JP6868974B2 - 車輌用灯具 - Google Patents

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Description

本発明は、光源から出射された光を導く導光体を有する車輌用灯具についての技術分野に関する。
特開2013−171658号公報
車輌用灯具には、例えば、カバーとランプハウジングによって構成された灯具外筐の内部に光源と導光体が配置され、光源から出射された光が導光体によって導かれ導光体の出射面から外部へ向けて照射されるタイプがある。
導光体は、一般に、所定の方向に延びる形状に形成されている。導光体の入射面に対向する位置には光源が配置され、光源から出射された光は入射面から入射され、入射された光は内面反射されて導光体の延びる方向へ導かれると共に内面反射された光の少なくとも一部が出射面から出射される。
このような導光体は車輌や車輌用灯具の形状に応じて各種の形状に形成され、一部が屈曲された屈曲部として設けられたものがある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載された車輌用灯具にあっては、略90°屈曲された屈曲部が設けられ、長手方向における一端面が入射面として形成され、入射面に対向する位置に光源が配置されている。
ところで、上記のような屈曲部を有する導光体にあっては、屈曲部において光の内面反射する方向が他の部分に対して変化されて導光方向が変化されるため、屈曲部から出射される光の量が他の部分に対して増減したり屈曲部から出射される光の方向が異なったりする可能性がある。
従って、屈曲部を有する導光体においては、光量の増減や出射方向の変化によって輝度ムラが発生し易くなってしまう。
そこで、本発明車輌用灯具は、上記した問題点を克服し、屈曲部の出射面から出射される光を制御して導光体における輝度ムラの発生を抑制することを目的とする。
本発明に係る車輌用灯具は、光源から出射された光を入射する入射面と前記入射面から入射された光を内面反射する反射面と前記反射面で内面反射された光を出射する出射面とを有する導光体を備えた車輌用灯具であって、前記導光体に、長手方向に対して直交する断面形状が略円形状又は略長円形状にされた導光部が設けられ、前記導光部には、前記出射面の少なくとも一部が形成され所定の状態に屈曲された屈曲部が設けられると共に、前記導光部の長手方向における一端部が光制御ステップが形成され前記屈曲部より屈曲の程度が小さいステップ形成部として設けられ、前記光制御ステップで制御された光の少なくとも一部が前記屈曲部の前記出射面から出射され、前記光制御ステップとして拡散ステップが形成され、前記ステップ形成部において前記入射面から入射された光は前記光制御ステップによって内面反射されて拡散しながら前記屈曲部へ向けて導かれ、前記導光体には前記屈曲部に連続し前記屈曲部を透過された光が入射される板状部が設けられ、前記板状部は前記屈曲部から入射された光の進行方向における端面が曲面に形成され、前記板状部は前記屈曲部と延出部における前記屈曲部側の端部から突出され、前記導光部より厚みが薄くされた略平板状に形成されたものである。
これにより、屈曲部より屈曲の程度が小さいステップ形成部に形成された光制御ステップによって光が制御され、光制御ステップによって制御された光が屈曲部の出射面から出射される。また、入射面から入射された光が拡散ステップによって拡散されてステップ形成部の出射面から出射される光の量が増加する。さらに、屈曲部から板状部へ向かった光が曲面によって板状部から出射され易くなり、板状部で内面反射される光の量が少なくなる。
上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記ステップ形成部に連続する第1の部分が略上方に凸となるように折り曲げられた状態に屈曲された曲線状に形成され、前記第1の部分に連続する第2の部分が略下方に凸となるように折り曲げられた状態に屈曲された曲線状に形成されることが望ましい。
上記した本発明に係る車輌用灯具においては、前記ステップ形成部と前記屈曲部が光の進行方向において連続して設けられ、前記光制御ステップによって前記屈曲部の内周部に光が導かれることが望ましい。
これにより、屈曲部の内周部に導かれる光の量が増加するため、屈曲部の外周側と内周側からそれぞれ出射される光が均一化される。
本発明によれば、屈曲部より屈曲の程度が小さいステップ形成部に形成された光制御ステップによって光が制御され、光制御ステップによって制御された光が屈曲部の出射面から出射されるため、屈曲部の出射面から出射される光を制御して導光体における輝度ムラの発生を抑制することができる。
