御部120による傾き補正処理については、後に詳細に説明する。
また、主制御部110は、パネル制御部140と接続される。パネル制御部140は、主制御部110から指示を受け、操作パネル40の表示動作を制御するとともに、操作パネル40に対して行われた操作を検知する。
<スキャン制御部による傾き補正処理>
主制御部110は、原稿Dの読み取りを伴うジョブの実行指示を操作パネル40が受け付けると、スキャン開始指示をスキャン制御部120に送信する。そして、スキャン開始指示を受けたスキャン制御部120は、画像読取部20による原稿Dの読み取りを開始する。なお、搬送読取では、原稿搬送部30による原稿Dの搬送が開始される。
このとき、画像読取部20は、原稿Dのサイズよりも大きい領域を読み取り、原稿Dの画像データD1を含む読取データD2(図4および図5参照)を生成する。画像読取部20による原稿Dの読み取りによって得られた読取データD2は、スキャン記憶部122(RAM)に記憶される。
スキャン制御部120(画像処理部123)は、スキャン記憶部122に読取データD2が記憶されると、読取データD2に対して各種画像処理を行う。このときに、読取データD2に含まれる原稿Dの画像データD1の傾きを補正する傾き補正処理も行われる。
ここで、スキャン制御部120は、傾き補正処理を行う前に、画像読取部20により読み取られた原稿Dの一部が所定色でマーキングされている場合に読取データD2に出現するマーキング領域M(図4および図5参照)を検出する検出処理を行う。たとえば、所定色は、蛍光色である。所定色が蛍光色である場合、原稿Dの一部を蛍光ペンなどを用いてマーキングすれば、スキャン制御部120による検出処理によってマーキング領域Mが検出される。
たとえば、スキャン制御部120は、マーキング領域Mの検出処理を行うとき、読取データD2内の各画素について、明度、彩度および色相を検知し、検知結果に基づき蛍光色であるか否かの色判定を行う。そして、スキャン制御部120は、蛍光色を有する画素塊が存在する領域(蛍光色を有する画素で囲まれた領域を含む)をマーキング領域Mとして検出する。
マーキング領域Mの検出後、スキャン制御部120は、マーキング領域Mに含まれる線分Lの延伸方向を認識し、予め定められた基準方向に対応する線分Lの傾斜角度(線分Lの延伸方向と基準方向との間の角度)を傾き補正処理に用いる補正角度として求める。そして、スキャン制御部120は、補正角度に基づき原稿Dの画像データD1を回転させることにより、原稿Dの傾きを補正する。なお、スキャン制御部120による傾き補正処理では、主走査方向および副走査方向のいずれかが基準方向とされる。
一例として、図4の上図に示すように、原稿Dの直線的に延びる辺の一部が蛍光色でマーキングされていたとする。なお、図4の上図では、マーキングされた領域にハッチングを施し、マーキングされていない領域と区別する。この場合には、図4の下図に示すように、原稿Dのマーキングされた辺に対応する線分Lを含むマーキング領域Mが読取データD2に出現する。以下、原稿Dのマーキングされた辺に対応する線分Lを第1線分L1と称し、第1線分L1を含むマーキング領域Mを第1マーキング領域M1と称する。
第1マーキング領域M1を検出できた場合、スキャン制御部120は、第1マーキング領域M1に含まれる第1線分L1(原稿Dのマーキングされた辺に対応する線分)を認識する。このとき、スキャン制御部120は、第1マーキング領域M1のエッジを検出し、当該検出したエッジのうち、直線的に延びる直線エッジを第1線分L1と認識する。すなわち、第1マーキング領域M1に含まれる第1線分L1は、第1マーキング領域M1の直線エッジである。そして、スキャン制御部120は、第1線分L1の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求める。
別の例として、図5の上図に示すように、原稿Dに印刷された直線的に延びる罫線(枠を成す枠線なども含む)の一部が蛍光色でマーキングされていたとする。なお、図5の上図では、マーキングされた領域にハッチングを施し、マーキングされていない領域と区別する。この場合には、図5の下図に示すように、原稿Dのマーキングされた罫線に対応する線分Lを含むマーキング領域Mが読取データD2に出現する。以下、原稿Dのマーキングされた罫線に対応する線分Lを第2線分L2と称し、第2線分L2を含むマーキング領域Mを第2マーキング領域M2と称する。
第2マーキング領域M2を検出できた場合、スキャン制御部120は、第2マーキング領域M2に含まれる第2線分L2(原稿Dのマーキングされた罫線に対応する線分)を認識する。このとき、スキャン制御部120は、第2マーキング領域M2の領域内(エッジの内側)に存在する画像(蛍光色よりも濃度が濃い画像)のうち、直線的に延びる直線画像を検出し、当該検出した直線画像を第2線分L2と認識する。すなわち、第2マーキング領域M2に含まれる第2線分L2は、第2マーキング領域M2の領域内に存在する直線画像である。そして、スキャン制御部120は、第2線分L2の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求める。
補正角度を求めた後、スキャン制御部120は、図6に示すように、原稿Dの画像データD1に対して傾き補正処理を行う。具体的には、スキャン制御部120は、原稿Dの画像データD1の中心を回転中心とし、原稿Dの画像データD1を補正角度θだけ回転させる。
