JP2017183231A - 灯具 - Google Patents

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小泉 浩哉
Hiroya Koizumi
浩哉 小泉
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Abstract

【課題】 曲線状に発光し、明るさの偏りが抑制される灯具を提供する。【解決手段】 光源と、光源から離れる方向に延在する曲面上に並列されると共に光源からの光を反射させる複数の反射素子と、光源から離れる方向に延在すると共に複数の反射素子で反射された光を出射させる出射面と、を備え、出射面は、光源から離れるにつれて出射面からの光の出射方向に凸となるように湾曲した凸面部を有し、曲面は、凸面部に対向する部位において、光源から離れるにつれて出射方向とは反対側に凸となる第1曲面部を有する。【選択図】 図2

Description

本発明は、導光体を備える灯具に関する。
灯具の用途によっては、光の出射面の形状等の灯具の外観が重要視される場合がある。例えば、車両の外側に設けられる灯具は、車両の外形に合わせた形で光の出射面が形成されることを要求される傾向が高い。より具体的には、車両の角部に設けられる灯具は、外側に凸となるように湾曲した曲線状に発光することを求められる場合がある。
曲線状に発光することができる灯具としては、例えば、光源からの光が出射する出射面が厚さ方向に垂直な断面において曲線状である板状のエッジライトと、当該エッジライトの出射面とは反対側に配置される複数の光源と、を備える灯具が挙げられる。このような灯具は、エッジライトの出射面とは反対側に複数の光源が配置されることによって、これら複数の光源からの光がエッジライトを透過して上記のように断面が曲線状の出射面から出射されるので、細長い曲面(曲線)状に発光することができる。しかし、このような灯具は、複数の光源を必要とするため、設置スペースの確保や製造コストの観点から不利になる場合がある。
そこで、下記特許文献1には、光源を一つしか備えていなくても曲線状に発光することができる灯具が開示されている。下記特許文献1に開示されている灯具は、湾曲した柱状の導光体と当該導光体の端部に光を入射させる光源とを備えている。当該導光体は、光源から離れる方向に延在すると共に光源から離れるにつれて光の出射方向(前面)に凸となるように湾曲しており、光の出射方向とは反対側(後面)に複数の反射素子を備えている。このような灯具において、光源からの光は、導光体の一端から入射し、導光体内を導光体の他端に向かって進みつつ一部ずつ反射素子によって反射されて導光体の前面から出射する。その結果、下記特許文献1に開示されている灯具は、1つの光源からの光で曲線状に発光することができる。
特開2012−174641号公報
上記特許文献1に記載の灯具によれば、導光体の入射面の形状が工夫されることによって、光源近傍が極端に明るくなることを防止することができる。しかし、上記特許文献1に記載の灯具では、光の出射方向に凸となる曲線状に延在する柱状の導光体の前面が光の出射面となると共に後面に複数の反射素子が並列されているので、光の出射面の曲率をより大きくする場合、当然に複数の反射素子は曲率が大きな曲面上に並列されることになる。そして、このように複数の反射素子が曲率の大きな曲面上に並列されると、光源近傍では明るさが増す一方で光源から離れた部分では暗くなる場合がある。
そこで、本発明は、曲線状に発光し、明るさの偏りが抑制される灯具を提供しようとするものである。
上記課題を解決するため、本発明の灯具は、光源と、前記光源から離れる方向に延在する曲面上に並列されると共に前記光源からの光を反射させる複数の反射素子と、前記光源から離れる方向に延在すると共に前記複数の反射素子で反射された光を出射させる出射面と、を備え、前記出射面は、前記光源から離れるにつれて前記出射面からの前記光の出射方向に凸となるように湾曲した凸面部を有し、前記曲面は、前記凸面部に対向する部位において、前記光源から離れるにつれて前記出射方向とは反対側に凸となる第1曲面部を有することを特徴とする。
光源から出射される光は、その光源近傍で強く、その光源から離れるにつれて弱くなる場合がある。上記灯具では、光源からの光を反射させる複数の反射素子が、光源から離れるにつれて出射面からの光の出射方向とは反対側に凸となる曲面上に配置されている。これにより、光源近傍の反射素子で反射される強い光は、出射面のうち光源から離れた位置で出射され易くなる。その結果、光源近傍が極端に明るくなるというような明るさの偏りを抑制することができる。また、上記灯具の出射面は曲面であり、上記灯具は曲線状に発光することができる。さらに、上記灯具では、出射面の曲率を大きくする場合であっても、その曲率に合わせて複数の反射素子が並列される曲面の曲率を大きくする必要はないので、出射面の曲率を大きくする場合でも上記のように出射面から出射される光の明るさの偏りを抑制することができる。