図2乃至図17と共に本発明車輌用灯具の実施の形態を示すものであり、本図は、車輌用灯具の水平断面図である。 導光体の斜視図である。 ステップ形成部の拡大斜視図である。 図2のIV−IV線に沿う拡大断面図である。 屈曲部から拡散された光が出射される状態を示す図である。 板状部の第2の端部で光が反射されて領域部から出射される状態を示す図である。 板状部の曲面から光が出射される状態を示す図である。 図9乃至図12と共に変形例に係る導光体を示すものであり、本図は、正面図である。 図8のIX−IX線に沿う拡大断面図である。 図9のX−X線に沿う拡大断面図において光路を示す図である。 屈曲部等を示す拡大斜視図である。 図11のXII−XII線に沿う拡大断面図である。 図14乃至図17と共に端部がエクステンションによって遮蔽されない場合の導光体を示すものであり、本図は、出射面に拡散ステップが形成されていないときの光路を示す図である。 出射面に拡散ステップが形成されたときの光路を示す図である。 拡散ステップとしてシリンドリカルステップが形成された例を示す正面図である。 拡散ステップとして別のシリンドリカルステップが形成された例を示す正面図である。 拡散ステップとして魚眼ステップが形成された例を示す正面図である。
以下に、本発明車輌用灯具を実施するための形態について添付図面を参照して説明する。
以下に示した実施の形態は、本発明車輌用灯具をクリアランスランプに適用したものである。尚、本発明の適用範囲はクリアランスランプに限られることはなく、ヘッドランプ、テールランプ、ターンシグナルランプ、ストップランプ、デイタイムランニングランプ、コーナーリングランプ、ハザードランプ、ポジションランプ、バックランプ、フォグランプ等又はこれらの組み合わせであるコンビネーションランプ等の各種の車輌用灯具に広く適用することができる。
車輌用灯具1は、それぞれ車体の前端部における左右両端部に取り付けられて配置されている。
車輌用灯具1は前方に開口を有するランプハウジング2とランプハウジング2の開口を閉塞するカバー3とを備えている(図1参照)。ランプハウジング2とカバー3によって灯具外筐4が構成され、灯具外筐4の内部空間が灯室5として形成されている。
灯室5には環状に形成されたエクステンション6と一部がエクステンション6によって覆われた導光体7とが配置されている。
エクステンション6の内側の空間は透過孔6aとして形成されている。
導光体7は透明材料によって形成され(図2参照)、カバー3に沿う方向に延びる導光部8と導光部8の長手方向における両端部からそれぞれ突出された被取付部9、9と導光部8の一部から突出された板状部10とを有している。
導光体7は被取付部9、9が灯室5に配置された図示しない取付部材やランプハウジング2にネジ止め等によって取り付けられて灯室5に配置されている。
導光部8は長手方向に対して直交する断面形状において略円形状又は略長円状に形成されている(図2及び図3参照)。
導光部8の外周面におけるランプハウジング2側の部分には反射ステップ8a、8a、・・・が形成され、反射ステップ8a、8a、・・・が形成された部分が反射面11として形成されている(図3及び図4参照)。
導光部8には長手方向における両端部を除いて拡散ステップ8b、8b、・・・が周方向に連続して形成されている(図2及び図4参照)。拡散ステップ8b、8b、・・・は、例えば、導光部8の外周面におけるカバー3側の略半分の部分に形成されている。拡散ステップ8b、8b、・・・は周方向に連続して形成されている。
拡散ステップ8b、8b、・・・は光を内面反射させて拡散しながら長手方向に導く機能を有し、例えば、シリンドリカルステップに形成されている。但し、導光部8の内部で導かれる光は、拡散ステップ8b、8b、・・・に対する入射角度によってはカバー3側へ出射されるため、導光部8の外周面におけるカバー3側の略半分の部分は出射面12として機能する。
導光部8は、図2に示すように、長手方向における一端部がステップ形成部13として設けられ、ステップ形成部13に連続する部分が屈曲部14として設けられ、屈曲部14にステップ形成部13と反対側において連続する部分が延出部15として設けられている。
ステップ形成部13は略前後方向に延びる略直線状に形成され、先端面が入射面13aとして形成されている。ステップ形成部13の外周面には光制御ステップ13b、13b、・・・が周方向に連続して形成されている(図3参照)。光制御ステップ13bは、例えば、ステップ形成部13の長手方向に延びる凹状に形成されている。