以下に、図7に示すフローチャートを参照し、スキャン制御部120による傾き補正処理の流れについて説明する。
ステップS1において、スキャン制御部120は、読取データD2から第1マーキング領域M1を検出する検出処理(第1検出処理)を行う。ここで、図4に示したように、第1マーキング領域M1は、直線エッジを有する。そこで、スキャン制御部120は、第1検出処理として、直線エッジを有するマーキング領域Mを第1マーキング領域M1として検出する処理を行う。
そして、ステップS2において、スキャン制御部120は、第1マーキング領域M1を検出できたか否かを判断する。その結果、第1マーキング領域M1を検出できたとスキャン制御部120が判断した場合には、ステップS3に移行する。
ステップS3に移行すると、スキャン制御部120は、第1マーキング領域M1の第1線分L1に基づき補正角度を求める。すなわち、スキャン制御部120は、第1線分L1の基準方向に対する傾斜角度を求める。
その後、ステップS4において、スキャン制御部120は、補正角度に基づき、原稿Dの画像データD1に対して傾き補正処理を行う。
ステップS2において、第1マーキング領域M1を検出できなかったとスキャン制御部120が判断した場合には、ステップS5に移行する。ステップS5に移行すると、スキャン制御部120は、読取データD2から第2マーキング領域M2を検出する検出処理(第2検出処理)を行う。すなわち、スキャン制御部120は、第2検出処理として、マーキング領域Mの領域内に直線画像を含むマーキング領域Mを第2マーキング領域M2として検出する処理を行う。
そして、ステップS6において、スキャン制御部120は、第2マーキング領域M2を検出できたか否かを判断する。その結果、第2マーキング領域M2を検出できたとスキャン制御部120が判断した場合には、ステップS7に移行する。
ステップS7に移行すると、スキャン制御部120は、第2マーキング領域M2の第2線分L2に基づき補正角度を求める。すなわち、スキャン制御部120は、第2線分L2の基準方向に対する傾斜角度を求める。その後、ステップS4に移行する。
ステップS6において、第2マーキング領域M2を検出できなかったとスキャン制御部120が判断した場合には、ステップS8に移行する。ステップS8に移行すると、スキャン制御部120は、読取データD2の全領域を対象にして、補正角度を求めるための線分(たとえば、延伸方向の長さが最長の線分)を検出する第3検出処理を行う。そして、ステップS9において、スキャン制御部120は、第3検出処理により検出した線分の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求める。その後、ステップS4に移行する。
なお、図8に示すように、文字画像(数字や記号などの画像も含む)を含むマーキング領域Mが読取データD2に出現する場合がある。しかし、当該マーキング領域Mには線分Lが含まれない。したがって、当該マーキング領域Mはスキャン制御部120によって検出されない。たとえば、スキャン制御部120は、マーキング領域Mに対して文字認識処理を行い、文字と認識した画像が存在する領域以外の領域から線分Lを検索する。
ここで、図9に示すように、読取データD2の中に、第1マーキング領域M1が複数存在する場合がある。この場合、スキャン制御部120は、たとえば、複数の第1マーキング領域M1のうち、最長の第1線分L1を含む第1マーキング領域M1を検出する。図9に示す例では、右側の第1マーキング領域M1が検出される。
また、図10に示すように、読取データD2の中に、第2マーキング領域M2が複数存在する場合がある。この場合、スキャン制御部120は、たとえば、複数の第2マーキング領域M2のうち、最長の第2線分L2を含む第2マーキング領域M2を検出する。図10に示す例では、右側の第2マーキング領域M2が検出される。
本実施形態の複合機100は、原稿Dを読み取り、原稿Dの画像データD1を含む読取データD2を生成する画像読取部20と、読取データD2から、画像読取部20により読み取られた原稿Dの一部が蛍光色(所定色)でマーキングされている場合に読取データD2に出現するマーキング領域Mを検出する検出処理を行い、マーキング領域Mに含まれる線分Lの基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求め、補正角度に基づき原稿Dの画像データD1を回転させる傾き補正処理を行うスキャン制御部120(制御部)と、を備える。
本実施形態の構成では、スキャン制御部120は、マーキング領域Mに含まれる線分Lの基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求め、補正角度に基づき傾き補正処理を行う。これにより、斜線(原稿Dの4辺に対して傾斜した線分)が印刷された原稿Dの読み取りを行う場合であっても、原稿Dに印刷された斜線以外の線分を蛍光色でマーキングしておけば(斜線を蛍光色でマーキングしないようにすれば)、原稿Dの画像データD1の傾きを正確に補正することができる。