また、上記灯具において、複数の反射素子が並列される前記曲面は、前記光源側から見て、前記第1曲面部と、前記光源から離れるにつれて前記出射方向に凸となる第2曲面部と、を連続して有することが好ましい。
光源からの光を反射させる複数の反射素子が、光源から離れるにつれて出射面からの光の出射方向とは反対側に凸となる第1曲面と光源から離れるにつれて出射面からの光の出射方向に凸となる第2曲面とを連続して有する曲面上に並列されることによって、複数の反射素子によって反射される光の方向が分散され易くなる。その結果、出射面から出射される光の明るさの偏りをより抑制することができる。
また、上記灯具は互いに離間して配置される第1導光体と第2導光体とを備え、前記複数の反射素子を前記第1導光体に形成し、前記出射面を前記第2導光体に形成することができる。
複数の反射素子を有する第1導光体と出射面を有する第2導光体とが別々にされることによって、第1導光体の導光効率を向上させることが容易になり、第1導光体において光源から離れた位置まで光を導くことが容易になる。その結果、出射面から出射される光の明るさの偏りをより抑制することができる。
また、上記灯具において、前記出射面及び前記複数の反射素子は単一の導光体に形成されても良い。
出射面及び複数の反射素子が単一の導光体に形成されることによって、導光体の灯具への組み付けが容易になる。
また、上記灯具において、前記出射面又は前記複数の反射素子を有する導光体のうち前記出射面を除く少なくとも一部が、光を散乱させる光散乱面に囲われることが好ましい。
導光体のうち出射面を除く少なくとも一部が光散乱面に覆われることによって、出射面側に向かっていなかった光を散乱させてそのうちの少なくとも一部を出射面から出射させることができるので、光源からの光を有効活用することができる。また、光散乱面によって光が散乱されることにより、出射面から出射させる光をぼかすことができ、互いに隣り合う反射素子同士の界面等を見えにくくすることができるので、灯具の意匠性が向上される。
以上のように、本発明によれば、曲線状に発光し、明るさの偏りが抑制される灯具が提供される。
本発明の実施形態に係る灯具を含む車両用灯具ユニットを概略的に示す正面図である。 図1に示す車両用灯具ユニットのII−II線に沿った断面を概略的に示す図である。 図1に示す灯具のIII−III線に沿った断面を概略的に示す図である。 図2に示すIVの部分を拡大して示す概略図である。 導光体の他の形態を概略的に示す斜視図である。
以下、本発明に係る灯具の好適な実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る灯具を含む車両用灯具ユニットを概略的に示す正面図である。図2は、図1に示す車両用灯具ユニットのII−II線に沿った断面を概略的に示す図である。図3は、図1に示す灯具のIII−III線に沿った断面を概略的に示す図である。図4は、図2に示すIVの部分を拡大して示す概略図である。
図1には、本実施形態に係る灯具20が車幅灯として用いられる車両用灯具ユニット10が示されている。灯具20は、前方が開放されたランプボディ12とランプボディ12の前方を覆う透明なアウターカバー14とで形成される灯室内に、ターンランプ16とロービーム及びハイビーム兼用の車両用灯具18と共に配置される。ただし、本実施形態に係る灯具20の用途及び他の灯具との組み合わせは特に限定されないため、以下では灯具20以外の構成要素の説明は省略する。なお、図3には灯具20の断面のみが示されている。また、図4では、反射素子44及び凸レンズ部53cが誇張して示されており、図が煩雑になるのを防ぐため一部の参照符号が省略されている。また、以下の説明において、灯具20から光が出射される方向を前方という場合があり、その反対方向を後方という場合がある。
灯具20は、光源30、第1導光体40、第2導光体50、隠蔽部材60、および背面部材62を主な構成要素として備える。
光源30は特に限定されないが、例えば、LED(発光ダイオード)を光源30とすることができる。
第1導光体40は、第1導光部42と複数の反射素子44と取付片46とを有する。複数の反射素子44は、図4に表れている。
本実施形態の第1導光部42は、断面が概ね円形であり、光源30から離れる方向に延在する柱状体である。また、第1導光部42は、光源30から離れるにつれて後方に凸となるように湾曲する第1曲線部42aと、光源30から離れるにつれて前方に凸となるように湾曲する第2曲線部42bと、を光源30側から連続して有する。第1曲線部42aは、第1導光部42のうち光源30側に設けられる。第1曲線部42aは、光源30から離れるにつれて曲率が一旦大きくなり、その後曲率が小さくなって第2曲線部42bに繋がるように湾曲している。第2曲線部42bは、光源30から離れるにつれて曲率が一旦大きくなり、その後曲率が小さくなるように湾曲している。第1導光部42のうち光源30から見て第2曲線部42bより離れた部位は、略直線状に延在しても良い。さらに、第1導光部42のうち光源30側の端面は、光源30から出射される光が入射する入光面42cである。