光制御ステップ13bは拡散ステップであり、例えば、シリンドリカルステップに形成されている。ステップ形成部13において入射面13aから入射された光は光制御ステップ13b、13b、・・・によって内面反射されて拡散しながら屈曲部14へ向けて導かれる。
屈曲部14は、図2に示すように、例えば、ステップ形成部13に連続する第1の部分14aが略上方に凸となるように略90°折り曲げられた状態に屈曲された曲線状に形成され、第1の部分14aに連続する第2の部分14bが略下方に凸となるように略90°折り曲げられた状態に屈曲された曲線状に形成されている。従って、ステップ形成部13は屈曲部14に比し、屈曲の程度が小さくされている。
延出部15は略直線状に形成され、導光部8において最も長く形成された部分として設けられている。
被取付部9、9は導光部8の長手方向における両端部から突出されている。被取付部9、9はステップ形成部13と延出部15の先端部とともにエクステンション6によって遮蔽されている(図1参照)。
板状部10は屈曲部14と延出部15における屈曲部14側の端部から突出され、導光部8より厚みが薄くされた略平板状に形成されている(図2及び図4参照)。板状部10の先端部は、延出部15に略平行な第1の端部16と、第1の端部16の一端と延出部15とを結ぶ第2の端部17とから成る。第2の端部17の先端面は外方に凸の曲面17aとして形成されている(図4参照)。
灯室5にはステップ形成部13の入射面13aに対向する位置に光源18が配置されている(図5参照)。光源18としては、例えば、LED(Light Emitting Diode)等の発光素子が用いられている。尚、車輌用灯具1にあっては、延出部15の先端面が入射面として形成され、延出部15の入射面に対向する位置にも光源が配置されていてもよい。
上記のように構成された車輌用灯具1において、光源18から光が出射されると、出射された光はステップ形成部13の入射面13aから入射される。入射された光は光制御ステップ13b、13b、・・・によって内面反射されて拡散しながら屈曲部14へ向けて導かれる。屈曲部14には光が拡散しながら導かれるため、屈曲部14の各面に対する入射角度が大きく、出射面12から出射される光の量が多く(図5参照)、屈曲部14における輝度の低下が抑制される。
一方、屈曲部に光制御ステップ13b、13b、・・・が形成されていない場合には、図5に示す光Pのように、入射面13aから入射された光がステップ形成部13に沿って進行され易く、屈曲部14において内面反射される回数が少ないとともに屈曲部14の各面に対する入射角度も小さくなり易い。従って、この場合には、出射面12から出射される光の量はステップ形成部13に光制御ステップ13b、13b、・・・が形成されている場合に比し少なくなり、屈曲部14における輝度が低下し易くなる。
このように、車輌用灯具1にあっては、導光体7に出射面12が形成された屈曲部14と光制御ステップ13b、13b、・・・が形成され屈曲部14より屈曲の程度が小さいステップ形成部13とが設けられ、光制御ステップ13b、13b、・・・で制御された光の少なくとも一部が屈曲部14の出射面12から出射される。
従って、屈曲部14より屈曲の程度が小さいステップ形成部13に形成された光制御ステップ13b、13b、・・・によって制御された光が屈曲部14の出射面12から出射されるため、屈曲部14の出射面12から出射される光を制御して導光体7における輝度ムラの発生を抑制することができる。
尚、ステップ形成部13に光制御ステップ13b、13b、・・・が形成されているため、光が拡散されてステップ形成部13の外周面からも光が出射されてしまうが、ステップ形成部13はエクステンション6によって遮蔽されている。従って、ステップ形成部13から出射される光が車輌用灯具1における配光に影響を及ぼし難く、幻惑光の発生を防止することができると共に見栄えの向上を図ることができる。
また、光制御ステップ13bとして拡散ステップが形成されている。
従って、入射面13aから入射された光が拡散ステップによって拡散されてステップ形成部13の出射面12から出射される光の量が増加するため、ステップ形成部13の輝度が他の部分の輝度に対して低下され難く、導光体7における輝度ムラの発生を効果的に抑制することができる。
さらに、拡散ステップとしてステップ形成部13の周方向に連続して設けられたシリンドリカルステップが形成されている。
従って、入射面13aから入射された光がシリンドリカルステップによって拡散されてステップ形成部13の出射面12から出射される光の量が増加するため、ステップ形成部13の輝度が他の部分の輝度に対して低下され難く、簡素な構成によって導光体7における輝度ムラの発生を抑制することができる。