また、本実施形態では、上記のように、スキャン制御部120は、マーキング領域Mの検出処理として、読取データD2から、画像読取部20により読み取られた原稿Dの辺が蛍光色でマーキングされている場合に読取データD2に出現する第1マーキング領域M1を検出する第1検出処理を行い、第1マーキング領域M1に含まれる第1線分L1の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求める。これにより、原稿Dに罫線が印刷されていなくても、原稿Dの辺を蛍光色でマーキングしておくことによって、原稿Dの画像データD1の傾きを正確に補正することができる。なお、原稿Dに罫線が印刷されている場合であっても、原稿Dの辺を蛍光色でマーキングしておけば、原稿Dの罫線を蛍光色でマーキングしなくても、原稿Dのマーキングした辺に対応する第1線分L1の傾斜角度に基づく傾き補正を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、スキャン制御部120は、読取データD2から第1マーキング領域M1を検出できなかったとき、マーキング領域Mの検出処理として、読取データD2から、画像読取部20により読み取られた原稿Dの罫線が蛍光色でマーキングされている場合に読取データD2に出現する第2マーキング領域M2を検出する第2検出処理を行い、第2マーキング領域M2に含まれる第2線分L2の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求める。これにより、原稿Dの罫線を蛍光色でマーキングしておけば(原稿Dの辺を蛍光色でマーキングしないようにすれば)、原稿Dのマーキングした罫線に対応する線分L2の傾斜角度に基づく傾き補正を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、スキャン制御部120は、マーキング領域Mが複数存在するとき、複数のマーキング領域Mのうち、最長の線分Lを含むマーキング領域Mを検出する。これにより、たとえば、ユーザーが誤って原稿Dの斜線をマーキングしても、その後、原稿Dの斜線以外の線分を追加でマーキングし、さらに、追加でマーキングした領域の長さを誤ってマーキングした領域の長さよりも長くすれば、誤ってマーキングした領域に対応するマーキング領域Mが検出されることはない(追加でマーキングした領域に対応するマーキング領域Mが検出される)。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
20 画像読取部
100 複合機(画像形成装置)
120 スキャン制御部(制御部)
200 画像読取装置
20 画像読取部
L 線分
L1 第1線分
L2 第2線分
M マーキング領域
M1 第1マーキング領域
M2 第2マーキング領域

Claims (8)

  1. 原稿を読み取り、前記原稿の画像データを含む読取データを生成する画像読取部と、
    前記読取データから、前記画像読取部により読み取られた前記原稿の一部が所定色でマーキングされている場合に前記読取データに出現するマーキング領域を検出する検出処理を行い、前記マーキング領域に含まれる線分の基準方向に対する傾斜角度を補正角度として求め、前記補正角度に基づき前記原稿の画像データを回転させる傾き補正処理を行う制御部と、を備えることを特徴とする画像読取装置。
  2. 前記制御部は、前記検出処理として、前記読取データから、前記画像読取部により読み取られた前記原稿の辺が前記所定色でマーキングされている場合に前記読取データに出現する第1マーキング領域を検出する処理を行い、前記第1マーキング領域に含まれる第1線分の前記基準方向に対する傾斜角度を前記補正角度として求めることを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
  3. 前記制御部は、前記第1マーキング領域が複数存在するとき、複数の前記第1マーキング領域のうち、最長の前記第1線分を含む前記第1マーキング領域を検出することを特徴とする請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記制御部は、前記読取データから前記第1マーキング領域を検出できなかったとき、前記検出処理として、前記読取データから、前記画像読取部により読み取られた前記原稿の罫線が前記所定色でマーキングされている場合に前記読取データに出現する第2マーキング領域を検出する処理を行い、前記第2マーキング領域に含まれる第2線分の前記基準方向に対する傾斜角度を前記補正角度として求めることを特徴とする請求項2または3に記載の画像読取装置。
  5. 前記制御部は、前記第2マーキング領域が複数存在するとき、複数の前記第2マーキング領域のうち、最長の前記第2線分を含む前記第2マーキング領域を検出することを特徴とする請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記制御部は、前記読取データから前記第2マーキング領域を検出できなかったとき、前記読取データの全領域を対象にして、前記補正角度を求めるための線分を検出することを特徴とする請求項4または5に記載の画像読取装置。
  7. 前記所定色は蛍光色であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像読取装置を備える画像形成装置。
JP2016189258A 2016-09-28 2016-09-28 画像読取装置および画像形成装置 Pending JP2018056742A (ja)

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