第1導光部42の大きさ、第1曲線部42aの曲率半径および第2曲線部42bの曲率半径は特に限定されないが、例えば、第1導光部42の直径は6mm以上とすることができ、第1曲線部42aの曲率半径および第2曲線部42bの曲率半径は18mm以上とすることができる。
複数の反射素子44は、光源30から離れる方向に延在する曲面上に並列されると共に光源30からの光を反射させる。本実施形態の反射素子44は、図4に示されるように、所定の角度で入射した光を全反射させるプリズムである。複数の反射素子44は、第1導光部42のうち後方の面に形成される。上記のように、第1導光部42は第1曲線部42aと第2曲線部42bとを有しているので、複数の反射素子44は、光源30から離れるにつれて後方に凸となるように湾曲する第1曲面部45aと、光源30から離れるにつれて前方に凸となるように湾曲する第2曲面部45bと、を有する曲面45上に配置される。なお、曲面45は互いに隣り合う反射素子44の間の谷部を含む仮想の曲面であり、図4では点線で示されている。
取付片46は、第1導光部42から隠蔽部材60側に延びる板状の部位である。また、取付片46は厚さ方向に貫通する取付孔46hを有している。ボルト等の固定部材48が取付孔46hに通されて隠蔽部材60に固定されることにより、第1導光体40が隠蔽部材60に固定される。
第2導光体50は、第2導光部52と取付片56とを有する。
第2導光部52は、板状の部位である。第2導光部52は、厚さ方向及び光源から離れる方向に延在する出射面53と、出射面53に対向する背面54と、光源30とは反対側において出射面53及び背面54の間に形成される端面55と、を有する。第2導光部52は、第1導光部42と互いに隣り合うように配置され、第1導光部42の前方の面47から出射する光は、背面54から第2導光部52に入射し、出射面53から出射する。また、出射面53から出射する光の出射方向において、第2導光部52は第1導光部42よりも長くなっている。このように第2導光部52が長く形成されることによって、出射面53側から複数の反射素子44が見えることを抑制し、灯具20の見栄えを良くすることができる。また、第2導光部52が長く形成される場合、第2導光部52のうち背面54と出射面53とを繋ぐ面(上面または下面)にシボ加工を施す等して、それらの面からも光を出射させやすくすることができる。
出射面53には、図4に示すように、前方に突出するとともに前方の面が凸状の曲面になっている凸レンズ部53cが複数形成されている。このような凸レンズ部53cが出射面53に形成されていることによって、出射面53から出射する光を拡散させることができる。また、出射面53は、凸レンズ部53cを無視して見た場合、図2に示すように、後方に凹んだ凹部53aと、光源30から離れるにつれて出射面53からの光の出射方向に凸となるように湾曲する凸面部53bと、を光源30側から連続して有する。凸面部53bは、第1導光部42の第1曲線部42aと対向する位置に設けられる。また、凸面部53bは、光源30から離れるにつれて曲率が一旦大きくなり、その後小さくなるように湾曲している。凸面部53bの曲率が最も大きくなる部位は、凸面部53bの長手方向中央よりも光源30側にある。出射面53のうち光源30から見て凸面部53bより離れた部位は、略平面状に延在しても良い。
背面54は、第1導光体40に沿って延在する。すなわち、背面54と第1導光体40との距離は、光源30側の端部から光源30とは反対側の端部まで、概ね一定である。
取付片56は、第2導光部52のうち第1導光体40側の端部から隠蔽部材60側に延びる板状の部位である。また、取付片56は厚さ方向に貫通する取付孔56hを有している。ボルト等の固定部材48が取付孔56hに通されて隠蔽部材60に固定されることにより、第2導光体50が隠蔽部材60に固定される。このとき、第1導光体40の取付片46に形成される取付孔46hと第2導光体50の取付片56に形成される取付孔56hとが重なるように第1導光体40と第2導光体50とが配置されることによって、第1導光体40を隠蔽部材60に固定する固定部材48と、第2導光体50を隠蔽部材60に固定する固定部材48とを共用することができる。
隠蔽部材60は、第1導光体40及び第2導光体50のうち出射面53以外の部分を覆う部材である。隠蔽部材60によって、光源30等が灯具20の外側から見えることを抑制することができる。上記のように第2導光部52に凹部53aが形成されていることによって、光源30周りの限られた空間に隠蔽部材60を配置しやすくなる。また、隠蔽部材60のうち第1導光体40及び第2導光体50に対向する面は、光を散乱または反射させる光散乱面61であることが好ましい。光散乱面61は、例えば白色や銀色等の光を散乱または反射させる色で塗装する等して形成される。第1導光体40及び第2導光体50がこのような光散乱面61で囲われることによって、光源30から出射される光のうち出射面53側に向かっていなかった光を散乱または反射させてそのうちの少なくとも一部を出射面53から出射させることができるので、光源30からの光を有効活用することができる。また、光散乱面61によって光が散乱されることにより、出射面53から出射させる光をぼかすことができ、互いに隣り合う反射素子44同士の界面等を見えにくくすることができるので、灯具20の意匠性が向上される。