ステップ形成部13から屈曲部14に導かれた光の一部は、さらに延出部15へ向けて導かれ、延出部15の出射面12からも光が出射される。
一方、屈曲部14に導かれた光の一部は、屈曲部14から板状部10にも入射される。屈曲部14から板状部10に入射された光は第1の端部16又は第2の端部17へ向かい、第1の端部16と第2の端部17から出射される。このとき第1の端部16と第2の端部17では光の一部が内面反射されるが、第2の端部17で内面反射された光は延出部15の特定の領域部15aに向かい領域部15aから出射される(図6参照)。
このように第2の端部17で内面反射された光は延出部15の領域部15aから出射されるが、第2の端部17の先端面が曲面17aとして形成されているため、曲面17aから出射される光の量が多くされている(図7参照)。
従って、屈曲部14から板状部10の第2の端部17へ向かった光は曲面17aによって第2の端部17から出射され易くなっており、第2の端部17で内面反射される光の量が少なくなり、領域部15aから過度に光が出射されて領域部15aの輝度が他の部分に対して特に大きくなることがなく、導光体7における輝度ムラの発生を抑制することができる。
以下に、導光体7の変形例に係る導光体7Aについて説明する(図8乃至図12参照)。
導光体7Aは透明材料によって形成され、カバー3に沿う方向に延びる導光部20と導光部20の長手方向における両端部からそれぞれ突出された被取付部21、21とを有している(図8参照)。
導光体7Aは被取付部21、21が灯室5に配置された図示しない取付部材やランプハウジング2にネジ止め等によって取り付けられて灯室5に配置されている。
導光部20は長手方向に対して直交する断面形状において略円形状に形成されている(図9参照)。導光部20はランプハウジング2側の面が光を内面反射する反射面22として形成され、反射面22に反射ステップ22a、22a、・・・が長手方向において等間隔に離隔して形成されている(図10参照)。反射ステップ22a、22a、・・・は光を内面反射させて導光部20の長手方向に導く機能を有している。
反射面22の反射ステップ22a、22a、・・・間の部分はそれぞれ制御面22b、22b、・・・として形成されている。
導光部20はカバー3側の面が光を出射する出射面23として形成されている(図9及び図10参照)。但し、出射面23においても、出射面23に対する光の入射角度によっては光が出射面23で内面反射され導光部20の長手方向に導かれる。
反射面22の制御面22bは出射面23とは非平行な状態に形成され、出射面23に対して傾斜されている(図10参照)。尚、図10に示す点線Hは出射面23と平行な仮想線である。
導光部20は長手方向における両端面がそれぞれ入射面として形成されている。導光部20の各入射面に対向する位置にはそれぞれ光源が配置されている。
導光部20は、図8に示すように、略直線状の延出部24と、延出部24に連続され緩やかに湾曲された湾曲部25と、湾曲部25に連続された直線状の第1のステップ形成部26と、第1のステップ形成部26に連続された屈曲部27と、屈曲部27に連続された直線状の第2のステップ形成部28とを有している。
第1のステップ形成部26における屈曲部27側の端部には第1の光制御ステップ26a、26a、・・・が形成されている(図11及び図12参照)。第1の光制御ステップ26a、26a、・・・は反射面22に対して周方向に、例えば、90°乃至150°離隔した位置に形成されている。
屈曲部27は略90°折り曲げられた状態に屈曲された曲線状に形成されている。屈曲部27の外周面には拡散ステップ27a、27a、・・・が周方向に連続して形成されている。拡散ステップ27a、27a、・・・は屈曲部27の外周面のうちカバー3側の略半部に形成されている。拡散ステップ27a、27a、・・・は、例えば、シリンドリカルステップに形成されている。
第2のステップ形成部28における屈曲部27側の端部には第2の光制御ステップ28a、28a、・・・が形成されている。第2の光制御ステップ28a、28a、・・・は反射面22に対して周方向に、例えば、90°乃至150°離隔した位置に形成されている。
第1のステップ形成部26の第1の光制御ステップ26a、26a、・・・と第2のステップ形成部28の第2の光制御ステップ28a、28a、・・・は、光を屈曲部27の内周部27bに向けて内面反射させる機能を有している。
導光体7Aが設けられた車輌用灯具1において、各光源から光が出射されると、出射された光は導光部20の各入射面から入射される。
一方の入射面から入射された光は反射ステップ22a、22a、・・・によって内面反射されて延出部24から第1の光制御ステップ26を経て屈曲部27へ向けて導かれる。一方の入射面から入射されて導かれる光は導光過程において随時導光部20の出射面23から出射される。
第1の光制御ステップ26に導かれて第1の光制御ステップ26a、26a、・・・に入射された光は、第1の光制御ステップ26a、26a、・・・で内面反射されて屈曲部27の内周部27bへ向かう。
第1の光制御ステップ26から屈曲部27へ向けて導かれた光は拡散ステップ27a、27a、・・・で拡散されると共に一部が屈曲部27の出射面23から出射される。
さらに光は屈曲部27から第2の光制御ステップ28へ向けて導かれ、第2の光制御ステップ28の出射面23からも出射される。
他方の入射面から入射された光は反射ステップ22a、22a、・・・によって内面反射されて第2の光制御ステップ28から屈曲部27へ向けて導かれる。他方の入射面から入射されて導かれる光も導光過程において随時導光部20の出射面23から出射される。
第2の光制御ステップ28の第2の光制御ステップ28a、28a、・・・に入射された光は、第2の光制御ステップ28a、28a、・・・で内面反射されて屈曲部27の内周部27bへ向かう。
第2の光制御ステップ28から屈曲部27へ向けて導かれた光は拡散ステップ27a、27a、・・・で拡散されると共に一部が屈曲部27の出射面23から出射される。
さらに光は屈曲部27から第1の光制御ステップ26を経て延出部24へ向けて導かれ、第1の光制御ステップ26及び延出部24の出射面23からも出射される。
また、導光過程においては反射面22の制御面22b、22b、・・・に光が入射される。制御面22b、22b、・・・は出射面23に対して非平行な状態に形成されているため、車輌の内側から制御面22bに入射されて内面反射された光は、制御面が出射面23と平行な状態に形成されている場合に比し、車輌の外側に向かい易くなる。即ち、図10に示すように、制御面が出射面23と平行な状態に形成されている場合に内面反射される光Aは出射面23側に向かい易いが、制御面22bが出射面23と非平行な状態に形成されている場合に内面反射される光Bは反射面22における反射角度が光Aより大きくなり、車輌の外側に向かい易い。
このように導光体7Aにおいては制御面22bを出射面23に対して非平行な状態に形成することにより、光を車輌の外側に向かい易くしている。従って、光を車輌の外側に向かい易くすることにより、車輌の外部において車輌用灯具1から出射される光の視認角が大きくなり、車輌用灯具1に対する視認性の向上による安全性の向上を図ることができる。
一方、光を車輌の外側に向かい易くして車輌用灯具1から出射される光の視認角を大きくするために、反射ステップ22aの一部を出射面23に対して傾斜する傾斜面に置き換える方法もあるが、この場合には反射ステップ22aの出射面23に向けて光を内面反射させる部分の面積が小さくなり、出射面23から出射される光の量が低減されて出射光率が低下すると言う不具合が生じてしまう。
従って、上記のように、反射ステップ22a、22a、・・・間の部分を出射面23に対して非平行な制御面22b、22b、・・・として形成することにより、出射光率の低下を来すことなく車輌用灯具1に対する視認性の向上による安全性の向上を図ることができる。
上記したように、導光体7Aが設けられた車輌用灯具1にあっては、導光体7Aに、出射面23が形成された屈曲部27と、第1の光制御ステップ26a、26a、・・・と第2の光制御ステップ28a、28a、・・・がそれぞれ形成され屈曲部27より屈曲の程度が小さい第1のステップ形成部26と第2のステップ形成部28が設けられ、第1の光制御ステップ26a、26a、・・・と第2の光制御ステップ28a、28a、・・・で制御された光の少なくとも一部が屈曲部27の出射面23から出射される。
従って、屈曲部27より屈曲の程度が小さい第1のステップ形成部26と第2のステップ形成部28に形成された第1の光制御ステップ26a、26a、・・・と第2の光制御ステップ28a、28a、・・・によって制御された光が屈曲部27の出射面23から出射されるため、屈曲部27の出射面23から出射される光を制御して導光体7Aにおける輝度ムラの発生を抑制することができる。
また、第1のステップ形成部26及び第2のステップ形成部28と屈曲部27とが光の進行方向において連続して設けられ、第1の光制御ステップ26a、26a、・・・と第2の光制御ステップ28a、28a、・・・によって屈曲部27の内周部27bに光が導かれる。