背面部材62は、第1導光体40の後方を覆う部材である。背面部材62のうち少なくとも第1導光部42に対向する面は、光を散乱または反射させる光散乱面63であることが好ましい。光散乱面63は、上記光散乱面61と同様に、例えば白色や銀色等の光を散乱または反射させる色で塗装する等して形成される。第1導光部42がこのような光散乱面63で囲われることによって、第1導光部42に入射された光のうち後方に漏れた光を散乱または反射させてそのうちの少なくとも一部を出射面53から出射させることができるので、光源30からの光を有効活用することができる。また、光散乱面63によって光が散乱されることにより、出射面53から出射させる光をぼかすことができ、互いに隣り合う反射素子44同士の界面等を見えにくくすることができるので、灯具20の意匠性が向上される。
また、背面部材62は、隠蔽部材60側に延びる板状の取付片66を有する。取付片66は厚さ方向に貫通する取付孔66hを有しており、ボルト等の固定部材48が取付孔66hに通されて隠蔽部材60に固定されることにより、背面部材62が隠蔽部材60に固定される。このとき、取付孔66hが上記取付孔46hおよび上記取付孔56hと重なるように第1導光体40、第2導光体50および背面部材62が配置されることによって、第1導光体40、第2導光体50および背面部材62を隠蔽部材60に固定する固定部材48を共用することができる。
以上説明した灯具20における光路例について図4を参照しつつ以下に説明する。なお、図4に示す光路例L1、L2、L3は光の進行方向を概念的に示すものであり、入射角及び反射角や光の屈折方向を正確に示すものではない。
光源30から出射される光は、第1導光部42の入光面42cから第1導光部42に入射する。第1導光部42に入射した光の一部は、光路例L1のように反射素子44に反射されて第1導光部42の前方の面47から出射する。また、他の一部の光は、光路例L2のように第1導光部42と空気との界面で反射された後に反射素子44に反射されて第1導光部42の前方の面47から出射する。また、さらに他の一部の光は、光路例L3のように第1導光部42と空気との界面で反射された後に反射素子44に反射され、その後再び第1導光部42と空気との界面で反射された後に反射素子44に反射されて第1導光部42の前方の面47から出射する。このように、光源30から第1導光部42に入射した光は、一部が第1導光部42内で反射を繰り返して第1導光部42が延在する方向に進みつつ一部ずつ反射素子44に反射されて第1導光部42の前方の面47から出射する。そして、第1導光部42から出射した光は第2導光部52の背面54から第2導光部52に入射し、第2導光部52を透過して出射面53から出射する。
光源30から出射される光は、光源30近傍で強く、光源30から離れるにつれて弱くなる場合がある。灯具20では、光源30からの光を反射させる複数の反射素子44が、光源30から離れるにつれて出射面53からの光の出射方向とは反対側に凸となる第1曲面部45a上に並列されている。これにより、光源30近傍で第1曲面部45a上の反射素子44によって反射される強い光は、出射面53のうち光源30から離れた位置から出射され易くなる。その結果、光源30近傍が極端に明るくなるというような明るさの偏りを抑制することができる。また、灯具20の出射面53は細長い曲面であり、灯具20は曲線状に発光することができる。さらに、灯具20では、出射面53の曲率を大きくする場合であっても、その曲率に合わせて複数の反射素子44が並列される曲面45の曲率を大きくする必要はないので、出射面53の曲率を大きくする場合でも、上記のように出射面53から出射される光の明るさの偏りを抑制することができる。
また、灯具20では、光源30からの光を反射させる複数の反射素子44が、光源30から離れるにつれて出射面53からの光の出射方向とは反対側に凸となる第1曲面部45aと光源30から離れるにつれて出射面53からの光の出射方向に凸となる第2曲面部45bとを連続して有する曲面45上に配置されることによって、複数の反射素子44によって反射される光の方向が分散され易くなる。その結果、出射面53から出射される光の明るさの偏りをより抑制することができる。
以上、本発明について好適な実施形態を例に説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、第1導光部42の断面形状は円形に限定されず、楕円形や矩形等であってもよい。