従って、屈曲部27の内周部27bに導かれる光の量が増加するため、屈曲部27の外周側と内周側からそれぞれ出射される光が均一化され、導光体7Aにおける輝度ムラの発生を抑制することができる。
尚、上記には、長手方向における両端部がエクステンション6によって遮蔽された導光体7の例を示したが、例えば、以下の導光体7Bのように、エクステンション6によって遮蔽されていない状態において長手方向における端部30からも光が出射される構成も存在する(図13参照)。
このような導光体7Bにおいて、反射面31に長手方向に離隔して反射ステップ31a、31a、・・・が形成されている場合には、反射ステップ31a、31a、・・・で全反射された光が出射面32の特定の部分32a、32a、・・・に達し易く、部分32a、32a、・・・とこれらの間の部分で光束の粗密が生じ輝度ムラが生じ易くなってしまう。
従って、導光体7Bには出射面32に拡散ステップ32b、32b、・・・を形成することが望ましい(図14参照)。拡散ステップ32b、32b、・・・としては、例えば、導光体7Bの長手方向に延び周方向に並ぶシリンドリカルステップ(図15参照)、導光体7Bの周方向に延び長手方向に並ぶシリンドリカルステップ(図16参照)、マトリクス状に形成された魚眼ステップ(図17参照)等が形成されることが望ましい。
出射面32に拡散ステップ32b、32b、・・・が形成されることにより、反射ステップ31a、31a、・・・で全反射された光が出射面32において拡散ステップ32b、32b、・・・によって拡散され、出射面32から出射される光が均一化されて輝度ムラの発生が抑制される。
尚、シリンドリカルステップや魚眼ステップ等の拡散ステップ(図15乃至図17参照)は、上記したステップ形成部13の外周面に光制御ステップ13b、13b、・・・が形成された構成(図3参照)において、光制御ステップ13b、13b、・・・の一例として用いられていてもよい。即ち、光制御ステップ13b、13b、・・・が、図15乃至図17に示したシリンドリカルステップや魚眼ステップ等であってもよい。
1…車輌用灯具、7…導光体、8…導光部、10…板状部、11…反射面、12…出射面、13…ステップ形成部、13a…入射面、13b…光制御ステップ、14…屈曲部、14a…第1の部分、14b…第2の部分、15…延出部、17a…曲面、18…光源、7A…導光体、22…反射面、23…出射面、26…第1のステップ形成部、26a…第1の光制御ステップ、27…屈曲部、28…第2のステップ形成部、28a…第2の光制御ステップ

Claims (3)

  1. 光源から出射された光を入射する入射面と前記入射面から入射された光を内面反射する反射面と前記反射面で内面反射された光を出射する出射面とを有する導光体を備えた車輌用灯具であって、
    前記導光体に、長手方向に対して直交する断面形状が略円形状又は略長円形状にされた導光部が設けられ、
    前記導光部には、前記出射面の少なくとも一部が形成され所定の状態に屈曲された屈曲部が設けられると共に、前記導光部の長手方向における一端部が光制御ステップが形成され前記屈曲部より屈曲の程度が小さいステップ形成部として設けられ、
    前記光制御ステップで制御された光の少なくとも一部が前記屈曲部の前記出射面から出射され、
    前記光制御ステップとして拡散ステップが形成され、
    前記ステップ形成部において前記入射面から入射された光は前記光制御ステップによって内面反射されて拡散しながら前記屈曲部へ向けて導かれ、
    前記導光体には前記屈曲部に連続し前記屈曲部を透過された光が入射される板状部が設けられ、
    前記板状部は前記屈曲部から入射された光の進行方向における端面が曲面に形成され、
    前記板状部は前記屈曲部と延出部における前記屈曲部側の端部から突出され、前記導光部より厚みが薄くされた略平板状に形成された
    車輌用灯具。
  2. 前記ステップ形成部に連続する第1の部分が略上方に凸となるように折り曲げられた状態に屈曲された曲線状に形成され、前記第1の部分に連続する第2の部分が略下方に凸となるように折り曲げられた状態に屈曲された曲線状に形成された
    請求項1に記載の車輌用灯具。
  3. 前記ステップ形成部と前記屈曲部が光の進行方向において連続して設けられ、
    前記光制御ステップによって前記屈曲部の内周部に光が導かれる
    請求項1又は請求項2に記載の車輌用灯具。
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