また、上記実施形態の灯具20は、複数の反射素子44が並列される曲面45が第1曲面部45aと第2曲面部45bとを有しているが、複数の反射素子44が並列される曲面45は少なくとも第1曲面部45aを有していれば良い。
また、上記実施形態の灯具20では、複数の反射素子44を有する第1導光体40と出射面53を有する第2導光体50とが別々に形成されているが、出射面53と複数の反射素子44とは単一の導光体に形成されても良い。図5は、導光体の他の形態を概略的に示す斜視図である。図5において、これまでに説明した構成要素と同等の構成要素については、同じ参照符号を付しており、適宜説明を省略する。図5に示す導光体90は、第1導光部42と第2導光部52とが一体となっており、前方に出射面53を有すると共に後方には図に表れていない複数の反射素子44を有する。このように出射面53及び複数の反射素子44が単一の導光体90に形成されることによって、導光体90の灯具への組み付けが容易になる。一方、複数の反射素子44を有する第1導光体40と出射面53を有する第2導光体50とが別々にされることによって、第1導光体40の導光効率を向上させることが容易になり、第1導光体40において光源30から離れた位置まで光を導くことが容易になる。その結果、出射面53から出射される光の明るさの偏りをより抑制することができる。
また、上記実施形態の灯具20では、複数の反射素子44をプリズムとしたが、反射素子は、入射する光の少なくとも一部を出射面53側に反射させることができるものであれば特に限定されない。例えば、反射素子はガラスビーズ等であっても良い。また、反射素子は、光を全反射させるもの限定されず、鏡面反射するように構成されても良い。
また、上記実施形態の灯具20では、隠蔽部材60および背面部材62の第1導光体40または第2導光体50に対向する面が白色や銀色に塗装される例を示したが、光源30からの光が出射面53以外から漏れることを抑制するために隠蔽部材60および背面部材62を設ける場合、隠蔽部材60および背面部材62の色は特に限定されない。また、隠蔽部材60および背面部材62は必須の構成要素ではなく、設けられなくても良い。さらに、上記実施形態の隠蔽部材60および背面部材62と同様に出射面53以外の方向に向かう光を反射または散乱させる観点からは、例えば、第2導光部52のうち厚さ方向に垂直な面の少なくとも一部を白色や銀色に塗装してもよい。
また、上記実施形態では灯具20が車幅灯として用いられる場合を例示したが、本発明の灯具は、ターンランプ、テールランプ、ストップランプ、及びデイタイムランニングランプ等として用いられても良く、車両用以外の灯具として用いられても良い。
本発明の灯具は、輝度の偏りを抑制して曲線状に発光することができ、車両用灯具等に好適に利用される。
10・・・車両用灯具ユニット
20・・・灯具
30・・・光源
40・・・第1導光体
44・・・反射素子
45・・・曲面
45a・・・第1曲面部
45b・・・第2曲面部
50・・・第2導光体
53・・・出射面
53b・・・凸面部
61,63・・・光散乱面
90・・・導光体
L1,L2,L3・・・光路例

Claims (5)

  1. 光源と、
    前記光源から離れる方向に延在する曲面上に並列されると共に前記光源からの光を反射させる複数の反射素子と、
    前記光源から離れる方向に延在すると共に前記複数の反射素子で反射された光を出射させる出射面と、
    を備え、
    前記出射面は、前記光源から離れるにつれて前記出射面からの前記光の出射方向に凸となるように湾曲した凸面部を有し、
    前記曲面は、前記凸面部に対向する部位において、前記光源から離れるにつれて前記出射方向とは反対側に凸となる第1曲面部を有する
    ことを特徴とする灯具。
  2. 前記曲面は、前記光源側から見て、前記第1曲面部と、前記光源から離れるにつれて前記出射方向に凸となる第2曲面部と、を連続して有する
    ことを特徴とする請求項1に記載の灯具。
  3. 互いに離間して配置される第1導光体と第2導光体とを備え、
    前記複数の反射素子は前記第1導光体に形成され、
    前記出射面は前記第2導光体に形成され、
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の灯具。
  4. 前記出射面と前記複数の反射素子とが単一の導光体に形成される
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の灯具。
  5. 前記出射面又は前記複数の反射素子を有する導光体のうち前記出射面を除く少なくとも一部が、光を散乱させる光散乱面に囲われる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の灯具。
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